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寝取り・寝取られ総合スレ7



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/04(月) 05:40:35 ID:J6LYVIKC]
――他人の彼女、妻を寝取る。自分の彼女、妻が寝取られる。

どちらでもOKです。

職人さまの降臨をお待ちしております。

前スレ
『寝取り・寝取られ総合スレ6』
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190962894/

保管サイトさん
寝取り・寝取られ総合スレSS保管庫
ntrss.web.fc2.com/NTR/

226 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 06:43:06 ID:Z2vw4o70]
ROのエロ同人でNTRあったな

227 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/10(月) 14:01:51 ID:wEC9XJKm]
37.
ゴンドラをどうやって降りたかを、俺は覚えてない。
「処女をあげた」。
分かっていたとはいえ、真琴の口から直接聞かされた衝撃は大きかった。
純潔を奪われる瞬間、真琴はどんな表情をしていたのだろう。
どんな格好で、どんな声を出したのだろう。
女にされた後、真琴は、ヤツと抱き合ってどんな会話を交わしたのだろうか…。

俺が我に返ったのは、遊園地を出た広場に、風岡の姿を見つけた時だった。
「…!」
俺は、思わず、真琴を凝視した。
真琴は俺と視線を合わせなかった。俯いたままで、黙っていた。
…そうか。そういうことか。
「お帰り、楽しんだかい?」
風岡は俺たちに近づいて来ると言った。
俺は押し黙ったままでいた。真琴も、風岡と目を合わせていなかった。
「…ちゃんと、ヤスタケ君に話はした?」
風岡は、それでも微笑を浮かべて、今度ははっきり真琴に問い掛けた。
「…」
真琴がきっ、と目を上げた。
そこに一瞬、俺がよく知っている、気丈で凛とした真琴が、いたような気がした。
けれど、風岡と目を合わせると、あっという間にその目の光は喪われていった。
「…ん?」
風岡は相変わらず、微笑している。
「…し、た…」
真琴が小さい声で答えた。
「なに?」
風岡が間髪いれず、真琴を追い詰める。
「…ヤスタケ…くん、に、話をしました」
少し声を大きくして、真琴は、言った。
俺に「クン」付けなどしたことのなかった真琴が、風岡の前で俺をそう呼んだ。
「なにを?」
「…わたしたち…のこと」
俺は胸が引き裂かれるような思いで、しかし、二人の会話から耳を逸らすことが
出来なかった。やめろ、と叫ぶことも出来なかった。
「わたしたちのことって?」
「…」
真琴が一瞬、俺を見た。すがるような、怯えた子猫のような目だった。
でも、真琴はすぐに、風岡に向き直って言った。
「言いました。私が…龍介さんの女だって、ちゃんと、言いました」

228 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/10(月) 14:02:44 ID:wEC9XJKm]
38.
暮れ始めた冬の空気が、じょじょに冷たさを増していた。
けれど、俺は、身体の奥から燃え上がる嫉妬と、敗北の感情に打ちのめされていた。
身体が熱い。燃えるようだ。
「そう。ちゃんと言えたんだね。もうバージンじゃないこともちゃんと伝えた?」
風岡は、まるで俺などいないように、真琴に重ねて問いを続ける。
「…はい。伝え…ました」
真琴の声が潤んで来ていた。俺は驚いて、真琴の顔を見る。
俺が見たことのない真琴が、そこにいた。
自分を支配する圧倒的な存在を、認めてしまっているか弱い少女がそこにいた。
「まあ上出来かな」
風岡は満足そうに言うと、初めて俺のほうを振り向いた。
「真琴に、キミをデートに誘わせたんだ。いつまでも中途半端なのも良くないし」
「…」
「キミも、真琴から直接聞けば、分かってくれるかなって。真琴には、ちゃーんと
自分の気持ちを正直に伝えろ、って言ってあっただけで、俺は何も指示してない」
俺は、何も言えずにいた。屈辱で顔が赤く染まるのを感じた。
「…まだ納得してないかなぁ…」
風岡はふふっ、と笑った。
「…まあ、寒いしさ、こっちに来ないか」
風岡は、歩き始めた。広場の片隅にある、コインロッカーが設置してある建物の方へ。
「真琴も来なさい」
風岡が少し強い声で言うと、真琴は、初めて、動き出した。
俺の横を足早に通り過ぎ、風岡の方へ向おうとする。
そのとき、風岡が、真琴に顎をしゃくって見せた。まるで犬にでも指示するように。
真琴はぴくりとして、足を緩めた。そして、俺の隣をゆっくりと歩き出した。
けれど、決して、俺のほうを見ようとはしなかった。
閉園時間を30分以上が過ぎたコインロッカーの建屋には、もう人が疎らだった。
風岡は、その廊下を、奥へ奥へと、進んでいく。
やがて、他に人影のないロッカーの並ぶ一角へ入り、足を止めて振り返った。
「ここで、ハッキリさせておこうか」

229 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/10(月) 14:03:23 ID:wEC9XJKm]
39.
「…なんのことだ」
俺は声を振り絞った。
「真琴、こっち」
風岡が命じると、真琴はするっと俺の横をすり抜け、風岡の方へ歩いていく。
「お前が悪いんだぞ、真琴」
風岡は、子供を叱るように言った。真琴は俺に背を向けたままで、立っている。
「思わせぶりな態度を取りつづけるから、彼を辛くさせるんだよ」
「…」
「お前のダメなところは、八方美人なとこだって、教えただろ?」
「…ごめん…なさい」
「俺に謝っても仕方がない。ヤスタケ君に謝らないと」
「……」
真琴はそう言われて、しばらく、動かなかった。
「ほら」
風岡が促した。やがて真琴は、意を決したように、こちらを振り向いた。
真琴が俺を見つめて、立っている。その後ろに、風岡が立っている。
いったい、俺は何をしてるんだ。なぜ、こんなことになったんだ。
俺は混乱していた。喉の渇きを強く感じた。
「ヤスタケ…く、ん」
「…真琴…」
「ごめんなさい…真琴は、八方、美人で…」
「…」
「ずっと、ヤスタケく、んに…思わせぶりな…態度を、取って…反省しています…」
騙されるな。これは、すべて風岡のシナリオだ。騙されるな。
真琴の目に、涙が浮かんでいた。
「…真琴!」
俺は叫んでいた。
「やめろよ、そんなの、お前の本心じゃない!」
「…」
「そんな関係が恋愛のわけないよ!…戻って来いよ、真琴!」
風岡が、真琴の背後で、口を歪めて笑うのを俺は見た。
「ちがう…の」
真琴の声がした。その声が、妙に色っぽく潤んでいて、俺はぎょっとした。
声だけじゃない。真琴の目も潤み始めていた。顔がピンク色に上気してきている。
それだけじゃない。真琴は、いつしか、全身を小刻みにブルブル震わせていた。
「わた、し…もう、昔の、私じゃ、ない…」
真琴の息が上がり始めている。何かがおかしい。
俺は風岡を見た。ヤツは、まだ薄笑いを浮かべたままだ。
ヴィーン…
かすかに、モーターのような音が、どこかから聞こえた。
「…は、うんっ!…」
次の瞬間、真琴の口から叫びが漏れた。こらえきれない…そんな叫び。
「…?!」
「…や、やぁあ…っ、龍…介さ…」
真琴が、全身をビクビク痙攣させながら、両手でスカートの上から、股間を、抑えた。
「…真琴?!」
「…ク、イク…っ!…」
真琴は、確かに、そう口走った。それから、腰が砕けるように床に座り込んだ。


230 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/10(月) 14:04:22 ID:wEC9XJKm]
40.
呆然と真琴を見つめるしかない俺の姿は、風岡からはさぞ間抜けに見えただろう。
「ほら」
崩れた真琴の両脇に手を入れて、風岡は強引に、真琴を抱き起こす。
「……」
真琴はされるがままに、必死で立ち上がった。はぁはぁ、と荒い息を衝いている。
「…驚かせたね、ヤスタケ君、ごめんごめん」
風岡は言った。
「…ヤスタケ君に見せてあげな」
「…や、いやぁ…!」
真琴は、かぶりを振って、風岡にすがりついた。
俺に背を向ける真琴は、風岡に「守ってください」というように、風岡の両腕を掴み、

その胸に顔を埋めていた。
風岡は、真琴のその耳に、口をつけて、何事かを囁いた。
目は俺のほうを見たまま、真琴の耳朶に、まるで魔法をかけるかのように言葉を
吹き込んでいる。
やがて、真琴が、こくん、と頷いた。
真琴はまた俺のほうを振り返って、しっかり、自分の足で立った。
「ヤスタケ…くん…」
「…」
「わたし、龍介さんが大好き…嫌われるのは、絶対イヤ…なんだ」
真琴は、そう言いながら、少し身を屈めた。
「龍介さんがね…こうしないと、私たち…絶対、救われないって…」
その両手でワンピースのスカートの裾を…摘んだ。
「私たち…相思相愛…だったんだよね…バカみたいだ」
真琴はまた泣いていた。
けれど、熱に浮かされたように、そのスカートを徐々に上にたくし上げていく。
「…な、なにを…真…琴?」
真琴の白い、形の良い足が、丸見えになっていく。
白のパンプスを履いた足。くびれた足首。
いつも、水泳に一緒に行ったときに見ていた膝小僧。
そして、まだ幼さを残した太腿…
「こんな私が、男勝りで…気が強くて、しっかり者だなんて…笑っちゃうよね…」
真琴は、もう、ためらおうとしなかった。
「…龍介さんがいないと…何も出来ない、ダメなただの女の子なのに…」
俺が写真でしか見たことのない部分まで、真琴は一気にスカートをたくし上げた。
真琴の股間が、赤く見えた。レース生地、だ。
真っ赤な、けれど、透けたレースの下着を、真琴は履いていた。
15歳の少女には、とうてい似つかわしくない、淫らな、下着だった。
まだ生え始めたばかりの黒い繁みが、レース越しにはっきりと見えていた。
異様なのは、下着だけではなかった。
真琴の陰毛の上に、医療用のテープが貼られていた。
そのテープの間には、ピンク色の丸いものが留められている。
そして、真琴の股間からは、電気のラインのようなものがぶら下がって、揺れていた。
それくらいの知識は、俺にもあった。
真琴は、今日一日ずっと…風岡に、淫らな器具を装着されていた。
「…ヤスタケぇ……ごめん……」
真琴は、その時、確かに“俺”を呼んだ。そして、ぽろぽろと涙を零した。

231 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/10(月) 14:06:00 ID:wEC9XJKm]
ブツ切れですみません!とりあえず、ここまでで!

いやあ、しかし…どうオチを付けるつもりなんでしょうか…w


232 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 14:52:57 ID:rkBiSJAs]
もう死ねよ風岡マジで。ヤスタケ頑張れ!

233 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 15:35:11 ID:5J8ZE4Cr]
久々に寝取られ小説を読んでいるという実感がある
アフターが重要になる良い小説を

234 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 15:36:30 ID:2jlTbLpz]
相変わらずいい仕事振りだぜ職人。
続きを楽しみにしてる。

話が面白いと、待つことも楽しいわ。こう、焦らされてる様でw



235 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 15:52:26 ID:hTsJwHIp]
寝取られ感というよりバカップルのPLAYにつき合わされてる感じだな。
やっぱり前言ったが、ヤタスケはおめでとうと祝福した上で変態PLAYに巻き込むのなら
警察と真琴の父親にチクると家庭教師と真琴に釘を刺しておくべきだった。

236 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 19:18:21 ID:d0kRcp4k]
最高ですね。そのまま救いのない方向でお願いします。

237 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 21:37:02 ID:NHF5oKWc]
俺がヤスタケだったら、もうこの時点でぶん殴ってるなw
寝取られ主人公の宿命として、突っ立ってテリーマン役に徹さねばならんが・・・w

238 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 21:38:16 ID:izkD2pcs]
知っているのかテリーマン!!

主人公の捲土重来に期待。

239 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 21:57:35 ID:7pCCAOVn]
素晴らしい・・・このままこっちが欝になるほど素晴らしい
是非最後まで読んでその辛さにのた打ち回りたいものだ

240 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 22:44:02 ID:NA8xCKov]
風岡より真琴をぶん殴って、こんな女好きだった自分にさよならしてもらいたい
ところだがヤスタケには無理なんだろうなw

241 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 22:55:21 ID:UjjvGj0E]
さすがは師匠だ。
ヤスタケの前で風岡が真琴を調教しますが無害です。
ヤスタケは勃起していますが無害です。

参加なんかはさせません、見せるだけです。

ああ、希望としては真琴の家に風岡婿入り、ヤスタケは実家にも寄りつけないというのがいいなあ。

242 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 23:42:33 ID:icGWkIXI]
職人氏、乙です。

しかし何て言ったらいいんだろうなあ・・・GJなんだけど期待はずれでもある。
路線じゃなくてね、この前まで「もしかして職人の原体験がベースじゃね?」
っていうくらい現実感があったから違和感が激しいのよ。
2ヶ月そこらでそこまでするJCいるか?と。
これまでがあるだけに今日のような展開は後にとっておいて欲しかったというのが正直な感想です。


でもGJでした。仕事の会議を抜け出してヌキますた。

243 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 23:46:31 ID:7TgzCbGr]
>>242
仕事しろよwww

所で風岡はいつダンプに撥ねられるんですか?

244 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/10(月) 23:53:47 ID:N6Gvk3om]
>>243
先生……次は、誰を寝取れば……



245 名前:242 mailto:sage [2008/03/11(火) 00:18:57 ID:aCawMk3w]
>>243
出席者同士で口論になって会議どころじゃなかったんだよw

246 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 00:21:52 ID:1ZVUL2IR]
風岡にいつ捨てられるのかと思うとwktkが止まりません
てか、一番の原因は娘の家庭教師に男を連れてきた真琴父だけどなw

247 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 00:36:21 ID:QLlfnGQ/]
しっかし「一番悪いのは風岡だ」つー類のレスが付かん当り風岡は読者的には当て馬程度な役割なんだなあw
氏ねとか車に撥ねられろとか阿部に掘られろとかはあるみたいだがな。

248 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 00:53:22 ID:bVrSmZw4]
風岡に悪いとこはないからな。
ヤスタケが勝手に嫉妬して突っかかってるだけだし
今のところは。

249 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 00:59:41 ID:aCawMk3w]
落ち着いて改めて読み返してみると龍介が不気味だ。
調教というより洗脳という表現が合うような真琴の振る舞いだもんな。
マジで着地点どうする気よ?>職人

250 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 01:04:14 ID:fDWR8ewG]
いや、頼んでも無いのにハメ撮り画像見せられたり
野外プレイにつき合わされたり散々だろw
主人公にしてみたら、二人で勝手にやってろって感じだ。

251 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 01:08:21 ID:ZlpSTpOi]
でもヤスタケには「横からかっさらわれた感」があるからもう最後まで付き合うしかないんですよ。

252 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 01:17:29 ID:M2OBcAve]
素晴らしい構図だな。
俺はこの寝取りに感動して軽く泣いた。
ビューティフルだ。

253 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 01:25:19 ID:IQInQz8o]
>>250
ヤスタケはハメ撮り画像で思いっきり抜いてる。
ここら辺がばれたら、真琴は二度と帰ってこなさそうだw


254 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 01:40:07 ID:716wkCbE]
そのあたりは職人におまかせするしかないね。



255 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 06:34:51 ID:YMAAdUzv]
蝶BADENDでおながいします。

256 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 07:31:58 ID:WfL/mnwS]
蝶逆襲ENDでおながいします。

257 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 07:47:26 ID:gXOJYBvV]
>>231
乙。どんなラストであれ職人の書きたいように悔いのないように書いてほしいな
こういう良作を見ると自分も何か書いてみたくなってくるな

258 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 08:20:00 ID:OgFNQAxO]
これだけ長くて良い書き物は寝取られ部分の切り抜きだけの幕切れには
なって欲しくない。結末とその後を書いて完結して欲しいのは要望


259 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 14:42:59 ID:K8KII0EB]
真琴が風岡に堕とされた過程が読みたい!!
そこが読めれば、この後の展開がどうなろうと大満足です。

260 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 16:50:15 ID:aCawMk3w]
>>259はNTRが好きなのかと問い詰めたい

261 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 17:14:44 ID:QLlfnGQ/]
>>260
『知らない内に自分の手の届かない所まで
自分の好きな娘が調教されちゃいました』
ってシチュエーションもNTRの1要素と思うし、
俺は解らないでもないぞ。

262 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 17:53:30 ID:T0Bqenxl]
ヤジロベイもどきへたれ杉

263 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/11(火) 18:04:22 ID:NYjU7DLr]
ヤスタケがトテモ自故中なすとーかーや労に見えたのは俺だけか?


264 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 18:05:15 ID:HiUAyHiu]
半ば強引に犯す最中で言葉巧みに思考誘導したんだろうな〜。

不意打ちでファーストキス奪って「空手実力者なのに抵抗しなかったのは俺のことが好きだからじゃない?」
と錯覚させて
処女喪失のショックで頭が真っ白になってる最中に「もうヤスタケ君のところへは戻れないよ。君もわかってるんでしょ?」
と決め付ける。
そういう風にして気丈な彼女の精神をグズグズに溶かして自分に身も心も依存させたんだろうなぁーニヤニヤ



265 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 18:32:21 ID:dpiBLePJ]
今一かなぁと思えたお話も最初に主人公と真琴の日常パートからしっかり描いた後に
>>264の描写を描いての寝取られ作品なら神作品になっていたのだろうな。

266 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/11(火) 19:21:51 ID:sRlGVNKn]
真サンタ、マダー?

267 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 19:30:51 ID:AetYWGeM]
本来結ばれるはずであった二人が寝取り野郎のせいでズタズタになるのは確かにくる。
けど、それを乗り越える描写もスカっとしてて大好き。
この掲示板的には寝取られ後の寝取りということになるだろうが。
踏ん張りどころだなw作者もヤスタケも。

268 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 19:36:42 ID:QLlfnGQ/]
>>267
紆余曲折を経て元鞘ってのも絆が強まった感があっていいな。

結局破局してしまうにせよ、取られた男が精神的に成長してくれたら
それはそれで救いになるとも思うな。

269 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 20:29:05 ID:OgFNQAxO]
元鞘嫌いの人もたまにこのスレで見かけるけど、寝取られあっての元鞘は大好き

270 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 21:26:22 ID:yFjgeci7]
そうは言うけどこのスレで元鞘ネタなんてあったっけ?

271 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 21:32:04 ID:QLlfnGQ/]
>>270
ここに来て日の浅い俺は見た事は無いな。
しかし有ったら有ったでそれも面白いと思う。

272 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 21:37:02 ID:Kb7vPQzA]
でもその辺書き込んでくと、嫉妬・三角関係スレと区別つかなくなってくるんじゃ…
まあ、内容がカブってるスレなんて他にもいっぱいありますけどね

273 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 21:55:40 ID:AetYWGeM]
寝取られのエロをピックアップしてたり、主人公がヘタレだったりする話ばかりだからな。
今回の話みたいに頑張ってる主人公や、比較的きっちり状況や心情が描写されてる話は見たことないし。
丁寧に描写されてる分、寝取られで救いようのない結末には逆に違和感を感じるかもね。
こっから元鞘な話にもってくには主人公のもう一段階の覚醒が必要だけどw

274 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 23:15:14 ID:SY5epOlx]
何気に真面目に語り合ってていいスレだな
これもいい作品が投下されたおかげか



275 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 00:22:47 ID:xu13699R]
こっち絶望の底に落としてくれるような展開を期待してるぜ!

276 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 00:25:25 ID:PJg7k9eU]
絶望の底どころか解脱してしまいたいね!

277 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 08:00:01 ID:SH3IT+Tw]
風岡はどうでもいい存在だな。寝取り小説でもないしね
主人公からみれば憎悪しかないんだろうけど

278 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 09:15:35 ID:WEtpjd6e]
作者も混じってヨイショしてるからなw

279 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 12:53:36 ID:fX+zyfyj]
>>278
自分好みの展開にならなくて口惜しい脳〜ですかw

280 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 13:20:29 ID:0w8tl+PE]
突然風岡に捨てられ、真琴が泣きながら主人公の所へ
そのまま昔話で盛り上がりエッチして付き合うことに。

その後、風岡が真琴の前に現れ主人公に内緒でエッチする。
風岡がメールや電話、ビデオなどで主人公に報告。

真琴は普段通り主人公と接する。
真琴は主人公にばれていると思わない。

その後も主人公の目の前で真琴の携帯にメールが入る。
風岡は主人公とのデートの日を中心に真琴にメールを送る。
主人公に嘘を言って風岡のところへ行く真琴。
しばらくして風岡からメールが入る。
メールに画像が添付されている。風岡とのキスシーン。

主人公は真琴との恋人の関係が壊れたくないがうえに、
真琴と風岡とのエッチを黙認する。

真琴は風岡とのエッチした次の日は、いつもかわらず普段通り明るく
接するのだった。主人公に申しわけないそぶりはひとつもみせずに。



281 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 13:33:55 ID:0w8tl+PE]
真琴はデートの日、よく遅刻するようになった。
10分〜30分。長くて1時間とか。
それは、全て風岡とやっているからだ。

全て写メールなどで風岡から報告がくる。

その後、なにくわぬ顔で真琴が遅れてごめんとやってくる。
そのなにくわむ顔をした10分前までお前はあいつのちんぽをしゃぶっていたんだろ。
それを喉まででかかったが、やはり真琴と別れたくない気持ちが強すぎて
声に出す事はできない。

真琴が俺が怒っているのかと心配になり、
ごめんねと顔を近づけキスをする。

かすかだが精子のニオイと味がしたようなきがした。


というオチになってくれたら俺好み。



282 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 13:37:19 ID:Gl4PmKGK]
>>280
そこまで妄想できんならSS書いてくれ

283 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 13:57:39 ID:sbApfXcK]
嫌がらせじゃないんなら、投下中の作品のそういう長文妄想やめようぜ。
作者が書きにくくなりそう。


284 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 19:41:44 ID:cmtFAfV8]
アンチも涌くようになったら本物



285 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 21:56:41 ID:K+OyyWWu]
このスレで困難乗り越えて元鞘の清々しい後味の小説は読んだことないわけよ。
寝取り寝取られなんでどうしても憎悪が伴うから。
でも、雨の中傘を差さずに踊る人間がいてもいいと思うんだ。
つまり今回に限っては寝取り返しを読みたいわけさ。

286 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 22:03:09 ID:45F/eiVB]
自分で書けばいいじゃない

287 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 22:58:27 ID:bBpvudmT]
長文妄想の人もSSの才能有りまくりだよ
オリジナル作品を読ませて欲しいよ

288 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 23:04:14 ID:HwifRk7b]
大きなヤマ場を迎えてるから後でね。
仮に>>280が良SSを投下したとしても今のタイミングでは嵐扱いされかねないよ。

289 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 01:07:48 ID:MuUWd/ti]
なんでだよwそんな自分勝手なルール作るなよ

290 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 03:57:35 ID:CRsiESmy]
展開の予想や改変やめれ、なら分かるんだが
オリジナルの投下も後にしろっておかしいだろw

291 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 04:08:09 ID:JtfXMf9F]
まあおまいらケンカなんて下らん事してないで仲良く職人の投下を待とうぜ。

雰囲気悪いと投下する方も気が引けるだろうぜ。

292 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 07:43:04 ID:zQS/goTp]
とりあえず幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeYは投下した後
日の終わりにでももう一度なんでもいいから同じIDでレス書き込め。

293 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 07:48:07 ID:JtfXMf9F]
>>292
それって何の意味があるんだ。
逃亡防止とかか?

294 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 07:53:42 ID:9XCgGpL1]
>>292
自演を疑ってるみたいだけど、それって意味あんの?
感想なんて人それぞれでしょ?



295 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 09:52:47 ID:N8FdlrcU]
>>280-281
マグロの一本釣りというサイトにそんなシチュエーションのっSが掲載されていた。
そこを紹介したかったのだが、もうつぶれていたようだ。


296 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 12:39:47 ID:J2XZkI7X]
『自演乙』荒らしが出てくるようになったら本物

297 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/13(木) 12:57:09 ID:omjIqp8M]
>>295
またずいぶん懐かしい
あのスレどうなったんだろう

298 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 00:13:52 ID:pGHGbAF/]
>>295
アーカイブ探すからURLくれ

299 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 00:24:40 ID:nhql+krm]
295じゃないけど…

つ ttp://members2.jcom.home.ne.jp/maguro1234/he/he.html
保存する前に消えちゃったんだよなぁ
割とすぐに消えたからWebArchiveではHitしなかった


彼女or片想いの娘が犯られてしまうゲームを製作スル?
set.bbspink.com/test/read.cgi/erocg/1127728987/l50

>786 名前:777 投稿日:2005/11/10(木) 00:15:45 Mn3UTOTt
>なんか混乱させてしまったようで申し訳ないです。
>自分としてはゲームにすることは考えてないですが、
>誰かがやってくれるならこれをプロットにするなり、
>改変するなりしてもかまいません。
>
>でもゲームにするのを考えてないのなら、
>エロパロのほうに投下すべきでしたね。
>板違いすみません。

作者は↑のように言ってるんだけど、再配布は駄目なんかね?
そもそも保存してる人がいるかも怪しいけど

300 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 00:30:30 ID:qZIrvzKL]
なつかしいなー、あれは絵もあってなかなかいい作品だった。
以前サルベージしようとしたけどうまくいかなかったんだよな・・・

301 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/14(金) 11:30:28 ID:8zSj0HnY]
41.
「…風岡!」
俺は夢中で叫んでいた。
「もうやめろ、真琴に、これ以上…!俺は絶対、許さない」
風岡は、やれやれ、という表情をしてみせた。
「ここまでハッキリさせたのに、キミも分からないヤツだなぁ…」
真琴を泣かせるヤツは俺の、敵だった。ずっと、ずっと昔から。
「真琴、スカート下ろしていいよ」
風岡の許しを得て、真琴がのろのろとした動作で、スカートを元に戻す。
下を向いたままで、その肩は震え続けていた。
「…分かったよ」
風岡は言った。
「…僕を許せないなら、真琴のご両親に、全部話すといい」
予想外の発言だった。真琴の身体がぴくりと動いた。
「僕はそれで終わりだな。4月からの就職の内定は取り消し。大学も退学処分…。
「……」
「まあ真琴も親に大目玉を食らうだろうし、かなりデメリットを背負うだろうけどね…。
いずれにせよ、僕の将来は全部キミが握ってる」
真琴の背負うデメリット。その言葉は、俺を確実にたじろがせた。
「なのに、なぜ僕がキミに、ここまでしてみせると思う?」
まずい。また、風岡のペースに巻き込まれていく。そんな自分を感じた。
「僕が、真琴のことを本気で好きだからだよ」
嘘だ。俺は唇を噛んだ。
けれど、風岡のその言葉に、真琴は弾かれたように顔を上げた。
その表情には、明らかに、喜びの感情が浮かんでいる。
「僕としてはさ…ヤスタケくんが怖いんだよなぁ」
「…怖い?」
「うん。俺よりも真琴との付き合いは長いし、今でも真琴を想ってる。
いつ、真琴を奪われるか、分かったもんじゃない」
「…」
「そりゃあ、僕は真琴を信用してるけどね」
「僕も春からは就職だし…生活の基盤もできる。真琴との将来だって、数年後には…と、
真剣に考えてるんだ」
「でも、キミの真琴への強い執着を見ているとさ…真琴が、心変わりしてしまう可能性も
十分に」
「…そんなことないっ」
風岡の言葉を途中で鋭く遮ったのは…真琴だった。
「龍介さん…そんなことない」

302 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/14(金) 11:33:19 ID:8zSj0HnY]
42.
真琴は、風岡をじっと見詰めていた。
「私、心変わりなんて…しない」
だめだ。俺は暗い絶望を覚えながら、そんな真琴に目を向ける。
風岡は、巧みな誘導で、風岡と真琴の恋愛に俺が横槍を入れている構図を
完成させようとしていた。
「…ヤスタケ、く、ん」
真琴が顔を上げて、こちらを見つめてくる。
「…私に、幻滅したよね…ごめんなさい…」
「真琴」
「でも、隆介さんの…言うとおり、だと思う」
「…」
「わたしたち、ずうっと幼馴染で…内心、ずっと好き同士だったよね…」
「真琴」
「でも、もうダメなんだよ。幼馴染以上になっちゃ…ダメなんだ」
「やめろよ…真琴」
「おねがい…私と、龍介さんを…そっとしておいて。それに…」
真琴は、小さいけれど、意思の通った声で言った。
「龍介さんは、大事な時期だから…」
「…真琴」
何でこんなことに。俺は混乱した。どうすればいいのか判断できない。
しかし、俺の選択肢が、極限まで狭められたことは分かった。
この状況で、俺が真琴との繋がりを保ちつづけるためには、真琴の純粋な
幼馴染に徹し、ふたりの恋愛を認めてやるしか、ない。
「…後悔…しないのかよ…ほんとに」
俺が力なく問いかけると、真琴は、やや間を置いて、そして、頷いてみせた。
二人を認めてしまった。俺と真琴はただの幼馴染であり、俺は決して真琴に
ちょっかいを出したりしない。そういう関係が、いま、成立したのだ。
「いやぁ、安心したよ、ありがとう」
風岡がそう言いながら、大げさなジェスチャーで俺に歩み寄ってきた。
「まあ、僕も少しやり過ぎたけれどさ…キミさえ分かってくれたら。
真琴のことは、全部俺に任せてくれていいから」
まるで親友に対するように、風岡は俺の肩を抱きかかえる。
そして、真琴には見えない角度で、にやりと俺に笑いかけた。
「…っ」
「まあ、悪いようにはしないからさ…これから、楽しみにしてなよ」
真琴に聞こえないほどの小声で、ヤツは俺の耳元に囁く。
そして、仲直りと言わんばかりに、俺の手をぎゅうっ、と握ってきた…。

303 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/14(金) 11:36:30 ID:8zSj0HnY]
43.
俺と真琴は、帰りの電車の中にいた。
風岡とは、遊園地の最寄の駅で、別れた。
俺たちは、座席に隣り合って、ずっと黙り込んでいた。
都心から俺たちの住む衛星市の駅へ向う電車は、一日の行楽を終えて帰宅する
家族連れや、楽しそうなカップルでやや混み合っていたが、大きなベッドタウンの
駅を過ぎて、車内の人影は疎らになっていた。
(…結局、俺は風岡の仕組んだ舞台で、ヤツの思うように踊らされたのか)
敗北感と、この一日の疲れが、どっと押し寄せてきていた。
真琴の横顔を盗み見る。
俺と同じ様に疲れた表情ではあったけれど、その瞳には、全ての秘密を幼馴染と
共有し、認めてもらったという安心感のようなものが漂っていた。
「…ヤスタケ、くん」
やがて、真琴が、ぽつりと口を開いた。
「…二人きりのときは、ヤスタケ、でいいよ」
俺は言ったが、真琴は、少しだけ笑って、かぶりを振った。
その笑顔は弱気で、俺の知っている真琴の弾けるような笑顔でないことが哀しかった。

刷り込まれた風岡への“忠誠”。
それが、今の真琴のすべての行動の規範なのだろう。
「…ありがとう」
真琴は、それだけを続けた。
「…お前の、恋愛だし…。俺は、誰にも、何も言わない」
俺はそう言うしかなかった。けれど幼馴染としての忠告くらいは許されるだろう。
そう思って、言葉を続けた。
「でも、今日みたいな…あんな…何でも言いなりになるようなのは…良くない」
「…………うん」
「それに…ひ、避妊、とか…ちゃんと、してるのか?…」
俺の言葉に、真琴は少し驚いた表情になって、俺を見あげた。
その顔は、羞恥のせいで真っ赤に染まっている。
この表情を、俺のために、見たかったな…とふと思う。
「だってよ…お前だって…もう、あ、赤ちゃん、産める身体なんだろ…」
そんなことを言いたくはなかったのに。
なんでこんな分かったようなことを、大人ぶった台詞を俺は吐いてるんだ。
真琴の生理の周期すら知らないくせに。
けれど、俺は風岡に許された範囲で真琴との繋がりを持ち続けるしかないのだ。
「………そう…そうだよね」
真琴は、しばらく考えたあと、それだけを言った。
でも、その言葉は、真琴が避妊をせずに風岡に抱かれている、ということを如実に教えている。
「…ありがと、ヤスタケ、くん」
俺と真琴の関係は、「ただの幼馴染」として明確に定義された。

真琴とは家の前で、手を振って別れた。
俺は自分の部屋へ入りドアを閉めると、ズボンの右ポケットに手を差し込んだ。
その中にあるものを、取り出す。
俺は、無言で、手の中にあるものを見つめた。
あのロッカールームで、風岡が俺と握手する振りをして、握らせたもの。
それは、黒く細長い、USBメモリだった。

304 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/14(金) 11:41:09 ID:8zSj0HnY]
44.
真琴を奪われる。
それは避けられないと知った瞬間から、俺の精神は、変調をきたしていたのだろうか。
もう真琴を恋人として奪い返すことは出来ない、と絶望した時から。
心の片隅に、黒く点った炎。俺はその炎から、目が逸らせなかったのだ。
真琴を思いやる気持ちを誇りにしていたはずの、俺が。
あのロッカールームで、動揺の真っ只中にいる俺に、風岡は、これを握らせた。
その時、俺の心の中をよぎったものは……邪な期待と、黒い欲求だった。
風岡が、内緒で俺に渡すからには、データ内容の察しはすぐに付いた。
このUSBを証拠に、もう一度、風岡を糾弾することも、俺には出来たはずだった。
「真琴、これを見ろ!お前は遊ばれてるんだぞ!」…と。
だが、それをしなかった。いや、たとえ、したところで。
…風岡は勝算なく、危ない橋を渡ろうとはしないはずだった。
思えば、俺は以前から、風岡に与えられた真琴の写真を、俺の汚れた欲望の
処理のために、使ってきているのだ。何度も、何度も。
風岡に抱かれる真琴の姿を見ながら、俺は、自慰を繰り返している。
そんな俺に、風岡を責める資格があるのか。
それに、そのことを逆に風岡から指摘されてしまえば。
俺の携帯には、風岡から時折送られてくる真琴の痴態が、もう十枚以上は
格納されていた。
つまり、俺はすでに、風岡と結託して、真琴を、凌辱しているも同じではないか。
その事実を、真琴に知られたら。
幼馴染でさえ、俺たちは、いられなくなるかも知れない。
(…真琴は、どうせ俺の手には戻ってこないんだ。)
そんな思考が、よぎった。
風岡の目が、狡猾に笑っていた。俺に悪魔の取り引きを持ち掛けて来ていた。
真琴を諦めろ、その代償に、真琴がどういう女か、俺が見せてやる、と。
俺は、その誘惑に勝てなかった。
ヤツが握らせたUSBをそのまま、俺は受け取っていたのだ…。
「なにが、避妊くらいしろ、だ…偽善者め」
俺は自分でも気付かぬうちに、ぽつりと、そう呟いていた。
一人の部屋に戻った時から、いや、真琴と別れた瞬間から。
俺の陰茎は、すでに、痛いほどに勃起していたというのに。
俺は部屋の電気を付けずに、パソコンを起動した。
モニターの白色の光が、やがて、俺の影を部屋の壁に黒く浮かび上がらせた。
そして俺は、手にしたUSBメモリを、接続口に差し込んだ。



305 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/14(金) 11:43:27 ID:8zSj0HnY]
どうもです。
いや。もっと書き出す事前に構成をちゃんと練っておくべきだった、と後悔する日々…今回はきつかった。
エロなしでスミマセン。
皆さんからの書き込みを見せて頂いて「うわ〜そうすりゃよかったよな〜」と身悶えするも
もはや引っ込みはつかず、このまま突っ走るしかありませんがwww

いつも短い更新でスミマセン。とりあえず、ここまでで。

306 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 12:56:53 ID:ocM3yTxN]
おお、続きが来てる!
いつもながらGJですなあ、風岡の誘導が巧みというか…
勝手に巻き込まれた挙句
>おねがい…私と、龍介さんを…そっとしておいて
とか言われてるしww
ハメ撮りもらったら普通抜くし、罪悪感感じてる主人公が純粋で泣けるw


307 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 12:58:41 ID:kLsmOh3u]
GJJJ。
ヤスタケも落としたか……風岡の一人勝ちだな、こりゃあ。

308 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 13:01:07 ID:6mTBDxVs]
全てが決着の様相を見せたし、そろそろエピローグかな
こうなった以上、ヤスタケがどれだけ黒くなるかに期待
まあ、そうはいっても主人公も悪い奴ではないだけに今後に注目しておく

309 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 13:02:48 ID:IG7750Up]
いつもどおりの終わりになるかな?
黒いのも見てみたいがw

310 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 14:03:21 ID:expGf9Fh]
青さん乙

311 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 15:58:06 ID:E6E4Uiz+]
主人公も新しい恋でもすればいいのに…と、思う時があるけど
そう簡単にはいかないもんだよね、続きに期待してます。

312 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 17:31:15 ID:abCh4i6n]
俺が作者なら、風岡と真琴には地獄に行ってもらって、ヤスタケを幸せにするのに…
風岡、本当に死ねよ。
正直、ヤスタケを思うと、読むのがつらい。

なのに、全部読んでしまう。
誰か、俺を止めてくれ…

313 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 17:39:26 ID:pur6LYSa]
そろそろ他の男との性交を強要しそうだな


314 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 17:47:14 ID:TVGMRtmZ]
幼馴染寝取られなんか大好きだけど、嗜好とは別にイラつく展開だなこれは^^;

とりあえず作者GJです



315 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 18:15:42 ID:jwyu2HaQ]
煽りじゃなく、ここで終わったほうが良くない?
ここから先続けるなら職人の実力だけじゃなく精神力も試されるよ。

316 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 18:23:31 ID:/C9rJGL3]
むしろ俺らの精神の方が試される感じが

317 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 18:27:09 ID:pur6LYSa]
NTRとしては完結してるから、これ以上は調教モノだよな
調教モノも大好物だけど

318 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 19:06:51 ID:B6JhUdrG]
>>317
調教スレで昔そういうことを言い出すのがいて、ROCO氏の作品が未完
で終わったことがあった

319 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 19:18:28 ID:jwyu2HaQ]
>>318
住人が職人にいろんな要望をつきつけてSSを潰してしまった典型だったな。
しかも潰したSSがスレにそぐわんだの何だので延々議論してて呆れてものも言えんかった。
あの時、手が付けられない荒れ様を収めるためにROCO氏を呼んだのは実は俺なんだが、
自分たちで収拾をつけられなかった不甲斐なさを今でも悔やむわ。

320 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 19:21:00 ID:ZnzHC9lN]
前スレのサンタも無理やり終わらせた感があったけどね。

321 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 20:57:46 ID:kLsmOh3u]
正直どっちも譲り合うしかないと思う。

読者側は望まないor俺の提案の方がいいのいけるぜ!展開になったとしても、
よほどスレの主旨から外れない限り注文するのを控える。そういうの読みたければ自分で書け精神で。
職人もあれこれ言われたとしても、自分の書きたいものを書く。
小出しで掲示板に書いていく以上、何か言われるのは避けられないだろうし。

読みにくい且つ偉そうな文すまん。つーわけで以降ROMる。

322 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 21:08:55 ID:6mTBDxVs]
>>317
それ以外の展開も普通にあるのに、その断言はおかしい


323 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 21:48:07 ID:XbwTfAjH]
ね〜?
真琴ローター入ったまま帰ったの?

324 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 21:51:22 ID:1zHYlEeJ]
      ,一-、 
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
    ■■-っ < んなーこたーない 
    ´∀`/    \_______ 
   __/|Y/\. 
 Ё|__ | /  | 
     | У..  |



325 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 21:57:05 ID:jwyu2HaQ]
>>321
まあおちつけ。今更言ったところで昔から変わらんよ、ここは。
多少妄想要望があったとしても焦って首を突っ込まんことよ。

とは言ったが、USBメモリの中身を想像することだけはしないほうがいいかもね。
職人への礼儀と、自分たちの楽しみを残しておくために。

>>323
もはやどっちでもいいような流れでないかい?

326 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/14(金) 22:04:24 ID:pur6LYSa]
>>322
言葉が過ぎた、すまね






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