- 676 名前:右や左の名無し様 mailto:sage [2018/11/11(日) 02:17:56.10 ID:QX1OUp4d0.net]
- >>652
「戦後」にも需要の拡大と、格差の縮小が持続する これも「富国と強兵」でずばり説明されているが、18世紀以後、戦争中に軍事費によって拡張した国家財政は、 平時になってもなお、その規模を維持する傾向が見られた これは「置換効果」と呼ばれ、軍事費が民生支出に置き換わることで、財政規模が維持されることを指す たとえば、二次大戦後のイギリスはベバレッジ報告書に代表される社会政策を強く行い、 結果として、大戦で膨張したイギリスの政府機構はそのまま温存され、オイルショックまでの経済拡大が続いた 問題は、この置換効果がいつまで続くかで、それは国家の状況によって異なるのだが、 たとえば一次大戦後のアメリカの場合、共和党に政権が交代し「平常状態への復帰」を強く訴え、10年にも満たない内に、財政は再び縮小された 第二次大戦後の西側世界では、おおむね財政規模は維持されてきているが、高齢化という構造要因を加味すると、80年代以後、実質的な「財政の質」は縮小しつつある
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