- 209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/20(火) 23:43:36 ID:Ctg0g/cB]
- >>202
>金はいつまででも、嫌いになることもなさそうだから欲望できるという意味はない・・てことで。 ↑うん、当然、そんな意味はなかったぜ。 でも、もしも地球が金でできた惑星だったら、誰も金を欲望しないだろうな、とも思うぜ。 だから、「金は量的に欲望できる限界が設定できない」、とは言っても、 それは、この現実世界でのお話だぜ。 あと、「貨幣と欲望」について論じる場合、重要なのは、 「金は綺麗だから好き」とかの、個人的でア・プリオリな欲望ではないと思うんだぜ。 大事なのは、「交換の可能性」という、社会的にデザインされた欲望だと思うのだぜ。 下手したら、金そのものに興味のない人なんて、ずっと昔から、現実にいたと思うぜ。 でも金は、「他の人が交換に応じてくれるだろう」、という期待を抱かせるぜ。 その一点において、金は万人に欲望されることになったのだと思うぜ。 「通話の権利」は、全員にその一生分の量が行き渡った時点で交換の可能性を失っちゃうけど、 「金」は、全員にどれだけ行き渡ったとしても交換の可能性を失うことはないはずだぜ。 一万円札が欲望の対象になるのも、それが「交換の可能性」そのものだからだと思うぜ。 そして、「交換の可能性」への欲望は、それこそ量的にも時間的にも、無限だと思うんだぜ。
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