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禁断少女



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/06/23(金) 20:02:49 ID:IJGeRlJg]
禁断少女専用スレ

501 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:35:46 ID:OJ1PiJ+R]
「あの」
 彼女は、指を絡めたまま見上げる。
「え……」
 応える僕はきっとぼんやりした声だったろう。腰が痺れたように動かなく
て、そのくせ感覚だけは削りだしたように敏感になっているのだ。
 彼女は微笑んだまま、僕の指先を自分のスカートの中に誘導する。
 何重にも折り重なったパニエの中、火照ったような太ももの奥、下着をず
らした場所はぬかるんで潤みきっていた。その蕩けた感触に指をしゃぶられ
て、僕の尾てい骨の奥がぞくりと震える。
「赦してくれなくても良いですから、いまは……」
 柔らかく敏感な花びらで指先の感触を味わった彼女は、あの悪巧みするよ
うな笑顔に切なそうな愉悦をにじませる。火傷しそうな息が僕の肌を舐める。
 彼女が微笑む。悔しい。この先なんて云われるか、僕は知ってる。
「――溺れちゃいませんか?」
 くちゅり。
 彼女が腰をひねると、ぬるぬると蠢く蜜壷で指先が誘惑される。
「気持ちよくなりませんか? 私のここ、もう蕩けてます。貴方のが欲しく
なってるんです。ごまかそうなんて思ってませんから」
 嘘だ〜っ。絶対有耶無耶にしようと思ってる。賭けたっていい。
 判ってるのに、激しい鼓動と、ずきずきとねだる疼きが止まらない。
「とろとろの中に押し入れて、何回も何回もしごいて差し上げたいです。私
のことをお仕置きするつもりでも良いです。私のこと嫌いなままでも、赦さ
ないままでも良いです。――私も貴方を迎え入れたら、気持ちよさで蕩けて
貴方のものになってしまうかもしれないでしょう?」
 彼女の優しい囁きと、それを強調するように絡みつく蜜壷の淫らな蠢き。
 いやでも想像させられる。たまらないほどの愉悦と、小柄な彼女のを抱き
しめる至福を。
 卑怯だ。自分でやってたときはちっとも気にならなかったけど。
 こんな悪いやつは見たことが無い。
「うう〜」
「はい」
 うなる僕に、彼女は天使の笑みを向ける。
 意地悪なところなど無い優しい笑みが、逆に敗者へ向けられる哀れみみた
いで腹がたってしょうがない。
 だけど、その笑みのまま彼女自身が捲りあげるスカートの内側、何重にも
折り重なった内絹に隠されたほっそりとした滑らかな太ももと、その中心で
濡れそぼって半透明の粘膜のように張り付く下着に言葉を奪われる。

502 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:36:23 ID:OJ1PiJ+R]
 興奮のせいで紅く充血した秘肉さえ透けさせた下着は、てらてらと光る彼
女の柔肉に張り付いて視線をさえぎる役にも立っていない。さすがに羞恥の
ためか瞳を潤ませた彼女がひどくゆっくりと下肢を開く。
 僕は誘われるようにその間に身体を割り込ませると、下着をずらしてあて
がう。
「これで誤魔化されるわけじゃ……ないから……っ」
 強がる僕の先端が、粘膜に触れる。
 火傷するほどの熱さ、焦らすつもりも、焦らされるつもりもないのに、あ
まりにも強い快感でゆっくりとしか挿入することができない。スローモーシ
ョンのように沈み込んで行く僕の肉柱と同量の蜜が、くぷくぷとあふれ出し
て彼女の滑らかな太ももの間を舐めあげるようにとろけ落ちてゆく。
「――熱い、です」
 彼女が眉根を寄せた切なそうな表情で震える声を出す。お互い様だ、と僕
は思うけれど、食いしばる歯を緩めたら声が出てしまいそうで、何もいえな
い。
 複雑な形を持った狭い内部がぎゅっと締め付けて、もう逃げ出してしまい
たいようなのに、ずっと抱え込んでいたくなる様な麻薬的な快楽を送り込ん
でくる。
 じっとしていてもうねるように絡み付いて天井知らずに気持ちよくさせら
れそうな蜜壷に、そっと腰ごと差し入れる。
「〜っ!」「〜っ!」
 二人の息を飲むタイミングが、重なる。
 きついほどの快楽、なのに、甘くて幸せで頬が緩みそうになる。
 ぢゅくん、ぢゅくん。
 濡れきった音。彼女が蜜音から得ている快楽のせいで一瞬もじっとしてい
られないように、身体をくねらせながら僕を見上げる。
「お慕いする方と――。結ばれ……る、の。すごい……です……ぅ。ぁああ」
「〜っ!」
 嘘の癖に。
 仕事の癖に、誘惑の癖に。
 あんまりにも気持ち良いから、彼女の微笑が柔らかいから、抱きしめたく
てたまらない。
 彼女が耐えかねるように顔を横に向かせて、ベッドの突きたてた僕の手首
を軽く噛んで、舌先を這わせる。その仕草に胸が締め付けられる。
 反射的に、僕は押しつぶすように彼女を上から抱きしめる。僕の肩先にあ
る、小さな彼女の頭部。髪からは少し時代がかった甘やかな香り。胸の中に
抱きかかえた彼女が、もがくように僕にしがみついてくる。

503 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:36:56 ID:OJ1PiJ+R]
 突きこんだ肉塊を柔らかく受け止めて、たっぷりと蜜を含んだ蕩けるよう
な柔らかい粘膜を絡ませてくる。動かさなくてもじれったいほどの掻痒感で、
ちょっとでもゆすると腰が抜けそうなほどの快楽が沸き立つ。
「気持ち、良いですっ……。これ、気持ちいいっ」
「うん、癖になりそう」
 彼女の甘い声、うずもれるほどの凝った衣装の中のもがく様な動きが独占
欲をそそる。抱きしめて、ずっと抱きしめて、彼女の奥に届きたい。消せな
い証を刻み込みたい。
「……って、くれ、ますか……?」
 消え入りそうな声。
「好きになって、くれ……ますか?」
 あえぎ声にまぎれた、細い糸のような問い。
 今まであんなに拒否してきた、意固地のようにしがみ付いていた僕の中の
絶対の境界線。諾とは云えない問い。あの痛み。失望と喪失の痛みが、蘇る。
 あれを繰り返すのか。
 あの目覚めを繰り返すのか。
 それは正真正銘の馬鹿のやること。あの痛みを再び? 想像さえもできな
い。
「もう好きになってる。――じゃなきゃ、気持ちよくなんか、ならない」
 それなのに、僕は答えていた。べつに気持ちよかったからだけじゃない、
と思う。
「ふ、うぁぁ」
 一瞬安心したように緩む彼女の身体。
 次の瞬間、狂ったように蜜壷が締まり、絡みつく。濃密な粘液がとめどな
く零れて、お漏らしのように滴らせながら、滑らかな彼女の太ももが僕を挟
み込み、腰の後ろで足首を交差させて抱き寄せる。腰の動きをロックされて
しまった僕は、せまい蜜孔で扱き抜かれながらも突き抜ける快楽に硬直する。
「――好きっ、ですっ。お慕いしてますっ。だから、だから……っ。思い出
してっ。信じてっ。――次も、その次も、この先もずっとっ。私を、呼んで
っ」
「こんな時に、卑怯者。……そんなこと、云うからっ」
 彼女の一番奥まった秘密の扉に先端がぶつかる。
 こつんという甘い衝撃。彼女と僕の身体の中にある全ての門が開かれる。
 立ち上がる甘い香り、押し殺しきれない悦楽と愛情の澄んだ声、抱きしめ
て互いを混じり合わせようとする欲望の果てに、僕は彼女の中に大量の精を
解き放つ。
 声にならない声で、彼女の名を呼びながら。
 知るはずも無い彼女の名を呼びながら。
 教えてもらうことを考え付くことも無かった彼女の名を呼びながら。

504 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:38:09 ID:OJ1PiJ+R]
 ……。
 …………。
 うっすらと目を開ける。
 煙ったような白明、それとも薄暮の天井が写る。
 見慣れた僕の部屋の、見慣れた天井。
 暖房嫌いの僕の、冷たい部屋。暖かい布団から出した頬に当たる部屋の中
の空気と、窒息しそうな痛みを抱えるこの胸を。
 この胸を貫いた悲しさに耐える。
 ただ寂しく、虚しく、胸の奥の大事な部品をちぎり取られたように痛かっ
た。
 夢の残滓が胸の奥で木霊だけを残している。
 ひどい話だよなぁ。
 ひどい、話だ。
 こうなるなんて、判ってたけどさ。
 判ってて、名前も知らないやつを抱いたんだけどさ。

 彼女の言葉が、笑顔が、仕草が。波に洗われる砂浜の大事なメモのように
洗い流されていく。夢の記憶が、留めようと足掻く僕の記憶から消去されて
いく。
 もともと彼女が存在したかどうかも怪しいけれど。
 そりゃ「禁断少女」なんているかどうか怪しいさ。っていうか、いないだ
ろ? そんなもの。幽霊や妖怪と一緒だ。いるかもしれない。けれど、自分
とは関係ないどこか遠くの話だ。そんなものは存在しないのと一緒。
 この世界には、優等生じみた丁寧な態度で、古風なドレスに包まれた華奢
な体で、外見よりずっと意地悪で、悪巧みで。
 そのくせ天使みたいな少女は、存在しない。
 だけど、なら、なんでこんなに胸が痛むのだろう。
 僕は、何で一人っきりの真夜中のベッドで、冷たい凍るような涙を流して
るんだろう。

505 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:38:41 ID:OJ1PiJ+R]
 夜明けの夢のその暖かさと愛しさが、その幸福と同量の悲しさになって僕
を責め立てる。思い出せるなら、これほど悲しい気持ちにはならなかったか
もしれない。
 痛みを感じるほど大切な気持ちだったのに、思い出せないことがこの悲し
みの根源なのか。
 いや。そんなの甘えだろうな。
 もう、誤魔化すのはやめよう。
 彼女が傍にいないのが、あの聡明そうな瞳で僕を見つめてくれる彼女が隣
にいないのが、僕は寂しいだけなんだ。思い出せなくなるのが、忘れてしま
うから悲しいなんて、それは嘘だ。苦痛を紛らわす美化に過ぎない。
 大好きになった相手に、振られて悲しい。
 嘘っぱちで、夢だったのが、悔しくて、辛い。
 それだけだ。
「……まったくひどい話だよな、おい」
 僕はもぞもぞと布団の中で身体を起こす。
 常夜灯のほの白い明かりに照らされた部屋の中はまるで幽霊の住む城のよ
うで、僕は上に羽織るものを探る。咽喉が乾いた。何か無いかな。
 台所へ行こうと立ち上がった僕は部屋の中にもう一つ光源があるのに気が
つく。それは型遅れのノートパソコン。電源を落とそうと指を触れる僕の指
の動きに応じて、スクリーンセーバーが停止する。
 なんだろう。この画面は。
 そこにあったのは、開かれたテキストファイル。
 書きかけて、放置した古い文章。
 途中で投げだした未完成の欠片。
 ――思い出せるなら、これほど悲しい気持ちにはならなかったかもしれな
い。

506 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:39:41 ID:OJ1PiJ+R]
 自分で呟いた言葉がよみがえる。
 そりゃ、そうだよな。
 僕の深いところが、ずくりと痛む。諦めていたはずの遠い傷跡のような鈍
痛。全く僕はたとえ胸の内や独り言にしたって、あんな偉そうなことを云う
資格無かったよな。忘れていたのは、放り出していたのは、僕のほうだもん
な。
 投げ出して途中で唐突に切れた文章。
 書きかけのテキストファイルに目を滑らせる。もしこいつらに意思と命が
あるのなら、放置した僕をどう思うのか。自分を忘れてしまった書き手をど
う思うのか。
 答えは自ずと明らかで、結局書き上げられなかった僕への罰なのだろう。
あの夢も、この痛みも。消せない鈍痛が冷え切った僕の身体の中心で木霊す
る。
 下へ下へと繰り返すスクロール。
 ああ、このセンテンス。
 覚えている。
 どうしても次の一行が書けなくて、どんなピースも当てはまらないような
気がして、ノらないなとか忙しいとかなんだかんだ理由をつけて、投げ出し
たんだ。
 投げ出しただけならまだしも、思い出したくないから忘れていた。自分の
勝手で書き始めて、自分の勝手で、忘れていた。ひどい話だ。
 そこからは繰り返される改行。
 改行。改行。改行。改行。――終わりまで、後は何も無い。
 何も書かれていない、予定だけの空白行。
 でも、スクロールが止まる。
 改行の果て、ファイルの果てるところ。
 僕が投げ捨てたはずの、ガラクタのようなファイルの。
 白く霞んだ改行の果てに。

507 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:40:20 ID:OJ1PiJ+R]
 
 ――私たちの種族は人間のように、時間には縛られないのです。
 貴方の書いた文章を全て読んだから。
 貴方の書いた文章を、貴方がすでに書き上げたものも
 貴方がこれから書くものも。全て読んだから。
 これでは、ご質問の答えになりませんか?
 私たちは制約に定められた限界の中で生きるもので
 誰かの願いでしか好意も悪意も持てないのです。
 だから、貴方をお慕い出来て、良かった。
 貴方に願われて、恋われて、良かった。
 抱きしめるということは、抱かれるということは
 幸せなことですね。
 だからこれは意地悪だけど、本当のお願い。
 今度の逢瀬は貴方から会いに来てください。
 十年が千年になっても、待ちます。

 ああ。
 指先が震える。
 僕はその私信を読み直す。二回目で、滲んだ。三回目で、読めなくなった。
 暗い部屋の中で、僕は寝起きの掠れた声で、笑う。水っぽくなった鼻声で、
笑う。僕は馬鹿じゃないか? 信じるのは馬鹿なことかもしれないけれど、
信じないのはその千倍も馬鹿なことだ。僕は大馬鹿だ。
 ――ひどい話だ。何回繰り返せば気が済むんだ。
 だって望んだものはここにあるのに。
 天国への切符は、このおんぼろのノートパソコンの中にあったのに。
 さぁ、どこからだ?
 僕は机の前に腰を下ろす。雑多なものを腕でぐいっと横にのけて、目の前
に液晶画面を持ってくる。どこから手をつけてやろう? 判ってる。名前か
らだ。どうしても決められなかったヒロインの名前をつけてやらなきゃいけ
ない。そこからじゃないと、始まらない。
 夜明けまでにあと何時間だ? 時計を見る手間さえかけずに、頭の片隅で
ちらりと思う。
 まぁいいさ。のろまな太陽め。地球の裏側を這うように進んでればいい。
 僕の時間は始まったばかりだ。明日の朝までにどこまで進めるか。
 覚悟しろよ。今度会ったら、あんな意地悪な笑顔一方的にはさせやしない。
 今夜の僕は、無敵だぜ。

508 名前:wkz ◆5bXzwvtu.E mailto:sage [2007/01/02(火) 15:41:59 ID:OJ1PiJ+R]
以上ッ。新年明けましておめでとうございます。
今年もなんかぽちぽち書いたりさぼったり罰が当たったりします。
にーくこーっぷーん。

509 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/02(火) 20:19:40 ID:frjMNY7V]
>>508
日本刀咥えた流浪の人、!!!━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ キター!!!
すごい……うまいっ! お年玉サンクスです!




510 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/02(火) 23:22:42 ID:Fq1RkGcA]
>>508
ああ…いいねぇ…

511 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/03(水) 00:05:05 ID:hLmzMK7+]
ウホッ切ねえ

512 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/03(水) 20:02:29 ID:rCUEYDTd]
GJ!正月早々いいもの読ませてもらった
今年もあちこちのスレで楽しませてくれ

513 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 19:43:02 ID:FQ4OIsAH]
今月からオナ禁開始し今日で12日目。 もうすぐ日付が替わるけど。
禁断少女、出ろーと念じてみるが、やっぱり出ない。
テレビでも見るか。
寝る前にもう一度、出ろーと念じてみる。
なんか外でものが落ちる音がしたけど、関係なさそうなので寝た。

なんか夜中に公園の方で人が騒いでたみたいな気が?
キャンプかな? 近所迷惑だな。
一日乗り切れば週末だ。 今日もがんばるぞー!

514 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/01/10(水) 04:00:17 ID:+2ZkLTqI]
禁断少年

515 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 00:35:54 ID:YMxSISvY]
「禁断少年」
その言葉に何か惹かれるものを感じた。
命の営みを途絶えさせると現れる…?
『命の営み』って言っても、私処女だしなぁ。
途絶えさせるも何もしたことないし。
「したことないって本当?」
その声は自分の真後ろから聞こえた。
戸締りは絶対完璧。
一人暮らしは長いのでその辺抜かりはない。
「誰?」
振り向くとそこには少年と言うにはややトウのたった少年…がいた。
「呼んだでしょ?禁断少年」
余裕そうにウィンクして見せる。
警察、なんてことは考えなかった。
だって、その…まぁありていに言えば――モロ好みでした…ッ!
「すごーい、これって夢だよね?美少年だぁ」
飛びついてすりすりする。
そう、これは夢。そう思い込むことにした。
いくら少年の肌が弾力があってすべらかでも。
「夢、かーそれで納得してくれるならいいよ?」

516 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 00:44:07 ID:YMxSISvY]
いつの間にか抱きしめていたはずの少年に抱きしめられていた。
「やっ何するの?!」
暴れるけど手は外れそうにない。
「何って…ナニ?」
嬉しそうに舌なめずりの音が聞こえる。
「どこでも開発し放題、か」
身体に視線を落としたかと思うといきなりおっぱいを掴む。
ピリッとした刺激に身体が熱くなる。
もみほぐすように強弱をつけて目の前でおっぱいが形を変える。
「やだ、やめてッ!」
私の抵抗など、どこ吹く風でアンダーの下から手が入ってくる。
ブラジャーがずらされ、おっぱいが空気に触れる。
「ほら見て、乳首、立ってる。気持ちいいんだ?」
「違ッ…」
言葉では否定しても違わなかった。
胸の上でツン、と主張するように乳首が立っている。
と、少年がその乳首を指で挟んだり、指の腹で押しつぶしたりしはじめる。
「え?あ、やン…だめッ」
自分でも思っても見ない鼻にかかった甘い声が出る。

517 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 00:54:57 ID:YMxSISvY]
身体に力が入らなくって、床にへたり込むと少年が前に回ってきた。
見せ付けるように乳首を舐ると少年の手が下へずらされていく。
「あっ、あぁあッ…!」
お尻を揉みながら下着の線を辿っていく。
ゆっくりと、時間をかけて前へ。
「アンタ、感じやすいんだね?初めてなのに?」
下着の中は既に蜜が溢れていた。
その濡れた下着の上から肉芽に触れる。
「やめっ……!」
濡れた下着がぐちゅぐちゅと音を立てる。
爪先の刺激が、早さと共に快感を増していく。
「……ッ!ああっ!」
「ハイ、おしまい。これに懲りたらオナニーしてないなんて嘘ついちゃだめだよ?」
え?うそ。ここでおわり?気持ちよかったけど、え?
こっから本番じゃないの?
「ちょっと待ってー!」
私の声もむなしくその『禁断少年』は消えてしまったのでした。
-END-


「…禁欲すればまた出るかしら?」

518 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 01:11:14 ID:oagYU8k2]
腐女子乙

519 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 01:25:27 ID:41MS/YKU]
だがそれがいい



520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 01:45:00 ID:pW2RFvCp]
禁断少女、出ろーと念じたらなんか表でガサゴソ音がした。
出て見たら電飾に絡まった野良犬が軒先にぶら下がってた。
外してやったらよろよろしながら逃げていった。
ゴミ捨て場の方からヤムヤム言ってる声が聞こえてきたが、
関係なさそうなので寝た。

次の日、新聞に近所の映画館でガス爆発が起きたってニュースが出てた。
昼から雨が降るらしい。 ちょっとアンニュイ。
折りたたみ傘を持って出よう。

521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/12(金) 01:51:04 ID:NIX06yHW]
>>517
こういうのすごく好き。

522 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/15(月) 09:14:08 ID:jKJVqtJi]
何だか最近ラップ音とかが頻繁に聞こえるんだ
夜中に啜り泣く声が聞こえる事もあるし
ああ、あと布団が不自然にあったかい事もあったなあ
でも、一回同じスレに投下してる職人さんのSSで抜いたらぱったりとその現象が止んだんだ
何なんだろう……?

523 名前:緊断少女  1/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:18:50 ID:5PY+WEW4]
俺と香奈の遠い鼓動が重なる。
荒い息遣いが、互いの求める空気を共有していく。
あと少し、もう少し…あいつの閉じた瞼が震える、その傍まで。
香奈の唇が、俺 の

   ………すみません。やはりまだこの後は書けません。
スレ汚し、本当に申し訳なく思っています。すみません。

名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 04:44:42 ID:Fuiy9a70
いい加減にしろ厨房。書けないなら投下すんじゃねー

名無しさん@ピンキー:2011/01/28(月) 04:46:09 ID:UF2Hrz8K
また寸留めかぁ。何か事情ありげな感じだが、無理はするな

524 名前:緊断少女  2/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:19:35 ID:5PY+WEW4]
今日もダメだった。
ブラウザに流れる不満に俯き、少年は頭を抱える。
 確かに僕は、ここに来る歳じゃない。投下する資格も無い。
でもせめて文章でぐらい、彼女との触れ合いを表現したい。
他人にそれを祝ってほしい。でも書けない。

幼馴染の目を見られなくなったのは、いつだったろう。
 一緒に入浴するのを断られた時から?
いや。その夜彼らは、赤飯を頬張りながら、まだ微笑んでいた。
 中学の部活が違ってから?
違う。二人で歩いた夕暮れを、少年は憶えている。
 彼女が告白されているのを見てから?
その日、彼は初めて一人の食事を迎えた。

525 名前:緊断少女  3/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:20:19 ID:5PY+WEW4]
両親が共働きの隣同士、二人の子供は仲がよかった。
ごはんもおふろも、おもちゃもいっしょ。
しかし男の子は、少女の成長に徐々に戸惑いを覚えはじめる。
胸の膨らみだけでなく、その愛くるしい仕草にも。
大口を開けてけらけら笑っていた彼女は、口に手を添えはじめた。
朝呼ぶとすぐに家を出てきた彼女は、きちんと髪を結いはじめた。

毎日見てきたその顔は、考えひとつで遠く離れる。
友人が彼女に告白すると聞き、少年はそれを悟った。
彼女は学年でも指折りの人気がある。
自分などで収まる器の少女ではない…

『それで、彼女を諦めたのね』
急に声をかけられ、少年は肩を震わせた。

526 名前:緊断少女  4/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:20:57 ID:5PY+WEW4]
声の主は部屋の隅に立っていた。
黒目の大きい、静かな猫のような眼差し。
ふっくらと笑みを包む頬に、桜をついばんだような唇。
切り揃えた前髪は艶を放つ。
少年にとり、世界で二番目に美しい少女。
年上とみえる長い脚を交わせ、音もなく間を詰める。
『まだ若いのに、我慢しちゃ駄目だよ』
彼女は椅子の背に手をかけ、少年の身体を自分に向ける。

「だ、誰なんですか、あなた――!?」
真近に寄った少女の顔に、少年は警戒の目を向けたつもりだった。
だが山奥の泉のような瞳には、呆けた貌が映るのみ。
突然の事に動転したのか、頬が熱い。
ひく、ひくっと喉が鳴るくらい、鼓動が高鳴っている。

527 名前:緊断少女  5/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:22:03 ID:5PY+WEW4]
『さぁ、誰なのかな』
少女は瞳の奥の輝きを細め、少年の下穿きに手をかけた。
半ば猛るものを摘み出し、桜花の唇を舌がはいずる。
『素直なきみには、関係ないとおもうよ?』
するっ,と、衣服を脱ぐように包皮が捲くり下ろされた。
柔らかい圧迫が、空気にも慣れない赤みを滑っていく。
「あっ、うぁ…」
少年のかかとが床を離れ、膝が少女の膨らみを押し上げた。
いったん少女が口を離す。
唾液がひと層塗りこめられ、屹立が冷えた。
フリスクを舐めたような、特殊な唾液…。
いや、むしろそれは創作でいう媚薬に近い。
血管が煮立ち脈打ち、細胞が踊って筋を為していく。

528 名前:緊断少女  6/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:22:50 ID:5PY+WEW4]
それはまるで現実味がない、淫夢か何かに思えた。
だが、これは断じて空想ではない。  
少年にはすでにわかっていた。
背中にじっとりと汗が噴き、内腿の肉が攣りかける。
これほどのむず痒さと、腰が抜けそうな快感のある所こそ現実。

身体の苦楽はじゅくじゃくと剛直を咀嚼されるためだとして、
この締め付けるような胸の痛みは何だろう?
無心に頬張るその上目遣いの視線や、膨れたような頬を見ると…
単に筋を歯でなぞられたり、喉奥で亀頭をすりつぶされるより効く。
 自分をここまでにするのは、あの幼馴染だけであったはず。
裏切りのような後悔が沸き立ち、行為をやめさせたいが、
何故か最初から抗うことができない。物の怪のように。

529 名前:緊断少女  7/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:24:28 ID:5PY+WEW4]

 (やだ、あいつ一体どうしたっていうの!?)
カーテンの隙間から隣の家を覗いた香奈は、幼馴染の意変に息を呑んだ。
そこには椅子に座ったまま、歯を食いしばって猫背を作る少年がいる。
今にも泡を吹きそうな苦しみようだ。
しかし、時折どこか悦楽めいた顔もみせる。
彼は半身を外気に晒しており、はちきれるほど剛直がせり出していた。
 いやそれだけなら、たまの自慰が多少激しくなっただけだと思ったろう。

だが今日は異常だった。
彼の全身を震わせる源に、湯気のような不可視の空間が漂っている。
それは髪をひろげる女のような形をつくることが多い。
幽霊かと訝しむ香奈は、突然、その人形が自分を見た気がした。



530 名前:緊断少女  8/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:25:10 ID:5PY+WEW4]
『男の愉しみを覗くなんて、無粋なひと』
頭の中に直接響くような声。
というより、その"考えが沸いてくる”。
やはり、あれは何かの霊で間違いなさそうだ。
香奈は肩が震えるのを感じた。
 (――止めないと、あいつを助けないと!)

大切な大切な幼馴染。
いつかままごとで言ったように、結婚さえ考える唯一の相手。
ある時から自分を避け始め、パソコンにばかり向かうようになった。
 彼の留守に調べたから知っている。
彼がとある掲示板で、小説を書いていること。
 だが彼は知らない。
いつもその書き込みを固唾をのんで見守り、
肝心なところが書かれず気落ちする少女がいることに。

531 名前:緊断少女  9/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:25:43 ID:5PY+WEW4]
「俺、もう駄目だ…。我慢、できない……っ!!」
何度目だろうか、彼はそう呻いて天を仰いだ。
だがすんでのところで堪え、泣きはらした目でブラウザを睨み据える。
自らの書いた物語をなぞり、腹筋を泣かせて欲望を押し留める。
『また堪えたね。でも、もうそろそろ限界が来るよ?
 男って、すっきりするとそれまで興味あったことも忘れるから…』
幽かな少女が誘うように語りかける。
少年は、半ば諦めているのかもしれない、うなだれて小さく首を振るだけだ。
無残な姿を見ていられず、思わず香奈は視線を逸らす。

あと少し、もう少し…あいつの閉じた瞼が震える、その傍まで。

ふと、その一文が目に入った。

532 名前:緊断少女  10/10 mailto:sage [2007/01/20(土) 02:26:31 ID:5PY+WEW4]
香奈はちらりと遠くを見やる。相手の鼓動が聞こえる。
冷たく乾いた空気のどこかにある、少年の息遣いが暖かい。

 俺 の
 
気が付くと香奈は、慣れない手つきで文字を打ち始めていた。
話の先を紡ぐために。

  香奈の唇が、俺の唇と 重なる――

その一文が送信された直後。
少年が、長い溜め息と共にぐったりと椅子に崩れ落ちた。
少女のような何かは姿が見えない。
代わりに、彼らは画面に残された、ある文字だけを見つけた。

禁断少女:2011/01/28(金) 05:00:00 ID:LoveEternal

GJ


533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/20(土) 10:05:43 ID:IVM2b5HC]
GJ!色々芸が細かくてニヤリとしたよ

534 名前:かきまぜないで向きかもしれない mailto:sage [2007/01/20(土) 19:11:14 ID:K2WB3N/R]
それは絶望。
すべてが拒絶され生まれた空白。
それは崩壊。
自身が支配し、認識しうる世界の消失。
与えられた事態は事実として我が腑に落ちず、私は無駄と知りながら君に呼びかける。

拒絶。

私は無駄と知りながら君に呼びかける。

拒絶。

私は無駄と知りながら君に呼びかける。

拒絶。

私は……


私は、おそらくは大勢の者達と同じに、君を軽んじていたのだろう。

何という空白!
何という絶望!

君と出会った日がいつだとか、そんなことは覚えていない。
そんな昔から、君と私のつき合いは続いていたのだ。
私は幾度となく君に語り掛けた。
私は君を通じて、多くの友と出会えたのだ。

ああ、それなのに!
私はあまりにも君をみていなかった。
まさか本当にいなくなってしまうなど、夢にも思っちゃいなかった!


……大丈夫



何度目の呼びかけだっただろうか、不意に、応えがあった。
それは小さく、かろうじて届いたものだったが、
今までの無反応と比べれば……

そして私は、あらゆる手段を用いて君に呼びかける。
手応えは少しずつ強くなり、そして……

535 名前:名無しさん@ピンキー [2007/01/23(火) 02:47:23 ID:/etXdrmE]
き ん だ

536 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/23(火) 20:49:57 ID:65ERd+Yj]
緊断少女いいね

537 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/25(木) 21:08:51 ID:fA/7oPU7]


538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/25(木) 21:13:01 ID:SkOv2ShZ]


539 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/25(木) 23:29:40 ID:fBj8ig0e]
禁断少女、出ろーと念じたら
なんだかブラキオサウルスが二足歩行してる様な地響きが聞こえてきた。
関係なさそうなので寝た。

朝のニュースで新宿映してた。
なんか大火事あったっぽい。 自衛隊まで出動してるよ物々しいな。
外に出たらひっくり返った車がペシャンコになってた。
酔っぱらいかな?
危ない運転するヤツもいるもんだな。



540 名前:名無しさん@ピンキー [2007/01/26(金) 00:10:42 ID:1M6DNIh6]
ふむ。
巨乳少女ではなく恐竜少女といったところか。これはブームになるかもしれんな。

541 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/26(金) 14:48:45 ID:LaYPBx9g]
少……女……?

542 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/26(金) 23:58:44 ID:H4yda+XO]
ハリウッド版はメスだったよな。

>>520
グレムリンか?

543 名前:名無しさん@ピンキー [2007/01/28(日) 00:12:19 ID:RcUPSrX9]
もっとエロスを!

544 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/31(水) 04:04:17 ID:TzFL3qtj]
巾断少女

545 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/02/01(木) 11:57:36 ID:oOwMEd3T]
似た発想で脱水少女なんてどうだろう。
マグロではないが、ヒジョーに濡れにくい少女。
しかし彼女をイカせるとイイことが!!みたいな

546 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/01(木) 12:34:07 ID:JHz6h89v]
禁断少将
小野小町に「100日オナ禁できたらつきあってあげる」といわれたが
99日目で挫折。悲嘆のため凍死した。

547 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/01(木) 13:02:59 ID:wl0iE/S/]
>>546
鼻水吹いた

548 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/03(土) 15:15:06 ID:6lu9CQih]
このスレって何かに書き溜めてから投下がなぜかできない
書いてみたいんだがな

549 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/03(土) 15:40:14 ID:mewwPL4C]
オナ禁できない気持ちと同じだな



550 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/04(日) 07:14:34 ID:23RXXuit]
オナキン・スカイウォーカー

551 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/04(日) 09:48:34 ID:2jnPnQtW]
ジェダイの戦士vs禁断少女

552 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/05(月) 23:38:55 ID:A1iDv4//]
保☆守!

553 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/06(火) 23:37:39 ID:MnNfXoe1]
ヌーク・スカイウォーカー

554 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/08(木) 18:04:59 ID:3INLnsVu]
>>553
抜いちゃダメだ
禁断少女が出なくなる

555 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/09(金) 02:39:08 ID:zkaW8Kl1]
ちゅうばっか

556 名前:名無しさん@ピンキー [2007/02/09(金) 22:40:57 ID:45isBNk6]
きんだーん

557 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/12(月) 14:17:34 ID:/d9OF8OV]
まとめは……ないのか

558 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/14(水) 09:13:56 ID:9+s/Ra8b]
禁断バレンタイン

559 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/15(木) 17:10:09 ID:ok6MzmUE]
まとめ云々言っても、まだ最初から読んでいける量だしね。



560 名前:名無しさん@ピンキー [2007/02/15(木) 21:57:03 ID:tOAYxezK]
うはwwバレンタイン終わってたwww

561 名前:名無しさん@ピンキー [2007/02/18(日) 08:24:16 ID:8Pu16Fmo]
神が集ってるな此処

562 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/18(日) 21:28:18 ID:yh7QrhUg]
禁断っ

563 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/19(月) 01:59:08 ID:b4aHcRW4]
そりゃもう「禁断の痴」ですから。

564 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/20(火) 11:19:24 ID:BjmOYJlC]
案もプロットもあるが時間が無いため投下できないorz

565 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/24(土) 00:55:12 ID:Of3XXM4o]
保守だっ

566 名前:名無しさん@ピンキー [2007/02/24(土) 02:03:51 ID:Z9SsSLt4]
きぃーんだーん…しょー…じょ!!

567 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/28(水) 20:23:42 ID:itOWv93v]
ホッシュ

568 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/02(金) 18:08:35 ID:vBmRRUqF]
金髪の禁断少女来てくださいお願いします、むむむむ!!

569 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/03(土) 20:42:06 ID:tkPAlxuN]
何がむむむだ!



570 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/03(土) 21:03:02 ID:mNDHLXkL]
人を呪わば穴二つ…。
人の処女を奪ったなら、貴方のアナルも奪われる事になるわ…。

571 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/04(日) 18:12:26 ID:Kwu2kgHE]
>>570
やっべー

572 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/05(月) 17:39:37 ID:cXlcE6Yz]
イッた後の話だけどね…

573 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/07(水) 00:06:52 ID:jeKbv7Bu]
ほにゅ

574 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/07(水) 18:25:17 ID:szEZV7C6]
オナ禁なんて、できないよ

オナ禁は健康に良いらしいけど、
裏返せばオナニーって健康に悪いってことなのか

575 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:53:25 ID:qdE7Q3gz]
あんま若い内に射精回数減らすとEDになるで?

576 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:35:16 ID:vz2AjQT5]
マジで!? 知らなかったぜ。

577 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 23:49:43 ID:Q17wcR42]
もう一週間ほどオナっていないのだが・・・
あとどのくらいで禁断少女が現れるかな?

578 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 01:39:52 ID:+8yEZQ9T]
>>577
後ろ見てみ。
もう来てるよ。

579 名前:577 mailto:sage [2007/03/10(土) 23:59:06 ID:NtVH1NJS]
禁断少女キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!

これから一戦交えてくる。



580 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 04:23:29 ID:du48jPsf]
そのレポをかけばすれも潤い一石二鳥。

581 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 22:59:33 ID:mc5KkpQj]
>>577はどうした?
まさか禁断少女に連れて行かれて・・・(((;゚Д゚))ガクガクブルブル

582 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 09:55:13 ID:4Y9FT15a]
ハートブレイク記念
文章表現のルールを優先。だから2chでの読みやすさは考えていない。


 2週間ぶりに、学校から解放された。
 民俗学のフィールドワークの報告書を完成させるために、1週間を要した。そうでなくとも、他の講義のレポート課題が溜まっていた所である。それらを、1週間学校に泊り込んでこなしていたのだ。今はそれらも終わり、清々した心持で家路を進んでいる。

 思えば、ここ1ヶ月は民俗学の祭り状態だった。
 俺は自らの研究対象として、《都市伝説》を追っている。雑誌や専門書での特集を遥かに凌駕する情報量を収集し、纏める。そんな作業と、県北地方に於ける言い伝え等の聞き取り調査が一辺に押し寄せたのである。
 都市伝説の収集は、街頭での聞き取り調査から母校でのアンケート、電話調査や、インターネットでの呼びかけを駆使した。
 昔からあるありきたりな都市伝説――口裂け女やトイレの花子さん、ミミズバーガーなど――や、その地方や地域にのみ伝えられる都市伝説めいた噺。
 それらを収集し、分類し、伝播状況やその過程、媒体などをリストアップし、都市伝説が如何にして伝説になっていったのかを解明する。それが俺の研究だ。
 得てして都市伝説というのは、その形態や媒体が何であれ、他者からの伝聞という過程を経て広まっていく。
 それはあたかも、電車での何気ない会話を聞いた人が「銀行が近日中に潰れる」という噂であると解釈し、噂として広め、人々がその銀行に殺到する様に似ている。原理はこれと同じだ。
 しかしここで面白い調査結果が出た。インターネットでの情報収集をしていたときの話だ。
 都市伝説の中には「自分で体験した」という話で始まり、「自分もそれを体験した」というその伝説に関する新たな情報が付与される広まり方をするものがある。インターネット上での都市伝説の伝播は、口頭に於ける伝播よりもその割合が大きい事が明らかになった。
 勿論、その伝播方法――俺は《肥大化伝播》と表現している――による都市伝説は話者自身の経験などではなく、創作である場合が殆どである。現に例えば「2ちゃんねる」の「オカルト板」には「都市伝説を勝手に作って広めるスレ Part??」なるスレッドが立っている。
 しかしいくつかのサイトや書籍、そして(事実かどうか定かではないが)体験談などによって、「もしかしたらこれは伝説などではなく事実なのではないか」と思えるような事例がいくつか出てきた。
 それらは都市伝説全体に対してほんの一握りの、片手の指で数え得るほどの数しかなかったのだが、確かに存在した。いずれも検証のVTRが存在したが実際に目の前で見せられていない以上、鵜呑みにするわけにはいかない。
 それにそのどれもがひどく犯罪の匂いを漂わせたものである以上、「不用意に近付いて気付いたらコンクリートの中だった、という事態になり兼ねない」と教授に止められたので、それ以上の追跡は行えなかった。

583 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 09:58:00 ID:4Y9FT15a]
 落胆しつつもひとつだけ、興味を抱いたものがある。
 《禁断少女》。
 これはひとつだけVTRが存在しなかったものである。曰く、自慰を長らく封じているもの書きの許に現れ、精を出させつつその妄想力を解放させてとんでもなく良い文章を書かせる存在なのだとか。
 眉唾物だが、古い文献にも似たようなものがいくつかあったのだ。現存し、その描写が存在する最古の文献は、戦国時代のものだ。無名のもの書きの日記。最近発見されたその日記のもう半分とその人物の作品は残念ながら発見出来なかった。
 江戸時代になるとその全時代を通していくつかの官能小説が裏ルートでではあるが流通する。
 綱吉の時代、そんな官能小説書きのひとりがこの《禁断少女》、当時は化け猫や九十九神の一種と考えられていたのだろうが、それと遭遇している事が日記から判明した。

  *  *  *

 文月ノ二十一
 筆ノ進まぬおりに背ノゆるるあり、かへし見たるや艶なるをんなノいたり、其女ノ化生にもに志さま、しなやかなりて俗世ノとみへず。其女寄り来、然て衣より躯ノ出だしたるにて、我が心ふれるるを見ん。
 遊女・娼ノさまにも見へず、而未通子にも似ず。女曰く、斯かるるさま筆に為ば長ず、と。
 交しのち女きゆ。女ノ言によつて筆とり進み、文字ノ流るるを見ゆ。化生ノ女ノ化猫にに志を文字の介けと為、拝む。
  *
 文月(7月)21日
 なかなか筆が進まないとき、背筋が振るえた。振り返って見るとそこにはひどく美しい女がいて、化生のような雰囲気を纏い、しなやかな身体はこの世のものとは思えなかった。その女が寄り来て肌を出すと、私はどうにかなってしまった。
 遊女や娼婦にようにも見えないし、処女にも見えない。女は「この様子を書けば、いいのが出来ますわ」と言った。
 情交のあと、女は消えた。私は女の言うとおり、その様子を書き表そうとする。するとすらすら書けるではないか。化け猫にも似た化生の女を性描写の助けとして、拝んだ。

  *  *  *

584 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 09:59:56 ID:4Y9FT15a]
 明治、大正、昭和と、いくつかの出現報告が日記や手記という形で残っている。そして平成の現代、情報通信の発達と共にその出現報告がインターネット上に出現するようになる。最近の出現報告は、先週の火曜日だ。
 《禁断少女》という語は、「2ちゃんねる」の類似サイト「ピンクちゃんねる」内「エロパロ板」での雑談に使われていたスレッド「SS書きの控え室 48号室」が最初の出現である。
 なお、ここでの《禁断少女》という語はアダルトビデオのそれとは異なる事に留意。

  *  *  *

30 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 03:01:49 aXVoFy1r
良質な妄想をするために今日からオナ禁クマー!
童貞の癖に絶倫だから12時間ほどで禁断少女でるけどやってやるのさー!!

とりあえず1日!!!!


31 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 04:56:12 gWgeNeuH
>禁断少女

既に限界っぽいなw


32 名前:禁断少女 投稿日:2006/05/17(水) 06:11:42 fiUI9sG2
「お兄様……もう、限界みたいですわね」
 その少女は僕に向かってそう言うと、ズボンのファスナーを下ろし、びくびくと脈打っているモノを取り出した。
「まだ、さっきしてから十二時間しか経ってませんのに――しょうのないおちんちんですこと」

 そうなのだ。
 彼女は僕がオナニーを我慢していると、決まって目の前に現れる。
 たぶん幻覚。たぶん妄想。
 麻薬中毒の患者が苦しむという禁断症状のようなものだろう。

 けれど、その手の患者にしてみれば、目の前に現れる幻覚がリアルな質量を帯びて感じられるのと一緒で。
 僕には――彼女の存在が実際に目の前にあるようにしか思えないのだった。
 いや、事実、触れることさえできる。
 その感触が僕の脳から生み出されたものなのか、それとも実は夢ではないのか、それはわからない。
 ただ、どちらにせよ、現れた彼女は僕のナニを刺激し、射精に導いては去っていく。
 それは間違いなかった。
 まるで、我慢は体に良くない、とでも言うように。
 だから、僕のオナ禁は決して長く続かない。続かせることが、できないのである。

「十二時間前は手でして差し上げましたから――」
 『禁断少女』は言う。
「今度はおクチでいかがです?」
「あ……。う、うん」
 僕は拒むことさえできず、彼女に言われるがまま、それをOKしてしまう。
「ふふふ……。可愛い。先っぽから何か出てますわよ」
 見れば、確かに僕のイチモツは、震えながら先走りの液体をこぼしているようだった。
「……はむ。……ちゅ。……ちゅぅ」
 彼女は音を立て、愛おしい物でも口にするかのように僕のペニスをしゃぶっていた。
 その表情を見ているだけで、僕は早くも絶頂を迎えそうに――


……こうですか? わかりません!

  *  *  *

585 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:03:12 ID:4Y9FT15a]
 最初は誤植だった。しかしその様子があまりにも文献の「正体不明の淫魔」と告示していたため、これが現在ではインターネット上で一番よく使われる通称になっている。

 正直俺はこんな事もあるのだなあくらいにしか思っていない。要は自分の妄想によって絶頂を迎えてしまうのだ。夢精が覚醒時に起きるようなものだ。そこまで妄想力が豊かに、俺はなれない。
 まあ、ただ――エロパロ板を見た少し後から、俺はそのいくつかのスレッドにSSを投下しているのではあるが。

586 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:05:36 ID:4Y9FT15a]
 俺は大学に実家から通っている。実家は電車で50分近く乗ったところだ。不便だが、金はかからない。いざとなれば研究室に寝泊りすれば大丈夫だ。
 こっちにある自転車は今友人に貸しているから、俺は大学から駅まで徒歩で行かなければならない。まあ、たまにはいいだろう。途中の大規模小売店で雑誌を買う。電車の発車時刻まで、あと20分ある。
「まあいいか。今度のプロット纏めないとな」
 呟き、小売店を後にして駅に行く。小売店から一番近い信号で止まる。不意に、横から声が聞こえた。
「あれ? あっ、ヤマちゃんだ。ひさしぶり!」
 聞き覚えのある声。不意に俺はその方向を向いた。
 男女。女の方は、見知った顔――蔦原実明[ツタハラ・ミアキ]だ。高校時代は同じクラスだった奴で、今は俺の通う所とは違う大学に通っているという話を聞いていた。そして最近、俺の通う大学の違う学部の奴と合コンで知り合い、今付き合っているという話を聞いた。
 実はこのツタハラ・ミアキ、俺が高校卒業の時点で好きな奴だった。理想の女性はどんなのかと訊かれれば「好きになった奴」と答える俺だが、まだ当時の気持ちを引き摺っている。
 ちなみに俺は名前を山谷征記[ヤマヤ・マサキ]という。だから「ヤマちゃん」という渾名なのだ。
「ん? 誰?」ミアキの隣の男――恐らく彼氏だろう――が彼女に訊いた。
「高校のときのクラスメイト。ナオ君と同じ大学に通ってる。で……、えっと、彼氏」ぎこちない紹介だ。
「だろうと思ったよ。ま、紹介にあった山谷です。人文の」
「あ、ども、高橋です。理工学部の」
「うい。で、何だ、今からデートってか?」
「そんなトコっすね」ミアキではなくタカハシが答えた。「ああ、ヤマさんの話、ちょこっとミアキから聞きましたよ」
「マジかよ。おいミアキ、お前ある事無い事吹き込んでんじゃねえだろうな」
「まさか〜。あった事しか言ってないよ」ミアキは笑いながら反論する。畜生、今見てもかわいい。「あ、青」
 信号は既に青に変わっていた。
「じゃあ、行こっ、ナオ君」タカハシの腕のとり、ミアキは歩き出す。「じゃあ、ヤマちゃん、またいつかね!」
「ああ。いずれ」俺はそう答え、信号を渡りきってからの彼女らの後姿を見送った。浅ましくもこう呟きながら。「……ミアキを、頼むぞ」

587 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:06:43 ID:4Y9FT15a]
 ショックは大きい。
 好きな女に付き合っている人が出来た、という話題の時点で既に危ういのに、実際にその場面を見せ付けられたら心が折れてしまってもおかしくない。
 まあ、それを限界まで見せないのが俺だ。ただ、家に帰って部屋に戻ってからは、その限界を突破してしまいそうな気がしてならないが。
 駅員による改札を抜け、1番線に下りる。電車は既に停まっていた。
 席は空いていなかった。俺はしんがりの車輌に乗り込んで支柱に寄りかかり、携帯電話を出す。そして腹いせに、エロパロ板を開いた。結局妄想の中しか、俺とあいつとが結ばれている場面は無いのだ。
 発車する。定刻どおり。周りはうるさい。だがその雑音が、今はありがたい。この場で下手に誰かに会えば、どうなるか分かったものではない。群衆中の孤独が癒しになる事もあると、今初めて悟った。

588 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:07:55 ID:4Y9FT15a]
  *  *  *
 一つ目の駅に停車し、乗客の出入りがあったあとに再び発車する。そこで、メールが来た。
 誰から……誰だ?
 メールアドレスが書かれていない。所謂「匿メール」を使ったいたずらか。サブジェクトには「何も訊かずに後ろを見て」とある。本文には「見たらうちが誰か分かるよ」とだけ書いてあった。
 便所の落書きか。そう思った。きっとそのあとには「左見て」「上見て」「ばーか」というオチだ。
 またメールが来る。同じく、送信メールアドレスは空白。サブジェクトは「その発想は貧弱かなあ」とあった。本文は「答えは1回の動作で分かるから、トイレの落書きといわずに見てみてよ」……。
 背筋が凍った。考えている事が漏れている? サトラレになったわけでもないし、唇が動いていたわけでも、まして声帯が震えたわけでもない。では、どこから漏れた?
 俺は思わず、後ろを向いた。言い知れぬ不安からだ。
 そして再び、背筋を凍らせた。視線の先。そこには何故か、ミアキがいたからだ。
 その「ミアキ」は俺が彼女を見た瞬間に、こちらを向いて手を振った。ミアキは先程と変わらない服で座席に座っていた。
 なぜ居る? 俺の目の前で駅とは違う方向に向かったじゃないか。
 そう思った瞬間、またメールが来た。そのミアキが自身のケイタイを出してそれを指差す。そして今度はこちらを指差した。
 送った、という事なのだろう。その割には、メールを打つ動作や送信する動作が一切無かったわけだが。
 ケイタイを開く。既にメールの画面になっており、サブジェクトには「なぜいるかって?」。本文には「ヤマちゃんに望まれたから」。
 今度こそ俺は悟る。あいつは「蔦原実明」ではない。ミアキの姿をした何かだ。あいつの周囲の人間の反応を見ると、もしかしたらあいつは実態すら無いのではないかという気すらしてくる。それほどまでに、あいつは人込みの中で浮いている。
 そしてこのメールの文面から、あいつが俺の心を読める――否、「俺の心によって作られた」存在である事が予想出来る。だとしたら、思考しただけの事柄への反応も頷ける。しかし問題は――何が起こったのか。その一言に尽きる。
 恐らく俺のみにしか見えていないであろうその存在は、十中八九幻覚の類だ。
 だが妙な事に、俺は幻覚作用のある薬品であれ植物であれ、物質を摂取した覚えは無い。
 昼食にそのようなものが混入していたとしても、種類にもよるだろうが少なくとも3〜5時間でその効果が現れるだろう。そして今は午後6時過ぎだし、何より俺は今日朝食以来一切の飲食をしていない。

589 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:10:56 ID:4Y9FT15a]
 体内で分泌される幻覚作用のある物質はあっただろうか。そう思考しかけたところで、「ヤマちゃんは至って健康だよ」という聞き覚えのある声を聞いた。畜生、声までそっくりなのか。
 案の定、顔を上げるとミアキがいた。俺が口を開こうとすると、それを指で静止される。……こんな感触なのか、あいつの指は?
「喋ったら、変な人扱いになるのはもう分かってるよね?」
 じゃあどうすればいいんだ。
「考えるだけでいいよ」
 ああ、そうかい。考えている事が駄々漏れ、という事か。いくら本人ではないと理解していても、その存在以外があまりにもミアキに似通っている――というより酷似している――から、本能が恥ずかしがっている。
「駄々漏れなのは仕方無いよ。あたしの身体はヤマちゃんの思考によって形作られたわけだし。あたしは、ヤマちゃんの理想。『こういうコとセックスしたい』っていう願望なんだよ」
 俺は驚いた。その一言で。それは目の前のこの存在の正体が分かった事への驚きもそうだし、目の前に居る「ミアキ」が「セックス」という言葉を使った事への驚きでもある。くそっ、俺は何をうろたえているんだ。こいつはミアキじゃないだろ。
「あたしが何か、分かったみたいだね」
 ああ。《禁断少女》だろ。
「当たり。じゃあ、昔の呼び方は?」
 明治の当たりで《淫魔》、《夢魔》。江戸から遡ると明確な名前は出てこない。だが《子玉藻》という呼び名を使った人物が居た。
 《玉藻前》という伝説がある。これは鳥羽上皇に仕えた、《白面金毛九尾の狐》が化けた絶世の美女が、上皇と契った後に上皇を病に陥れ、正体を陰陽師・安倍泰成(安倍泰親、安倍晴明とも)によって暴かれ逃亡、後に武士の集団との2度にわたる戦闘で退治された妖怪である。
 この伝説はそのモチーフを中国に持っており、地理書『山海経』の一書『南山経次一経』には「有獣焉、其状如狐而九尾、其音如嬰児、能食人。食者不蠱。(獣これ有り、其の状狐の如くして九尾、人を食らふ能ふ。食らふは蠱さず)」という描写がある。
 伝承によれば、古代中国、殷王朝の最後の王・紂の后を、妲己を喰い殺して彼女に化け、酒池肉林、炮烙[ほうらく]の刑等を編み出し、暴政を敷いた。
 また或る伝承では、インドの太子の后になって暴虐の限りを尽くした。
 或るものではなかなか笑わず、王が無用に狼煙を上げて諸侯が集まったとき初めて笑い、たびたび王は狼煙を上げて諸侯を無用に集め、遂に異民族に侵攻された際、狼煙を上げたが諸侯は集まらなかった、という話もある。
 日本にも遣唐使の船に乗ってやって来たり、赤子に化けて武士の養子になったり、先のように玉藻前として活躍したのだという。
 それらのような伝承から、江戸時代、現代で言う《禁断少女》はある作家によって《子玉藻》と称された。



590 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:11:51 ID:4Y9FT15a]
「正解。流石、あたしの事を事細かに調べただけはあるね」
 その容姿で「あたしの事を事細かに調べた」なんて言うな。誰にも聞こえてないのは分かるけど、個人的に語弊がある。
「いいじゃん。実際《禁断少女》について調べてたんだから。それとも何? 他の女が良かった?」
 色々待ってくれ。あんたが俺「に」出た禁断少女なのは分かった。でも何で電車内なんだ。こんな所で射精しろってか。
「お望みならば、ヤってあげる。ヤマちゃんはここ、電車内で《あたし》、ツタハラ・ミアキを欲した。だからあたしは《この娘》として現れた。それだけ」
 やっと理解出来たよ。まあ、えっと……、シてくれるんなら文句は言わないけど、場所くらいは考えてほしい。
「あいにくあたしには時間制限ってのがあってね、一人の所に何時間も同定してられないんだ」
 じゃあどうすんだ。このまま消えるのか?
「冗談。折角の1ヶ月ものだよ? 逃せるわけ無いじゃん」
 そういえばここ1ヶ月、排泄以外で性器に触れていない。
 フィールドワークや報告書、レポートの執筆で疲れきっていたから、暇さえあれば仮眠していた。文章の執筆とそのための資料集めはひどく集中するので、エロいものを見てもそのエロさをスルーしていたような気がする。
「濃いのが溜まってるんでしょ? 出しちゃってよ。好きな人の、どこに出してもいいんだよ? 腟内[なか]、口、顔、胸とか……、お尻でもいいよ」
 いい加減にしろ。その顔で、誘ってんじゃねえよ。
 お前がその顔をしているから……、あの時と変わらない身長差だから……、変わらない雰囲気だから……――欲望と罪悪感に苛まれる。
「でも、内心すっごく期待してるし、ここだって……」
 言って、禁断少女――いや、俺はこいつを子玉藻と呼ぼう――は俺の怒張を布越しに触ってくる。制止させるために思わず子玉藻の手首を掴む。するとバランスを崩したのか、子玉藻は俺に向かって倒れ込んだ。
「ひゃっ」
 その仕草があまりにもミアキに似過ぎていた。俺は不意に、凭れていた支柱から背中を離した。こいつの手首を掴んだまま。
 二つ目の駅に着いた事を車掌が知らせている。多くの人が下りる。俺はその人々を掻い潜り、この車輌に備え付けられているトイレに這入った。そして鍵をかける。
 この列車には、一番南側の車輌にトイレが備え付けられている。そこには洋式の便器がひとつあり、恐らくこの電車内で唯一、一人になれる場所だ。

591 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:12:59 ID:4Y9FT15a]
「やっ、ちょ、痛いって!」ミアキの顔で、子玉藻が非難する。俺はそんな子玉藻を扉とは反対側の壁に押し付け、服の上からこいつの右の乳房に左手を当てて言った。
「痛覚はあるんだな。もういい、俺がお前をミアキとして、思う存分ヤっちまえば文句はねえんだろ、畜生」
「何で迷ってるの? ツタハラ・ミアキがあなたを好きじゃないから? もう彼氏がいるから? そんなのあたしに押し付けられても困るよ! あたしは《ヤマちゃんの事が好きなツタハラ・ミアキ》として出てきたんだよ? なら……それを受け入れてよ」
 自分の欲望、今くらいは否定しないであげてよ。
「あたしはあなたが、ヤマちゃんが好きだって、それは今ここでは紛れも無い事実なんだよ。他の誰でもない、あたしはヤマちゃんと一緒になりたい」
 ミアキの顔が、そこにある。俺は左手を、その頬に当てた。抵抗せず、あまつさえ目を閉じてくる。
「……くそ、こんな妄想って、アリかよ……」
 引き寄せられる。そう感じた。

592 名前:作者@禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/13(火) 10:15:02 ID:4Y9FT15a]
今回はここまででちょい勘弁
なお、個人名、団体名等の固有名は全てフィクション
まだ半分なんだ。すまない

593 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 13:15:20 ID:ncDJlCGg]
期待大

だが、ネットのそれは誤植ではなくタイプミスと言うべきだと思った。


594 名前:携帯から作者 mailto:sage [2007/03/13(火) 13:49:55 ID:aNM/Yl73]
>>593
指摘tnx
確かにそうだ

595 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 15:06:57 ID:7V6gN7UD]
ここ最近のこのスレの作品は、賛否両論あるだろうけれど
いわゆる「抜きエロ」から半歩踏み出してるのが多いな。
誰がどう言おうと、俺は評価するぜ。GJだ。

596 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/14(水) 10:35:34 ID:3gZLtMso]
続きいきます
なお、禁断少女の一人称は「あたし」が素、「うち」がミアキ要素の強いときと捕らえてくんろ


  *  *  *
 口付けがひどく永く感じられた。或いは「口吸い」と言い換えてもいい。気が付くと俺ら2人は全裸で、こいつは便座に座る俺の股間に顔を埋めていた。
 何度か見たAVの記憶が残っているのか、口淫はその動きに似ていた。AV女優のそれがプロの技であるのと同様なのか、こいつのそれによって俺は射精感を乗数的に高めていった。
「ミアキ……」やっと出た声はひどく情けないものだったが、こいつはそれで口淫を中断する。「俺もやる」
「でももう、濡れてるよ? まだ続けさせてよ」言って秘所を指差す。にべも無い答えだな、おい。
「このまま射精せば精液塗れの体になるだろ。それを舐めろってか? 罰ゲームだそれは」
「かけるつもりだったんだ」
 彼女はそう言って笑う。そう改めて言われると、異常に身体が熱くなる。
「未遂だからいいだろ、別に」
 そうしてポジションを替え、まずは小ぶりな胸、乳首を揉み、そして入念に舐め回す。Bカップくらいだろうか?
「んっ、ヤマちゃんがそう思うんなら、そうかもね。はぁっ」
「この期に及んで、聞いてんじゃねえよ。人の心の呟きを。それと、俺の期待した反応じゃなくていいから」
「ん、ふっ、むずかしいな、それ」
 俺はふと思い付き、乳首から口を離し、そのまま鎖骨、そして首筋へと舌先を持っていく。こいつの身体が震えるのが分かった。
「どうよ?」
「ん……、もっと……」
「ん」
 驚くほどに面白い反応だ。耳を舐め、噛むとするくすぐったそうに身体を捻るその仕草は、触覚的刺激が無くなって次第にその怒張を縮める陰茎を勃たせるには十分な刺激だった。
 今一度口付けをし、今度は下半身に右手を伸ばす。然程面積の無い陰毛の茂みを掻き分けるようにして指を進める。そして秘所の窪みに差し掛からんという所で俺は指を止め、その縮れ毛の茂みを行ったり来たりする。
「ちょっ、くすぐったいから……」
「それが目下の目的だ」そう言って唇を塞ぐ。
 何度も往復を繰り返すと、呼吸がより大きく乱れてくる。頃合か。俺はその往復である程度覚えた秘所の上あたりに一気に指を進めた。前陰唇交連。そして陰核だ。
「あひぅっ!」
 予想していたのかしていなかったのか、しかしそれでも関係無さそうに、彼女は陰唇の方向に沿って動く俺の指に合わせて喘いでいる。
 愛液というのか、それによって、微かに水音が聞こえる。指を腟口と思しき所に少しだけ差し入れる。
「ふあぁ!」
 その大声にびくっとするが、よく考えるとこいつの声は俺にしか聞こえないのだ。
 不意に、後ろにつんのめる。次の駅に停まったのか。
「ねえ……、はやく、きてよ」
 停車なぞ関係無い。肩で息をするその懇願を無視し、俺はこいつの秘所に顔を埋める。独特の匂い。男をその怒張に集約するかのような匂いだ。フェロモン臭とでもいうのか。
 腟口に舌先を触れさせる。こいつの身体が強張るのが分かる。なら、その緊張を解くのが愛撫というものだろう。

597 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/14(水) 10:37:12 ID:nV5XJ2cH]
 再びの発車。それによって俺の舌が彼女の陰唇に押し付けられる。電車特有の振動、それすらも快楽の1つに加えようといわんばかりにこいつは俺を求めだした。
「は、あ、んっ、なんで、こんな、に、上手いの……?」
「知るか。言っとくけど練習なんかしてないからな」
「うん……。あ、止めないで。もっと……」
「口だけでイったら承知しねえ」
「んっ、イく、んふっ、寸前だっ…た、くせに……あン」
「お前も俺みたく、イきそうになったら止めろよ」
「やだぁ。ふう、く、はぁっ」
 唾液と愛液の交じり合った、変な味の、変な匂いの液体。最高の潤滑油だ。俺は彼女への口淫のスパートをかける。指も使う。
「んはああっ、ダメぇっ! それいじょっ! んあっ!」
 その言葉で俺は指と舌を秘所から離す。外気に晒されたからか、彼女の下半身が少し震えた。
「イったのかどうか確認しようの無いからなあ。ま、いいか」
「はぁ、はぁ、はぁ、は、ねえ、はぁ、変に、なりそうだよ……」
 イく本当に寸前だったのだろう。身体をくねらせ、手を胸、そして秘所に持っていこうとする。
 俺は秘所に持っていこうとした手を退け、胸に持っていこうとした手を甘く噛んだ。そしてそのまま胸を舐め、吸い、噛み、転がし、もう片方乳房にも同様にする。
「だめ……、はやくぅ……」
 やはり無視する。乳の下をそれぞれ舐め、今度はみぞおち、そして腹に舌を進めていく。無論、くねらせる。脇腹、臍、下腹部と舐め回し、俺は顔を上げた。
「まだ、イってないよな」
 おぼろげな瞳で、彼女はゆっくりと肯く。
 俺は痛いほど怒張している陰茎を摘むようにして持ち、彼女大腿の内側に、こすりつける。まだまだ、焦らす。
 こいつは下唇を噛んで声を出さないようにしている。その息遣いが、俺の鼓動をより早くする。
 そのまま今度は陰裂を撫でるように亀頭を擦り付ける。下、後陰唇交連から抉るように、腟口、腟前庭、陰核、前陰唇交連まで。はじめは少し強く、だんだん力を弱くしていく。

598 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/14(水) 10:38:01 ID:nV5XJ2cH]
 彼女は右腕を噛みながら、声を抑えていた。俺はその行為を緩め、腟口のある部分に亀頭を押し付けた。
「じゃ、いくぞ、ミアキ」
 初めて、意識的にこいつを「ミアキ」と呼んだ気がする。彼女の腰に回した俺の手にミアキは自らの手を添え、少し、肯いた。
 ゆっくり、腰を進めていく。亀頭が段々埋まっていく。そして障壁のような感覚。尚もゆっくり進めていく。
「い……っ、痛……っ」
「処女か?」
「当たり前、……でしょ……っ」
 恐らく俺が、《ミアキは処女だ》と思い続けているからだろう。
「今から3回目の深呼吸で、一気に挿入れる。痛けりゃ叫べ。どうせ、俺以外には聞こえない」
「そう、するね」
「おう」
 互いに呼吸を整える。1回。2回。3回目の吸気。
「ふっ!」
 俺は一気にミアキを貫いた。
「っひああああああああああぁああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!」
 互いに、息が切れている。俺はミアキに寄りかかりつつ、腰を少しずつ動かした。
「んぐ……、ねえ……、はあ、はあ、んっ、……出そう?」
「ああ……。すげえ出そう」
 もう動かしただけでも射精しそうだ。口淫の比ではない。
「……一回、出すから。腟内に」
「えっ?」
「動くぞ」
 返事を待たず、俺は陰茎を引いた。そしてまた挿入する。その一往復だけで射精しても怪訝しくはなかったが、再び引くくらいの余裕はあったようだ。そしてまた奥に押し込む。
「ン……ぐっ……!」
 約1ヶ月ぶりの射精。陰嚢が爆縮するような感覚。そして全身が弛緩して腟内に流れ込むような錯覚。鼓動がひとつになり、全てが白熱する。脳内でビッグ・バンが起こったみたいだ。
「はあああああああああああ――――――――――っ!」
 これはやばい。くせになりそうだ。自慰でこの感覚は、永久に得られない。
 俺は自身を腟から抜き、ミアキに対面する壁に凭れた。陰茎は精液塗れ。腟口からも漏れている。

599 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/14(水) 10:39:06 ID:nV5XJ2cH]
 沈黙。というより、呼吸のノイズ。電車が走っている音などは最早感覚の外だ。
 ずるり、と、ミアキが便座から滑り落ちた。そして膝立ちで俺に近付くと、さっきのように陰茎を口に含んだ。精液塗れの陰茎を舐めて恍惚の表情を見せる彼女。その行為、その表情で、俺はまたしても勃ち上がった。
 舐め回し、吸い、しごく。急速に復活していく快感。勃興してくる射精感。
「ミアキ」俺は彼女を押し倒し、小ぶりな胸に陰茎を当て、腰を動かした。挟めない。ミアキの手が伸びる。新たな刺激に、怒張の痙攣が高潮する。そして再び、精が放たれた。白濁が胸か首、顔、髪の毛にまで飛ぶ。
 口の周りの精液を舐める仕草に、俺はまたしても自らを勃たせる。そして再び、彼女の入り口に押し当てた。
 その後、もう2回交わり、1回は腟内射精、もう1回の腟外射精で最後とした。



600 名前:禁断少女の学術的考察、そして―― mailto:sage [2007/03/14(水) 10:41:49 ID:nV5XJ2cH]
  *  *  *
 微かに聞こえるアナウンスに寄れば、あと1駅を過ぎれば終点だ。俺は終点で下りる。
 それなりに感じる虚脱感と疲労、そしてまだ入れている感覚。服を着て、飛び散った精液を紙でふき取り、服や髪、皮膚に付いたものは水で洗い、窓を開けて俺らはトイレを出……ようとしてある事に気付いた。この状況で精液の臭いは如何ともしがたい。
 いつもなら客は2駅目の4分の1ほどしかいない。だからこそ目立ちたくはないのだが、異様な臭いを発していれば目立つだろう。俺らはそのまま終点までトイレに篭る事にした。
「……やっちゃったね」
「ホンモノじゃ、ないけどな」
「まだ言ってるの?」
「そりゃ言うさ。多分ホンモノよりもいい。感覚の上ではな」
「そんなに?」
「そりゃ、な。現実には、精液を顔とかにかけるなんて嫌がられるもんだ。……って情報をどこかで読んだ」
 俺は便座に座り、ミアキは俺の上に座っている。もう1回やるのもいいが、終点に着くまでに終われるかどうかが微妙なので自粛している。但し、今俺はミアキの乳房を揉んでいるが。
「じゃあ、今度は嫌がってみようかな」
「今度なんてあるのか?」
「……さあ。また、1ヶ月オナニーしなきゃ会えるかもね」
「苦行だな。今日の記憶だけで少なくとも半年、いや、1年は持つ。でも今度は……、ミアキじゃないのにしてくれよ」
「まあ、そのときのヤマちゃんの理想の女の子として出てくるから、その時々にも寄るんだと思うけど。でも、どうして?」
「あいつは、ミアキは俺の事を好いていないんだ。でも俺はあいつを好いている。高校時代からずっと、あいつに幻想を抱きつつ好いていた。あいつには今、付き合ってる奴がいる。俺に向けられないその目を妄想で無理やり向けさせるのは、何ていうか、あいつに申し訳無くてさ」
 そんな偽善的な理性が、俺にこの禁断少女を突っぱねさせたのだ。本当は求めている。でも求めてはいけないという心がある。結局は本能に従って、こいつをミアキに見立てて俺はこいつを抱いたのだが。






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