- 871 名前:132人目の素数さん [2011/12/29(木) 18:30:34.49 ]
- > 789 (790, 800, 801,
次の命題の(2)のn=2の場合と, (1)でm=n=1の場合を合わせると得られます. 命題. m, n は非負整数, r は2以上の整数, x,y,z≧0 とするとき, 以下の不等式が成立する. (1) x^(m+n) + y^(m+n) + z^(m+n) ≧ x^m y^n + y^m z^n + z^m x^n (2) x^(n+2) y + y^(n+2) z + z^(n+2) x ≧ xyz(x^n + y^n + z^n) (3) x^(n+r) y^r + y^(n+r) z^r + z^(n+r) x^r ≧ xyz(x^(n+r-2) y^(r-1) + y^(n+r-2) z^(r-1) + z^(n+r2) x^(r-1)) 証明は, 並べ替え不等式や, 重み付きAM-GM不等式を使うだけです. 斉次交代不等式は, 斉次対称不等式と異なり, Muirheadの不等式等が 使えなくて, 時々, 不等式の形が弱くなります. > 770 に3変数3〜5次斉次対称不等式の話を書いたけど, 3変数6〜8次斉次対称不等式についても似たような定理(もっとステートメントが 長い)があって, 大体それで解決できてしまいますが, 5次以上の3変数斉次交代不等式のほうは, あまり強力な一般論がありません.
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