- 198 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2011/11/04(金) 08:05:03.24 ]
- 選んだ封筒が高額側の封筒なのか低額側の封筒なのかは、「理由不十分の原理」により、五分五分。確率1/2だ。(★)
しかし、中を見た封筒(10000を確認)が高額側の封筒なのか、低額側の封筒なのかについては、確率は判らない。(☆) 上は何度も繰り返し説明している事だが、>>186等の書き込みを見ると、未だにこの違いが理解できていないようなので、 具体例を使って説明を加える。 5000-10000のセット90組と、10000-20000のセット10組を用意し、箱の中に入れたという前処理があったとして問題を考えてみよう。 箱の中をよくかき混ぜ、中から一つのセットを選ぶ。そのセットの中には二つの封筒が入っていて、一方を選択した。 さて、ここで第一問目。「この封筒は高額側の封筒なのか?それとも低額側の封筒なのか?」 これに答えを与えているのが(★)だ。1/2ずつである。 状況を進めよう。先ほど選んだ封筒を開けると、10000が入っていた。 ここで、第二問目。「この10000が入っていた封筒は高額側の封筒なのか?それとも低額側の封筒なのか?」 (☆)はこの時点での説明を行っている。答えは、高額側の封筒(=他方の封筒には5000)である確率は90/100、 低額側の封筒(=他方には20000)である確率は10/100だ。 オリジナルとは状況が違い、分布が判っているからこの様な計算が出来るが、分布が判らなければ、こんな事は出来ない。
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