- 52 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2009/06/28(日) 20:54:05 ]
- 命題
X を局所コンパクト空間とする。 X 上の実Radon測度(過去スレ009の728)全体を M(X, R) とする。 >>24より M(X, R) は完備 Riesz 空間(>>7)である。 μ を X 上の正値Radon測度(過去スレ009の730)とする。 μ で生成される M(X, R) の帯(>>12)を B とする。 X 上の実Radon測度 ν が B に属すためには ν が 基底μの実Radon測度(>>30)であることが必要十分である。 証明 ν が B に属すとする。 このとき、sup(ν, 0) と sup(-ν, 0) も B に属す。 >>42より sup(ν, 0) = gμ, sup(-ν, 0) = hμ となる 局所μ-可積分な正値関数 g と h が存在する。 ν = sup(ν, 0) - sup(-ν, 0) = (g - h)μ となる 逆に ν = gμ となる局所μ-可積分な実数値関数 g がある。 >>29より、ν = sup(gμ, 0) - sup(-gμ, 0) = sup(g, 0)μ - sup(-g, 0)μ >>42より、ν は B に属す。 証明終
|

|