- 58 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/05(月) 02:42:31.82 ]
- 命題
K を有限体(過去スレpart4の681)とする。 過去スレpart4の686より |K| は素数冪 q = p^m である。 K~ を K の代数的閉包とする。 ψ:K~ → K~ をFrobenius自己準同型(過去スレpart1の220)とする。 φ = ψ^m とおく。 >>57より φ ∈ Aut(K~/K)(過去スレpart4の847)である。 このとき、任意の整数 n ≧ 1 に対して [L : K] = n となる K~/K の中間体 L が一意に存在する。 L/K はGalois拡大(過去スレpart4の844)であり Aut(L/K) は φ|L で生成される位数 n の巡回群である。 ここで φ|L は φ を L に制限したものである。 証明 L = {x ∈ K~;φ^n(x) = x} とおく。 L は K~ の部分体で K を含む。 L は多項式 X^(q^n) - X ∈ K[X] の根全体である。 X^(q^n) - X の導多項式(過去スレpart1の182)は (q^n)X^(q^n - 1) - 1 = -1 よって、過去スレpart4の695より X^(q^n) - X は分離的(過去スレpart4の694)である。 よって、|L| = q^n である。 よって、[L : K] = n である。 >>52より [L : K] = n となる K~/K の中間体 L は X^(q^n) - X ∈ K[X] の根全体と一致するから一意に決まる。 L/K は多項式 X^(q^n) - X の K 上の最小分解体(過去スレpart4の542)である。 よって、過去スレpart4の876より L/K は正規拡大(過去スレpart4の844)である。 X^(q^n) - X は分離的であるから L/K はGalois拡大である。 >>53より Aut(L/K) は φ|L で生成される位数 n の巡回群である。 証明終
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