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歴代FE主人公が兄弟だったら 63章



1 名前:シャロン@皆さんっ!総額でいくら課金しました? mailto:sage [2017/08/01(火) 23:54:12.45 ID:5AakZIhJ.net]
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
medaka.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1496421599/

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101 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 12:44:43.72 ID:2GMbcRtU.net]
シグルーン「では、野獣役はアイク様でしょうか?
      獣のように、欲望のままに蹂躙され……嗚呼……!」
サナキ「いい加減にするのじゃ」


シャナム「『美女と美女と美女と(中略)美女と美幼女と野獣』、イケるんじゃね?」
イリオス「野獣の時は特殊メイクにして、人間になるシーンは、メイク落としと昔の体格への変身で演出できそうだな。
     アクションシーンは言うまでもなく満点。問題はダンスくらいか?」
ユアン「神将さんのところ美人揃いだからね! 良い画が撮れそう!」

102 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 19:19:31.30 ID:CJWRG5Up.net]
オスティアの鐘

エスメラルダ リリーナ
カシモド ゴンザレス
フロロー ロイ 
フィーバス バースとか?

罪の炎はまさにロイそのものの歌詞
あらゆるフラグを焼滅し、そして罪深き鈍感

103 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 20:28:36.49 ID:jQ2yF2CN.net]
>>97
リリーナ「そういえば、お姉様が鷹王様をどうやって落としたかってまだ聞いたことがないのよね……子供の頃の約束ってだけじゃ弱いし……」
デジェル「年齢どころか、種族を超えた愛だものね。確かに気になるかも……」
リリーナ「聞いてみたことはあるけれど……『それは乙女のヒミツですわ☆』ってはぐらかされたのよね。」
デジェル「う〜ん」
リリーナ「……ロイとのデートが控えているのよ……!?ここは何としてでも聞き出さないと……!」(ゴゴゴゴゴ)

リリーナ「と、いうわけで教えてもらいますからね鷹王様!」(縛リッ!!)
ティバーン「……てめえらァ!!こんなことしやがって女だからといってただじゃすまねえからな!!」(モゴモゴ)
デジェル「さすがリリーナ……あの経験値泥棒チートラクズ王の鷹王を一撃で……!」
リリーナ「今のはフォルセティではない……エイルカリバーだ……」(ゴゴゴゴゴ)
ティバーン「」
リリーナ「うふふ、さすがお姉様の恋人だけあって素晴らしいKINNIKU……ペロりたいけどガマンガマン、とりあえずはお姉様にどうやって落とされたかを教えてもらいますよ♪」
ティバーン「……この俺が教えると思うか?」(ギロリ)
リリーナ「……ふう……できればやりたくなかったけど仕方ないわね……」(prpr)
ティバーン「はふぉっ!?////」
リリーナ「オスティアに伝わりし秘伝……オスティア懺悔ペロ……ふふふ、何ペロ目に喋るかな〜?」(グフフ)
ティバーン(ま、負けないっ!こんな小娘なんかにいぃぃ……!!)\ビクンビクン/
リリーナ「prprprprprpr……」

ロイとのフラグを掛けたリリーナの(渾身の)地獄の懺悔ペロ!耐えるティバーンの命運やいかに!?

104 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 20:44:32.58 ID:j1Dx8N9O.net]
映画ネタ便乗します。

ミシェイル「映画……コラボ、これだ!!」
ミネルバ「兄上、夕食時になに騒いでいる」
ミシェイル「何をいうか、貴様が頑固にもコストダウンに賛成しないから売上アップの方法を考えていたのではないか」
ミネルバ「わかったわかった、それで、いい方法は思い付いたのか?」
ミシェイル「ああ、お前は今度公開予定の映画を知っているか?」
ミネルバ「ああ、エフラム主演の物とアイク殿主演のやつだったか?」
ミシェイル「ああ、エフラム主演の仮面ライダーの少年人気は勿論、アイク主演の方も童話原作なだけあり少女人気が高い」
ミネルバ「まさか兄上……」
ミシェイル「そうだ、この映画とうちをコラボさせる、具体的には子供用セットを用意しそのおまけとして映画関連グッズをつける
      おまけは、オーソドックスにフィギュア辺りか?」
ミネルバ「ふむ……」
ミシェイル「男の子向けの仮面ライダー覇王関連、女の子向けの美女と(中略)野獣関連、それぞれ複数用意しコレクション性をあげることで売上に期待できる」
ミネルバ「成程な………悪くはないな」
ミシェイル「お前もそう思うだろう……それでだな、子供向け商品なのだ、そう高くするわけにはいくまいな」
ミネルバ「そうだな、だが子供向けだからこそより安全安心なもの食べさせるべきだろう
     ポテトとドリンクはSサイズにハンバーガーは専用に少し小さめに出せば何とかなる。
     それに映画の版権はFETVにあるんだ、ちゃんと使用許可を得ておけ」
ミシェイル「チッ、変わらぬ石頭が、まあいい、許可についても解っている。食事が終わったら連絡する」
ミネルバ「そうか」

 その後、FETVと提携し販売した「マケドナルドラッキーセット」は親子連れを中心に大人気となった。

105 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 21:11:09.21 ID:m5W7uMOl.net]
ラッキーセットか…ミシェイルの幸運は2だがな…

106 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 22:35:35.33 ID:p5cMYdYp.net]
マンフロイ「仮面ライダー覇王のラッキーセットを十個」
エスト「えーっと……お客さま〜、こちらの商品は、ですね……」
マンフロイ「うむ、仰りたいことは分かりますぞ。『ボケてんのかこのジジイ』と思われるのも当然」
エスト「いやいやいや! そこまでヒドイこと考えてませんからね!?」
マンフロイ「しかしながら、これは婿殿の晴れ舞台! 揃えねば! 全種類コンプせねばならぬのです!」
エスト「そのですね……こちらお一人さま1つまでとなっており……」
ロプト教徒×9『『存じております』』
エスト「増えたっ!?!」


サラ「おじいさまったら、何をしているのかしらね」
ファ「覇王のフィギュアかっこいいー!」
チキ「よくできてるねー」
ミルラ「……最近のオモチャってスゴいんですね……」
ノノ「シャワーシーンのがあれば完璧だったのにねー。
   なんで本編にベッドシーンなかったんだろ?」
ンン「子供向けだと言ってますです」
エリーゼ「それにしても、完成度高いよね」
サクラ「そうですね」
キヌ「うーん、山遊びに持っていったら壊れちゃうかなぁ?」
ベロア「……部屋に飾ると、他の物に埋もれそうです……」
ミタマ「たまにはお掃除しないと、快適なお昼寝もできませんわよ?」
アメリア「あはは……あたし達、子供向けを買うのはギリギリだったかな……?」
ソフィーヤ「…………大丈夫……です……」
カザハナ「アメリアがダメなら、あのおじいさん達どうなるの?」
セツナ「大事なのは……気持ち……」
大人チキ「まあ、何事にも限度があるけれど」
アクア「と、言いつつ、私達も買ったけどね」
イドゥン「…………ディケイドゥンも、よろしく、ね……?」

シグルーン「さて、これで美女(複数)とサナキ様と野獣様フルコンプですわね」
サナキ「タイトル改変すな」

107 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/10(木) 22:38:15.14 ID:p5cMYdYp.net]
サクラさんは、どうあがいてもスイッチ入りっぱなしな台詞だったため、ほぼカットされました
ノノは諦めました

108 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 01:10:23.76 ID:ea7VPPoJ.net]
ベロアの部屋を掃除しようのコーナー

エフラム「………これはそっち。あれはここ…これは…捨ててもいいのか?」
ベロア「あう…はい」

せめて二人ぶんの寝るスペースくらいは!

109 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 01:56:01.63 ID:roVRSjjZ.net]
>>108
ベロアとミリエルってどっちのほうが私物多いんだろう……。



110 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 02:05:02.04 ID:roVRSjjZ.net]
唐突に思いついたイーリス組ネタ。続く予定は今のところありません。

リズ「兄弟家の人たちって多才だねー。映画の主演までしちゃうんだもん」
フレデリク「いや、あれはエフラムさんとアイクさんが特殊なだけですよ」
リヒト「でもなんだか楽しそうだよね」
マリアベル「そうですわ! ならばわたくしたちも劇団を立ち上げればいいのですわ!」
リズ「劇団?!」
マリアベル「クロムさんとルフレさんをくっつけたときのわたくしたちの演技力を覚えてまして?」
フレデリク「しかしあれはお二人のためのとっさの変装のようなものでしたし」
マリアベル「いいえ、わたくしたちの実力はもっと評価されるべきですわ!」
リヒト「なんだか僕もわくわくしてきちゃった。舞台でかっこよく主演を演じたらヒノカ先生もほめてくれるかな?」
マリアベル「そうと決まれば劇団イーリス結成ですわ! さっそく自警団の方々にもお声かけしますわよ!」

その後マリアベルの呼びかけによりイーリス地区には新たな団体、劇団イーリスが立ち上げられたとか、立ち上げられなかったとか……。

111 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 08:30:57.15 ID:6orMVJb+.net]
劇団イーリス……どんなシリアス物もドタバタコメディになりそうな予感ww

112 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 10:47:54.93 ID:sZzw3i37.net]
ミューズ劇場で四大巡業

白夜相撲巡業、あのヘクトルが君の街に!
劇団イーリス、当日の演目は「マリアベル様がみてる」
歌姫アクアのゆらりゆるれり、バックダンサーララちゃんにも注目
ロリコンさん大歓喜!チキたんが来てくれた!

113 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 11:19:17.58 ID:Pb7za/1J.net]
葉っぱの日で唐突に思い出したけど…
リーフが前スレでジェミーに葉っぱ煎じた汁飲ませてたけどあれ…

葉っぱの日にリーフが股間に張ってるのを煎じたんだろうか…

114 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 11:23:48.71 ID:BXGXfVzS.net]
>>112

演奏:マギ・ヴァル楽団
スポンサー:カムイ・グループ、ベグニオン・グループ、白暗夜家、竜王家、ロプト教団、グランベル・グループ、Eドリンク開発室、ルーテ研究所 etc.(敬称略)

歌姫アクアのステージに、大人チキが飛び入り参加(強制)との噂
FETVから、出演者へのインタビュー特典付きBlu-ray、DVDが近日発売予定(発売日未定)

115 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 21:28:36.11 ID:vNJg89ek.net]
>>108
サクラ「お掃除をしましょう」
ベロア「必要ないです…」
サクラ「しないと汚れるばかりですから、なのでしましょう」
サラ「エリーゼからメイド服まで借りて気合入ってるわね」
ベロア「…どうしてサラまでいるんですか?」
サラ「面白そうだから」

サクラ「これは…壊れた武器の柄や破片がたくさん…」
サラ「兄様がアメリアとかカザハナと訓練したときの武器の成れの果てね」
ベロア「欠けた面やひびの入り方が芸術的でしょう?なので捨てないで下さい」

サクラ「ぼろぼろになった布のようなものがありますけど…これは必要ないでしょう?」
ベロア「エフラムさんからもう着ないシャツを貰って弄り倒していたらいつの間にか、でも趣のある見た目になったので…」
サラ「元は着るものよね?これ…」

サクラ「な、何か処分していいものは…あら、この毛玉はさすがに処分…」
ベロア「そ、それは絶対に駄目です!」
サラ「今度はなに…?」
ベロア「それは私とキヌの毛が混ざった毛玉で奇跡的に大きくまとまったものなんです…同じものはもう二度とできないかもしれません」
サクラ「ええ…そんなこと言われましても…」
サラ「でも二人の毛が混ざるってのも変な話ね」
ベロア「ああそれは…私とキヌはエフラムさんに後ろからされるときに尻尾も弄られますから、そのときに毛が抜けて…」
サクラ「あっ…そうですか」
サラ「それで納得しちゃうの?」
ベロア「でもよく見るとキヌの毛の割合が高い気もしますね、キヌは触られたがりだからその分毛が抜け…」
キヌ「な、何言ってるのかなっ!?」
サラ「どこから湧いてきたのよ…ていうかもうみんな知ってるから」

116 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/11(金) 21:44:07.90 ID:jushgRyo.net]
みんなに知られているとわかりきっていてもつい誤魔化してしまうキヌちゃん可愛い

117 名前:若獅子の屈辱 後編 前書き mailto:sage [2017/08/11(金) 22:06:25.40 ID:uZEvnebq.net]
この作品は『若獅子の屈辱 中編』の続きです

作中現実のものと違うところがありますがフィクションとして見てください
キャラの口調と性格が異なる(改変もしくは崩壊)してるところも
またオリキャラが登場しますが注意をお願いします
一部物理無視の描写が有るため此方も注意を
以上の内容が苦手の方はスルーをお願いします
では投下します

118 名前:若獅子の屈辱 後編 1 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:09:00.46 ID:uZEvnebq.net]
13:00

昼休憩・ファンサービスを済ませた選手達はグリッドについた
監督達との最後の打ち合わせをやっており、スタッフはタイヤウォーマーを
取り外していき、ピットに戻っていく
まだレース前、雨であるが辺りには稲妻が走るほど空気が張り詰めている、ピット内から雰囲気をロイは読み取れた
(やっぱり改めてみてこの緊張感は凄いな、それに・・・、
全クラス一斉にスタートするから余計に”重圧”という名の稲妻が走って見えるよ)
監督のイーライをはじめ全スタッフもデニムをモニタ越しで注視する

予選決勝はクラスごとに分かれてるが全クラス一斉にスタートするレースとなる
参加してるマシンだけでも1000クラスが42台、600クラスが37台、250クラスが35台と
合計102台のマシンが勢揃いしている
しかしその中で本戦の『切符』を手にいれるのは、各クラス14台という狭き門に入れた者だけ
かつ後日予選大会も行われるが今日(こんにち)に参加したチームのクラスは再参戦できないという一発勝負である
勝つか負けるか、喰うか喰われるか、栄光か挫折か、今ドックファイトが始まる
無論観客も固唾を呑んで見守っている

(・・・何だろう、緊張感と高揚感と同時に胸騒ぎがしてきた?何故?)
しかしロイの胸中には何故か緊張や高揚、不安が募りはじめてきた
それはデニムに何かいやな予感がしないかなのか、はたまた自分に何か起こるのか
わからなく胸中が震えていく
ロイは思わず握りこぶしを作り胸に当てる、高鳴る鼓動、抑えられぬ闘志
そして響く煩悶、それらを表に出さないように必死になる

119 名前:若獅子の屈辱 後編 2 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:12:11.03 ID:eclNuAE2.net]
フォーメーションラップ全マシンが一斉に動きだした、スタートして巻き込み事故が起きないように
各クラスとの間隔は約70m、トップからラストまで380mにおよぶマシンの列が
雨でありながら右へ左へマシンを振りながらタイヤをさらに温めてゆく

コースは全長4,328m、コーナーの数は14本
前半はダウンヒルとS字にヘアピン、1kmのバックストレート
後半はヒルクライムに連続コーナー、立体交差からの左270度と上りのコーナー
そして約800mにもおよぶホームストレートが鍵となる
ハイスピード&テクニカルステージとなっている
また雨が時間まもなく豪雨となるため規定走行時間を4時間から3時間に変更された
豪雨のレースは事故の元やレースにならないこともあるためである

一番手に走るデニムはタイヤを温めながら600クラスポールポジションのオズのマシンを、
獲物を狙うかのごとく見据えていると同時に、正面に見える1000クラスの
動きも見極めようとしてる
距離が大きく開けられてもスタート直後に水しぶきで前方をさえぎられるのは必然であり
どう回避するかはたまたどう攻めるかと思考してゆく
(スタートだ何が起こるかわからない、
 あいつがもしかすると仕掛けてくることもありえる・・・そのときは・・・!)
かつての大いなる敗北を経験したデニムは、オズが何かを仕掛けてくるというのを予測し
二度とあの惨敗を味わわないよう警戒してゆく、そしてスタート直後に起こることも

(さぁ来なデニム、お前は今度こそ真っ逆さまに落としてやる、
 ・・・雑魚ははいつくばって泣き喚くのだな)
サイドミラーからデニムを確認するオズは不敵な笑みを浮かべながら睨みつけてゆく



120 名前:若獅子の屈辱 後編 3 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:15:38.24 ID:eclNuAE2.net]
フォーメーションラップもまもなく終わり、全ライダーたちはグリッドどおりに
ホームストレートへ向かう、レースオフィシャルはグリーンフラッグが振られていく
ローリングスタートながらホームストレートの信号が赤1つ照らされ、
ライダー達はいっせいに身構えてアクセルをキープしながら準備を待って行く
2つ、3つ、4つ、5つと赤ランプが徐々に照らされる
全チーム、スタッフ、そして観客が見守る中

ランプが全て消えた

高鳴るエンジンとエキゾーストが一斉に木霊し各マシンがロケットの如く駆ける
だが先頭を走る1000ccクラスの上位のマシンが、後方のマシンの行く手を遮る
水の壁を作られていく
予想された事態であったがやはり先頭集団がどんな状態かわからずじまい
それでも各マシンはアクセルを落とさずクリアしようとする

しかし悪魔はこの状況をあざ笑うかのごとくライダーに悪夢を降らせた

121 名前:若獅子の屈辱 後編 4 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:23:30.78 ID:eclNuAE2.net]
1000クラスの中位のクラスが前後左右不明で、マシンと接触したのだ
このクラッシュがわからずに次々と雪崩の如く後続のマシンをも飲まれこんでしまった
ロイはこの状況に戦慄を覚える、もちろんスタッフもだ
次々と放り出されるライダーとマシン、そして一瞬にて鉄くずとなるこの状況を
ただ見守るしかなく、デニムが無事スタートしてくれることを祈るしかなかった

(やな予感が当たったな・・・!)
悪い予感がしたデニムはコース端に逃げようとするもマシンに囲まれ逃げ場を失う
無論前方の霧の壁に入り前がわからない状態だ
下手を打てばマシンは大破、リタイアは必須かつ切符も手に入らない
スタッフ達はは万事休すと思われた
(だがな、ここであきらめる俺じゃない。なめるな!)
しかしデニムは炎をたぎらせており、ロイとイーライは切り抜けると信じていた
前方に居るだろうオズに勝つためにここで終わるわけには行かない
デニムは自分の培った技術・視覚・直感を頼りにこの場を切り抜けようとする
正面をとらえて左に避け続けて右へもどる、そこには1000クラスの下位のライダーが
続けて右に避ける、その先にはバイクのパーツの破片が転がっていた
一歩間違えればタイヤはバースト(破裂)に違いなかった
さらに正面を中止すると、霧の壁が小さくなり50m先に左コーナーの外側の
アスファルトが見えた
最初のコーナーが差し迫りフルブレーキ、5速、4速、3速、2速と落としてゆく
オールアウトでコーナーをクリアする
このまま一気に走りぬけようとするとコース外のスタッフが旗を掲げた

赤旗(レース中断の合図)だ

ホームストレートはコース上やセーフティゾーンにはクラッシュでやられたバイク
ならびに飛び散った破片にオイル、タイヤの滓が散らばった
またクラッシュでコース外に退避するライダーや
衝撃を受けて身悶えたライダーもコースアウトにいる
救護班やスタッフは急いでコース上の清掃、ライダーの応急処置を行っていく
幸いけが人は居たものの、死傷者は居なかった
このアクシデントで1000クラスは21台、600クラスは18台、250クラスは11台
合わせて50台も大破
どんなことがあろうとここは戦場、負けても事実を受け止めなければならないものだ
アクシデントを乗り切ったデニム、スタッフは安堵し呼吸をついた。
ロイは表に出さないが溜飲が落ちてるもいまだ不安の鼓動が鳴り止まない
(あぶなかった、一歩間違えれば大惨事になりかねなかった
 ・・・だけど何だろう、まだ不安が収まらない。いったいなんだ?)

122 名前:若獅子の屈辱 後編 5 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:29:13.12 ID:eclNuAE2.net]
レースは一時中断し30分後のスタートとなり結果、約2時間半のレースとなる
予備を用意したチームは出場できるが予備のマシンやライダーが居ないチームはここでリタイアとなる
またピットスタートでレースが再開され一台一台ずつライダーがピットを後にする
先頭にセーフティーカーが走ってライダーたちは一列ずつ一定速度を走るのを余儀なくされる
セーフティーカーがでたらレーサーたちは追い越しもできない
この間ライダーたちはまだかまだかと、セーフティーカーがピットへ入るのを待つしかなかった
ピットに入ればレースは再開される各マシンは一斉に走り行く、待ち遠しさに焦がれていく
そして一週入りセーフティーカーはピットに入る
再びエキゾーストが轟き各クラスのマシンが再び一斉に走り出した

2回目のスタートは特段クラッシュやアクシデントもないスタートとなった
時間が短縮された分各ライダーたちは全開で飛ばしてゆく
600クラスはオズのチームがトップ、デニム出走のイーライのチームが3位になる
まだ走ってまもなく前半のバックストレートに差し掛かる
2位のライダーの背後に取り付きスリップストリームで仕掛けようとする
だが雨であるか下手をすればあらぬ方向に行くこの状況でオーバーテイクが仕掛けられない
目の前に居るのに届かない仇敵の存在がいるもどかしさで、デニムはあせる
(・・・くそっ、追いつけない。追いつけない・・・
 届くのに届かないあいつの所に!)
サイドミラー越しに見えるデニムの姿にオズはあざ笑う
(負け犬はそこでおとなしくしてろ
 ・・・さて、あれを仕掛けるのはレース終盤になってから)
オズは更なるたくらみを備えた、それはいつ仕掛けるのか

45分経過してピットに入るデニム
タイヤは雨の影響か溝は磨り減っておらず、今のままでも走れるかもしれないが
やはり油断大敵何が起こるかわからない
ピットクルーはタイヤ交換・給油を行い、デニムは降車しロイと交代する
「デニムさん、行ってきます」
「・・・」
言葉交わすも一方通行、返事も返ってこないことにロイはため息をする
気持ちを切り替えてプロの戦いにはじめて挑むロイは
緊張感を心に留めながら、闘争心たぎらせていくのだが
『ロイ、お前は今日始めてのプロでのレースだから無茶してバトルとか行うな。
 上位もしくは条件順以内をキープしながら走れ、いいな』
「わかりました」
『勝つことも大事だがまずは、生き残ることを優先だ。行ってこい!』
イーライからの忠告を受けロイはピットレーンをかけてゆく

123 名前:若獅子の屈辱 後編 6 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:38:07.65 ID:eclNuAE2.net]
(さてとどうしたものか・・・)
ピットから出て40分、今の状況は最悪である
初陣が雨、短時間での耐久レース、後方に2台と前方に1台と最悪な条件だ
ましてや相手はプロいつ抜かれてもおかしくない状況であり
迫ってくる重圧が重石となって圧し掛かってゆく
現在6位であるロイはこの状況に痺れを切らしたくても切らせられない
仮に状況の打破を試みようとも、下手を打てば下位に転落最悪リタイアである
この膠着状態が10分も続いているが、誰もこの状況を打破するものも居ない
この場に居るライダーは読み合いにらみ合いが続いているのだ
S字からの低速ヘアピン抜けて後半セクションの入ると、後続の一台がペースを上げてきた
(ここでペースを上げてきた!?
 次のコーナーがチャンスというわけか)
サイドミラーでペースを上げる一台を確認するロイ、次のコーナーは中速から低速のあとの
高速コーナーの複合コーナー、”通称・蛇の道”とも呼ばれている
その一台につられるように二台目の後続車も追い上げをはじめた
これをチャンスと捕らえた後続車はロイとその先の1台をロックオンする
(バトルするには分が悪すぎる、相手はプロだから勝てる要素は万分の一に等しい・・・)
ロイはこの状況でバトルするのは悪手であるのは理解した、条件順位に入ればそれでよいと
思ってもいた

だが、ロイにも意地はあった
(ここでもう逃げたら意味がない、たとえ分が悪くても相手がプロであっても
 それでも勝負に逃げたらレーサーじゃない・・・
 すいません監督、僕は彼らと・・・勝負します!)
ロイはスロットルをまわし勝負に仕掛ける
モニタ越しでペースを上げるロイにスタッフは目を見張り、デニムはにらみ目で苦虫をつぶし
イーライは目を細めた
「お、おい大丈夫かあの子!?」「初陣でバトルするなんて無茶な!?」
「まずいよこれ、リタイアするかも」
(あいつ、分の悪い賭けを仕掛けるのか!?
 バカヤロウ、監督の忠告を無視しやがって)
スタッフ、デニムは最早この世の終わりかのようにネガティブに捕らえていった
プロ相手に無茶な勝負をしでかしたことに
しかしイーライは沈黙を貫き、ロイの勝負を見守っていく

124 名前:若獅子の屈辱 後編 7 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:42:03.79 ID:eclNuAE2.net]
複合コーナー入り口50m手前に差し掛かり先頭からロイそして後続の二台がブレーキをかける
先頭のブレーキポイントよりロイは早めのブレーキを仕掛けるの対して
後続の二台は2テンポ遅くに掛けて来た
先頭はインに仕掛け後方の二台も同じくインに進入しようととする
しかしロイは彼ら2台の描くラインより少し外側に攻めようとしてきた
レイトブレーキにより前の一台のテールにつくことができ攻め懸けてゆく

また後方の2台はインにねじ込もうと仕掛けようとするも、ロイの絶妙なラインが
彼らの精神にブロックを駆けている
前の一台とロイの差はタイヤにくっつきそうでくっつかない位置におり
この雨の中一瞬のミスが命とりな勝負で仕掛けようとするも、彼らの心理では
『踏み込んだら死ぬ』という攻めにブレーキを掛けた
後方二台との距離が少し離れたのを確信したロイは、次のコーナーでも仕掛けようとする
「旨い!あのラインを維持しながら、後方にプレッシャーを与えてる」
「それだけじゃない、少なからず前にもプレッシャーを与えてるはず」
「いける、いけるかも!」
チームのスタッフはロイの攻めにいけるという確信を持ち始め祈っていく
それでもイーライとデニムは口に出さず沈黙を貫いていく

先方との距離は立ち上がりでテールトゥノーズ、そのあとの短いストレートで
同じスピード行きで2つ目のコーナー入り口で再度レイトブレーキを掛ける
次はイン側に攻めようとしたが、コーナーで前方の執念のラインブロックで仕掛けれずに居た
無理にインにねじ込もうとすると縁石に上がり、最悪バランスを崩して降下や巻き添えもある
ここは攻めずに3つ目のコーナーでチャンスを待つのを伺った
立ち上がってシフトアップせずレッドゾーンまで回して行き、三度レイトブレーキで仕掛ける
先方はインからロイはアウトから進入する、先方とロイの差はほんのわずかだが
ロイのほうはスピードが少し上で攻め込んでゆく
そして出口には隣の鼻の先にまで縮まった

125 名前:若獅子の屈辱 後編 8 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:48:23.78 ID:eclNuAE2.net]
四つ目のコーナーは左、入り口に差しかかると二台がサイドバイサイドで進入する
同じブレーキタイミングだがロイのほうがアウトからインに変わったため多少苦しい状況である
インに差し掛かれば突込みでは有利だがコーナリング・立ち上がりになる
また相手のマシンと隣り合わせになればアウト側がおおかぶさってインのインに詰め寄ることも
下手をすれば下位に下がるか、コースアウト直行である
だがそれでもロイは果敢に攻め込まんとする
コーナリングで隣にライバルが居ることを確認したらインに切り詰めつつ
スピードを徐々に上げてゆく
隣のマシンもロイを抜かせまいとインへ被せようとし、アウト側を維持する
コーナリングでも横一列の状態、まさに一触即発である
観客もスタッフもこのバトルに釘付けである
互いが互いに譲れない意地を示しながら出口に差し掛かる
二台がアクセルをあける、目の前は最終コーナーへつづるストレート
ここで勝負がつけねばその次のコーナーで勝負をしかけようとする
また立ち上がりに有利なアウト側が少し前へ出た
最早、誰もがロイの負けを確信した



しかし

立ち上がりに、アウト側の一台が後輪を滑らせた
どうやらレッドゾーンまでアクセルを開けてしまったことで、スリップが起きた様だ
思わぬ出来事にとっさの判断でアクセルとブレーキ、カウンターを使って直そうとする
だがそのままでは終わらなかった
マシンのグリップが強制的に『戻らされた』ことで車体が暴れだし
暴れ馬に乗って振舞わされるかのようにライダーの体ははねてゆく
これを勝機と見たロイはスロットルを維持したあと出口で再びまわす
あわてて体勢を立て直すライダーは暴れ馬を抑えようとするも
隙が生まれたことでロイにリードをとられてしまった
ロイは賭けに勝利した

「よしっ!」
「何がよしだ、お前無茶するなって言っただろうが!」
オーバーテイクで安堵したロイに出発時の指示を無視したことでイーライから怒鳴りを受ける
「すいません監督、あの状況でじっとしていたら負けると思って・・・」
「ったくお前は、まぁいいそのまま今の順位をキープしろ
 無事に戻って来い今はそれだけだ」
「了解!」
ロイの無茶に怒ったイーライは注意を終えると彼の行動にどこかご満悦のようだ
(ふっ、やるじゃないか)
ロイは監督からお怒りを受けた後最終コーナーを回りホームストレートへ
ピットクルーから現在5位のボードを確認しうなずきを入れて走ってゆく
「ロイ君ガンバ!」「いいぞ坊主その調子だ!」
スタッフが歓喜の声をあげる中デニムはロイの走りを黙して睨んでいた

そんな中別チームのライダーがロイに対してターゲットと感じた
(あの新人確かデニムのチームの・・・
 これはやれるかもしれないな、さてデニムお前の相方利用(つかわ)せてもらうぜ)
男は下衆の笑みを浮かべていた

126 名前:若獅子の屈辱 後編 9 mailto:sage [2017/08/11(金) 22:57:11.28 ID:eclNuAE2.net]
ピットに入るラスト一周、ロイは複合コーナーを抜けストレートを走ってゆく
コースサイドにスタッフが青旗(早いマシンが迫ってるという合図)を掲げてるのが見えた
サイドミラーに確認しても、該当のマシンが見えてなかったが
前方に一台周回遅れのマシン、おそらく250クラスだろう
それがわかるとロイは前方のマシンを外側から追い越してゆく
追い越したマシンを見ると、見覚えのカラーリングのマシンであった
(あのマシン、確かオズという人のチームのマシン・・・)
オズの所属するチームのマシンを確認するロイ、すると胸騒ぎが再び起き始めた
(なんだ、追い越したらいやな予感がしてきた・・・
 いったい何か来るのか!?)
胸中の不安を考えると差し迫った最終コーナー入り口を見てブレーキングを仕掛ける
ロイは不安を取り除くかのように曲がるときの速度を普段より−10Km/h前後で曲がる

後方の250のマシンのライダーがコーナーをブレーキポイント仕掛けたと同時に
マシンも一緒に倒して曲がってゆく
ところが深く曲げすぎたのかまた雨のせいでもあるかマシンは横に倒れ
ライダーはマシンから落ちコースをすべりゆく、そしてマシンは

ロイにめがけて発射されていった

(何今の音!?)
一瞬、何か鉄がもしくは物体が何かにぶつかった音が聞こえたロイはその方向に目をやると
後方の250のマシンが倒れ滑ったままロイに迫ってきた
(・・・うそ!?マシンが!?)
あまりの出来事にロイは驚愕し、何とか回避しようとアクセルを開けるかブレーキをかけようとするも、時既に遅し
マシンはもう一台とぶつかり、250のマシンを覆いかぶさるようにコースアウトへ滑ってゆく
そしてロイはぶつかった衝撃でマシンから落とされ宙に舞い、アスファルトに叩きつけられ
滑りながら外へ放り出されていった
思わぬ事態にイーライをはじめスタッフは驚愕する
「ロイ君が!」「うそだろ?!」
「おいロイ、無事か?応答してくれロイ!?」
スタッフはどよめきはじめ、イーライはロイが無事かを確認するため無線で呼びかける
デニムはこのクラッシュを見て血眼で握りこぶしを作り、口が切れて血が出る
そしてその身に怒りを震わせ、ヘルメット越しだが顔をこわばらせてた
(オズ!お前はどこまでふざけた真似をすれば気が済むんだ
 許さない・・・絶対に許さない!!)
デニムはオズの策略で初陣のロイにターゲットを付け、チームメイトにわざとマシンロケットを
行わせて、リタイアにさせるつもりだというのがわかった
スタッフとデニムはレーンへ向かい次の準備を始めていった

127 名前:若獅子の屈辱 後編 10 mailto:sage [2017/08/11(金) 23:03:25.18 ID:eclNuAE2.net]
(・・・ん・・・・・・僕は・・・)
一瞬の出来事でロイは気を失ってしまった、まだ意識がはっきりしていない状態である
起き上がるロイは辺りを見回すとバイクがコース方向とは逆に倒れているのが見えた
(!そっか、さっき僕は・・・ッ!)
先ほどのクラッシュを思い出したロイは、バイクの方向に走ろうとすると
左腕から激痛が伴いだした
地面に叩きつけられた際左側のほうを強打してしまい動かせるものの、
痛みが大きく走り出しバイクを起こそうとするも、起こせない状態だ
バイクを起こそうとするロイはスタッフの助けもあって、ようやく起こすことができた
問題はエンジンが再動できるかどうかである
モータースポーツのマシンは一度ミスが起こると立て直しにすぐできることがあれば
何らかの影響で動かずじまいということがある
エンジンを再び鳴らすロイ、だが
(クラッシュの影響かエンジンがかからない・・・!頼む・・・動いてくれ!)
いくらキックスタートしようとも心臓が始動しない、マシンが動かないことは
謂わばリタイアである
自分のミスでここで台無しにさせるわけにはいかなく、2回、3回キックをしてゆく
そして、エンジンから振動が体に伝わった
(よし、かかった)
やっとの思いでかかったマシンをゆっくりと動かしコースへ復帰する
『ロイ無事か!?今戻れるか?』
イーライからの通信が入りロイは状況を報告する
「マシンのほうは立ち直りましたが、どうかまだわからないです
 これからピットに戻って状態の確認をお願いします
 それから・・・左側を打ってしまったので交代もお願いします」
『わかった、とりあえずピットへ戻ってマシンの状態を確認する
 それから応急処置も行う、今はただそれだけだ』
「わかりました、今戻ります」
監督の指示ををうけロイは悔しさを押し殺しながら返答をする
自分が無茶をしなければこんなことにならなかったのか、そう思いながらピットに入っていった
「ロイ君大丈夫か?」「痛いところはない?」
「直ちに応急処置を、マシンチェックも行うぞ」
スタッフがそれぞれロイ左肩の応急処置、マシンのダメージチェックならびに
給油、タイヤ交換を行う

128 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/12(土) 04:47:16.13 ID:3z3fHVLs.net]
>>115
ベロアちゃんのコレクションって、かなりの割合でエフラム関係なのでは?
しかし、なんという捨てられない系女子……自室から溢れる前に、要対処ですな

129 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/12(土) 05:55:08.73 ID:y3b+nQ9U.net]
続き来た支援、アーセシ風味ロイセシです。

セシリア(自宅のベッドからおはようございます、セシリアです。土曜日の朝っぱらから申し訳ないのですが、頭がものすごい痛いです)
セシリア(更に、現在着ている物が下着の上下のみです。昨日文科省の役人の査察があったので久々にクローゼットから引っ張り出したいいスーツが床に散乱しています)
セシリア(そして何より)

ロイ(onソファー)「スー…スー…」

セシリア(………)
セシリア(何をした!?一体何をしたの昨日の私!!?)
セシリア(落ち着け、KOOLになれ私!(©マリクとマシューの中の人)そして昨日何があったか思い出すのよ!!)
セシリア(まず夕方、あの糞ジジイの相手で溜まったストレスを発散するためにいつものバーでやけ酒したのよね)
セシリア『マスター!この店でいちばん強いのちょうだい!!』
セシリア(それから、たまたま呑みに来たアーダンに絡み酒して…)
セシリア『それでその糞ジジイがね〜って聞いてんのかパイナップル!!』バシバシ
アーダン『いてえいてえ!聞いてるってば!!』
セシリア(あんまりにも酔いが酷いから店から引きずり出されて)
セシリア『もっと呑ませなさいよ〜!あーたんのいけずー!』
アーダン『これ以上呑むと体壊すぞ!あとそのあーたんってのやめろ背中がぞわぞわする!』
セシリア(たまたま帰りが遅くなったロイを捕獲して…)
セシリア『あーロイだー(はぁと)』ダキッ
ロイ『え、セシリアせんせわぷっ!!??////////』
アーダン『コラ離れろ!生徒に恥をさらすな!』
セシリア(そのまま部屋まで送ってもらって…)
セシリア『やー!ロイもいてくれなきゃやーなのー!!パイナップルは帰れ』
アーロイ『『ええ…(困惑)』』
セシリア(無理矢理ロイに泊まっていってもらったと…)
下着姿のセシリアさん『…(慈愛の微笑み)』ベッドポンポン
ロイ『ソファーで!ボクはソファーでいいですから!!///////////』
セシリア(…)
セシリア(大人としても女としてもおわってたああああああああ!!)
セシリア(完全に引かれたわ、頭のおかしい痴女じゃないあんなの。63スレも頑張ってきた恋の終焉が、こんなあっさりと…)



130 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/12(土) 05:56:01.66 ID:y3b+nQ9U.net]
ロイ「ふぁ〜…」
セシリア「!!!」フトンガバッ
ロイ「…あ、セシリア先生…おは…ようございます///」
セシリア「お、おはよう!///」
ロイ「…///」
セシリア「…あの、ロイ?///」
ロイ「なななんですか!?///」
セシリア「…悪いのだけれど、服を着たいからちょっと廊下にでてくれないかしら?///」
ロイ「は、はいぃ↑!!///」ダーッバタン
セシリア「……///(今の雰囲気、新婚夫婦の初夜明けみたいで悪くなかったわ!)」

セシリア「ご飯できたわよ」
ロイ「はい、いただきます」
セシリア「いただきます」
ロイ「…」モグモグ
セシリア「…」モグモグ
ロイ「あのセシリア先生、昨日のよるn」
セシリア「誠に申し訳御座いませんでしたー!!!」ドゲザッ
ロイ「ええええええええ!?」
セシリア「教師の身でありながらあのような無様な姿を晒してしまった事、何の申し開きも御座いません…」ゲザ-
ロイ「あ、頭を挙げてください!セシリア先生の暴走には慣れてますからあの程度気にしませんって!」
セシリア「ぐはぁ!!?」グサリ
ロイ「それより、何があったんですか?あんなになるまで呑むなんて、普通じゃないですよ」
セシリア「そ、それは…」

『どんなに頑張っても成果が上がらない生徒、それはあなたの実力不足か、それとも…』
『あの歳で逆ハーレム、しかも見るからにろくでもない者ばかり。彼女は将来ギャングにでもなるのですかな?全く誰の教育…おっと失礼』
『15歳でバイクレースとは、そんな物騒なオモチャを欲しがる時点で将来お察しですが、買い与える親も親ですなぁ』

セシリア「………ッ!」ギリッ
ロイ「…アーダンさんは詳しくは教えてくれませんでしたけど、「仕事でどうしても腹に据えかねることがあった」って言ってました。」
ロイ「僕で良ければ、話しを聞かせてもらえませんか?」

131 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/12(土) 05:57:26.39 ID:y3b+nQ9U.net]
セシリア「………」

セシリア「大丈夫よロイ。あなたが気にすることはないわ」

ロイ「…それは、僕が子供だから…ですか?」
セシリア「いいえ、あなたが私の生徒だからよ。私も教師の端くれ、生徒を関わる必要のない教育現場のいざこざに巻き込むなんて事、私のプライドが許さないもの」
セシリア「アーダンが詳細を語らなかったのも、アイツが私のそういうスタンスを知ってるからだしね」
ロイ「…アーダンさんのこと、随分信頼しているんですね」
セシリア「まあね。付き合いの長い不遇グリーンのなかでも歳が近いし、アイツ聞き上手な上に口が固いから、ついつい色々相談しちゃうのよ。モテないモテない五月蝿いのがたまに傷だけど」
ロイ「…そう、なんですか…」
セシリア「…ロイ」ダキッ
ロイ「!!!??///////」
セシリア「役に立てなかった、とか考えなくていいのよ。今回は私が意地を張っただけだし、何よりあなたが私を応援してくれる、その事実だけで私は何度でも立ち上がれるんだから」
ロイ「は、はい////////」
セシリア「…ありがとう、ロイ」ギュウ…

ロイ「それじゃあ失礼します」
セシリア「またいつでも来てね」

バタン

セシリア「…」
セシリア(…ロイにはカッコつけたけれど)
セシリア(ウォルトの頑張りを、リリーナの紡いだ絆を、ロイの真剣な熱意を貶されたあの時、頭に血が上りきって、マークス先生がやんわりと止めてくれなければ大暴れして問題を起こす所だった)
セシリア(マークス先生は「よく耐えてくれた」と労ってくださったけれど…)
セシリア「私もまだまだ未熟ね…」ハァ…

ロイ「…」
ロイ(…セシリア先生には、色々暴走される事もあるけれど、いつも感謝してる)
ロイ(それだけに…先生本人はああ言ってくれたけど、助けになれなかったのは、やっぱり正直悔しい)
ロイ「…アーダンさんが羨ましいな」ボソッ

以上です。
アーセシイイ…でもロイセシ萌えるという二つの感情がせめぎあった結果、欲張ってしまいました。
ちなみに件の役人は数日後に横領やら収賄やら円光未遂やらが発覚して逮捕されました。なんか色白とハゲに嵌められたとか喚いていましたがまあ気にしなくていいでしょう。
あとそれより少しを前に珍しくマークス先生がガンズとマクベスと話していたようです。何かの調査を頼んでいたようですが一体なんだったんでしょうね?(すっとぼけ)

132 名前:若獅子の屈辱 後編 11 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:32:43.43 ID:us+e9RNW.net]
「すいません皆さん、僕のミスでこんなことがおきてしまって」
「気に病む必要はない、ロイはロイなりにやろうとしてたから
 まさかあんなことが起きたら誰も予測がつかないさ」
「・・・」
ロイの応急処置を済ませたスタッフは先ほどの自体のことで気に病んだロイをなだめようとする
だがロイは沈黙してゆくのみだ
デニムは先ほどの事態で苛立ちを隠していけず、足踏みをはじめてゆく
彼是チェックをして10分は経過しており、現在8位に降下されてるのだ
一刻の猶予を争う大勝負にて、大幅なロスで苛立ちと焦りが募っていく
「いつまで待たせるんだよ!もう10分は経過してるんだ!」
「もう少しで出せます!今最終チェックを行ってます」
「・・・くぅっ!」
ついには苛立ちを口に出していった、最早なだめても逆効果な状態である
傍らで見るロイはデニムの苛立ちを納得するだけだ
他のクラスのライダーに指示を出しながらイーライはただ傍らでデニムを見てゆく
「チェック終了、行けます!」
「・・・遅いぞ!」
ようやくチェックが終わりデニムはピットを後にしようとする
「デニム今チェックが終わったがマシンに無茶はさせるなよ、いいな」
「・・・」
「デニム」
「・・・了解です」
デニムは怒りを振るわせながら促していき、コースへ復帰した
レーンを出た後デニムは今までの怒りを糧にしながらマシンを走らせて行く
ロイはその様子をただ見つめるだけでしかなかった
(デニムさん・・・すいません)
そしてただただデニムに懺悔することしか今はできなかった

そして1時間後
「5,4,3,2,1、レース終了!」
アナウンスの合図とともにレースは終了した
結果ロイ達のチームは、1000クラス7位、250クラス5位そして
600クラスは辛うじて13位に入った
あのあとデニムはマシンの80%前後をキープしながら走ったが後方より迫ってきたマシンに
譲らざるを得なくなり、また14、15位のマシンが見えたとき
残りの全力を出し切りながら逃げるしかなかった
最早限界に近い形で走行させて辛うじて切符を手に入れることができた
だがピットに戻るときにスローダウンが起きた
どうやらマシンが限界を迎えたのだ、あと1、2分耐えれなかったらもしかしたら
切符を手に入れなかったのかもしれなかった

133 名前:若獅子の屈辱 後編 12 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:35:01.75 ID:3QjA1dF+.net]
スタッフやライダーは全員本選に出場できたことに安堵するも
ロイとデニムは納得のいかない結果になった
たとえ予選であっても常に堂々と全力で走りこむのが大事である
そのことを胸に秘めながらロイ達は後片付けに入った
表彰式を迎えてる他チームを憧憬のまなざしで見るロイ
そこには喜びを分かち合い、笑顔で満ち溢れていた
『いつか自分もあの場所に立ちたい』という思いである
だが、自分がプロになれるかどうかはわからない
まだ中学生でもあるロイはこれからの進路がさまざま、行くか行かないかまだ未知である

後片付けを済ませる中ロイはデニムが居ないことに気がついた
もしやと思い他スタッフに伝えデニムを探しゆく
逸る心を抑えられなくなったのかと思いながら探してると、物の数分でデニムが見つかった
そこにはオズとその取り巻きも一緒だった
悪い予感が的中したロイ、その様子はまさに一触即発の状態であるのがわかった
ロイは物陰に隠れて彼らの様子を伺おうとする
「お前ふざけんなよ!あんなことをした事をしらばっくれるつもりか!?」
「さてな、何のことやら?」
「ロイに向かってロケットを指示したのだろ、お前のことだ何かするかと思ったら
 ここまで卑怯な真似をするとはな!」
デニムの怒りは頂点に達しており、一歩間違えれば手出しかねない状態だ
対するオズはその事を一向に知らぬ存ぜぬの一点張りである
握りこぶしを震わせながらデニムはそれでも手を出さず言及してゆく
「ふん、あんなの気づかないやつが悪いのさ。俺達は一向に知らないし
 むしろミスしたのが馬鹿なのさ」
自分たちのしでかしたことを単なるミスだといい、相手がミスしたのを一方的に罵りゆく
ロイは自分のミスを理解してる、また心の中で自分が馬鹿にされてるのは構わないが
ましてや仲間が馬鹿にすることは聞き捨てならなかった
心の中で怒りを抑えて状況を見るロイ、だがデニムは我慢ならずオズたちに手を出そうとした
だが、またしても取り巻きによって身を拘束され下種の笑みで挑発してゆく
「テメェら・・・ッ」
「デニム君熱くなりすぎぃ〜」「ホントたかが予選でムキになって」「かっこ悪いねぇ〜」
最早流血沙汰になっても構わないと思ったデニム、振りほどいて一発でも殴ろうと
そんな怒りが彼の中でふつふつと湧き上がってきた、右手の握りこぶしが震えているの見え
さすがにこれはまずいと思ったロイは飛び出してデニムをとめようとした
「デニムさん、どこに行ったのですか?探しましたよ」
「・・・ロイ」
わざとらしく言葉掛けをするロイ、オズの取り巻きも第三者が来たことで放していった
「一体どうしたのですか?なんかそちらの方と何か・・・」
「何でもねぇよ・・・」
前日と同じくぶっきらぼうにしゃべりデニムはその場を後にする
「あ、デニムさん待ってください」
ロイもデニムのあとを追いかけようとしてその場を立ち去ろうとする

134 名前:若獅子の屈辱 後編 13 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:35:52.65 ID:3QjA1dF+.net]
「お前確か昨日あった・・・誰だったかなぁ?」
それをさえぎったのはオズの言葉であった、ロイは後ろに振り返り彼らと面を向かう
「誰だったっけ・・・ロ・・・ロ・・・ロム?」「ロンじゃねぇ?」「ロキかも?」
デニムが居ない時でもロイに対してわざと名前を間違えて挑発を繰り出してゆく
この人たちのデニムへの嘲笑は聞くに堪えれないが、それでも表に出さずにいる
「ロイです、それでは」
呆れながらも自分の名前を名乗ったあと、その場を後しようとする
「あぁそうだったそれそれ、後ロダン君『奇跡の』決勝参戦おめでとう
 決勝で合えること楽しみにしてるね」
帰ろうとするロイに対してダメ押しの挑発を繰り出すオズ
これでもかと言う位の勝者の挑発はロイの耳につんざくぐらいのものだった
ロイは唇をかみ締めながらチームのところへ戻っていった

チームパドックのトレーラーにデニムは佇んでいた
ただその背中にはいろいろなものを背負っている漢字でもあった
ロイはその彼の後姿を見て気の毒に思い声をかける、
「デニムさん、大丈夫ですか?」
声が聞こえたのかデニムはロイのほうに睨みをかけた、その目は赤く怒りと悲しみに満ちており
今にも目頭が熱くなる感じであった、心中を察するロイは彼の気持ちを落ち着かせようとする
「・・・お前悔しくないのかよ?」
「デニムさん・・・」
「あんなことされて悔しくないのかよ?!どうなんだ!」
予選での出来事で頭にきてるデニム、まさしく彼の言うとおり悔しい思いでいっぱいだ
しかし今回のことで嘆いてばかりではいられないと思いロイは話しかける
「確かにあんなことがあって悔しいですよ。
 もちろん自分が最悪の事態に気づかなかったことにも非はあります。
 でも僕が言うのも何なのですが、その悔しさを糧にしないと
 決勝勝てるに勝てないと思います。だから・・・」
自分はプロではないため言える立場ではないのだが
過去の経験上大乱闘に参戦したロイにとってその言葉を口に出そうと
次の決勝で勝って彼らに見せてあげようと言おうとした
しかしそれが逆に彼の神経を逆撫でになってしまった
「・・・あぁそうだな、全部あんたのせいなんだよ!!」
「デニムさん!?」
デニムの怒りが頂点に達したか、彼の怒りはロイに咆哮を向けた
そしてチームのスタッフや他ライダーもデニムの声が聞こえたか、次々と集まっていく

135 名前:若獅子の屈辱 後編 14 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:37:10.70 ID:3QjA1dF+.net]
デニムは怒りや憎しみをロイにぶつけ今回の結果を、ロイの責任であることと奴当たる
悔しくて悔しくてたまらないデニムは彼らに怒りぶつけられず、ロイにぶつけていく
スタッフやライダーはその怒りを止めれずただ見ることしかできなかったが
ロイは彼の状態を察しなだめようとする
「あんたが出なければ俺はあいつらに勝てたかもしれなかったんだ!
 イーライの誘いに乗っからなければこんなことにならなかったんだ!
 俺一人で十分だったのに、あんたが参戦したことで狂っちまったんだよ!
 全部あんたのせいなんだよ!!」
しかしかえって収まらず彼の怒りの咆哮から感じる悲しみ
目に浮かぶ涙にロイは目に焼き付けてゆく
「デニムさん、そんな言い方は・・・」
「黙れぇッ!」
「!!」
ロイはそれでもデニムの怒りをとめようとするが、彼の怒りは止まらなかった
そしてついにはデニムの握りこぶしがロイの左頬に食い込んでいった
頬に伝わる鈍い音と鋭い痛み、ロイは揺れながらも踏みとどまってゆく
周りのスタッフはロイが殴られる瞬間を見て驚愕した
監督のイーライもその様子を見ており、チーム全体に沈黙が走った
デニムの怒りはいまだに消えず呼吸も荒くなっている
「・・・おまえに、お前に何がわかるって言うんだ!
 才能に恵まれてるお前に一体何がわかるって言うんだ!」
かれ枯れの涙声でさけぶデニムはチームのキャンプカーに入っていく
一同が沈黙していきスタッフはロイに声をかけてゆき、デニムと話したりする
いまだに肩の痛みが残るロイは逆の手で赤くなった頬を触ってゆく
彼の怒りと悲しみが今もまだそこに残ってゆく感触がある
(わかるからこそ言いたかったが、あの状態じゃ逆効果だった
 それに”恵まれてるやつか”・・・)
ロイはこのときとある少女のことを思い出した、学友でありながら
貧しさゆえに盗賊行為を繰り返し、引きとめようとしても逆効果になり
ついには居場所を見つけた、狐色の髪をした女の子を

136 名前:若獅子の屈辱 後編 15 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:51:15.46 ID:3QjA1dF+.net]
(・・・ほんと、あの時の怒りが今の焦りになっていくなんて
 だけどもう時間もあと少ししかない・・・)
現在に戻り、予選のことを思い出すロイ
サーキットのタイムを見て、カメラに写った走りを再確認する
レースまで最早1ヶ月切っており、ロイは着実に成果を伸ばそうとしてゆくも
彼にとって今のタイムは出来てないものである
そのためにも練習に練習を重ねてゆく

137 名前:若獅子の屈辱 後編 16 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:52:37.74 ID:3QjA1dF+.net]
(さてと今日はここまでにして、昼どこかへ食べに行こう)
タイムを確認しロイはピットにて片付け作業に取り掛かっていく
このときも予選のことを思い出した
(レースが終わってあの後は少しショックがきたよ・・・)
予選が終わった後ロイは、イーライから病院へ連れて行き左肩の検査をする
特に異常はなかったが1週間は激しい運動を禁ずるといわれ
一週間体育の授業を休まざるを得なかった
イーライから暫くはマシンやチーム等の調整に入るからお誘い(スポーツ走行等の)は
ないと言われ、一人で練習をせざる得なかった

138 名前:若獅子の屈辱 後編 17 mailto:sage [2017/08/12(土) 06:55:30.42 ID:3QjA1dF+.net]
先人が居ないと自分の走りを第三者の視点で観測できないのが痛恨である
また家族や学友、心配をかけてしまったことも
特に長兄のシグルド、次女のエリンシアから帰宅後に説教を受けてしまったのだ
そして学友のチャドやアルにからかわれたことも
今となっては苦い思いでだが、ロイはいい経験になったと思ってゆく
(そういえば、雑誌の新刊も出てるかもしれないから今日はアンナのデパートにしよう)
片づけを終えた後ロイはサーキットを後にする
雨がいまだに続く露の昼、少年はデパートへ向けて駆けていった

若獅子の屈辱 後編 了

139 名前:若獅子の屈辱 後編 後書き mailto:sage [2017/08/12(土) 06:58:48.18 ID:3QjA1dF+.net]
本当は7月中に書き上げたかったのだか色々あって、8月に
また深夜中に投下しようとするも寝落ちしてしまった



140 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/12(土) 19:51:52.57 ID:otpGnz/L.net]
アーダンとセシリア結婚し、ロイは養子にでもするのが一番収まりがいい気がする

141 名前:進展の前段階 mailto:sage [2017/08/12(土) 21:42:47.92 ID:F/bOALcj.net]
乙です、挫折を味わいつつも前に進むロイ、どのようになるのか?
投下させて頂きます。夏休みも残り半月と少し、進展も見せてもいいかなと思った。

ラス「皆、よく来てくれた」
ケント「一体なんの……いいえ、この面子を見れば予想はつきますよね」
シャンブレー「やっぱり、リンの事か?」
リュシオン「そうだろうな」
レオン「な、何で僕まで……」
ラス「そう言うがお前もリンの事を想っているだろう」
シャンブレー「端から見ると丸分かりだぜ?」
リュシオン「そもそも、私の前で嘘はつけんぞ」
レオン「ぐっ……父上から聞いてたけど本当に厄介だよね鷺って……」

ケント「それで、私達を集めたのは一体?」
ラス「簡単に言えばそれぞれの意思確認だ」
シャンブレー「意思確認?」
ラス「俺も含め、此処にいる者達はリンを想っている……そうだな?」
リュシオン「その通りだ、私も一見無邪気だが、気高さを持つ彼女を諦める気はない」
ケント「私もです、あの方を手放す等、もう考えられません」
シャンブレー「俺もだ……絶滅とか関係無い、俺個人の想いとして、あいつが好きだ!」
レオン「僕は……その……///」
リュシオン「……………」
レオン「ああそうだよ!!僕だって、あいつが……///」
ラス「そうだな、勿論、俺も、リンを愛している、そして、誰も諦める気はないな」
ケント「成程、薄々感じてはいましたが、やはりそういうことですか」
リュシオン「成程な」
レオン「………そうだね、カムイ姉さんと言う前例もあるし」
シャンブレー「……あ、そういうことか……俺は良いと思う」
レオン「随分あっさりだね」
シャンブレー「俺はそれでリンといられるなら良いと思う、みんなのことも嫌いじゃないし」
リュシオン「私も、だな……それに情けない話ではあるが、私1人では力強い彼女を受け止めきれん」
レオン「ふん、まぁ好きにすればいいさ」
ケント「私も構いませんよ、それであの方のお側にいられるなら」
ラス「では、皆の意思は決まったな、それでは、近いうちにリンに想いを伝えるぞ」
ケント「わかりました」

142 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 02:00:23.53 ID:iov+Bryw.net]
レオンが意外にあっさり頷いたな、と思ったけど、リンの女公化を否定することはカムイ♀への否定にも繋がるとか考えたのかな、などと邪推

或いは、この状況を見越した『誰か達』が前以て動いていたか

143 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 03:42:53.71 ID:it2pwn7G.net]
リュシオンがリンとくっついたら、実の妹でアイクの嫁のリアーネが義姉になるんだよなぁ
うーん、ややこしっ!

144 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 06:21:50.82 ID:j1oElxmc.net]
家計図がカオスなのは割とIFも覚醒もそうなのよねん

145 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 19:16:44.34 ID:CpxjypND.net]
>>128
サラ「このままだと埒が明かないから、知ってる範囲で家事の熟練者を呼んでおいたの」
ベロア「やめて下さい…」
エフラム「…大丈夫なのか?」

エリンシア「さあ、片づけて差し上げましょう!」
ミスト「よーし!やっちゃうよ!」
セルジュ「あらこれは…腕の振るい甲斐がありそうな部屋ね」

エリンシア「紙くずや糸くずが散らばっていますわね…とりあえず一か所にまとめましょう」
ミスト「壊れた瓶とか何かの骨とかもあるよ…踏んだら危ないから処分していい?」
セルジュ「どうせなら一度徹底的に掃除したあとに床にワックスをかけたいわね…」

ベロア「やめて下さい宝ものなんです捨てないで…」
エフラム「あの…ベロアが泣きそうなので少し手心を加えて頂くことは…」

エフラム「…とりあえず、部屋の掃除自体は行って、大事なものは後でアイク兄上がスペースを作ってくれるからそこにしまうことで落ち着いた」
サラ「まあ、そのへんが妥当かしらね」
ベロア「ありがとうございます…エフラムさんが説得してくれたおかげでコレクションを捨てられずに済みました…お礼は今夜たっぷり」
サラ「いつも通りじゃないの」

146 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 20:19:36.67 ID:VwujIXif.net]
ベロアは他にも拾い食いしたり虫の死骸集めたりと監督してないと大変だなと支援見返してたら
ベロアは実は巨乳な上に腕を胸の下で組んでいるというけしからん立ち姿ということに今更気づいた

147 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 20:55:09.84 ID:gvpTF7M9.net]
主婦(未婚)と女子力(真)とメイド(プロ)……家事スキル三強か

ワユ「まあ、家事の熟練者って言っても、料理に関しては……」
ミスト「昔よりはよくなったよ!」

148 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 21:39:19.92 ID:yl+mmkP7.net]
ミカヤ「夏休みねえ、私には関係無いわねゴロゴロ」
ユンヌ「前から思ってたけどあんた占い師じゃなくてニートしてない?」
ミカヤ「やだっ!自由業には関係ないって意味よ」
ユンヌ「とか言いながらその手のコントローラーは」
ミカヤ「最近発売された某国民的RPGイレブン!!占い師休業もやむを得ずよ」
ユンヌ「あーあれ」
ミカヤ「夏休みのみんなもここぞとばかりにやってるわ」
ユンヌ「プレイスタイルに性格出るわよね。ちょっと見ていこうかしら」

シグルド「あった!ふっかつのじゅもんノート!」
ユンヌ「おっ、ファミコン世代ね」
シグルド「ちゃんと合ってるだろうか…ピッピッ」
ユンヌ「ドゥルットゥドゥルットゥ」
シグルド「やめろ!おっ、無事始めることができたぞ!」
ユンヌ「チッ。って、ん?」

しくると:Lv16

ユンヌ「名前ダサッ」
シグルド「仕方無いだろう!当時は平仮名四文字なんだもの!」


リーフ「ハァハァ…マルティナおねえさん待っててね」
ユンヌ「なんと、こいつは民家のツボも割らずクエストも受けずお目当てのキャラに一直線の最速プレイ」
リーフ「PS4の大画面でぱふぱふができるんだ、そりゃ先を急ぐよ」
ユンヌ「露骨にストーリーのセリフ流し読みしやがって…あ、連打してたら全滅したわよあんた」
リーフ「このひとでなしー!」
ユンヌ「あんたがでしょ」


リン「うふふ♪カミュくんとの二人旅は楽しいなあ〜」
ユンヌ「対してこっちは早々にお目当てのキャラが仲間になってご満悦ね」
リン「イケメンなのに気取ってないっていうか、むしろ少し荒々しいとこがキュンキュンするわよね」
ユンヌ「どれどれ…性格ヘクトルっぽいわね。あと全体的に緑風(笑)ポジよね」
リン「ちょっとやめて」


カムイ「レベルアップ作業はジョーカーさんがやってくれています」
ユンヌ「あんたそれで楽しいんかい」
フェリシア「すみません掃除します〜、あっ!!ズテーン!!ブツッ!!」カムイ「あ゛ーっ!!PS4の電源が!!!!」
ユンヌ「ドラクエ最大のボスは掃除中のおかんとはよく言ったものね」

ユンヌ「さてさてミカヤは…」
ミカヤ「ま…まさか…!!そんなことって!!こんな展開が…ゴロゴロ」
ユンヌ「おおーっとネタバレは無しよ。ってかあんた進み早すぎんのよ少しは仕事しなさいよ!!」

149 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 21:41:00.33 ID:yl+mmkP7.net]
他の家族とドラクエ

アイク
好きなドラクエ:1(小難しくない一対一バトル)
好きなキャラ:パパス(背中を追いたい親父)

エリンシア
好きなドラクエ:6(パーティのムキムキ率ハァハァ)
好きなキャラ:ハッサン(説明不要)

クロム
好きなドラクエ:5(結婚イベント悩むわー)
好きなキャラ:ミレーユ(理想の姉さん像に最も近い)

エリウッド
好きなドラクエ:3(前作の過去話とかいいよね(+全員セクシーギャルは常識だよね))
好きなキャラ:3女僧侶(露出の少なさが逆にエロイよね)

ヘクトル
好きなドラクエ:4(やっぱ仲間多いのに限るわ)
好きなキャラ:トルネコ(中々味があって…誰がピザ仲間だ!!!)

エフラム
好きなドラクエ:11(幼女がメインキャラ…だと!?)
好きなキャラ:5の娘(幼女+双子+妹)

エイリーク
好きなドラクエ:9(ええ、全員体型はお子さまでキャラメイクしてますが何か)
好きなキャラ:アリーナ(やっぱり胸じゃないんですよ)

マルス
好きなドラクエ:8(旧作のオマージュがいいよね(+ゼシカのおっぱい大きいよね))
好きなキャラ:ゼシカ(呪文もムチも補助もなんでもできる性能がいいんだよね(+それより着せ替えと乳揺れたまらんよね)

セリス
好きなドラクエ:モンスターズ(可愛い魔物仲間にするの楽しい!)
好きなキャラ:ホイミン(触手がビグルみたいで可愛いよね)

アルム
好きなドラクエ:2(王子王女の邪神討伐の旅とか僕とセリカみたいだよね)
好きなキャラ:ピピン(一応正式な仲間キャラなのにこの影の薄さとかね)

セリカ
好きなドラクエ:2(王子王女の(略))
好きなキャラ:7の主人公(ザ・一般人の見た目なのに強いとこ好きよ)

ロイ
好きなドラクエ:7(鬱シナリオとか言われるけどそこがいいよね)
好きなキャラ:テリー(影があるのが格好いいよね)


みんな11やったかい?



150 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/13(日) 22:09:54.80 ID:GNJv3LEh.net]
>>146

リーフ「そ、そんな!巨乳だけでも素晴らしいのにクーデレ狼っ娘。
    ベロア義姉さん、そんな素晴らしい人だったなんて、エフラム兄さん爆発しろ!!
    それはともかく、そんな義姉さんに昔襲われた事あったのに……上手くいってれば童貞卒業し素敵な恋人が……あー!なんて惜しい事を、あの時に戻りたい!!」
ベロア「仮に何度やり直したとしてもそのポークビッツではどんな発情も萎えます」シロイメ
リーフ「ぐふっ!!」
エフラム「ベロアに貴様の粗末な物を見せつけたそうだな。
     相変わらずの変態ぶり、流石に見過ごせん、覚悟しろ」
リーフ「ちょっ!待って、これはえんざ……アーコノヒトデナシー!!!」

151 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 02:03:08.91 ID:psMBFuzw.net]
ベロア「というかもう私はエフラムさん専用ですので。揉んだり吸ったり挟んだり襲ったり襲われたりもエフラムさんのみですので」

152 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 05:41:16.97 ID:x++JKsOy.net]
ナンナ「実際なんであんなに小さいんでしょう…おいたわしい…」
ミランダ「あいつだって人の胸小さい小さい言ってるんだから自分が言われるのも因果応報よ!ふん!」
ティニー「赤ちゃんみたいで可愛いですけどね」


ジェミー「あいつら聖母かなんか?あんな汚いもの磨り潰しちゃえばいいのに」


アスベル「リーフ様…あの子らに見せたんです?ベロアさんもそうだけど」
リーフ「見せてないよ!?見られたんだよ!?なんで誰も信じてくれないのさ!?」
タニア「普段が普段だからだよ」
マリータ「せやで葉っぱやん」

153 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 16:12:09.09 ID:Y0WVFpnF.net]
ヒーローズ聖魔来ましたね

154 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 18:53:41.06 ID:P9wKarFO.net]
ミシェイル「こないだのラッキーセット好評だったのを受けて俺は考えた」
ミネルバ「何をだ」
ミシェイル「ブームは作るものだ。だからルーテあたりにに出資してゲーム作らせ、そのタイアップ商品をうちで出す」
ミネルバ「ほう…しかしゲームと言ってもな。どんなものだ?」
ミシェイル「くくく…148でドラクエの話が出ておろうが…乗っからない手があるか?
       ドラゴンといえばマケドニア!マッケクエストTを出す!
       筋はこうだ…平和なマッケ王国を突如侵略する漆黒レスト…もとい漆黒王。
       攫われたセリス姫。王は勇者アイオテの血を引く勇者ミネルバを城に呼び出し…姫の救出と漆黒の討伐を命じる」
ミネルバ「ドラクエTのパクリではないか!?だいたいなぜ私が主役なのだ!」
ミシェイル「お前は男装させれば女受けがいいだろ。背高いし、言いたくないが美形だしな。
       そしてうちの店員セリスの男性客に対する人気は言うまでもない。姫のかっこでゲームに出せば売れる。
       そしてっ!回復アイテム等にうちの商品を出す。素晴らしい宣伝になるし、店にもクエスト風の商品を出せるぞ!
       エコーズでもセブンが同じような事をしてるしな」
ミネルバ「許さん」
ミシェイル「なぜだ!?何が不満だ!このバカ!」
ミネルバ「なんだと!ドラクエ人気に乗っかってパチもの出すなど許されん!
      FC時代にどれだけ人気作に似せた便乗商品出たと思うのだ!他人の努力に乗っかるような真似は認めん!」
ミシェイル「世の中売ったもの勝ちだ!マケドナルドを紋章町一にする俺の野望を叶えるためだ!」
ミネルバ「しかも!さりげに同業他社を悪役にして貶めるとはなんたることだ!恥を知れバカ!」
ミシェイル「黙れ!奴は敵だ!イメージ落として滅ぼさねばならん!」
ミネルバ「味で勝負しろ!卑劣な真似は許さん!」
ミシェイル「石頭!頑固者!シスコン!」
ミネルバ「表に出ろ!オートクレールで白黒つけてくれる!」


マリア「たまに実家に帰ってきたら…またやってる…」
マルス「…一緒に宥めようか…」
マリア「んーん、マルス様いると兄さま不機嫌になるから…」

155 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 18:53:41.77 ID:wuhhn8uW.net]
ヴェロニカ「見せるとか見られたとかの話はやめて、あの事件思い出すから」
サラ「前のはあなたの自業自得じゃないの」
ノノ「いやーでも見たら忘れられないのは分かるよ、みんなあの凄いので動けなくさせられたり意識飛ばされたりしてるからねー」
カザハナ「鍛えてる身としてはすぐ制圧されちゃうのは思うところはあるけど…あれは無理」
サクラ「じ、弱点も把握されてますし…はぅ…」
ファ「ファももっとがんばりたいなぁ」
ベロア「ファだとエフラムさんも無茶できませんし、その分ファはご奉仕が上手くなってますね…私は獣みたいに襲われてもいいんですが」
キヌ「むしろ自分から襲い掛かってるじゃん…」
ミタマ「たまにお稲荷様もその状態になってますわよ」
ヴェロニカ「なんで経験値の話になってるのよ!?」
サラ「見るとか見られたとかいうから興味あるのかと思って、こっそり見学したいとか?」
ヴェロニカ「嫌な予感…というか取って食べるつもりじゃないでしょうね…いやでもネットで動画漁るよりは…って何言わせるのよ!?」
シグルーン「分かりますわ…私もアイク様が遠慮しないように色々考えて…」
ヴェロニカ「誰…というかいつの間に!?」
サナキ「本当すまん、うちの者が」
ンン「…分かります、その苦労」

156 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 18:55:32.06 ID:P9wKarFO.net]
>>155
なんと秒単位で書き込み時間一致するとは…
ヴェロニカも少しは懲りたんだろうか…それとも…

157 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 19:54:06.18 ID:8Z9UCFTS.net]
ヒーニアス「フハハハハ!!聖魔ときて真っ先に私を出すとは公式も分かっているな!!」
ターナ「いやエイリークとエフラムが先」
ヒーニアス「しかも専用武器扱いではないか!!やはりこの双聖器の主は私しかいないのだな」
ターナ「弓兵はみんなフォレストナイトになるしフォレストは幸運+5(笑)のニーズヘッグ使わないからね」
ヒーニアス「さあ皆で私を囲め囲め!!魔王(笑)であれど一撃で葬ってくれる!フハハハハ!!」
ターナ「エコーズ勢の時は全く気付かなかったのに…この武器系列の特性っていわゆる」


ヒヴ


ヒーニアス「なんかヴァネッサ達フレリアペガサス三人に壁ドンされた…助けて!エイリーク!」
シレーネ「ヒーニアス様私たち味方なので…」
ターナ「じゃないと効果発動しないでしょうが」
ヴァネッサ「もはや反射なんですよ。ハァハァ…ステキ…ヒーニアス様…公式ありがとう」

158 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/14(月) 20:11:49.19 ID:wuhhn8uW.net]
>>156
サラ「また何かやらかすくらいならいっそこっちからあなたを連れ出す選択肢も…」
ヴェロニカ「あー…その、そ、そうだ!今度新作のハンバーガー食べにいくからその話はまた…」
サラ「引きこもりのあなたがリア充も来るハンバーガーショップに行って大丈夫?」
ヴェロニカ「…エフラムを連れてくからいい。これで私も見た目はリア充…」
サラ「それでいいの…?」

159 名前:若獅子の落涙 前書き mailto:sage [2017/08/14(月) 23:03:02.77 ID:XPYnFIMN.net]
この作品は『若獅子の屈辱 後編』の続き(直後の物語)です

作中現実のものと違うところがありますがフィクションとして見てください
キャラの口調と性格が異なる(改変もしくは崩壊)してるところも
またオリキャラが登場しますが注意をお願いします
一部物理無視の描写が有るため此方も注意を
また越境のカップリング的の描写もあります

以上の内容が苦手の方はスルーをお願いします
では投下します



160 名前:若獅子の落涙 1 mailto:sage [2017/08/14(月) 23:10:11.20 ID:XPYnFIMN.net]
まだ雨が降り行くお昼ごろ
ロイはサーキットでの走行練習を済ませた後、空腹を満たそうとある場所へ向かった

『アンナのデパート』

紋章町中央の中で一際大きいショッピングモール
このモールは兄弟家・竜王家・白暗夜家につづく大家族勢力である、アンナ大姉妹が経営しているお店だ
アスク家が所属する特務機関『ヴァイス・ブレイヴ』の隊長であるアンナも彼女ら姉妹の一人でもあるが
彼女は公務員であるため商業の加入はできない
余談だが兄弟家四姉のカムイの持つカムイグループもアンナ大姉妹と商業取引も行っている

彼女達が経営するモールは平日はもちろん休日でも常に多くの客が足を運んでおり
連日大忙しの状態だ
雨もあってか駐車場には車やバイクがあふれており予備の駐車場も満車かつ渋滞である
無論モール内は人があふれかえって居る事も一目瞭然だ
ロイは何とかスペースを見つけ出し厳重にロックを施した後にモール内へ入ると
見渡す限り人、人、人とにぎやかな雰囲気で自由と混沌の紋章町とは程遠いものである
その雰囲気を楽しみながらロイはフードコーナーへ足を運び腹を満たそうと行く


フードコーナーについたロイはやっぱりかと思い苦い顔をする
お昼ごろというのもあって周りは満席、かつ順番待ちが数多であった
敢え無く席が空くことを待つか別の場所で食べようと考えるが、ロイは15分待って再度訪れようと考え
別の階にある本屋でお目当ての雑誌の購入かつ時間つぶそうとする
15分経って漸く席を獲得したロイ、昼食を注文するも時間がかかるため席にて順番を待つ
待機中で周りを見渡すと、一緒にご飯を食べる子連れの家族、一緒にゲームをしてる子供や大人
食べながら会話する恋人達、ふと見れば自分は今日一人でここへ来ている
(家族や友人、そして恋人か・・・。そういえばここ最近みんなと一緒にすごすことがなかったな)
ここでふとロイは学友達を思い出す

いつも平日休日に一緒に遊ぶチャド・レイ・ルゥはここ最近学校の教師である白暗夜家の次女(?)ヒノカの
補講を受けている、ヒノカはロイと同年代もしくはその前後の生徒に人気の教師である
おそらく彼らはヒノカ先生が大好きであろうとロイは思った
女性といえば女友達であるリリーナをはじめとしたクラスメイト
昔は一緒に登下校はあったもののここ最近もまた彼女達との登下校もなくなった
また彼女達はいつも何かあれば喧嘩をしている、あるときはフォルブレイズやアポカリプスが跳んだり
あるときはマルテやミュルグレが来たりと、またあるときは究極の蹴りが来たりとであった
原因は何なのと思い彼女達の喧嘩をとめることあったが、何なのか判らず仕舞いであった
だがある日彼女達の喧嘩がなくなりそしてさらに彼女達に変化が起きた

ソフィーヤとエフラムの結婚だ

その日を境にロイはソフィーヤの義姉となり、喧嘩が起きた彼女達は仲良くなった
またロイとしても喜ばしいことだが、同時にすこし靄もかかった
ロイはソフィーヤを友人として好きであるが、ソフィーヤはまた別なものなのかと結婚を境に思いはじめた
そして、同じく友人であるスーもマルスと結婚をしたのだ
スーの結婚もうれしいものだがこれもまた思い悩んだのだ
彼女も自分のことが好きなのかという疑問を持っていく
あれやこれやを悩んでると、注文の品のベルがなり品を取りにいく

161 名前:若獅子の落涙 2 mailto:sage [2017/08/14(月) 23:16:36.26 ID:XPYnFIMN.net]
雑誌を広げながら昼食のバーガーを食べるロイ、目に映るのバイクのパーツの項目だ
彼がバイクに乗って10ヶ月経ち、いつも大切に扱う相棒のパワーアップを考えている
前は主にドライブに使っていたが、最近ではレースやジムカーナに参戦しており
併合してあちこちへ走っていってる
パーツ(主にタイヤ)もドライブ用とレース用に分けて購入をしており
また、パーツやオイル交換を自力で交換している
ただしエンジンのほうは中身をいじったらいやな予感しかしないためプロに任せている
下手にいじられればアマチュアレースの参戦条件から外されてしまうのだ
アマチュアレースは足回りとマフラーのみでありそれ以外は禁止されている
といっても主に洗浄やパーツの状態の確認をお願いしている

(このパーツ性能いいけど価格が高い、かといって安いものを買って張りぼてはいやだな
 それに先月オイルやタイヤを買ったはよかったが、
 トレカやゲームを買ったせいで如何せんこれを買える金がないな)
ロイは小遣いをもらって入るが、パーツを買う予算が足らない
自分の趣味で何割かは費やしており
またあちこちサーキットにも入ってるためその費用やガソリン代も馬鹿にならない
さらに増額を欲しようとするとかえって迷惑をかけてゆくと思い
朝に配達のバイトを一週間5日、夜にゲームセンターのバイトを1週間に3日入って
予算を手に入れようとしてる
平日も休日も忙しい一日を送るがロイはそれが楽しいのと思っている

「あれ?ロイ様奇遇ですね、今ご飯ですか?」
食事中に物思いにふけながら食べてるとどこか聞きなれた声がした
見上げるとそこにはロイの学友であり幼馴染でもある若草色の髪の少年がいた
「ウォルト?奇遇だねこんなところで会うなんて。君も食事?」
「えぇちょっと買い物が終わったのでこれから食事を・・・」
これから食事を取ろうとするウォルトにロイは彼の手を見た
それは大量の食材がぎゅう詰めされており、重さ10キロは超えてる量だ
力の足りないウォルトでも持てる量だが如何せん限度がある
「ちょっと待って、どうしたのその荷物!?
 一体何があったの?まさか脅されたとか・・・」
「あ、これですかそんなのじゃないですよこれはですね・・・」
「ごめんウォルト君、荷物持ち任せてきつかったかな・・・って君はロイ君?」
あまりの量の多さにロイはウォルトがいじめられてるかと思った
ウォルトはこの事情を話すと、後ろから女の子の声がした
紫色のシャツを着たショートカットで華奢でありながらどこか力強さを感じる
剣士特有の手が見えた
ロイはその少女に見覚えがあった
「あなたは・・・確か、セリス兄さんの友人の」
「ラクチェです、こんにちは」
長兄シグルドの知人が経営してるお店『流星軒』の店主アイラの娘、ラクチェである
本来関係のなかった二人が付き添いという思わぬことにロイは目を見張るのみであった

162 名前:若獅子の落涙 3 mailto:sage [2017/08/14(月) 23:21:49.06 ID:XPYnFIMN.net]
空いた席に座り一緒に食事を取る三人、ロイの目には二人が小さな輝きが見えるような感じだ
黙々と食べてると質問を述べてみる
「ところでさウォルト、ラクチェさんとどうやって知り合ったの?
 それからその荷物は?」
「ラクチェさんと知り合ったのはついさっきですよ。」
「さっき?どう言うことなの」
「それはですね・・・」
事のあらましをラクチェが答えようとする
事の発端はラクチェの買い物だ、流星軒はこの日夕方まで休業だったため
アイラは買い物に出かけようとした、流星軒の食材は本来発注であるが
この日は頼みの車が渋滞であったため急遽発注主のところへ車を出そうとした
また家にはラクチェが居たため、家の分の食材を買いにいくようにとアンナのデパートへ
向かわせた
アイラが書いたメモが大量だったため買い物を終えた後食事を取ろうとするも
あまりの重さにふらふらしていったのだ
いくら彼女が鍛えても持てる者に限度がある
そんな彼女の様子を見て手を貸してくれたのがウォルトだ
彼女の持つ荷物の半分以上を持ってくれたのだ
それから彼からご飯の誘いがあったため一緒にとろうとして今に至る

「・・・ということなんですよ」
一通りはなしが終えた後ロイは、ウォルトの行動に感心を示した
「すごいねウォルト。ラクチェさんの手助けを自分からするなんて」
「ロイ様も家族の皆さんと同じく困ってる人を助けるのは大事なことなので
 手助けしてやっただけですよ」
「でも私は助けてくれてホントうれしいよ、あいつ等だったら
 断固拒否してるからね」
彼女の言うあいつらというのはヨハン、ヨハルヴァの二人である
彼らが下心を持って助けに来るのが目に浮かんだためだ
そんな3人で会話を弾んでると、ラクチェの携帯から電話が鳴った
母アイラが迎えに来てくれるのだ
ご飯がまだ残ってるのを最後まで平らげるウォルトとラクチェは、その場を後にしようとする
最後までラクチェの手伝いをウォルトは行ってゆく
「それじゃロイ様、月曜日に」「じゃあねウォルト」
「さよなら、流星軒にも寄ってきてくださいね」「時間が取れればね」
別れの挨拶を済ませた後、ロイは残ってるバーガーを平らげようする

163 名前:若獅子の落涙 4 mailto:sage [2017/08/14(月) 23:26:48.72 ID:XPYnFIMN.net]
しかし、食べるとなぜか味が感じなくなったのだ
彼らの会話を聞いてると、ウォルトはラクチェの気持ちに答えたというのだ
ここでロイは思い出した、過去リリーナ達が喧嘩した原因が何なのかを
それは『彼女達の気持ちに答えなかった』というのだ
(さっき・・・ウォルトはラクチェさんの気持ちに答えたから仲良くなれたんだ
 僕は、リリーナたちを『友人』と見たせいで彼女達は離れてしまいそれぞれの道へ・・・
 いや違う、離してしまったのは僕のほうだ)
ロイは思った、リリーナたちも女の子だ恋の一つや二つはしたいのだ
それをロイは彼女達の思いをスルーしてしまった、いや蔑ろにしてしまったと思った
いわば彼女達を『泣かせてしまった』のだ。
ロイは自分の鈍さを恨んだ、自分の知らなさに悔やんだ、自分の愚かさに怒った
そしてロイは、女を蔑ろした自分は『恋をする』『愛を語る』資格はなく
おごまかしい考えだがたとえ彼女達(若しくはいずれか)と『仲良くする』のは出来ても
『恋人になる』資格はないのだと
女の人の身を守ることはできても、心を通じることが出来てないのだ
そう考えるとロイの頬に雫が伝わった、目が暑くなり視界がぼやけていく
(リリーナ・・・シャニー・・・スー・・・ララム・・・セシリア先生・・・
 ソフィーヤ・・・ギネヴィア校長・・・ごめん、皆・・・ごめん)
ここに居ない彼女達へ頭を下げる気持ちで今満たされており
ロイは平らげた後机に顔を伏せてゆく、誰にも悟られないようにただ声を上げず
涙を流していった



(・・・あれ、いつの間に僕寝てしまったようだ)
涙を流し終わった後ロイは3時間は横になっていた
携帯のタイマーを見ると午後六時になっていた、急いで帰ろうと思ったのだが
今の自分の状態が不安定だと理解し、帰ろうと思っても余計な事故を起こしかねないため
少しだけ時間をつぶすためまた気を紛らわせるためにに別の階のゲームセンターに向かった

164 名前:若獅子の落涙 5 mailto:sage [2017/08/14(月) 23:31:48.68 ID:XPYnFIMN.net]
(ダメだ・・・10連敗、ホント今日はだめだ)
ゲームセンターに行ったロイは対戦ゲームをやるも
心が痛み続いてるせいか今までの通りの腕前にならず、大敗を喫した
今の自分が情けなく感じ、ロイはゲームセンターを後にする
気づけば午後7時半、もう夕ご飯の時間は過ぎてしまったのだ
涙を隠しながら帰路へ行くロイ、外の雨が彼の憂鬱を流してくれる様もなく
逆に彼に深い悲しみを無理やり背負わされてゆき、衣類に重石を乗せてゆく
途中事故もなく兄弟家につき、バイクを倉庫へしまってゆく
しかし家へ入る足取りは重く逆に行きたくない気持ちも生まれていくようなものだ
それでも踏み込んで扉をあけてゆく
「・・・ただいま・・・」
「お帰り、遅かったなロイ、心配してたぞ」
覇気の無いロイの声に心配を掛けてきたのは太い声をする男の声が聞こえた
「遅くなってごめんなさい。シグルド兄さん」
顔を上げると兄弟家の大黒柱の一柱である長兄シグルドが玄関で待ってたのだ
遅れたことで謝罪するロイ、上がろうとするとシグルドが顔に手を当て覗いた
「どうしたんだロイ、目が真っ赤で涙の後が見えるのだけど
 なんかあったのか?」
「あ、これ?帰ってる途中にごみが入ったみたいで目が真っ赤になってしまったのかな
 よくわからないのだけど」
ロイの顔を見るとひどい顔であったのに気づくシグルド
ロイに何かあったのかと心配するも、咄嗟の嘘をつき心配かけまいと思いロイは答えた
「そっか、気をつけるんだぞ。それが原因で事故も置きかねないからな
 乗用車の交通事故や人身事故は自分だけじゃなく相手も不幸にさせてしまうからな」
シグルドは納得する様子で返答した後、ロイに事故を起こさないように走ってほしいと
注意を促そうと諭す
「ありがとう兄さん心配してくれて、後それからご飯は今日はいいよ
 帰る途中で食べてきたから」
ロイはシグルドからの注意を返答した後、またも嘘をつき食事をパスする
「わかったお風呂はもう沸いてるから入っていいぞ、雨でずぶぬれになってるからな
 あと洗濯物は私が預かるからな」
「お願いします兄さん、後カメラは洗濯機に入れないでくださいね
 壊れたら元の子も無いですから」
「ははは、気をつけるよ」
ロイはシグルドに荷物を預けて、お風呂へ入ってゆく
今日の分の疲れと、自分の心に突き刺さった痛みを洗い流すように

お風呂に浸かってるロイは自分の行為を改めて思い返した
(女の子の気持ちを踏みにじる行為・・・背徳だな
 背徳・・・、ハハッ、よりによって自分がこの名前を皮肉をこめて
 つけようと思うなんてね、クロム兄さんやリン姉さんリーフ兄さんと
 似たような名前をつけるなんてね・・・『背徳の炎』という名前を)
ロイは彼ら三人が『三喪』と言うのを聞いたことを思い出した
もてないから、いい人に現れないからと、進展がうまくいかないという愚痴を言ってゆく三人が
作り出したというグループだ
そして今の自分が背徳者であることに悲観すると
自分が彼らと同じような行為をしてることに気づいた
背徳という言葉を聴いて思い出した、ロイが好きである創作上の名前と同じ二つ名を
皮肉をこめてつけることにした

165 名前:若獅子の落涙 おまけ mailto:sage [2017/08/14(月) 23:41:02.50 ID:XPYnFIMN.net]
「ねぇどうして私に白馬の王子様が現れないのよもう」
「僕も巨乳のお姉さんにめぐり合えないのは何でかな」
ある日、二人の男と女の声が恋愛事情に愚痴をいつものように言う会話が聞こえた
五女のリンと十男のリーフである
リンの求める男性はイケ面の白馬の王子様、リーフは巨乳の年上を求めていた
そんな彼らの会話がくだらなくも楽しく見えたロイは入ろうとする
「ねぇ僕も入れてよ、自分もどうしてもてないのかわからないよ」
イケ面と巨乳に飢えてる二人はロイが喪入りすることに関して、呆れた様子だ
しかしロイは自分は自分がモテてたのはわかっていながら入っていった
その心をここにいる二人は知らない
ロイが恋愛心に仮面(ペルソナ)をしてあることに


若獅子の落涙 了

166 名前:若獅子の落涙 後書き mailto:sage [2017/08/14(月) 23:54:12.37 ID:XPYnFIMN.net]
今回は決勝大会ではなく外伝(いわば紋章町中心)で書きました
最初のタイトルに『外伝:』と書けばよかったかと思いました
また今回ロイにすごくこじつけながら動きを作らせてもらわせましたが
ちょっと強引過ぎたところもありました
あとウォルトとラクチェは「力不足の器用な男子と力持ちの不器用な女子」という
テンプレートチックの捏造を作りました
また外伝などは過去のスレやレスを参考に作らせて生きます
一部自分から作り上げるところもあります

167 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 00:01:03.78 ID:jhiGghVX.net]
ロイは今までが今までだから手遅れ感が強いというか
自業自得だけれど
…かろうじてララムだけならまだなんとかありえる…だろうか?

でも本人まだ中学生だし一人者でも自然と言えば自然

168 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 00:13:07.81 ID:4vMLussw.net]
アメリア「よい…しょおっ!!!」
チキ「わ、わわぁ…あんなおっきな斧を持ち上げてる…」
チキ(大人)「あなたも大人になったらスイカ斧持てるわよ」
アメリア「えへへ、訓練の成果だねっ!」
ノノ「しなやかだけどやっぱりKINNIKUついてるんだねー」
アメリア「あひゃっ!? い、いきなり撫でないでよくすぐったいよっ」
サラ「でもどうして斧?ジェネラルならつかえるけど」
アメリア「あはは…一回師匠に勝ってみたいなって…もちろん師匠から教わった槍にもこだわりはあるんだけどさ」
ノノ「お兄ちゃんの槍に勝ちたいなら斧よりも手や口で…」
ンン「はいはい、自重するですよ」
ミルラ「……アメリアはいいですね…聖魔実装決定ですね…お兄ちゃんと一緒にヒーローズの世界で活躍できるですね…」
キヌ「また先越されちゃったんだ…」
アメリア「ご…ごめん…」
ソフィーヤ「…また一人…ヒーローズ参戦…仲間が増えました……」
イドゥン「ラスボスの実装はいつになるのかしら…」


エフラム「…みんなだけは少しでも早く引きたい…課金するか」
ヴェロニカ「そうしてみんな課金の連鎖に囚われていくの。ふふふ。
       私みたいなお金持ちはいいけど貧乏人がどこまでやれるかしら」
エフラム「…アメリア引くまでだからな。そこまで無理はせん」
ヴェロニカ「…どーせなら他三人も引きなさいよ」
エフラム「ターナはエイリークの役目だ。ヒーニアスは別にいらんぞ。困った奴だし」
ヴェロニカ「…あらそう」

169 名前:駆け抜ける狼1/2 mailto:sage [2017/08/15(火) 00:25:20.00 ID:gsOOe4i9.net]
みなさん乙です。
変われずに悩むロイの話の直後になりますがこちらは進展を見せようかと思いました。投下させて頂きます。

リン「ごめんなさい、遅かったかしら?」
ラス「いや、大丈夫だ」
リン「それで、みんなして私を呼んだのは何?」
シャンブレー「えと……その……な///」
レオン「……………ぐぅ!」
ケント「取り敢えず落ち着け、私が言おう……リン様……私達5名、皆、リン様が好きです!!」
リン「…………へ?」
リュシオン「信じられんだろうが、事実だ、私達は貴女を、愛している」
リン「え………えぇぇぇぇぇえ!!!」

ラス「………大丈夫か?」
リン「ええ、ごめんなさい……その……」
ケント「突然こんなことを言われれば混乱するのも無理はありません」
シャンブレー「でも、本当なんだ、俺達……リンが好きなんだ」
リン「えっと……その、どうして私が?」
ラス「俺は、以前よりお前を想っている……しばらく部族の纏めなど忙しくて、会うことが出来ず悪かったと思っている」
ケント「私もそうです、私も……何時の間にアルム村に流れたりして会うことが出来ませんでしたが……
    それでも、貴女の事をお慕いしておりました」
シャンブレー「俺はさ……始めてあった時から野性化プログラムとかで振り回されたけどさ……
       それでも、弱くて逃げたがりの俺にずっと向き合ってくれて、嬉しかったんだ……
       それから……うん、それから、俺も、リンの事が好きなんだ」
レオン「う……うー………僕もそうだよ!お前に振り回されてばかりだったけど……
    ひねくれて、みんなに向き合えない僕に真正面からぶつかってくれたの……嬉しかった……//////」
リン「そぅ……なの……その、出来ればリュシオンさんも聞かせて貰えませんか?   他のみんなと違って、今まで接点ありませんでしたよね?」
リュシオン「そうだな、鷺の特性を置いても貴女に嘘は吐きたくないからな。
      先ずは謝らせて貰う……申し訳ない!」
リン「は!?えっ……いきなりどうして!?」
リュシオン「貴女に目を向けたそもそもの切っ掛けは……私の……性癖によるものだ」
リン「性癖……?」
リュシオン「私は……貴女の弟と同じ……大の巨乳好きだ」
リン「!!!!!」
リュシオン「始めは、巨乳の彼女が欲しくて、貴女に目をつけ、そして声をかけた。その際あんな出逢い方だったがな………
      だが、その出逢いの際、貴女の照れた可愛いらしさとか、先日の海で見せてくれた溌剌とした美しさにどんどん惹かれていった……今は、外見だけではない……私は、貴女の全てを愛している」
リン「あ………あぅ………//////」
リュシオン「突然言われて、信じられんかも知れんが……」
リン「い、いえ、信じます、兄さんや義姉さんから聞いたことがあります、鷺の民の人は嘘を吐かない……いえ、嘘を吐けないって、だから……」
リュシオン「そうか、ありがとう……」



170 名前:駆け抜ける狼2/2 mailto:sage [2017/08/15(火) 00:26:18.98 ID:gsOOe4i9.net]
ラス「それで、出来ればお前の返事を聞きたいんだ」
リン「えと……その……ご、ごめんなさい!!」
シャンブレー「やっぱり……だめ……か?」
リン「そ、そうじゃないの!みんなが、嫌って訳じゃ………
   でも、私、今まで喪で、お付き合いなんかしたことなくって……
   だから、みんなにそんなこと言ってもらえるの、すごく嬉しくて……」
リュシオン「それなら、何故?」
リン「告白してもらえたのは凄く嬉しいけど……みんな、とても素敵な人で、私には、1人なんて選べないの」
シャンブレー「なんだ、そんなことだったのか」
リン「え?」
ラス「俺達で話し合って決めていたことだ、リンが誰か1人を選ぶならやむ無し。
   そうじゃないのなら、5人みんなでお前を愛すると言うことだ」
リン「そ、そんな!いいの、みんな?」
シャンブレー「俺はいいよ、リンといられるなら、他のみんなも、嫌いじゃないし」
ケント「私も同様です」
レオン「ふん、ま、いいんじゃないの?カムイ姉さんもそうだしさ」
リュシオン「私も構わん」
ラス「そして俺もだ、例え他の者と共にでも、リン、お前が欲しい」
リン「みんな………!」キョロキョロ
ラス「どうした?」
リン「あ……あの、突然私がこうなるなんて信じられるなくて……夢か、或いはマルス辺りがカメラ仕掛けてるのかって……」
シャンブレー「ハァ………」ホッペツネリ
リン「ひたっ!ひたぃわよひゃんぶれー!!」
シャンブレー「これで夢じゃないって解った?」
ケント「それに、周囲にカメラや協力者はいませんよ」
リン「じゃ………じゃあ……本当に?」
レオン「全く……相変わらず馬鹿だよねぇ」
リン「ぅ………うるさいわよ坊ちゃま!」
レオン「………こう言うときは、立場はいいだろ?レオンって呼べよ、僕もリンって呼ぶから」
リン「ぇ………あ………うん」
リュシオン「改めて言うが、間違いなくこれは現実だ、私達は貴女を愛している………貴女は、どうだろうか?」
リン「えと……その、良いの?私、自分でガサツで、乱暴な自覚あるし、イケメン好きでつい目を向けちゃうかもしれないし……
   それでも、良いの?みんな……私の彼氏で……私、みんなの彼女になって………」
5人『……………』コクリ
リン「………!ありがとう、みんな、私とお付き合いしてください!」
ラス「勿論だ、これからずっと、お前を愛すると誓おう」
ケント「私の身はずっと貴女と共にあります、それは永劫、変わりません」
シャンブレー「俺も、リンといられて嬉しいよ、これからもよろしくな」
レオン「ふん、今まで姉気取りで色々言ってきたけど、白暗夜家の一員としての振る舞いを僕が教えてやるから、覚悟しろよ」
リュシオン「貴女に受け入れられてとても嬉しいよ、身体の弱い私だが、精一杯受け止めよう」
リン「ええ、ラス、ケント、シャンブレー、レオン、リュシオンさん、みんなよろしくね」


称号が変わりました。
貪狼→狼女公

171 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 01:39:35.76 ID:L43MAKaX.net]
女公系職に新たな仲間が!
女王以上のカムイ、リリーナ、エイリークは盛大に祝いそうだけど、クレアは「また先に昇格されるかも」と、歓迎しつつ警戒したりしてww
まぁ、リンの場合は、まだまだ女王級の深さには遠そうだが……しかし、脱喪して化ける可能性がなきにしも…………今後次第かな

>>168
ミルラの先越され属性が、まさかの公式に?

172 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 01:46:30.66 ID:L43MAKaX.net]
マークス「いよいよ……残るは私一人、か……」
ガロン「目出度い席故、多くは言わん。
    しかし、そろそろ身の振り方を考えよ」
マークス「……分かっています。自ら動き、人と出会い、絆を育まねば、運命は訪れない、と……」
ガロン「……………………ならば良い」

ヒノカ「私も……まだ恋人などは……」
ミコト「では多対一の手解きをーー」
ヒノカ「結構です!」

173 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 05:56:24.93 ID:jirD82SK.net]
クロム「一気にリア充超えて大リア充になったな。おめでとう」
リン「まさかこうなるとか!…も、妄想くらいはしたことあったけど…」
リーフ「姉さん、鼻血鼻血」
リン「イヤァァ!?これじゃあんたじゃないの!?」
リーフ「ひどっ!?そこまで言う事ないじゃん!?」
ロイ「安心して!三喪は僕が継承してリーフ兄さんと一緒に守っていくよ」
リーフ「僕も卒業したいよ!?」
クロム「で、そ、その…だな…ど、どうだった…んだ?」
リン「どうって何が?」
クロム「初夜。まさかの6ぴーか…す、すさまじい…な」ボタボタ
リン「そっこーすぎでしょうがあ!?告白しての昨日の今日よ!?」
リーフ「僕も!聞きたい!」ブバババ
ロイ「さ、参考までに…」/////
リン「あんたらまで!?…う、うー…みんなと…キスは…したわ…」
クロム「ん、最後まで致さなかったのか?」
リン「え…えーっと、最初のを…その…誰にあげようって思ったら悩んじゃって…」
リーフ「……」血の池チーン
ロイ「こうなるってわかってても聞きたいんだね…」

マルス「〜〜〜〜〜〜〜」ゴロゴロゴロ
スー「マルス、心配ない」ギュッ
マルス「うん、ごめん。僕も受け入れていかなきゃね」
リーフ「…スーのFカップ爆乳に顔埋めてなんて安らかそうな表情を…僕も同じ思いをしたいよ…」

クレア「ほっほほほ!後輩でいらして?そこで悩んで足踏みなんてまだまだ甘いですわね。先輩たる!わたくしがご指導差し上げます」
リン「あんたはカムイ姉さんエイリーク姉さんリリーナちゃんとよくつるんでる!?…じゃ参考までにあんたはどーしたの?」
クレア「わたくしは……グレイロビンといたしました時…あら、どちらが初めてでしたかしら?
     む、夢中で覚えてません…」
リン「オイ」
リリーナ「…大切な初めてでそんなノリだから女王に上がれないんのよ。
      私はきちんと覚えてますよーだ。あげたのはゴンザレスよ。
      …私に差し出してくれた花…嬉しかったんだもん。バースやウェンディたちの事も同じくらい愛してるけどね」
ロイ「え、リリーナ卒業してたの!?ハーレム作ってるのは知ってたけど!?」
リリーナ「とっくにだって。そういうの女子としゃべったりもしてたけど気付かなかったのね」
カムイ「私は初めての時はさ。一対一だったよ。みんなとは違うけど参考になるかな?ジョーカーでしたっと」
リン「ふむむむ…ヒノカ先生はどーだったの?」
ヒノカ「なぜ私に振る!?」
クレア「だって女公系兵種じゃありませんこと。あら、おかしいですわね。ステータス欄見ても称号が書いてませんわ」
カムイ「妙だね。バグかな?」
ヒノカ「私に彼氏はおらんし処女だ!!!!…って何を言わせるんだ/////」
リリーナ「と、とっくにルゥたちと付き合ってると思ってた…」
クレア「生徒たちに先を越されるっていかがなんでしょう」
カムイ「ペースは人それぞれなんだよ」
ヒノカ「私がそっちにいく前提で話すのはよせ!」
エイリーク「ふふふふふ、私たち貧乳の魅力をわかる男性が増えて素晴らしい事です。やはり胸じゃないんです。
       ヒノカさんが喪扱いだった今までがおかしかったのです」
リン「姉さんも優女王になってから発言が前向きになったわよね」

174 名前:君の声 mailto:sage [2017/08/15(火) 13:49:54.09 ID:6jMeiiBs.net]
リーフ「アイク兄さんとエフラム兄さんに関しては、さ……なんというか……諦めがついたんだ……。
    あの2人とカムイ姉さんは、人を引き寄せるフェロモンか何かを出していて、下心抜きの愛情とかそんなんで更に惹き付けるんだって。
    ーーーーそっか。やっぱり君にとっても、兄さん達は特別かい? 君まで魅了するなんて、本当にとんでもないね。
    だけどさ、エリウッド兄さんやクロム兄さんやマルスやティバーンさんやリュシオンさんってさ、僕と同じOPPAI仲間じゃない?
    特にリュシオンさんなんて、始めはリン姉さんの巨乳目当てで近付いたじゃない?
    他のみんなも、いや、男なら、アイク兄さんやエフラム兄さんだって、OPPAI好きでしょ?
    なのにどうして…………。
    ーーーーそりゃ、僕だって分かってるよ。OPPAI仲間の彼女持ち組は、僕みたいにあからさまじゃないって。明らかに胸目当てで近付けば警戒されて当然だって。
    僕だって、できるならスマートにナンパしてみたいよ。でも無理なんだよ。飛び付きたくてたまらなくてルパンダイブしてコノヒトデナシーなんだよ。
    ーーーー改善できるんだったらそうするさ。フィンにも言われたことだしさ。だけどーー」

フォルデ「……なんか、葉っぱの坊主が装置に向かってブツブツ喋ってるんだが」
ルーテ「故障ですか?」
アスレイ「リーフ君は人間……少なくとも生き物ですよ、多分」
ルーテ「軽い冗談です。ですが、正常ではないのは確かなようですね。
    三喪と呼ばれた兄姉の卒業や、前々からのカップル増大のストレスで、ついに壊れたのでしょうか?」
ノール「あるいは、本当に我々には聞こえない声が聞こえ、意思の疎通を行っているか、ですかね、擬人化ハァハァ」
ルーテ「……なるほど……永劫リザイア君10号が、自我に目覚めたと……」
フォルデ「いやねぇだろ」
アスレイ「どうでしょうか。モニターをよく見ると、リーフ君の発言から、リザイア君が受け答えを行っていると思われる時間に、僅かなノイズがある気もします」
ルーテ「葉っぱさんは、魔物化により無機物と対話する能力を獲得した……? 肯定も否定も、今は証明できるだけのデータがありませんね」
アスレイ「次の研究テーマですか?」
フォルデ「既に結構な数を抱えてんだが……」
ノール「やはりリザイア君×葉っぱこそが至高……」
ルーテ「興味深くはあります。手が空いたら調べてみましょう」

175 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 15:50:58.02 ID:vFxrCNOz.net]
ロリルフレ「でもクロムはOPPAI好きとは言え好きなのはちい姉さんのOPPAIでしょ。その証拠にサーリャには興味は示しても執着はしてなかったし」
姉ルフレ「そうね。たしかに妹ちゃんのは特別みたいよ」
ロリルフレ「それに本当にOPPAI好きならちい姉さんじゃなくて姉さんのほうに夢中になるはず」
姉ルフレ「それも困るわねえ」
ロリルフレ「つまりクロムはOPPAI好きのなかでも好きな相手のOPPAIを育てたい派だったって話よ」
姉ルフレ「ラキスケばっかりだったけど、そのおかげで妹ちゃんも今ではけっこう立派に育ったものね」
ロリルフレ「よかったわね、ちい姉さん」

ルフレ♀「全然良くありません! あ、いえ、その…胸が大きくなったのはいいんですけどその理由を家族に議論されたくはありません!」

176 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 17:30:17.09 ID:j5ewZeP2.net]
ヴェロニカのお付きが一人増えそうな予感

177 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 22:02:49.78 ID:AYj3Bptl.net]
ララム「みーんな彼氏作って残った感。初体験まで済ませちゃって…」
リリーナ「んー…まあね。いいものよ。大人になるっていがみ合ってた頃から考えると…信じられないくらい心が温かくなれたわ。エリンシア姉さまたちと友情育んだのもあるけど」
シャニー「す、すっごい先輩目線だね…あたしもたいちょーと…にゃふ」
ララム「なんやそれなにそれその蕩け顔!?」
リリーナ「付き合ってるのは聞いたけどもしかしてお赤飯?」
シャニー「えへへ♪」
ララム「幸せものめー!…でもこうなるとセシリア先生とギネヴィア校長がちょっと気になるよね」
リリーナ「今はフリーにしても経験くらいあると思うわよ」
シャニー「だよね。あの色気だし。アーセシも意外と?このままあるかも?」
ララム「アトスが切れそう」


フィル「……あー…そのう…」
キャス「どったのフィル姉?」
フィル「キャスは…その…えっと…ぐ、グレてた頃があると聞くでござるし…」
キャス「あ、もしかしてそのころそっち方面で過ちっていうか経験積んじゃったかどうかって事?ぶっちゃけ初体験済かどーか?」
フィル「あけっぴろげすぎでござる!?」
キャス「ご想像にお任せしちゃうよ」
フィル「肯定も否定もしないと気になるでござる!?」

178 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/15(火) 22:41:38.69 ID:GiPlf1Pz.net]
ヴェロニカ「そういえば、胸は揉むと大きくなるって本当?」
エフラム「……マッサージは無関係ではないという話はあるけどな、個人差じゃないか」
ヴェロニカ「あなたも何人も大きくしてるんじゃないの?」
エフラム「そんなことを意識したことは無いからな」
ヴェロニカ「後……なんだっけ、周りの娘とはどうなの?」
エフラム「どうって……仲良くしてるさ」
ヴェロニカ「そうじゃなくて……何してるかされてるかとか」
エフラム「いや……今言うことか? お前がハンバーガー食べたいけど一人でマッケに入るの嫌だっていうから付いてきたんだが」
ヴェロニカ「リア充はこういう場所でこういう話をするものなんじゃ……」
エフラム「かなり歪んでるぞその情報は……ネットで仕入れた情報はよく精査した方がいいぞ」
ヴェロニカ「……うるさいわね。いいから注文してきて」
エフラム「自分で行かないのか?」
ヴェロニカ「コンビニなら商品置けばそれでいいけどこういう自分から注文するのはめんどい、あと色々勧められるし」
エフラム「……手のかかるやつだなあ」

179 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/16(水) 00:03:23.85 ID:mn/Dj35l.net]
手のかかる子ほど可愛く思える人間心理



180 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/16(水) 00:14:43.23 ID:Eg5P8fpA.net]
自分からエフラムを誘って外出とは……サラ様による脱引きこもり計画は順調に進行中の模様

181 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/16(水) 20:03:20.00 ID:c7msT3Mi.net]
アメリア「二歩歩くよ!」ガシャガシャ
ファ「わー、あんなに重たそうなかっこなのにすごーい」
サラ「兄さまと訓練した成果ね」
アメリア「周りのアーマーも加速するよ!義姉さん!えい!」ドン
エルフィ「す、進める!二歩!」
カザハナ「お、重たそうなエルフィ義姉さんを加速した…」
キヌ「これって横綱も加速可能なの?」
アメリア「うん」
ノノ「そーなるとお兄ちゃんの腰の動きも加速可能?」
アメリア「し、ししょーはアーマーじゃないから…////」

ヘクトル「お前の弟子兼嫁…いつの間にかたくましくなったな」
エフラム「毎日地道に頑張ってるからな。今度褒美にどっか連れていくか」

リュシオン「リン……愛し合う者同士、お互いの事をもっとよく知っていきたい…お前の事が知りたいんだ」
リン「うん…私も…ああんっ…なんって麗しい美形なの…うっとり…もうなんでも聞いて…////」
リュシオン「じゃぁ、胸囲とカップサイズおせーて」
リン「ふぁあん…こんなイケメンが私の事に興味深々だなんて…98センチの…」
レオン「ちょっと待て!?そこはつっこめよ!?」
リーフ「…言ってる事は僕と同じようなセクハラなのにイケメンだと許される風潮ってどうなの…」

182 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/16(水) 20:53:39.40 ID:Uyagv0Wb.net]
カムイ「買い物、映画、水族館、プールに遊園地その他諸々! おでかけならカムイ・グループをよろしく!」
サナキ「聞き覚えのない事業まで、随分とまた、手を広げたものじゃな」
クルト「お二方とも、ここ最近の商機に乗じて上手くやっているそうだね。あやかりたいものだ」
サナキ「おや、こんなところで油を売っていて良いのか?
    子会社の電気屋から、助けを求められているのでは? おっと、電力屋じゃったか?」
クルト「ははは。耳が痛いなあ。相手方の後ろ楯が、やたらと大きい2枚なもので、手を焼いているよ」
カムイ「大変ですねー。言ってくだされば、いつでも手を差しのべますよ?」
サナキ「そうじゃのう。時には助け合いが必要なこともあるじゃろう」
クルト「お気持ちはありがたく頂戴しておきましょう。
    可憐な女性の手を取り、腕の中に囲いこまれるというのも、魅力的ではあるが、ね」
3人「「「はっはっはっはっは」」」

シャナム「この部屋……冷房効きすぎじゃね?」
イリオス「こうなるのは目に見えてんのに、なんで第2回大企業座談会なんて番組企画したんだよ!?」

183 名前:三喪の変遷 mailto:sage [2017/08/16(水) 21:20:03.96 ID:zMAtdl2i.net]
何となく崩壊した三喪を見てたら思い付いてしまった。

アトス「リーフよ、マークスよ……嘆くことはない、足掻くことはない……」
リーフ「ギャー!出たな大賢者!!来ないでよ!僕はまだ希望をすててないんだ!」
マークス「そ、そうだ!いつか必ず、私にも運命の乙女が!」
アトス「言っているといい……かつては儂もそうであった、しかし……
    それはともかく、リーフよ、三喪が解散し嘆いているそうだな。
    ならば丁度よかろう、儂、マークス、お主で紋章町三喪を結成するのだ、そして我らの力を使いリア充どもの撲滅を……」
リーフ「嫌だよ!それに三喪に拘らなくても……一応ロイがいるから……」
アトス「はっ!あんな鈍感なだけで未だ美女美少女にモテモテの奴など価値はない」
マークス「そもそも、私の力は護る騎士の力、無闇に傷つけるためになど」
アトス「先程も言ったが儂もかつてはそう思っていた、この力で人々を守ると、そうすればモテモテになれると
    おまえ達にもいずれわかる筈だ……喪で居続ける悲しみ、リア充への憎しみが………」
リーフ「僕は……喪が悲しくても憎しみなんて……」
アトス「まぁ良い……せっかく仲間としたプレゼントだ、受け取るといい!」ビビビビビ
リーフ「アァァァァァ!」
マークス「グ………グァァァァア!」
アトス「ふっ……また会おうぞ」

リーフ「な……なんだったの?」
マークス「解らん……しかし何か違和感が……」
リーフ「ま……まさか」ステータスオープン

剣A 斧A 槍A 弓A 炎S 風S 雷S 光S 闇S

マークス「感じからして、まさかこれか?」つ パラレルプルフ

変更可能兵種

パラディン
グレートナイト
ドラゴンマスター
レヴナントナイト
ソーサラー
ダークナイト


2人『AAAAAA!!!!!』

184 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/17(木) 04:04:48.09 ID:OS0TSiEg.net]
ジェミー「オラ、葉っぱ。こないだはよくもキモくてイカ臭いモノ口に押し込んでくれたね。
      お礼参りに来てあげたよ。ウルスラから引っ剥がしてスキル継承したこのブラーウルフ+でね!」
リーフ「なん…だと…ウルスラさんを継承で送り返した…だと…なんてことを…
     うわっ!?騎馬特攻はやめてよ!?僕だって葉っぱ属だけど騎兵にも違いないんだから!」
ジェミー「だからやるんじゃん。くたばれ」
リーフ「そーだ…光か闇の魔法なら属性有利…ヒーローズ適用なら攻撃力も減衰…
     それ、ヘル」
ジェミー「んぎゃああああああっ!?な、なんで…あんたが闇魔法を…」HP1ピクピク
リーフ「か…勝った…危なかった…とりあえず…ここで終わりでいいんだけど…
    ウルスラさんを自軍に残さず継承で返すなんて許しがたい悪事だよ!
    今度のお仕置きは前回程度じゃすまないよ!」ウゾゾゾ
ジェミー「げっ!?触手!?ドーマみたいな!?なんじゃそりゃ!?」
リーフ「逃げないように大人しくしてもらうだけだって。だいたい触手はそれこそドーマさんも使う普通の技でしょ」
ジェミー「使わない!?人間は絶対使えないから!?か、絡みつけるな!?
     脇の下くすぐらないで!?服の間から入ってくるー!?きもっ!?ぬるぬるしてる!?」
リーフ「拘束したら葉っぱ汁の大判振る舞いです。こないだは飲んでもらったけど、
     お肌にもいいんだよ。美容効果抜群だよ。さ、頭からかけてあげよう」ザバー
ジェミー「ベタつくイカ臭い汁が体中にぁぁぁぁぁっ!?髪に粘つく!?顔にかかった。口に入ったぁぁぁぁぁ…
      うぇぇぇぇぇぇぇ………」
リーフ「これに懲りたらもう僕を苛めようとか、巨乳のおねいさんをスキル継承や羽に変えたりとかの悪行やめよう」
アトス「わしの与えた力が早速役立ったようじゃな」
リーフ「うん、そこんところはちょっとありがとう」

ティニー「ジェミーさん、結構執念深いですよね。こう言ってはなんですけど嫌われ者のリーフ様のこと。
     近寄りたくも無いでしょうけど、それでも復讐に行くんですから」
クラリーネ「ふーん。育ちの悪い方ですからお礼参りだなんて不良みたいな事なさるのでしょう」
プリシラ「HはAKJの敵性人物。滅ぼさねばなりません。彼女の行為は正義です」
ティニー(オーシンさんタニアさんみたいに気になるアイツだから喧嘩…とかいう方向性は…あの様子じゃありえないでしょうね。
      リーフ様に好意持つなんて私たちみたいな物好きでもない限り狂気の沙汰ってもんです)

185 名前:助けて!名無しさん! mailto:sage [2017/08/17(木) 12:09:30.55 ID:/2UGPv58.net]
美女と野獣やら色々ネタを見ていたら鷹王様とエリンシア姉さんがお付き合いするまでを書いてみたくなったので。
時系列的にはまだクロム達が合流する前のはず。

186 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:10:03.14 ID:/2UGPv58.net]
エリンシア「まあ、リンちゃんも複数の殿方を愛するようになりましたのね。」
ミカヤ「なんだかんだで、リンってモテるのよ。スタイルは言わずもがな、家の家族の中じゃ割とまともで芯の通ったいい子だしね。」
エリンシア「リリーナちゃんもですが……不器用な私にはとても、一人以外の殿方を愛することは出来ませんわ。」
ユンヌ「……何言ってるの!?このノリでしょーぐん君も加えてエリンシアも女王になっちゃえ(ry」
ミカヤつメダリオン「うるさいわよユンヌ。あんたやシグルドは生真面目だものねー。逆にハーレム作っちゃうと、一人ひとりに毎回全力分の愛を注いじゃって倒れちゃうわ。」
エリンシア「……そうですね……ところで何故ジョフレの名前が出たのでしょう?」
ミカヤ「……ああ、そう……(遠い目)ま、あんたの場合は鷹王と今に至るまでは大変だったもの。このままがきっといいわ。」
エリンシア「ええ……だからこそ、ティバーン様にはいろいろとご奉仕したいのですけれど……その……」
ミカヤ「とりあえず毎回KINNNIKUペロペロ地獄はやめた方がいいわ……今度の勉強会で普通の愛し方をしっかりと聞いてきなさい!絶対によ!」
エリンシア「は、はい!」
ミカヤ(そうそう、エリンシアの場合はシグルドとは違った意味で大変だったもの……)
ミカヤ(種族の差……特にベオクとラクズの軋轢……そして私みたいな中途半端な狭間の者への風当たりはそりゃあ酷いものだったからね……)

187 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:10:42.65 ID:/2UGPv58.net]
エリンシア「ふんふんふ〜ん♪」(洗濯物パタパタ)
ミカヤ「……」(ジトー)
エリンシア「あら?ミカヤ姉様どうなさったの?」
ミカヤ「どうなさったの〜?……じゃ、ありませーん!」(デコピンッ)
エリンシア「きゃっ!」
ミカヤ「エリンシア、あんたもしかして今のままでいいと思ってる?このままこの家の主婦に永久就職なっちゃっていいわけ?」
エリンシア「で、でも……マルスちゃんやエリウッドちゃん、それにロイちゃんにセリスちゃんに……みんなお弁当を作って差し上げないといけませんし、アイクちゃんはよく食べますし……」
ミカヤ「ああもう!……あんたのそういうところがいいところでもあり悪いところよ!あんたもお年頃なんだから、そろそろ自分のことも考えなきゃダメ!!」
エリンシア「ですが……その、私にはそのような人は……」
ミカヤ「ふ〜ん、鷹王様のことは諦めちゃったわけ?」
エリンシア(ギクッ)「……そ、そそそそもそも……ティバーン様のことは元はといえば……たっ、たたた逞しいき、KINNIKUが目当てで……そんな……」(オロオロ)
ミカヤ「う〜そ〜。私には嘘つけないわよ。15-114の子供の頃の話からずっと、今でも好きなんでしょ?」

188 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:11:15.81 ID:/2UGPv58.net]
エリンシア「そっ……そんなことありません!……私、買い物に行ってきますから!!」(イソイソ)
ミカヤ「……じゃ、コレ買ってきてよコレ。」つチラシ
エリンシア「えっと……これは……?」
ミカヤ「久しぶりにフェニキスのトロピカルなフルーツが食べたくなっちゃった〜。天馬使うんでしょ?フェニキスの市場で今日特売日らしいから、ついでに買ってきて。」
エリンシア「えっ……で、でも……フェニキスの市場は……その……」
ミカヤ「鳥翼族の、フェニキスのベオク嫌いは知ってるわ。でも、私じゃもっと……ね?」
エリンシア「……あっ……」
ミカヤ「そういうわけだから、お・ね・が・い。たまには甘ーいフルーツお腹いっぱい食べたいの!お代は奮発しちゃうから!ねっ!」(人)
エリンシア「……わかりましたわお姉様。それでは、行ってまいります。」(バサッバサッ)

189 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:11:51.07 ID:/2UGPv58.net]
ミカヤ「……ふう。全く、ああでもしないと一向に動こうとしないんだもの。最初見せてた気合はどこにいったのかしらね。」
ユンヌ「仕方ないわよ。種族の差って大きいもの。」
ミカヤ「……そうよね。馬鹿馬鹿しいけど、こればっかりはホントどうしょうもないわ。」(ゴロン)
ユンヌ「なによ、ナーバスになっちゃって。らしくないなー。でも、ミカヤとしては狭間に生まれた身だからこそ、二人に上手くいって欲しいんでしょ?もっと手助けしてあげないの?」
ミカヤ「……余計なこと言わないの。またメダリオンに封印するわよ。」
ユンヌ「もー、ミカヤも素直じゃないんだから。」
ミカヤ「……私としては可愛い妹が幸せのチャンスを逃してほしくないだけ。私はきっかけをあげただけよ。」
ユンヌ「でも、気になるんでしょう?」
ミカヤ「本音を言えばね。けどここから先は二人の問題。あの子が自分でなんとかしていかなきゃ、意味がないわ。」



190 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:12:24.34 ID:/2UGPv58.net]
〜フェニキス〜

ベグニオンから南の海に浮かぶ島にある鷹のラクズの暮らす地域、フェニキス。そこはティバーンが運営する海運業が力を持っていた。
そしてフェニキスでは過去、同族の鷺の民がベグニオンの陰謀によって滅びかけたためにベグニオン関連の船舶に対して海賊行為を働くなどをし、抗議活動を展開していた。
ベオクに対する敵対心は、ベオクの暮らすクリミアと姉妹都市提携を結んでいるガリアの比ではない。
鷹の民「ニンゲンが何をしに来たんだ!お前等に売るものなんかねえ!帰れ帰れ!」
エリンシア「……でも、家で姉が果物を楽しみにして待っているんです……」
鷹の民「フン、それこそニンゲン共御用達のお高い市場にでも行ったらどうだ?さぞかし美味いものが買えるだろうよ。」
エリンシア「そんな……」
鷹の民「知ってるんだぞ、お前たちが俺達のことを何て呼んでいるか……ディンじゃ見れば殺す!ベグニオンじゃ奴隷同然で働かせてるって話じゃないか!あんたの仲間だってそうだろう!?」
エリンシア「それは……一部の人たちだけです!少なくとも私の知っているベオクの人たちはそんなことはしません!私がどう言われようとかまいませんが、私の大切な人達を悪く言うのは……許せませんわ!」
鷹の民「何だあ!?やんのかあ!?ニンゲンのオンナの分際でっ……!!」
エリンシア「……っ!!」

191 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:13:27.08 ID:/2UGPv58.net]
大柄な鷹の男「……何の騒ぎだ。」
鷹の民「……王!?聞いてくださいよ、このニンゲンのオンナが喧嘩売ってきて……」
大柄な鷹の男「……ほう。」
鷹の民「ニンゲンに売るもんなんかねえっつってんですけど、しつこくって。」
エリンシア「……」
大柄な鷹の男「……そうか……それならあんた、ちょっとこっちに来てもらおうか。……こいつには俺から言い聞かせておく。」
鷹の民「そんな!王の手を煩わせることなんて……」
大柄な鷹の男「どんなに小せえことだろうが、下のやつの面倒を見てやるのが王の務めだ。違うか?」
鷹の民「……は、はい……!」
大柄な鷹の男「ほら、こっちに来い。早くしろ。」(グイッ)
エリンシア「……あ……」

192 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:14:00.86 ID:/2UGPv58.net]
大柄な鷹の男「……よう、また会ったな。……十年ぶりってとこか?ベオクの嬢ちゃん。」
エリンシア「……!私のことを覚えていて下さったのですか?……ティバーン様……」
ティバーン「ククク……ああ、俺におっぱいが大きいからお姉さんですか?だの、嫁にしてくれだのなんて言った面白いベオクのガキなんて誰が忘れるかよ。エリンシアちゃんよ。」
エリンシア(カアア)「……そ、それは……そのう……////」
ティバーン「後はそうだな、スクリミルから聞いたな。何でも筋肉モリモリの男を見ると大興奮して迫ってくる変わったベオクの女がいるとかなんとか……」
エリンシア「はうう////」
ティバーン「……しっかし、一体どうしてこんなとこに来たんだ?この辺りのベオク嫌いを知らねえわけじゃあねえだろう?」
エリンシア「それは……姉が、フェニキスの果物を食べたいと言ったものですから……お買い物に。」
ティバーン「あのなあ……」
エリンシア「いけませんか?ベオクがラクズの方の市場でお買い物することが……ラクズの方がベオクの方の市場でお買い物することが……そんなに悪いことなのでしょうか?」
ティバーン「……」
エリンシア「……私には、わかりません……ベグニオンの事件は、私も知っています……ですが、皆が皆……悪い人たちではありません。さっきの人だって……わかってくだされば売ってくださるはずなのに……」
ティバーン「……変わらねえな、お前は。」(フッ)
エリンシア「えっ……?」

193 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:14:51.26 ID:/2UGPv58.net]
ティバーン「とりあえずホレ、これだけありゃ十分か?」(ドサッ)
エリンシア「……こんなに沢山!?よろしいんですか!?……ええと、お代は……」(ゴソゴソ)
ティバーン「んなモンいらねえよ、どうせこいつらはB級品ってやつでな。廃棄分だしタダで構わん。」
エリンシア「そんな!こんなにいいものを沢山!悪いです!」
ティバーン「いいから引き取ってくれや。こっちも捨てちまわねえと腐っちまうし困ってんだ。」
エリンシア「そう……ですか……?それでは……いただいておきます。」
エリンシア(でも……B級品の割にはなんだか綺麗過ぎます……やっぱり悪い気がしますね……)

194 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:16:28.55 ID:/2UGPv58.net]
エリンシア「あ、あの……!」
ティバーン「あん?」
エリンシア「あの……やっぱり沢山頂いて悪いですから……その!」
ティバーン「だから言ってるじゃねえか!こっちは困ってるって……」
エリンシア「いただくお礼に……お料理を作って持ってきてもよろしいですか?」
ティバーン「……はあ?」
エリンシア「ご、ごめんなさい……!でも私……それぐらいしか出来ることがなくて……」
ティバーン「……」
エリンシア「……いけません、か?」
ティバーン「そうだな、あんたの得意な料理が肉料理だっていうなら考えてやってもいいな。」
エリンシア「……!!」
ティバーン「言っとくが、俺はかなり食うぜ?それぐらいの量を用意できんのか?」
エリンシア「お肉が好きでいっぱい召し上がるなんて……ふふ、なんだかアイクちゃんみたいですね。勿論!うちは大家族ですし、みんなよく食べますもの!沢山お料理するのは慣れっこですわ!」
ティバーン「俺はあんたが思っている以上に食うぞ?アイクなんか目じゃねえくらいにな。それでもいいならいいけどよ。」
エリンシア「……はい!ではいっぱい作っていきますから、楽しみにしていて下さいね!!」(パアア)

195 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:17:58.79 ID:/2UGPv58.net]
ティバーン「〜フェニキスぅ〜かいっきょぉ〜♪」(積荷ドッサドッサ)
ヤナフ「……なあ、なんか今日やたら機嫌よくねーか?ティバーンのヤツ。」(ヒソヒソ)
ウルキ「……こら、王と呼ばないか!ああ、なんだか怪しいな……」(ヒソヒソ)
リュシオン「……そうだな、それにしても……」
ティバーン「なあ〜つぅぅ〜げぇえ〜しぃ〜きぃ〜♪」(演歌&ザ☆オンチ)
ウルキ「……耳が……腐りそうだ……」(しくしく)
リュシオン「……ああ……」(ゲッソリ)

196 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:18:47.83 ID:/2UGPv58.net]
エリンシア「ふんふんふ〜ん♪」(ジュワワワワ〜)
アイク「美味そうだな。これは俺達のお代りか?」
ロイ「アイク兄さん……さっきご飯お代わり8杯(ドンブリ)した人が言うセリフじゃないよ……」
エリンシア「ごめんなさいね、アイクちゃん。これはティバーン様に差し上げるためのものなの。ほら、ミカヤ姉様に果物を沢山いただいたでしょう?そのお礼にお作りしているの。」(ジュワッジュワッ)
アイク「うっ……だが美味そうだっ……」(じゅるり)
イレース「おいしそうなお肉の匂いにつられて……」(フラフラ)
エリンシア「つまみ食いは許しません☆慈悲拷問のお代りならいくらでもありますわよ?(にっこり)」つアミーテ
アイク・イレース「」
リン「ねーちょっとー、ミカヤ姉さ〜ん!いっぱいあるんだからあたしにも一つくれたっていいじゃなーい!」
ミカヤ(はぐはぐぱくぱく)「ダーメ、リンはダイエット中でしょ?ああいう風になりたいの?あっ、これもうまっ!」(シャクシャク)
ヘクトル「俺を見て言うんじゃねえよ!」
リーフ「そうだよミカヤ姉さん、一つぐらいくれたっていいじゃないか」(モシャモシャ)
ミカヤ「盗人には罰を。」つリザイア
リーフ「ひいいいいいい!摂取した栄養が吸われるうううう!!」\コノヒトデナシー!/

197 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:20:17.33 ID:/2UGPv58.net]
〜翌日〜

エリンシア「……いかがでしょうか?」つ(兄弟家特製・肉料理大盛り弁当)
ティバーン(ガツガツムシャムシャ)「ん、ベオクの料理にしちゃあうめえな。」(うまああっ!何これすっげえ美味えええ!!!)
エリンシア「まあ、お口にあってよかったですわ。」
ティバーン「べ、別に……ベオクの料理にしちゃあ美味いってだけだからな。……シーハー」(スッカラカン)
エリンシア「クスクス。それにしては、綺麗に片付けられましたわね。」(ウフフ)
ティバーン「う、うるせえ!……残したらもったいねえだろうが!!」(////)
ヤナフ「……う、美味そう……」(じゅるり)
ウルキ「みっともないぞヤナフ……」(グウウ〜)
リュシオン「くっ……肉が食えないので羨ましい……しかもナイスOPPAIの持ち主の手作り弁当……」(ジトー)
エリンシア「よろしければ、皆さんの分も作ってきましょうか?」
ヤナフ「よっしゃあ!んじゃ、俺は焼肉カルビ弁当!」
ウルキ「……フェニキス魚弁当……フライじゃなくて塩焼きで……」
リュシオン「私は肉抜きヘルシー野菜弁当で頼む。」
ティバーン「お前らなあ……」
エリンシア「うふふ、いいんですのよ。それでは明日は皆さんの分も作ってきて差し上げますね。」(にっこり)

こうして、エリンシアは果物をもらう代りに、フェニキス海運に弁当を毎日差し入れるようになった。それは兄弟家の家を守ることに専念していたエリンシアにとって、ささやかな楽しみを与えてくれた。
勿論、そこにはまだ恋愛関係というものはまだなく、兄弟家でもエリンシアのパートというように認知されていた。

198 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:21:41.38 ID:/2UGPv58.net]
\フルーツドッサリ/
ミカヤ「はあ〜毎日、贅沢な果物いっぱいで幸せ〜。」(もぐもぐ)
マルス「いや、でも流石に毎日こればっかりはちょっと……」
エリンシア「今晩のメニューは、ローストポーク・フェニキスフルーツソースですよ♪」
リン「いいんじゃない?果物って美容にいいし。」(むしゃむしゃ)
リーフ「リン姉さんの場合は胸にばっかり栄養が……って何すんのこのヒトデナシ(ry」
セリカ「はい、あ〜ん☆アルム♪」
アルム「セリカに食べさせてもらえる果物、とっても甘いよ♪」(モニュモニュ)
シグルド「KINNSHINは許さん(ry」
セリス「今度ユリウスにもおすそ分けしようかな。」
エイリーク「エリンシア姉様!今度バストアップ効果があるという果物を是非貰ってきてください!この前ラーチェルが……」
エフラム「やめないかエイリークゥゥゥ!」
ヘクトル「どうせなら肉が欲しいぜ……」
アイク「いいじゃないか、美味ければ。」(モッシャモッシャ)
エリウッド「小食な僕には嬉しいね。ビタミンいっぱいで身体に良さそうだし。」
ロイ「まあね。僕もリリーナやウォルト達にわけてあげようっと。」

エリンシアは毎日楽しかった。自分の作った料理を、異種族の人達が家族と同じように美味しいと言って喜んでくれるのが嬉しかった。だが、その穏やかな日々にもやがて大きな嵐が吹き荒れようとしていたのであった……

199 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:23:02.52 ID:/2UGPv58.net]
リリーナ「ほほう……余のオスティア懺悔ペロを耐え抜くとは……お主なかなかやるではないか……」(ゴゴゴゴゴ)
ティバーン(ビクンビクン)「……ハッ……!こちらとら伊達に毎回エリンシアの無限ペロ地獄を受けているわけじゃあねえんでな!……ハアハア」(ヤッベエ!もう少しで何かに目覚めちまうところだった!)
デジェル(……何なのその恥ずかしい技の数々……////)
リリーナ「……かくなる上は仕方があるまい……」(スッ)
ティバーン「ゴクッ」



200 名前:クリミアより愛をこめて【前編】 mailto:sage [2017/08/17(木) 12:23:44.43 ID:/2UGPv58.net]
リリーナ(ズササーッ)「この度は申し訳ありませんでした、鷹王様。」(ペコリ)
ティバーン「えっ」
デジェル「えっ」
リリーナ「まさか、鷹王様がここまで鍛え抜かれた選ばれしKINNIKUだとは……正直私も思っていませんでした!KINNNIKU愛の同盟会員としてここに敬意を表します!」(ペコペコ)
リリーナ「オスティア懺悔ペロを耐え抜いた鷹王様にはこちらを差し上げます。」つフェニキス極上焼酎<時価5万G>
ティバーン「そ……それは!!フェニキスでも滅多に蔵出しされないという超貴重な極上酒……!!」(あ、怪しいッ!だが酒好きの本能に逆らえねえっ!!)
デジェル「ええっ!?そんな高級品あげちゃうの!?」
リリーナ「どうかお納め下さい。我々は以降、一切手を出さないと約束いたしますので。」(ニコ)
ティバーン(くっそー……怪しすぎるが酒は本物みてえだし……まあ家に着いてから飲みゃあ大丈夫だろ……)「おう、話のわかるヤツだな。二度とこんなことすんじゃねえぞ。」(バッサバッサ)
リリーナ「ええ、申し訳ありませんでした。」(フリフリ)
リリーナ「……」
リリーナ(ニタア〜)
デジェル(うわああああ!絶対何か企んでる!何か企んでるよこの子!!)






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