- 81 名前:目のつけ所が名無しさん mailto:sage [2018/02/18(日) 15:47:36.64 ID:qI/lG44Up.net]
- そもそもパナソニックが美容家電の領域に進出したのは、戦前の1937年と古い。
自然乾燥が当たり前だった時代に、「ホームドライヤー」として日本で初めてヘアドライヤーを発売したのが当時の松下電器産業だった。 以来モデルチェンジを重ね、長年シェアトップに君臨してきた。 ただ、必需品と化していたドライヤーの市場成長には限界がある。 「トップシェアメーカーとして、自ら単価を上げていく努力が必要だと考えた」(久保課長)。 美容家電の中でも、ドライヤーの研究開発に注力してきた 狙いを定めたのが、傷んだ髪を美しくするという美容の切り口だった。 パナソニックは旧松下電工の美容機器部門を母体に、髪の傷みをケアする研究開発の強化に動いた。 2001年にマイナスイオンの発生装置が搭載されたドライヤーを、2005年には微粒子イオン「ナノイー」がキューティクル(毛髪の表皮)の密着性を高めるナノケアシリーズを発売した。 モデルチェンジごとに、紫外線によりダメージを受けた髪や肌のケア、毛先のまとまりに最適な風量に調節するモードの搭載など、機能面の改良も続けてきた。 「きれいなおねえさん」のCMが話題に 広告によるイメージ戦略も購買層の拡大に一役買った。 2008年までは「きれいなおねえさんは、好きですか。」のキャッチコピーの下で、30代以上の美容感度の高い層にアプローチしてきた。 だが2014年からはターゲット層を20代まで引き下げ、キャッチコピーも「忙しいひとを、美しいひとへ。」に変更。 その結果、働く女性を中心に、購買年齢の引き下げに成功した。 宣伝キャラクターには若い層から人気を集める女優の水原希子さんを起用し、SNSや交通広告などでの宣伝も強化した。
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