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女装SS総合スレ



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/17(水) 02:10:23 ID:d6QvuoYn]
ここは既存スレに該当しない女装関連のSSを総合的に取り扱うスレです。
無理やり女装させて、嫌がったり、恥ずかしがったりするのをニヨニヨするのもよし、自分の意思で女装させ、女よりも女らしい子を目指すのもよし、全ては書き手の自由です。
女装っ子を愛でながらまったりと盛り上げていきましょう。

既存の女装関連スレ

【おむつ】幼児女装小説 3冊目【園児服】
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188338286/l50

強制女装少年エネマ調教 ネオ×5
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176841562/l50

↑のシチュに該当するSSはこちらのスレでお願いします。

101 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 02:54:09 ID:+Vj3nOF/]
深夜までお疲れ様です。
>100の真ん中よりちょい下あたりの
心の中での責め言葉(そうだよ〜変態なんだろう)とか
たまらん…

102 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/31(月) 03:26:49 ID:oC5TfEM4]
すばらすいです。
次は服でも買いに行くのかな??ww
可愛らしい服を着せてあげて欲しいですねw

103 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 06:47:01 ID:FwRLHnMz]
すごいイイです!
正座&全裸で待ってます。

104 名前:偽装彼女(1/2) mailto:sage [2007/12/31(月) 07:21:30 ID:LJCDmEq1]


「いい格好」
 言って、真正面から焦らすようにゆっくりと彼のむき出しの背を覗き込む。
 決して太っているわけではないのだが、筋肉の隆起がほとんど目立たない、つるりとし
た上半身だった。今まで水泳の授業がなかったことを悔やむ。
 それがちょうど合っているのか、ホックを留めたブラも背中に食い込まず、白い肌にぴ
たりとサテンのピンクが這っている。背中ニキビ?何ですかそれは、なするんするんのマ
ット感。
「服下げろよ」
 そんなつもりはなかったが、ビクリと細い首を竦めて、言われた通りに奴は服を傍らの
スツールに置いたスカーフの上に放る。
 膝上スカートと紺ハイソ、花柄ブラだけを着けた痩身が、俺の目の前にさらされた。
 腹もうっすら縦筋が一本へそに続いているくらいで、ちょっと前に流行ったエクササイ
ズビデオの外国人女性のが逞しい。
 胸筋も同じく、一番小さいカップがガバガバに余っている。元から入ってる底上げパッ
ドが可哀想だ。
「着てみたかったんだろ?どう?」
「どうって……」
 耳まで赤くして、両手でスカートの裾をギュッと握りしめる。
 できることならその手で恥ずかしい上半身を隠すなり、脱いでしまうなり…俺を突き飛
ばして逃げるなりしてしまいたいだろう。
「『言葉にできないくらい嬉しいです』とか?」
「なっ……っぁ!」
 反射的に抗議の声を上げる須藤の胸元に、俺は手を伸ばした。
 逃げようとする肩をもう片方の手で掴み、身動きをとれなくする。
 肩紐から、あれば谷間へ続く縁飾りを指先でなぞると、ビクンと奴の身体が震えた。
「似合ってんじゃん」
 ない乳房があるように手のひらでブラを揉んでやる。
「やっ……っ」
 パッドの入った柔らかい裏地が、奴の胸板をふにふにとくすぐるのか、掠れた悲鳴があ
がった。
「店ちょ…あのおねーさんの乳見てたろ?」
 上がぱっくり開いたブラの隙間に手を突っ込み、女の子にしてやるように乳頭をぐりぐ
りいじってやると、真っ正面で潤んだ瞳を伏せて小さく喘ぐ。
「…ふっ……ぅ…」
「もうオナニーで開発済み?」
「………っ……やめ…」
 すがるように俺の両腕を奴が掴む。ちょっと驚くが、乳首をつまんだ指を動かす度に膝
が笑っているのを見て、両手で胸を攻めてやることにした。



105 名前:偽装彼女(2/2) mailto:sage [2007/12/31(月) 07:34:03 ID:LJCDmEq1]


「ほら、どうなんだよ?聞いてるんだけど」
 乳房は揉んでも、ここまで先っぽをいじくり続けるのは初めてかもしれない。すっかり
芯を持っているのが見なくても分かった。
「……ぁ…そこ、好きぃ…っ!」
 そこまで聞いてないのに、とんだ淫乱だよ。
「…へぇ」
 正直な奴は嫌いではないので、お望みどおりこねくり回してさしあげた。
「……っひ、ぁ…っ」
 ほっそりした喉をのけぞらせて、奴の両足から力が抜けたところで、長い長い乳首責め
を終えた。あー、指疲れた。
 よろよろしながらも健気に自分の足で立つのを待って、俺は先程から気付いていたこと
を言ってやった。
「なんかさっきから足に何か当たるんだけど」
 ビクリと身を竦め奴が腰を引くよりも、俺が彼の背に片腕を回す方が早かった。
「ぁ…やめ……っ」
 片手でスカートの裾をつまみ前をめくり上げる。
「…チンコまた勃ってんじゃん」
 分かりきってはいたが揶揄してやると、ふるりと奴の唇とペニスが震えた。
「え?こここうされて、こっちも感じちゃったわけ?」
 スカートを捲り上げた手はそのまま、背に回していた方の手で再び下着の上から胸に触
れる。
「ん…っぅ!」
「お前今どんなカッコしてっか分かる?」
「やめ、て……っ」
 大声を出すわけにも、激しく抵抗するわけにもいかず、あっさり俺の胸に背を預け、鏡
の方に身体を向けられてしまった。
「……っ!?…」
 黒髪の少女が、サイズの合わないブラの上から胸をまさぐられ、むき出しのペニスを鏡
に見せつけている。
「…恥ずかしい……」
 蚊の鳴くような声でささやいて、拘束されていない両手で自分の顔を覆ってしまった。
もったいない!
 胸を撫でていた手をポケットに忍ばせ、低く命じた。



106 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2007/12/31(月) 07:36:57 ID:LJCDmEq1]

(本文ないです)

やっとこ休みなのでちょぼちょぼ投下します。

感想ありがたくいただきつつネタにしますw
下着屋編が長くなってしまったので、とりあえずの予定には入らないのですが、可愛い服
ネタも書いてみたいので、あれば次の参考にさせていただきます!


改行など読みづらいところあったら突っ込んでください。
(自分が気にしないのでいまいち読みやすい基準が分かっていないので)


107 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 09:14:55 ID:s+muv/GF]
GJ!!
支援&保守!



たっちゃった…


108 名前:偽装彼女(1/2) mailto:sage [2007/12/31(月) 10:17:54 ID:LJCDmEq1]


「手ぇ下ろせ、鏡見ろ」
 有無を言わせぬ口調に、彼が半泣きで言う通りにしたところで、
 シャラーン、と間抜けな電子音。
「なっ…!?」
「記念撮影」
 シャッター音に負けないくらい軽薄に笑い、痴態のバッチリ撮れた画面を無理やり見せ
つけてやった。
「っ…やだ、ぁ…」
 小さく悲鳴をあげ、俺の腕の中で身をよじる。
 でも命令の上塗りはされていないから俺の手を払いのけることも、自分の痴態を隠すこ
ともできずに、奴はただいやいやをするように首を振り、濡れた目やペニスから涙をこぼ
すだけだった。
 あんまり部屋汚したらやばいよなあ。
 そう思って俺は足で須藤のスポーツバッグを寄せた。
「ちょっと持ってろ」
 染み付くぞと脅して自分でスカートを上げさせておき、相手のバッグの中から目当ての
ものを引っ張り出した。
「…っ!何、して……?」
 半泣きしつつも、奴が咎めるような声を出す。うるさい、俺だって好き好んで野郎の使
用済みパンツなんか触んねーよ。
 色気のかけらもない黒の綿ボクサーを、我慢汁で濡れ濡れの亀頭にかぶせるようにして
竿に巻き付ける。
「大好きなトコいじってやるから、チンコから潮噴けよ」
 言って、今度はブラの上から乳首を責めてやった。
「…っぁ、んっ…ん!」
 乳頭に柔らかな裏地が擦れる度に須藤は身じろぎし、限界の近いペニスがパンツ越しの俺の手にしごかれる。
 耐えられないのか俺の腰に当たっている奴の薄い尻がもじもじと動いた。そこ俺の息子
だっての!
「や…でちゃ、う……」
「だから出せって」
 やらしい格好見ててやるよとささやきかけると、倒錯的な快感に黒い目の焦点が揺らい
だ。
「あっぁ……っ!」
 自分でスカートを捲りあげたまま、ほとんど乳首と言葉責めだけで、鏡の中の少女は果
ててしまった。
 ビクンと身を強張らせる度に、彼のペニスを包んだ下着に生暖かい精液が噴き上がるの
が伝わる。
 射精が終わり、あらかた熱が引いてから須藤を突き放した。
 力なくその場に座り込む奴の目の前で、彼自身の精液を受け止めた下着を広げてみせる。
「うわすっげ」
 ドロッとした白濁が、布地に模様を作っていた。



109 名前:偽装彼女(2/2) mailto:sage [2007/12/31(月) 10:21:13 ID:LJCDmEq1]


「あーあー、きったねえの」
 わざと言うのにも気付けず、むき出しの尻を絨毯に乗せたまま恥じ入るように俯いてし
まう。スカートを掴んだままの手が、羞恥に小刻みに震えていた。
「もうコレ、穿いて帰れないよなぁ」
 汚れが室内に付かないように注意して下着を置くと、絶望的な顔をする奴に笑いかけて
やる。
 着てないものも含めて、壁のフックに丁寧にかけられたブラのハンガーを、一つ取る。 そして、
「はい、新しいの」
 言って、今着けてるブラと対になったパンティー(精液付けた野郎の下着がパンツなら、
レースとリボンで飾られたこれはまさしくパンティーだ)を突き付けてやる。当然、奴は
面食らった。
「え…?だってこれ」
「いつまでココにいるんだよ、乗り込まれるぞ」
 思わず受け取った、値札が付いたままのそれに彼は戸惑いをみせたが、追い立ててやる
と諦め良く、一度足を入れるところを間違えてから身に着ける。
 捲れ上がったスカートはそのままに、白とピンクのレースやら刺繍やらに彩られた花柄
ブラとそろいのパンティ姿を、須藤は披露してくれた。
「お客様、どこか苦しくないですか〜?」
 おどけたように言ってひざまづき、足下から相手の顔をうかがう。
 羞恥に俯いていた目が俺を捕らえ、見ないでと言いたげにぎゅっと閉じられる。いやい
や、それ丸見えですから。
 その拍子にポロリと涙がこぼれ、初めて見るまともな泣き顔に俺の息子が少し疼いた。
「あぁ〜っと。ココがちょっぴり辛そうですね〜」
 パンティーの前面中央を指して、白々しく言う。
 勝負系ではないとはいえ、決して短小ではない彼のペニスがすっぽり収まるほどには、
布面積は広くない。
 華奢な身体には不釣り合いな、年相応に立派なそれは、濃くはないが黒い毛と共にツヤ
ツヤした薄ピンクの布地に透けて見え、清楚な下着姿の少女に違和感を醸していた。
「お客様、こちらはサイズ一個しかないんですよぅ〜」
「……っつ、ぅっ!」
 ふにゅふにゅの布越しに袋をつつくと、イったばかりの竿にまた熱が下りてきた。お盛
んなことで。
「女の子なんだからガマンしてくださいね〜」
 宥めるように窮屈そうなペニスを撫でてやると、おおげさなほどに彼は身を竦めた。
「ひぅ……っ!」
 勃起はしていないものの、ジンワリとごく小さな染みが付いてしまい、須藤が息を飲む。
 そろそろ潮時だな。





110 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 10:56:37 ID:uUTX6hQe]
うおおおおおおしばらく見ないうちに神降臨!!!!
超絶GJ!!
これからも楽しみ

111 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 14:46:35 ID:YUPUgmlD]
連日の神投下を今はじめて知った
もう男×女装男のカップルでも良いじゃない!

そう感じた大晦日の午後でした

112 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2007/12/31(月) 16:51:57 ID:LJCDmEq1]

(本文ないです)

*誤字訂正です

投下分全体を通して、
「試着室」の殆どが「更衣室」になっていました。更衣室代わりにしてはいかんだろ。
もう下着屋場面少ないですが、以降の投下分は気をつけます。

どっかの更衣室でイヤンイヤンなのも良いよなあとか、変なこと考えてたせいです。
脳内変換お願いします&大変失礼しましたorz

他にも漢変や言い回しがおかしいところがありますが、読み飛ばしていただければ幸いです。



113 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 16:55:24 ID:+Vj3nOF/]
山場までお疲れさま&GJ!!!
下着越しに伝わる感触の表現が生々しくていいです

>可愛い服ネタも書いてみたいので
個人的な好みだと、メイド服とか
ゴスロリ系とか。でも、勃ったチンコは
隠れてしまうから責め向きではないかも…
二次女装メイドか…手持ち画像でいいのがないな…
ttp://casmount.no-ip.org/~eroo/php2/src/1199087576864.jpg

114 名前:偽装彼女(1/3) mailto:sage [2007/12/31(月) 16:56:17 ID:LJCDmEq1]


「待ってな」
 言って、俺の鞄のポケットから小さなハサミを出す。枝毛切るのにも、彼女にプリクラ
切るから貸してって言われた時も便利だったりする。
「サキさぁ〜ん!これ着せて行きたいから値札取っちゃうよ!」
 外に向かって怒鳴り、返事を聞かずに奴の後ろに回りブラの値札を外した。
 プチン、とループの切れる音に、うっすら汗をかいた背が硬直する。
「動くなよ」
 刃が肌を滑る感触にも感じる敏感さは非常に興味深いが、それを楽しむには時間が無い。
 パンティーの値札を取るべく軽く後ろを引っ張ると、胸とペニスにばかりかまけて気付
かなかったが、ぷりんとした白い尻が直に見えた。
「良いカタチしてんじゃん」
「ひゃん!?…っ!」
 からかうように掴むと、不意に高い悲鳴が上がった。
 慌てて口をつぐむが、外にその可愛い声はばっちり聞こえちゃってると思う。
 笑いを堪えながら値札を外し、制汗剤を軽く噴く。寒いけど鞄に入れっ放しで良かった。
 残りのブラと、汚れた下着を入れた奴のや俺の鞄を持って俺は更衣室を出た。
 手ぶらで下着だけ脱いでこられるものなら、やってみな。



115 名前:偽装彼女(2/3) mailto:sage [2007/12/31(月) 16:57:43 ID:LJCDmEq1]


 呆れと興味半分のまなざしで俺を迎えた店員に必要ないハンガーやブラを預け、レジに
二枚の値札を出すとサキさんがウンザリした顔でため息をついた。
「いちゃいちゃしてんの聞こえてたわよ。主にアンタのヤニ下がった声」
 カップとよくあるデザインにふさわしく、手頃な値段が表示される。メシも食わずに別
れてきたから、大して痛くない出費だ。
「マジ?やだなー聞こえないふりしてよー」
「本番行っちゃわないかハラハラしちゃったじゃない」
 冗談めかして言っているが、「絶対にやるんじゃねえぞ」と目が訴えてる。
 お釣りを受け取ったところで、元通りセーラーを着て本人が出てきた。寂しがりの彼女
みたく俺を見つけてレジに駆け寄ったが、俺が財布を手にしてるのを見てオロオロする。
「あの、わたし…の鞄……」
 嫌がらせの小道具代をみずから払おうとするなんて、これ以上弱みを握られたくないの
か、筋金入りの真面目というか天然なのか。
 笑いだしたいのを堪えて、優しい彼氏の顔を作ってみせる。
「せっかくだから俺にプレゼントさせてよ」
「そうよ気にしない気にしない。この子いっつも女の子に払わせてんだから」
「ちょっとサキさん、一言余計」
 事情を知らないサキさんにまで逃げ道を阻まれ、初々しい「彼女」は困った顔をした。
「…ありがとう、ございます」
 恥辱に赤らんだ顔を見られたくないのか奴がペコリと頭を下げると、巨乳(というか肩)
を震わせてサキさんが悶える。小動物系に弱いのか、この人。
「またいらしてくださいね」
 顔を上げた須藤には無駄に爽やかな姉御笑顔を見せて、支払いをした俺には釘を刺すよ
うな笑顔を向けてきた。
 こーゆータイプには気をつけないとな、俺。



116 名前:偽装彼女(3/3) mailto:sage [2007/12/31(月) 16:59:31 ID:LJCDmEq1]


 店を出て歩きながら、俺はスポーツバッグのポケットに入っていた須藤の携帯を勝手に
取り出し、俺のアドレスを打ち込み送信した。
 本人はというと、上半身にまとわりつくブラや窮屈なパンティーが気になるのか、しき
りに襟やスカートの裾をいじっている。まぁどうせ後で気付くだろ。
 俺の携帯が奴のメアドを受信したところで、駅が見えてきた。
「どっかで着替えて帰るの?」
 顔を上げる須藤の背景は薄暗く、赤みの引いた白い頬がきれいな曲線を描いていた。
 無言でうなずく奴に、ずっと預かっていたスポーツバッグを差し出す。
「明日予定ある?」
「……用件なら今ここで言え」
 うわっ、可愛くない!とてもその、ぷりっぷりの唇から出たとは思えないセリフ!
「…正直に質問に答えないと、返さない」
「………ないよ」
 予定のない日曜日に、塾にも何も通ってないらしいこいつは何してるんだろう?
「あっそ」
 鞄を奪い取る須藤は、長かった拷問に肩を落とした。
「……どうしたらいいんだ」
 わずかに内股のまま、とぼとぼ俺の横を歩く彼に、俺はにこやかに告げた。
「じゃあそれについては今夜メールすっから!気をつけて帰れよ!」
 駅に入ってく俺を、返事の代わりにセーラー美少女の恨みがましい目が追った。
 さて、寝る前までに今日の「記念写真」と一緒に送るメールの文面を考えなくては。
 デートにはアフターフォローが肝心だ。



117 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2007/12/31(月) 17:12:13 ID:LJCDmEq1]

(本文ないです)

ここまでが土曜日で、次回からが日曜日編です。

早く目的達成せねばとアワアワしているうちにスレ占領してしまってますが、どうぞ他の
書き描き手さんもお願いします。


保守や感想ありがとうございます!

>>113さん
普通系の女の子の格好させてアレコレとか考えてましたが、メイドやロリという大好物を
忘れていました!ありがとうございます。
あえてブツが隠れる服着せるのもまた良しですな!
上手く絡まるよう妄想してきます。



118 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/31(月) 17:19:01 ID:amyn4Kzs]
imepita.jp/20071227/464070

119 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 18:25:28 ID:hvcpFIJv]
下着屋編素晴らしかったGJ!
俺も友人から誕生日プレゼントに下着上下貰ったけど毛がはみ出るんだよなあ
どうしても下に引っ張られるし



120 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 18:30:35 ID:+Vj3nOF/]
はみ出た分はちゃんと剃ってお手入れしましょう

121 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2007/12/31(月) 23:30:38 ID:LJCDmEq1]

(本文ないです)

これから投下予定の「日曜日編」はエロまでの前フリというか、お膳立てが長くなってし
まったので、今回投下分はエロっ気がほとんどないです。ご注意を。


>>113さん
申し訳ないです、
せっかく画像つけてくださってたのに、スクロールしきれず見逃してましたorz(携帯)

メイドさん画像ありがとうございます!
下着屋編ではまさしくああいうのイメージしてたので、妄想が現実に!?な気分です。

さらに、白ニーソにあえてのロングスカートに何か目覚めそうです、感謝です!

メイドやロリなど、フリフリ資料があまりないので、ありがたくおかずに…いえ、参考に
させていただきます。


今日は休みだったので多めに投下できたのですが、明日以降はぼちぼちになりそうです。
保守ありがとうございますた&良いお年を!


122 名前:偽装彼女(1/3) mailto:sage [2007/12/31(月) 23:32:40 ID:LJCDmEq1]


 日曜だってのに、これでもかってくらい学生がいて、うざったい。
 ちんたらだべりながら歩きタバコしている浪人生集団を追い越し、ぶつぶつ単語帳を捲
る現役生を舌打ちで退かし駅に向かう。
 普段なら踏切を渡って帰るのだが、今日は定期を使って構内から反対側の改札口に出た。
 塾も店もろくにないので、地元住民しか使わない小さいそこは例によって寂しく、セー
ラー襟の揺れる細い背中はすぐに見つかった。
「待たせたっ?」
 駅の中から来るとは思わなかったのは、心底驚いたかのように奴は振り返った。
 肩まで伸ばしたサラサラの黒髪、人形めいた白い肌に、ぱっちりした睫毛の濃い目や滑
らかな紅唇といったパーツが絶妙なバランスで配置された面。そして、
「…待ってない。あと三分ある」
 それらをすべてぶち壊す、無愛想というか、感情を押し殺したような細い声が、俺を迎
えた。
 赤いスカーフも可愛らしいセーラーに大きめのカーデを羽織った美少女を、誰が須藤豊
だと…俺の同級生である、優秀な男子生徒だと思うだろう。
「あっそう。じゃあ三分早く行くか!」
 思い詰めた顔で何か言いかける相手を無視して、たったか駅を出る。どうせ振り返らな
くたって、折り上げたスカートの裾を気にしながらついてくるだろう。
 実際角を二つ曲がる頃には、須藤は黙って俺の隣りを歩いていた。



123 名前:偽装彼女(2/3) mailto:sage [2007/12/31(月) 23:34:27 ID:LJCDmEq1]


「午前中、出かけたのか?」
 人通りがないので、普段と変わらない静かな声で彼は尋ねた。男にしてはやや高い、ハ
スキーな女の声にも聞こえる声音。
 閑静な住宅街で本題に入るのは諦めたようだ。
 うっかりご近所さんと遭遇したらまずいので、言葉遣いについては目をつぶってやる。
「授業だよ、予備校の」
 トートバッグから参考書をチラ見せる。
「まあ塾も通わないで百点とっちゃう須藤君には関係ないな」
「っ……そんなこと、ない」
 名前を呼ばれたところでビクリと肩を震わせたが、小さく言い返して来た。
 黙り込むだけだと思ったので、ちょっと興味が湧く。
「……へえ。なんで?」
「…塾は通ったことあるけど、合わなくて止めた。それに」
 言いよどむ須藤に「それに?」と促す。
「受験は知らないけど、定期試験はやったところが出るから。お前だって授業で答えられた単元の課題は出してるじゃないか」
 授業はほとんど寝てるから、予備校でやったとこしか分かんないんですけどね。
 面白くなさそうな顔でクラスの課題ノートを集めながら、そんなとこまで観察してくだ
さってたんですか、このミニスカセーラーな優等生君は。
 学校でその顔以外には特に自己主張することのないこいつに、委員会の先輩まで黄色い
声を上げる理由が少し分かった。
 それにしても、高潔な人格に趣味の良さは伴わないのだろうか。
「は?じゃあ俺もやればお前レベルくらいにはなれますよってこと?」
「うん」
 真面目くさった奴の表情に、学校に居るような気分になり腹が立ったので、世間話を終
えることにする。
「『宿題』はしたか?」
「………した」
 俺の声音に気付いて奴は頬を染め、視線を逸らした。



124 名前:偽装彼女(3/3) mailto:sage [2007/12/31(月) 23:35:30 ID:LJCDmEq1]


 昨晩、記念写真と共にメールで送った「宿題」は二つ。
 昨日と全く同じ格好で待ち合わせることと、多分これが今涙目になるほどキツかったん
だろう、
「あそこがツルツルだと、余計気分出るだろ?」
「……っ」
 意地悪く耳打ちすると、たまらず彼は俯いた。だから、言われた通りやっちゃうのがい
けないんだって。
「かわいーなぁ、俺のためにオシャレしてくれたんだ」
 当たり障りのない砂を吐きそうなセリフを言って、腕を回した肩を軽く叩いてやる。
「っ……やめ、」
「て?」
 怒ったように払いのけてきたが強引に肩を掴み、赤く染まった目元を見て言う。
 少しの間睨み返してきはしたが、きゅ、と唇を噛みしめ視線を下向けた。
「…やめて……」
「はい、わかりました」
 あっさり手を放してやると、紺ハイソを穿いた足が少しもつれた。



125 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 23:53:03 ID:+Vj3nOF/]
今年最後のup、ご苦労さまでした。
「お手入れ」に対応してすぐに剃毛プレイに
応用する所など流石です。
やっぱ女装Mっコはツルツルじゃなきゃね…GJ!

メイドでもう一枚:
ttp://casmount.no-ip.org/~eroo/php2/src/1199112446803.jpg

セーラー服と、悔しさと恥ずかしさが入り交じった表情が
この物語の主人公を連想させたので:
ttp://casmount.no-ip.org/~eroo/php2/src/1199112510238.jpg

126 名前:偽装彼女の中 mailto:sage [2008/01/01(火) 00:26:38 ID:NcmPPqIW]

(本文ないです)

>>125さん

新年早々にだましてしまい申し訳ない。剃毛はもともと打ってたので、レスを見て「ウフ
フ、じゃあこれ頂きね」とやったわけではないですorzそんな字書きになりたいものです。

剃毛も萌えなので、タイムリーにお手入れレスがあるのを見て「よっしゃ」と思い昨日中
に投下しましたw


プレイの一環としての剃毛も機会があれば書いてみたいです
(今のキャラじゃなくても、「メイドのたしなみなのだぞ」「ああっ」みたいなw)


携帯のためか、PCビューアーでもちょっと開けないのですが画像?もありがとうございます。
とても気になるので、見られるようにもう少し頑張ってみます。



127 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/01(火) 01:07:08 ID:3GHthvG5]
>126
それは失礼しました。
画像縮小して、イメぴたに登録しました。
(ていうか、イメぴたの場合はもしかして画像縮小すら必要ない?)
ttp://imepita.jp/20080101/039090
ttp://imepita.jp/20080101/032360

128 名前:偽装彼女 mailto:sage [2008/01/01(火) 11:50:03 ID:NcmPPqIW]


 大音量でCDかけたまま出かけるなんて、マジありえないんだけど。しかもご丁寧にオー
トリバース。
 兄貴の部屋でがなり続けるコンポを消してから、廊下に突っ立っていた須藤を奥の俺の
部屋に入れた。
 靴の多い玄関を物珍しげに眺めてたので、聞いてみたらやっぱり一人っ子。
 無理やり連れて行かれた俺の家に上がる時でさえ「お邪魔します」とか小さく言うのを
見て、昨日のレジでのことを思い出した。
 お茶菓子出すようなしつけはされてないので、喉が渇いてないか聞いただけで、カーペ
ット張りの床に座る。
 俺の向かいに腰を下ろしかけて短いスカートの中が見えるのに気付き、ぴったり合わせ
た膝からそろりと正座をする須藤の頬が上気する程度には、今日は寒くなかった。
「パンツもちゃんと穿いてきたんだ」
「…お前が命令したんだろ」
 むっとしたように言い返してくる。なんだよ、そんなにサキさんに嫌われたくなかった
か。
 なけなしの虚勢を張られるのも、こちらが優位である限りは可愛いものなので悪くない。
「へぇー……でもお前、チンコぎゅうぎゅうで染み付けてなかった?ほら、前んとこに…」
「洗ったに決まってるだろ!」
 昨日の試着室でのことを思い出したのか泣きそうな顔をして怒鳴る。元が上品なので怒
鳴るといっても吐き捨てるような語気だが。
 たしかに、こいつが取り乱すのも分からなくもない。目の前の同級生に乳首いじくられ
てイっちゃうなんて、全国の男子高校生何万人に一人の割合?
 そんな不幸なあちらさんは、元の生活を取り戻すために俺に言われた通り下着から何ま
で女装して、こうして泣きそうになるくらい人生かけて苦悩しているんだろうけど、俺的
には可愛いオモチャかペットがヘソ曲げちゃったよぅ〜どうしよう☆な気分だ。
 自然と、返す言葉も軽薄なものになる。
「洗ったって、自分でやったん?どうせ洗っちゃうんだからって、着けたまま一人でオナ
ニーしちゃった?」
「っ……!」
 女の子と別れる原因の一つでもある、思ったことを残らず口にしてしまう俺の癖を目の
当たりにし、怒りを通り越して呆然としていたが、彼は黙って自分の鞄を引き寄せた。
 反応しない須藤の顔を覗き込むようにして身を乗りだす。
「なぁ、おい…っ!?」
 昨日と同じスポーツバッグから出した何かを、突然目の前に突きつけてきた。



129 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/01(火) 11:50:31 ID:NcmPPqIW]
(本文ないです)

>>127さん

画像わざわざ変換くださり感謝です!

携帯だとメイドさんの方だけ何とか表示されたのですがデータ量が大きく保存できなかっ
たので、これで両方ともオフラインで見られます。

メイドさんはガーターとラッピングなリボンに、セーラーちゃんは表情とない乳いじられ
てるのが萌えますた。

新年に良いものいただけルンルンです。

それでは重ね重ねありがとうございました。




130 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/01(火) 12:56:38 ID:3GHthvG5]
新年早々乙です。
これから何が始まるのか…wktk

131 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/01(火) 22:25:57 ID:NcmPPqIW]

(本文ないです)

今更ですが、あけましておめでとうございます。

これから投下するのは、今打ってる「偽装彼女」の続きではありません。

外出したくせにお参りにもいってないのに、何か和服妄想が舞い降りました。

「偽装彼女」と同じキャラですが、エロ描写のみです。


今年もよろしくお願いします。



132 名前:和装彼女(1/3) mailto:sage [2008/01/01(火) 22:28:31 ID:NcmPPqIW]


 俺が右利きなことと、和服の合わせに感謝する。
「…ぁ……っん」
 後ろから抱え込んだ身体を包む、萌葱色だか若草色だかの振袖の合わせ目から、緋色の
襦袢との間に手を潜り込ませる。
 寒空の下ですっかり冷えた白い頬の上で、ヘアピンから零れたいわゆる烏の濡れ羽色な
サラサラストレートヘアが揺れている。エロ美しい日本万々歳だ。
 本人は認めないだろうが期待にツンと尖った乳首を、俺の指先が襦袢の上からかすめる
と、控え目な喘ぎがもれた。
「っ……くすぐったい…」
「え?直接触って欲しいって?本当やらしいなぁ、お前」
 顔をのぞき込んでやると、紅をのせた唇を震わせて瞳を伏せる。
 外では女にまで振り返られた、楚々とした佇まいをしていたこいつが、こうして同級生
の部屋で言葉責めされてる変態野郎だなんて、誰が思うだろう。
「ノーブラだと気になるなんて、すっかり女の子だよなぁ」
 耳の中に吹き込むようにささやきかけてやると、目の端がかあっと赤く染まった。
「……っゃ、あ…!」
 襦袢の下に指を潜り込ませると、両手で俺の手首を掴んできた。
「どしたん?」
「っあの……座らない、の…?」
 動きを中断して聞くと、おそるおそるといった感じで尋ねてくる。
 汚い部屋とはいえ、足の踏み場も腰を下ろす場所もあるのに、足袋や草履に慣れない足
で歩き続けたからだろうか。そういえば学校にいる時はもちろん、こうしている時も必要
以上に触ってこないこいつが、部屋のドアを背に立つ俺にもたれかかるのがいつもより早
かった。
「うん、もー少しこのまま。寄りかかっていいから」
 そう言われて、はいそうですかと体重を預けることがないから良い。
 直に襦袢の下の肌に触れた俺の手のひらの冷たさに身を竦めても、震える膝で健気に立
とうとする彼だからこそ、落とし甲斐ってものがあるのだ。
 ない乳を持ち上げるように、薄い胸板を撫でまわす。
 帯が当たっている隙間まで指先をのばして腹をくすぐると、抱え込んだ身体がびくんと
跳ねた。



133 名前:和装彼女(2/3) mailto:sage [2008/01/01(火) 22:30:15 ID:NcmPPqIW]


「ひゃっ…ぁ、違……っ」
「何?さっきからおねだりしまくりじゃね?」
 新年早々サカってんの?と苛める口は休めずに、胸を責めていない方の手で、服に合わ
せてアップにしていた相手の髪をいじくる。
 ヘアピンを一本ずつ抜きながら、親指の腹で硬くなった乳頭を押しつぶした。
「ぁ……んんっ…」
 ずっと出していた細く白いうなじを這うように、止め癖の付いた黒髪が降りる。
 気付いているのかいないのか、俺の指の動きに合わせて身体をビクビクさせている須藤
の両足は、すっかり支える力を失っていた。
「ふ……っぅ…」
 下着なんか穿かせてないから、奴が寄りかかると俺の腿に押しつけられる尻の割れ目が
はっきりと分かる。
「ひぁっ!?ん……っ」
 片手をその間に滑らせて尻たぶを揉みしだくと、薄い肉付きながらもぷりんとした弾力
が俺の指を押し返した。
「あぁ……っもう、だめ…っ」
 全然ダメっぽくない声色だったが、一応聞いてみる。
「なに?ケツ掴まれただけでイきそう?」
「…っそうじゃなく、て……ふ、服…」
「服ぅ!?」
 尻揉まれて感じてるのは事実のくせに、窮屈な振袖にケチをつけてきた。こいつは和服
のロマンをまるで分かっちゃいない!
「せっかく本読んでビデオ見て頑張って着付けたんだから、もうちょっとさぁ…」
「ぬ…脱ぎたいわけじゃなくて……っ」
 言って俺の腿に密着した尻をもじもじさせる。あー、窮屈って、そっちの方ね。
「チンコ勃ってんの?」
「………うん」
 少しためらった後、蚊のなくような声で肯定した。
「どれどれ?」
 合わせ目から手を抜き、掴んでいた尻も放すと、力の抜けた身体はズルリと床に落ちた。



134 名前:和装彼女(3/3) mailto:sage [2008/01/01(火) 22:31:49 ID:NcmPPqIW]


「足だせよ」
 傍らに立った俺に言われるまま、膝を伸ばして両足を投げだす。
「…どのへんが?」
 襦袢やおはしょりで何重にも覆われてて、勃つモノも勃てないのだろう。本人の申告に
あるような隆起は、服の上から見る限りはなかった。
 まあ振袖着て勃起する奴に配慮してデザインされているわけがないから、しょうがない。
 犬でいったら腹出して降伏状態な須藤に、俺はもったいをつけるように問いかけた。
「チンコ苦しいんだ?」
「……うん」
「乳とケツ揉まれて感じまくったんだ?」
「っ………」
 答えないまま、もぞ、と腰を動かすが、そのくらいで着物がはだけたら時代劇なんて成
人指定だ。
「答えろよ。違うなら何とかしてやる必要ないだろ」
 品の良い薄化粧を施した面は明らかに狼狽している。姉貴のなのに、ギャルメイクとナ
チュラルメイクとの差激しすぎ。
「女の子みたいにおっぱいとお尻揉まれちゃって、おっきしちゃったんですか?」
「…………ぅん…」
 こいつ自身に変なこと言わせたわけでもないのに、俺の顔を見ることもできないようだ。
すっかり上気した奴の頬に、一足早く桜色を見た。
「そっか。じゃあ見てやるよ」
 安堵したように相手が息をつくのを確認してから、俺は彼の無防備なそこに片足を下ろ
した。
「ここか?」
「ひゃうっ!」
 土踏まずに不自然な感触のあるモノが当たる。
 めったに聞けない面白い悲鳴に、俺はわざとそこを爪先で撫でてやった。
「あれー?どこかなあ?わっかんねえなあ」
「ひゃ…ぁ、やめ、やめてっ!」
 足袋を履いたままの奴の爪先が、ぎゅっと縮こまる。再び足裏で、そこを包むように踏
んでみた。
「何を?」
 かなり適当に足を上下させているだけなのに、痛気持ちいいってやつだろうか。足裏に
伝わるペニスの感触は、萎えるどころか硬く俺の足を押し上げてくる。



135 名前:和装彼女(4/3) mailto:sage [2008/01/01(火) 22:33:54 ID:NcmPPqIW]


「ほら、何をどうすることをやめて欲しいんだよ」
 踵や親指で軽く踏みつけてやると、身をくねらせて必死に言葉を紡ごうとする。
「やっあ…っ、グリグリしないでぇっ!」
 生真面目な優等生が呂律まわらなくなるくらい、目隠し足コキは堪らないみたいだ。
 いいかげん泣き入っちゃいそうな振袖乙女の哀れな姿に、俺は焦らすのをやめてやるこ
とにした。
「ほらよ」
 床に膝をつき、奴の着る着物と襦袢の端を一緒に掴んで、帯はそのままに前を割る。
 ずっと押さえつけられていたペニスが、作られた隙間から勢い良く起き上がった。
「うわすっげ」
 振袖の合わせ目から、服や顔にそぐわない立派なペニスがニョッキリ生えてる図は、違
和感があるなんてレベルじゃない。
 すっかり勃起しきっているそれから溢れた我慢汁が、竿を伝って服の隙間からちらりと
覗く太股まで濡らしているのが見える。
「あー、こんなになってるんだったら早く出してやれば良かったなあ。ゴメンな」
 白々しく謝ってみせるが、長いこと焦らされては中途半端にいじくられた相手はそれど
ころではないようだった。
 須藤の顔を覗き込み、聞いてみる。
「…イきたい?」
「いきたい……っ」
 熱に浮かされたように、俺にすがるように彼は訴えた。
「そうか」
 俺はにっこりと笑って、奴の震える両手をとる。そして、
「ほら」
 下半身よりはマシだがはだけた胸元と、汁を垂らし続けるペニスとに持っていった。
「やってみろよ」
 優しくささやきかけてやると、おずおずと自分からそこへ指をのばす。
「見ててやるから、好きにイってみせろよ」
 重ねて言っても、不安げな瞳が俺をうかがうように揺れる。相変わらず信用してもらえ
てないなあ。
「返事は?」
「………は、い…」
 そろりと動かし始めた白い手が、無我夢中で自身を愛撫するようになるまでは、さして
時間はかからなかった。
「…ん……んっ…」
 片手で自分の乳首をいじくりながら、血管の浮いたペニスを扱く。
 御利益あるんだか分からない破魔矢やお札を買うよりも、こっちのがずっと俺の心を満
たしていた。
「ん、ぅ…っ……ぁあ…っ!」
 着崩れた振袖の間から、美少女の顔をした変態野郎は今年最初の精液を噴き上げた。

(おしまい)




136 名前:和装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/01(火) 22:35:35 ID:NcmPPqIW]

レスが予告よりはみ出てしまいました。新年早々申し訳ない。

良い正月をお過ごしください!


137 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/01(火) 22:48:24 ID:lxS2rAfy]
御利益様です(-人-)

138 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/01(火) 23:13:42 ID:3GHthvG5]
GJ!!
色々な細かい表現がエルくていいです。
なんだかんだ言ってお似合いの
いいカップル(?)な気がするw

139 名前:偽装彼女(1/2) mailto:sage [2008/01/02(水) 22:12:22 ID:TrABMsOk]


 ………一葉さん?
「昨日の代金」
「に…二千四百円なんだけど」
「やる」
 床に両手を突いて腰を浮かせたままの俺を睨みすえて、五千円札を突きつける。
 ムカつく相手を消すお札だったら、たぶん俺は死んでただろう。
 うるうるな瞳に気圧されそうになったが、こんなはした金で立場をイーブンにする気は
ない。
「要らねえよ、そんなもん」
 本音はちょっぴり欲しいけど、そんな色は微塵も見せずに首を振る。
 そうかそうか、奴はすべてをチャラにする取引をするためにここまで来たのか。
 正直それなら下着や剃毛までは従わなくても良いんじゃないかとは思うが、果敢な女装
っ子M心が出ただけだと思おう。
 金で少しは動くだろうと思っていたのか、奴の硬い表情に動揺が走る。それでも正座を
崩すことなくぴったり閉じた太腿を可愛いなあと思いながら、俺はゆっくり携帯を開いた。
「値段分はいいものもらったから」
「!?」
 ここでそれを出されるとは思わなかったのか、かなり焦っている。あんな良いモノを、
今日こいつを呼び出すためだけにしか使わないとでも思ったのか。
「昨日の写真どうだった?自分で言うのも何だけど俺すごくね?」
 昨晩、知ったばかりのこいつのアドレスに送った画像を出して見せると、慌てて顔を真
っ赤にしてそっぽを向いた。
「なんたってモデルが良いからなあ…なあ須藤?」
「っ言…わない、で……」
 言わないでとは何をだろう。女装して入った試着室の中で、ブラジャーつけて猛るペニ
スを鏡に見せつけていたことを?それとも、このことは他の人には…ということか?
「皆にコレ見せたら、何て言ってもらいたい?」
「!?…そんな……」
 とりあえず、こんな写真撮って喜ぶ俺もかなりの変態扱いされて、日頃の素行的に下手
したらこいつが一方的に被害者扱いされるかもしれないんだけど。
 やるわけない脅しに気付けないのが可愛くて、もう少しいたぶろうとは思ったが、
「頼む…何でもするから…っ」
 素敵なセリフを吐いてくれたので、作戦変更することにした。





140 名前:偽装彼女(2/2) mailto:sage [2008/01/02(水) 22:14:01 ID:TrABMsOk]


「…お前に指図する権利なんてねーよ」
 さっきまでとうって変わって冷たく言い放つと、怯えたように見上げて来た。
「お前が勝手にこんなカッコしてチンコおっ勃てたから、事実をそのまま撮っただけじゃ
ねえか。それとも何だ?今もこうしてこっぱずかしい命令ホイホイ聞いてるお前は変態じ
ゃないとでも?」
 絶望の色に塗りつぶされる瞳が、わずかに違うものに揺らいだのを確認して、俺はにわ
かに笑顔を作った。
「あれ?…そうか、『何でも』ってことは、コレとかを皆にバラしさえしなければ、ずっ
とお前、俺の言うこと聞くわけ?」
「はぁ!?何勝手なこと言って……え?」
 わざとらしく傷ついた顔を向けると、思いっきり狼狽した。
 数秒前には、他でもない俺に変態だのなんだの詰問されていたくせに。
「そっかぁ、俺騙されちゃったんだあ……じゃあ、俺もコレをどうしたって構わないよな?」
「………!」
 「記念写真」の映る携帯を手にニッコリしてやると、色を失った唇が震えた。
 どうした学年首席!?外でこいつに言われた通り、俺もやればできる子なのか?
 内心固唾を呑んで見守っていると、何か自分の中で色々闘ったっぽい須藤はガクリと下
を向いた。
 ふるふると肩を震わせ、搾りだすような声を発する。
「…ゅ…言うこと聞く、から……」
 セーラー美少女が正座して俺に奴隷宣言しちゃうなんて、どうしよう、ムービー撮れば
よかった!
 そんな不謹慎なこと考えてるとは知らずに、奴は黙ったままの俺を前に頭を垂れている。
 彼の覚悟なんて知ったこっちゃないので、俺は朗らかに笑いかけた。
「そう?じゃあこの画像は俺とお前で厳重に保管しようなぁ!」
 他に何か方法はなかったのか、何か間違っていないかとグルグルしてそうな秀才の顔を
上げさせる。
 涙の溜まった黒い瞳に映る自分の笑顔を確認して、俺は高らかに命令した。
「それじゃほら、早く俺の言うこと聞けよ」



141 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/02(水) 22:15:58 ID:TrABMsOk]

(本文ないです)

女装っ子に新しく着せる衣装の色なのですが、
ショッキングピンクと紫、どちらが良いでしょうか?
ご希望あれば教えてください。

特に回答なくてもどちらかにしますので、もしあればよろしくお願いします。



142 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/02(水) 22:43:06 ID:1AjdV1XG]
どういったデザインか良くわからないけど、
とりあえずショッキングピンクに一票

143 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/02(水) 23:26:31 ID:frocNI/0]
GJ!
むずかしいが、ピンクで

144 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/03(木) 01:06:33 ID:HLpHazmQ]
ここは紫だ

145 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/03(木) 02:15:42 ID:NpFd5nYG]
ピンクも捨て難いが、ここは紫に一票

146 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/03(木) 17:00:27 ID:b0n3pPyx]
ここは紫で

147 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/03(木) 22:06:46 ID:8GkMVusl]
淫靡な感じがするので、ここは紫

148 名前:偽装彼女(1/3) mailto:sage [2008/01/03(木) 23:45:59 ID:vLd5415c]


「上脱いで」
 狭い俺の部屋で向かい合わせに座ったまま、昨日と比べても一番優しく命令する。威圧
しなくとも、彼が自分から「言うことを聞きます」と言ったからだ。
 しかし、あまりに近い距離に須藤は早速躊躇した。
「こ…このまま?」
「そう。そのまま」
 片膝立てて頬杖をつく。気分は特別来賓席。
「早く」
 急かされて渋々、上着のボタンに細長い指をかけた。
 スカートの中が見えないよう正座したまま慎重に片腕ずつ抜いていく。丈が長いので尻
と足の間に挟まれた後ろ身頃は膝立ちになって脱いだ。
 昨日は鏡に向かって精液噴いたり、それでも足りずに売り物のパンティーぱつんぱつん
にして汁垂らしたりと、今パンチラするよりずっと恥ずかしいモノを見せてたくせに。
「昨日より胸あるんじゃね?」
 パッドが重なった部分がほんの少し布地を持ち上げていた。
「揉まれるとでかくなるって言うよなあ」
「……っ…」
 ニヤニヤする俺にしつこく乳首責めされたことを思い出したのか、小さく身震いして彼
はそっぽを向いた。まあ悔しそうな恥ずかしそうなお顔は俺から丸見えなんですけどね。
 赤いスカーフを抜いたあたりで、カーデより下を脱ぐところは店の試着室でも見てなか
ったことを思い出す。
 脇のファスナーを緩めて頭からかぶる型のセーラーみたいで、裾に両手をかけた時にち
らりと俺を見た。
 俺が手を伸ばしたらどこでも触られてしまう距離で、周りが見えない無防備な時に変な
ことされないか心配なんだろう。どんだけ信用ないんだ、俺。
「寒いならエアコン入れるけど?」
 「早くしろ」って直接言うよりも、匂わせる程度の方が強制力はあるみたいだ。
 悪代官の前で帯を解く生娘みたいな覚悟を白い面に浮かべて、奴は俺の目の前でセーラ
ーの上を脱いだ。



149 名前:偽装彼女(2/3) mailto:sage [2008/01/03(木) 23:47:51 ID:vLd5415c]


 腕を抜こうとしてもぞもぞ身体を動かすのに合わせて、ふりふりと腿の上のプリーツが
揺れる。
 薄く筋肉がのった脇腹に、折り上げたスカートのウエストが見えた。
 どうせ駅の多目的トイレででも着替えたんだろう。鏡の前で昨日俺にされたようにスカ
ート折り上げて、同じように興奮していたんだろうか。
 カーデやスカーフの上に脱いだ服を置いて、彼は試着室での時と同じように、サイズの
合わないブラジャー姿を披露してくれた。
「家でも着て遊んだりした?」
「…っ誰が…っ!」
「だってお前、そのためにあそこのスーパーまではるばる行ったんだろ?」
 ガバガバのカップから覗く、まだ色づいていない乳頭を眺めてやってから、黙り込んで
しまった彼に「それも脱げ」と言った。
 うなずいて、でも恥ずかしげに長い睫毛を伏せて、奴はブラの肩紐を伸ばして片腕を抜
いた。
 ………はい?
 もう片腕のも外して、あまつさえアンダーを両手でつまむ。
 おいおい、そのままずり下げる気かよ!?
「……?」
 俺の奴を見る視線が変わったのに気付いたのか、けしからん手はそのままに怪訝そうに
こちらを見てきた。
「…あのさ」
「うん」
「念のため聞いとくんだけど、どうすんだよ?」
「…お前の言う通り脱ぐんだよ」
 何言ってんだこいつって顔をするが、いやいや、それこっちのセリフだから!
「いや、だからさ、もしかしてそのまま下にずらしてグルっと回してホック外す気?」
「……何か問題でも?」
「大ありだよ!」
 わけ分かんねえといった顔をしてくるが、逆になぜ分からないのかこっちが聞きたい。
「こうさ、後ろ手にこうやって外すのが良いんじゃん!」
 熱心にジェスチャーまでつけてやったのに、対する相手はさっきまでの羞じらいはどこ
へやらな冷めた目を向けてくる。
「そんな、お前の勝手な趣味に合わせる理由なんて……」
 ほほ笑む俺と携帯を見て、整った顔がひきつる。
 あるんですよね?須藤君?
「…っ……」
 そんなうるうるの瞳で睨まれましても。
 「くやしいっ…こんなヤツなんかに…!」と思っているのが手にとるように分かるが、
彼が自分から言うことを聞くのを待つ。ビクンビクンとなるのも時間の問題だ。
「…か……身体固いから、届かない…」
「あっそう。じゃあ頑張りな」
 にべもない俺の言葉を、唇を噛んでしばらく恨みがましく反芻してから、奴は肩紐を元
に戻した。





150 名前:偽装彼女(3/3) mailto:sage [2008/01/03(木) 23:49:51 ID:vLd5415c]

「…んっ……ぅん…っ」
 軽く背を反らせるようにして、命令に従うが、可愛い声があがる割には終わる気配がな
い。
 相手の横に回って背中を覗き込むが、わざとじゃなく本当に届かないようだ。意外。
 しばらくの努力の後、消え入りそうな声で訴えてきた。
「……がんばった…」
「ほんと?」
 片手を伸ばし、すんなりした二の腕を軽く押し上げてみる。
「ほら、もうちょっといけるだろ?」
「あ、あっぁ…痛いっ!無理、ぃ……っ!」
 声だけ聞いてると、ナニやってんのか分からない。
 黒髪乙女が下着姿で辛そうなのは少し可哀想だが、ここで妥協しては台無しになる、俺
の気分的に。
 俺にうかがいをたてているという悔しさにうち震える相手を無視して、俺は言い放った。
「あんな脱ぎ方小学生か、せいぜい中学生までしかやんねーよ。高校生なんだから努力しなさい!」
 気分は熱血教師だ。性的な意味で保健体育担当の。
「そんな…っ」
「やればできるんだろ?」
「……っ!」
 嫌味で返してやると、記憶力の良い彼は潤んだ目で睨んできた。
 座ったまま屈んでもう一度背中に手を伸ばしながら、唇が「いじわる」と動く。
 そんなに「須藤豊」として扱われるのが嫌なんだったら、その格好でいる時くらいは女
の子にでもなりきっちまえばいいのに。
 まぁ、優等生のプライドと、本人は認めないだろうけどマゾ入った女装願望との間でい
っぱいいっぱいになっちゃうところが俺的には良いんだけど。
「……っく、ふ…っ…」
 俺の視姦から逃れたい一心で、自由にならない手を必死で動かす。
 当然といえばそうだが、無い胸を突き出すような体勢になっていた。悪戦苦闘しながら
も視界に入るだろう自分の肌とカップとの間に開いた隙間に、彼は何を思うのだろうか。
「いい格好」
 言ってわざとらしく須藤の正面に移動すると、頬を赤く染めて背を丸めようとする。
「ほらほら、手がお留守だぞー」
 そんなことを何度か繰り返して、どうにかこうにか奴は目的を達成することができた。
「おーおー、頑張った頑張った。よくできました〜」
 この上なく軽薄に褒めてやるが喜ぶわけがなく、腕の痛みと羞恥で泣きそうになってい
る。
 奮闘の末、締めつけるものがなくなった背筋は淡く上気し、うっすら汗すらにじんでい
た。
 そうか、言葉だけでは不服ですか。このやらしい子は。
 教育はアメとムチっていうしな。ちょっとは甘やかしてみるか。


151 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/03(木) 23:51:47 ID:vLd5415c]

(本文ないです)

ご回答ありがとうございます!
「そこで悩むなよ」ってとこで行き詰まりがちなので、反応いただけるとそっから別の妄
想広がったりして嬉しいです(´∀`*)

ただ嬉しいことに、どちらにも複数ご希望いただけたので、どっちももったいないorz
該当箇所投下まで待って、圧倒的に差がなかったりしたら間とるかもしれません。

今投下中なのは最後まで決まっちゃってるのですが、「うつけ者め!こういう萌えプレイ
もあったのだぞ」とかありましたら是非お教えください。
(プレイがマンネリ化してしまうので)

偽装〜で今占拠してしまってる状態で心苦しいので、書き手の方も読み手の方も、どうか
お気になさらないでくださいorzセットクリョクネーヨ



152 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/04(金) 00:17:12 ID:KxE5CLGe]
乙です。
着替えシーンとか、中々こだわりが見え隠れしますな…
自分が投票したのはピンクだけど、
ここは多数決で紫でいいんじゃない?

153 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/04(金) 00:31:50 ID:TK2I0iJ3]
GJ!
俺はもう一人のピンク派だけど多数決でいいと思う
しかしこの子やば可愛いな…

154 名前:偽装彼女 mailto:sage [2008/01/04(金) 11:43:38 ID:6xjIOdRU]


「ごほうびやろうか?」
「…は?……っ!?」
脈絡のない単語に面食らう彼へと俺は手を伸ばし、
「ひぅっ!?」
肩紐だけで引っ掛かってるブラの下から指を突っ込み、乳首を押しつぶした。
「ゃ…やめ……」
「へえ、勃っちゃってるじゃん」
見られるだけで感じちゃうって、どんだけだよ。
そういえば、淫乱女装くんはここでもオナるって言ってたっけ。
ふと思い付いて、つまんだ手はそのままに俺は動きを止めた。
「俺が今触ってたの、どこ?」
「え……?」
「言ってみろよ、どこ感じるんだ?」
中途半端に刺激がやんで、たまらず素直に口を開く。
「…む……むね、が…」
もういっぱいいっぱいな感じだが、これでは昨日とたいして変わらない。
「『オッパイ感じる』って、言ってみな」
「…っ……」
生まれてこの方口にしたことないようなセリフに、須藤は濡れた目を見開いた。
「言わないと、この格好で外に放り出すぞ」
「…っ!?………」
動揺を隠せないまま、須藤は必死にもつれる舌を動かした。すがるように両の瞳が、俺の顔をちらりと見、恥ずかしげに下を向く。
「…ぉ………お…ぱい…かんじる……」
恥辱に震える唇が、どうにかこうにか恥ずかしい言葉を紡いだ。
「よくできました」
グリグリと乳頭を押しつぶすように撫でてから、ブラを脱がせてやった。
「ひぅっ!ぁ……」
元々の目的が何だったか、今さら気付いたんだろう。楽になった両手で慌ててスカートの裾を伸ばした。
でももう遅い。しっかりとは確認できなかったけど、胸に気をとられている間に開いた足から、明るいピンク色がチラチラ覗いちゃってました。
俺にしても、予想してなかったイベントが入ったおかげで、思ったより時間を食ってしまった。携帯で時刻を確認し、この後の予定から時間を逆算しながら昨日持ち歩いていた通学鞄を引き寄せる。
俺のとる行動に、自分にとってろくな結果が伴わないことを理解しきっている彼は、警戒心をむき出しに俺の手元を注視する。
平らな胸の美少女からパンティーにスカート一枚なんてしどけない格好で、そんなに期待されちゃ俺、ちょー緊張しちゃうっ。
無駄口は叩かずに俺は鞄の中に入った紙袋から、中身のうちの片方を掴みあげて須藤に渡した。



155 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/04(金) 11:46:01 ID:6xjIOdRU]

(本文ないです)

>>152>>153さん
お心遣いありがとうございます。
展開は紫にしますが、ピンクネタは後日別に使わせていただきますね。



156 名前:偽装彼女 mailto:sage [2008/01/04(金) 22:17:25 ID:6xjIOdRU]


「ほい」
「あ、えっ?」
 思わず両手で受け取る模範生。知らない人と弱み握られた同級生から物をもらってはい
けません。泥沼にはまりたくなければ、だけど。
「……何、これ?」
 パッケから出して彼女に見せたは良いけど、使わないまま乱暴に戻して帰ったから、く
しゃくしゃになっていて何だか分からないようだ。
 平たいゴム紐に所々共布でフリルをあしらったこれは、奴に着せる今日の衣装の一つだ。
 昨日買った可憐なピンクのブラとは違って、淡いパープルの安っぽい布地。ペラペラし
た軽薄さと、どぎつい光沢が非常に俺好みな下品さだ。
「脱いだブラの代わりにこっちのにお着替えしましょうねー」
「ブ……?」
 両手の中の物をじっと見て、直後、
 至近距離で俺の顔に投げつけてきた。あとちょっと手出すの遅れたら目に入ったぞ!
「っ…そんな、前も後ろもよく分からないもの着れるか!」
「おやおや、ユカちゃんはエッチな下着は初めてですか〜?じゃあお兄さんが着せてあげ
ようねぇ〜」
 しまった、これでは俺が変態ロリコンだ。
 俺が配役を間違えたことには気付かず(むしろ目の前の布切れというか、フリル紐に夢
中で気付けず)、須藤は突っ返したはずの下着をガン見している。気になるんだ。
「っ近付けるなよ!」
 興味津津なそれを、奴でもブラと分かるよう広げて再び差し出してやると、慌てふため
き距離を置こうとする。猫だったら尻尾ボワらせてる感じだ。
「だ、第一それじゃあ下着の意味ないじゃないか!」
 必死で着なくて済むよう俺に訴える。こんな風に憔悴を露わにする必死な様子は珍しく
て、俺は切り札を後に出すことにした。
「え?そう?単にカップのない三角ブラじゃん」
「だからそれが意味なくしてるんだろ!」
 のれんに腕押し状態な俺の返事に、さっきみたくふるふるしながら一生懸命主張する。
半裸な上にスカートなので、締まらないことこの上ない。
「たしかに、そのピンク色した、やらしいオッパイは隠しとかないと困るよなあ〜」
 ピンクは言い過ぎだが、色づきツンと立った乳頭を指さすと顔を赤らめて腕で覆おうと
する。
 説得されるのにも飽きたので、ジョーカーを出すことにした。
「でも、俺は困らないから!」
 須藤の陳情のすべてを棄却する俺のスルーっぷりに、奴は絶句する。それでも健気に小
さな口をぱくぱくさせるが、声も出ないようだ。



157 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/04(金) 22:18:21 ID:6xjIOdRU]

(本文ないです)

本当に今さらなのですが、女装パンツ表現は今のままで良いでしょうか?

語り手が「辱めてやるでゲヘヘ」目線だから、加齢臭がしても「パンティー」で良いかな
と思ったのですが、今時の若い子(キャラは高校生)は「ショーツ」と呼ぶのが普通なの
でしょうか?
(久しぶりに雑誌読んで悩んでしまった)

下着の色といい、些末事ではあるのですがもし特に好みが偏るようでしたら、ご回答お願
いします。

特になければ「パンティー」連呼で続投します。



158 名前:桃色彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/04(金) 22:49:20 ID:6xjIOdRU]

これから投下するのは、今続いている「偽装〜」とは別の日の話です。

「偽装〜」でショッキングピンクと紫の希望をお答えいただいた結果、紫に決定しました
が、ピンクにもご希望いただいたので、それにまつわる小ネタです。

時期外してしまいましたが、よかったらどうぞ。



159 名前:桃色彼女(1/4) mailto:sage [2008/01/04(金) 22:50:39 ID:6xjIOdRU]


「…っ……もっ…無理、い……っ!」
 上気して桜色になった肌の上で、目にも鮮やかなショッキングピンクがサテンの光沢を
放つ。白いドットプリントがちかついた。
 俺の部屋に持ち込んだ、姉貴から拝借した大きなスタンドミラーは、その扇情的な姿を
偽りなく映しだしていた。
「ほらほら、外すのはできたんだから頑張れよ」
 同級生にして成績優秀眉目秀麗な須藤豊くんがミニのプリーツスカート一枚といういで
たちで、身に着けたホルターネックのブラのホックに四苦八苦している。
 正確には、首にだけ引っかけたブラのホックを留めるため、硬い腕の筋を叱咤しながら
動かしているのだ。
「一つ大人になったんだから、一つ何かできるようになりなさい」
 声音だけは優しく厳しく言ってやると、花の17歳になった女装優等生は屈辱と興奮に美
しい顔をゆがめた。





160 名前:桃色彼女(2/4) mailto:sage [2008/01/04(金) 22:52:23 ID:6xjIOdRU]


「誕生日おめでとう」
「は…?」
 自前のセーラー服の上に羽織っていたコートを脱いだ彼は、部屋に入って最初の俺の発
言にきょとんとした。
 十二月も半ばで寒いからと、奴が着替える駅まで持って行ってやったのだ。俺って超優
しい!
「十二月十日。誕生日だったんだろ?」
 期末試験終了後の週の半ばの昼休みに、女子がキャンキャンしながら奴の席に集まって
お菓子だのコンビニのデザートだのを持ち寄っていたのを、あの場に居て忘れる奴なんて
いるのだろうか。
 「食べきれないから、皆で食べようよ」と日の打ち所のない微笑みに、僻みも忘れてそ
ばの席の野郎共まで女子らと仲良く奴を囲んで食っていたのを思い出し……非常にムカつ
いた。
 しかし、奴に手作りプレゼントか何かと共に特攻して告った後輩が、後になって自分か
ら「あたし、彼のこと好きになって良かった…!」と言っちゃえたくらい紳士に、かつ丁
重にお断りしたという噂も思い出し、ぐっと堪えて笑顔を作る。
 「早く教えてくれれば良かったのに」とやんわり続けると、裏のなさそうな優しい言葉
を俺にかけられたことのない彼は赤くなってオロオロした。
「ぇ…あ、ごめん…なさい……」
 そのセーラー服も、下に着ているだろうブラやパンティーも俺の命令なのに、思わず謝
ってしまう。
 嫌われているわけではないが、あまりに生真面目で住む世界が違うと距離を置かれてい
る模範生のこんな顔は、俺しか知らないはずだ。
 そして、
「遅くなったけど、プレゼント。着てみなよ」
 俺が差し出すクリスマスを意識した真っ赤な紙袋と、下心見え見えの発言に困惑してい
た顔が凍りつく。
 さっき謝罪した自分を思いっきり責める悔しげな表情も、俺だけがさせているのだ。
 そんなこんなで、冒頭に至る。



161 名前:桃色彼女(3/4) mailto:sage [2008/01/04(金) 22:54:01 ID:6xjIOdRU]


 ホックが一つだけなのもあり(最初に買った薄桃は二つだから、まだちょっと難しそう
だ)、どうにかこうにか須藤はホルターネックのブラを着け終えた。
「おー、似合うじゃん」
「み…みないで……っ…」
 ド派手な色や柄なんだから水着だと思えばいいのに、きれいな黒髪や大人しげな顔に合
わないデザインに、恥ずかしげに胸を両手で覆ってしまった。
 まあすぐ使うハメになるから、好きなだけ羞じらわせといてやろう。
「袋ん中にもう一個あるだろ」
 泣きそうになりながら渋々奴はそれを取り出し、首を傾げた。
「……?…」
 三角に折ったバンダナを二つ組み合わせたような、展開図が幅広の砂時計なそれ。
 ブラと同じ布地の、いわゆるヒモパンだ。
「片方先に結んで穿くと良いよ」
 それとも一緒に結ぼうか?と尋ねると、ようやく行きたくもないだろう合点が行ったの
か、勢いよく首を横に振った。
 逆らうのは無駄というか、余計にまずい状況に陥ると知っているので、彼は速やかかつ
乱暴にスカートと、毛がないだけで形も大きさも申し分ないペニスがきゅうきゅうになっ
ているパンティーを脱いだ。
 完全に勃ってはいないが、ほんの少し傾斜を持ったペニスが揺れる。
 積極的に誘ってくるのは好きではないが、過程を見られたくて焦って脱ぐ様は、それは
それで鑑賞し甲斐があるので、どっちにしろ俺を喜ばすだけなのに優等生は気付かない。
「あーそうそう、一人でやるんだねえ。おりこうさんだねえ」
 サイドのリボンは蝶結びできる長さなのに、ほどけないようにと不器用に固結びにして
しまう。服に浮いちゃうだろとは思ったが、初めてなので目をつぶってやることにした。
「反対側は、穿いたらチョウチョ結びにしろよ」
 経験を考慮して譲歩してやったのに、恨みがましく睨んでくるなんて恩知らずな奴だ。
 それでもさすがに初めての形に躊躇してから、そろりそろりとパンティーを引き上げた。
 すべすべの白いお肌を、どぎつい水玉ピンクが滑り上がっていく。
「……っ……う…」
 さっきまで穿いていたモノに比べたら伸縮性がないので、緩く結ぶと落ちてしまう。熱
を持ったペニスを押し込むようにして、ギュッとサイドを結んだ。俺のオーダーどおり、
可愛い可愛いリボン結び。
 扇情的な下着姿で、須藤は俺の目の前に立った。



162 名前:桃色彼女(4/4) mailto:sage [2008/01/04(金) 22:55:50 ID:6xjIOdRU]


 美少女のパンティーの前が膨らんでいる異様さと卑猥さは、ボディビルダーのビキニパ
ンツがもっこりしてるのとはわけが違う。
「えっろーい」
 穿く前より気持ち大きくなったそこを隠すように、両手を前に重ねた。
「ほら、手は身体の横!隠さない」
 ぴしゃりと命じるとビクリとして直立不動になる。股間もそれに倣おうとして、窮屈な
布に押しつぶされた。
 潤んだ目で何か訴えてくる須藤に、俺は尋ねてやる。
「どうした?」
「……ぬがせて…ください…」
 おやおや、自分からお願いしてくるなんて、よほど辛いのだろうか。
「どうして?ただ下着を着替えただけじゃん」
「く…苦しいから……」
 とは言いつつも、前面にプリント以外の模様がにじんできているのは誤魔化せない。
「あっれぇ〜?フリーサイズだから女の子なら合わないわけないのに、ナニが苦しいのか
なぁ?」
 おおげさに首をかしげて目の前にしゃがみこんでみせると、少しためらってから奴は再
び口を開いた。
「ま…前、が……」
「前?ユカちゃんはお股の前に何があるんですかー?」
 今この瞬間、殺してやりたいほど俺が憎いだろう。
「女の子なのにお股の前がきついなんて、おかしいですねぇ〜」
「………ぅ……」
 とうとう両手で顔を覆ってしまった。ぐずぐずとパンティーと瞳を濡らして、座った俺
の前で上下とも下着姿のまま立ち尽くしてしまう。
 優しく寛大な俺は、助け船を出してやることにした。
「『モロ感のオチンチンがギンギンです』って、言ってみな」
 短いセリフに最大限に卑猥な単語を盛り込んで、低く言ってやる。
 奴の頭は、初めて口にさせられる淫語でクラクラになっているのだろう。それでも下半
身の欲求には勝てず、震える紅唇をみずから動かした。
「…も……も…かんの…お………ぉ……んち……が……っ」
 ベロチューも何もしたことなさそうなピンクの舌にこんな言葉言わせてるのが俺だなん
て、これ以上の興奮はないだろう。
 セリフの途中だが、たまらず俺は片側の紐を乱暴に解いた。
 スルリと足を伝って落ちるパンティーの中から、押さえつけられていたペニスがブルン
っと起き上がる。
「……ギンギン、だな」
 俺の慈悲深さに感動したのか、ショッキングピンクの水玉ブラ一枚の美少女は、その大
きな瞳とペニスから涙を流しながら俯いた。

(おしまい)




163 名前:桃色彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/04(金) 22:56:52 ID:6xjIOdRU]


十二月十日の誕生花は「椿」
花言葉は「高潔な理性」とか「冷ややかな美しさ」だそうです。

こんな理由で花言葉をググるとは思わなんだ。

紫に希望くださった方も、ピンクに希望くださった方も、本当にありがとうございました!



164 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/04(金) 23:30:12 ID:Xh2js6fi]
ふおお本編も小ネタもGJ!!須藤はホント苛めたくなる子ですねー可愛いすぐる
パンツの呼び方はショーツの方が良いかなぁと個人的に思ってみたり。

165 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/04(金) 23:35:35 ID:h3Xz5p6N]
個人的には男子高生が使う言葉だからパンティでいいと思うけどね。

つかGJ過ぎる。
展開上本番まで行けないのが歯がゆいのう。

166 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/04(金) 23:54:44 ID:Y2RBk2ni]
仕事の量と質の良さに感動。


167 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/05(土) 00:23:08 ID:LMX+64K5]
主人公目線だから、「パンティ」か「パンティー」でいいと思います。
>166に加えて、仕事の速さもね!

あえて気になった点があったとしたら、
>160の期末試験終了後〜オロオロした。 の間のセリフが、
どの場面で誰がどの人に言ったのか良くわからず、
何回も読んで考えてしまった。

>159の回想で>160が始まって、更にその中の回想場面で
更に二人以外にも登場人物が増えていたので、
混乱してしまったのだと思う。

今読むと、きちんと内容はわかるので、
単に私の理解不足だけの話だったらごめんなさい。

何はともあれGJ!

168 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/05(土) 22:33:28 ID:zap8Gu1Q]

(本文ないです)

パンティーorショーツについてのご意見ありがとうございます。
同じブツなのに奥が深いですな、パンツパンツ。

ちょっと悩んだのですが間取って、とりあえず今回投下分から地の文は「ショーツ」に、
会話文で「パンティー」と言わせてみます。

試行錯誤しまくりですが、主題や双方のノンケ設定はそのまま、当初の目的シーンまで行
きたいと思いますので、投下続けさせてください。


>>167さん
ご指摘ありがとうございます!
読み返して「非の打ち所」が「 日 の打ち所」になってたりと恥ずかしい間違いに気付き
つつ、「たしかにワケ分かんない…orz」と潰れました。読みづらくて申し訳ないです。
書いたものを読んでいただけて、今回のように反応いただけることがとても嬉しいです。
ちゃんとした文になるよう頑張りますので、よろしければもうしばらくよろしくお願いし
ます。




169 名前:偽装彼女(1/4) mailto:sage [2008/01/05(土) 22:34:50 ID:zap8Gu1Q]


「大丈夫。きっと昨日みたく似合うから!」
 両手で広げて持ち上げながら俺が身体を寄せると、裏返った悲鳴をあげた。
「っゃ、やだぁっ!絶対嫌だ!」
 ついに足を崩し後じさりながら、ぶんぶん細い首と黒髪を振って拒否する須藤。それで
もそれを付けた自分を想像したのか、目元が真っ赤になっている。
 そうだよ、この顔が見たかったんだよ。セリフに期待したほど色気がないけど。
「まぁまぁ、そんなこといわずに」
 俺が寄ると、奴が逃げる。狭い部屋はその追いかけっこをすぐに決着付けてくれた。
「ひゃ、あっあ……っ」
 脇を掴んで無理やりこっちを向かせる。
 片手に持ったままのエロブラを、恐ろしいモノでもあるかのように見て、身震いした。
そして、
「…む、村瀬っ!」
 あらら、学校以外で名前呼んでくれたの初めてじゃね?今さらながら。
「それだけは勘弁してくれ!」
「…『それだけは』?」
「頼むから!」
 おうむ返しな俺のセリフにコクコクとうなずく奴に、俺は朗らかに問いかけた。
「じゃあ『記念写真』回してもいいんだ?」
 俺の手にある華々しい拷問道具と、床の上に放置された携帯を彼の瞳が交互に見る。そ
して、
「………っ……き…着ま、す……」
「『着せてください』だろ?着れないって自分で言ったんだから」
「……きせて…」
 とてもそうは聞こえない声色が、俺にそうねだった。
 羞恥と屈辱にうち震えながら、みずから卑猥な衣装を着せてほしいのだと、ぷりっぷり
の愛されリップが訴える。
 そうそう、この羞じらいが欲しかったんだよ。「やだー、着て欲しい?」なんてノリノ
リで手を出すなんて、つくづく萎え萎えだ。あんな恥知らずな淫乱女に着せなくて良かっ
た。
 もっとも、淫乱なのは目の前の女装優等生も同じか、むしろこちらの方が真性かもしれ
ないが。
「はーい。じゃあ手ぇ前に出そうねえ〜」
 俺の猫なで声に嫌悪を露わに、でも大人しく須藤は従う。
 なけなしの理性で拒んでは、逆らっても無駄なことに気付く。賢い頭はその不毛な繰り
返しをいつ理解するのだろうか。





170 名前:偽装彼女(2/4) mailto:sage [2008/01/05(土) 22:36:01 ID:zap8Gu1Q]


 背中と、ここだけフリルの付いていない肩紐を華奢な両腕に通し、次の行動をどうする
かちょっと悩む。
「はい、バンザイして」
「……?」
 頬を染めつつも言われた通りにする彼の上半身に、俺は前からブラを回した。
 無防備な体勢でいるところに俺に接近され、緊張する奴の脇腹を俺の袖がかすめる。
「はぅっ!」
「え?何?俺何もしてないよね?」
 ビクンと跳ねる肢体と、白い腿を少しずつさらしていくスカートの裾。どちらも見逃せ
ない。
「動くと後ろ留めらんないんだけど」
 感じやすい身体は、くすぐったさにも耐性がないらしい。
 ピアスなんて開いてない耳たぶや首筋に息を吹きかけたりと、さんざん焦らしてやって
から手探りでホックを留めてやった。
 俺、こいつより器用じゃね?女装する趣味はこれっぽっちもないけど。
「はい、できあがり〜!」
 恥辱からくる興奮と、俺にされたいたずらとで息の上がった相手から離れ、仕上がりを
確認する。
 小さな胸にはちょっと早い紫色が、張りのある肌を彩っていた。
 女だったらポロンとこぼれてしまう、肝心なところが隠れないブラを着けた姿は、何も
身にまとっていない先ほどまでよりも、かえっていやらしい。
 カップもワイヤーもない三角の輪郭に沿ってフリルに飾られた胸の中央に、乳房がない
代わりにぷっくり勃った乳首が、白い肌の上で存在を主張していた。ほら、触ってつねっ
ていじくって!っておねだりしているみたい。
 胸の真ん中の、小さなリボンが淫靡なデザインを少しだけ和らげていた。
 期待以上の出来栄えに満足していると、両手を膝の上に重ねそわそわしだした。
 理由はわかるが、察してなんかやらない。
「うん?どうしたよ」
「あ…あの……もう服、着て良い…?」
 声が上ずって視線が揺らいでいる。嘘つけないんだなあ、こいつ。



171 名前:偽装彼女(3/4) mailto:sage [2008/01/05(土) 22:37:07 ID:zap8Gu1Q]


「だぁーめ。立ちな」
「っ……」
 腕をつかんで無理やり立たせると、ひどく緩慢な動きで細い腰を上げる。
 前屈みになりかけた奴の桃尻をつかむように持ち上げると、「はぁうっ!?」とか裏返
った声を出して背筋を伸ばした。アヌスでなく尻たぶが性感帯って、女でもそうそう居な
いんじゃね?
「あれえ?なんか変だなぁ?」
 紺色のプリーツスカートの上部が、何かに引っかかって少しだけ短くなっていた。まあ
分かってるんだけど。
「これがおっきしたくなかった理由かなぁ〜?」
 スカートの裾から手を入れてその隆起を直接なぞると、ショーツの前面を突き破らんば
かりに充血した彼のペニスが触れた。
「ぁ……や、んっ!」
 ずっと押さえつけていたそれを下着越しとはいえ直接刺激され、嫌悪より快感に喘いで
しまう。カラダは正直ってやつ?すげえ俺好みだね。
「…いけない子ですねえ」
 優しく羞恥心を煽るようにささやきかけながら、俺は折り上げたスカートを直してファ
スナーを下ろす。
 手を放すとスカートは重力に従って、日に焼けていない形の良い腿やふくらはぎを伝い
パサリと床に落ちた。されるがままの須藤は、ぎゅっと目を閉じて、この一対一のストリ
ップショーに耐えている。
 恥ずかしい乳頭を強調するパープルのフリルブラジャーに、男にしとくにはもったいな
い尻と、剃毛されてはいるが立派な濡れ濡れペニスを覆う薄桃のレースショーツ。
「そのブラにこのパンティーは合いませんねえー」
「っひ……!」
 ショーツのウエストに指先を引っかけ、ツツーッと奴の下腹を一周すると、前の方を引
っ張った辺りで勃起しきったペニスが飛び出した。



172 名前:偽装彼女(4/4) mailto:sage [2008/01/05(土) 22:38:25 ID:zap8Gu1Q]


「あぅ……っふ、う…」
 俺の指を軽く打つ衝撃に、ブルッと身を震わせて須藤は喘ぐのを堪える。
「元気じゃん」
 笑って、俺の顔も自分の痴態も見ることができない奴のショーツをずり下げていった。
汗で腰や尻に張り付いたところは、もちろん丁寧にはがしてやる。
 腹に付かんばかりに屹立した奴のペニスをはじめとする下腹部に、昨日ショーツから黒
く透かし見えたモノはない。
「…剃りながら、勃った?」
 生尻揉みながら尋ねると、身を堅くして口をつぐむ。
「正直に答えろよ」
「…た……たっ、た…」
 虚勢を張るかと思ったら素直に答えてくれた。自分が命令したこととはいえ、顔がニヤ
ついてしまう。
「それは、いい年してガキみたくツルッツルになったから?それとも、その後パンティー
穿く自分を想像して?」
 言って、ペニスを避けるようにして彼が慰めたところを撫でる。
 昨晩剃ったばかりらしいそこは、それこそ子供のようにすべすべしていた。
「ふ……ぅ…っ…」
「チンコ擦ってオナニーするなんて、ユカちゃんてばいけない子」
 滑らかな肌にまとわりつくショーツを一気に下ろすと、奴の股間を覆うものは何もなく
なる。
 上半身を飾るエロ下着を抜きにしても、血管を浮かべているズル剥けペニスに、ツルッ
ツルの陰部はとても不自然だった。
 すらりと伸びた足の膝辺りに丸まったショーツが引っかかっているのは、なかなか良い
光景なのだが、促して片足ずつ脱がせた。
「変態首席の使用済みパンティーって、需要あるかな?」
 汗や我慢汁で湿ってクタッとしたそれを手に笑ってやるが、ちらりと見るだけで何も答
えられずに再び目を閉じてしまった。長い睫毛も涙をたたえている。
 その奥の瞳が見せる感情が見たくて、俺は再び紙袋に手を伸ばした。



173 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/06(日) 00:38:59 ID:JcM2+SDp]
乙です。
すみません、>169中程よりちょっと下あたりの
「俺にそうねだった。」
の表現が、どういう意味だかどうしてもわかりません。
教えて下さい。

剃毛勃起チンポ萌え。押し倒したい。
二人がやがて
ttp://imepita.jp/20080101/458570
こんな関係になることはあるのでしょうか?w

174 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/06(日) 01:22:27 ID:JzDp+smk]
>>173さん

読みにくくないよう気をつけます宣言の直後に失礼しましたorz

ご質問のところ、補足すると
「とてもそうは聞こえない声色が、俺にそう(着せてくれと)ねだった」
になります。

自分もレス見て「そうね+だった」と読んでしまい、「何だこりゃ」と思いました。

「ねだる」を「強請る」と漢字変換すべきか悩んだのですが、「ゆする」とも読めちゃう
しなあと平仮名だらけのままスルーしてしまってました。ごめんなさい。

今打ってて思ったのですが、いっそのこと
「とてもそうは聞こえない声色が、俺におねだりしてきた」
とかのが見やすいかもですね。


そして、制服画像ありがとうございます!
指くわえてる表情や、場にそぐわないファンシーなぞうさんクッションが萌えです(´∀`*)

スレ趣旨的にもあくまで「女装っ子」をいじめて「恥ずかしがる顔萌えーな俺」がウヘヘ
する設定なので、今のところ互いにアナルには興味を持っていないつもりです。

とりあえず
「ああっ、村瀬のおっきいの、俺のお尻にちょうだいぃっ!」
という展開にはなる予定はありません。
(「女の子の気持ちを味わわせる」って意味で持って行くのもありそうですが)

女装っ子(偽装〜の須藤の場合は)的には女の子の服に包まれることや、それについて辱
められることが快感ぽくしてくつもりですので、よろしければお付き合いください。


それでは、長文失礼しました&ご質問と画像ありがとうございます!


175 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/06(日) 01:28:42 ID:Jd/HeDaQ]
俺に そう 強請った

176 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/06(日) 01:28:55 ID:JcM2+SDp]
なるほど、「俺に そう ねだった」でしたか!
読解力なくてすみませんでした&解説ありがとうございました。

177 名前:偽装彼女 mailto:sage [2008/01/06(日) 12:36:27 ID:JzDp+smk]


「じゃあ、コレ穿いて」
 言って、放り捨てたショーツの代わりにブラと同色のTバックを取り出す。これにもサ
イドの紐に共布のフリルがある。
 股のところに穴の開いたやつもカタログにはあったが、尻が出る方が良いのでこちらに
したのだ。一週間前の俺グッジョブ!
「っ……」
 一瞬目を見開くが、「パイパンでいる方が好き?」と尋ねると唇を噛んで受け取った。
「自分で穿けるかな?」
 悲壮な表情を前におちょくらずにはいられない俺は、奴と正反対な顔をしながら斜め前
に移動。泣きそうな顔も恥ずかしいペニスも、ぷりんぷりんな尻も楽しみたいからだ。
 ブラとほとんど変わらない布量なそれを、優等生は難問にでも出会ったかのようにしば
らくクルクル回してから、足を通す。
 足の付け根まで上げたところで奴は一度動きを止めたが、バックの紐を尻に咥えさせな
ければ前を隠せないことを思い知り、ぐっと引き上げた。
 締まりの良い上向きヒップに、紫のゴム紐がキュッと食い込む。
 あー、こんな乳にパイズリされたら堪んねえよなあ。
「き……きまし、た…」
 考えても詮方無いことを妄想し、吸いつくような白い桃尻にうっとりしていたら、消え
入りそうな声で奴は告げた。



178 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/06(日) 13:31:41 ID:JcM2+SDp]
更新乙です。

>あー、こんな乳にパイズリされたら堪んねえよなあ。
一瞬、村瀬が須藤で尻ズリ(?)している場面を連想したw
現実問題として、尻じゃ挟めないよな…

179 名前:偽装彼女 mailto:sage [2008/01/06(日) 19:18:36 ID:JzDp+smk]


「……へぇー」
 兄貴の名義で買った「魅惑のナイトランジェリーセット(紫)!恥ずかしがり屋な貴女も、
これで大胆にカレを誘惑してみて!?彼氏さんはちょっとオクテなあの娘にいかが?いつ
もより熱い夜(プレイ)になることをお約束します!」、略してエロ下着の破壊力は凄まじ
いものがあった。
 頬を赤らめた清純派黒髪美少女が生まれたままの姿で、AV女優みたいな衣装に身を包
んでいるだけでも「ごちそうさまです」なのに、ましてやそいつには毛のないズル剥けペ
ニスが付いているのだ。
 一見、白い柔肌には不釣り合いに見えるパープルが、かえってその肢体を淫靡に彩って
いた。
 上半身にまとうのは胸丸見せのブラ。真ん中の小さなリボン以外は両胸の回りに三角に
縁取られたフリルだけで、色づき硬くなった乳首が主役の飾りなのよ!と主張している。
ように俺には見える。
 極めつけはハイレグのフリルショーツで、さっきは尻にばかり目が行っていたが、汁を
垂らし続ける亀頭が浅すぎる股上からこんにちはしていた。
「はみ出てちゃってる」
 指摘して、俺が割れ目をじっと見つめると、またジュワッとにじみ出してきた。
「…っ……」
 恥辱に身震いして、須藤がそっぽを向く。自分がどんなになっているのか、一番理解し
ているくせに。
 股布は下へ行くほどに小さくなっており、ブラでは見られなかったポロリ映像はこちら
で拝めた。まあ薄い布地なので、ギンギンなペニスの裏側もナニも丸分かりなのだが。
 サイドはハイレグみたいに穿き込みが深く、淡いパープルのフリルに飾られて、たるみ
とは無縁な足の付け根が露出していた。
 昨日が初めての女の子下着デビューな奴には、気が遠くなるような格好。
 たしかにこんなん着るの着せられるのしていれば、それだけで盛り上がることだろう。
今は昼だが、まあ商品名を守らないといけない道理はない。
「すっげえオシャレじゃん」
 からかってやると、フリルに飾られた細い肩とはみ出したペニスを震わせて首を振る。
「……ゃ…みないで……っ」
「うん、後でゆっくり見てやるよ」
「え……?」
 一度も射精できていないまま汁をこぼし続けるペニスを、どうにかしたいのだろう。不
穏な俺のセリフに、見ないでと自分で言っていたくせに彼は俺の顔を見た。
 欲情しきった奴を可愛がってやりたいのは山々だが、「らめぇ」なことに持ち込むには
いい加減時間がない。





180 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/06(日) 19:19:41 ID:JzDp+smk]

(本文ないです)

>>178さん
まさに打ちながら同じこと考えてたw>尻ズリ

んだども仰る通り、はみ出すってか肉厚でも胸ほど奥行きはないですよね。アナル責めな
ら先っぽだけ挟んでうりうりとかアリだけど、それでは「俺」生殺しだし、穴でなく外を
攻めたいお年頃。

ギリギリ指ならキューッと挟ませてオラオラできそうだから、いっそ「俺」のナニが細い
ことにするとか…あぁ、だから女の子がコロコロ変わるのか、と色々考えてしまいましたw


また別のエロ衣装着た女装っ子の尻をひたすら揉み倒すいじくり倒す話とか、書いてみた
いですw


「偽装」投下がそろそろ終わったらしばらく連日ネットは出来なくなりそうなのですが、
その時にまだココが健在だったらまたお世話になりたいです。
(2ちゃんシステム詳しくないのですが、年末みたく爆撃受けたりするみたいなので)

女装尻への反応嬉しかったです。ありがとうございました。




181 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/06(日) 20:27:19 ID:JzDp+smk]

(本文なしです)

できれば今日で最後まで投下しきりたいので、しばらく連投させていただきます。



182 名前:偽装彼女(1/5) mailto:sage [2008/01/06(日) 20:34:52 ID:JzDp+smk]


「お前が焦らすから、もう行かないと間に合わねーよ」
 実際そのセリフに嘘はないので、俺は手早く支度し、激しく抵抗するフル勃起女装優等
生を引きずるようにして家を出た。

 яяя

 露出狂ってのは、素っ裸にロングコートと相場が決まっている。
 薄いベージュのダッフルコートの下で、女物のエロ下着で勃起している奴は何と呼ばれ
るのだろうか?
「……変態?」
 ビクンと首をすくめて隣を歩く俺を見る。「なんで疑問系!?」と突っ込む余裕もない。
 なぜなら、俺と来た道を駅へと戻っている彼…今日のヒロインの衣装が、まさしくそれ
だからだ。
 ちょっと大きい俺の上着が、儚げな美少女を演出している。去年彼女がくれたものだが
、他の服と合わせにくくて真新しいままクローゼットで眠っていたものだ。
 股下何センチなんてミニスカの女子高生がいるのだ、腿の半ばまであるコートの裾から
紺ハイソを穿いた足だけが見えても、誰も気にしない。中身を知っている俺と、奴自身以
外は。
 さっき着せた下着以外は靴下とスニーカーしか身に着けていないので、少し寒いかと思
ったが、裏地が肌やらナニやらを擦るのか頬が赤くなっている。風邪をひく心配も、萎え
る心配もなさそうだ。



183 名前:偽装彼女(2/5) mailto:sage [2008/01/06(日) 20:35:59 ID:JzDp+smk]


「そのコート、良いじゃん」
 当たり障りない会話を振ると、困ったような顔をして須藤は辺りを見回した。時間帯や
駅が見えてきただけあって、先程より人通りが多い。
「似合ってるよ、すっごく」
「…ぅん……ありがとう…」
 ギャル受けの良さだけが命の俺のセリフに、微笑ましくも頬を染めて下を向いてしまっ
た。入学早々先輩の女から直々にお声をかけられても、清閑な微笑みを返してクールに辞
退した男とはとても思えない。
 ああ、女に口説かれるのはどうか知らないけど、「女の子」として口説かれるのは慣れ
てないんだ。
 そうと分かったら、そこを責めずにはいられない。
「照れてる?かっわい〜」
「っ……やだ…!?」
 顔を真っ赤にして俺とは逆方向を見ると、俺の声に呆れ半分でニヤニヤ見ていたおっさ
んに気付き、慌てて下を向いてしまった。だから俺らには丸見えだってば。
 端から見れば、休日の昼下がりにデートする非常に健全なカップルを演じながら、俺は
携帯をいじる。
 羞恥と恐怖と、猛ったままのペニスに苦しみながら俺について来る相手は、俺がどんな
に一生懸命今日の準備を進めているか知らない。
 昨日と同じく、どこに連れて行かれるのか不安がる奴を煽るように、人の多い方へと踏
切を渡る。
 さらに信号が青なのにわざと歩道橋を上らせ、裾を気にする須藤を思いっきり恥ずかし
がらせてやってから、やっと目的の場所に到着した。



184 名前:偽装彼女(4/5) mailto:sage [2008/01/06(日) 20:37:16 ID:JzDp+smk]


 学生街の…というか、俺の通う予備校の近所にあるファミレスには不文律がある。
 自習や数人でのだべり目的なら手前のカウンター席、奥のボックス席はたとえ空いてい
ても、一般人というか、予備校生以外優先ってやつだ。
 後者にあたる俺たちは、ちょうど空いたところなのか一番奥の窓際ボックスに座ること
ができた。
 隣のボックスには、食事をする女の二人連れ。おしゃべりに夢中でこちらにまったく注
意を向けない。
 ロケーションは完璧。あとはさっきからメールしている残りの役者を待つばかりだ。
 壁際ではなく手前のソファに須藤を座らせ、その隣に座る。二人並んで壁とご対面、だ。
 呆れた顔をして水を置く年増のウェイトレス、いいや店員が去ってから、奴はおもむろ
に口を開いた。
「…むら」
「あのさぁ」
 うんざり感を強調して、俺はため息をつく。
「お前、バレたくないならそれなりに演技してくれよ?」
 俺が女だったら、絶対に俺みたいな男の彼女なんかになりたくない。
「…し……慎吾、くん…」
 好きでもない、ましてや同性の名前を無理やり呼ばせて楽しむなんて、われながら良い
趣味している。
「どうしたん?」
「その…なんで向こうに座らないの…?」
 テーブルの下、コートの上から腿に置かれた俺の手を気にしながら、控え目に尋ねる。
「こっちが良いなら、ぉ…わたし、が向こう行っても良いよ?」
 本音は一刻も早く離れたいが、下手に俺の機嫌を損ねたくないのだろう。
 この状況で、俺の連れはコートの下エロ下着一枚で興奮している変態なんですよと叫ぶ
とでも思っているのだろうか。だとしたら彼は相当に俺の度胸を買いかぶってくれている。
 その方がこちらとしては都合が良いので、訂正はしてやらない。



185 名前:偽装彼女(4/5) mailto:sage [2008/01/06(日) 20:39:00 ID:JzDp+smk]


「いんや。後から友達来るから」
「……え?」
 上気していた顔が、にわかに血の気を失う。
「と…友達!?」
「うん。予備校の友達。そろそろ休憩時間だから」
 家出てからここに着くまでに、予備ダチに「新しい彼女と行くから見に来いよ」と送っ
ていたのだ。「会う度違う女だからわけ分かんねー」と文句を言っていたから、確認のた
めにも暇つぶしに来てくれるだろう。
「大丈夫だって。変なことする奴等じゃないから」
 言って、コートの裾から指を滑り込ませ、なめらかな太腿を直接撫でた。
「ひゃぅ……や、やめて……っ」
 声を出したり抵抗できない分、余計に気になるのか耳まで真っ赤にして訴えてくる。
 何言ってやろうか考えていると、ポケットの中の携帯が震えた。何だよ。
 メールを読んで、足の付け根まで伸ばしていた指を引く。
「ひぁ……っ…」
「すんませーん!チョコパフェ一個注文ね!」
 聞こえたなら来なくても良いのに、シフトが足りないのか忙しそうなさっきの店員が駆
け寄って来て、ひっついてる俺達を「うぜーっ」と言いたげに一瞥してから顔も見ずに注
文を取って行った。感じ悪っ。
 落ちた気分を上げようと、ふと思いついたことを尋ねてみた。
「そういやさ、お前昔塾通ってたって言ったよな?」
 頬杖ついて尋ねると、ボディタッチに身構えていたような相手が一瞬戸惑う。ご期待に
添えなかったか。
「……うん」
「何年生ん時?」
「小学校の三、四年で…その頃流行ってたから」
 たしかに、中学受験も四年生からって言うもんなあ。予定がなくとも親は気になるだろ
うと、当時景品欲しさに通信教材をねだった俺は思う。
「へえー、なんでやめたの?」
「………」
 あれ?聞いちゃいけなかったか?



186 名前:偽装彼女(5/5) mailto:sage [2008/01/06(日) 20:40:22 ID:JzDp+smk]


「…言いたくない系?」
「……笑われると思うけど」
「うん」
「塾の先生が、男子にだけ厳しかったから」
「は?」
「女子には優しいのに、それでその…怖くて、やめた」
 昨日、奴の女装癖を聞き出した時と同じかそれ以上に言いにくそうに、シンプルな告白
を終えた。
「ふーん。じゃあ、その反動でその趣味に目覚めたの?」
 軽く尋ねると彼は一瞬目を見開き、小さな声で「わからない…」と答えた。
 そのまま黙り込むかと思えば、奴は俺をちらりと見上げて来た。
「…笑わないんだ」
 笑うどころか、今の様子に非常に納得しちゃいました。
 そうか、そういうことか。
「笑うわけないじゃん。よくあることだよ」
 さっきまで太腿撫で回していた同じ手で細い肩を叩いてやり、誠実そうな笑顔を見せて
やると、呆れたことにほんのちょっとだけ奴は口許を緩めた。
「…よかった」
 勃起した素っ裸にエロ下着とコートだけ着せるような奴に話して何が良かったのかは分
からないが、とりあえず彼の心のツボをほんの少しだけ心得た。
 追い詰めて追い詰めて追い詰めてやって、ちょっぴり優しい言葉をかけてやれば、この
変態Mっ娘(男)は逆らえないらしい。変態だの何だの罵ったかと思えば彼女ごっこしてあ
げたりと、俺は無意識のうちに調教していたようだ。
 素晴らしきかなわが才能!と密やかに自賛していたら、愛想もくそもない店員が目の前
に注文したパフェと伝票を乱暴に置いた。
 これ、俺らが食べるわけじゃないけどカップルにやったらアウトじゃね?気ぃ利かせて
スプーン二つ付けろよ
 汚しては入れ替わり立ち替わるカウンター席を片付ける店員に、隣のボックス席の客も
注文はせず食事を終えた皿もそのまま話し続けていた。
 待ち人、いまだ来ず。
 生クリームとチョコシロップに飾られた頂上が、照明に反射してつやめいている。
「…食べちゃおっか」
「え…だから頼んだんじゃ、」
 ないの?って可愛く言うのを最後まで聞きたかった。



187 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/06(日) 20:46:19 ID:JzDp+smk]

(本文ないです)

分数表記を誤り、4/5が二つになってしまいました。
レス順は間違ってないので、脳内あぼんよろしくお願いします。
かえってややこしくしてしまい、失礼しました。


今日中に〜と書いてしまいましたが、今見直してみたら量が多いので、最後は明日にまたがるかもしれません。

当初は画像のワンシーンを書きたいがために始めたものでしたが、お陰様でアレもコレも
と膨らんでいき、とても楽しく打たせていただいております。
読んでくださりありがとうございます!



188 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/06(日) 21:47:20 ID:JzDp+smk]

(本文ないです)

たびたび不備で申し訳ないです。

>>182>>183のあいだに
「 この分だと、手ぶらな奴の代わりに持ったバッグに入れたマフラーを使うことはない
だろう。」
の一文を入れ忘れました。

これだと二人とも手ぶらで財布なし?食い逃げ?と違う意味で捕まってしまいそうなので、
脳内変換よろしくお願いしますorz


189 名前:偽装彼女(1/6) mailto:sage [2008/01/06(日) 23:20:57 ID:JzDp+smk]


「お、タイムリーじゃん!」
 こっちはタイムリーじゃない。
 後ろからかかった声に振り返ると、待ち人二人が立っていた。
「お初で〜す!」
「お邪魔しますぅー!」
 合コンかキャバクラの女みたいな口調で向かいの席に座るのは女でもオカマでもなく、
普通に俺の予備ダチだ。
 須藤の真向かいに座ったツンツンの黒髪が、いそいそとパフェを引き寄せスプーンを取
った。
「いただきまーす!」
 そいつと並んで座る、白っぽい金髪が店員に「すぐ出るんで」と失礼極まりない水の辞
退をしているのを尻目に、俺は身を固くする須藤を無視してぼやく。
「十分も居ないのにパフェ食うって、どんだけだよ」
「せっかく休憩に役得で広い席座れたんだから、食わなきゃもったいないっしょ!」
「……別にいいけど」
「彼女の前でそんなツラしてんなよ」
 ニヤニヤしながら金髪が「彼女」を指してきたので、俺はちらりと隣を見る。かあーっ
と頬を赤く染める奴の背を軽く叩き、にこやかに嘘をつく。
「この子、ゆーか。可愛いだろ?」
 「よろしく」とコート越しに背を撫でると、消え入りそうな声でそれに倣う。
「うわなにこの子どうしたん!?ちまっこい!」
 目の前に居たはずのリョウが、今さら須藤に気付き、スプーンを咥えたまま驚愕した。
 正確にはこいつだって女子よりは背が高いはずなのだが、肩も袖も余るコートを着てお
行儀良く華奢な手を揃えている姿は、必要以上にちんまりして見えるのだろう。
「ずいぶんとまあ…正統派なのを引っかけたな」
 カツヤまで苦笑しながら人聞きの悪いことを言う。





190 名前:偽装彼女(2/6) mailto:sage [2008/01/06(日) 23:22:19 ID:JzDp+smk]


「あ、ユカ紹介するよ。こっちのゲロ甘党がリョウで、こっちの髪薄いのがカツヤな」
「色が!正確に言えよこの腹上死予備軍」
「ちょっとこの子の前でそんな言葉使わないでよ、エッチ!」
 ノリについていけない須藤の前に、白いテロテロしたのが乗っかった長いモノ…アイス
を掬ったスプーンがリョウによって差し出される。
「ゆーかちゃん、パフェ好き?」
「え!?ぁ、あの……っ」
 救いを求めるように俺を見上げるのに爆笑しそうになりながら、必死で「独占欲が強い
彼氏」の顔を作る。
「おいコラ初対面で『はいあーん』とかお前マジ殺すぞ」
「うわこっわ!てことはまだなの?まだなんですかシンちゃあん?」
「村ちゃんのクセに、いっがーい」
 スプーンを引かれ、対象が俺に移ったことに須藤が胸をなで下ろすのが見えた。
「でも、ずいぶんとその…お前のイメージに合わない子だなあ」
 以前の彼女らに比べて、ということか。
「マミとか?」
 カツヤが言葉を濁した部分を名指してやると二人は一瞬戸惑いをみせたが、俺たちが平
然としている(というか、須藤は彼女らも知らなければ俺のこともろくに知らない)のを
見て安心したようにうなずいた。
「そうそう。いや、ゆーかちゃんは悪くないよ?ただこんな子にお前が好かれる要素があ
ったっけ?」
「だって、俺から声かけたんだもん。アイツと別れた後で」
「マジで?」
「じゃあゆーかちゃんを好きになったからじゃなくって、単にマミちゃん振ったの?」
 ちらりと隣の奴と目が合う。
「うん」
「うっわ悲惨」
「聞いたゆーかちゃん。まだ本気じゃなかったらやめとけよ」
「え……ぁ…」
 不意に矛先を向けられ困惑する須藤。本気も何も、自分にその権限がないからどうしよ
うもない。
 それにしても、別れた淫乱女と今の恥辱に悶えるこいつを比べるなんて、なんて失礼な
!俺に対して。



191 名前:偽装彼女(3/6) mailto:sage [2008/01/06(日) 23:23:39 ID:JzDp+smk]


「あんなんの話すんなよ」
 吐き捨てて水を口に運ぶと、須藤を含め三人とも一瞬動きを止めた。
「うっわお前そういうこと女の前で言うか?」
「ゆーかちゃ〜ん、ドコが良くてこいつと付き合ってんの?」
 完全に女だと思っている同年代の男二人に見つめられ、羞恥に頬が真っ赤になる。
「あ…あの……」
「言ってやってくれよ、ユカ」
 下を向いてしまった奴の肩に腕を回してささやきかける。向かいの二人に覚られないよ
うに、もう片方の手をダッフルコートに覆われた下半身に伸ばし、
「っ!?」
「ほら」
「………ゃ……やさしい、から……すき、です…」
 相手が逃げられない状況で、達することもできない可哀想なペニスを押さえ付けるよう
な男が優しいなら、この世に悪人ははたしているのだろうか?
 嘘発見器の必要がないくらい無理やりひねり出したような、しどろもどろとした証言だ
が、二人の目には初々しく映ったらしい。
「うわー……可哀想に、すっかりだまされちゃって」
「お前もう授業来んな。一生来るなよごちそうさま……!?」
 スプーン片手に目を細めていたリョウが、店の中の時計に気付いた。
「うわやっべ時間だ」
 ここは牛丼屋かと聞きたくなる勢いでガツガツとピアス付きの口にかき込まれていくパ
フェを、下半身の疼きも忘れ興味深げに見つめる須藤。
「ごめんなぁ〜、品のない奴で」
「お前が言うなよ」
 顔を覗き込むようにして言ってやると、器の底のチョコソースに夢中なリョウの代わり
にカツヤが突っ込む。
 リョウが瞬く間に空にした器をテーブルに置き、中に入ったスプーンが軽い音をたてた。
「ごち!」
「払えよ!」
 伝票を突き付けると「自分らは何も頼んでねーくせに」と言いつつも、六百三十円をテ
ーブルに置く。



192 名前:偽装彼女(4/6) mailto:sage [2008/01/06(日) 23:25:07 ID:JzDp+smk]


 鞄を手に帰り支度を始めた二人に聞いてみた。
「後いくつあんの?」
「二コマ。マジだるい」
「にしてもお前、いつの間に単元終わらせてたわけ?」
「バイトない時にみっちり入れとくんだよ」
 言って「それがキツいんだよ」とあからさまに疲れた顔をする二人に「彼女怖いしな」
と笑い返した。
 最後に一口水を含み、二人の居た席に移動しようと立ち上がりかけるが、
「じゃあまた……っあ?」
 片腕をぐいっと引かれ、それはかなわなかった。
 コート越しにもほっそりした両腕が、俺を引き止めるように絡んでいた。
 須藤が自分の意思で俺に接触してくるなんて、昨日から…というか同じクラスになって
から初めてではないだろうか。
 振り払おうとも思ったが、様子がおかしいので元のように座り、聞いてみる。
「…どしたん?」
「……いかないで………」
 赤い顔を隠すように俺の袖にうずめ、小さくささやく。
 子供のように腕にしがみついていやいやをする様は、まんま「甘えんぼうの彼女」だっ
た。
「ありゃりゃーこら」
「あーやだやだ、休憩に消化に悪いモノ見せられちゃったよ」
 呆れたようにからかってきてくれたので、とりあえずのろけておく。
「悪いなあ、お前ら嫉妬されちゃってるよ」
「マジで?やめてよ冗談きっつい」
「ゆーかちゃんはともかく、コイツはカナリお断りだから!」
 気を悪くすることはなかったが、「またすぐ別れんなよ」と不吉なセリフを残して行き
やがった。まあ普段の俺の行いを知っているのだから、仕方ないか。



193 名前:偽装彼女(5/6) mailto:sage [2008/01/06(日) 23:26:17 ID:JzDp+smk]


 二人が店を出るのを確認してから、俺は先ほどまでの愛想も何もなく言い放った。
「…いつまでくっついてんの?」
「っぁ……!」
 パッと身を離す須藤。羞じらいが高じて、男に目覚めたわけではないようだ。良かった。
 立ち上がり、向かいの席に座り直した俺を見て、拍子抜けしたような顔をする。店を出
ていくとでも思ったのだろうか。
「どっか行くと困るわけ?」
「………立てない…」
 涙をにじませ、かすれた声で訴える。
 そうかそうか、立つと大変なのか。
「…前全部外して、開いて見せろ」
 思いがけない俺の言葉に、奴は弾かれたように顔をあげた。
「!?っやだ…そんな、できない……!」
 慌てて必死に首を振る須藤。今日のメインイベントに期待が持てる。
「あれぇー?なんでそんなに嫌がるのかなあ?」
「だってここ…」
「俺にも見られるとヤバい感じ?」
 何も言えず俯くところをみると、図星らしい。
 たしかに、こんなファミレスの店内で裸以上に恥ずかしい格好を露出するなど、今まで
の彼の人生からは想像もつかない罪深さだろう。自分では周りをうかがえない席でなら、
なおさらだ。
 しかし、それは俺が命令を下げる理由にはならない。


194 名前:偽装彼女(6/6) mailto:sage [2008/01/06(日) 23:27:46 ID:JzDp+smk]


「できるできないじゃねーよ。やれ」
「………っ!」
 冷たく言い放つと、ビクリと肩を震わせる。ほんの少し前、俺が優しく撫でてやった細
い肩。
「大丈夫、誰も来ねえよ」
 他人が来ないかも、お前の恥ずかしい格好も全部見ててやるから、言われた通りそうや
って好きなだけ恥ずかしがれ。
 こんな倒錯的な、屈辱的な仕打ちを受けてなお興奮している奴の痴態を想像し、俺の下
腹まで熱くなる。
「早くしろよ」
 ヒロインのご開帳に、俺は何気ない顔をしながら、周りに人が来ないことを確認してい
た。
 もう一度事務的に告げると、寒さのせいではなく細かく震える指が、ダッフルを一つ一
つ外していき…ためらいつつも、前の合わせをそれぞれ掴んだ。
 俺は最後に短く一言命じる。
「やれ」
 哀れなほどに震え怯え…紛れもなく興奮しながら、奴は両手でコートの前を開いてみせ
た。



195 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/07(月) 00:30:28 ID:q83oTXSm]
大量投下乙です&寸止めつれ〜w
わっふる、わっふる!

今回はこの表現萌え>フル勃起女装優等生

196 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/07(月) 02:52:55 ID:lpMPzJRA]
ひょっとして完結?

197 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/07(月) 02:55:39 ID:qPm+tTry]
なんという寸止めwww
須藤君が女装アナニーしてる姿を妄想しながら全裸待機してます

198 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/07(月) 07:11:12 ID:0CVZj9cW]
須藤の可愛さは異常

199 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/07(月) 09:19:13 ID:IndGYA60]

(本文ないです)

書き込みしたはずが一時間たっても表示されないので、もう一度やってみます。
二重になったらごめんなさい。





200 名前:偽装彼女の中の人 mailto:sage [2008/01/07(月) 09:27:56 ID:IndGYA60]

さっきの書き込みはできたのに本文がどうしても表示されないですorz

後3レス分でおしまいなので、夕方か夜にまたチャレンジします。

最後の最後で失礼しますorz








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