- 314 名前:オーバーテクナナシー mailto:sage [2008/12/01(月) 16:42:37 ID:Zsb1phF9]
- 超シンプルにして考えてみた。
静止軌道にある衛星に、重さを無視できるワイヤーをつけて地面にくくりつける。 このままだと、静止衛星がエネルギーを失えば軌道が下がりはじめ、地球自転を追い越していく。 ワイヤーが斜め東方に傾いてエネルギーの分軌道が下がったところで落ち着く。 しかしワイヤーを伸ばしたり巻き取ったりしないなら、衛星が静止軌道位置に対し 前下方に落ちていく過程で、ワイヤー張力が働く。 この方向は・・・・下方向+西方向で、仕事としては逆に衛星速度を減速する方向では? たとえば静止軌道から1m/sだけ速度を失った場合、軌道周期は0.05日縮み、1日で1.2時間、 12kmずつ軌道前方へ流れていきます。よってワイヤーは東方に傾こうとします。 衛星速度が落ちることによる遅れもありますが、これは1m/s×24時間で86.4km。 ワイヤーはプッシュすることができないので(他の人が剛体云々と言っている点) ワイヤーが与えられる力方向は、下+西方だけ。失った速度を与えることはできない。 失ったエネルギーを与えるには、押し上げるか、東方にプッシュするしかないのだが、 それは何らかの方法で衛星が西に流れない限り無理なんです。 結果、エネルギーを失った衛星にワイヤーテンションをかければ、どんどん事態の悪化を招く。 次に、衛星が静止軌道ではなく静止軌道より少し上を、静止軌道の角速度で回っているとします。 この状態ではワイヤーにはじめからテンションがかかります。 この状態で衛星が速度を失えば、衛星は軌道運動をしていたわけではないので、 単に衛星が遅れ、回転速度が落ちる分遠心力(円軌道を取らせるための向心力)が落ち、 ワイヤーにかかるテンションが落ちる形をとる。その結果地上アンカーからの距離が同じであるという 条件だけに縛られ、衛星は地球に対し遅れ始める。 さっきと逆の形なので、結果、ワイヤーは衛星を加速でき、復元力を持ち得る。 地上に結ばれてテンションがかかっている軌道エレベータは後者に近いので、アンカーによる復元力はあり得るという結論になりました。 それがエレベータを中立に保てるのか、単に外力を弱めるだけでそれなりに傾いていくのかはまだわからんけど。 昨日は真逆のこと書いたけど、君子豹変させていただきますw
|

|