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うら若き女性が改造されるシーン



1 名前:BeeFreak [04/10/26 01:29:23 ID:K4X2E2bn]
容量宣言を受けたので新スレです。

前スレ【女子高校生位の子が改造されるシーン】
tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1043884297/

関連サイト
【女性改造人間物語】 319氏、325氏によるSSが保管されているまとめサイト。
remodeledwoman.myfws.com/
【蜂女の館】 508(BeeFreak)による、蜂女改造SSの保管庫。
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/

329 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/02 16:20:39 ID:FaTBN38a]
>>328
PRIMEは名無しで散々書き込んでる謹慎なんかしちゃいない。

330 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/03 01:39:35 ID:ZUhVkmj2]
>>329
あんまり粘着するのはよせよ。
名無しで書いてるのならSSは発表できないんだから、やっぱり謹慎だろう?

331 名前:BeeF mailto:sage [04/12/03 23:53:02 ID:Abz+QcsN]
>>325
漏れでよければ、書けないことはないですよ。
ただ、女先生の名前がわからないので伏せ字にするか、仮名になってしまいますが、
それでもよろしいですか?

>>328
漏れもそろそろ、PRIMEさんに戻ってきてもらいたいです。
SSを書かれる方の数は、多ければ多いほど賑やかになっていいです。
確か8日で謹慎が始まってちょうどひと月になるはずなので、その頃にでも
SSの続きを引っさげて復活願いたいと思っています。
この書き込みを読んでおられたら、PRIMEさん、そろそろ準備をお願いしますね。

332 名前:325 mailto:sage [04/12/04 00:03:56 ID:Mr7xd7nv]
BeeF様、もちろんOKですよ。むしろお願いしたいくらいです。
別に仮面ライダーの設定にはこだわらないので思うとおりに書いてください。
私はこのスレのSS書きの方にとどまらずに、他のサイトでSSをお書きになっている方で、こういう改造SSを書いてみて欲しい人はいないですかというつもりだったのです。
たとえば、BeeF様のところに投稿された舞方雅人氏とか。
私としては舞方氏あたりにも書いてみて欲しい気はします。
もちろんあくまでたとえばの話ですよ。

333 名前:BeeF mailto:sage [04/12/05 00:40:28 ID:QZM3Bsn4]
>>332
それじゃあ、ちょっと書いてみましょうか。
ただ女先生の名前は、どう付けたって嘘になってしまうので、開き直って「黒沢ゆかり」
にしました(爆)。性格は言うまでもなく、名字さんの方です。
あとドラスの設定とかも本編とはちょっと違いますが、ご愛敬だと思って下さいね。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ずいぶん遅くなったが、ようやく来学期の指導案が仕上がった。あとは教務主任に提出す
るだけだ。
誰もいなくなった職員室で、4年1組の担任である黒沢ゆかりはペンを置き、大きく伸び
をした。
ゆかりは就任3年めの今年、ようやくクラス担任を任されることになった、24歳の新米女
教師である。生来の子供好きで世話好きな性格である上に、人目を惹く美貌の持ち主とあ
って、子供たちの人気も高い。やんちゃ盛りの男子児童たちも、黒沢先生にだけは悪戯の
手が鈍る。クラスの子供たちにとっては、憧れの女神のような存在だ。
ゆかりは立ち上がり、職員室の隅にあるロッカーから懐中電灯を取り出して、見回りの準
備を始めた。用務員が日勤であるこの小学校では、宿直を教職員が順番に義務付けられて
いる。今日はゆかりと、もう一人ベテランの木村先生が宿直当番に当たっていたのだが、
あいにく木村先生が腹痛で欠席したため、今夜はゆかり一人が夜の見回りを行わなければ
ならない。
職員室の鍵をかけ、まず宿直室で湯を沸かす準備をしてから、ゆかりは懐中電灯を片手に、
真っ暗な校舎内を巡回し始めた。
一人での見回りは初めてだ。怖くない、と言ったら嘘になる。しかしもう十数回もこなし
てきた仕事だ。ゆかりはつとめて陽気にふるまい、鼻歌を歌いながら階段の陰やロッカー
の奥などを点検して回った。

334 名前:BeeF mailto:sage [04/12/05 00:41:11 ID:QZM3Bsn4]
ふと、廊下の前方、学校の正面玄関に当たる場所に白い人影が見えた。予期せぬ出来事に、
ゆかりは一瞬、心臓が止まるくらい驚いた。
よく見るとそれは、10歳くらいの少年だった。身体全体に大きなマントのようなものをは
おっている。子供らしくない、冷ややかなまなざしを湛えたその顔に、ゆかりは見覚えが
ない。
「…きみ! 何年何組の子!? こんな時間にいったいどうしたの!?」
ゆかりが問いただすと、少年は妖しい微笑みを浮かべ、十字路になった廊下の陰に姿を消
した。
「こら、きみ! 待ちなさい!!」
ゆかりはあわてて少年の後を追った。忘れ物を取りに来たのだろうか。だったら教室まで
案内しないと、真っ暗な廊下は危険過ぎる。
少年が姿を消した十字路を曲がったゆかりは、いきなり、何物かに首根っこを掴まれて宙
吊りにされた。
「キャッ!」
目を開いたゆかりは、自分の首を掴んでいる者の姿を見て、息を飲んだ。
…それは、人間ではなかった。緑がかった土色の、直立した昆虫のような異形の怪物であ
った。真っ赤な目をらんらんと輝かせ、額からはアンテナのような二本の長い触角が伸び
ている。
先程の少年の姿は、どこにもなかった。代わりに、怪物が少年と同じ色のマントをはおっ
ている。
「…あ…あ…ああ…」
恐怖で言葉を失い、ガタガタと震えるゆかりを、怪物は片手で宙吊りにしたまままじまじ
と見つめた。
「…ちょうどいいや。こいつにしよう。」
怪物が、まるで子供のような澄んだ声でそう言うと、いきなりゆかりを放り出した。
「キャアッ!!」
ゆかりは自由になったが、恐怖のあまり腰が抜けて、立ち上がることができない。ガタガ
タ震えながら、後ずさるのがやっとだった。

335 名前:BeeF mailto:sage [04/12/05 00:42:09 ID:QZM3Bsn4]
怪物は右手を胸の前にかざすと、手のひらに意識を集中させた。一瞬輝いたかと思うと、
手のひらの中に、小さな怪物が出現した。
人型の怪物が、手の中の小さな怪物を床に放した。それはみるみるうちに巨大化し、体長
80センチほどの大きさになった。
それは、髑髏のような腹部を持った、形の崩れた真っ白な異形の蜘蛛であった。長い8本
の肢をせわしなく動かし、床の上をはい回っている。
「…さっき、うっかり“アイツ”にやられてしまったからね。戦闘エネルギーが不足して、
自由に動けないんだ。仕方がないから分身を造ろうと思ったんだけど、材料が足りなくて、
こんなのしか造れない。だから、キミのからだ、材料に使わせてもらうよ。」
人型の怪物が、ゆかりに向かって無邪気な声でそう言った。
材料ですって!? わたしの身体が? ゆかりには、怪物の言葉の意味がつかみかねた。
怪物がゆかりの方を指差したとたん、床の上を這い回っていた怪物蜘蛛が、キイ、と小さ
く鳴いて、ゆかりの方に向かって勢いよく走り出した。
「イヤっ! 来ないで! イヤッ!!」
蜘蛛が自分の方に迫ってくるのを知ったゆかりは、四つんばいになってあわてて逃げ出そ
うとした。だが蜘蛛の方が、はるかに足が早かった。蜘蛛はピョン、とジャンプして、ゆ
かりの右脚の上に飛び乗った。
「イヤァーーッ!!」
ゆかりは必死で脚をブンブンと振り、怪物蜘蛛を払い除けた。床に落ちた蜘蛛は、ギイ!
と一声鳴いて、身体を大きくもたげた。
蜘蛛の身体の前半分が、裂けたかのように大きく開いた。それは巨大な口であった。その
中から息を吐くように、白い霧のようなものが勢いよく噴出された。
それは、目に見えないくらい細い糸の集合体だった。糸は逃げようとするゆかり目がけて
放たれ、彼女の両脚にからまりついた。
怪物蜘蛛は口を閉じ、自ら吐き出した糸をたぐり寄せ始めた。ゆかりの身体が、少しずつ
蜘蛛の方に引きずられてゆく。
ゆかりは必死で踏んばった。爪が裂けて血が流れた。
「イヤっ! 助けて! 誰か助けて!! 誰か!!」
誰も来るはずがなかった。この広い校舎内に、人間はゆかり一人しかいないのだ。どんな
に大声を上げたとしても、外まで悲鳴が漏れることもない。

336 名前:BeeF mailto:sage [04/12/05 00:43:09 ID:QZM3Bsn4]
怪物蜘蛛はゆかりをたぐり寄せると、刃物のように鋭い長い肢をふるい、ゆかりの衣服を
切り裂いていった。
「キャアッ!!」
衣服はたちまちボロボロの布きれとなって舞い散り、雪のように白い柔肌があらわになっ
た。
「…いいかい。そいつはエサじゃないよ。そいつはキミの新しい身体だ。傷付けないよう
に、大事に扱うんだよ。」
人型の怪物が、優しげに蜘蛛に向かって言った。ゆかりは四つんばいの姿勢のまま何とか
逃げ出そうとあがいたが、どうしても脚に力が入らない。
蜘蛛がジャンプして、ゆかりの形の良い尻の上に飛び乗った。あまりのおぞましさに、ゆ
かりは激しく尻を振って蜘蛛を振り払おうとした。だが蜘蛛は8本の肢でしっかりとゆか
りの身体にしがみつき、振りほどくことができない。
蜘蛛が腹部を持ち上げた。腹側の皮膚が裂け、そこから内臓のような無数の蠢く触手が現
れた。触手はゆかりの股間めがけて次々と延びてゆく。
「…ああッ!!」
触手の一部が、女性の大切な部分への侵入を開始した。モゾモゾと蠢く無数の触手が、ゆ
かりの胎内にわけ入り、膣の内部を荒らし回り、子宮の中にまで入り込んできた。
「イヤッ! イヤッ!! やめて! イヤッ!!」
快楽とはほど遠い、凄まじいまでのおぞましさと不快感が、ゆかりの全身を電気のように
貫いた。別の触手の群が、今度はゆかりの肛門から内部に侵入し、直腸の中を激しく掻き
回した。
「…ウグッ…ゲエッ…いやッ…アガァッ…やめて…やめてッ!」
内臓すべてをまさぐられ、こね回されているかのような異様な感覚だった。ゆかりは堪え
がたい苦痛と吐き気に襲われ、四つんばいに固定された身体を激しくよじった。
新たな触手が、ゆかりの顔目がけて延びてきた。触手はゆかりの口から、鼻から、体内へ
の侵入を開始した。
「…ん! んぐッ! …ん! ん! ん!」
もはや、声を出すこともかなわなかった。おぞましい蜘蛛の触手がゆかりの全身に入り込
んで、身体の中をグチャグチャに掻き回しているのだ。触手が這いずり回る口の隙間から、
ゆかりは食物をぶしょぶしょと嘔吐した。鼻水が溢れ出し、目が涙でくもって見えなくな
った。股間は失禁した尿でグシャグシャに濡れている。

337 名前:BeeF mailto:sage [04/12/05 00:44:08 ID:QZM3Bsn4]
やがて、ゆかりの腰に乗った蜘蛛の腹部が、ゆかりの皮膚にズブズブと沈み込むように一
体化し始めた。蜘蛛の頭部が腹部からはずれ、口から伸ばした触手に引き寄せられるよう
にゆかりの後頭部に移動し、長いつややかな髪の上に陣取るとそのまま融合を開始した。
ゆかりの身体は、少しずつ怪物蜘蛛と一体化し始めたのだ。
《イヤぁ!! やめて!! やめてぇ!!」》身体の中に蜘蛛が入ってくるのをはっきりと感じ、ゆか
りは声にならない声で絶叫した。《わたし、蜘蛛になってしまう!!》
人型の怪物が「材料」と言った意味を、ゆかりは今、はっきりと悟った。この蜘蛛は、わ
たしの身体を乗っ取ろうとしているのだ。嫌だ嫌だ。蜘蛛になるなんて絶対に嫌だ。ゆか
りは身体を狂ったように激しく振り、身体に融合しつつある蜘蛛を振り払おうと無駄な努
力を繰り返した。
「…ダメだよ! そんなに身体を揺らしちゃ。今、大事なところなんだから!」
激しく身体を揺すったせいか、ブチッ! という嫌な音がして、ゆかりの右腕が肩からはず
れ、床に転がり落ちた。
《…わたしの! わたしの腕が!! ああッ!》
床に転がった白く細い腕を目にして、ゆかりは絶望の叫びを上げた。
ゆかりと蜘蛛との融合は、どんどん進んでいった。蜘蛛の8本の肢のうち、4本がゆかり
の腹部にまわり、しっかりと地面に肢を下ろして踏んばった。ゆかりの両脚は宙に浮き、
やがて太股の付け根からブチッ! と音を立ててちぎれ、床に転がった。ゆかりの腹部は性
器をあらわにしたまま、蜘蛛の腹部に吸収されるようにその裏側に溶け込んでしまった。
残る4本の肢は、ゆかりの肩に移動した。1本の肢が、さっきちぎれたゆかりの右腕の代
わりに長く伸び、残る3本は鋭い爪のように、肩から宙に向かって伸びていった。
蜘蛛の頭部は、ゆかりの頭の上にしっかりと融合した。ゆかりの額に、蜘蛛の3対6個の
真っ赤な単眼が溶着した。小ぶりな愛らしい唇が、二つに大きく裂け、中から幾つも大き
な牙が現れた。そしてゆかりの脳の働きも、次第に蜘蛛に乗っとられていった。
もはやゆかりは、自らの意志で身体を動かすことができなくなっていた。単眼の下にある
人間の目から、とめどなく涙を流すことしかできないのだ。



338 名前:BeeF mailto:sage [04/12/05 00:45:54 ID:QZM3Bsn4]
…そして、黒沢ゆかりという人間は、この世から姿を消した。後に残ったのは、美しい女
性の頭部と乳房を持った、巨大な異形の蜘蛛であった。
クモ女となったゆかりの脳は激しい絶望のあまり、もはや何も考えることができなかった。
「…誕生おめでとう。ボクはドラス。キミの主人だ。」
子供のような無邪気な声で、人型の怪物がクモ女となったゆかりに挨拶をした。
ゆかりは、堪えがたい空腹感を感じていた。いや、ゆかりではなく、自分の身体を乗っ取
った蜘蛛が感じていたのだ。クモ女は、笑うような無気味な声を上げ、自分の主人である
人型の怪物に向かって空腹を訴えた。
「…融合に、エネルギーを使い過ぎたんだね。いいよ。そこに落ちている、その女の腕と
脚を食べなよ。」
許しを得たクモ女は、さっき身体から切り離された、ゆかりの脚にむしゃぶりついた。
《いやあ! わたしの、わたしの脚がッ!!》
ゆかりは涙を流し、声にならない声で絶叫した。だがクモ女は嬉しそうに、ゆかりの白い
柔らかな太股に牙をくい込ませ、その水分をチュウチュウとすすった。やがて一本の脚が
ミイラのように干からびると、クモ女はもう一本の脚と、そして右腕もむさぼった。
《やめてッ! やめてやめてぇッ!!》
すっかり手脚をむさぼり尽くしたクモ女は、さらなる空腹を主人に向けて訴えた。
「しようがないなあ。明日の朝まで待ちなよ。ここで巣を張って待っていれば、朝には子
供たちがいっぱいやって来る。一人ずつ異空間にひきずり込んで、食べればいいんだから。」
《やめて! 子供たちに手をあげるのだけはやめて!! お願い! お願いだから! やめてェ!!》
ゆかりの懇願を聞く者は、どこにもいなかった。人間の目から絶望の涙を流しながら、ク
モ女は満足そうに笑い、その場に糸を張って巣を作り始めた。
「いいかい。満腹したら、キミの本当の仕事だ。邪魔な“アイツ”を倒して、ヒロシをさ
らってくるんだ。期待しているよ。」
ドラスもまた、満足そうに笑った。                 (本編に続く)

339 名前:325 mailto:sage [04/12/05 01:15:00 ID:9k4EgH4o]
BeeF様ありがとうございました。楽しませていただきました。

340 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/05 09:29:13 ID:JDccVE0B]
>>333-338
ふと思ったが「クモの怪物に身体を乗っ取られ、心は拒絶しながらも子供たちを襲う女先生」
というシチュエーションは、ライスピ2号編とビミョーにかぶるんだよな。

まさか村枝、ZO小説版までリスペクトしてたのかな?

341 名前:292 mailto:sage [04/12/05 20:59:46 ID:8Z9FA1BR]
>>304
遅レスですが、国籍は特に問いません
・・・というか洋もののコミカルなのも
和もののシリアスなのも(なぜかこのペアになってしまう)
どちらも見てみたい気もしますね・・・

342 名前:BeeF mailto:sage [04/12/06 00:35:17 ID:X7QvAdkO]
>>341
レスありがとうございます。
というか、実はもう、外人を含めた3人の工作員のシリアスな話に向けて、構想を練り始め
ていたところでした。
なかなか構想段階で難儀しているため、発表にはまだ時間がかかりそうですが、そのうちUP
しますので気長にお待ちいただけると嬉しいです。

なお現時点での設定では、女性を誘拐・改造してテロ活動に従事させている悪の組織(既に
どこかで書いたような設定ですが)のアジトに侵入するのは、特務機関XXAM(エグザム)
に所属する3名のプロフェッショナルです。
古武術の名手で射撃のオリンピック選手、元・警官の正義感の塊り「桐島ルイ 24歳」。
香港の犯罪組織「夜龍(イエルン)」によって感情を持たない戦闘マシーンとして育てられた
元・暗殺者「李閃花(リ・シャンファ) 19歳」。
金髪碧眼、アメリカの大富豪の娘でスポーツ万能、知能指数300、人並みはずれた強運の持
ち主「レベッカ・エデルソン 25歳」。
この3人の女性がそれぞれの技能を生かして、小笠原諸島のさらに南にある孤島に作られた
敵のアジトに挑み、結局3人ともそれぞれ違ったシチュエーションで罠にかかり、改造人間
にされてしまうというストーリーになる予定です。
ここまで書いた以上、いずれはUPしますので、よろしく。

343 名前:292 mailto:sage [04/12/06 02:15:48 ID:5v+oqbn3]
>>342
なんか感動です!すでに妄想が広がります

344 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/06 07:11:47 ID:InkgLtRf]
アイゼンボーグの愛タン改造シーン。
ttp://ngn61.kir.jp/aizenborg/00aitachibana6.htm
ttp://ngn61.kir.jp/aizenborg/00ai_saikaizo.htm

345 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/06 21:28:40 ID:5v+oqbn3]
>>344
なんか作り手の異様な熱意を感じる・・・

346 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/06 21:55:30 ID:kSSBPhut]
このスレの住民って、オニャノコが化け物じみた怪人にされるのに萌えるんじゃないの?
単なる機械化サイボーグ手術でも萌えなの?

347 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/06 22:05:08 ID:SylBSg0E]
漏れは怪人化のほうが萌えるなぁ。
機械化だけじゃ物足りないっす。



348 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/06 22:50:24 ID:wfJJ5PuQ]
>>347
単に改造過程に萌えるの?
それとも、改造後の怪人にもハァハァするの?

349 名前:347 mailto:sage [04/12/07 00:07:47 ID:qp6xHEbL]
場合によりけりだが、おにゃのこの雰囲気を残した怪人ならハァハァするなぁ。

350 名前:名無しより愛をこめて [04/12/07 16:44:32 ID:bhmAnTog]
>>1
関連サイト
>>【女性改造人間物語】 319氏、325氏によるSSが保管されているまとめサイト。
>>remodeledwoman.myfws.com/
>>【蜂女の館】 508(BeeFreak)による、蜂女改造SSの保管庫。
>>artofspirit.hp.infoseek.co.jp/
行けなくなってる。




351 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/07 18:06:22 ID:5U4V0P9n]
>>350
両方ともちゃんと行けるけど?

352 名前:350 [04/12/07 18:16:24 ID:xJeYW8T1]
リンクが切れてるだけでした。スマソ

353 名前:名無しより愛をこめて [04/12/07 23:03:56 ID:KTLkjAPQ]
そろそろPRIME氏の復活期待age!

354 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/08 01:57:12 ID:Z1BIZJEc]
      ☆ チン        マチクタビレタ-

☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ヽ ___\(\・∀・)< PRIMEさん、天野姉妹の改造は マダー? チョー期待!
    \_/⊂ ⊂_)_ \_________________________
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
  |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|  |
  |  改造手術台   .|/

355 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/09 00:56:00 ID:5xddb4if]
>>354
上に乗っているのは怪人どんぶり少女とか(w

356 名前:名無しより愛をこめて [04/12/09 02:14:58 ID:xHsMF2Il]
講談社版ライダーマガジンのアマゾンの号に載っていた蜂女のメイクシーンに驚愕。
一体どれだけの秘蔵スチールがあるのか。漏れも蜂女ファンの為、彼女のまだ見ぬ姿に思いは尽きない。
そして、岩本良子様の美しさ。ライダー本編での彼女の蜂女への改造シーンが是非、見たかった。
悔しい。


357 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/09 06:18:09 ID:wHdSc/jn]
>>356
知ってると思うけど、公式ファイルマガジンに載ってたのとは別の写真。
ttp://www2.wbs.ne.jp/~c-help/gazo2/hachi2.JPG

TV版仮面ライダーの、女性怪人が登場する回の脚本はそのほとんどが、女性脚本家の
滝沢真理氏がつとめていて(蜂女、クラゲダール、ドクダリアン、ギリーラ等)、
彼女は当然ながら『女性怪人』に思い入れが無いものだから、他の怪人と大差ない
あっさりした描写になってしまっている。(たぶん平山Pが故意にそうしたんだろう)

もしも原作の石ノ森氏のテイストがそのまま生かされていれば、きっと蜂女にも
「元は普通の女性だった」という背景がドラマに生かされていたに違いない。
そして、改造シーンも・・・
(後になってそれを生かそうとしたのがスカイのサソランジンなんだろうが)



358 名前:名無しより愛をこめて [04/12/09 16:53:03 ID:z+c/zgKg]
やはりサソランジンの改造シーンは、このスレのテーマに最もあった名シーンだと思う。
そこで、蠍女に改造される上村美也さんのSSを誰かかいていただけませんでしょうか。
何故、美也が蠍怪人の素体に選ばれ、どのように拉致されたのか。そして、改造シーンはエロ度たっぷりに…。
ただ、改造後の姿はいただけませんので、女性怪人としての魅力を出してもらえるとうれしいです。
オリジナルの設定歓迎です。

359 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/09 17:36:12 ID:xb+Kw+G4]
>>358
>ただ、改造後の姿はいただけませんので、

あれは美しい女性がブサイコな怪人にされるからドラマになるのであって、
改造された身体を見つめて「何て美しいの!」なんて言った日にゃ、
悲劇もへったくれもなくなる罠。

360 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/09 18:51:17 ID:t0/9alBR]
絵心がある方がいれば、サソランジンを今風にアレンジして頂けないだろうか。
美化する必要はないが、女怪人であることが分かるように。

361 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/09 20:09:46 ID:hB5nsKIB]
>>358
確か「ネオショッカーと女性怪人の秘密基地」になかったかな?

>>360
そういう意図でデザインしたのが、クウガのゴ・ザザル・バなんだと思うよ。
あのデザインで満足できないなら、コミックだけど「ザ・グリーンアイズ」(巻来功士)の
刺恵(サソリの尻尾が生えた、下半身まる出し巨乳ボンデージファッションのねーちゃん)
みたいにするしかないんじゃないか?

362 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/09 23:47:11 ID:t0/9alBR]
>>361
「ザザル」が確かにそうですね。
指摘されるまで、人間態のだるそーなお姉ちゃんしか覚えて無かったです。

363 名前:名無しより愛をこめて [04/12/10 01:56:50 ID:tLZuplo+]
>>359
悲劇性に関しては、醜い姿に改造された所にあるのではなく、自らの意思に関係なく無理やり人外の異形に改造されてしまった点にあると思う。
女性怪人としての魅力を充分に発揮する為にも、サソランジンは女のセクシャリティーを維持した形でリニューアルされるべきなのではないだろうか。
美女を改造するシークエンスがある名編の代表として、是非、それは望みたい所なのだが・・・。

364 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/10 03:13:30 ID:iXoWWI78]
サソランジン話が出たので妄想ネタ一つ(あまりエロくはありません)

雪山で遭難した筈の美也がなんであんなヒラヒラしたドレスを着てたのか
・・っていうのは「理不尽スレ」的なツッコミどころとも思えるんだけど、
案外、あの直前ゼネラル・モンスターとの間で、
「ニキータ」の、誕生プレゼントに銃を渡されるみたいなやりとりが
あったのかも、と思ったことがある。

大事な素体(適合者?)ゆえ丁重な治療・看護が行われていた美也。
やがて全快し、ゼネラルモンスターよりドレスを贈られ、
豪華な食卓で全快祝いのワインがふるまわれる
無邪気に喜ぶ美也。そのときゼネラルモンスターの目が
あやしく光り(以下略)

365 名前:364 mailto:sage [04/12/10 03:26:36 ID:iXoWWI78]
恨みの文句が「ネオショッカー!」ではなく「ゼネラルモンスター!」
だったあたりからも、改造前にあの二人に何かあったのかも、
という想像はできるのではないかと思う次第です。
(ついでに言うと、あの断末魔状態のときにはタイムリミットが
切れて脳改造の効果がどんどん出てきていたんですよね?
あのまま殺されずにいたら・・・)

366 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/10 03:37:50 ID:V5605csP]
>>364
面白いけど、城北大学に暗殺に向かった時に着ていたワンピースならば、彼女が
改造された後に与えられた物ではないかい?
たぶんアリコマンドの素体か何かとして捕らえられた、別の女性の衣服と思われ。
少なくとも美也は、改造時は全裸(に見える)にシーツだ。

この時に、美也はなぜかゼネラルモンスターの名前と、自分が改造人間にされそう
になっていることを既に知っていた。
たぶん山で捕らえられ、意識を失う前にそう知らされたのだろう。
「山で遭難した」と言われているが、スカイ4話の放映は10月だから雪山ってわけ
じゃないだろう。むろん夏山でも遭難する時は遭難するが、美也の場合は単に拉致
されて行方不明になったことが「遭難」と報じられただけなんじゃないか?

関係ないが、岬ユリ子とその兄も、登山時にブラックサタンに拉致されたはずだ。
山で遭難し行方不明、というのは改造素体を拉致するための方便としてよく利用
される手段なんじゃないかな?

367 名前:名無しより愛をこめて [04/12/10 04:57:07 ID:tLZuplo+]
>>366
手術台の上で、美也が自分の運命を知っていた事に興味を覚えることに同感です。
この前に美也に何があったのか。
捕らわれた彼女の肉体に対し、改造人間の適性を調べる様々なテストが行われたのではないでしょうか。
その中で、次第に美也は自分の身に起こる事に気付いていったというのはどうでしょう。
また、美也が一人で登山をしていたとは思えません。
同じ女子大の仲間達がいたはずです。彼女達も一緒にネオショッカーに捕らえられアリコマンドにでも改造されたのでは
ないでしょうか。それも美也の見ている前で。
もしくは、仲間(後輩)を守る為に自らを犠牲にした。始めは改造素体となる事などまったく知らずに、
正義感の命ずるままにゼネラルモンスターにその身を差し出したが・・・。
というのも自分的には萌えるのですが。




368 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/10 10:38:32 ID:sEVz6gN/]
>>367
仲間のために自らを犠牲にしたのなら、
「改造人間なんて嫌です!」と叫んだりはしないと思われ。

369 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/10 21:01:07 ID:N0ey3ujW]
オニャノコをゲルショッカー怪人に改造するとしたら、どんなのがいい?

370 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/10 22:06:22 ID:DT8+1OrT]
ナメクジキノコ

371 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/11 09:24:20 ID:X8aVJXUG]
カズノコミミズ(性器限定)

372 名前:名無しより愛をこめて [04/12/11 13:51:11 ID:5SuCI36K]
>>367
女子大の仲間がアリコマンドに改造される・・・
誰かその話書いてください!


373 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:42:27 ID:ilXaiyaM]
どうも。最近仕事が忙しくて、SSを書いてる暇がなく困っているBeeFです。
それでも何とか、以前約束しておりました、>>292さんのリクエストにお応えしての「女
工作員」ものを書き終えましたのでUPさせていただきます。
今回“バズゥ”(BUZZ=虫の羽音)という組織によって蜂女に改造されてしまうのは、桐島
ルイちゃん25歳、レベッカ・スウェンソンちゃん26歳、それに李閃花(リ・シャンファ)ち
ゃん19歳の、3人の美しき工作員です。
長い話ではありますが、お楽しみいただければ幸いです。

374 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:43:41 ID:ilXaiyaM]
嵐が近いのか、鉛色の雲が重く垂れこめていた。
北回帰線に近いこの海域でも、冬の太平洋の波はやはり荒い。不揃いなサンゴ礁が切れ込
んだこの島の北端には、激しい波が叩きつけるように打ち寄せていた。その見上げるよう
な断崖の下、海の中から黒い3つの影が現れ、波から逃れるように岸壁にへばり着いた。
「…みんな無事?」
真っ先に上陸した、リーダーらしい人影が、水中メガネと腰に巻きつけた機械を外しなが
ら、他の2人に呼びかけた。ウェットスーツのフードを外すと現れたのは、濡れてクシャ
クシャになってはいたが、長く美しい金髪だった。ウェットスーツに包まれているのは、
見事なボディラインの悩ましい豊満な肉体。澄んだ青い目をした、20代半ばの絶世の美女
だった。
「…異常なし。」
「装備は全て無事。万事オーライよベッキー。」
手際よくウェットスーツを脱ぎながら、同時にそう答えたのは、まだ10代らしい小柄なシ
ョートカットの少女と、長身にロングヘアーの20代半ばの女。どちらもハッとするような
美貌の東洋人女性だ。
「よーし。これまでのところは上出来ね。海中に超音波探査器があったとしても、さっき
外したソニックジャマーがソナー音波を撹乱してくれたはずだから、連中はまだ、わたし
たちの存在に気付いてないはずだわ。」
身体にピッタリ密着した黒のボディスーツの上から、様々な器具の付いたホルスターやベ
ルト類を幾つも固定しながら、金髪の女性が言った。

375 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:44:17 ID:ilXaiyaM]
「これからが正念場よ。各自別行動を取り、任務を遂行すること。作戦開始時刻は現在、
○七五○。作戦終了予定時刻は一七○○。この時刻に、この島の上空を回収用の輸送艇が
通り過ぎる手筈になっているわ。島の北端、獅子が鼻と呼ばれる岬に個人用の飛空バック
パックが3個投下されるから、必ず回収するように。救出した人質がいる場合は事前に信
号弾を上げること。」
二人の東洋人女性が同時に頷く。
「そして…これがいちばん大事なことだけど、今回の任務で無事生還できる可能性は30%
以下。これは今までの任務もそうだったから気にしなくていいけど、もしも連中に身柄を
拘束されたら、100%確実に改造人間にされてしまうわ。だからもしも捕まった場合は、
迷わず奥歯に仕込んだプラスティック爆弾で自決すること。万一、仲間が改造されてしま
った場合は、ためらわず殺すこと。一瞬の迷いが命取りになるわ。」
「ベッキー。」長い黒髪の女性が金髪のリーダーに尋ねた。
「もしも、3人とも生還できなかった場合はどうなるの?」
「明朝9時に、予定通りアメリカ海軍による核攻撃が始まるわ。果たしてそれで“バズゥ”
を壊滅させることができるのか。それとも、それが新たな悲劇の幕開けとなるか…それは
神のみぞ知る、ね。」

376 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:46:50 ID:ilXaiyaM]
日本領土の最南端に近い、無人島“神ノ鳥島”。8キロ沖に停泊した工作船から、無数の
機雷をかいくぐってこの島に到達したばかりのこの3人は、各国政府が協力して極秘裏に
結成した特務機関XXAM(エグザム)の、諜報部員であった。メカニックに強いリーダ
ーのレベッカ・スウェンソン、26歳。射撃と武術の達人、桐島ルイ、25歳。そして香港の
犯罪組織・夜龍(イエルン)の元・暗殺者という異例の過去を持つ李閃花(リ・シャンファ)、
19歳。組織きっての腕利き諜報部員である彼女たちは、いま世界中をパニックに陥れてい
る謎の組織、昆虫人間帝国“バズゥ”の本拠地に、それぞれ任務を携えて侵入しようとし
ているところなのだ。
3日前、彼女たちは突然、組織のボスである“ダイモン”の前に呼び出された。スクリー
ンに黒いシルエットしか映さない謎の男。“ダイモン”とは古代ギリシアの守護神の意味
であるが、同時に悪魔(デーモン)の語源でもある。裏の世界のあらゆる情報に精通して
いるこの男が果たしてどちらなのか、彼女たちは判断しかねている。
3人が揃ったのを確認すると、“ダイモン”は単刀直入に切り出した。黒いシルエットの
背後に次々と新聞記事や写真を映しながら、今回の指令の背景を淡々と説明してゆく。
「よく来てくれた。諸君らもご承知の通り、世界は現在、今から2週間前に突如出現した
昆虫人間帝国“バズゥ”によって激しく混乱している。“バズゥ”は一般の女性を拉致し、
全身の細胞に昆虫の遺伝子を組み込んだ改造人間“インセクトサイバー”に仕立てて様々
なテロ活動に従事させる、謎の組織だ。10代半ばから20代の、若く美しい女性ばかりが誘
拐され、わずか半日後には改造人間に変えられて、テロの片棒をかつがされている。なぜ
女性ばかりを改造するのかは謎だが、残念ながら現代の医学では、改造された女性たちを
元の身体に戻すことはまったく不可能だ。」
長い黒髪の諜報部員、桐島ルイがギリギリと歯がみした。彼女もまた、高校時代の親友が
インセクトサイバーに改造された経験の持ち主なのだ。

377 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:48:04 ID:ilXaiyaM]
「9日前に日本のテレビ局占拠によって姿を現わしたこの組織は、わずか5日間で首都東
京の全機能を麻痺させた。この間に拉致改造された被害者は優に6千人を越える。さらに
3日前、今度はアメリカ、イギリス、ロシア等先進12か国に対して一斉に、女性拉致とテ
ロ活動が始まった。ホワイトハウス襲撃等による国家機能の麻痺と、交通・通信規制によ
る被害総額は、少なく見積もっても全世界でざっと700兆ドル。拉致改造された被害者の
総数は、既に1万人近いものと推測されている。」
それは、文明世界の崩壊と言っても良い惨状だった。改造人間たちは国家中枢の襲撃と同
時に、報道機関の制圧を徹底して行った。インターネットによる情報網だけはかろうじて
まだ生きていたが、大手通信社やケーブルテレビネットワークは、テロ活動によって既に
ほとんど壊滅状態になっている。
「2日前のホワイトハウス襲撃で、アメリカ大統領はからくも難を逃れたが、補佐官と大
統領夫人が命を落とした。復讐にはやる大統領の命令で、アメリカ全軍に対して“バズゥ”
本拠地を意地でも突き止めろとの命令が出されていたが、今日の未明になって、それが判
明したとの情報が入った。」
3人の前のスクリーンに、日本近海の海図が映し出された。
「“バズゥ”のインセクトサイバーたちは、テロが終わると地中に溶けるようにして消え
るか、あるいは空に突然出現する黒雲の中に姿を消す。米軍はこの黒雲の中に“バズゥ”
の空間転移装置があると推測し、同日同時刻に別の場所に黒雲が出現した形跡が無いかど
うか、地上偵察衛星で世界中を調査した。もしもあるとすれば、そこに転移した可能性が
高いからだ。調査の結果、米軍が連中のアジトとして最も可能性が高いと判断したのが、
日本の南方洋上にあるこの、神ノ鳥島だ。」



378 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:48:55 ID:ilXaiyaM]
スクリーンに映し出されたのは、テーブルのような形状の小ぶりの島の写真だった。
「周囲7.2キロ。まあまあの大きさだが、過去に人間が入植した形跡がない無人島だ。その
理由は、島全体が高さ50メートルの断崖で囲まれているためと、島の北東端の海中から火
山性のガスが噴出しており、硫化水素を含んだ猛毒の霧が島全体を覆うことがあるためと
思われる。そのため島の周囲のサンゴ礁の生育が悪く、港を作れる条件が整っていない。」
「秘密組織のアジトとしては、うってつけと言うわけね。」金髪のレベッカが言った。
「そうだ。本拠地が判明してまもなく、アメリカ大統領は、この島に対する核攻撃を海軍
に命じた。既に北太平洋上にはニミッツ級原子力空母“ビルクリントン”が待機し、水爆
を搭載したB?2スピリット3機がスタンバイしている。」
「そんな! 他国の領土に核を使用するなんて!」ルイが驚いて叫んだ。
「日本政府の内諾は、既に取りつけているらしい。だが、アメリカ政府内でもこの攻撃命
令に対し、疑問の声が上がっている。ひとつには、拉致改造された被害者を巻き添えにす
ることに対する懸念からだ。ホワイトハウス襲撃の際捕縛され、現在ニューヨークのシン
シン刑務所に収容されている3体のインセクトサイバーの中に、グレアム上院議員の娘が
含まれていることは知っていると思うが、この上院議員が中心となって、改造被害者の家
族たちが現在、『改造被害者は自らの意志で犯罪を犯した訳ではないため罪を問うべきで
はない』という運動を展開中だ。極めて強力なマインドコントロールを施された彼女たち
を、果たして罪に問うことができるかどうかは、法律学者たちの間でも意見が分かれてい
る。テロの被害者の中には『そもそも人間でなくなった者に人権を認めるべきではない』
という強硬意見を出す者までいて、まさに混乱状態だ。このように議論が定まらない中で、
彼女たちを一斉に葬り去ろうという大統領の判断は、まことに軽率と言われても仕方がな
い。グレアム上院議員が時期大統領選の有力候補と見なされていることもあって、政府内
には未だ慎重意見が根強い。」
諜報部員たちは思わずうなって考え込んだ。ルイだけはうん、うんとうなずいている。

379 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:50:31 ID:ilXaiyaM]
「そしてもうひとつは、連中に対し核攻撃が本当に有効なのか、疑問視する声が上がって
いるからだ。非公式の情報だが、3日前にロサンゼルスで海兵隊がインセクトサイバーと
交戦した際、カリホルニウム核弾頭弾が極秘に使用されたがあっさり退けられたとの報告
が入っている。もしも連中に対し核兵器が効果無いのであれば、アメリカは他国に対して
核を使用したという、歴史上の汚点だけを背負うことになる。だからこそ、米軍は核攻撃
を行う前にもっと多くの情報が必要だと考えているのだ。」
「わかったわ、ボス。無人島に侵入してその情報を得て来るのが、今回の私たちの任務な
のね。」
「そうだ。諸君らに与えられる任務の内容は3つ。ひとつ目はアジトの全容の解明と、核
攻撃が行われた際の効果のほどの確認。ふたつ目は拉致被害者の状況確認と、改造技術の
解明、そして可能であれば被害者の救出。そして3つ目が、これまで全く姿を現わしたこ
とのない、“バズゥ”を背後で操る支配者の正体解明だ。」
3人の美しき工作員たちは、一斉にうなずいた。
「だが注意してくれたまえ。インセクトサイバーたちは頭部こそ人間の女性だが、そのボ
ディは想像を絶する能力を秘めている。人間相手のようなわけにはいかない。これまでに
確認されたインセクトサイバーは8種類。ひとまず順に、その能力を確認してみよう。」
スクリーンに、次々と女性の姿が映し出された。頭部はいずれも美しい女性だったが、ボ
ディは全身タイツをまとったかのような奇妙ないでたちで、羽根や触角などを備えている。
それは衣裳ではなく、改造された彼女たち自身の肉体なのだ。その証拠に、彼女たちの下
腹部にはいずれも剥き出しになった女性器が確認できる。

380 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:51:30 ID:ilXaiyaM]
「まず、いちばん多く確認されているのがこの《シャドウアント》と我々が名付けている
黒いタイプだ。一般的な成人男性の100倍程度のパワーを備え、また自らの影の中に溶け
込むように消える能力を持つが、飛行能力や遠距離攻撃の手段は持っていない。まあ、戦
闘員のような位置付けと考えていいだろう。」
「次が《アレストスパイダー》。登山用ナイロンザイルの数十倍の張力に耐える強靱な糸
を口や指先から出す、捕縛用の改造人間だ。《マリオネットモスキート》は、十本の指か
ら伸ばした管で血を吸った人間を自由に操ることができる、洗脳用の改造人間。この2種
類は特殊工作用のインセクトサイバーと言えるだろう。」
「次に、《パウダリングモス》は空中を浮遊しながら、麻痺毒や腐食毒、さらには高火力
のガンパウダー(火薬)までも広範囲に撒き散らす毒蛾型の改造人間だ。同じく、幻覚剤を
含んだ鱗粉を撒き散らす蝶型改造人間が《ドリームバタフライ》。《ヒプノシーケイダ》
は催眠音波を発する蝉型の改造人間。この3種類は飛行能力と、広範囲に作用する特殊能
力を持っている反面、単体での戦闘能力は著しく低い。」
「逆に戦闘能力が高いのが、両腕を鋭利な刃物に変えて高速度で飛来する《ビヘッドマン
ティス》だ。首切りカマキリの名の通り、戦車の砲身すら一瞬にして輪切りにしてしまう。
また《アームドスコーピオン》は長い尻尾の先に毒針を持つ他、両腕を次々と武器に変形
させて攻撃するサソリ型の改造人間で、飛行能力こそ持たないが攻撃力だけでなく、防御
力にも優れた万能タイプだ。」

381 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:52:36 ID:ilXaiyaM]
「そして、最も恐ろしいのがこの蜂型改造人間《アサルトビー》だ。高機動の飛翔能力を
持ち、厚さ10センチの鋼板をも貫く針を胸から連続して発射する。戦闘機キラーの異名を
持つ恐ろしい改造人間だ。胸の針は麻痺毒や溶解毒、洗脳薬などの発射にも使えるらしく、
一体で一個師団を充分壊滅させることのできる戦力を持っている。この8種類以外にも、
我々がまだ見たことのない改造人間が存在するかも知れない。さて。」
ここで、ダイモンはひと呼吸置いた。
「今回の任務だが、諸君ら女性工作員にとっては極めて過酷なものだ。一体で最新鋭戦車
を凌駕する戦力を持つ改造人間たちの群れに潜入しての調査。しかも身柄を拘束されれば
即、恐ろしい改造手術が待っている。だから今回の任務は強制ではなく、あくまで自由意
志での参加を求める。拒否しても、諸君らには何らの不利益もないことを保証しよう。い
かがかね諸君。まず、ルイ?」
ルイはすかさず答えた。
「行きます! 改造人間にされた人たちを元に戻す方法を、私がきっと見つけてきます。」
「閃花?」
「任務なら…行きます。」
「レベッカ?」
「愚問よね、ボス。わたしが今まで任務に失敗したことがあったかしら?」
「よろしい。作戦の開始は3日後。敵との交戦は可能な限り避け、任務の遂行に専念して
もらいたい。その他の情報は追って伝える。以上だ。成功を祈る。」

382 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:53:42 ID:ilXaiyaM]
3日前“ダイモン”から与えられた任務を思い起こしながら、XXAMの工作員桐島ルイ
は、朝霧に包まれた神の鳥島北岸の断崖を登っていた。不思議なことに、この島の上空に
は海鳥の姿がまったく見えない。島全体を覆うこともあるという、火山性ガスのせいだろ
うか。植物の生育も概して悪く、島の最高峰アサヨ岳の北東面はほとんど禿げ山になって
いる。
岩肌に張り出した、ツルツル滑る植物の根を掴みながら、ルイはようやく断崖の上に達し
た。そこは、亜熱帯性の木々が繁茂する森だった。風向きの関係からか、このあたりの植
物の生育はそれほど悪くない。ルイは背の高い草の影に身を隠しながら、島の中央部目指
してゆっくりと進んだ。
“バズゥ”が彼女たち三人の侵入に気付いているかどうかはわからないが、島のあちこち
には侵入者を察知するセンサーや、監視カメラが無数に設置されているに違いない。まっ
たく見つからずにアジトまで辿り着けるという保証は無い。それでも、インセクトサイバ
ーとの交戦は極力避けなければならない。
ルイは、琉球骨法と劈掛(ひか)八極拳の達人である。相手が人間ならば、どんな大男にも負
ける気はしない。だが銃弾を跳ね返す頑丈な外骨格に覆われ、一撃で人間を屠る武器を持
つインセクトサイバーが相手では、いくら武術の達人といっても分が悪すぎる。接近戦を
身上とする骨法や八極拳では、相手にすらならないだろう。だが、遠距離攻撃を得意とす
る劈掛拳ならば、相手の不意をついて一撃を与えることは??おそらく一撃が限界であろ
うが??不可能ではないだろう。一撃必倒、それがインセクトサイバーと闘う際の絶対条
件であった。一撃で倒せなければ、こちらが反撃に耐えられない。もっともインセクトサ
イバーの外骨格に対しては、ルイの会心の一撃をしても、蚊が刺したようなダメージしか
与えられない可能性がある。しかしながら、彼女たち工作員には今回、絶対的な不利を覆
す、とっておきの武器があった。

383 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:54:29 ID:ilXaiyaM]
ルイは空気のわずかな乱れを感知するカレントセンサーを片手に、用心しながら歩を進め
た。神経を研ぎ澄まし、周囲の全てに気を配りながら、ブーツが草に擦れる音も極力立て
ずに進んでゆく。
突然、カレントセンサーに2つの反応が現れた。ルイは急いで手近な木に音もなくよじ昇
り、樹上に息を潜めて敵の出現を待ち構えた。
真っ黒な人影が2体、ルイのいる方向に歩いてきた。手には何も持っていないが、周囲を
キョロキョロ見回しているところを見ると、哨戒中なのだろう。真っ黒なボディからする
と、おそらくシャドウアントと呼ばれる戦闘員と思われるが、日本やアメリカで確認され
た戦闘員が改造前の素顔をそのまま露わにしていたのに対し、ルイの目の前にいる2体は、
顔面がすっかりマスク状のもので覆われ、目だけをギラつかせている。
ルイは、ふと奇妙なことに気がついた。インセクトサイバーたちのボディは、衣裳ではな
く改造された素肌のはずである。しかしながら目の前の2体の戦闘員は、どうやら黒い全
身タイツ状の衣裳をまとっているようなのだ。
《どうしてかしら? ここが亜熱帯のせい?》ルイは首をひねったが、その時ふと良いアイ
ディアが浮かんだ。彼女たちのボディが衣裳ならば、それを奪えば戦闘員に変装できるの
ではないだろうか?
ルイは、右手に拳銃を取った。愛用のワルサーPPKではなく、小ぶりの奇妙な形の銃だ。
そして左手には、丸い弾のようなものを握った。
戦闘員たちが足元まで接近するのを辛抱強く待ち、タイミングを見はからって右手の銃を
前方遠く目掛けて撃った。

384 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:55:48 ID:ba+nVxex]
キュルルルルルル!!
かん高い奇妙な音が宙を突っ切って飛んだ。敵の注意をそらせるホイッスル・バレット(鏑
弾)だ。それと同時に、ルイは左手の弾薬を勢いよく地面に叩きつけた。たちまち、もうも
うたる煙幕が周囲を包み込んだ。
ルイは木から飛び降り、低い姿勢から身体をムチのようにしならせて、一体目の戦闘員に
真横から脚払いを食らわせた。いくら頑丈な改造人間と言えども、その体重は人間と変り
がない。不意を突かれれば転倒する。前のめりになった戦闘員の額めがけて、ルイは渾身
の“穿掌”を繰り出した。
「はァっ!!」
ルイの手のひらが戦闘員の額にヒットした途端、パーン!という炸裂音がはじけ、戦闘員
は額から煙を上げて倒れた。その音に振り向いたもう一体の戦闘員の前に、ジャンプした
ルイが飛び降り、後方に大きく身体をしならせながら、戦闘員の額めがけて両の手のひら
を同時に叩き込んだ。「やぁッ!!」
激しい炸裂音と共に、2体目の戦闘員も煙を上げて倒れた。ルイの手袋に仕込まれていた
のは、対インセクトサイバー用の秘密兵器、サイバーバスターであった。
「あらら? ずいぶんあっけなかったわね。」
頑丈なボディを持つインセクトサイバーたちにもひとつだけ、弱点と呼べる箇所がある。
それは、触角が生えた額の根元であった。サイバーバスターは強力な超音波パルスを改造
人間たちの知覚神経に与え、神経伝達を遮断するという武器で、神経の集中する額に直接
ヒットすれば、どんな改造人間でも一瞬にして卒倒させることができる。ルイたち3人の
工作員の手袋とブーツにはこのサイバーバスターが仕込まれ、攻撃と同時に発動するよう
調整されていたのだ。

385 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:56:41 ID:ba+nVxex]
ルイは、気絶した2体の改造人間たちを引きずって、木の陰に隠れた。完全に気絶してい
ることを確認してから、そのボディを検分した。2体とも華奢で小柄な女性で、胸や腰の
発達も未熟である。まだ10代前半らしい。頭部を覆うマスクを苦労して剥ぎ取ると、愛く
るしい東洋人少女の顔が現れた。額には改造人間らしく、触角が生えている。
ルイは自分の額のゴーグルを下ろし、脇に付いたダイヤルを調節した。背中のバックパッ
クに内蔵された小型スーパーコンピュータに収納された、“バズゥ”の拉致被害者たちの
データベースにアクセスしたのだ。たちまち、目の前にある少女の顔が分析され、その素
性がゴーグルの裏側に表示された。
「竹内さくら、13歳。大友絵美、12歳。…ひどいわ。まだ中学生じゃないの!」
こんないたいけな少女たちを改造人間に変えてしまう“バズゥ”の非道さに、ルイは改め
て怒りが込み上げるのを感じた。
「ゴメンね。いつか必ず、あなたたちを人間に戻してあげるからね。」
ルイはそう詫びて、2人の中では身体が大きい竹内さくらの全身タイツを脱がせ始めた。
タイツは見たことのない非常に薄い生地だったが、極めて伸縮性に富み、しかも強靱だっ
た。
「…あれ? これは…どういうことなの!?」
タイツを脱がせながら、ルイは思わず頭をひねった。何と、タイツの内側に隠れていたさ
くらのボディは、全身が真っ青な皮膚で覆われ、乳房が黄色と黒の同心円模様で彩られた、
蜂型改造人間《アサルトビー》のものだったからだ。
もう一人のタイツも脱がせてみた。こちらは《マリオネットモスキート》だった。
《どういうことだろう。改造された後で、黒タイツを着て訓練していたのかしら?》

386 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:57:57 ID:ba+nVxex]
インセクトサイバーたちは、どんな環境の元でも全裸で行動できるよう、肉体を調整され
ているはずだ。なぜわざわざ、改造した身体の上からタイツを着なければならないのか、
どう考えてもわからない。とりあえず悩むのはやめて、ルイは自分のボディスーツの上か
ら、蜂女・竹内さくらが着ていた全身タイツをまとおうとした。
おかしい。なぜかタイツに拒絶されるかのように、脚が通らない。色々試行錯誤してみた
結果、服を着たままではこのタイツは着用できないということに気付いた。
ルイははたと困ってしまった。様々なギミックを備えた作戦行動用ボディスーツを、ここ
で破棄するのは惜しい。だがタイツに着替えなければ、戦闘員に偽装することはできない。
意を決したルイは、ボディスーツを黙々と脱ぎ始めた。ブラジャーも、ショーツも脱ぎ捨
てて生まれたままの姿になった。そうしないと、タイツによって拒絶されてしまうのだ。
全裸になったルイの身体が、タイツの中にピッタリと包み込まれた。身長168センチのル
イはさくらよりも20センチ近く高かったが、このタイツはまるでルイのためにあつらえた
かのごとく、彼女の身体にピッタリとフィットした。
《ああッ…何だろうこのタイツ! 着ているだけで、身体が、ほてるように気持ちいいわ!!》
まるで全身を誰かに抱きしめられているかのような快感に襲われ、ルイは自分の乳房と股
間を押さえたまましゃがみ込んでしまった。乳首が勃起して固くなり、股間が潤んでくる
のが自分でもわかる。ルイはそのまましばらく、太股を擦り合わせ、二の腕を撫でまわし
ながら、不思議な恍惚に酔っていた。
《…いけないいけない! 何をしてるのよルイ。任務を忘れちゃダメでしょう!》
我に返ったルイは、自分を叱咤しながら立ち上がった。タイツの上からバックパックやホ
ルスター、サイバーバスターが仕込まれた手袋などを身につけ、頭部を覆う黒いマスクを
被って戦闘員を装ったルイは、2体の少女サイバーたちを木の陰に隠したあと、島の中央
部目がけて歩きだした。全身を蝕む、奇妙な快感に絶えず悩まされながら。

387 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:58:58 ID:ba+nVxex]
工作員3人の中で最年少の李閃花(リ・シャンファ)は、島の周囲をぐるりと回り、海蝕
洞(波によって穿たれた洞窟)を探した。“バズゥ”のアジトが地下にあるのなら、必ず
下水の排水口が海に向かって存在するはずだと考えたのだ。もちろん、そんなものを目立
つところに作るはずがない。あるとすればそれは、隠れた洞窟の中に違いない。閃花の読
み通り、3つ目の海蝕洞の中に下水口は発見できた。
異様な匂いが漂う狭い通路を、閃花は用心しながら進んだ。下水道から標的に侵入するの
には慣れている。だが注意を払わないと、少しの物音でも遠くまで大きく響く空間だ。幸
い、下水はほとんど流れていない。足元が不快な水音を立てる心配は無さそうだ。
ふと、左手のカレントセンサーが反応を示した。閃花は身を引き締め、前方に拡がる闇を
キッと見据えた。
突然、閃花目がけて何かが飛んできた。動物的な本能で、それを素早くかわす。続いて2
発目、3発目。かわし切れなかった3発目を左手の手甲で受け流そうとした閃花は、無数
の糸のようなものが左腕にからみつき、きつく締め上げるのを感じた。
「…捕まーえた。」
前方の闇の中から現れたのは、黒いボディに黄色の縞が入った長い手脚を持った、スレン
ダーな美少女だった。妖しくセクシーに腰を振りながら、閃花の方にゆっくりと近づいて
くる。年の頃は17歳くらい。黒髪をボブカットにし、目鼻立ちのはっきりした東洋人であ
る。閃花の左腕にきつく巻きついた糸は、少女の十本の指先から伸びていた。捕縛用改造
人間、アレストスパイダーの一体らしい。
閃花は、右手でゴーグルのダイヤルを回した。目の前のインセクトサイバーの素性が即座
に分析され、表示される。笠井真奈美17歳。日本人。女子校の修学旅行で東京にやって来
た際、観光バスごとクラスメートと共に拉致されたらしい。



388 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 02:59:41 ID:ba+nVxex]
「ずっと、誰かが来るのを待っていたの。もう逃げられないわ。あなたは、これからわた
しと同じ改造人間になるのよ。」
「……」
妖しい微笑みを浮かべながら、糸を少しずつたぐり寄せ、アレストスパイダーが接近して
くる。閃花は少しもあわてず、蜘蛛女が自分の間合いに入って来るのを待った。
充分な距離に近づいたのを見はからって、閃花は拳銃を取り出した。
「無駄よ。わたしたちに銃は効かないわ。」
「…やってみなければ、わからない。」
蜘蛛女はクスリと笑った。閃花は無表情のまま、引き金を引いた。ただし、蜘蛛女に対し
てではなく、自分の左腕から伸びる蜘蛛の糸目がけて。
ボウン! 猛烈な臭気とともに、白い煙が上がった。それはただの銃弾ではなく、蛋白質を
溶かす強力酵素弾だった。糸がゆるんだ途端、閃花の身体は宙に舞った。
驚く蜘蛛女の目の前に着地した閃花は、蜘蛛女の眉間目がけて攻撃を繰り出した。
香港の犯罪組織“夜龍(イエルン)”の暗殺者であった閃花の闘法、殺手飛舞(サァソフ
ェイウー)は、インドネシアの暗殺武術シラットを空中戦に特化する形で発展させた、独
自の闘法である。接近戦に長けたシラットとは異なり、身体のバネを生かした遠距離から
の攻撃を得意とし、鷹翔飛舞、萬蜂飛舞、蝴蝶飛舞など幾つもの型を持つが、どれもシラ
ット同様の一撃必中即離脱を特徴としている。

389 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:00:36 ID:ba+nVxex]
あでやかに宙を舞った閃花が蜘蛛女に加えた一撃は、鋒針(フェンジェン)と呼ばれる長
さ15センチほどの鋼鉄の針だった。どんなに強固な外骨格であれ、接合部には必ず耐久力
の弱い部分がある。閃花は最も装甲が弱いと思われる、まぶたの上の急所めがけて、機械
のように正確に鋒針を突き刺したのだ。
「ギャァアアアアアッ!!」
まぶたから大脳の奥深く、鉄の針を打ち込まれ、蜘蛛女は激しい悲鳴を上げてのけぞった。
閃花は素早く飛びのき、充分な間合いを取って第二撃に備えた。だが、その必要はなさそ
うだった。
「イヤ! やめて! 改造人間なんてイヤだぁ! 助けて、助けてママ!」
蜘蛛女は頭を抱えて身体を激しく痙攣させ、泣きながら悲鳴を上げている。どうやら閃花
の一撃でマインドコントロールが一部解け、改造された際の記憶が甦ったらしい。
「やめてェッ! 改造されるのはイヤだぁッ!あッ!アアッ!」
汚水にまみれ、のたうち回って苦しむ蜘蛛女に、閃花はゆっくりと近づいた。
「…可哀想に、ずいぶん苦しんで。でも、もう、それも終わり…」
閃花は無表情のままそう言うと、蜘蛛女のまぶたに刺さった鋒針を掴み、渾身の力を込め
てグサッ!と押し込んだ。
蜘蛛女は白目を剥き、口から泡を吹いて、動かなくなった。
閃花は鋒針を蜘蛛女の脳から抜き取ると、ハンカチで拭い、肱のホルダーに再びしまい込
んだ。こと切れた蜘蛛女に一瞥を加えると、閃花はそのまま何もなかったかのように、下
水道の奥を目がけて再び歩み始めた。

390 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:01:51 ID:JOhLxWhr]
3名の工作員のリーダーであるレベッカ・スウェンソンは、沢沿いに島の中央を目指して
いた。いくら断崖に囲まれたテーブル状の島とはいえ、流れ出る川はある。断崖の裂け目
に小さな沢を見つけたレベッカは、チョロチョロと水が流れるその沢に沿って歩き出した。
歩きはじめてすぐ、改造人間たちが残した踏み跡が見つかった。
「How lucky I am! わたしってば何て運がいいの!このまま行けば、アジトの入り口に辿
りつけるはずね。」
沢伝いの道は、障害物が少なく見通しが良い。おそらくルイや閃花よりも早く、アジト内
部に侵入できるだろう。
彼女たち工作員に与えられた3つの使命のうち、改造手段の解明と拉致被害者の救助はル
イが、“バズゥ”支配者の正体解明は閃花が、それぞれ主に担当する手筈になっていた。
レベッカの主な任務は、アジトの規模全容と兵力、耐久力の解明である。アジト内部をく
まなく調査する必要があり、そのためには他の2人よりも早く、アジト内部に侵入しなけ
ればならない。
そこでレベッカが打った手段は、一見無謀とも思えるものであった。あえて敵の前に身を
晒し、正面から乗り込んでゆく。どうせ島中に仕掛けられたセンサーによって、彼女の潜
入は遅かれ早かれバレてしまうはずだ。それならば逆に目立つ行動を取り、敵が自らアジ
トの扉を開くように仕向ければいい。自分ひとりが身を晒せば、ルイや閃花が無事アジト
に潜入するための陽動にもなる。“バズゥ”が自分たちを殺すはずがないことを、レベッ
カはよくわかっていた。インセクトサイバーの素体にするべく、自分たちから門を開いて
くれるはずだ。アジトに乗り込んだ後で騒ぎを起こし、それに乗じて姿を隠せば良い。
見通しの良い沢道は、敵から見つかりやすくなる反面、こちらからも敵の襲撃を察知しや
すいというメリットがある。レベッカの左手のカレントセンサーは既に、沢の前方左右に
生えた木々の上に、それぞれ2体の改造人間が待ち受けていることを察知していた。いく
ら影に溶け込んで隠れても、カレントセンサーからは逃れられない。

391 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:02:28 ID:JOhLxWhr]
レベッカは何事もないかのように、そのまま沢道を進んだ。彼女のボディスーツの両肩に
は、奇妙なアンテナのようなものが伸びている。時折、パチッ、という火花が彼女の頭上
に閃めく。
レベッカが敵の真下に達したとたん、4つの黒い影が彼女目がけて舞い降りてきた。レベ
ッカは思わずニヤリ、と笑った。
《来た来た来た来た……来たッ!》
バリバリバリバリバリッ!! 黒い4つの影がレベッカに触れようとしたとたん、凄まじい音と
ともに彼女の頭上を白い電光が走り、4つの影を射貫いた。はじかれたように白煙を上げ
て地上に叩きつけられる影。
「はあッ!」
レベッカは素早く飛びのき、メリケンサックのように両のこぶしにはめたサイバーバスタ
ーを、倒れた4体の改造人間の額めがけて次々と打ち込んだ。わずか数秒の後、レベッカ
の周囲には美しい女性の頭部を持った4体のシャドウアントたちが、痙攣しながら転がっ
ていた。
「どう? わたしの新発明、電磁銀雷(マクスウェルズ・シルバー・ハンマー)の味は?」
レベッカはショルダーパッドを開き、ウズラ卵大の使用済みバッテリーを取り出して投げ
棄て、新品と交換した。彼女の肩から伸びたアンテナは、彼女の周囲に電磁フィールドを
張り巡らし、侵入者に80万ボルトの強烈な電撃を見舞わせるためのものだった。
《わたしってば運がいい! こんな見事な実験、研究室じゃ到底できないものね。》
技術者としても超一流の腕を持つレベッカは、この他にも様々な発明品を身につけている。
サイバーバスターや、彼女たちを無事に島まで運んだソニックジャマーもまた、彼女の発
明による新兵器であった。

392 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:03:14 ID:JOhLxWhr]
レベッカはアメリカの大富豪の令嬢で、若干9歳でマサチューセッツ工科大に入学した天
才である。IQは300。16の博士号を持ち、取得したパテントは優に千件を超える。スポ
ーツも万能で、B98・W62・H98のスーパーモデル級ナイスバディ。北欧系の名字が示
す通り、ゆるやかなウェーブのかかった見事な金髪と、澄んだ青い目が魅力的な絶世の美
女だった。加えて、快活で人当たりの良い性格。ついたあだ名が“ミス・パーフェクト”。
そのミス・パーフェクトが諜報部員を職業として選んだのは、ひとえに「自分のあり余る
才能を遺憾なく発揮できる場」を求めてのことであった。それ以来、レベッカは人並み外
れた強運に守られながら、与えられた全ての任務をそつなくこなしてきた。もっともその
強運というのは、彼女の卓越した観察眼と洞察力のたまものに他ならなかったのだが。
気絶したシャドウアントたちをそのままにして、レベッカは沢道をさらに進んだ。彼女の
期待に反して、改造人間たちの歓迎はそれ以降は無かった。木々が次第にまばらになり、
標高273メートルのアケヨ岳の中腹に差しかかる頃、巨大な岩の陰に、アジトに通じるら
しい金属の扉が現れた。
「…なんだ。お出迎えは無しか。」
中からインセクトサイバーたちが大挙して出て来るのを期待していたレベッカは、残念そ
うにそうつぶやいた。扉が中から開かないのならば、外から無理やりこじ開けるしかない。
だがチタン合金のような材質で作られたその扉は、彼女の持つプラスティック爆弾では到
底破壊できそうになかった。
レベッカは工具で扉の脇にあった制御盤の蓋を力づくで開き、左腕に篭手のごとく取りつ
けられているコンソールのカバーを開いて、制御盤とコードで接続した。コンソールはバ
ックパックの中にある、小型スーパーコンピュータに繋がっている。コンソールのキーボ
ードを右手で叩きながら、レベッカは扉を制御しているアジトのシステムコンピュータへ
のハッキングを開始した。腕づくで開かないのなら、開くように命令するまでだ。

393 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:03:53 ID:JOhLxWhr]
《…ダメだわ。思った通り、見たことも無いアーキテクチャーが使われている。宇宙人の
テクノロジーだという噂は本当かも。もう! わたしってば何て運が悪いの!》
何度チャレンジを繰り返しても、システムへのアクセス権は取得できなかった。途方に暮
れていたレベッカはしかし、カレントセンサーが急に反応を示したのを見逃しはしなかっ
た。
「!」
バリッ! 電磁銀雷が閃き、勢いよく伸びてきたムチ状の何かをはじき飛ばした。レベッカ
はコンソールから素早くコードを引き抜き、岩陰にサッと身を隠した。
藪の中から姿を現わしたのは、全身が赤い全身タイツのような皮膚で覆われた、大柄な黒
人の美女だった。ふくよかな胸を持った、筋肉質の堂々とした体躯。股間に開く大輪の花
びらを恥ずかしげもなく露出したその姿は、まるで野生の女神のようであった。尻からは
長いムチのような尻尾が伸びている。さっきレベッカを襲ったのもこの尻尾らしい。イン
セクトサイバーの中でも最も戦闘力と防御力に優れた、アームドスコーピオンである。
《…わたしってば、やっぱり運がいいわ! このままじゃ、らちが明かなかったものね。》
レベッカはゴーグルのダイヤルを操作して、目の前の改造人間の素性をサーチした。ミラ
ンダ・ジョンソン、26歳。陸上界のトップアスリートである。
《一般人よりも瞬発力がありそうね。ちょっとやっかいな相手かも。》
サソリ女は胸を張りながら、岩陰のレベッカに向かって落ち着いた声で呼びかけた。
「何をコソコソ嗅ぎ回っているんだ? 下等な人間め。早くお前も、我々インセクトサイバ
ーの仲間入りをするがいい。」
サソリ女の手首が徐々に変形し、長い鎌のような形になってゆく。両の手首を互いに組み
合わせると、刃渡り1メートル近い巨大なハサミが完成した。
レベッカは胸のホルスターから、愛用の拳銃を取り出した。シグ・ザウエルP230。だが装
填されているのは、普通の弾丸ではない。
レベッカは右手に拳銃を構えて、岩陰からゆっくり姿を現わした。左手で腰のベルトをま
さぐり、何かを取り出す。
サソリ女は、あきれたようにフッ、と鼻を鳴らした。
「やめておけ。私に銃は効かん。」

394 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:04:55 ID:JOhLxWhr]
その言葉が終わらないうちに、レベッカは銃を撃った。2発。3発。サソリ女はハサミを
振り上げ、余裕でそれを跳ね返そうとしたが、1発がハサミのすき間をかいくぐり、サソ
リ女の顔を直撃した。
「…グ、グワあッ!」
シュウシュウと煙を上げるサソリ女の顔。両手のハサミを解除したが、あわてているので
元の形にはなかなか戻らない。レベッカが撃ったのは改造人間たちの皮膚を溶かすことが
できる、強力酵素弾だった。もちろん銃弾に詰められた少量の酵素弾では、たいしたダメ
ージを与えることはできない。だが目潰しとしての役は充分に果たす。
サソリ女の尻尾が、レベッカ目がけて襲いかかってきた。レベッカは素早くそれをかわし、
左手のチェーンウィップ(鎖鞭)を放って尻尾をうまくからめ取った。レベッカはそのまま顔
を覆って苦しむサソリ女の正面に移動し、振り上げた片足を、渾身の力でサソリ女の額め
がけて振り下ろした。
「やあッ!!」
かかと落としが決まると同時に、ブーツに仕込まれたサイバーバスターが発動した。
パアン! 鋭い炸裂音とともに、サソリ女は地面に倒れ伏した。
「…ふうッ。ざっとこんなもんね。」
ふと思いついたことがあり、レベッカは気絶したサソリ女を引きずって、扉の前に再び座
り込んだ。コンソールを扉と接続した後、サソリ女の背中を支えて扉の前に立たせた。
『…同志と確認。扉を開きます…』
小さな少女のような愛らしい音声が響き、あっさりと自動扉が開いた。
「やっぱりこうなっていたのね。サソリさん、扉まで開けてくれてアリガト! さっきのシ
ステムの反応で、ハッキングの目星もだいたいついてきたわ。」
レベッカはサソリ女を扉の外に放り出すと、薄暗いアジトの内部に乗り込んでいった。

395 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:05:46 ID:JOhLxWhr]
それよりも少し後、ルイはアジトの正面扉に近い場所に辿りつき、周囲を伺っていた。
いくら戦闘員の衣裳を奪ったといっても、ホルスターやバックパックを身につけたその姿
はちょっと目立ち過ぎる。それに、顔全体を覆う黒いマスクがどうにも息苦しい。不快と
いうわけではない。逆にマスクを着けているだけで顔が熱くほてり、例えようのない快感
に苛まれるのだ。このままじゃいけない! 快感をふっ切るようにマスクを剥ぎ取ったルイ
は、戦闘員に偽装したまま潜入するのを諦めた。だがボディスーツを脱ぎ捨ててしまった
以上、奪ったタイツを着たままで行動を続けなければならない。
そのタイツは、工作員常用のボディスーツ以上に、軽く丈夫で動きやすい素材でできてい
た。暑さ寒さも感じない。これまで見たことのない素材だったが、工作員の衣装としては
最高のものに思われた。
《これを着たまま持って帰ってやろう。ベッキーもきっとよろこぶぞ。》
固く閉ざされた正面扉に辿りついたルイは、付近をくまなく捜索した。岩に偽装した、空
調の吹き出し口を発見した。グリルを外して内部を確認する。通風管は一辺50センチほど
の矩形だった。人間が通るのに充分な広さがある。
「よし!」
ルイは通風口に潜り込み、真っ暗な送風ダクトの中を、腹這いになって進んでいった。ダ
クトは上へ下へと不規則に折れ曲がっていたが、工作員の訓練を積んだルイにとっては何
でもない。途中、何箇所か巨大な送風扇に行く手を遮られたが、ある時は迂回し、またあ
る時は送風扇を解体しながら、進路を切り開いていった。
ルイはただ、闇雲に動き回っていたわけではない。迷路のようなダクトの中をどれだけ進
んでも、彼女は常に自らの現在位置を正確に把握していた。東西南北の方向、自分のいる
現在地点の標高、それらを踏まえながら、ルイはアジトの内部構造を自分の身体で理解し
ようと努めていたのだ。ルイの目的地は、拉致された女性たちが収容されている場所と、
改造手術室であった。それらはおそらく、深い階にあるに違いない。ルイは目星を付けた
場所を目指して、可能な限り急いだ。

396 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:07:26 ID:avGwDP0O]
戦闘員のタイツをまとったルイの身体は、相変わらず奇妙な感覚に苛まれていた。ほてる
ように熱くなったかと思うと、むず痒い感覚に包まれる。じんじんとした痺れが全身を襲
ったかと思うと、不意に感覚が無くなって自分の身体とは思えなくなる。特にふくよかな
両の乳房が、きつく締め付けられるような、誰かに絶えず揉みしだかれているような、不
思議な感覚を強く感じていた。
「あッ…!!」
全身が、今度は強烈な快感に襲われた。ルイは歩みを停めて全身を固くし、その快感に必
死で耐えた。乳首が固くなり、股間は自ら分泌した蜜で既にグショグショになっている。
数分後、ようやく快楽の嵐が去り、ルイは顔を真っ赤にほてらせながらヨタヨタと進み始
めた。
《やっぱり、このタイツは普通じゃないわ。早く別の衣装を手に入れて脱ぎ捨てないと!》

前方から、ブオンブオンと鳴る風の音に混じって、女性の悲鳴が聞こえてきた。
《あそこね!》
ルイは悲鳴のする部屋を探し出し、天井の送風グリルのすき間から、部屋の内部を覗き見
た。
「…やめて …お願いです…お願いだから許して下さい!」
「…助けて! あなた! 助けて! イヤあああッ!!」
「イヤだーッ! イヤだイヤだ! 誰か助けてェッ! お願いッ!」
泣き叫ぶ全裸の女性が何人も、手術台のようなものに手足を縛られたまま、手術台ごとベ
ルトコンベアーに乗せられて運ばれてゆくところだった。彼女たちの行く手には、ぐぉん
ぐぉんとうなる巨大な機械がトンネルのように待ち受けていた。女性の一人が機械に飲み
込まれると、中から強烈な光がまたたき、悲痛な女性の悲鳴が聞こえる。それが終わると、
3箇所ある出口のいずれかから、女性を乗せた手術台が吐き出されてくる。
機械を操作していたシャドウアントのひとりが、ひとつ目の出口から出てきた20代の東洋
人女性に近寄って、冷たく言い放った。
「残念だったわね。あなたは改造不適格と判断されたわ。我らが偉大な支配者の栄養とな
れることに感謝なさい!」
ベルトコンベアーの先は、奈落の底へと通じていた。東洋人の女性は手術台に乗せられた
まま、凄まじい悲鳴を上げて暗闇の奥へと落ちていった。
「……キャアアアアアアッッッ!……」

397 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:08:33 ID:avGwDP0O]
ふたつ目の出口から、今度は18歳くらいの白人女性が出てきた。ブルネットの髪のとびき
りの美女だ。別のシャドウアントが彼女に向かってこう言った。
「おめでとう。あなたは“バズゥ”のインセクトサイバーとして選ばれたわ。これから改
造手術を受けて、わたしたちの仲間に生まれ変るのよ。」
「イヤあッ! イヤッ!やめて! 助けて! 改造人間なんてイヤだぁッ!」
白人女性を乗せた手術台はそのまま、隣の部屋に続く穴へと消えていった。
《どうやらここは、改造素体の選別室なんだわ。あの向こうに、改造手術室があるのね。》
ルイは怒りがふつふつと胸の奥に込み上げてくるのをこらえながら、周囲をよく観察した。
囚われの女性たちを助けたいのはやまやまだが、部屋の中にはシャドウアントが9体、護
衛のアームドスコーピオンが3体もいる。飛び出していって勝てる相手ではない。ルイは
じっと、チャンスの時を待つことにした。
3つ目の出口から出てきた20歳前後の金髪の白人女性は、さらに別の機械の中へと運ばれ
ていった。プシュウウ!という音が響き、機械から出てきた女性の身体は、ルイが遭遇し
た戦闘員と同じ、黒いタイツを全身に着せられていた。顔をマスクですっぽり覆われたま
まウッ、ウッとすすり泣く女性に向かって、シャドウアントがこう告げた。
「あなたは、インセクトサイバーの“候補”として選ばれたわ。今から24時間、その改造
タイツをまとってこの島で過ごしなさい。そのタイツの裏側には、素体を選別改造する特
殊なナノマシンが散布されているの。タイツが発する選別刺激にみごと身体が応えること
ができたならば、あなたの身体はタイツによって予備改造され、インセクトサイバーの一
員となれるわ。後で本改造を受けるために、ここに戻ってらっしゃい。もしもタイツに選
ばれなければ、タイツに全身を蝕まれて狂い死にするまでよ。」
黒タイツを着せられた女性は、手術台から解き放たれ、シャドウアントの一体に連れられ
て嗚咽しながら部屋を出ていった。
この一部始終を見て、ルイは激しいショックを受けた。
《何ですって! 改造タイツ!? それじゃあ、これを着たままでいるとインセクトサイバーに
改造されちゃうって言うの?》



398 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:09:22 ID:avGwDP0O]
ルイは、あわててタイツの首回りをはだけてみた。薄暗いダクトの中ではよくわからなか
ったが、肌の色がすっかり変色していた。特に乳房の回りが奇妙な模様になっている。ル
イは顔面蒼白になった。早く、早くこのタイツを脱がなければ! 改造人間にされてしまう!
だが肩幅がやっと通る程度の狭いダクトの中では、バックパックやホルスターを外してタ
イツを脱ぐのは不可能だった。ルイはあわてて、タイツを脱げる広い空間を探しにダクト
の中を進んでいった。気があせるばかりで、身体は遅々として前に進まない。
ようやく、無人の部屋が見つかった。送風グリルを外し、前転しながら通風口から身を乗
り出し、部屋の中央に飛び降りた。バックパックとベルトを外したルイは、あせる手でタ
イツを脱いでいった。そして、そこに現れた自らの身体を見て、愕然となった。
《な、何よ、この身体!》
ルイの皮膚は、全身がすっかり濃い青色に染まっていた。手脚の先は白く、両の乳房は黄
色と黒のはっきりした同心円模様になっている。このタイツの元の持ち主だった蜂女と、
まったく同じ姿だ。
ルイはポロポロと涙をこぼしながら、皮膚の表面を激しくこすっみた。ひょっとして色が
剥げないかと期待したのだ。だがどれほどこすっても、皮膚の色は変らなかった。よく見
ると、皮膚表面の感触が既に人間のものとは異なっている。ラバーのような弾力性を持っ
た緻密な質感だ。簡単には傷がつきそうにない。全身のうぶ毛だけでなく、脇や股間の毛
がすっかり消失し、ぐっしょりと濡れた性器があらわになっている。そして何よりもルイ
を驚かせたのは、手足の指の変化だった。白い長手袋状に変化した手先は関節部のシワが
まったくなくなり、指先の爪が消失していた。もちろん、指紋も無くなっている。足の指
は一体化し固くなって、まるでブーツの底のように変化していた。あわてて額に手をやっ
たルイは、自分の額に大きな触角が生えているのに気付いてさらに呆然となった。

399 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:10:01 ID:avGwDP0O]
蜂女に変化したのは、表皮だけなんだろうか。どうやらそうではなさそうだった。ルイは
自分の乳房が、自分の意思とは関係なく淫らに蠕動するのを感じていた。身体の側面、脇
の下から太股にかけて、幾つも小さな穴が並んでいた。その穴はルイの呼吸とともに、開
いたり閉じたりを繰り返していた。
《何よこれ! 昆虫の気門じゃないの!?》
どうやら彼女の肉体は、既にかなりの部分がインセクトサイバー化しているようだった。
ルイは混乱して、もはやその場に立っていられなくなった。しばらくその場にしゃがみ込
み、心の中を暴れ回る激情に身を任せて嗚咽を繰り返していたが、やがてブンブンと首を
振って立ち上がった。
《いけないいけない! いつまでも泣いてちゃダメ! 人間を改造できるのなら、必ず元に戻
す手段もあるはずだわ。それを探せばいいのよ。そう! わたしがこの島に潜入した目的は、
それを探すことなんだから!》
自らを叱咤激励して、ルイは全裸の上にバックパックとホルスター、ベルトを装着した。
見張りがいないかよく確認してから、部屋の扉を開けて廊下へと出ていった。改造されて
しまった肉体は、もはや寒さも暑さも感じない。それはありがたいことだった。
《この状態でいちばん気をつけなければならないのは、仲間にバッタリ出会うことね。ど
こから見ても、今のわたしは改造人間だもの。特に閃花に出会ったりしたら、たちまち攻
撃されるに決まってるわ。》
ルイは、先程の部屋の隣にあった改造手術室を目指して、注意深く進んでいった。

400 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:10:49 ID:avGwDP0O]
レベッカは既に、インセクトサイバーたちの群をくぐり抜けて、アジトの中央コンピュー
タ室に侵入していた。左腕のコンソールを開き、ケーブルを端末に接続したまま、必死で
ハッキングを繰り返している。
これまで見たことのない、特殊なアーキテクチャーのコンピュータだった。扉の開閉に苦
労した時とは異なり、既にアクセス権は手に入れたものの、どうしてもイニシアティヴを
握ることができない。とりあえずサーチプログラムをインストールし、システムの反応か
らカーネルの構造を解析して、データの収納アドレスを突き止めようと何度も試みたが、
拒絶されるばかりでさっぱり前に進まない。やっとのことでアクセスしたデータも、天文
学的な規模の暗号化が施されており、解読は不可能な状態だった。
《参ったな…こんなこと、始めてだわ。私ってば、今日はなんて運が悪いのかしら。》
レベッカはふと、システムの外側にある奇妙な単体プログラムの存在に気付いて、それに
アクセスしてみた。とたんに目の前の巨大ディスプレイに、ひとりの少女の姿が映し出さ
れた。
不思議の国のアリスのような、クラシックなエプロンドレスをまとった、10歳くらいのプ
ラチナブロンドの少女だった。少女のまとうドレスは赤と黒と緑の混ざった、極彩色で彩
られている。少女の背景も、ドラッグで悪酔いしたかのような極彩色のサイケデリック模
様で覆い尽くされていて、見ているだけで目が痛くなりそうだった。
「…お姉ちゃん、だれ?…」
少女は明らかに、レベッカに向かって尋ねていた。レベッカはあわてて、バックパックの
スーパーコンピュータを使ってプログラムの素性を解析した。
『仮想人格プログラムの可能性、70%。予想される役割、システムナビゲータ。』
どうやらこの少女は、コンピュータを扱う者を補助する、ナビゲータプログラムらしい。

401 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:11:45 ID:avGwDP0O]
レベッカは思わず微笑んだ。
《考えてみれば、ここに拉致されてきたのは女性ばかりで、コンピュータに弱い人も多い
でしょうからね。ナビゲータを用意しているのは、ある意味当然かもね。》
「わたしはベッキーよ。あなたは、一体だあれ?」
「わたしは、アリス。アリス・ザ・キャタピラー(芋虫のアリス)。」
「そう。じゃあアリス、あなたの役割はなあに?」
「わたしは、案内役。わたしがいる、この世界への案内役。」
「あなたの世界って、一体どんなところ?」
「この島のすべて。虫になった、たくさんのお姉ちゃんたちが眠っていたり、わたしたち
みんなのママが眠っていたりするの。」
レベッカは内心しめた! と思った。私ってば運がいい。このプログラムをうまく利用すれ
ば、システム内部へのアクセスが可能になりそうだ。
「じゃあアリス? わたしをあなたの世界に、案内してちょうだい。」
「だめ。お姉ちゃんは、まだ虫じゃないもの。」
「どうして、虫じゃないってわかるの?」
「だってお姉ちゃんは、この島に入りこんだ、3人のお姉ちゃんのひとりなんでしょう?」
レベッカは驚いた。このプログラムは、自分たち3人の工作員のことを知っている。
「…どうしてそんなことがわかるの? あとの2人がどこにいるかも、あなたは知っている
の?」
「この島のことなら、わたしはぜんぶわかるの。お姉ちゃんも、他の2人のお姉ちゃんも、
もうすぐ虫になるのよ。」
「わたしたちは、けっして虫にはならないわ。悪いけど。」
少女はクスクスと笑った。
「もう遅いわ。お姉ちゃんたちのひとりは半分、虫になってるもの。そしてベッキーお姉
ちゃんも、今すぐにここで虫になるの。」

402 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:13:31 ID:bOEawPhY]
レベッカはハッとした。急いでゴーグルのダイヤルを回し、拉致被害者データベースにア
クセスする。あった! イヴェット・アルノー。10歳、フランス人。プログラムじゃない!
改造人間だ!!
レベッカは急いで、コンソールの非常スイッチを押した。アクセス解除と共に、強烈な電
気パルスがケーブルを伝わって、システムコンピュータに物理的な攻撃を加える。
パァン!! 炸裂音とともに、ディスプレイが煙を上げてダウンした。
レベッカはふらつきながら立ち上がった。頭が痛い。あの少女の背景のサイケデリック模
様を見てから、頭がズキズキする。洗脳パターンだ。油断した。すっかり騙されてしまっ
た。いや、初めて出会うプログラムへの好奇心が、注意力を押し殺してしまったのだ。
「ウフフフフッ…アハハハハハッ…」
コンピュータ室の高い天井のどこかから、さっきの少女の笑い声が響く。レベッカは激し
い頭痛をこらえて、最後の切り札をホルスターから取り出した。22口径ハイパーブラスタ
ー。小型のエネルギー・パックを用いた、小型高出力のレーザー・ガンである。インセク
トサイバーの外骨格を撃ち抜けるかも知れない、唯一の武器であった。
アゲハ蝶のような極彩色の羽根を広げて、さっきの少女が天井から舞い降りてきた。ふく
らみ始めたばかりの胸、まだ未発達のボディも、極彩色の縞模様によって覆われている。
ドリームバタフライ。催眠を得意とする特殊工作用改造人間だ。
「…お姉ちゃん。そんなことをしてもムダだよ。お姉ちゃんはもう、わたしのとりこなん
だから。」
レベッカは、ハイパーブラスターの銃口を少女に向けた。どんなに幼くたって改造人間だ、
容赦はいらない。頭痛をこらえながら狙いを定めて、レベッカは引き金に指を当てた。
だが、彼女の手はひとりでに動き出した。ハイパーブラスターの銃口は、彼女の側頭部へ
と向けられた。抵抗しようとしても、身体がまったく言うことを聞かなかった。
「…あ…あ…あ!やめてッ!」
レベッカは、自分の頭目がけて、ハイパーブラスターの引き金をゆっくりと引いた。

403 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:14:19 ID:bOEawPhY]
はッ! レベッカは我にかえった。気がつくと彼女はまだ、コンソールのケーブルをシステ
ムコンピュータにつなぎ、アクセスを試みている最中だった。すべては、彼女が見た幻覚
だったらしい。
彼女の後ろに、蝶の羽根を持った少女がいた。
「さあお姉ちゃん。着ている服をぜんぶ脱いで。隣の部屋に、特別に改造手術台を用意し
てあるわ。」
レベッカの身体はひとりでに立ち上がり、身につけたコンソールやバックパック、ホルス
ター等を外し始めた。
「…ダメ! ダメよ! ダメだったら!!」
口は動くが、身体はまったく言うことを聞かない。レベッカの身体は黙々とボディスーツ
を脱ぎ、ブラジャーを外した。98センチの豊満な胸がぷるん、とあらわになった。
「い、イヤよ。改造されるのはイヤ! イヤだったらイヤ!」
レベッカは、レースのついた黒のショーツを脱ぎ捨て、生まれたままの姿になった。
「ふうん。きれいな身体だねお姉ちゃん。でももうすぐ、わたしと同じインセクトサイバ
ーに生まれ変るんだよ。」
隣の部屋に通じるドアが開いた。レベッカはゆっくりと、そちらに向けて歩み始めた。
彼女は覚悟を決めた。改造されるくらいなら自爆する方がマシだ。ああ、わたしってば何
て運が悪いんだろう。でも仕方がない。舌の先で奥歯のキャップを外し、プラスティック
爆弾の起爆スイッチを力いっぱいに噛みしめた。
・・・
何も、何も起こらなかった。レベッカの歯が、スイッチの手前で止まってしまったのだ。
「…あががが…あがが…」
もはや、レベッカは自分の意思で口を動かすことすら、できなくなっていた。
「ダメだよぅベッキーお姉ちゃん。せっかく生まれ変れるチャンスなんだから。ほら、も
っと嬉しそうな顔をして。改造手術が終わったら、きっと生まれ変わったことに感謝する
んはずよ。そうそう。改造手術って、とおぅっても気持ちいいのよ!」
《いやぁ! 助けて! 誰か! 助けて!! お願い!!》
レベッカの心の叫びは、誰にも届かなかった。蝶の羽根を持った少女に付き添われたまま、
彼女の真っ白な裸体は、改造手術室の中へと消えていった。

404 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:15:32 ID:bOEawPhY]
その頃、閃花はアジトの中枢区画に潜入し、内部構造を確かめながら移動を繰り返してい
た。彼女の主な任務は、“バズゥ”支配者の正体解明だった。だがどの区画にも、手がか
りになりそうなものはなかった。
シャドウアントを一体捕らえ、脳に鋒針を突き刺して尋問を試みた。閃花は鍼の極意も心
得ている。相手が人間ならば、これでペラペラ喋るはずであった。だがインセクトサイバ
ーの神経組織は人間のものとは異なるのか、脳が壊れただけで何ひとつ聞き出すことはで
きなかった。
ひょっとしたら、改造人間たちも自分たちの主人について、何も知らないのかもしれない。
それでも、彼女たちに命令を伝える経路がどこかにあるはずだ。いったいどこで、改造人
間たちは指令を受けとっているのだろう?
やむを得ず、閃花は上層に移動した。インセクトサイバーたちがたむろする場所を見つけ
れば、きっと手がかりが得られる。多少危険だが、仕方が無いだろう。
階段の陰に身を隠した閃花の後ろから、彼女を呼ぶ声が聞こえた。
「閃花、閃花!」
閃花は拳銃を抜いてキッ! と振り向いた。まさか、このわたしが後ろを取られるなんて。
険しい目でにらむ閃花の前に現れたのは、別行動を取っているはずのレベッカであった。
「閃花。無事で良かったわ。」
「…レベッカ。どうして合流するの。一網打尽にされないよう、別行動を取る手筈よ…」
「緊急自体なのよ閃花。ルイが連中に捕まって、改造されちゃったの。もう、ホントに運
の無い子なんだから!」
「ルイが…」
「そう。この先の改造手術室にいるわ。アサルトビーに改造されて、格段に手強くなって
いる。私だけじゃあ歯がたたないわ。だからお願い。手を貸して! あの子を楽にしてあげ
なければ!」

405 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:16:29 ID:bOEawPhY]
「…わかった。」
レベッカの案内で、閃花はその階を先に進んだ。ふと、閃花はレベッカに問いかけた。
「レベッカ。どうして、香水がいつもと違うの。」
「…え? ああ今日はね。気分を変えてみたい時ってのもあるじゃない?」
「…そう。」
その答えを聞くや否や、閃花はレベッカの額めがけて強烈なパンチを繰り出した。
パアン! サイバーバスターが炸裂し、レベッカは地に沈んだ。
「工作員が、香水をつけるはず、ないじゃない…」
気絶したレベッカの姿が、徐々に別のものに変っていった。虹色に輝くボディを持った、
20代前半の東洋人の女性だった。背中には、玉虫色をした甲虫の羽根が生えている。
見たことのない、新タイプのインセクトサイバーだった。別の人間に化けることができる
改造人間。姿だけでなく、口癖や身振りのちょっとした癖まで、完璧にコピーしている。
腑に落ちなかったのは、インセクトサイバーが、閃花たち3人のことを既に知っていたこ
とだ。誰かが既に“バズゥ”の手に落ちたに違いまるまい。それがルイなのかレベッカな
のか。いずれにせよ、それまでの仲間もいったん改造されてしまえば明らかに敵だ。決し
て容赦してはならない。閃花はレベッカに化けたインセクトサイバーが案内しようとした、
改造手術室の前に立ち、用心しながらその扉を開いた。

406 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:17:18 ID:bOEawPhY]
急造の改造手術室の中央、レベッカの身体は円形の手術台の上に、大の字に固定されてい
た。彼女の両側には、明滅する色とりどりのランプが一列に並び、奇妙な音を立てている。
3体のシャドウアントが手際よく、レベッカの脇、脇腹、太股、そして乳房といった、全
身の性感帯に電極を固定していった。乳首の奥めがけて、鋭い痛みとともに長い針がブス
リと差し込まれた。股間の秘唇が広げられ、皮を剥かれたクリトリスに電極キャップが被
せられた。
「い…いやよ…やめて…やめてってば!」
蝶の羽根を持った少女の合図と共に、全身の電極に鋭い刺激が走った。たちまち凄まじい
ばかりの快感がレベッカの肉体を襲い、彼女は全身を激しく痙攣させて悶えた。
「ア! ア! ア! やめて! やめてお願い! アアッ!!」
ガクガクと身体を震わせ、口から泡を飛ばしながら、レベッカは腰をくねらせて悶え狂っ
た。手術台の両脇にある遺伝子活性化光線も、激しい明滅を繰り返した。
シャドウアントが二人がかりで、レベッカの腰を押さえつけた。蝶の少女が太さ5センチ
ほどの蠕動するノズルを取り上げ、すっかり濡れそぼってグショグショになっているレベ
ッカの秘孔に、ズブリと押し込んでいった。
「アアッ! 痛いッ…アッ…アッ…アアアッ…アウッ…アウッ…!」
膣の最奥まで挿入されたノズルは、激しく蠕動しながら、レベッカの胎内に何かを次々と
注ぎ込んでゆく。気も狂わんばかりの快楽に、レベッカは腰を浮かせてリズミカルに振り
ながら、悩ましい嬌声を上げてあえぎ、よがり、悶えるのだった。
「…あん…あうん…はうん…んッ…んッ…あうンッ…はうッ…はうッ…はああんッ…」
26歳のレベッカは、もちろん処女ではなかった。だが彼女はここ15年以上も、男性と交わ
ってはいなかった。
9歳にして大学に入学した天才少女レベッカ・スウェンソンは、その人形のような美貌で
他の学生たちに可愛がられる一方、激しい嫉妬を一身に受けた。負けん気の強い少女は、
見下されないために大人ぶろうと努力した。彼女は大人の恋愛に混ざろうとし、幼女趣味
の男子学生のひとりに処女を捧げ、肉体関係を持つに至った。だが知識は豊富でも、人生
経験のほとんど無い少女には、大人の生々しい性愛は過酷なものだった。

407 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:18:18 ID:bOEawPhY]
自分が愛されていると信じてはいたが、その実、彼女は単なる可愛いペットに過ぎなかっ
た。やがてレベッカは妊娠し、さらに中絶を繰り返した。そして10歳になった時には、彼
女はもう一生、子供を産めない身体になっていた。身も心も深く傷付いたレベッカは、以
後男性に対して心を閉ざし、恋愛を自らに禁じた。もっとも、ミス・パーフェクトに釣合
う男性など、この世のどこにも存在しなかった。ナイスバディの絶世の美女に成長したレ
ベッカを、男性たちはみな憧れのまなざしで見つめたが、声を掛ける勇気のある男性はほ
とんどいなかった。
哀れなレベッカは性の喜びを知らぬまま、年老いてゆく運命だったのかも知れない。だが、
その運命はこの日、大きく変転した。
子宮の奥に改造ナノマシンを注入される改造セックスによって、レベッカは、とうとう女
としての歓びに開眼した。もはや彼女には、思考する力は残されていなかった。ただただ
性欲に飢えた一匹の牝となり、少しでも快楽をむさぼり尽くそうと腰を振りながら、至高
の快楽にあえぎ狂っていた。
「…はうッ! …はうッ! …ああッ…あッ…あッ…あうッ! …あうッ! アアアッ!…」
《これが…これが改造手術なの!? …ステキ!…なんてステキなの!! …わたし、改造人間に
されているのね…何て、何て幸せなの! …もっと、もっとわたしを改造して!! …ああッ!!
…わたしってば、何て運がいいんだろう! こんな素晴らしい思いができるなんて! 最高
よ、サイコー!!》
レベッカの身体が、次第に青い色に染まってきた。乳房の周囲に、黄色と黒の同心円模様
が、くっきりと浮き上がってきた。
そして半時間後。手術台の上に横たわっているのはもはや諜報部員レベッカ・スウェンソ
ンではなく、“バズゥ”の命令通りに動く、蜂型改造人間の最新作であった。



408 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:19:09 ID:bOEawPhY]
部屋に残っていたインセクトサイバーたちを一通り倒し、蜂女の姿のルイは、改造手術室
の設備をひとつひとつ確かめていた。改造された身体を元に戻す方法を見つけるためだ。
《ダメだわ。さっぱり仕組みが理解できない。これは何とかして、ベッキーに事情を説明
して見てもらわないと。けど、果たして今のわたしの姿を見て、信用してもらえるのかし
ら?》
ルイが途方に暮れていたその時、手術室の扉がバタンと開き、外から黒い影が飛び込んで
来た。
「閃花!?」
突然のことにルイは驚愕した。いや、驚いたのは閃花も同様だった。互いに見つめ合う一
瞬の呼吸の後、両の拳にサイバーバスターをはめた閃花が、ルイ目がけて襲いかかってき
た。
反射的に飛びのくルイ。
「違う! 違うのよ閃花! わたしは、改造されたわけじゃないの!」
閃花はいったん距離を取り、再びジャンプして着地した足を軸に旋転脚を放つ。身体を大
きくムチのようにしならせて、鋭いキックが飛んでくる。だが改造されたルイの肉体には、
それほどダメージを与えることができない。
「話を聞いて! 閃花! わたしは敵じゃないのよ!」
いくらルイが頑丈なボディになったとはいえ、本気になった閃花の戦闘力はかなりのもの
だった。次第にルイは、壁際に押されてゆく。必死でガードしているが、額にサイバーバ
スターを食らえばそれでおしまいだ。閃花のことだから、必ず自分にとどめを刺して、楽
にしようとするだろう。
とうとうルイは、壁際に追い詰められてしまった。閃花が肱のホルダーから、鋒針を取り
出した。本気で必殺の一撃を放つつもりらしい。
ルイは迷った。今のわたしなら、閃花を倒すことができるかも知れない。でも、そんなこ
とをしたら閃花が…!
閃花が呟いた。「さよなら…ルイ。」

409 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:19:54 ID:bOEawPhY]
その時だった。ルイの背中の壁がクルッと回転し、ルイは突然隣の部屋へと投げ出された。
回転扉は再び元のように閉じ、ガンガンと閃花が壁を殴る音だけが響いてくる。
薄暗い部屋の床に倒れて呆然となったルイの前に、別の人影が現れた。
「…怪我はない、ルイ?」
「…ベッキー!?」
その声は間違いなく、レベッカ・スウェンソンだった。だが立ち上がって彼女の姿を見た
ルイは、再び呆然となった。
「えへっ。わたしも、ドジっちゃった。」
レベッカの肉体は、真っ青なボディに、黄色と黒の同心円模様の乳房を持った、蜂女のも
のだった。額からは真っ赤な触角が、背中には黄色い透明な羽根が生えている。ルイと同
じ姿、いやルイ以上に、インセクトサイバー化された姿だった。
「…じゃあ、ベッキーもあのタイツを?」
「そういうこと。今日は何て運が悪いの、わたしたち。…でも安心して。きちんとした改
造手術の設備さえあれば、元の身体に戻れるわ。」
「ほんと!?」
「任せて。でも、さっきの手術室は閃花に知られてしまったから、もう使えないわね。」
「それなら大丈夫よ、ベッキー。このフロアには改造手術室があと2つあるの。いちばん
小さくて警備が手薄だったのがさっきの部屋。もっと設備が整った部屋が他にあるわ。警
備は厳重だけど、今のわたしとあなたがいれば、きっと突破できるはずよ。」
「よし、それでいくわ。」
レベッカは悪戯っぽくウィンクした。ルイもサムズアップでそれに応えた。だがルイは、
陰でレベッカが妖しい笑みを浮かべたのには、ついに気付くことがなかった。

410 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:20:47 ID:bOEawPhY]
それから10数分後。一度に30人を改造できる巨大な手術室の中を、2体の蜂女が暴れ回り、
あっと言う間に制圧してしまった。床に倒れた十数体の改造人間たちを一箇所に集めて片
づけた後、レベッカが肩で息をするルイに向かって優しく言葉を掛けた。
「ルイ。あなたから先に手術台に乗りなさい。人間への再改造はすぐに終わるわ。」
ルイはバックパックやベルトを外し、勧められるままに手術台の上に横たわった。レベッ
カはルイの手足を、手術台に次々と固定していった。
「どうして、手足を固定するの?」
「暴れて、手術台から転げ落ちたりしないようによ。」レベッカはクスリと笑った。
次いで手際よく、レベッカはルイの全身の性感帯に、電極を取りつけていった。手術台の
両脇に遺伝子活性化光線の照射装置をセットし、機械のスイッチを入れた。
「…あ…何よこれ…何…この気持ちいいの…あ…あッ…ああッ…アッ…アッ…」
ルイは身体を硬直させて、身体を貫く奇妙な快感に抵抗した。レベッカは改造ノズルを取
り上げ、ルイの股間の秘裂を押し広げて秘芯の位置を確認した。
「あら? ルイ、あなた…まだ処女だったの?」
ルイは顔を真っ赤にした。「わ、悪い!?」
レベッカは微笑んだ。
「そうじゃないわ。処女だったら、最初から至高の快楽を味わえるわけだから、幸せだな
ぁって思ったのよ。もっとも、完全な蜂女になった後は、そんな快楽が毎日味わえるんだ
けどね。」
その言葉を聞いて、ルイの心臓は凍りついた。
「え…ベッキー! いま、何て言ったの!?」
「あなたはこれから、本改造を受けて完全な蜂女に生まれ変るのよ。」
そう言ったレベッカの顔は、優しく微笑んでいたが、悪魔のような邪悪さに溢れていた。
「ベッキー! あなた、一体!?」
「わたしはもう、ベッキー・スウェンソンじゃないわ。“バズゥ”のために奉仕するイン
セクトサイバー、改造人間・蜂女なの。」
そう言ってレベッカは、妖しく微笑みながら大きく羽根を広げ、空中に浮き上がった。

411 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:21:41 ID:bOEawPhY]
「ちくしょう! 放して! 放してよ! ここから放して! お願い!」
「ダメよ。あなたはこれから、蜂女に生まれ変わるのよ。」
ルイは目の前が真っ暗になった、やがて覚悟を決めて、奥歯のプラスティック爆弾で自爆
しようと試みた。だが、どういうわけか爆発が起こらない。
「無駄よ。あなたが身につけた改造タイツには、爆発物を取り除く力があったの。」
ふわりと着地したレベッカが、ルイの秘唇を押し広げ、膣孔目がけて勢いよく改造ノズル
をブスッ! と挿入した。鮮血が飛び散り、ルイの処女膜が破られた。
「…痛い! 痛い痛い痛い! やめて! 痛いッ! …アッ! …アアッ…あッ…あッ…」
破瓜の鋭い苦痛に続き、凄まじい快楽がルイの全身を押し包んだ。生まれて初めて味わう
性の快楽に、ルイは身体を激しく痙攣させて悶えた。
その時。
バタン!! 大きな音とともに、手術室の扉が開いた。一瞬我に返ったルイが見たものは、鋭い
目つきで対峙する、レベッカと閃花の二人だった。
恐いまなざしでレベッカをにらみつけながら身構えている閃花の両の手には、3本ずつの
鋒針が握られていた。確実にとどめをさすつもりなのだ。一方のレベッカは妖しく笑いな
がら、両腕と羽根を広げて閃花を挑発している。レベッカの乳首がピクピク痙攣している
のは、毒針の発射準備をしているのだろう。
不意に、閃花がジャンプした。レベッカは閃花の一撃を間一髪でかわすと、床を大きくポ
ン、と蹴った。たちまち床に大きな穴が開き、レベッカは着地した閃花もろとも、奈落の
底へと落ちていった。
その光景を、ルイは夢見心地で眺めていた。二人が地下に消えると、ルイはもう、二人の
ことを考えるのはやめた。今はただ、この快楽を味わっていたい。全身を包むこの素晴ら
しい快感を、とことんまでむさぼりたい。ルイにはもう、インセクトサイバーに改造され
ることの嫌悪も恐怖もなかった。改造手術! 何て素晴らしいんだろう。わたしは今、改造
手術を受けて蜂女にされてゆく。ああっ、幸せ。もっと、もっとわたしを改造して! 蜂女
にして! お願いッ!
「…ああン…ああン…はうッ…はうッ…ステキ! …ステキよ! …アアッ…アアッ!」

412 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:22:34 ID:bOEawPhY]
真っ暗な空間の中で、閃花は意識を取り戻した。蜂女に改造されたレベッカの姿は、もは
やどこにも見当たらない。フラフラと立ち上がった閃花は、この空間に出口はないのか、
五感を集中させて捜し回った。だが、どこまで歩いても壁に到達しない。この空間がどれ
だけの広さがあるのかすら、うかがい知ることはできなかった。
レベッカは既に、完全な蜂女に改造されてしまっていた。ルイもあの分だと、既に改造さ
れているのだろう。もはや残された工作員は、自分ひとりだ。何としても、最低限の任務
は果たさなければならない。そのためには、何とかしてここから脱出しないと。
不意に、目の前に人影が現れた。レベッカでもルイでもない。30代半ばの、偉丈夫の男性
だ。
「…黄(ウォン)…師匠…?」
それは、香港の犯罪組織・夜龍(イエルン)の幹部のひとりであり、閃花を一流の暗殺者
に育てた男、黄輝鳳(ウォン・ファイフォン)であった。
「…閃花。元気だったか?」黄は、閃花に向かって微笑んだ。
閃花は身構えた。
「…馬鹿め。黄師匠はとっくの昔に死んだ。お前は偽者だ。さっきのレベッカと同様、改
造人間が化けた偽者だ!」
「…偽者かどうか、そなたの拳で確かめて見るがいい。」
「上等!」
ジャンプした閃花は黄の前に着地すると、素早く旋転脚を繰り出した。それがかわされる
と、そのまま一回転しながら後ろ旋転脚に切り替え、一撃を黄に放った。
黄はクロスした両腕で閃花の蹴りを受け止めた。気合いとともにそれを跳ね返すと、体勢
を崩した閃花目がけて、掌底の激しいラッシュを見舞った。
両腕でガードしながら、たちまち押されてゆく閃花。一瞬の隙をついて足払いを仕掛けよ
うとしたが、逆に軸足を払われ、肱の強烈な一撃を脇腹に受けた。
「…ウ…グッ…」
「どうした。まだ来るか閃花!」
脇腹を押さえながら立ち上がった閃花は、ポロポロと涙を流しながら黄に訴えた。
「師匠! …なぜ、なぜ今頃になって、現れるのですか!?」

413 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:23:12 ID:bOEawPhY]
黄輝鳳は、閃花にとっては拳の師匠であると同時に、大恩ある存在だった。華僑の名家に
生まれた閃花は、両親の死後12歳の時に、一族の後継者争いに巻き込まれ、叔父に全財産
を巻き上げられたあげく売春窟に身売りさせられた。毎晩、野卑た男たちに肉体をむさぼ
られる地獄の毎日から救い上げてくれたのが、彼女の才能を見いだした黄だったのだ。
地獄の生活の中で感情を失っていた閃花は、3年間の修行を経て、超一流の暗殺者へと成
長した。感情を持たぬ戦闘マシーン。それが閃花の評判だったが、閃花は黄にだけは人間
らしい感情を露わにした。黄は閃花にとって師匠以上の、まさに神のような存在であり、
自分の存在意義の全てであった。
「閃花。そなたは、私の最後の言葉を忘れたのか?」
忘れるはずがない。夜龍が壊滅し、炎に包まれた館の中で、虫の息の黄は閃花の手を握り
締め、こう言ったのだ。
『…復讐は考えるな。そなたは、もう自由だ。』
「閃花。今のそなたは自由になったと言えるのか! 暗殺者から諜報部員に転身したものの、
相変わらず心を閉ざしたままの日々。そなたには、もっと明るい未来が待っていたはずだ
ぞ!」
閃花はボロボロ涙をこぼしながら、拳をギュッと握り締め、こう訴えた。
「しかし師匠! わたしには、わたしには、こんな生き方しか、できそうにありません!」
黄は閃花の肩に手を掛け、優しく諭した。
「なあ閃花。そなたは一度死んだのだ。死んだつもりで、やり直せばいいのだ。新しい自
分に生まれ変わって、自らの心を解き放つのだ。」
「師匠! でもわたしには、どうやれば生まれ変わることができるのか、わかりません。」
「閃花。ならば私に、身を預けてみるか? 今日、今までのそなたは死ぬ。そして、新たな
自分に生まれ変わるのだ。」
「…はい、師匠!わたしは、師匠にわたしの全てをお預けいたします!」
閃花はそう言って、黄の胸に飛び込んでいった。黄は閃花の華奢な肩を、優しく抱きしめ
た。チクリ! 何かが閃花の首筋を刺した。
「ウッ…!」
閃花は、黄に抱きしめられたまま、意識を失った。

414 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:24:04 ID:bOEawPhY]
…そこは、そう広くもないありふれた部屋の中だった。閃花は、虹色に輝くボディを持っ
た甲虫型改造人間、イミテートジュエルビートルの一体に抱きかかえられていた。その背
後には、ドリームバタフライと、ヒプノシーケイダが二体ずつ控えていた。都合5体のイ
ンセクトサイバーたちのコラボレーションによって、“バズゥ”は閃花をようやく手中に
納めたのであった。
「…まったく! 苦労させる子だわ。」
乳首から催眠針を放ったのは、蜂女に改造されたレベッカであった。レベッカはクスリと
笑って
イミテートジュエルビートルから閃花の身体を受け取り、改造手術室へと運んだ。
全裸にされた閃花が、改造手術台に大の字に固定されてゆく。全身の性感帯に電極をセッ
トされ、電気パルスで充分に潤った閃花の膣孔めがけて、レベッカは改造ノズルを挿入し
た。
「ウッ…アアッ…アア…ハァ…ハァ…ハァ…アウッ!…アウッ! …アアウッ!」
たちまち顔を紅潮させて、閃花は改造手術の快楽に飲み込まれていった。
閃花の隣の手術台では、完全な蜂女として生まれ変わったルイが、妖しく微笑みながらゆ
っくりと身を起こした。自分の膣孔奥深く挿入された改造ノズルを、ゆっくりと引き抜き、
したたり落ちる粘性の液体を舌を伸ばしてからめ取った。心ゆくまで改造ノズルの先端を
しゃぶったルイは、艶めかしく乳房を揉みしだきながら立ち上がり、羽根を大きく広げた。
「…ウフフフフッ。わたしは、“バズゥ”の改造人間・蜂女。ウフフフフッ!」
改造手術を受けている閃花の乳房に、黄色と黒の同心円模様がうっすらと現れた。閃花は
腰を激しく振りながら、全身をくねらせて改造手術の快楽に身を委ね、新しい自分へと生
まれ変わっていった。
「…あン…あン…あううン! …はあッ!…はあッ! …あううッ! …ああンッ!…」

415 名前:BeeF mailto:sage [04/12/12 03:24:45 ID:bOEawPhY]
同じ日の午後5時。予定通り神の鳥島の上空を通過しながら、飛空バックパックを投下し
ようとした輸送艇は、島の中央から凄まじい勢いで上昇してくる、3つの物体に遭遇した。
「…な、何だあれは! は、は、蜂女だぁッ!!」
機長と操縦士はパニックになった。飛行中の輸送艇は、3体の蜂女によって取り囲まれて
いたのだ。一体は金髪、一体は長身の黒髪ロングヘアー、そしてもう一体はショートカッ
トで小柄な蜂女だった。
蜂女たちは自分の乳房を両手で掴むと、乳首を輸送艇の方に向けた。鋭い針の群れが一斉
に放たれ、輸送艇の外壁は文字通り蜂の巣になって、爆発炎上し太平洋に落下した。

その直後。北太平洋上に停泊していた米国海軍のニミッツ級原子力空母“ビルクリントン”
は、突然現れた黒雲にすっぽりと覆われた。黒雲の中からは激しい怒声、悲鳴、銃声が響
いていたが、やがて完全に沈黙した。

それから1時間後。午後7時。世界中のTV放送は、謎の電波によって全てのチャンネル
が乗っとられてしまった。TV画面に映し出されるのは、どのチャンネルをひねっても、
美しい3体の蜂女の姿だった。
蜂女たちは、冷たい声で人々にこう宣告した。
「全ての人類に告ぐ! 我々は、昆虫人間帝国“バズゥ”。人類の上に立つ者だ。今から24
時間以内に、全人類は我々“バズゥ”に対し全面降伏せよ。素直に降伏するならば、我々
の奴隷としてこの地球上に生存することを許可しよう。もしも拒むならば、大虐殺がお前
たちを待っている。既に我々は、米国の原子力空母を襲撃して水爆を手に入れた。我々に
敵対するいかなる兵力も、我々は即座に手中にすることができる。一切の抵抗は無駄であ
る。繰り返す! 明日の午後7時までに、全人類は我々“バズゥ”に対し全面降伏せよ!」
全世界で、凄まじいパニックが巻き起こった。だがそれは、これから始まる地獄絵図の、
ほんのプロローグにしか過ぎなかったのだ。
                                  (おわり)

416 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/12 03:53:16 ID:v4IjhHHK]
ワンパターン

417 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/12 06:05:03 ID:Ry68ZUsq]
確かにそうだが、偉大なるワンパターンでは?



418 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/12 12:18:36 ID:uVwmAMQt]
「オニャノコ登場」→「罠にかかる」→「改造手術」→「怪人化」

この大枠は変えられないんだから、ワンパターンになるのは仕方無いだろ?

419 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/12 19:21:47 ID:7fl0pbUj]
お試しでつ
ttp://akm.cx/2d/img/9163.jpg

420 名前:名無しより愛をこめて [04/12/12 22:17:34 ID:7evtg2y9]
>>419
待望の絵師さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
禿しくGJ! 特に胸のハートマークがカワ♥イイ。

>>416-418
BeeF氏のSSは、結果が見えているお約束展開の中で、そのディテール描写を楽しむべき
ものだと個人的に思うので、ワンパターンうんぬんを議論しても始まらないと思う罠。

421 名前:名無しより愛をこめて [04/12/13 02:46:56 ID:5NjueLx4]
だけど人類破滅のオチ方向ばかりじゃチョット・・・

422 名前:292 mailto:sage [04/12/13 03:38:00 ID:g2/S4XlD]
Beefさま
遅くなりましたが、堪能しました
お疲れさまです

423 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 04:00:17 ID:DuYO7dxz]
>>420
そのディテール描写とやらも…。

424 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 05:10:50 ID:xtUCDffo]
BeeFさんの「改造ノズル」も悪くないけど、個人的にはやっぱ白い柔肌に冷たいメスが襲う・・・
てのが萌え(つーてもグロは勘弁なので、この辺の匙具合は難しいが)。

自分ではSS書きもしない癖に文句だけ一丁前ですんません・・・
絵なら少し描けるのでその辺で参加してみようかなと思ったり。

425 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 09:44:01 ID:o+b6ufg9]
このスレ専属のSS職人さんに飽きてきたのなら、
ネット上から萌えるおにゃのこ改造SSを漁ってきて貼って欲しい。

426 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 18:13:50 ID:03w34PKE]
>>425
良質な物件を知っているがお前の態度が気に入らない(AA略

427 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 18:46:51 ID:gAuz5mIz]
蜂女とバトル中に穴に落ち、脱出したいんだが互いに傷を負っていて単体では脱出不可。
敵同士、さーどうする?

なんてシチュをキボンヌ。



428 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 19:06:50 ID:tMkmenlW]
それじゃスレタイ無関係やん

429 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 19:47:13 ID:6UlVXPN0]
じゃ、傷を負った怪人と一緒に穴に落ちたのは普通の女性で、怪我は負わなかったが自力で脱出は出来ず。
助かるために一時的に蜂女になるよう提案され、初めは拒否するが結局同意し共に脱出。
元の怪人は穴から出るとコソコソと逃走。
一人残されて途方に暮れた女は正義の味方を発見して助けを求めるが、
怪人と誤解されたまま抵抗も出来ず正義の味方に飛び蹴りされてあぼ〜ん。

なーんてな。

430 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 20:04:46 ID:gAuz5mIz]
んだって、ムカデ男とは穴に落ちたくはないもの。
蜂女だから一緒に穴に落ちたいのだ。

431 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/13 22:53:05 ID:KS5nlkGG]
>>424
今度は絵師さん候補キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ぜひともうPお願いします!!

>個人的にはやっぱ白い柔肌に冷たいメスが襲う・・・
前スレ525氏のSSがそれなんじゃないかと思ったりする。
改造後はグロくなるけど。

432 名前:BeeF mailto:sage [04/12/13 23:54:57 ID:YwtZmkS7]
>>357,372
上村美也&花園女子大登山部メンバーが改造される話、書こうと思えば書けないことは
ないですよ。
ただ、SSの作風に関してはクライエント側の好みもあると思うので、改めてご指名を
受けたら、書かせていただくことにします。
他のSS作家さんのご執筆がお望みであれば、そちらにお譲りしようと思いますので。

>>421
PRIME氏や前スレ325氏が、正義側に立ってSSを執筆しておられるので、差別化のため
に漏れはあえて、悪側に立ってSSを書いてますからねぇ。
(と言っても、TVゲームで悪側に立ってプレイするような感覚なんですが)
人類の敗北=悪側にとってのハッピーエンドで終わるのは、そりゃ仕方が無いですよ。
あと『蜂女に改造されることで、女性が様々なくびきから自分を解放する』という裏の
テーマがあるので(ラストシーンが空を飛ぶところで終わることが多いのはそのせい)、
この方向性は“決して”変えることができません。あしからず。

>>424
イラストUP、ぜひぜひ期待いたしております!
外科改造手術、書けないことはないので次回以降、試みてみますね。

433 名前:名無しより愛をこめて [04/12/14 02:30:41 ID:5OF9LONT]
>>432
Beef様、是非是非、上村美也と花園女子大登山部の改造ストーリーを希望いたします。
自分にとって、上村美也は蜂女と並ぶ最高の改造ヒロイン(?)です。
貴兄のペンによって鬼畜度、エロ度、悲劇度満点の女性怪人にしてあげて下さい。
出来れば、ネオショッカーの改造手術はレーザーメスで行われていましたが、そこはそれとして、怜悧なメスで彼女の
白い肌を、異形の蠍女にしてあげていただければと希望します。


434 名前:名無しより愛をこめて [04/12/14 11:16:30 ID:/rV1cd8R]
>>433
私も希望します!
蠍女、いいですね!

435 名前:名無しより愛をこめて [04/12/14 18:55:28 ID:PTv57noP]
yaplog.jp/himitu_cawaii/

436 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/14 19:33:21 ID:Nky2KBjI]
>>435
改造人間かどうかは微妙だが、女怪人であるのは間違いない!

437 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/14 23:13:10 ID:CLKvj7Mv]
昔『ピンキーパンチ大逆転』で松本伊代が
山田邦子のマッドサイエンティストにつかまって
怪人か何かに改造されかけてるシーンを見た気がする
(台に固定されて、顔にくま取りが出来はじめている)
萌え要素はほとんどないし、いまさら映像を見たいとも思わないけど
一応データとして報告



438 名前:BeeF mailto:sage [04/12/15 00:39:28 ID:HlmnSwZy]
>>433-434
それでは、執筆してみることにします。
今までのリクエストを総合してみると、
 (1) サソランジンのデザインは女怪人らしくセクシーなものに変更
 (2) 改造方法は光線照射ではなく、肉体を切り刻む外科手術に変更
 (3) 改造前の、ゼネラルモンスターとの関係を描写
 (4) 仲間の登山部員は全員女アリコマンドに改造。
 (5) オリジナルの映像にこだわらず女改造人間の悲劇を描写。エロ度と鬼畜度の高い話に。
といったところでしょうか。書き終えるまでにしばらく時間がかかろうかと思いますので、
その間、別の改造談義に花を咲かせておいて下さい。
(432のレスアンカー、>>357>>356の間違いでした。433=356氏ですよね。すみません。)

439 名前:PRIME mailto:age [04/12/15 01:47:27 ID:dC5hU4kN]
皆さん、お久しぶりです。PRIMEです。ご無沙汰していました。このたび勝手に謹慎を解いて戻ってまいりました。
この1ヶ月間自分の犯した過ちについて色々考えました。そして自分が以下に死者を冒涜していたのかと言うことを改めて思い知り後悔とザンゲの日々を送ってきたつもりです。
しかし、BeeFさんを始めとするここのスレの皆さんの温かい声を聞きもう一度チャンスを与えていただきたく恥ずかしながら戻ってまいりました。
また新たな気持ちでここで書き込んでいきたいと思います。どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。

440 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 02:29:51 ID:uqOHK2UV]
あ、PRIMEさんだ。SSの続きよろしくお願いします。
言っちゃ悪いけど最近BeeF氏ばかりが書かれているので、ちょっと食傷してました。
ぜひスレに新風をもたらして下さい。

それから前スレ325氏、SSの続きが読みたいです。ご多忙だろうとは思いますが、
可能ならまたUPをお願いします。

441 名前:名無しより愛をこめて [04/12/15 02:55:07 ID:7j7/JAk/]
そういえばごじらと戦ったビオランテってゴジラとバラと沢口靖子様の
細胞で合成した怪獣だから巨大女怪人とか沢口靖子の改造人間といっても
差し支えないような気がする。

ある意味最強の怪人だ。


442 名前:名無しより愛をこめて [04/12/15 03:54:29 ID:sGPQwc5u]
こ の ス レ 見 る の 疲 れ る ん だ よ ! ! 


443 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 04:27:29 ID:2+8W2grj]
>>442
だったら(・∀・)カエレ!

444 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 08:56:21 ID:Syk3Z3/I]
E=MC2のクリスタルローズの妖女虫化って、改造なんだろうか寄生になるんだろうか?

445 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 09:38:01 ID:pfURJQo5]
>>444
E=MC2って何? ぐぐってもイラストレーターの名前とか、
アインシュタイン関係のサイトしか出てこないのだが・・・

446 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 16:46:42 ID:11s5eZzA]
BeeFは自分のホームページあるんだろ?
なぜ全く同じSSを長文で連続投下してんの?
リンク張りゃいいじゃん。
これじゃあまったり情報交換なんてできやしない。

447 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 16:48:46 ID:u1I4Q/M2]
>>446
前スレの住人の誰だったかが、まずこのスレで発表してから
サイトに書いてくれと注文を出して、それに従うと言ってた。



448 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 17:20:45 ID:h+3Sgp2p]
エロSS発表したけりゃエロパロ板でやれよ。

449 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 18:55:30 ID:zc2cfycp]
出たな怪人自治オバ!

450 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 19:50:49 ID:OS6kQbe7]
>>445
ttp://rose.zero.ad.jp/~zab50690/
「E=MC^2」もしくは「抹茶(背景色から)」と呼ばれることが多いから覚えておくといいよ。

451 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/15 23:51:10 ID:X4ynqP7U]
なんか荒れ気味だが、みんなマターリ汁。
現在このスレはSSの発表がメインになってるから、そのこと自体議論しても
水掛け論にしかならん。雑談したいという香具師の気持ちもわからんではないが、
この流れを変えるのは無理だろう。スレの分割が必要なんじゃないか?

確かこの板はスレの容量制限が550KBくらいで(正確な数値は忘れた)、
それ以上の書き込みはできなくなってしまうが、現在このスレの容量は
確かめてみたら450KBほどだった。つまり単純計算で、あと100レスほど
したら、次スレを立てなければならなくなるわけだ。

その時に、改造マターリ雑談スレと、改造SS萌え萌えスレに分割でもすれば
いいんじゃなかろうか。

452 名前:PRIME mailto:age [04/12/16 01:02:34 ID:bJjLcq4P]
スレの分割ですか。ここ最近BeeFさんを叩くレスが多いですがそのほとんどが荒らしに近いものですね。だからそんな奴らのためにわざわざスレを分割することもないと個人的には思うのですけどね。
ここが現在荒れているのは一部の心無い連中が勝手にほえているだけだからそういう輩は基本的に無視して今までどおりやっていくってわけにはいかないんですかね。
個人的には分割せず今までどおりやっていきたいのですが。何よりもここのスレも前スレもBeeFさんがいなければ寂れていたと思うんですけどね。

453 名前:PRIME mailto:age [04/12/16 01:17:55 ID:bJjLcq4P]
ところで今日はここ1ヶ月のいろんなレスやSSについて個人的意見を述べてみたいです。
まず前スレ325さんのSS。これは展開が読めないと言うのが現時点の正直な感想です。手術台の女性は誰なのか?自分はマグナサイバーだと思ってますが。
また岩井の隠れ家にいたはずの香織がなぜサイバーの基地にいたのか?色々謎めいていて頭が混乱しています。早く続きを読みたいものです。
そして>>276さんレスにあったの飯田圭織をくも女に改造というアイデアはなかなか秀逸だと思います。
これはただ単に自分がハロプロが嫌いだからその嫌いな女が改造人間にされてあぼーんされるのを喜んでいるだけですが。
ハロプロといえば安倍なつみ。現在の彼女なんか改造人間にできそうですね。盗作騒動で芸能界を追われたなつみは悪の組織に拉致される。
言葉巧みに自分を追い出した芸能界への復讐を持ちかけられそのために改造人間になることを決意する。なんてのを妄想していました。ちなみに改造モチーフはコピー機です。
コピー機、その心は複写つまりパクリつまり盗作と言うこじつけからですが。(^^;
ところで12日の朝日新聞の本の紹介コーナーで「黙って行かせてという本の紹介がありました。
これはナチスの看守を母親に持つ女性がその母を訪ねるというノンフィクションの本です。
朝日新聞の記事によると母親は看守時代のことを自慢げに語ると言う最低の女でした。そこに人体実験の様子が少しだけありました。
この紹介記事を読んで思ったことはやはりナチスではサイボーグの研究もしていたのではと言うことでした。
そしてナチスには当然こういった女看守は他にもいたわけです。この女看守みたいな女を改造人間にしてあぼーんしてやりたいなと言う思いも持ちました。
以上個人的見解でした。


454 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/16 01:44:24 ID:/ThPZ8VS]
PRIMEさん、ハロプロ好きな人が読んだらどう思うか、考えてから書き込みした方がいいと思うよ。

455 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/16 03:34:00 ID:L1kgDCME]
すぐに馬脚をあらわしたな。

456 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/16 04:12:54 ID:HzKuCVin]
>>453
ここはお前の日記帳じゃねぇんだ
チラシの裏にでも書いてろ。な?

457 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/16 05:22:07 ID:7V7DCpyS]
>>454-455
謹慎のときのネタとは重みが違いすぎるだろ?

謹慎につながった「越えてはならない一線」はあるにせよ、
もともと「鬼畜系の話をオトナの距離感で楽しむ」という
スレなんだから(・・と自分は理解している)
そういう配慮をし出したら何も書けなくなるよ



458 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/16 05:40:11 ID:qHFefUJx]
>>451
分割されたスレにロクなのはないと思うのだけど

459 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/16 06:43:00 ID:/ThPZ8VS]
>>457
いや、それでもPRIME氏にはもうちょっと、読む人への配慮が必要な気がする。
これが、ことさらに自分の内面の好悪をさらけだした文章じゃなく、いきなりSSの体裁を取って
発表されたのであれば、誰も何とも思わないし、受け入れられるのにと思うよ。
276みたいに、安倍な罪をコピー機女に改造して次々と違法コピーを世に送り出し、世の中を混乱
させるようなSSをいきなり発表したのなら、時流に乗ったSSなんだなぁということで楽しめる。
(エイベックスのCCCDに反感を持っている人々が共感するような派生効果も生み出したりして。)

460 名前:PRIME mailto:age [04/12/18 00:56:52 ID:IzE1QDvr]
私の書き込みに色々ご意見があるようですね。
中でも>>459さんのご意見は結構参考になりました。そういう点でいうと私はまだまだ脇が甘いですね。
まあこれ以上言っても水掛け論にしかならないのでSSの続きを貼り付けさせていただきます。
久しぶりだから感覚が戻ってないのが気になりますが…。

461 名前:PRIME mailto:age [04/12/18 01:09:05 ID:IzE1QDvr]
「ねえ天野さん」昼休み、早苗はひなのから声をかけられる。
「石川さん、私に何か用?」早苗は日頃から快く思ってないひなのに対しそっけなく返答する。
「あさって私の家でパーティを行うの。あなたにもぜひ来て欲しいわ」ひなのはそう言うと早苗に招待状を渡した。
「パーティって一体何のパーティなの?」早苗はひなのに聞く。
「クラスの皆と親睦を深めるためのパーティよ。面白いパーティがあるから是非いらしてね」ひなのはそう言うと早苗の下を立ち去り他のクラスメートにも招待状を渡して回った。早苗は怪訝そうに招待状を見つめた。

放課後、早苗は姉の千鶴がバイトしている喫茶店「ブラッカー」に向かう。
「こんにちは」ブラッカーのドアをあけて早苗は声をかける。「あら早苗、どうしたの?」姉の千鶴が声をかける。
「うん、お姉ちゃん。これを見て」早苗は千鶴に招待状を見せた。「あら、石川ひなのって子の家でパーティ?石川さんって早苗がいつも話しているあの子でしょ?」千鶴は早苗に聞く。
「うん、なんかクラスの親睦を深めるためのパーティだってさ。でも私この子あまり好きじゃないの。なんかあまり気乗りしないなあ」早苗はそっけなく言う。
「早苗、そういうこと言うもんじゃないわ。せっかくお友達がパーティに誘ってくれたんだから。でもパーティに行くなら服を買わないと。お姉ちゃんが服を買ってあげようか?」千鶴は早苗に持ちかける。
「早苗ちゃん、よかったなあ」姉妹の話を脇で聞いていたおやっさんが笑顔で早苗に言う。
「うん、お姉ちゃんありがとう。お姉ちゃん大好き」早苗はそう言うと千鶴に抱きついた。「もうこんな時ばかり大好きだなんて。現金なんだから」千鶴は苦笑いをする。
「はっはっは」天野姉妹のほほえましい光景を見ておやっさんや川島貴司も笑っていた。
しかし、その中で啓介だけは招待状を見て浮かない顔をしていた。

462 名前:PRIME mailto:age [04/12/18 01:25:37 ID:IzE1QDvr]
「面白いパーティがあるから」は「面白いショーがあるから」の間違いでした。すみません。

「啓介、何浮かない顔しているんだ?」おやっさんが聞く。
「ええ、おやっさん。ちょっと話があるんです。川島も来てくれ」啓介は二人を店の奥に連れ込む。店の奥は悪の軍団ジャマーと戦うための秘密基地になっているのだ。
「啓介、話ってなんだ?」おやっさんが尋ねる。
「ええ、実はこの石川ひなのって子は以前何度かあったことがあるんです。親父狩りグループのリーダーとして、そして確証はないんですが彼女からジャマーの気配を感じたんです。この招待状にはなんとなくジャマーの罠を感ずるんです」啓介は二人に話す。
「啓介、そりゃ考えすぎじゃないのか?」貴司は啓介に言う。「ああ、そうならいいんだけどな」啓介も答える。
「しかし、この子がジャマーの手先だとしたら早苗ちゃんをパーティにいかすのは問題だな。どうする?」おやっさんは腕組みをして思案する。
「早苗ちゃんに発信機を取り付けて監視したらどうだろうか?これを見てくれ」貴司が二人に小指くらいの大きさの発信機を見せる。
「これはICPOで開発された新型発信機だ。靴のかかとに仕込んでおいて100回かかとが地面に着いたら自動的に発信する仕組みになっている。これならスイッチを入れる作業をせずにすむから怪しまれることもない」
「よし、じゃあこれを早苗ちゃんの靴に取り付けよう」啓介はそう言うと靴を買いに街に出た。
1時間後、ヒールを購入した啓介はおやっさんと貴司にヒールを見せる。貴司はヒールのかかとの部分に発信機を仕込む。「よし、これで完了だ」
そこに天野姉妹が戻ってきた。「お姉ちゃん、洋服ありがとう」早苗は無邪気に言う。千鶴も姉らしいことができて嬉しそうだった。
「早苗ちゃん、これは僕たちからのプレゼント」啓介は早苗にヒールを手渡す。「うわあ、可愛い。啓介さんありがとう」早苗は有頂天になった。

パーティ当日、おやっさんが運転するワゴンで早苗は石川家に送られた。ワゴンには貴司や千鶴も同乗していた。
「早苗ちゃん、パーティを楽しんでおいでよ」おやっさんが声をかける。しかし、どことなく重苦しい顔つきだった。
「うん、マスターありがとう。じゃあね」早苗はそう言うと石川家邸宅に姿を消した。

463 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/18 22:01:11 ID:xtpHaXqe]
さ あ 、 も り あ が っ
                  て
                     ま
                       い
                         り
                          ま
                           し
                           た



464 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/19 19:32:26 ID:n7jgf+0S]
む?続くのかなこのスレ

465 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/19 23:40:15 ID:+hC+SysE]
世に改造のネタは尽きまじ。オニャノコ改造スレはまだまだ続くよー!

466 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/20 00:00:12 ID:6HlEpr/h]
ネットで見つけたサイトをひとつご紹介。
仮面ライダー1号のSSサイトなんだが、滝和也の恋人が蜘蛛男に拉致されて
蜂女に改造され、死神博士の愛人にされているというネタが進行中。
ttp://blog.livedoor.jp/takakurumiya/

467 名前:前スレ325−20 [04/12/20 00:21:49 ID:OFkCIF3q]
香織(うぐっ、うぐぐぐうううっ)
電撃を体に受け、全身を拘束されながらものたうつかおり
口のギャグボールからは、苦悶の唸り声とともに涎も飛び出す
マグナ「さあ、どうする。電圧をもっと大きくしてやってもいいのだぞ」
スピーカーからの声に呼応するかのように、香織の悶え方がさらに激しくなる
電極は女の最も敏感な最奥を狙って、下半身に集中しているのだ
香織(うううううっ。あぐっ、あぐあぐっ)。
エビぞりになり、涙と汗にまみれた顔を
Fと岩井に向け、目で助けを求める。
マグナ「あははは。この女の子宮はもうじき裂ける。
2度と子供の産めぬ体にしてやる。あははははあ」
2人の目の前で苦痛に狂う香織、それに合わせるかのように
マイクの向こうで狂った笑いをあげるマグナ。



468 名前:前スレ325−21 mailto:sage [04/12/20 00:24:22 ID:OFkCIF3q]
Fと岩井の2人は冷静になった。
岩井「ファイター、やるか?」
F「ええ、援護をお願いします」
岩井のショットガンが火を吹き、スピーカーが吹っ飛ぶ。
それと同時にFの手刀が電線を斬る
F「さあ、早く!」
半裸に皮のボンテージ姿の香織を抱えたFと岩井が
飛び出したとたん、建物は爆発した。


完全に焼け落ちたサイバーアジト・MH551の傍ら
五郎「大丈夫か?」
五郎の上着を羽織った香織に言葉をかける。
ショックが大きいのか、茫然として言葉少なな香織。
痛む鳩尾を押さえてうずくまる。
五郎「僕はもう少し、この焼け跡を調べてみます」。
岩井と香織を残し立ち去る。



469 名前:前スレ325−22 mailto:sage [04/12/20 00:27:18 ID:OFkCIF3q]
香織「申し訳ありません。私のためにお2人を危険に…」
岩井「……」。険しい表情の岩井。
彼女への怒りのためか返事も無い。
香織「邪魔になるとも思ったんですが。どうしてもじっとしていられなくて…
それで基地まで来てしまったんです。本当にごめんなさい」
おずおずと言葉を続ける香織

岩井「俺は、君にはMH551の意味を教えなかったはずだ。その君がなぜここまで来れた?」
香織「それは、わ、私が奴らに捕まって…」
岩井「君に飲ませたお茶には、大人の男でもすぐに眠る強力な鎮静剤を
入れておいたんだ。けがの痛みがひどいと思ったからな。だが君には効かなかった」
香織「…!」
岩井「君はサイボーグだ」
突然の余りな言葉に目をむく香織。
香織「そんな…ひどいわ…」。涙ながらに訴える
岩井「体内から電波を出すなんて人間にできる芸当ではない」
そう言いながらポケットからマルチバンド通信機を取り出す。
岩井「あの部屋のスピーカーを使って腹話術≠するのに
指向性の電波とワイヤレスマイクを使ったのが運のつきだったな!サイバー!」


470 名前:前スレ325−23 mailto:sage [04/12/20 00:30:45 ID:OFkCIF3q]
香織「犬め。気がつきおったか!」
五郎の上着と、サイバー基地で着せられたボンテージ、下着を破り捨て、
正体を現す香織。
岩井「むだな抵抗はやめろ!」
ショットガンを構えようとした刹那、後頭部を殴りつけられる岩井。
意識を失う寸前に彼が見たのは、サイバー戦闘員の自動小銃の台尻と、
あのいまいましい女サイボーグの顔だった。

============
手術はいよいよ大詰めに近づいてきた。
腕を切断され、特製のマグナム銃を溶接され、
豊かな胸を切開され、動力システムを埋め込まれ、
そのたびに香織の全身を快感が襲った。
香織(うう、ぐうう、ううわああああ)
頭部を切り開かれ、脳に得体の知れない装置を組み埋めこまれると
頭の中に七色の虹が点滅し、どこまでも果てしない階段を
法悦境に向け昇っていくような感覚に支配された。
(だめ。だめよ、死ぬ。死んじゃうのお)
だがそれは決して苦痛や哀願の叫びではなく、
喜悦のうめき声になっていった。

471 名前:前スレ325−24 mailto:sage [04/12/20 00:34:55 ID:OFkCIF3q]
セックス、夫との愛の営み、2人の絆を深める愛の行為。
彼女の幸福の象徴だったそれでは、決してそんなことはなかった。
これまではそれこそが女の歓びであると思っていた。
だが、今、夫とはまるで違う、彼女を実験動物としか見ていない
外道の科学者たちに体を蹂躙され、異形の怪物に作り変えられる中
夫との営みでは想像もつかなかった性感が剥き出しされていく。
そのたびに、これまで経験したことのない肉の疼きが搾り出され
官能と歓びが体の芯から湧き溢れ出すのを止めようがない香織だった。
なにしろ意識のはっきりしたまま
およそ人間の受ける痛感が全て快感に転化されているのだ
香織は4回目の絶頂までは覚えていた。だが、もう
この禁断の快楽の中で、自分を見失っていた。
自分がまるで1個の性器に変化したかのように、ただただ快感を受容する
肉の人形になっていった。
大きく開脚させられて固定された股間の周りは
彼女が最奥から噴き出す蜜で洪水のようになっていた。


472 名前:前スレ325−24 mailto:sage [04/12/20 00:36:23 ID:OFkCIF3q]
セックス、夫との愛の営み、2人の絆を深める愛の行為。
彼女の幸福の象徴だったそれでは、決してそんなことはなかった。
これまではそれこそが女の歓びであると思っていた。
だが、今、夫とはまるで違う、彼女を実験動物としか見ていない
外道の科学者たちに体を蹂躙され、異形の怪物に作り変えられる中
夫との営みでは想像もつかなかった性感が剥き出しされていく。
そのたびに、これまで経験したことのない肉の疼きが搾り出され
官能と歓びが体の芯から湧き溢れ出すのを止めようがない香織だった。
なにしろ意識のはっきりしたまま
およそ人間の受ける痛感が全て快感に転化されているのだ
香織は4回目の絶頂までは覚えていた。だが、もう
この禁断の快楽の中で、自分を見失っていた。
自分がまるで1個の性器に変化したかのように、ただただ快感を受容する
肉の人形になっていった。
大きく開脚させられて固定された股間の周りは
彼女が最奥から噴き出す蜜で洪水のようになっていた。

科学者B「さて、この胎児は邪魔だな」
メスを持った科学者が、妊娠4ヶ月の腹部に狙いを定めた。


473 名前:前スレ325−25 mailto:sage [04/12/20 00:40:15 ID:OFkCIF3q]
香織「隼さん。大変です!」
焼け跡を検分していた五郎のもとに、香織が息せき切ってかけつける
香織「岩井さんが、サイバーに捕まってしまいました」
五郎「何だって!」
思わず香織の手を握り、詰め寄る五郎
香織「私に化けたサイバーが、岩井さんをだまして捕らえたんです」


香織の手を握る五郎に力が入る。
五郎「芝居はもうたくさんだ!サイバーロボット!」
香織「そんな。何をいうの!違います。私の偽物が…」

五郎は香織の手を、けがをしていた右手をねじり上げる
五郎「新宿で俺が蹴ったサイバーの手首と同じ場所をお前が痛めていた。
さっきのキックで鳩尾を仕留めたら今度はお前も苦しんだ」
香織の身につけていたものを剥ぎとる五郎、白い肌が隠す事無く露わになる。
香織「やめて下さい。お願いです。乱暴しないで」
五郎「さっきキックでクロスした時、サイバーの体から匂いがしたんだ
岩井さんの葉巻と、お前に飲ませたハーブティーの匂いがな!」

474 名前:前スレ325−26 mailto:sage [04/12/20 00:42:27 ID:OFkCIF3q]
そう言いながら、香織の右手の人工皮膚をねじり切る
その中からは、あのマグナム銃が剥き出しになった
香織「そこまで判ったのなら、もう言うことは無い」
美しい若妻の仮面の下から現れる女サイバー戦士・マグナサイバー。
だが、腕は五郎にねじ上げられたままだ。
五郎「逃げられんぞ。サイバー」
マグナ「逃げるつもりなどない。お前こそ抵抗をやめろ」
気絶した岩井を縛り上げた戦闘員たちが現れる
五郎「岩井さんを離せ。貴様を絞め殺してやるぞ」
マグナ「お前はこの犬を見捨てられまい」
五郎の力が弱まる。
マグナ「お前とこの犬めを、首領様の前に生きたまま引き出してやるのだ」
戦闘員の1人がマグナに具申する。
「命令ではまず前線基地に連呼することになっておりますが」
マグナ「構わん。私の功績と忠誠を首領様に直接ご覧戴くのだ」
その言葉を聞き、急に態度を変え手を離す五郎
マグナ「観念したらしいな」
五郎「岩井さんの命を助けると保障しろ」
マグナ「ふん。それはお前の決めることじゃない」
2人を改めて縛り上げるサイバー一味。


(これだ、サイバー首領に直接対面するにはこの方法しかない!)

475 名前:前スレ325−27 mailto:sage [04/12/20 00:50:50 ID:OFkCIF3q]
==================
メスを持った科学者が、妊娠4ヶ月の腹部に狙いを定めた。
(いやーっ。やめて!あなた、助けてーっ!)
たゆたっていた快楽の波の中から、現実に戻された香織
科学者は手を止めようとせず、彼女の膨らみつつあった下腹部に無造作にメスを入れた。
(ひいいいいいっ)
鮮血が飛び散り、白い腹が切り開かれた。
普通ならとんでもない痛みになるはずだが、薬の作用でそれは快感に変わる
(あう、あううう、ふああっ)
まるで重いもので殴りつけられたように
強烈な快感が頭の芯を突き上げる。

476 名前:前スレ325−28 mailto:sage [04/12/20 00:53:16 ID:OFkCIF3q]
(ああ、なんてことを・・。おう、があ、があああっ)
あまりのことに泣き崩れ、涙と震えがとまらない
だがその涙も震えも、決して悲しみのためだけではなかった。
随喜の涙であり、絶頂の痙攣だった
科学者は腹の皮膚と子宮を切り裂くと、発育途中の4ヶ月の胎児を取り出した。
胎児はまだ、完全には人間の形をしていない。
科学者B「新鮮だな。良質の蛋白質の材料として色々使えるぞ」
科学者C「いや、培養実験にかけてみる方がいいのではないか?」
科学者は血まみれになった胎児の、まだ繋がっている臍の緒をメスで切断すると、
ぐったりした目の開かない胎児を培養液の入った透明のポット入れた。
普通なら母親の胎内から取り出された胎児はすぐに死んでしまうのだが、
多くのヤプー≠フ犠牲のもとに繰り返される人体実験から
サイバー軍団は、中絶胎児の生存記録を伸ばしてさえいるのだった。
科学者B「いずれにせよ、使い道はある」
香織(ああ、赤ちゃんが、あなた、助けて、赤ちゃんが!)
夫との愛する子供もまた、悪魔たちの手によってむごい目にあわされるのを目の前に
香織の精神のバランスは崩壊しかけていた。
堕胎の痛みは、これまでになかった快感をさらに与えたのだ
香織(赤ちゃん、私の赤ちゃん。おおおおおおお、あう、あう、あう)
悲しみの涙でなく、生涯最大の快楽の涙にむせびながら、
彼女は愛児の最期を目の当たりにした…

477 名前:前スレ325−29 mailto:sage [04/12/20 00:55:39 ID:OFkCIF3q]
=========
いずことも知れぬサイバーの拠点。その首領の執務室。
ハープの音色の響く中、黒衣に身を包んだ総髪・痩身の男が憩いの時を過ごしている
科学者にも見える知性にあふれた端正な顔立ち
しかし、目を伏せて思いにふけるその青白い貌には
同時に、狂気の光も宿っているのだ
彼は椅子に身を沈め、血のような真っ赤な酒を満たしたグラスを
テーブルの上で弄ぶように揺らしている。

異常なのは、この部屋の調度品だ
彼の座る椅子の2本のアームレストは、白魚のようなスラリとし人間の女の腕
腰を乗せるソファーは、女の腰
テーブルの天板から床にすらりと伸びる脚は、ピンヒールを履いた女の脚4本
そして、部屋に流れるハープを奏でているのは
壁に剥製の鹿頭の如く飾られた、上半身だけの体の全裸の女だ。



478 名前:前スレ325−30 mailto:sage [04/12/20 00:58:05 ID:OFkCIF3q]
ディストピアに捕らえられた人間の中には、単に実験材料としてだけではなく
首領の慰みにと、調度品など改造されて献上される者も多くいた。
首領の眼を汚さないように、専ら、女性がその材料にされた
この部屋にいる彼女たち≠焉Aディストピアからの献上品だ。
腕だけ、足だけ、上半身だけの生き物、いや、家具になって生きる彼女たち。
いずれも言葉を話す能力を奪われて改造されているため、その心中はわからない
だが、首領を癒す重要な道具になっているのは確かだ。

側仕え「マグナサイバーがお目通りを願っております」
首領「よし、通せ」
後手に縛られた五郎と岩井を引っ立て、マグナが謁見の間に入る。
この部屋の調度品に気付き、息を呑む2人
マグナ「我らサイバーの最大の敵、隼五郎ことファイターF。並びに政府の犬一匹
突撃隊マグナサイバーが首領様に献上致します」
首領「大儀であった。お前はテストロボットからの昇進の日も浅いに
敵の懐に入って見事欺き、こやつらを捕らえた。功績まさに大である」
マグナ「畏れ多い限りでございます」
首領「この愚か者どもを儂に良く見せよ」
マグナ「はっ」
そう言って2人首領の前に押し出す。
首領「こやつら、さてどのように始末してやったものか…、
マグナサイバー、お前に何なりと褒美をやろう」
マグナ「ならば。今ここで!」
首領、五郎、岩井の3人に向けマグナム銃をやにわに構えるマグナ
ドゴーン!

479 名前:前スレ325−31 mailto:sage [04/12/20 01:02:24 ID:OFkCIF3q]
================
サイバー科学者「さあ、どうした?やれ。その出来そこないを撃つんだ」
右腕に採りつけられたマグナム銃の照準を出来そこない≠ノ合わせる
目の前の出来そこない=B体の右半分が部品剥き出しの機械体、左半分が
表皮も無く赤色青色の血管が浮き出た人工筋肉体の、世にも醜いサイボーグの失敗作。
香織と一緒に捕らえられ改造された夫、卓也の変わり果てた姿だ。
声帯を取り付けられていないので、命乞いさえもできない
だが、その目は彼女に訴えている
(ためらわずに俺を撃て。お前だけでも生き残るんだ。
俺はもうこんな体で長くは生きられない。奴らを信用させ、懐に取りついてやれ)
香織(そうよ、あなたの分、奴らに殺された私たちの赤ちゃんの分生き抜くわ。
そして必ず復讐するの。それが私の務めなのね)
卓也と目が合った、お互い鉄面に採りつけられた人工眼だ。
彼女は最早それをためらわなかった。
ドゴーン!
爆発四散する卓也の体
(さよなら…)
パチパチパチ
拍手とともに姿を現したサイバーの大幹部
大幹部「おめでとう。可愛い同志101号よ。お前は務めを果たした」
=============

480 名前:前スレ325−32 mailto:sage [04/12/20 01:05:10 ID:OFkCIF3q]
最初の弾は首領の体をかすめ、生体テーブルを粉砕する。
マグナ「逃がすか!」
マグナム弾を乱射する。人間椅子、ハープ人形を砕く
声をあげることさえできぬまま、絶命する彼女たち

その隙を見て、隠し持っていた特殊鋼製のナイフで縛めのワイヤを斬る岩井。
岩井「五郎君。今だ!」五郎の縛めも解く
五郎「変転!」
ファイターFの姿になる!
マグナ「首領!死ね!」
ついにマグナの弾丸が首領を捕らえる
だが倒れたのは、人工皮膚の顔マスクをはがした戦闘員だった
F「影武者か!」
大幹部「馬鹿め。貴様ごときの前に軽々しくお出ましになられる首領様か」
何処かのスピーカーから声が響く
マグナ「首領はどこだ!」
大幹部「貴様らの知ったことか!それより裏切り者同士殺し合え!」
目と目が合うFとマグナ


481 名前:前スレ325−33 mailto:sage [04/12/20 01:08:28 ID:OFkCIF3q]
先鞭を切ったのはマグナだった
マグナ「貴様からまず殺してやる」
F「待て。夫と子供が捕らえられているというのは嘘だったのか」
マグナ「2人ともサイバーに殺されたわ」
そう言ってマグナム銃をFに向ける
F「やめろ。なぜ私たちが戦わなければならない
共通の敵はサイバーのはずだ」
F「正義のために君の力が必要だ」
マグナ「そんな安っぽいヒューマニズム、信用しないわ
マグナ「お前は最早、私の前をふさぐ障害物でしかない!」
あの人と赤ちゃんの仇をとるのは私。
邪魔者全てを排除するのが私の務めよ」
そう言うが早いか、岩井にマグナムを突きつける



482 名前:前スレ325−34 mailto:sage [04/12/20 01:11:13 ID:OFkCIF3q]
遠く離れた、真の首領の執務室
Fとマグナのやりとりは、隠しカメラで中継されている
首領(本物)「なぜあの女を遠隔爆破せん?」
大幹部「ご覧下さい。マグナサイバーはFめを殺さんとしています」
首領「奴は我らを裏切ったのではないのか?」
大幹部「あの女は自分で、夫や子供の仇をとっているつもりになっていますが
サイバーのさだめはそう甘いものではありません。
奴の行動は全てファイターF抹殺≠ノ結論づけられるよう
脳に組み込んだ服従回路にインプットしてあります。
あの女が持っているつもりの自我≠焉Aつまりは服従回路が見せている幻です
狂戦士として戦うための…」。
首領「見事だ」
大幹部「恐縮でございます」

483 名前:前スレ325−35 mailto:sage [04/12/20 01:13:42 ID:OFkCIF3q]
F「やめろ。君とは戦いたくない」
マグナ「さあ。まずはこいつから始末してやってもいいのだぞ。
F「よせ!」
岩井を救うため、Fは床を蹴って飛んだ
マグナ「そう来なくては。死ね!」
空中に舞うFを、クレーピジョンのように悠々と狙うマグナ
だが、その照門に捕らえられたのは、彼の残像だった
F「ファイター反転キック!」
マグナの視界の盲点を経て、頭部に強烈な飛び蹴りが炸裂する
マグナ「アアアア…。あなた、赤ちゃん…」
爆発するサイボーグの体
夫と子供を呼びながら、その2人の元に香織は旅立って行ったのだった
最期に人間の意思を取り戻せたのかは定かではない
残骸の中の彼女の脳は95%まで、服従回路の電子頭脳に交換されていたからだ

首領「おのれえええ」
激昂して執務室の人間テーブルを叩く!
テーブルが少しかしいだ。
痛みのせいか、それとも、理不尽な仕打ちへの無言の抗議か
彼女≠ェ口を聞けない以上、誰にもわからない



484 名前:前スレ325−36 mailto:sage [04/12/20 01:15:43 ID:OFkCIF3q]
四散した調度品≠フ前に立つ五郎と岩井
五郎「すみません…。ディストピアの手がかりはつかめずじまいでした」
岩井「なあに。次こそ絶対つかんでみせるさ」
五郎「それにしても。この椅子やテーブル、レリーフは…」
女たちの無惨な残骸に目を落とす
岩井「言わないでくれ」強い調子で言葉をさえぎる
「2人は絶対、生身の体で生きている!
哀れな女戦士にも、首領の慰み物にもならずに…。そうだ、生きているとも」
五郎「岩井さん!絶対にディストピアを見つけ、人々を解放します」
岩井「君1人ではない。俺も一緒だ」
悲壮とも言える決意のもと、固く手を握り合う2人だった

(この項終わり)


485 名前:PRIME mailto:age [04/12/20 01:26:37 ID:HhFWHXBC]
前スレの325さん
一気にSS読ませていただきました。
サイバーとは恐ろしく鬼畜な奴らですね。読んでいる間体が硬直してしまったほどでした。
ただマグナサイバーが死際に夫と子供の名前を呼んで死んだのは服従回路の電子頭脳に交換されていない5%の頭脳つまり彼女本来の人格が言わしめたものだと私は信じています。
ところで今ひとつわからないことがあります。マグナサイバー、手術台の女、そして三輪香織は同一人物でしたが、冒頭街中で香織を追跡していたマグナサイバーは何者だったのでしょうか?
ひょっとしてマグナサイバーは2人いたとか?私は馬鹿なので考えれば考えるほど混乱してしまいます。
いずれにしてもSSお疲れ様でした。私も今のSSを完成させるべく頑張ります。

486 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/20 01:37:13 ID:yEJy5/2A]
力作なのは分かるが、ここまで来ると板違いな気がする……。
面白さよりも嫌悪感が先立ってしまい、キツイ。
まあ、判断能力がないお子様が読んで影響されないことを祈る。

487 名前:前スレ325 mailto:sage [04/12/20 01:54:55 ID:OFkCIF3q]
>PRIME様
次スレ移行前+年越し前にかけ込みで投下してしまいました
多少(どこじゃないか)の乱文は御勘弁下さい
467で「香織」を「かおり」とひらがな表記にしてしまい
24を二重カキコ
474で「連行」を「連呼」と書き間違いました

なお、
お言葉通り手術台の女性は香織で、テストロボット101→マグナサイバーになった女です
一応冒頭でも、香織が人ごみの中に一旦消えてから戦闘員、次いでマグナを登場させ
同じ場面に2人いる描写は避けたつもりだったんですが…(汗

>486
申し訳ありません。お目汚しなので遠慮無くスルーして下さい



488 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/20 05:28:07 ID:fOJuh1Kr]
うーむ そろそろ板移転かな?

489 名前:BeeF mailto:sage [04/12/20 23:50:09 ID:UrHviZg8]
こんばんわ。年末は仕事が立て込んでいるうえに、連日の忘年会攻勢とあって、なかなか
SSの執筆ができずにいる情けないBeeFです。
なんとかクリスマス前には、サソリ女SSを仕上げたいと思っていますので、ご勘弁を。
(たぶんこれが、今年最後のSSになると思います)

>>前スレ325 様
「マグナサイバー」完結おめでとうございます。
鬼畜、と言うよりも物語中に救いを見いだすのが困難な、悲壮感溢れる話でしたね。
家畜人ヤプー的ネタは、読む人によってはキツイかも知れませんが、デスパー軍団との
差別化を図る意味でも効果的だったと思いますよ。
香織さんの復讐心が仮に幻であったとしても、その心がFたちに受け継がれてゆくならば
必ず報われる日が来る、とそう信じたいですね。

さて、325様がご執筆なされたSSはさっそくまとめサイトにUPしてあるんですが、
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/other_ss/
念のため、間違いや不都合な点がないかどうか、チェックしていただければ幸いです。
訂正すべき点は、お気軽にお申し出下されば即座に直します。
PRIME様のSSも同様ですので、PRIME様にもぜひともチェックいただきたいです。

490 名前:PRIME mailto:age [04/12/21 00:36:13 ID:yP61xxXU]
早苗は石川家邸宅に入っていった。既にクラスメートたちも集まっている。
「いらっしゃい、天野さん」ひなのが早苗を出迎える。「天野さんが最後よ。これでうちのクラスメート全員揃ったわ」
クラスメートたちは応接室に連れて行かれる。豪邸だけあって応接室もかなりの広さだ。それは早苗たちの教室より広かった。
「皆さん、本日はようこそパーティに来てくださってありがとうございます。今日のパーティで白百合女学園3年A組の親睦を深められたら幸いです。後で面白いショーも用意していますのでどうぞお楽しみください」
ひなのの父豊が早苗たちに挨拶する。ひなのの母亜弥も豊のそばでにこやかに微笑んでいる。そのうちにメイドたちが豪勢な料理を運んできた。
パーティが始まった。乙女たちは料理を食べながら話に花を咲かせている。パーティは和やかに進む。早苗もクラスメートたちといつも以上に打ち解けて話をしている。

その頃石川家邸宅から100mほど離れたところではおやっさんのワゴンが止まっていた。
「発信機が作動しました」ワゴンの後部で貴司がモニターをチェックしながら言う。
「発信機?どういうこと?」千鶴は怪訝そうに尋ねる。千鶴はなぜここでワゴンが止まっているのか理解できていなかった。
「実は今日のパーティはジャマーの罠かもしれないんだ」おやっさんは千鶴に話す。
「罠って、早苗が危ないじゃないですか!!早く何とかしないと」千鶴はワゴンを飛び出そうとする。
「千鶴ちゃん、まだジャマーと決まったわけじゃないんだ。ただ啓介が不安だと言うから我々は早苗ちゃんのヒールに発信機を仕込んでおいたんだ」おやっさんは千鶴を制しながら説明する。
「そんな、もし早苗に何かあったら…」千鶴は声を震わせて言う。「大丈夫だよ。そのためにこうやって監視しているんだ」おやっさんはそういって千鶴をたしなめた。
発信機は限られた範囲内で点滅していた。それは早苗が一つの部屋にいる証拠だった。まだ早苗の身に危険は迫っていないようだ。

491 名前:PRIME mailto:age [04/12/21 01:02:54 ID:yP61xxXU]
コンコン。窓をノックする音がする。啓介がバイクでやってきたのだ。
「川島。今の状況はどうだ?」啓介が貴司に尋ねる。「現時点ではまだ異常はない。だが油断は禁物だ。このまま無事にパーティが終了してくれたらいいのだが」貴司が答える。
「確かにな。俺の思い過ごしであればそれに越したことはない」啓介も顔を引き締めて答える。
「啓介さん、早苗は大丈夫なの?早苗にもしものことがあったら私、私…」千鶴はそこで言葉が切れて嗚咽する。けんかなどしてもやはり姉妹。妹のことが気になるのだ。
「千鶴さん、大丈夫だよ。何かあってもこの俺が絶対に早苗ちゃんたちは守ってみせる」啓介は千鶴に約束する。
「そうだな、絶対にジャマーの陰謀は砕かないと」おやっさんもそして川島貴司も力強くうなずいた。千鶴も少しは落ち着いたようだ。

だが、悪魔の魔の手は着実に乙女たちに迫っていた。
「今日は皆さんにワインをご馳走します」豊が早苗たちに言う。
「えー、ワイン?飲んでみたいけど私たちまだ未成年だし…」早苗が言う。「そうよね」「ちょっとやばいかも」クラスメートたちも口々に言う。
「大丈夫よ。1杯だけならいいじゃない」ひなのはそう言うとメイドたちにクラスメートの人数分のグラスを運ばせた。グラスにワインが注がれる。
「それじゃこのワインを飲んだらショーをお見せするわ」ひなのは言う。クラスメートたちはワインを飲む。ひなのは邪悪な笑みを浮かべてそれを見ていた。
異変は次の瞬間起きた。乙女たちは次々と意識を失って倒れたのだ。早苗も例外ではない。
ひなのはその光景を見てニヤリと笑った。メイドたちに言う。「こいつらをトラックに積み込め」
「はっ」そう言うとメイドたちは人工皮膚を剥ぎ取った。なんと素顔は戦闘員に改造されたひなのの手下の少女そして暴走族「紅蜥蜴」のメンバーだった。女性戦闘員たちは乙女たちを運んでいった。
ひなのはローズジャマーに姿を変えた。そしてつぶやく「作戦第一段階終了」

「おやっさん、発信機が移動しています」貴司が報告する。
「何!?」おやっさんは驚きの表情を隠せなかった。千鶴も異変を察知したのか顔が青ざめている。
「よし、俺が乗り込む。おやっさんたちは発信機を追跡してください」啓介はそう言うと石川家邸宅に乗り込んでいった。

492 名前:PRIME mailto:age [04/12/22 00:57:08 ID:09+UEu85]
ピンポーン。啓介は石川家の玄関のベルを鳴らす。
「はい、どなたですか?」ひなのの母亜弥がドアを亜弥あける。啓介は亜弥を押しのけあがっていった。
「何なんですあなたは。警察を呼びますよ」亜弥は金切り声を上げるが啓介はそれを無視してどんどん進んでいく。
啓介は応接室に飛び込む。しかし、広い応接室には誰もいなかった。
「これはこれは、一体あなたは誰です?何の御用ですかな。いきなり人の家に上がりこんで」ガウン姿の豊が啓介にたずねる。丁寧だがかなり刺のある口調だ。
「今日はここで白百合女学園3年A組の生徒を集めてパーティがあったはずですよね?彼女たちはどこにいったんです?」啓介は尋ねる。
「…」豊も亜弥も黙ったまま何も言わない。啓介は言葉を続ける。「じゃあ私が答えを言いましょうか。ジャマーの基地に連れて行かれた。どうです?」
「その答えはお前には永遠にわかることはないだろう」豊はそう言うと手にしていたステッキを振り上げ啓介に襲い掛かった。啓介は間一髪それをかわしたがステッキはテーブルに当たった。テーブルは真っ二つになった。それは人間の力ではなしえないことだった。
「もしやこいつらは…」啓介はジャンプすると手刀を豊のこめかみに当てた。すると豊の顔から人工皮膚がはがれジャマー戦闘員の顔が出てきた。啓介は続けて亜弥にも手刀を当てた。すると亜弥の顔からも人工皮膚がはがれてジャマー戦闘員の顔が出てきた。
「ジャマーの敵、羽村啓介。死ね!!」戦闘員に改造された豊と亜弥は啓介に襲い掛かるが改造人間としての性能は啓介のほうが上だった。啓介は二人に必殺の鉄拳を打ち込む。
「グフェ!」奇声を発する二人。続けて啓介は二人の頚動脈に手刀を当てた。啓介の手刀は二人の首を確実にはねた。床に豊と亜弥の首が転がり落ちる。
「やっぱりジャマーの仕業だったか…」啓介はつぶやく。だがその時「ウォー」。戦闘員姿の大樹が短剣を持って襲い掛かってきた。


493 名前:PRIME mailto:age [04/12/22 00:58:04 ID:09+UEu85]
「死ね!羽村啓介!」「まだ残党がいたのか」大樹は他の戦闘員に比べるとかなり性能が高いようだ。啓介のままでは勝てそうにない。「よし、変身だ」
啓介は左手を自分の顔面の前に斜めに掲げて半円を描きVサインをした右手を前に突き出して叫ぶ。「ビクトリーオン!」
その瞬間バックル内のVの字が光りだし前に飛び出した。その光は啓介を包んだ。啓介は叫ぶ。「Vサイバー」
悪の組織ジャマーと戦う正義の電脳勇者Vサイバーの登場だ。「現れたな、Vサイバー」大樹は短剣でVサイバーを襲うが所詮は戦闘員。難なくかわされてしまった。
「電撃ニーキック!」Vサイバーのニーキックが大樹のみぞおちをヒットする。「うっ!」大樹はその場にうずくまる。
「ビクトリーパンチ!」Vサイバーの拳が大樹の体をぶち抜いた。「ぎゃあ!」大樹はその場に倒れる。もはや虫の息だ。
Vサイバーは大樹に近寄り言う。「少女たちはどこに運ばれたんだ、言え!」胸ぐらをつかみ拳をちらつかせるVサイバー。
「ポイント603…」そう言うと大樹は絶命した。
Vサイバーはおやっさんにすぐに連絡する。「おやっさん、早苗ちゃんたちはポイント603にとらわれているようです」

494 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [04/12/25 00:55:26 ID:q8G4BPzc]
母親改造の発端となった前スレの313氏の書き込みにあったバイオレンスジャックのアイアンカイザー編ってどんな話なのかな?
そこに母親改造の話があったみたいだが。誰か詳しい話知らない?

495 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/25 03:12:16 ID:hd4T8PPq]
ttp://yotsuba.saiin.net/~kanai/roman/kaigakan2/reika.html

「改造人間レイカ」
夕咲麗香は愛する恋人の裏切りで、悪の秘密組織に売り渡され改造人間 にされてしまった。
しかし彼女の心は悪の洗脳に打ち勝ち、その超人的な力で秘密組織を自力 で脱出。自分を売った恋人に復讐を誓ったが、 その恋人もまた組織の手により怪人化されていた。そこで彼女は、自分以外 にも改造をされた人間達がいるという事実を知る事になる。
彼女は自分の正体を隠し、一人孤独に組織の追っ手と戦いながら、 次第に正義の心へと目覚めてゆくのであった、、、
がんばれ、レイカ!!

496 名前:BeeF [04/12/26 23:08:05 ID:K0SmmsgL]
皆さま、楽しいクリスマスを過ごされましたでしょうか? BeeFです。
暮れの忙しい間を縫って書いていた、>>358氏、>>372氏、>>433氏、>>434氏ほかの
リクエストによる、『スカイライダー』サソランジンの改造SSが、ようやく完成いたし
ました。
漏れのポリシーである「蜂女への改造」ではないため、当初は軽く書こうと思っていたの
が、気がつくと以前の「ショッカー蜂女」SSに匹敵する、とてつもない長さになってし
まいました。内容的にも、女性改造の原点に戻って手術そのものをねちこく描写した、い
わば漏れの代表作と言って良い出来になっています。
ただ、あまりにも長いので、発表方法が難しくなってしまいました。本スレに貼るとした
ら単純計算で約60レス分。これを実際にやると、皆さんにとって非常に迷惑になるだろう
と考え(どうやら新スレ移行も迫っているみたいだし)、今回は自分のサイトで公開し、
そのURLをここに貼るかたちでの発表に、変えさせていただきます。
楽しみに待っていて下さった方々には、個人的な我儘でご迷惑をお掛けして申し訳ありま
せんが、何卒ご理解よろしくお願いいたします。
タイトルは【紅の復讐者】。URLは以下のとおりです。
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/story_ex2-1.html
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/story_ex2-2.html
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/story_ex2-3.html
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/story_ex2-4.html

また「蜂娘祭」でおなじみの舞方雅人さんから、新しい改造SSの寄稿をいただきまし
たので、同様にサイトで公開中です。若いキレイなママと女子高生のその娘が、悪の組
織に捕まって、それぞれ異なる方法で改造されてしまうストーリーです。
漏れのSSとはまったく風味が違う鬼畜系SSですので、こちらもぜひご覧下さいませ。
【母娘改造】
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/other_ss/maikata2-1.html
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/other_ss/maikata2-2.html

497 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/27 01:53:03 ID:cjy/xJl2]
>>BeeF氏
凄い、オリジナルを越えてる……。
次回作も楽しみにしてます。



498 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/27 13:57:17 ID:YpRh/Ag+]
>>498
要所要所でオリジナルとオーバーラップするのが面白かったです
(まさか「あの」サソランジンまでネタで出てくるとは!)

BeeF氏の発表形態はこの形でもいいんじゃないでしょうか?
スレ上より改行等の関係もあって読みやすかったですし・・・

499 名前:498 mailto:sage [04/12/27 14:14:55 ID:YpRh/Ag+]
あ、すみません。少しバレをやっちゃったか?気をつけます・・・

500 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/27 22:35:59 ID:DoWQOAjM]
さりげなく500get!

501 名前:PRIME mailto:age [04/12/28 01:39:45 ID:UdCHNZLA]
BeeF様
新しいSS読みました。あまりの力作ぶりに一気に読みとおしてしまったほどでした。
改造にいたるまでの精密な描写。私には到底真似できません。私の場合大雑把なもんで。
でも考えてみればあのリカ博士もネオショッカーの犠牲者なんですよね。以前私が書いたSSの石川怜は自らの意志で悪の組織に魂を売り、傲慢な態度を取った挙句仲間に裏切られ改造され殺されました。
それに比べるとリカ博士は拉致されて改造されそして殺された分かわいそうだったと思います。
ところでスカイライダーの第4話で私はゼネラルモンスターに対する感情が一気に悪くなりました。今でも特撮史上最も憎むべき悪役キャラナンバー1です。
それゆえにゼネラルモンスターが仲間であるはずの魔神提督に見捨てられ処刑されると言う惨めな末路には溜飲が下がりました。
一般的にスカイライダーのファンの間ではゼネラルモンスターの末路は否定的にとられてますが自分としてはあの末路は正解だったと考えています。
誇り高い死に方ができるのは愛すべき悪役だけって言うのが自分のポリシーなんで惨めな末路のゼネラルモンスターは正直ざまあみろと言う思いでした。
彼に比べたら魔神提督はマヌケなというか人のいいおっさんにしか見えません。やってることは魔神提督も結構残酷なんですけどね。その点では地獄大使も同じと言えます。
まああそこまで憎々しくゼネラルモンスターを演じ切った堀田さんの演技力には脱帽しますが。
なんかスレ違いになってしまってすみません。私も早くSS仕上げないと。

502 名前:PRIME mailto:age [04/12/28 01:54:46 ID:UdCHNZLA]
「何ポイント603?わかった」おやっさんは通信を受け貴司に言う。「ポイント603へ急行してくれ」
「ポイント603というとここですね」貴司が地図を指す。ICPOの暗号解読技術を駆使し貴司はジャマーの基地ポイント603の位置を割り出したのだ。
「早苗、早苗。無事でいて…。」千鶴は祈る思いで妹の名前を口にした。おやっさんはスピードをあげた。

一方ここはポイント603。郊外にある廃業した病院の廃墟がある。ここをジャマーは前線基地にしていたのだ。
廃墟の周りでは男性戦闘員が警備にあたっている。ここの地下にジャマーの基地があるのだ。
おやっさんたちのワゴンがついた。「よし、いくぞ」おやっさん、貴司、千鶴の3人はポイント603に忍び寄る。

白百合女学園3年A組の少女たちはトラックから下ろされた。少女たちは目を覚ます。「う〜ん、ここはどこ?」
「お目覚めのようね」ひなのが邪悪な笑みを浮かべながら少女たちに近づく。「石川さん、これは何の真似なの!?」早苗が叫ぶ。
「あら、言ったでしょう。面白いショーが始まるって。ただしショーを演じるのはあなたたちだけどね」
「それは一体どういうこと!?」早苗の問いかけにひなのは言う。「今日のショーは改造手術よ」
そこへ幹部科学者ドクターゼロがやってくる。「ご苦労だったなローズジャマー。いきのいい新鮮な素材がいっぱいだな」幹部科学者は嬉しそうに言う。
「はっ、お褒めに預かり光栄です。これだけ素材が集まればよりどりみどりでございます」ひなのはねぎらわれ嬉しそうに言葉を返す。
「ではこやつらをわしの開発した改造素体判定機にかけろ」ドクターゼロは言う。
「おら、さっさと歩け」女性戦闘員たちが少女たちを連行する。少女たちの前に奇妙な機械が現れる。
ドクターゼロは得意げに言う。「これは改造人間の素材となる人間を判定する機械だ。この機械のおかげで適材適所が実現するわけだ」
その機械は大きなボックス型で上に信号機のような赤青黄の3色のランプがついていた。少女たちはそこに並ばされる。

503 名前:PRIME mailto:age [04/12/28 02:09:22 ID:UdCHNZLA]
まず1人目の少女がボックスに入れられる。しばらくして黄色ランプが点滅した。
「よし、こいつは戦闘員だ」ひなのが叫ぶ。その少女は戦闘員候補の檻に入れられる。
2番目の少女が入れられる。しばらくして赤いランプが点滅した。
「こいつは戦闘員にもならん。奴隷及び実験材料候補の檻に入れろ」ひなのの命令でその少女は別の檻に入れられる。
「石川さん、あなた頭がおかしいわよ。どうしてクラスメートの私たちにこんなひどいことをするの」早苗が叫ぶがひなのは耳を貸そうとはしない。
「私があなたたちのクラスメートだったのは過去の話。今の私は栄光ある組織ジャマーの一員よ。そしてあなたたちも私の仲間にしてあげるわ。クラスメートのよしみで」ひなのは微笑みながら言う。
この間にも次々と少女たちは判定機にかけられ選別されていった。そこには人間の尊厳など微塵もなかった。
そのうち残ったのは早苗一人になった。ドクターゼロが言う。
「まだ青色ランプが点滅したものはおらんな。こいつはどうやら」
ひなのは早苗を押し込める。「さあ天野さん、あなたもここにはいるのよ」「嫌、嫌〜!」抵抗空しく早苗も入れられる。
しばらくして判定機は青ランプが点滅した。「こいつは怪人にふさわしい」
「よかったわね、天野さん。あなた私と同じ怪人になれるのよ。戦闘員よりも上の立場の。私あなたのことが嫌いだったけどこれからは同じ仲間よ。歓迎するわ」
ひなのはおびえる早苗の神経を逆なでするようににこやかに残酷なことを言う。
「嫌、怪人になるなんて嫌!」早苗の絶叫が空しく響く。他の少女たちも震えながらこの光景を見ていた。

その頃おやっさん、貴司、千鶴は突入するタイミングを狙っていた。「やつらの隙を突いて突入するぞ」おやっさんの言葉にうなずく二人。しかし、
「おい、侵入者だ。捕まえろ!!」戦闘員たちに見つかる3人。
「くそ。おやっさん、俺がやつらと戦います。おやっさんたちは早く基地に」貴司が応戦する。
「よし。貴司、頼むぞ」おやっさんと千鶴は基地に突撃しようとするが戦闘員に囲まれてしまう。同時に貴司も多勢に無勢で捕まってしまった。
3人は基地に連行された。

504 名前:BeeF mailto:sage [04/12/28 23:27:06 ID:S67zp/LE]
>>497様,>>498
ありがとうございます。感想はとても励みになります。
SSの発表形式ですが、今回のようにした方が良ければ以後そうさせていただきます。
まずこちらに貼ってくれとおっしゃられた、前スレ634氏のご意見が気になりますが、
今後も必ずこのスレで告知はするつもりです。
まあ、他の方のご意見もあるでしょうから、少し様子を見ます。

>>PRIME様
今回はシチュエーションがたまたま、PRIME様のSSとかぶってしまったようですみません。
ただ女科学者のリカちゃんは、PRIME様の009石川怜に感化されて生まれたのも確かです。
ただサソランジンに改造された美也さんには、ゼネラルモンスターを憎んでくれるのはいいけど
自分を改造した科学者には憎しみの矛先を向けて欲しくありませんでした。
(でないとオリジナルの話から離れてしまいますからね)
だから、女科学者はわざと美也さんより精神年齢が低くて子供っぽい、ロリ顔のキャラにして、
あんまり憎しみが湧かないようにしたんです。悪役らしからぬ可愛い名前もそのせいです。

いよいよPRIME様のSSもクライマックスですね。たぶん早苗ちゃんは改造前に助かるんで
しょうが、どんな女怪人にされる予定だったのかだけは、教えて欲しいです。

505 名前:PRIME mailto:age [04/12/29 01:52:25 ID:uKlePXSl]
BeeF様
シチュエーションがかぶったと言われますが気になさらないで下さい。まあ素材判定機は私も前々から考えてた小道具ではありましたが。
それと早苗の改造モチーフですが、それはおいおい明かしていくと言うことで。でもBeeF様のご指摘どおり大体展開は見えてますね。
それにしても早く完結させないといけないですね。

506 名前:PRIME mailto:age [04/12/29 02:09:31 ID:uKlePXSl]
その頃早苗は手術台に固定されていた。首しか動かすことができずもがく早苗。
「石川さん、私たちをここから解放して」早苗は必死に訴えるがひなのは聞く耳をもたない。
「天野さん、そしてみんな。石川ひなのなんていう人間はもういないのよ。ここにいるのは栄光ある組織ジャマーの戦士ローズジャマー」ひなのはそう言うとローズジャマーに変身した。
「ヒッ、化け物!!」早苗はクラスメートの変身を目の当たりにして思わず悲鳴をあげた。「石川さん!?」「嘘…」「きゃあ!」他の少女たちも次々と悲鳴を上げる。
「あら、化け物とは随分な言い方ね。あなたも私と同じ姿になるのよ。そうでしょ、ドクターゼロ」ひなのはドクターゼロのほうを向く。
「うむ、彼女はさしずめモンシロチョウの改造人間にしよう」そう言うとドクターゼロは完成予想図を見せた。
「いや、いやよ。改造人間なんて嫌!!」早苗は悲鳴をあげる。
「大丈夫よ天野さん。はじめは私も嫌だったけど今は改造人間になれたことを感謝しているわ。あなたもすぐにそうなるわ」ひなのは早苗をなだめるように言う。

とそこに
「ねずみが3匹迷い込みました。Vサイバーの仲間です」戦闘員がおやっさん、貴司、千鶴の3人を連行しドクターゼロに報告する。
「ほほう、ではこいつらも改造素体判定機にかけるとするか」ドクターゼロは言う。
千鶴はふと手術台に目をやる。するとそこには早苗が固定されていた。「早苗!!」千鶴は叫ぶ。
「お姉ちゃん!!お姉ちゃん助けて!!」早苗は姉の姿を見て悲鳴をあげる。
「あんたたち、妹に何するつもり!?」千鶴はドクターゼロやローズジャマーに噛み付くように言う。
「知れたこと。お前の妹を改造人間にするのだ。栄光に思え」ドクターゼロは傲慢に言う。
「冗談じゃないわ。改造人間だなんて。ここにいる皆を解放しなさいよ」千鶴は内心ではおびえながらも精一杯強気を装いながらドクターゼロに噛み付く。しかし
「馬鹿を言え。せっかくの素材をむざむざ手放す馬鹿がどこにいる。心配せずともお前も改造人間にしてやる」ドクターゼロはまったく聞く耳をもたない。


507 名前:PRIME mailto:age [04/12/29 02:37:38 ID:uKlePXSl]
その頃啓介もバイクでポイント603にやってきた。ふと見るとおやっさんたちのワゴンが置いてある。
啓介は近づいて中をのぞいてみた。ワゴンには誰も乗っていない。「もうおやっさんたちは中に入ったのか?」啓介はそうつぶやくとジャマーの基地にそっと近づいていった。
基地の周辺はおやっさんたちの侵入の後とあって警備の戦闘員が増員されていた。手にマシンガンを持って戦闘員たちは警戒にあたっている。
「こりゃやすやすと入れそうにないな」啓介はそうつぶやくと物陰に隠れチャンスを待つことにした。
そのうち一人の戦闘員が啓介の潜む物陰のあたりにやってきた。「おや?」不審に思った戦闘員は啓介のところに向かう。
「とりゃ!」啓介は突然戦闘員に襲い掛かる。「貴様は羽村啓介…!!」反撃する間もなく倒される戦闘員。啓介は戦闘員の衣装を奪い取りそれを着た。
そこに他の戦闘員がやってくる。「今物音がしたが何かあったのか?」戦闘員に化けた啓介に尋ねる戦闘員。
「いや、なんでもない。ネコが1匹いただけだ。ここは大丈夫だ。」啓介はそうごまかす。
「そうか。ならいい。さっきVサイバーの仲間が忍び込もうとしたからな。まあすぐに捕まえたが。警備は厳重にしないとローズジャマー様に叱られる。何しろヒステリーな方だからな」戦闘員はウンザリしたように言う。
(何!?おやっさんたちが)啓介は驚きながらも何とか救出のチャンスを狙おうとしていた。
ふと見ると他の戦闘員が秘密の入り口から基地内部に入ろうとしている。(あそこが入り口か)啓介は入り口の場所を確認すると侵入のチャンスを待った。
それからしばらくして啓介はあたりを見回した。幸い誰もいない。(よし今だ)
啓介は秘密の入り口から基地に侵入した。



508 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/29 12:30:58 ID:OcBj15I7]
早苗タンの改造手術、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

PRIME氏へ。せっかくの改造手術を途中で邪魔されるなんてザンコクなことはやめて、
千鶴タンともども、立派な改造人間として生まれ変わらせてあげて下さい。
その後だったら、Vサイバーに助けられて正義のヒロインになるのも可。

509 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/29 21:13:11 ID:ARem41vc]
やっぱり二人とも脳改造まで施して、ジャマーの一員となるのが萌えです。
悪の心となってVサイバーに倒されるのがよいのでは?

510 名前:PRIME mailto:age [04/12/30 02:04:14 ID:uWYxfLVz]
>>508さん
>>509さん
う〜ん、随分と難しい注文をされますねえ(苦笑)。
私のSSのパターンからするとBeeF氏も仰っているように大体展開も見えていますからね…。
ただ今のSS執筆と同時に新しいSSも構想中です。新しいSSではいろんな意味で残酷な話になっていると思うのでそっちのほうに期待してもらえれば幸いです。

511 名前:PRIME mailto:age [04/12/31 01:57:19 ID:pTjtGymO]
その頃手術台の上では早苗の手術が行われようとしていた。
「やい、ジャマー。早苗ちゃんを皆を解放しろ!」おやっさんは檻の中から叫ぶがドクターゼロは耳を貸そうとはしない。
「黙れ、ジャマーの一員になることによって永遠の命を得ることができるのだ。ありがたく思え」ドクターゼロは手術を執り行おうとする。とそこへ
「大変です!」一人の戦闘員が飛び込んでくる。
「一体何事だ。この忙しい時に」手術開始を邪魔されたドクターゼロは不機嫌に言う。
「Vサイバーが基地に侵入しました」戦闘員は報告する。
「何、Vサイバーが。直ちに警備を強化しろ」ドクターゼロは命令する。ひなのも戦闘配置につこうとする。「お前も早く行かないか!」ドクターゼロは戦闘員に命令する。
「はっ!」しかし、戦闘員は突如手術台のレバーを引く。すると早苗の手足を拘束していた手かせ足かせが外れた。「えっ!?」驚く早苗。
続けて戦闘員はおやっさんたちや少女たちが監禁されている檻にマシンガンを発射した。マシンガンは檻の鍵を破壊した。檻から逃げる人質たち。
「これは何の真似だ。貴様、ジャマーを裏切る気か!?」ドクターゼロは戦闘員に怒りをあらわにするが「はっはっは」戦闘員はマスクを脱ぐ。それは羽村啓介だった。


512 名前:PRIME mailto:age [04/12/31 01:58:48 ID:pTjtGymO]
「き、貴様は羽村啓介!!おのれ、よくもこんな真似を」怒るドクターゼロを尻目に啓介は戦闘員めがけマシンガンを乱射する。次々と倒れる戦闘員たち。
啓介はマシンガンを奪い取るとおやっさんと貴司に渡した。「早く少女たちを連れて逃げてください」「わかった」「啓介、死ぬなよ」おやっさんと貴司は人質を連れて脱出を図る。
千鶴は早苗と再会した。「早苗!」「お姉ちゃん…、怖かったよ…」泣きじゃくる早苗を抱きしめる千鶴。しかし、おやっさんがたしなめる。「感動の再会は後だ。まずは皆を脱出させないと」
おやっさんと貴司の手引きで少女たちは逃げ出す。残ったのはドクターゼロに改造手術スタッフ、そして羽村啓介だった。
「おのれ、羽村啓介。よくも我が計画を…!」怒るドクターゼロに啓介は答える。「ドクターゼロ、少女たちを改造してジャマーの手先にしようと目論むとは。許せん!」
啓介はマシンガンを乱射する。銃弾は改造スタッフの命を奪っていった。そしてドクターゼロも流れ弾にあたる。
「わ、わしは死なない…。わしにはまだまだ野望が…」野望を夢見ながら絶命するドクターゼロ。

だが、そこにひなのが現れる。「ジャマーの敵、羽村啓介。ジャマーの野望を阻む者は許さん!」
「やっぱりお前はジャマーだったんだな。クラスメートをだまして悪の手先にするとは。見下げはてた奴だ」啓介は叫ぶ。
「黙れ、ジャマーは偉大なり。バ〜ラ〜」ひなのはローズジャマーに変身する。
「ビクトリーオン!」啓介もVサイバーに変身する。「Vサイバー!」



513 名前:PRIME mailto:age [04/12/31 02:17:06 ID:ReuSkqlz]
啓介の変身と同時に女性戦闘員が現れる。ひなのの手下、そして暴走族紅蜥蜴だ。
「親父狩りの少女たちにレディースか。悪事の果てにジャマーに魂を売ったか」啓介は(勘違いの)怒りに燃えた。
「死ね、Vサイバー!」女性戦闘員たちは短剣でVサイバーに襲い掛かる。しかし、「サイバーブレード!」Vサイバーの必殺武器、サイバーブレードだ。
Vサイバーはサイバーブレードで女性戦闘員たちを切り捨てていく。「うっ!」「きゃあ!」「ぐっ!」うめき声をあげて絶命する女性戦闘員たち。
Vサイバーはローズジャマーと対峙する。「なぜ、ジャマーに魂を売った。しかも両親まで改造するとは」Vサイバーは怒りに燃えて叫ぶ。
「お前に答える必要はない。私は栄光あるジャマーの戦士、ローズジャマーだ」ローズジャマーも叫ぶ。
「死ね、ポイズンスティンガー!」毒の刺がVサイバーを襲う。Vサイバーはかろうじてかわすが刺はひっきりなしに飛んでくる。
ブシュ!一瞬の隙をついて刺がVサイバーに刺さる。「うっ!」うめきながらその場に膝をつくVサイバー。
「ほほほ、もう1発この刺を食らうとお前はおしまいよ」笑いながらローズジャマーはVサイバーに迫る。
(くそ、目がかすむ。何とかしなければ…)絶体絶命のVサイバー。しかし、力を振り絞って立ち上がる。「さあこい、ローズジャマー!」


514 名前:PRIME mailto:age [04/12/31 02:21:12 ID:ReuSkqlz]
「しぶとい奴。ならこれで最後だ!ポイズンスティンガー」ローズジャマーは刺を発射する。しかし、「ブレードスラッガー」
Vサイバーはサイバーブレードを野球のバットのように握り飛んできた刺を打ち返した。刺は全部跳ね返される。
「な、何!?私の刺が破られるとは…」ローズジャマーは悔しそうに叫ぶ。「スティンガーホイップ!」今度はバラの刺のついた鞭でVサイバーを襲うローズジャマー。しかし必殺のポイズンスティンガーを破られたローズジャマーなどVサイバーの敵ではない。
「サイバーブレード、乱れ切り!」Vサイバーはサイバーブレードでローズジャマーを滅多切りにする。「ぎゃあ!」彼女の悲鳴が基地に響き渡る。
「サイバーエネルギーチャージ!」サイバーブレードが光りだす。サイバーブレードを掲げてVサイバーは突進する。
「ビクトリーブレーク!」サイバーブレードでVの字にローズジャマーを切り裂く。
「う、うう…。私はローズジャマー。ジャマー万歳!」ローズジャマーはそう叫ぶと爆発四散した。石川ひなのはローズジャマーのまま散っていった。

「しくじりおったか、ローズジャマーめ。女性戦闘員の増加どころか今までの女性戦闘員も死なせるとは。この役立たずめ!かくなる上は」
隠しカメラで一部始終を見ていた本部の首領はいまいましげにつぶやき前線基地の自爆スイッチのボタンを押した。爆発し崩れ落ちていく基地。
「ジャマーの裏切り者Vサイバー。このまま死ね。ははは」首領の笑い声が響き渡る。
「このままでは俺も潰される。オートサイバー!」Vサイバーは叫ぶ。するとVサイバーのバイクオートサイバーが壁をぶち破って現れた。
Vサイバーはオートサイバーにまたがり基地を脱出した。直後基地は大爆発を起こして崩壊した。

515 名前:PRIME mailto:age [04/12/31 02:38:37 ID:6YYgKxoH]
その頃、おやっさんたちは基地の外にいた。成り行きを見守るおやっさんたち。
すると突然病院の廃墟が爆発した。すさまじい爆風におやっさんたちは思わず地面にひれ伏す。
「おやっさん、俺が様子を見に行きます」貴司が様子を見に行こうとすると「おやっさん!」啓介がひょっこり現れたのだ。
「啓介、お前無事だったのか。よかったよかった」おやっさんも貴司も嬉しそうに啓介に駆け寄る。

だが、早苗や少女たちは未だにショックを隠しきれずにいた。「まさか石川さんがジャマーだったなんて…」千鶴にしがみついたまま早苗はポツリとつぶやく。
他の少女たちもひなのの正体を知って一様に打ちひしがれていた。その光景は痛々しかった。
「彼女たちの心の傷は深いでしょうね。クラスメートが悪の手先だったんですから…」啓介はつぶやく。
「そうだな、だがやがては心の傷も癒えていくだろう。またそうでないとな…」おやっさんも言葉少なげに言う。
「啓介さん、私怖かった…。どうしてもっと早くきてくれなかったの。馬鹿馬鹿」早苗は泣きながら啓介を叩いた。
「さあ、帰ろう。怖い思いはもうたくさんだ」見かねた貴司が早苗たちに声をかける。千鶴も黙って見守っている。
おやっさん、貴司、千鶴に先導されて少女たちは帰路に着いた。
一人残った啓介は廃墟を見つめていた。「ジャマー、なんと恐ろしく油断のならない奴らだ。俺は絶対に奴らを許さない」
啓介は誓いを新たにするとおやっさんたちを追っていった。
(完)

516 名前:PRIME mailto:age [04/12/31 02:48:56 ID:6YYgKxoH]
以上でSS完結しました。
今回のSSは正直言って失敗作でした。自分自身の不始末によるブランクによって感覚が鈍ったこともありますが、何よりも設定をうまく生かしきれなかったことが失敗の原因だと思います。
また天野姉妹を改造してという要望もありましたが、この2人はライダーシリーズで言うライダーガールのようなものです。
ライダーガール的キャラを改造することは不適切と思いまた何よりも悪女改造という私のポリシーに反しますので改造しませんでした。申し訳ありませんがその点をご了承くだされば幸いです。
後今新しいSSを構想中です。それでまたお目にかかれればと思います。
いずれにしても私のつまらないSSにお付き合いくださりありがとうございました。また新しいSSを発表する時はよろしくお願いします。
それでは皆様よいお年を。

517 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/31 03:20:14 ID:2PvlbHoV]
GB。禿しく乙彼。>>PRIME氏



518 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/31 03:32:25 ID:mg1s2377]
楽しませていただきました。お疲れ様です。

519 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/12/31 22:35:38 ID:i+0MqPf5]
BeeFとCHIELIのIPが同じなんですけど

ttp://bbs.infoseek.co.jp/Board01?user=wild_fire

520 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/01 13:48:49 ID:HjvmwoTO]
あけおめ〜。ことよろ〜。

521 名前:BeeF mailto:sage [05/01/01 16:34:07 ID:MD7OA1S7]
皆様、新年あけましておめでとうございます。

>>PRIME 様
SS完結おめでとうございます。
途中ブランクが開いて大変でしたね。確かに予想通りの展開だったかも知れませんが、
王道の娯楽編として楽しめました。改造手術の魔の手が、もう少しぎりぎりまで早苗ちゃん
たちに迫れば(例えば全裸にされて予備注射を打たれて、レーザーメスが目前に迫る位)、
もっともっと萌えられたかも。次回作も楽しみにしています。
そうそう、完結したSSは既にサイトにUP済みですので、ご安心下さい。

>>519
ご指摘ありがとうございます。
実はCHIELIの正体は、漏れを舞い上がらせてかつごうとした、漏れの相方の仕業でした。
正月早々CHIELI名義で、顔写真付きの年賀メールが送られてきて、激しく萎えました orz。
これまで隠れてサイト運営していたのですが、とうにお見通しだったらしく、恥ずかしい
SSに本名を使われたことへの復讐で悪戯を仕掛けたとのこと。途中何度もヒントを出した
のに漏れがまったく気付かなかったことをなじられましたが、何とか許してもらい、サイト
継続の許可ももらえました。あーよかった。
結果的にCHIELIの物思わしげな書き込みは、一部の人の興味を引いたらしく、他の方々を
巻き込むかたちで迷惑を掛けてしまったので、CHIELIの中の人にはBBSにおいてお詫びを
書かせました。私からもここで謝罪したいと思います。お騒がせいたしました。m(__)m

522 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/02 04:22:40 ID:fBiSPN1n]
自分のサイトで自作自演するのは勝手だが、嘘の上塗りは見苦しい。

523 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/02 22:53:40 ID:BQiGYrsO]
そっとしといてやれ

524 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/03 03:20:32 ID:GPxUwR/q]
この手の相方、同居人、家族がやったという話は大抵がウソ

525 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/03 13:53:58 ID:UZT8B4ig]
ここでジサクジエンしすぎて癖がついたんだろうな
まあ大目に見てやれや
SS職人は生かさず殺さず(・∀・)

526 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/03 13:56:16 ID:sn3CyrwX]
はい!!!

527 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [05/01/03 23:42:03 ID:oK+rMjay]
それでこのスレ後どの位のレス数で容量がいっぱいになるの?



528 名前:BeeF mailto:sage [05/01/04 00:24:20 ID:vedmS49A]
おやおや。人が忙しい正月を過ごしていたら、妙な方向にスレが進んでますね。w
どうせ騒いでいるのは例の粘着くんただ一人でしょうから、スルーするつもりでいたんですが、
漏れを心配してくれるメールが入りましたので、そういう方々に安心してもらうためにちょっと
だけ書き込んでおきます。
粘着くんどうやら、漏れがCHIELIを自作自演したと言いたいみたいだけど、漏れの立場からすると
それはあり得ないですよ。正常な判断力をお持ちの方はそれがわかるでしょうから、以下の書き
込みを読まれて、どちらが正しいか各自判断して下さいな。

BeeFは、これまで書いたSSをプロファイリングしてもらえばわかる通り、結構年配です。
漏れくらいの年になると、人間の価値は「その人がどういう成果を残したか」で決まるものだ
ということをはっきり悟るものです。偽りの賞賛など何の意味も無い、ということをね。
BeeFとしても漏れの評価は、これまでに書いたSSの全てと、漏れのサイトのアクセス数が
全てです。これだけあれば充分。評価する人は評価するし、他には何ひとつ必要ない。
つまり、仮に漏れが自作自演するとしても、それには何のメリットもないわけです。だいたい
漏れがCHIELIを演じたとしても、第三者がそこに見るのは「若い女の子に手玉に取られる中年男」
の姿でしかないでしょう? 何が悲しゅうて、そんなものを演じなければならないんだろうw
それが悲しいかな、引きこもりの社会経験の無い人にはわからないんでしょうね。


529 名前:BeeF mailto:sage [05/01/04 00:26:21 ID:vedmS49A]
それに、これがもっと大事なことですが、「SS作家は、自作自演するならもっと巧妙に行う」
ということ。何しろ、伏線を張り巡らせてそれを一気に回収するのが普段の仕事なんだから。
仮に漏れが自作自演するとしたら、もっと時間をかけて、第三者の目から見ても不自然になら
ないようにしますね。だいたい「すぐに写真を送る」なんて怪しい台詞は絶対書かない。
今回は、漏れの性格を良く知った相方が、数日で正体を明かすつもりの短期決戦で挑んだので、
騙す対象は漏れ一人で充分。第三者の目から見れば不自然なところがいっぱいあったと思います。
これが自作自演なら、最初から第三者に見せるつもりで書き込むはずなので、そういう部分は
できるだけ排除しますよ。SS作家をなめんじゃねえぜ!w

あと、1日は漏れも激昂していたのでつい>>519 に社交辞令を送ってしまったけど、BeeFと
CHIELIのIPは全然違いますよ。漏れは自宅から地方弱小ISPを経由して、CHIELIは相方が
自分の事務所から大手ISPを経由して書き込んでます。一致しているわけがない。
BeeFはそもそも、連続投稿規制を回避するために複数のISPと契約しています。自作自演する
としたらそれらを使い分けるのが当然。IPが一致するなどというヘマをするものですか。

はい論破終わり。書き込みを遠慮しておられた皆さん、これでスレも正常化しますからご安心を。

530 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/04 00:45:38 ID:kKnnuPWs]
いや、BeeFさん。
それはけんか売ってる。

531 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/04 03:34:52 ID:NhBcwEei]
>>527
あと20レスくらい。そろそろ誰か、次スレを立てた方がいいかと・・・

532 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/04 05:37:51 ID:3HtrXjwu]
>BeeF氏
流石に引いた・・・

533 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/04 07:02:33 ID:/9P3UIJq]
新スレ立てまつた。
「おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目」
tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1104789686/l50

534 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [05/01/04 13:44:36 ID:XKsVD0po]
騙りかとオモタ

535 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [05/01/04 21:59:34 ID:vFnNIetf]
>>533
乙です。しかし、直リンできないの?
tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1104789686/l50


536 名前:BeeF mailto:sage [05/01/05 01:56:47 ID:r+6Y6WWy]
>>530,532
確かに。私怨でスレを荒らしているのは私の方ですね。申し訳ございません。
正月からプライベートで色々あったもので、気が立っていたようです。
スレを殺伐としたものにしてしまったお詫びに、ちょうどスレが変わることでもあるし、
今後はBeeFの活動はサイト中心とし、本スレへの書き込みは最小限に留めることにします。
SSは引き続き書きますので、そのURLを告知するためにスレを訪問しますが、それ以外の
書き込みは遠慮させていただきます。もちろん、いかなる煽りも徹底無視いたします。

なおPRIME氏や325氏、そしてまだ見ぬ新SS職人さんたちがSSを書かれたら、まとめ
サイトにこれまでと同様、掲載させていただきますのでご安心下さい。
また漏れに対するSSのリクエストも従来同様受け付けます。ただし具体的に漏れに対して
呼びかけられた場合のみ反応いたしますので、ご注意下さいね。

それでは皆様、新スレで引き続き、改造萌えの世界をお楽しみ下さいませ。

537 名前:BeeF mailto:sage [05/01/05 23:07:25 ID:jacA75aB]
皆様には大変申し訳ないのですが、家庭内のトラブルがのっぴきならないところまで
進んでしまい、これ以上、女性改造SSの執筆を続けることができなくなりました。
無期限で、新作SSの執筆をストップさせていただきたいと思います。

双子の女の子が母親に改造され、片方は悪の化身となって“機躰兵団”の先兵となるが、
もう一人が正義に目覚めるという次回SSの構想が完成していた矢先だったので残念です
が、決心は変わりません。何卒ご了解下さいませ。
もちろん皆様にご迷惑はお掛けしないよう、「蜂女の館」の、まとめサイトとしての機能
は残します。投稿SSがあれば、告知も行います。
ただ漏れが、新作SSを書けなくなるというだけのことです。名無しでの書き込みも行え
ません。

なおこの処置は、漏れが相方との関係を修復するためのもので、漏れの誠意が相方に伝わ
れば、いずれ再開することができるかも知れません。
ただそれがいつになるかは、現時点では何とも言えません。かなりの時間が必要と思われ
るのは確かです。

それでは皆様、長い間お世話になりました。PRIME様、325様、素晴らしいSSでスレの
始まりを飾って下さった新規登場の職人・SM様、そしてまだ見ぬ多くのSS職人の皆様
方、後はよろしくお願いします。








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