- 256 名前:日出づる処の名無し [2008/12/23(火) 09:34:21 ID:8hCpGPU6]
- ▼[オンブズマンコラム] ミネルバとニュースメディアの役目 (ソウル新聞)
2008年を象徴する単語の一つはミネルバだ。知恵の女神をペンネームに使ったミネルバは、最近の 韓国経済の危機をあらかじめ予測しながら、代表的なオンライン論客に浮上した。ミネルバがオンライン 空間で議論するとか話題に提示した多くの争点について、賛否の世論が形成されたりした。ミネルバの 登場は新しい世論形成の過程を示す独特の事例と評価されている。一個人の専門的知識と主観的分析 力による経済予測が、オンライン空間を通じて少なくない説得力と力を得るようになったからだ。 私達はミネルバの事例を通じて、変化している世論及び情報拡散の躍動性を調べられるようになった。 既存のニュース情報の生産や流通・消費が、オンラインポータルニュースやディベートルーム及び個人 ブログなどを通じて迂迴的に成立して、ニュースの先行獲得や主要争点決定方式が多元化されたのだ。 もちろんグローバル経済の不確実な展開過程及び経済政策に対する信頼度の低下によって、ミネルバ のような多角的に検証されない知識や主張に対する議論が説得力を得るようになったことも事実だ。 そこで重要なことは、既存のニュースメディアが私達の社会の変化に追い付くとかこれを予測する能力 が弱くなりながら、代案的なニュースまたは情報に対する利用者の欲求はむしろ急激に増えているという 現実を理解しなければならないという点だ。最近ではニュース情報を生産する主体がUCCからオンライン 専門ウェブサイトに至るまで無限大に多様化しただけでなく、これを再構成してまた流通させるメディアも 急激に増加している。ニュースの利用者も既存の新聞や放送などのような伝統的なメディアに対する依存 度を減らす一方で、ポータルやブログ・コミュニティサイトなどを通じてニュースに接近する比重が高くなる 傾向だ。 このような新しいニュースの生産・流通・消費モデルは、既存の伝統的なニュースモデルとは根本的に 区別される特性だ。しかし問題は、果してどれくらい信頼性のあるニュース情報が生産されているか、 これによって合理的な世論が形成されているのか、そして世論形成過程にどの程度多様な声が疎通され ているのかだ。 (1/2)
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