- 170 名前:名無し三等兵 mailto:sage [2018/02/15(木) 00:40:29.91 ID:HC0SvuSB0.net]
- >>129
> ハリアーは翼の端に小さな噴射口があって左右のバランスを取っている。 > > 同じ方式で左右エンジンの出力差は調整可能でしょう そのロールポストの噴射力そのものが双発で片方のエンジンが一時的にでも推力低下するとアンバランスになるわけです だってロールポストで噴射する気流は各々のエンジンから抽気するわけですからね 敢えてやるならば左翼端のロールポスト噴射を右エンジンの抽気で行い、右翼端のは左エンジンから抽気すればアンバランスの打ち消しには少しは役立つかも知れません しかしながら、片方のエンジンの推力低下で起こるメインノズル間の推力差をロールポスト噴射で補うのはとても無理です F-35Bのデータを見れば理解できますが、左右それぞれのロールポスト噴射によるリフト力はメインノズルやリフトファンそれぞれのリフト力の4分の1程度、 つまり垂直飛行モードでのリフト力については、リフトファンと偏向ノズルの各々が4割ずつ、左右翼端のロールポストがそれぞれ1割ずつを分担しています ロールポストのリフト力を偏向ノズルのリフト力と同等にするのは現実的ではありません(エンジン推力の半分を抽気してしまうとなると、そのガス流のダクトも とても大きくないと圧力損失などが酷くて使い物にならない) ハリアーは単一のエンジンから左右のロールポスト両方の噴射ガスを抽気して使うので両方ともに噴射力低下は起こり得ても 左右アンバランスなのは原理的に起こらない仕組みになっているのです
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