- 414 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/03/02(金) 07:15:34.96 ]
- >>412
補足 >ところで、a=φ(V)だったからこの式の両辺に置換σを施すとb=φ(Vb) >つまりb=φ(Vb)=G(Vb)/F’(Vb) ここは、 φ(V)=aで、φ(V)/(x−V)は、デデキント、ラグランジュの論法>>407のもともとの式の定義から、分母と分子は一つの置換で連動して動くことになっていたから>>409 分子aがbに置換されれば、分母のVの式中のaもbに置換されると そういう見方もできる >そうなると、置換とガロアリゾルベントが直感的かつ自然に対応が取れて、見通しがよくなる(そうでないと、根の有理式を経由して考えようとすると見通し悪すぎ) V=Aa+Bb+Cc+・・・ ガロアリゾルベントには、順列(a,b,c,・・・)が対応し V'=Aa'+Bb'+Cc'+・・・ ガロアリゾルベントには、順列(a',b',c',・・・)が対応し この順列と下記の置換が対応する (a,b,c,・・・) (a',b',c',・・・) (ここは、置換のコーシー記法で、上段と下段とを大きな括弧で括っていると見てください) V'=Aa'+Bb'+Cc'+・・・ ガロアリゾルベント ↓ (a',b',c',・・・)順列 ↓ (a,b,c,・・・)置換 (a',b',c',・・・) という三点セットで、ガロアは置換群をガロアリゾルベントの集合として捉え、ガロアリゾルベントを体論の代用として使った これがガロアの見ていた原風景ではないだろうか
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