- 577 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/01/29(金) 19:36:26 ID:dbLxQoax]
- >>567
うわぁ先に言われた。去年スカパーのフリ−・メイソン番組の中で見たよ。 どうしてくれる、誰も挙げてないからブログに書こうと思ってたのですがw ロベルト・カルヴィ設定はオレもそう感じた。橋の下の首吊りとフリ−・メイソン印あたり。 そしてバチカンが慈善事業シーン、けど実態はバコバコ殴ってる。ロシア人=マフィア。 トニーはパルナサスも利用できるなとも思った。トニーの夢は金、名声。ジュードのシーン。 けど、最も本質的かつシンプルな象徴で言うと、 パルナサス=キリスト(バチカン)+ファウスト、トニー=ユダ(ロベルト・カルヴィ) でいいと思う。 で、悪魔=ローマ帝国というか権威、体制、社会、時勢、世の中+メフィスト。 パルナサスは十字架を背負う、人々に物語る、 そして最初の選択で誘惑に負け〜永遠の命と引き換えにその後悲惨だから、 「悪魔の誘惑に打ち勝つ自己を持て」、という感じ。 もしくは、「悪魔は必ず憑いて来る、常に誘惑に負けず選択せよ」、という話。 ギリアムの場合、映画配給会社=悪魔、だけど必要。 映画見る側にとっては、「社会」とか上に挙げたもの。 ラストのアレは「ヒースはここに居るよ」でもあり、 「あなたの周りにもトニーは居るんだよ」「あなたはどうなんだ?」と考えると深い。 ただ、何よりギリアムが言いたいのは 見てる人に問いかけたかったって事なんじゃない? 「流されるな、目覚めろ、自分でイマジネイションしろ」、と。 難しく考えると奥深い、けど、シンプルに見ても子供でも楽しめる人はいる。 「Dr.パルナサスの鏡」は、見る人の「今」を映す鏡。 どうにでも楽しめる。そして考える。一部の人は「イミフ」で考えないで目覚めない。 まとめたので長くてゴメン
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