- 397 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/05/25(金) 21:09:12 ]
- >>375 の続き。
1/θ = (r + s(1/τ)/(p + q(1/τ)) であり、1/τ は簡約2次無理数 だから >>396 より、ある偶数 n ≧ 1 があり、 1/θ = [k_0, . . . , k_(n-1), 1/τ] となる。 ここで、各 k_i は有理整数で i ≧ 1 のとき k_i ≧ 1 である。 1/θ も簡約2次無理数だから 1/θ > 1 であり、k_0 ≧ 1 である。 >>368 と、n は偶数に注意して、 φ_FQ( ρ^n(f) ) = (τ, (-1)^n) = (τ, 1) である。 一方 φ_FQ(g) = (τ, 1) だから ρ^n(f) = g である。 よって f と g は同じサイクルに属す。 即ち簡約2次形式 f と g が F(D)/Γ(>>375) の同じ類に属すことと、 f と g が RF(D)/G (>>359) の同じ類に属すことは同値である。 一方、>>348 より F(D)/Γの任意の類は簡約2次形式を含む。 よって |F(D)/Γ| = |RF(D)/G| である。
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