- 931 名前:名無シネマ@上映中 [03/10/21 01:34 ID:lP3nb7Y5]
- −そして、『インファナル・アフェア』に出演が決定しました。
余 「出番が少ないからガッカリしたということはないし、ここまで大きな作品に参加できるという機会が与えられただけで嬉しかった。 ほかにも候補者がいたと思いますが、僕を選んでくれたことに感謝です。 その一方では、このチャンスを逃すことはできないというプレッシャーもありましたね」 −トニー・レオン演じるヤンの青年時代を演じることでの、プレッシャーはありました? 余 「確かにありました。最初は、彼のクセや動作をマネようと思ったんです。でも、『一碌蔗』でも共演したアンソニーに"それでは表面だけで、精神面まではマネできない。 だから、想像力を働かせて、フィーリングを大切にしろ"と教えられたんです。それからはフッ切れて、ヤンの役柄を理解することだけを考えることにしました。 それ以来、アンソニーは僕の演技の先生です。その後、何度も共演しましたが(例えばTVドラマ『執法群英』の1エピソード)、彼には想像力を働かせて、性格や原因を考えるといった脚本の読み方を学びました。 そして、"いい俳優とは、脚本に書かれた役柄を豊かにしていく職業だ"ということを実感しましたね」 −キャストからみて、本作の記録的大ヒットの理由はどこだと思いますか? 余 「まずは、ストーリーの素晴らしさ。それから、あまり映画を観てなくても、気になってしまうほど素晴らしい俳優たちが集ったこと。 そして、あまりいい状況でなかった香港映画界で、"いいものを作ろう!"と思ったスタッフとキャストの団結力。これらがこのような結果に結びついたと思いますね」 .
|
|