- 701 名前:669 [2017/05/27(土) 11:22:21.51 ID:EivQRfAY.net]
- >>694
医者が開業する意味は、自分の確固たる居場所を確保するためだよね。 よく自分の専門領域の診療科のことを「うちの科」って表現するけど、 それは自分の専門領域が自分の居場所であり、自分の家っていう意味だよね。 それと同じように、自分が苦労して書いて、目標の雑誌にアクセプトされた 論文も自分の家の概念に近いものだと思うんだよ。 臨床自分の臨床経験を通じていろいろ考えてもそれは単なる「机上の空論」 かもしれないけど、そこを前向きに考えて論文化し、それが目標の雑誌に アクセプトされれば、今度はそれが自分にとってのアイデンティティに変わる。 だから自分の論文も自分の診療所も自分の居場所っていう意味では同じだと思う。 だだし、現場の臨床医が臨床経験をもとにして書いた論文にはお金は まったくかからないし、論文がアクセプトされれば論文の校正まで 編集部がただでやってくれる。 まあ、ある程度の年齢になれば、開業して自分の診療所を持つというのも いいけど、お金をかけないで自己資金でやりたいと思うよ。 といっても、やっぱり世田谷で戸建開業するのなら、まずは勤務医の うちに現金で1億円以上貯めろじゃないのかな。 で、その貯金のほとんどを世田谷の土地代にあてて、上物は掘っ立て小屋で 漢方内科ですよ。べつに患者はこなくてもいい。 つまり自分の勉強部屋の確保だよ。 つまり今の時代、借金をして立派な診療所を建築しても 本当の自由は得られないかもしれないってことなんだよ。
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