- 965 名前:名無し三等兵 mailto:sage [2010/02/28(日) 01:16:13 ID:???]
- (某所より)
日本軍の重機関銃は列国に比べてそれに割く人数が多く編成しているからこそ威力が大きいのです。 米軍のブローニング.30口径の場合、機関銃班員の数が少ないため弾薬の携行定数はわずか800発しかありません。 これでは、急速な前進に対応できません。しかも、弾薬車側で機関銃へ弾薬を届けるシステムにもなっていないの で、機関銃が前に進んで弾薬輸送車との距離が離れてしまっても、それを取りに行ける人員がいないのです。 つまり、米軍のブローニング.30口径は、その重量とか射撃性能とは関係のない部分でのシステム不備のため、 小銃分隊の前進に追随できないのです。 日本軍の重機が銃1挺に対して1個分隊近い人員(戦銃班)を割き、更に別に機関銃中隊固有の弾薬班を置いて いるのは、その継戦能力の高さを保障し、また小銃分隊の前進に全く遅れずに追随することを可能にするという 意味を持つもの、つまり重機の持つ戦闘効率を最大に発揮するように組立てられているものなのです。 この意味では米軍はもちろんのこと、英軍やソ連軍の水冷重機、それどころかドイツ軍の三脚つきMG34/42よりも 攻撃的で柔軟性のある重機戦力を日本軍は持っていたのです。
|
|