- 522 名前:名無しさん@英語勉強中 mailto:sage [2020/11/07(土) 16:09:47.92 ID:0udFmA4G0.net]
- >>513
ネイティブが読む通常の新聞、雑誌、小説、ノンフィクションなどを読みこなせるようになりたいなら、 自分の英語力に合った英文(語彙制限のあるリーダーなど)の多読とは別に、単語力と英文解釈力の増強は やっておいたほうがいい。 誤解している人が多いが、英文解釈の本質は、英文の意味をできるだけ早く正確に理解するために、 英文の構造を分析する(SVOCや修飾関係を特定する)技術であって、英文を日本語と対照させ、 和訳しながら読んでいくことではない。 英文解釈は日本の受験英語特有のもので、日本人の英語力が進歩しない原因のひとつののように 批判されることがあるが、それは英文解釈=英文和訳の技術と誤解しているからであって、 「英文の構造分析の技術」は英文を早く正確に理解するためには極めて重要。 最初のうちは練習として、該当する部分にSVOCといった記号、句に( )、節に[ ]などを書き込んで 文の構造を分析しながら英文を丁寧に読んでいく。慣れてくればいちいちそうした書き込みをしなくても、 あるいは頭の中で英文を日本語の語順に置き換えて考えなくても、英語の語順のままで意味が理解できるようになっていく。 ちなみに英文解釈(英文の構造分析)は日本の受験英語の専売特許ではなく、イギリスの元首相で ノーベル文学賞受賞者のチャーチルは、英語の効果的な学習法として、自身が高校時代に英語の授業で体験した 英文の徹底した構造分析を「わが半生」の中で次のように紹介している。 「我々は英語の説明を細かく聞いたばかりでなく、たえず文の解剖を練習した。先生には彼独特の教授法があった。 彼はかなり長い文章をとって、それを 黒、赤、青、緑のインキでいろいろの構成分子に分ける。 主語、動詞、目的語、関係節、 条件節、接続節、離接節など!みなそれぞれの色彩をもち、 それぞれの括弧に包まれる。それはまるで、1つの練習問題のようで、毎日のようにおこなわれた。 (中略)私は完全に習い込んだ。普通の英文なら、その基本構造を骨の髄まで徹底的に覚えた。 これはじつに尊いことだ。」
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