- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/06(月) 20:41:02.90 ID:ccDkvwF40]
-
ジュン 「うわっ!?だ、誰だよお前!?」 雪華綺晶「はっ!?わ、私は何を……」
- 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 13:58:13.96 ID:spThEzP40]
- >>282ワロタw
>>287 時間的に見るに、もしやあなたは俺と同じシフトの仕事をしているのでは? と俺は思ってみたり。だとすると、帰ってくるのは23時以降と言う事になるが・・・ はやく帰って来いっ!
- 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 14:02:53.14 ID:4jrWy0Nb0]
- ディーフェンス! ディーフェンス!
- 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 14:18:51.82 ID:O0YT5q45O]
- らっせーら!らっせーら!
- 302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 14:28:55.71 ID:oBLo1Lnl0]
- へーい!へーい!そおおおぉい!
- 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 14:48:57.19 ID:4cI/U1CBO]
- くそっ!
いいところでッ! だが良く考えればJUMって世界一幸せなキャラクターなんじゃないだろうか
- 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 14:50:58.38 ID:filxvZK0O]
- よーしおじさんは仕事しないでよんじゃうぞー^^
- 305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 15:00:58.74 ID:kZ6iiw/aO]
- オレの社長砲が限界なのですが
どうしたらよいのでしょう?
- 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 15:12:09.45 ID:qCT6ziyzO]
- やっとこさ追いついた
早く>>1戻ってこーい
- 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 15:18:00.52 ID:alKSaap8O]
- 安西先生続きが読みたいです
- 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 15:18:03.35 ID:er9af5D3O]
- >>305
迎え撃て。
- 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 15:34:32.66 ID:ZSD8NyutO]
- 雛苺in真紅「保守なのー☆」
- 310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 15:35:10.22 ID:G1pOaUSo0]
- >>307
安西「ほっほっ、諦めなさい」
- 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 15:48:10.15 ID:n3b1Jo1wO]
- やっとおいついたのに
>>1よ早く帰って来てくれ!
- 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 15:53:28.83 ID:ACLdokbhO]
- 俺はもう我慢できない……
- 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 16:18:19.64 ID:qCT6ziyzO]
- 保志
- 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 16:19:08.97 ID:ZSD8NyutO]
- >>1はまだか!!!
- 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 16:19:46.81 ID:4cI/U1CBO]
- 翠星石「キィィィッ!悔しいです!翠星石よりも雪華綺晶が求められてるなんて何かの間違いに違いないですぅ!」
翠星石「しょ…しょーがねぇです。保守してやるです…」
- 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 16:26:35.48 ID:zCnc14mz0]
- hosyu
- 317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 16:33:46.11 ID:6ECE6kAJO]
- ほしゅ
- 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 16:44:16.60 ID:+GlkZOSPO]
- いつ戻るんだろうか
- 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 17:02:17.59 ID:KMDBjCTB0]
- よーし。おじちゃんも保守しちゃうぞー
- 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 17:06:02.08 ID:kZ6iiw/aO]
- またまだ待てるぜメルツェール!!
- 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 17:16:01.17 ID:+C0kPwxXO]
- 風呂入れつつ保守
- 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 17:16:03.73 ID:zLT0Y2oJ0]
- 俺「ジュン登りィー!!!」
- 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 17:16:23.86 ID:kQwlhYyGO]
- うおおおおおおおおおおおおおおおおおやってやる!!!!!!!!
たとえこの指が砕け散ろうとも!!!!!!!!!!! 保守
- 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 17:20:27.73 ID:2ZlVHpwo0]
- JUMグルジム
- 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 17:34:57.24 ID:A1a5tpzXO]
- 保守
- 326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 17:39:38.14 ID:Vm1oQ0E8O]
- >>1はまだかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ
- 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 17:42:01.78 ID:Bf0PW2Q2O]
- 20:00〜20:30までには帰ってくるよきっと
- 328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:04:35.83 ID:KMDBjCTB0]
- んじゃ再開しますか
書き始めるからちょっと待て
- 329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:05:51.74 ID:mKKEzi780]
- キタ━(゚∀゚)━!
- 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 18:08:19.41 ID:NENQwXPW0]
- ィェァ ィェァ
- 331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:09:21.74 ID:+GlkZOSPO]
- キター
- 332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:10:37.23 ID:KMDBjCTB0]
-
自分の世界に、帰って。 雪華綺晶は、涙を流し続ける。 「う、う………」 分かってしまった。 もう、認めるしかなかった。 「うう、ううう………」 彼に、怒りを向けられて。 雪華綺晶は。 雪華綺晶の心は、軋んで、しまった。 「うー…………!」 雪華綺晶は。 彼に、そんな目で、見て欲しくなかったのだ。
- 333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:15:57.30 ID:KMDBjCTB0]
-
雪華綺晶は、彼に、求めていた。 優しい、視線を。 穏やかな、時間を。 そして、何よりも、温もりを。 「…………いた、い………」 胸が、心が、突き刺される。 「……痛い、です…………」 彼のあの目が。 優しさも、温もりもない、あの目が。 「…………いたい………!」 雪華綺晶の心を、どこまでも、えぐる。
- 334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:20:46.52 ID:BvFFcxgiO]
- きらきーo(><)o
- 335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:22:12.67 ID:KMDBjCTB0]
-
夢の世界を渡りながら。 ジュンは、真紅に聞く。 「……これで見つかるのか?」 「これしかないのだわ。もう、あの子は見失ってしまったし。 しらみつぶしに世界を巡って、あの子を探すしか手はないのよ」 「……きりがないな」 「そうね。じゃあ、やめる?」 「まさか」 「………まあ、あの子も自分の世界は持っているんじゃないかしら。 いくつも世界を渡っていれば、その内あの子の世界に辿り着くかもしれないわ」 「そうか」 「………どれだけ探せばいいかなんて、わからないわよ。 全ての世界を回ることなんて、永遠の命があっても無理な話よ」 「………探さないわけには、いかないだろ」 「……仕方ないわね。付き合うわ」 「ありがとな、真紅」 「いいのよ」
- 336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:25:45.95 ID:+GlkZOSPO]
- やっぱりきらきーはかわいいよ
- 337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:30:32.94 ID:KMDBjCTB0]
-
雪華綺晶の世界でも、ジュンがいるところでもない世界で。 「…………………」 「……………………」 「………………………」 「…………………お父様……?」 「…………………………」 「…………………どこ、ですか………?」 「……………………………」 「………………………………」 「……………お父様………?」 ―――紫のドレスの少女が、歩き出す。
- 338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:36:50.33 ID:jMxNjP/M0]
- きらきぃいいいいいいいいいいい!!!!!
- 339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:44:46.69 ID:KMDBjCTB0]
-
水晶の城の、広間の隅で。 膝を抱えて、雪華綺晶は考える。 「………ごめんなさい、お父様……」 雪華綺晶は、お父様の最後のドール。 お父様の、最後の希望。 物質に依存して、アリスたり得ない六人の姉とは違う、特別なドール。 精神世界にのみ存在する、物質に汚されないドール。 「………それなのに……」 物質の器を、手に入れて。 物質世界の人間と、触れ合って。 物質の穢れを、自ら、その身に受けてしまった。 「……雪華綺晶は、穢れてしまいました………」 姉達と、同じように。 物質世界に、依存してしまった。 お父様が雪華綺晶を精神体として作った意味を、 雪華綺晶は自ら踏みにじってしまっていた。
- 340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:48:42.37 ID:nB84Tv8L0]
- 作者
考えながら書いてるだろ
- 341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:49:32.10 ID:KMDBjCTB0]
-
精神世界に存在する雪華綺晶に、触れられる存在は、本来、いない。 だから、雪華綺晶に触れたことがあるのは、 雪華綺晶を作った、お父様ただ一人だった。 ただ一度だけの、お父様の温もりが、恋しくて。 だから、雪華綺晶は、お父様の温もりを求めて、アリスを望んでいた。 それこそが、アリスたるに相応しい、純粋な存在だったのだろう。 けれど、雪華綺晶はお父様以外に、触れてしまった。 お父様以外の温もりを、知ってしまった。 お父様だけだと思っていた雪華綺晶の幸福は、 お父様以外にもあるのだと、知ってしまった。 もう、雪華綺晶は、アリスに相応しくない。 「………私は、駄目な、娘ですわ…………」 雪華綺晶は。 膝を抱えたまま、涙する。
- 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:55:31.22 ID:KMDBjCTB0]
-
「……なーんで翠星石がそいつを探さないといけないんですか。 そんなやつほっとけばいいです。雛苺も戻ってきたんですし」 「あら、いいのよ、家に帰っても。 ただ、ジュンも私もnのフィールドを巡るのに忙しいから、あまり帰れないけれど」 「う……」 「ヒナもいくのー」 「なっ!ちび苺まで探すですか!?ローザミスティカを戻して起きたばっかなんですから 安静にしてやがれです!」 「ヒナは大丈夫なの。大丈夫じゃないのは、雪華綺晶なの」 「はあ?なんで雪華綺晶が大丈夫じゃないです。別に怪我したわけでもないですよね」 「雪華綺晶はね、こわいけれど、とても、かなしいの」
- 343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 18:56:50.60 ID:KMDBjCTB0]
-
「かなしい?なんですかそれは」 「ヒナはね、雪華綺晶に食べられたとき、少しだけ雪華綺晶の中にいたの。 だから、分かるんだよ。 雪華綺晶は、ずっと、ずっと、かなしくて、さみしかったの」 「……どういうこと、雛苺」 「雪華綺晶は、だれかと、話すこともなくて。マスターと、ふれあうこともなくて。 ヒナたちみたいに、眠ることもできなくて。 ずっと、ずっと。 ヒナたちより、ずっと、ながい間、ひとりだったの」 「……眠ることもできない、ですって……?じゃあ、あの子は、いったい何百年……」 「それは、わからないけど。でも、とても、かなしい時間だったのは、分かったの。 雪華綺晶には、ヒナのトモエみたいなひとは、いなかったから」 「……………」 「でも、でもね」 「……なんですか、チビ苺」 「きっとジュンは、雪華綺晶の、トモエなのよ」
- 344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:00:28.97 ID:NENQwXPW0]
- しえん
- 345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:02:47.71 ID:ACLdokbhO]
- お、再開してる
支援
- 346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:03:43.02 ID:n3b1Jo1wO]
- 全力支援!!
- 347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:04:30.52 ID:IRGJNS7t0]
- 支援
- 348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:09:21.73 ID:ZSD8NyutO]
- ローザミスティカを戻すって可能なのか?作中で前例ないからなんとも言えないけど・・・
- 349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:10:15.10 ID:KMDBjCTB0]
-
「あーもう!わかったです!翠星石も探してやるです! じゃあどうするですか!?」 「そうね。しらみつぶしに、世界を回るしかないわ。 昨日までやっていたことと同じね」 「まったく、きりがねーですよ」 「でも、今はジュンも、雛苺もいるわ。金糸雀にも手伝ってもらう。 昨日までより、人手は多いのだわ」 「……まあ、そうですね。わかったです。 やるだけやってやるですよ」
- 350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:10:47.51 ID:KMDBjCTB0]
-
紫の少女が、さまよう。 「……………………お父、様……」 「………お父様…………………?」 「……………………お父様………」 「……………………………………」 「……………どこ………………?」 「……………………………………」 「……………………………………」 「……………………………………」 「………ふぇ…………」
- 351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:11:03.48 ID:nB84Tv8L0]
- >>348彼方から呼ぶ声が届く事もあるのよ
ジュンは私にそれを二度も教えてくれた 離れていても必ずまた会える 私たちは永遠の姉妹なのだから って真紅が言ってた
- 352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:16:42.47 ID:bGiPhk9O0]
- 雪華綺晶って誰?なんて言う奴は居ないよな?
- 353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:17:14.94 ID:KMDBjCTB0]
-
水晶の城で、白い少女が嗚咽を漏らす。 自らの意義を失い。 未来も見えず。 少女は、ただ、うずくまる。
- 354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:17:40.00 ID:KMDBjCTB0]
-
「……ジュン。適度に休みなさい」 「…まだ大丈夫だ」 「一日中nのフィールドにいるじゃないの。弱った状態でここにいるのは危険よ」 「いや、大丈夫……」 「貴方が夢の世界に呑まれたら、私達も、泣くわよ」 「………ああ、わかった。一度、帰る」 「そうなさい」 「……悪いな、付き合わせて」 「いいのよ。あの子は、私達の妹でもあるのだから」
- 355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:18:13.26 ID:OO8prQ2O0]
- バッカしらねー訳ねーだろwwww
ゆ・・・ゆき・・・はな・・・? ・・・・知ってるよwwwwww
- 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:20:23.97 ID:KMDBjCTB0]
-
「……………………え、ぅ………」 「……………………………………」 「……どこ………お父様…………」 「……………………………………」 「……………ひぐっ………………」 「………………………お父様……」 「……………………………………」 「………………………………えぐっ…」
- 357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:21:19.07 ID:ZSD8NyutO]
- >>351あのセリフそーゆー意味なのか?確かにそうもとれるが
- 358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:21:20.74 ID:KMDBjCTB0]
-
水晶の、広間で。 雪華綺晶は、自分を、抱きしめる。 父の、願いを踏みにじって。 少年の、温もりを失って。 私は、どこへ、行くのだろう。 分からない。 分からない。 いいえ、きっと。 ――― 私はもう、どこへも、行けない。 白い、茨が。 雪華綺晶の世界を、覆い尽くす。
- 359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:21:41.97 ID:2ZlVHpwo0]
- 純粋な存在故に口にする言葉は真理そのもの
- 360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:21:45.79 ID:KMDBjCTB0]
-
雪華綺晶を探して、二日目。 今日の成果も、皆無。 「………くそ」 「ぼやくんじゃないのよ、ジュン。一日二日で見つけられたら、その方が驚くべきことよ」 「……分かってる」 分かってはいるのだが、やはり、焦れる。 早く、雪華綺晶を見つけて、なんとかしてやりたい。 「ジュン、そろそろ時間なのだわ」 「……ああ。戻って休むよ」 「じゃあ、開くわね」 真紅が扉を開き、桜田家へ帰る。 それを追って、ジュンも扉を通ろうとして。 「………………ぇぅ……………」 誰かの、泣くような声を聞いた。
- 361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:22:19.47 ID:KMDBjCTB0]
-
「え………?」 扉から、離れて、声のした方に近付く。 そこには。 「………ひぐっ………………ふえぇ……」 紫のドレスを着た少女が、泣きながら、とぼとぼと歩いていた。
- 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:25:08.98 ID:YWRjsEQSO]
- 追いついてしまったわ
- 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:27:31.01 ID:KMDBjCTB0]
-
「………雪華、綺晶……?」 ドレスは、違う。 けれど、その少女は、雪華綺晶によく似ていた。 「………ふぇ……?」 こちらの声に、少女が、振り返る。 その顔も、よく似ている。 しかし、雪華綺晶は右目の部分が白薔薇で隠されているのに対して、 その少女は、左目を眼帯で隠している。
- 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:29:15.29 ID:mKKEzi780]
- ばら・・しぃ?
- 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:29:30.84 ID:er9af5D3O]
- MaigoSaaaaaaaaan?
- 366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:30:23.77 ID:GZUQGYG60]
- ば、バラシィーだと…
- 367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:30:36.39 ID:Spd3yklz0]
- 俺の嫁ついにTOUJO!!YAHHAAAAAAAAAAAAA!!!!!!111
- 368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:30:38.14 ID:W/KiXwuh0]
- ばらしーktkr
- 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:32:09.00 ID:QJpLGyyv0]
- 追いついたぞー
- 370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:32:29.20 ID:KMDBjCTB0]
-
やはり、雪華綺晶では、ない。 ないのだが。 「……ああ、くそ、何泣いてるんだよお前」 雪華綺晶に似た少女が、雪華綺晶のように泣いている。 放っておけるわけがなかった。
- 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:32:53.93 ID:n3b1Jo1wO]
- ここでばらしぃだと!?
- 372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:33:26.05 ID:KMDBjCTB0]
-
「……う……?」 紫の少女は、近付いてくるジュンを呆然と見ている。 何か、不思議なものを見るような目。 まるで、はじめて見る生物を眺めているような。 「……で、どうしたんだ、お前」 少しかがんで、視線を少女に合わせる。 「……………?」 少女は、首をかしげ、ジュンを見る。 言葉が通じてるのかも疑問だ。
- 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:33:45.71 ID:QJpLGyyv0]
- なんとすばらしぃ展開
- 374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:35:02.92 ID:eVSUzEuVO]
- ここでばらしぃ登場ってどんだけ神なんだ
- 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:35:34.61 ID:ACLdokbhO]
- >>373
だれがうまいこと(ry
- 376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:37:05.52 ID:vq3hOCwK0]
- 追いついた
支援!!!!
- 377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:37:37.88 ID:KMDBjCTB0]
-
コミュニケーションがとれない。 少女の顔は、涙に濡れたまま。 「ああ、くそ」 わしっ、と少女の頭を掴む。 「………?」 少女が、また首をかしげるが、それには構わず。 わしゃわしゃと。 少し乱暴に頭を撫でてやる。
- 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:38:07.25 ID:KMDBjCTB0]
-
「…………あ………」 ジュンの手の動きに。 少女は、ジュンの顔を見る。 「ほら、泣き止め。何があったかは知らないけど泣き止め。 ……って、泣き止んではいるのか。じゃあとりあえずその泣き顔をどうにか……」 ひしっ、と。 「……え」 少女が、ジュンの胸にすがりつく。 「お、おい……」 少女は。 「…………うぇぇ……」 ジュンの胸の中で、泣き始めた。
- 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:38:30.70 ID:b359Z3O70]
- JUMかっこいいいい言いいい言いいいうぇえええええええええええいいいいいい
たまらんっ
- 380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:38:51.89 ID:2ZlVHpwo0]
- (*゚∀゚)
- 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:39:35.72 ID:ACLdokbhO]
- ばらしーかわえええええ
- 382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:39:42.85 ID:KMDBjCTB0]
-
「………あちゃー」 なんだかやっちまった的な感覚を受けながら、胸にすがる少女を見やり、 「……仕方ないな」 ため息をついて。 泣き続ける少女の頭を、撫でる。 とりあえず、泣き止むまでは、こうしてやろう。
- 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:40:00.54 ID:QJpLGyyv0]
- 犯せ!
- 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:40:15.85 ID:jIpJ46xT0]
- 少女は。
「…………うぇぇ……」 ジュンの胸の中で、吐き始めた
- 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:46:48.42 ID:ACLdokbhO]
- 支援
- 386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:47:29.26 ID:KMDBjCTB0]
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いくらか、時間が過ぎて。 「……ジュン、なんで戻ってこないの……って、雪華綺晶?」 ジュンにすがり付いている少女を見て、真紅が驚く。 「いや、違うぞ。雪華綺晶じゃない。なんか似てるけどな」 もうかなり落ち着いている少女の頭を撫でながら、言う。 「……誰、なの?ドールでしょう?でも、第七ドールは雪華綺晶のはずよ」 「そういやそうだな。……なあ、お前、名前、なんていうんだ?」 少女に、問う。 「…………名前……?」 少女は顔を上げ、聞いてくる。 涙に濡れてはいるが、もう泣いてはいないようだ。 「お前の名前だよ。ほら、お前、なんて呼ばれてるんだ?」 「私は……薔薇水晶です…………お義父さま」 「そうか、薔薇水晶か。…………はい?」
- 387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:47:52.75 ID:er9af5D3O]
- ジュン、交代の時間だ
- 388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:49:35.00 ID:QJpLGyyv0]
- 俺がばらすぃーのパパになる
- 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:49:37.33 ID:ACLdokbhO]
- JUM羨ましい
- 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:50:58.78 ID:+GlkZOSPO]
- >>361
とぼとぼがぼとぼとに見えてしまった… ぼとぼと歩くってなんだよ…
- 391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:52:39.43 ID:KMDBjCTB0]
-
「お、お義父さまって、え?」 「お義父さま」 ぎゅっ 「ジュン……貴方……」 「いや待てよ。お前今どんな誤解して……」 「か、かかか、隠し子ですぅ!?ジュンのくせにいっぱしに隠し子作っていやがったですか!?」 「翠星石!?お前いつの間に!」 「ドールと隠し子作るなんてなかなかやるかしらー」 「金糸雀もかっ!てか違う!僕に子供なんて!」 「……お義父さま……?……どうしたんですか……?」 「うわあああ!」
- 392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:53:45.26 ID:1U/zGZk00]
- わっふるわっふる
- 393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:54:14.66 ID:ACLdokbhO]
- かわえええええええ
- 394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:56:02.21 ID:Bf0PW2Q2O]
- シコシコ
- 395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:56:05.22 ID:YWRjsEQSO]
- ジュン困ってるな
私が代わりになろうではないか
- 396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:56:28.27 ID:/H8HV1miO]
- なんかヘソの上がキュンとなるな
- 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 19:58:04.92 ID:KMDBjCTB0]
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とりあえず落ち着いて、家に戻る。 家に戻ったときも、のりと雛苺によって同じことが繰り返されたが。 とりあえず落ち着く。 「……つまり、お父さんが帰ってこないのか」 こくん、と薔薇水晶がうなずく。 薔薇水晶の話を聞くに、 どうやら彼女を作った人形師が、出かけたまま帰ってこなくなってしまったらしい。 あまりにも帰ってこないので、 心配なのと寂しいので探しにでてきたのだが、 全然見つからなくて、 途方に暮れて泣いていたらしい。
- 398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/07(火) 19:59:03.95 ID:J0qb/oPzO]
- 支援
- 399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/07(火) 20:00:06.17 ID:n3b1Jo1wO]
- どうすれば薔薇乙女のパパになれますか?
お願いします教えて下さい 本当にお願いします。
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