- 801 名前:素人A [2008/11/16(日) 08:07:43 ID:bVs8Z95x]
- 雪峰真覚大師が、あるとき門弟に説示していうに、「この一大事を会得しようと思うならば、
つぎのことに思いをかたむけよ。すなはち、わがふところのうちは、世界一面の古鏡のごとくである。 胡人が来れば胡人が現れ、漢人が現れる」と。 そのとき玄紗がたずねた「たちまち明鏡が現れるときはいかがですか」。 師「胡人も漢人も隠れている」。 玄沙「私ならそうは申しません」 師「では、おまえならどうか」 玄沙「どうぞおたずねください」 師「たちまち明鏡が現れたときはいかが」 玄沙「百雑粋(一切は木っ端微塵、原型をとどめぬ)」 道元。雪法のいう一大事とはなんのことか、と参学すべきであり、そして雪峰の古鏡をならうべきである。 「一面の古鏡の如く」の一面とは、まつたく辺がなく内も外もないことを言うのである。 あたかも「一つのまるい珠が盤の上を走って止まらない」、そうした自己のことである。 ・・・・と。 ???目の前が来れば、目の前が現れる。あーあ考えちゃ駄目だぞ我来た。
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