- 15 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2017/01/02(月) 21:44:12.86 ID:VW7bBLUp.net]
- >>13
プレーヤ1が実数列を選ぶ確率空間を、任意の確率分布をμとして、(R^N, μ) プレーヤ2が開けない列を選ぶ確率空間を、離散一様分布をνとして、(K={1,2,...100}, ν) として、ゲーム全体の確率空間Ωを、それらの直積とする。 プレーヤー2が勝つ事象Eはs∈R^N, k∈Kで決まるのでΩの部分集合である。 プレーヤー1が実数列sを選んだ段階で、 プレーヤー2の確率空間は Ω_s = {s}×K ≡ K. そこでのプレーヤー2が勝つ事象E_sは E_s = {(s,k)| k∈K, (s,k)∈E} ≡ {k| k∈K, (s,k)∈E} となる。 したがって、プレーヤー2が勝つ確率は次の式になる: p1 = ∫[R^N]{∫[E_s]dν(k)}dμ(s) = ∫[R^N]{ν(E_s)}dμ(s). もしゲームを次に変更し、プレーヤー2は戦略を変えないとしよう。 GAME-A: プレーヤー2が開けない列を選んでから、プレーヤー1が実数列を選ぶ プレーヤー2が開けない列kを選んだ段階で、 プレーヤー1の確率空間は Ω_k = R^n×{k} ≡ R^n. そこでのプレーヤー2が勝つ事象E_kは E_k = {(s,k)| k∈K, (s,k)∈E} ≡ {s| s∈R^n, (s,k)∈E} となる。 したがって、プレーヤー2が勝つ確率は次の式になる: pA = ∫[K]{∫[E_k]dμ(s)}dν(k) = ∫[K]{μ(E_k)}dν(k). これらの積分値は同じだろうか? 事象Eが可測ならフビニの定理より同じになるが、非可測なら同じとはいえない。
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