- 169 名前:世界@名無史さん mailto:sage [2016/12/18(日) 22:08:00.28 0.net]
- 「アイヌ勘定」なるものは、「アイヌと和人の経済的均衡が破れた」ことの象徴的表現でしょ。
神話や伝承の分析だと、こういう解釈はよくある。 アイヌと和人との交易において、アイヌが経済的に釣り合うものを提示できなくなった。 アイヌにとって、和人の産品は必要不可欠なものなのに、 和人にとっては、アイヌの産品は二束三文で買い叩けるものに堕した。 阿漕な北陸の悪徳商人たちは、アイヌの足許を見て、アイヌ産品を全力で買い叩く。 茶碗1杯の米と引き換えに、鮭を何十匹でも買い叩ける。 その象徴的表現が、アイヌ勘定。 「交易における、数の釣り合いの概念が破綻している」ことを意味するのであって、 アイヌが数を数えられないということではない。
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