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デジモンシリーズ04



1 名前:名無しさん@ピンキー [2006/12/09(土) 23:03:26 ID:FtCeVnvp]
4月からはじまった新シリーズ「デジモンセイバーズ」も劇場版封切りで大盛況。
デジモン全シリーズを マターリとエロについて投下、語っていきましょう。

三代目スレ
デジモンシリーズ03
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144183912/
二代目スレ
デジモンシリーズ 02.5
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101597049/901-1000
初代スレ
デジモンシリーズ
idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031155837/

関連スレは>>2-10辺りで

657 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/22(火) 14:21:42 ID:Nhi0ilKC]
「そうか、ならばまず、こちらへ来てもらおうか。」

なによ!リリモンを苦しめるやつは、このミミちゃんが許さないんだから!
そう心に秘めてミミはヴァンデモンに歩み寄る。

「さぁ来たわよ。早くリリモンを放して!」
「ククク、そうだな。」
「!?」

そして次の瞬間ミミは頭の中が真っ白になった。
いきなりヴァンデモンがミミの唇を奪ったのだ!
キス自体を未経験の上、唐突に唇を奪われ、
さらに自身の口の中にヴァンデモンの舌(と呼んでいいのだろうか、ミミにとってはなにか恐ろしい蠢くもの)
がいきなり侵入してきて、ミミは完全に考えることができなくなった。そして

「ミミ・・・」

なんと、リリモンがパルモンに退化してしまった!
そのままその行為は数十秒間(ミミにとってはその何倍もの時間に感じられたが)続き
そしてヴァンデモンが唇を離したとき、ミミは理解した。
自分は純真を失ってしまったのだと。

「ククク、どうやら初めてだったらしいな。どうだ?私にファーストキスを奪われた感想は?」
「そんな・・・、ひどい・・・。」
「どんな言うことでも聞いてもらう約束だ。まだまだお楽しみはこれからだぞ。」

今やミミの中は怒りも失われ、ただ絶望に満たされているだけだった。
彼女の本当の地獄は、まだ始まったばかりだった・・・・。



658 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/22(火) 14:23:28 ID:Nhi0ilKC]
以上です。短い。
つーかほんとはもっと続きあったんだけど、切りました。なんか俺が辛くて。
やっぱもっとほのぼのがいいなぁー。。

659 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/25(金) 00:39:22 ID:QdnsCxFk]
>>658
続き書いて!お願いします!

660 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/25(金) 01:10:38 ID:Te6FleOr]
>>659
低能アンチ乙。
しかし、本編での酷い脚本補正の影響がまさかこんな形で出てくるとはねw


661 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/25(金) 08:30:47 ID:9v/ZBSr8]
>>660


662 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/26(土) 21:38:16 ID:yvYidZ8q]
ヴァンデモン×ミミの話書いてくれてありがとうございます。>>657の続き書いてほしいんですけど… お願いします!

663 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/26(土) 22:28:06 ID:f+S/XCdc]
賢京子作りマダー?(・∀・)

664 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/26(土) 22:39:08 ID:YkPf2BJ/]
>>662
続きは自分で書くんだ!がんばれ!

665 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/28(月) 15:58:21 ID:qkGd8akS]
なんとなく描きたくなった『ミミに犯されるヴァンデモン』

「デッドストリーム!!」
ヴァンデモンの技をまともに受けたリリモンは悲鳴を上げてゆっくりと堕ちて行く
石や固体などにされたわけではないリリモンの時の流れが遅くなったのだ。
「リリモン!!」
ミミが絶叫する、リリモンにヴァンデモンの下僕の蝙蝠が襲い掛かる。
「メテオウィング!!」
バードラモンがそれを焼き払う。
「・・っ、空さん!!リリモンを連れて逃げて!!」
リリモンを空に任せ、ミミは空の母親とともにバケモンにつかまった・・

「ここどこ??」
ミミは薄暗い空間で目を覚ます。
「私の空間へようこそ、純真の紋章を持つ選ばれし子供よ」
ヴァンデモンが紳士的な口調で挨拶をする
ミミはこの場から逃げようとしただが手足が赤い電気で縛り付けられている仮に電気から
抜け出せても空間そのものから抜け出せるとは限らない
それでもミミはじたばたと暴れる
「フフ・・そんなにあがいても無駄だ」
ヴァンデモンはそういうとミミにキスをする
「ん〜〜〜!?」
唇を離されるとミミはヴァンデモンを睨む
「クク・・いい面構えだ・・褒美にいい物を見せてやろう・・」
ヴァンデモンの両手の中に2つの映像が映し出される
「!?」
右手の映像に写されたのはバードラモンとガルルモンがスナイモンとタスクモンを睨み付けている
ローブを身にまとったお化けのようなデジモンもいる
近くにはバードラモンのパートナーの空とガルルモンのパートナーのヤマトのほかに小さな女の子・・
確か太一の妹のヒカリ・・
左の映像には
メガシードラモンに襲われる、イッカクモンと丈、タケルとパタモン・・
「うそ・・」
ミミはショックを受けた仲間がピンチなのに自分は何も出来ない・・
「どうだ、自分の愚かさを思い知ったか・・ハハハ」
その言葉がミミの逆鱗に触れる事とも知らず・・


すみません長くなりそうなのでこの辺で







666 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/29(火) 05:15:09 ID:U0SvRQDV]
つづきは?

667 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/29(火) 06:16:52 ID:CkxCmPAK]
>>666
こいつヴェノムヴァンデモンじゃね?

668 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/29(火) 08:24:14 ID:52E+Iy5f]
乙としかいいようがない。

669 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/29(火) 08:53:20 ID:hYiLxxei]
メタルガルルモンって機械なのに汗かくよね・・(39話参照)

670 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/29(火) 08:54:27 ID:Kqvj0bWI]
d

671 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/29(火) 11:15:43 ID:CkxCmPAK]
>>669
機械以前に生き物だからさ!

てか、コキュートスブレスによる結露だったりして。

672 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/29(火) 16:09:50 ID:zNsFWAMw]
アグニ×フェアリか
ヴォルフ×フェアリが見たい

673 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/29(火) 16:24:00 ID:hYiLxxei]
ダン!!
「なんてことを・・」
「俺は太一にヒカリを守るって約束したのに・・」
空もヤマトも表情が暗かった・・ヒカリが連れて行かれたのだ
ガルダモンに超進化したがその巨体で動くには
場所が狭く思うように動けなかったのだ・・
ガルルモンは自分が超進化すれば何とかなると考えた、だがガルダモンがやられた状態で
自分が進化している間にヤマトや空を狙われる危険だって・
「・・・ミ・・・・・・・・ミ・・・」
ガルダモンの手の中でリリモンが弱々しい声を出したのには誰も気付かなかった
「な・・なによこれ!?」
ヴァンデモンが呪文を唱えるとミミの身体を覆っていた服が消え
ミミは一糸まとわぬ姿突如ミミのまだ膨らみ始めて間もない胸と秘所を触られているような感覚が襲う
ヴァンデモンは何もしていないなのに・・
「やぁあん・・なにこれぇ気持ち悪いよぉ」
触られていないのに触られている感覚・・
「気持ち悪い?これは気持ちいいと言うのだよ?」
「この・・ヘンタイ・・キャアアア!!」
ミミがすさまじい悲鳴を上げる、左右の胸の小さな突起物から何が吸い取られる感覚がミミを襲う
それはまるで搾乳のようでまだ成長途中であるミミの胸はベコベコとへこんだ
それが終わるとミミの胸そのものは、元の状態に戻ったがミミの体力は大幅に削られたようだ
「フ・・純真の紋章を持つ選ばれし子供よ・・私にエネルギーを吸い取られてもなお
意識があるのはさすがだ・・では褒美に・・」
「痛い!!痛いよう!!たすけてぇ!!」
ミミは女だけが持つ穴に何か入れられるような感覚をかんじた。勿論ミミは今までそんな経験をした事が無いからよく分からないが
女性器の中に男性器を入れられたとしたらこんな感覚であろう
「ぁあん、やめ・・・あ・・」
ミミの下半身が揺れる
「ふふ・・そろそろいいな・・」
ジュブドピュジュルルル〜・・
「いやぁぁぁぁぁ・・・」
ミミの子宮に何か熱いものが注ぎ込まれた・・
「どうだ?私の精液の味は?」
ミミの両脚にはこぼれた精液が伝っている
「ハァ・・ハァ・・」
「しかし、お前達の行いが全く分からん・・
お前達が束になっても私には勝てないクズなのに・・」
「・・・私のことだけでなく皆を貶すなんて・・・許せない!!」
「生意気な!!ナイトレイド!!」
「きゃあ!!」
ミミは悲鳴を上げる純真の紋章が光る・・先ほどトゲモンがリリモンに超進化した
時の光なんて比じゃない・・
その光量にヴァンデモンは苦しい顔をする
「お・・のれ・・ブラッディストリーム!!」
その名のとおり血のような赤い電気の鞭を振るうしかしそれをミミは素手で受け止める
そしてミミの紋章の力を受けその鞭は血の色から清らかな緑色に変わる・・
「な・・」
「ヴァンデモン・・私はあんたを許さない!!」
バシン!!バシン!!
怒りに任せミミは奪い取った鞭でヴァンデモンを叩きのめす・・
勿論完全体である上、自分の結界の中にいるヴァンデモンがこんな小娘にやられるとは
思っても無かっただろう
「おのれ・・ナイト・・
スッパーーーン
ぐわぁ」
蝙蝠を召喚する時間も与えない、ヴァンデモンはうろたえる


674 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/29(火) 16:34:53 ID:hYiLxxei]
「ヴァンデモン様、8人目が見つかりました。」
ピコデビモンの声だ。
ヴァンデモンはミミから逃げるように消え去る
吸血鬼が消えると亜空間も消え。ビッグサイトの中・・他の人は皆眠っていた
「あ・・服・・」
ミミは周囲を見回すと自分と同じ背丈の子供の一人がシャツを二枚重ねにして着ていたので
それを一枚脱がせ、下はワンピースの下に短パンを履いていた子がいたのでその短パンを勝手にもらって
履いた。
出口の方から
「メガフレイム!!」
と言う声がした。
「あ〜!太一さん!!」
出口の向こうには太一とグレイモンがいた・・


とりあえず終わりです・・ってこれじゃ『ミミにボコられるヴァンデモン』じゃないか!!
アニメ本編にリンクさせてみましたけど強引ですね・・
結論『ミミはノーブラ・ノーパンでフジテレビ屋上での決戦に挑んだ』

675 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/29(火) 16:35:56 ID:hYiLxxei]
ヴォルフェア考え中。



676 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/29(火) 23:32:50 ID:52E+Iy5f]
乙。しかしミミw

677 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 10:10:24 ID:JMuwBIFB]
>>675
待ってる。

678 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/30(水) 12:29:38 ID:WVWWIGSZ]
『ヴォルフェアだよ』

スピリットの力でハイブリッド体デジモンに進化した拓也たちは
ダークティラノモンの群れと戦っていた・・
少々てこずったが残りは一匹となった。しかしその一匹が群れのリーダーであろう
連戦でアグニモン達は疲れている・・早くけりをつけなければこちらが不利になる
「ギャオオオオ」
ダークティラノモンが雄叫びを上げる
全員がいっせいに攻撃を仕掛けダークティラノモンを消滅させる
しかし消滅する時悪あがきなのか火炎弾を放ちそれが降りてきた
泉=フェアリモンに直撃する
「きゃあ!!」
バランスを崩したフェアリモンの足元は断崖絶壁の崖だ・・
蝶の様な羽に傷を付けられ飛ぶ事も出来ない。
「泉っ!!」
とっさに輝二=ヴォルフモンがフェアリモンの腕をつかむ
全員が駆け寄ってくる
「大丈夫か!?」
「輝二!!それは俺のポディションだろ!!」
「純平さん、そんな場合じゃ・・うわわわ〜」
突然大きな地震が起きる・・ヴォルフモンのいた足元も崩れる
助けに行こうとしたが揺れが大きすぎて立つことも出来なかった

679 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/30(水) 12:57:59 ID:WVWWIGSZ]
「きゃああああ」
「うわああああ」
ヴォルフモンたちはまっ逆さま落ちていく。
幸いデジモンの姿だったので大事には至らなかった。
「いった〜・・大丈夫!?」
「ああ、なんとかな・・だけど」
ヴォルフモンが崖を見上げるかなりの高さがありたとえフェアリモンが飛べても
越えることは難しい高さだ。まして彼女は羽を怪我している
「仕方ない・・歩くか・・」
「あ、ねぇ進化解いた方が良くない??」
「いい、もし敵が襲ってきたらすぐに戦えるだろ」
そういうことで進化は解かない事にした


「ちょっと〜もっとゆっくり歩いてよ、私とアンタじゃ脚の長さが違うのよ
そりゃあ、私だって十分長いけど・・」
「クッ・・」
フェアリモンの言葉にヴォルフモンの口から笑いが出る
「何がおかしいのよ??」
「いや、安心した、こんな状況でもいつものお前だから」
いつもの・・
「みてれば分かる・・」
「?」
その言葉にフェアリモンは首をかしげた


しばらく無言の時が続いた・・
フェアリモンはヴォルフモンの左手に傷があるのに気がついた
「ちょっと、どうして言わなかったのよ。」
「いや・・別にたいしたことないし・・お前の方が重症だろ?」
「そんなこといったって・・とりあえず応急処置だけでもしましょ!」
フェアリモンはハンカチで傷口を塞ぐ。
「おいそれお気に入りのハンカチっていってたやつだろ?」
「そんなのどうでもいいわよ!!あんたの方が大切だもの!!」
「・・・大切・・か・・」
ヴォルフモンはポソリと呟いた

680 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/30(水) 13:23:20 ID:WVWWIGSZ]
「うそ〜行き止まりじゃない!!もう疲れて歩けないわよ〜」
「少し休むか・・」
二人はその場に腰を下ろす。
と、雨が降り始める幸い二人がギリギリ入れる岩穴があったのでそこに移動した
「寒くないか?」
「・・うん・・」
「嘘付け」
ヴォルフモンはフェアリモンの体が震えてるのを見逃さなかった
「泉・・」
「え?ちょっ・・なに!?」
ヴォルフモンはフェアリモンの身体を抱きしめる
「バレバレなんだよ、こんなに冷たくなって、顔に寒いって書いてある」
「だからって///放してよっ」
織本泉としてもフェアリモンとしてもこんなふうに男性に抱かれた事が無いので
戸惑う。
「放っておけるかよ・・」
ギュッ・・・・・・・・・・
フェアリモンを抱くヴォルフモンの腕の力が強くなる
安心したのだろうかフェアリモンはその腕の中ですやすやと眠ってしまった


「止まないな・・」
外に目を向ける、がすぐに視線を腕の中のフェアリモンに向ける
「・・ん・・輝二・・」
フェアリモンは寝言でそういった・・


681 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/30(水) 14:10:28 ID:WVWWIGSZ]
ヴォルフモンはいまだに眠っているフェアリモンの顔をのぞく
「全く・・こんな気持ちになるなんて思っても無かったよ・・」
初めて会ったときなんかうるさいしお節介で・・こんな気持ちになるなんて
思わなかった。
「いずみ・・・・」
ヴォルフモンは眠っているフェアリモンにキスをする。キスと言っても軽く唇が触れるだけ
それで十分だと思っていたのに足りなかった。二度目のキスは舌を入れ込む
息苦しさにフェアリモンは目を覚ます
「こほ・・なにす・・」
抵抗しようとしたが再び口を塞がれるそして
「好きだ・・」
「え!?ちょっと・・何いきなり・・」
「いきなりじゃない、ずっとそう思っていた・・泉のことずっと・・」
そういいながらフェアリモンの露出した肌をそっと撫でる・・その手はゆっくりと下に下りていく
「ちょっ、やっ・・ヴォ・・輝二・・やめ・・あっ・・」
フェアリモンがやめてというがヴォルフモンは動きを止めない
「お前が、悪いんだろ・・俺の頭の中にお前が住み着いて・・消したくっても消せない・・」
いったいどこで覚えたのであろうか、進化して大人の体型と言っても中身は小学5年生の子供だ
なのに・・
「・・あっ・・く・・輝・・二・・」
いろんな所を愛撫されフェアリモンのアソコはびしょびしょに濡れている
ジュブジュブ・・
「きゃぁん・・」
「分かるか?俺の指がお前の中に入ってるって」
ヴォルフモンは激しくその指を動かす
「あ・・ぁあん・・だめぇ・・そんな激しくうごかさ・・」
ズチュウ・・
そこから抜いたヴォルフモンの指にはフェアリモンの蜜がついている
それをぺろっと舐める
「泉・・・・いいか・・・」
何がいいかと言う事はフェアリモンにもすぐ理解できた
「やだ・・そんな大きいのはいらないよ・・」
フェアリモンは勃起したヴォルフモンのソレを否定する
だが
ジュググプジュ・・
「いった・・いた〜い〜やめてぇ」
フェアリモンは泣き叫ぶ
「全部入ったぜ・・すごいしまっていて気持ちいいよ・・」
やはり人間とデジモンの違いなのかすごい膣圧を感じるすぐにイキそうになったが
耐えて、腰を大きく動かす
いやらしい音が鳴り響く
「あっ・・あんっやめ・・そんなに激しくしたら・・壊れちゃうぉ」
「ゴメン・・もう無理だ。出る」
ドピュンジュルルル〜ドプ・・
「ああああ・・・」
射精宣言とともにフェアリモンの膣内に大量の精液が流しいれられる

絶頂を迎えた二人は繋がったまま気を失った・・・。



こんなかんじでどうですかぁ??


682 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 23:25:14 ID:JMuwBIFB]
乙!
書いてくれてありがとう。
何か普通の人間同士より萌えるな…フロの場合は(*´д`*)

683 名前:名無しさん@ピンキー [2008/01/30(水) 23:59:16 ID:icv5SZv8]
ヴァンデモン×ミミもう描いてくれる人いないの?

684 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/01(金) 15:13:51 ID:Xl1K9BWu]
そんなに言うなら書いてやるよ
ヴァンミミ。パラレル設定でミミは02番で

「どうして・・なんであなたが・・」
「そうよ!!どうして」
「フフフ・・久しぶりだな・・選ばれし子供よ」
ミミは震えた声を出した、パルモンも・・目の前にいる吸血鬼・ヴァンデモンは3年前醜い魔獣の姿で
ウォーグレイモンとメタルガルルモンに倒されたはずなのに・・
ミミは仲間に助けを求めるだが
「無駄だ、誰も来ない。」
「まだよ!!パルモン!!進化よ」
ミミはパートナーに進化をするように言うだがデジヴァイスは光らない
パルモンに目を向けるだがパルモンはいない・・
代わりに薄緑色の地に緑色の水玉模様が描かれたデジタマがあった
「パルモン!」
ミミには分かったこれが自分の分身であると言う事を・・
「パルモン!!パルモン!!ねぇ!!返事をして!!パルモーーーン!!」
ミミは声を入り上げる
「ナイトレイド!!」
ヴァンデモンの放ったこうもりがパルモンのデジタマを喰らい尽くす
「あぁ・・」
ミミは呆然とする、ヴァンデモンが不気味に笑った時何が起きたか理解できた
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
ミミは絶叫する・・そしてその場に倒れた



685 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/01(金) 15:40:41 ID:Xl1K9BWu]
「目を覚ましたか・・」
「ヴァンデモン!!パルモンを返して!!」
ヴァンデモンは答えない、その代わりに指をパチンとならすと
蝙蝠たちがミミの服を引き裂く
「ほう、成長したものだな・・」
3年前より膨らんだ胸を舐める
「ちょっとやめ・・」
「下はどうかな・・・?」
そういうながらミミの花弁を除く
しばらくはじっと見ているだけで何もしない別に縛り付けられてるわけでもない
逃げようと思えばいつだって逃げれただけど逃げなかった
「!?あぁぁん」
ヴァンデモンがミミの花弁を舐める。
「やぁ・・やめ・・ひゃああ」
だが、あまり蜜が出てこない
「しぶといな!!蜜を出すのだ!!」
今度は舌をミミの中まで入れる
ミミの中からとろ〜んとした蜜がゴパゴパと溢れ出す
ヴァンデモンは残さずソレを嘗め尽くす
「フフ、なかなか美味だな、ではこれが代金だ!!」
ヴァンデモンは自分のモノをミミの口の中に入れ込む
「ん・・んちゅ・・あふ・・」ぴちゃ・・ぺちゃ・・
「フハハハ!!無様なものだな!!それでは大サービスだ!!」
ブジュジュルルル〜〜ドピュ
「ああぁぁん・・」
勢い良く出された精液はミミの口に注がれる
「ちゃんと全て受け取るのだ」
ヴァンデモンは床に落ちた精液も舐めるように言う、ミミは自分でも分からないが
素直にソレに従う






686 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/01(金) 15:58:39 ID:Xl1K9BWu]
「アッ・・アッ・・」
ヴァンデモンに屈辱的なことをされてるのに・・
だが、ミミは感じている
「これがお前の本当の声だ・・口では生意気な口をたたいているが心の奥底では
私を求めていたのだ!!」
ヴァンデモンを・・・?
ミミの目がとろ〜んとなってくる
ミミは自分の身体を完全にヴァンデモンに預ける
「さァ、そろそろフィニッシュにいこうか!!」
ドピュ・・ジュピュ・・ピュルル・・ジュルル・・


「ここ・・あたしの部屋!?そうよね〜あいつが生きてるわけ無いもの!!」
ミミは夢か〜と安心する。
しかしこれは夢であってゆめでなかった。
2日後、ミミは体重が増えてる事に驚いた
「え〜うそ〜食べすぎ〜!?」
しかし、体そのものに変化は無い。
だが翌日になると腹部がプクっと膨れてきた
5日目ともなるとお腹はまるで妊婦さんのようになっている
だがミミには思い当たる節が全く無い、そもそも昨日今日で
ここまでなるわけが無い、幸い両親は仕事で一ヶ月家を空けている。
不幸中の幸いだ・・
6日後にはありえないほどお腹は膨らんだ。その朝6時、
ミミは腹部に激痛を感じただがただの痛みではない
「なに!?」
ジュププ・・グププ・・・
ミミの中からナニか出てくる
ソレが完全に姿を現したのは6時6分6秒だった

687 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/01(金) 16:00:01 ID:Xl1K9BWu]
書いたよ。

688 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/02(土) 02:38:58 ID:2o7lBz6/]
>>684-686
余程ミミが嫌いなようだが、何かあったのかね?
床を舐めるとか妊娠とか、尋常じゃないぞ。

689 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/02(土) 22:54:49 ID:3FWAmMUN]
>>687


>>688
お前もしつこいなぁ。
そんなにお前の脳内ミミが好きならこんなとこ来んなよ。

690 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/02(土) 22:59:29 ID:2o7lBz6/]
>>689
>>687こそ文字通りの脳内妄想に過ぎない件

691 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/02(土) 23:07:02 ID:wEzK2I3G]
いっそうの事ヴァンミミ板作った方が早い。

692 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/02(土) 23:07:45 ID:3FWAmMUN]
そうだよここは脳内妄想を文章にするスレなんだから。
21禁のストーリーが日曜の朝っぱらからやってるわけねーだろ。
人の妄想にケチつけんな。

693 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/03(日) 06:11:56 ID:5Zq5DAr4]
嫌いなキャラ&シチュはスルーが大人のマナー

694 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/04(月) 10:40:38 ID:msH5ZID0]
って言うかここヴァンミミ多くね?

695 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/04(月) 12:50:26 ID:j/cEs1Y8]
>>621からだけだろ。
まぁ俺ももうヴァンミミ秋田けど。



696 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/05(火) 02:59:29 ID:StDLiqHw]
どう考えても同じ奴がヴァンミミヴァンミミ言ってるだけだろ

697 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/05(火) 08:20:12 ID:K6jSgxK5]
というわけでヴァンミミはおしまい。
なんかリクあれば書くかも。できればほのぼの系で。

698 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/05(火) 10:13:41 ID:h7YeReQO]
じゃあ、ヤマ空ほのぼので!!

699 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/06(水) 01:22:19 ID:9VU2R3f6]
結構多いけどタカルキが読みたいです

700 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/06(水) 12:52:47 ID:o0zJGU6f]
承った。バレンタインネタが降ってくるかもしれん

701 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/06(水) 17:10:07 ID:S1/t4AY1]
輝二x泉でバレンタインネタ書きたいんだけど今日は出かけないといけないから
明日書くけどいい?

702 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/07(木) 23:24:36 ID:/jq8XdA/]
>>698スマソ
先にタカルキができたのでそっちから投下します。バレンタイン前ネタ。非エロ。女心のわからないタカトくん。
↓↓↓



2004年バレンタイン、タカルキ中1


「あんた、チョコとか食べんの?」
「え?チョコ?」


久しぶりで、唐突だった。

最後に会ったのはもう半年以上前だった。
デリーパーから世界を守る戦いを終え、
向こうの世界へ帰っていったパートナーたちへパケットを送信したのはもう2年近く前。
あれから結局返信はなく、かつての子供たちは中学へと進学し、それぞれの道を歩み始めていた。
デジタルワールドへのゲートは山木達の手によって閉じられ、再び開くこともなかった。
それでもタカト達は再びパートナー達に会えることを信じていたし、
彼らの存在を忘れることはなかった。

そんなこんなで、2004年(タカト達中1の冬)バレンタインの1週間ほど前。
午後8時もすぎた時間に突然の電話。ルキだった。
いきなりの電話に戸惑うタカトにルキは
「中央公園にいるから早く来て。」
とタカトに何も言わせずに告げた(正確には「待たせたら承知しないわよ」という脅しも入ったが)

タカトはその日のうちにやらなければならない課題を抱えてはいたが、
でも課題とルキを怒らせることを天秤にかけたらあまりにもルキのほうが怖かった(時がたつと恐怖の記憶はより恐ろしくなるものらしい)
ので、母親にどこに行くのと聞かれても公園!と一言言うのが精一杯だった。


703 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/07(木) 23:44:57 ID:/jq8XdA/]
書き込めない。。

704 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/07(木) 23:51:21 ID:B3Aw8Bgk]
>>703
続きが投下できるようになるのをwktkしながらまってます!

705 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/07(木) 23:53:12 ID:/jq8XdA/]
ごめん、文章はもうできてるんだけど、それをコピペして書き込もうとすると
ギコナビでもIEでも送信できるんだけど、反映されねぇんだ。。なんだこれ。。
ちょっとまっててくらはい。。



706 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 00:00:28 ID:INtHpq/a]
「遅い」
ルキは白い息を吐きながら、肩で息をするタカトを睨んだ。
久しぶりにあったルキはなんだかちょっと大人びていて、
前にもまして迫力のある目で睨んでくるので、タカトは思わず尻込みした。
「ご、ごめん。それで、どうしたの?」
思わず謝って、でもなんで謝るんだいきなり呼び出したのルキじゃないかと心の中でつぶやくが、口には出さない。
「・・・」
ルキは黙ってタカトのことを睨んでいた(少なくともタカトは睨まれてると思った)。
「あ、あのほんとごめん。寒かった、よね・・・。」
タカトは再び謝って、どうにか機嫌を直してもらおうと思ったが(すでにルキが悪いとかそういう考えはどこかに飛んでいった)
「・・・べつに怒ってないわよ。」
とルキは小さくつぶやいて、そっぽを向いた。
タカトはルキが何を考えているのかはわからなかったが、とりあえず怒ってはいないようなので一安心して
「あ、そう。。で、えっと、どうしたの?急に呼び出して」
と尋ねた。

「・・・あんた、チョコとか食べんの?」
「え?チョコ?えっと、チョコって、あのお菓子の?」
「そうよ。それ以外にどんなチョコがあるのよ。」
「あ、いや、ないです。。」

いきなりルキに尋ねられて戸惑ってしまたっが、
でもタカトは男のわりにはわりとチョコは好きなほうなので(余談だが、和博はチョコ等の甘いものは苦手らしい)


707 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 00:09:59 ID:INtHpq/a]
「えっと、わりと好きだけど。なんで?」
「・・・バレンタインじゃない。」
「バレンタイン?」
それで理解した。ルキはバレンタインにチョコをくれるつもりらしいと。
「え、じゃあ僕にチョコくれるってこと?」
「そうよ、文句あるの」
「あ、いや、ないです。。」

実はルキはこれまでバレンタインにチョコを配るなんてことはしてこなかった。
なんで私がそんなことしなきゃいけないの、ばっかみたい、とまで思ってたくらいで、
もちろんタカト達と知り合った以降のバレンタインにも、彼らにチョコを配るなんてことはしなかった。

「へーでも、どうしたの急に。ルキがチョコなんて」
「なによ、わたしがチョコあげるのがおかしいの」
「い、いやそういうわけじゃないけどさ、でもだって今までくれなかったのに。」
「それは・・・」
なにか反論するかのように開いた口をそのまま閉じて、ルキは俯いて黙ってしまった。
「ル、ルキ?」
急に黙ってしまったルキに驚いて、タカトは思わずルキの顔を覗き込んだ。
寒さのせいか、ルキの頬がかすかに紅潮している。
「・・・だって、バレンタインは、、タカトはチョコ好きかなって・・・。」
「え?」
要領を得ないルキの回答に、タカトは混乱させられてしまった。

708 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 00:11:52 ID:INtHpq/a]
ここでネタバレすると、実はルキはタカトに惚れていた。らしい。
いや、惚れていたのかどうかはルキには定かではなかったが、どうにもここのところルキの中には
タカトに対するなんともいえないモヤモヤがあって、自分でもそれが一体なんなのかはわからなかったのだけれども、
学校の友達に(ちなみにルキはタカトたちの通う中学とは別の私立の中学に通っている)そのことを相談したら、
それは恋だ。とはっきり告げられてしまった。
自分がタカトに恋?あのタカトに?
それでも心当たりは間違いなくあったし、それにタカトのことを思い出してもやもやするのは事実だった。

「へー、でもルキがチョコかぁ、ちょっと楽しみだな。」
とタカトが言った。
ルキはタカトに対するもやもやのせいで俯いて黙っていたがその一言で現実に呼び戻されて、
「そうよ、あたしが作ってあげるんだから、楽しみにしてなさい。」
と言い返した。するとタカトは
「うん、ありがとう。じゃあ今年は加藤さんとあわせて2個もらえるのかな!」
と元気よく返事したのだが、これがマズかった。

「・・・加藤さん?樹里?」
「うん、加藤さん。加藤さんは毎年チョコくれるんだけど、あ、お母さんとかそういうのは抜かしてね。
 今年はルキもくれたら2個ももらえるなぁって思って。あ、あれ?ルキ?」

残念ながらまったく女心が理解できてないタカトが気付くと、ルキは既に両のこぶしを握り締めて、
そうか、樹里か。樹里がいたか、などとぶつぶつ呟いていて、
タカトにはこうなった原因がまったくわからなかったのだけども
「あ、あのー、ルキ?大丈夫?」
などと声をかけるとルキはいきなり
「打倒!樹里!」と声を張り上げ、
「タカト!絶対あたしのチョコ食べるのよ!」
と告げ、走りさってしまった。

一人取り残されたタカトは、
「えぇ?食べるけど・・・。どうしたんだろう。。」
と白い息を吐くだけだった。



後日、このことを電話でジェンリャに話したら、ジェンリャにも呆れられてしまい、
タカトは己の未熟さを理解するのだった。

709 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 00:15:51 ID:INtHpq/a]

>>702
>>706
>>707
>>708
で。途中で余計なのはさんでスマンかった。

710 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 00:27:27 ID:KGgnsIyz]
>>709
タカトの鈍さと、ルキのツンデレっぷりが素晴らしいです!
投下乙でした!

711 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 06:56:24 ID:WmoDtZA+]
>>709
GJ!タカトって主人公達の中で唯一ギャルゲ要素持ってるよなw

712 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 19:47:15 ID:vLX3yN2r]
>>709
超GJ!二人とも可愛いよw
>>711
まあ、本編と夏映画と春映画全部でフラグ立ててるしw

713 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 20:44:21 ID:yr+vYpnx]
健ルキがすきなので読みたいなー


714 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/09(土) 01:05:23 ID:GZUHOlNn]
タカトはやっぱり天然フラグ・クラッシャーかw

ジュリもそうとう焦れてるだろうがルキ頑張れ


715 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/10(日) 11:38:05 ID:R8qB30yi]
orz5.2ch.io/orz/orz.cgi/-/etc7.2ch.net/vote/1195474331/

pksp.jp/agu-agu/?o=1&ps=&ss=&km=



716 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 00:55:37 ID:BLo+oq1j]
ヤマ空。一応できましたー。
けど、わりとありがちな愛情(と書いておふくろと読む)ネタに。。しかもバレンタインあんま関係ないw
03年バレンタインの翌日が休みかどうかも未確認なので、そこはヌルーしてあげてください。。
↓↓↓


2003年バレンタイン ヤマ空中二の冬 愛情(おふくろ)の紋章は友情よりはるかに強いらしい。



夜道を一人歩く少年がいた。
名前は石田ヤマト。地元では名前の売れ始めているバンド、ティーンエイジウルヴスのベース&ボーカルで、
彼にはこの冬、晴れて正式に交際しだした彼女がいた。
が、いたにも関わらず、バンドのメンバーの一人が何をトチ狂ったか
「バレンタインライブやろうぜ!」
などと言い出したために、せっかくの大事な日を彼女とはぜんぜん関係ないところですごすことになってしまった。
もちろんライブに彼女を招待してはみたものの、
「そういうのは、興味ないから」
と、そっけなく断られて、イマイチ身のはいらないライブになってしまい、
寒い夜道を心身ともに疲弊しきった状態で、
もう午後10時も回ろうかという時刻に一人家路を急ぐはめになってしまったのだった。

(空のこと、怒らしちゃったかなぁ。)

ふと、考えてみる。
心優しい彼女のことだから(なにせ愛情の紋章の持ち主だ)、これぐらいで怒るようなことはないだろうけど、
それでも申し訳ない気持ちになる。
そんなことばっかりを考えながら、ようやく自分と父の二人で暮らすマンションが見えたとき、
ヤマトの視界に一人の人物が飛び込んできた。


717 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 00:56:22 ID:BLo+oq1j]
  
「遅かったね。お疲れ様。」

まさにヤマトが今考えてた人物、武之内空だった。

「・・・空!どうしてこんなとこに!」
「だって、会いたかったから。」

会いたかった。
そうだ。ヤマトも空に会いたかったし、空もヤマトに会いたかったのだ。

「そんなこと言ったって!今何時だと思ってるんだよ」
「だって、、だって、今日はバレンタインだし。。バレンタインは今日だけだし。。」
俯いて、上目遣いで空は答える。まさか怒られるとは思っていなかったので、空も畏縮してしまったのだ。
それに気づいてヤマトが、
「あ、あぁ、、そうだよな。ごめん。とりあえず、ウチ入ろうか。」
と行って、空を家の中へと促した。

鍵をさし、ノブを回して、ドアをあける。
仕事の都合上不規則な生活を送っている父親はまだ帰ってきていない。
というより、ここ3日は帰ってきていない。
ヤマトがこの家に引っ越してきてからずっとそうなので、そのこと自体はもう当たり前だった。

「・・おじゃましまーす。」
「そんな気にすんなよ。誰もいないし。」
「そうだけど。。やっぱ他人の家にあがるときは言うものでしょ。」
そう言って空は、脱いだ靴もちゃんと揃えて(武之内家の躾はきびしいのだ)石田家にあがった。

「とりあえず、なんか飲みもんでも持ってくるから、あっちで待ってて。」
「うん」
そう言って電気をつけ、ヤマトは台所へ行き、空をリビングへと促した。
台所には、ここのところのバンドの練習等にかまけてたせいで後回しにされていた食器類が残っていて
それを目の端でとらえつつも
(なんかあったかなぁ、コーヒーでもいっかなぁ。)
などと考えながら、リビングにいる空にコーヒーでもいい?声をかけようとしたとき、


718 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 00:57:19 ID:BLo+oq1j]
 
「きゃあぁ!」

突然空の悲鳴が響き渡った。

「どうした空!」
空の悲鳴を聞き付けて、リビングの向かいの脱衣所に駆けつけたヤマトの目に飛び込んできたのは、

「な、な、、な、、なによこれ!」
「あ、あ、いやこれは。。」

洗濯物の山。
雑然と脱ぎ捨てられた衣類が、武之内家の常識ではおおよそ考えられない山となってつまれていた。
なにせ男二人所帯だ。おまけに父親はほとんど不在で、たまに帰ってきたと思えば大量の衣類を残し、
また会社へと行ってしまう。
しかたなく家事全般をこなすヤマトだって、ここのところバンドの練習に追われていたため、
やはり後回し後回しにしてしまったツケをこんなタイミングで空に目撃されるハメになってしまった。

「洗濯!しないの!?」
空の怒声が飛ぶ。
「いや、、普段はするけど。。ちょっと溜まってて。。」
「掃除は!?」
してなかった。洗濯物がこれだけたまっていて、台所も大変な事態になっているのだ。
掃除などしているわけがない。
「いや、してない、です。。」
「するわよ!大事な喉をホコリにでもやられたらどうするの!」
と、空は一声あげ、さらに
「洗濯物は自分でやって!」
と言い、脱衣所から出て行ってしまった。
内心その言葉に安堵してしまったヤマトは(自分や父親の下着を彼女に触れさせずにすむ)その場にへたりこみ、
しかし自らを奮い起こしいわれた作業をやり始めた。


719 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 00:57:52 ID:BLo+oq1j]
 
そうしてしばらく作業をして、あらかたやり終えたころ空が再びやってきて
「ヤマトくん、ちょっといいかしら。」
と、やたら笑顔で(その笑顔にヤマトはなにか恐怖のようなものを感じた)ヤマトを呼びにきた。
「あ、ああ。なに空?」
「ヤマトくんの部屋も掃除させてもらったんだけど。」
「あ、ああ。ありがとう。えっと、それで?」
「こんなものが出てきたんだけど。」

ヤマトは後悔した。なんでもっと早く処分しとかなかったんだろう。
空の手にあったそれは、いわゆる中学生男子の大好物、エロ本だった。

「あ!いやそれは!えっとさ、ほらあれだよ!」
「どれよ!」
ボーカリスト・石田ヤマトをはるかに上回る声量でヤマトに詰め寄る空に、
ヤマトが抵抗できるわけがなかった。
「ち、ちがうって!あの、それは、えっと。。」
「なによ!言いたいことがあるならちゃんと言いなさい!」
「えーっと、あ、そうだ!太一だよ!太一のヤツがおいてったんだよ!俺のじゃないって!」
半分ウソで、半分ホントだった。
つまり太一が置いてったものではあったが、それはヤマトが太一にくれと頼んだもので、
今はヤマトのものだったが、それはこの際どうでもいい。

「太一!?太一がこんなの持ってきたの!?」
「う、うん!そうだよ!太一のやつが勝手に置いてくんだよ!家だとヒカリちゃんに見つかるとか言って!」
太一、スマン。
そう心の中で親友に謝罪しつつ、今はこの状況をどう切り抜けるかで頭がいっぱいのヤマトに選択肢はなかった。
「そう・・、太一がね。そうわかったわ。とりあえずこれは私が預かります。ヤマトくんは洗濯の続きをして頂戴。」
「はい・・・。あ、とりあえず洗濯は終わったんだけど・・・。」
「あら、そう。」
一通り大声を出して満足?したのか、空は急に静かになって
「じゃあ一息つきましょうか。」
と行って、ヤマトとともにリビングに落ち着いた。


720 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 00:58:52 ID:BLo+oq1j]
 
「はぁー、でもねぇ。まさかヤマトくんがあんなものを持ってたとは。」
やはりまだ少々怒りが残ってるのか、空はそうつぶやいてヤマトがいれたコーヒーをぐいっと飲んだ。
「だからちがうってー。。俺じゃないってば。」
「太一のものでもヤマトくんの部屋にあったから一緒です。」
「はい、、すいません。」
そんな会話をしばらく続けたが、突然空が、
「あらもうこんな時間!帰らなきゃ!」
と言った。すでに日付が変わる寸前だった。
もともと門限にはきびしい武之内家であり、空は今日は12時までに帰るという母親との約束のもと
石田家にお邪魔していたのだ。

「あ、そう。じゃあ送っていくよ」
「引き止めないの?」
一瞬、ヤマトは空が何を言ってるのかわからなかった。引き止める?
「え?えっと、引き止める?」
「・・・ふふふ、冗談よ。」
「え?」
ヤマトはすこし考えて、それから空にからかわれたことに気づき
「いやいや、今日は親父帰ってこないけど!明日も休みだけど!でもそれはまだ・・・」
「そうねー。スケベなヤマトくんちには泊まれないわよね〜。」
「だーかーらー、、そら〜。。」
「ふふふ、わかってるわよ。それじゃあ、送ってもらおうかしら。」
「はい。。」

そうして空を無事家へと送り届けたあと、
太一にまた心の中で謝りつつエロ本を処分するヤマトだった。


721 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 01:06:51 ID:BLo+oq1j]
後日、学校にて

「ヤマト!お前にやったエロ本がなんで空経由で俺に回ってくんだよ!」
太一につかみかかられた。しかし、ヤマトには反撃するような元気も資格もなく
ただ、スマン。と言うだけで、
なんとなく察した太一も、気をつけろよ。と声をかけるだけしかできないのでった。。

722 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 01:09:31 ID:BLo+oq1j]
うわーミスった。>>720の最後の行もヌルーしてあげて。。
>>698
こんなんでいかがでしょうかね。。ミスだらけで申し訳ないですが。。

723 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:01:05 ID:Q26wLMrw]
バレンタインとか全く関係ないけど、何の脈絡も無くレナモンとインプモンの話を投下してみようと思う

724 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:02:17 ID:Q26wLMrw]
俺はちょっと人の中に入ってくのが苦手だ。
小憎らしいとか言われてる俺だけど、何つーか微妙に気が引けちまうんだよな。
特に楽しそうに話をしてる奴等の中に入るのが一番苦手かもしれねえ。
もともとなのかもしれねえし、そういう負い目なのかもしれねえ。

けど。

なんでか知らねーけど、そんな俺にコイツはよく声かけてくるんだよな。
「そんな所で何をしているんだ、インプモン?」
電柱の上から行きかう人間を、ただ何となく眺めてたら、いつの間にか後ろの電線に立っていたレナモンから訊かれた。
「うおっ!イキナリ後ろから話しかけんなっつーのッ。散歩だよ、散歩。つーか、オメーは何やってんだよ?暇なのかぁ?」

俺は驚いて片足を電柱から踏み外しそうになったけど、尻尾を使って重心を戻した。
あ、でも驚いたからって、ちょっとイヤミっぽい台詞だよな。もう少し柔らかく言っても良かったかもしれねえ。
そんな俺の台詞に怒ったのだろうか、レナモンがちょっと黙り込む。
「……いや、お前の姿が見えたから、何をしているのだろうと思って。驚かせたのだったら済まない」

謝られた。こっちが嫌な事言ったのに、逆に謝られんのって何かヘコむぜ。
僅かにハァとため息をこぼして、なるべく明るくしようと気張る。
「はんっ!この俺様がこんな事で驚くとか思ってんのかよ。もーちょっと頭使えよな」
「…そうか」

………ってそんだけかよ!?コイツ話しかけてくるわりに会話が続かねーぞ。
その後も微妙に沈黙しているレナモン。ホントに何だっての。
俺は仕方なく話題を振ってやる事にした。

「あ〜…そういやお前、何日かちょっと見なかったけどどっか行ってたのか?」
「ああ、ルキが家族と泊まりの旅行に行っていたので、私もそちらへ一緒に」
旅行かよ。いいな。俺も行きたいかも。
「泊まった先が温泉地ということらしくて、私も風呂をいただいてきた」

725 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:03:29 ID:Q26wLMrw]
「風呂だぁ?つーかデジモンが風呂ってよお。バレたら大事じゃねえのか?」
そーなったら色々面倒な事になるだろうな。ヘタすりゃ追い出されるかもしれねえ。
「ルキの母上が私の為に風呂を一つ貸しきってくれた。
それに堂々としていれば意外と問題ない。理解のある人間も多いぞ」

そういや俺もアイとマコの書置きを読んでくれる奴を探してたときに、
デジモンだってのを気にしないで、教えてくれた人間がいったけな。
結構デジモンの事も知られてきたし、何とかなるもんなのか?
それはともかく。

「俺は風呂とかより美味いメシが食いてーぜ」
「旅館に泊まったが料理も中々のものだった。ルキのつくる料理には劣るがな」
結局は自慢かよ。まぁ、別に自分のテイマーが自慢なのは俺も同じだから構わねーけど。

「……なぁ、インプモン。もし良かったら―――――」
ゆっくりとレナモンが何かを言いかけ、そこで途切れた。
チリチリと肌が、感覚が、神経がうずく。
俺が感じているって事は、間違いなくレナモンも感じてるって事だ。

「デジモンか」「みてーだな」
人が話してる時にタイミングよく現れやがってよぉ。
「私はルキの所に行く」
そりゃそうだな。テメーのパートナーが最優先だ。何かアイツって危なっかしいしよ。

俺の仲間の女テイマーの気の強そうな顔を思い浮かべて思う。
そしたらレナモンが苦笑気味に笑った。考える事は同じってかよ?
「来るなら、早く来いよ。俺がさっさと終わらせちまう前に」
「ああ」

そう言って俺はレナモンに背を向け、空へと跳んだ。
「―――――インプモン進化!」
風を切って、黒い羽で俺は飛ぶ。

ベルゼブモンへと進化した俺は、レナモンからみるみると離れていった。



726 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:23:22 ID:Q26wLMrw]
私は人と話すのが苦手だ。
話そうと思えば話せない訳ではないのだが、
自分から声を掛けるのは何か無意識の内に遠慮してしまう癖がある。
しかし、何故だろうか。アイツとは、そんな事を気にもせずに話ができる。

「そんな所で何をしているんだ、インプモン?」
少し離れていた場所からインプモンの気配を感じて来た私は、そう話しかけてみた。
インプモンが勢いよく振り向く。その拍子に小さな足場の電柱の上でバランスを崩した。
慌てて尻尾を引っ掛けて体勢を立て直すインプモンは、少し…可愛らしい。

「うおっ!イキナリ後ろから話しかけんなっつーのッ。散歩だよ、散歩。つーか、オメーは何やってんだよ?暇なのかぁ?」
……どうしよう。不機嫌だ。いや、私がそうさせてしまったのか。
確かに気配を殺した者に、突然背後から話しかけられたら怒って当然だ。
そうだ。まずは謝ろう。これ以上インプモンと喧嘩をしたくない。

「……いや、お前の姿が見えたから、何をしているのだろうと思って。驚かせたのだったら済まない」
精一杯の謝意を込めて言ったつもりだったが、インプモンに溜息をつかれてしまった。
背筋が僅かに寒くなる。未だかつて、これほどの寒さを感じたことはない。

「はんっ!この俺様がこんな事で驚くとか思ってんのかよ。もーちょっと頭使えよな」
「…そうか」
反射的にそう答えていたが、これは気を使われた、ということでいいのだろうか?
もし、そうだとしたなら、ちょっと嬉しい。

何だか頬が無性に熱い気がする。これは絶対頬が赤くなっている筈だ。
私はそれを悟られまいと気取られぬように顔をうつむかせる。
少し間を置かないと危ない。そのまま私は口を閉ざした。

727 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:24:35 ID:Q26wLMrw]
「あ〜…そういやお前、何日かちょっと見なかったけどどっか行ってたのか?」
そんな何も言わない私は気にせずインプモンが尋ねてきた。
困った。しかしここは答えなければおかしいと思われてしまう。
まだ頬は熱いが、頼むから気付かれないでくれよ。

「ああ、ルキが家族と泊まりの旅行に行っていたので、私もそちらへ一緒に」
そうなのだ。ルキとその母上と祖母殿との旅行に私は同行していた。
今こうしてインプモンと話しているのも、旅行で少し会っていなかったから、
わざわざ何処にいるのか気配を探ってから会いに来たためなのだ。

インプモンが私の話を興味深げに聞いている。やはり会いに来てよかった。
「泊まった先が温泉地ということらしくて、私も風呂をいただいてきた」
「風呂だぁ?つーかデジモンが風呂ってよお。バレたら大事じゃねえのか?」
確かに。私もそう思って最初はどうにか断ろうとしたのだが。

「ルキの母上が私の為に風呂を一つ貸しきってくれた。
それに堂々としていれば意外と問題ない。理解のある人間も多いぞ」
私のような者の為にもったいない事をしていただいた。
だがルキと一緒に入った露天風呂というのはとても気持ちよかった。

あんまり気持ち良さそうだったのだろう。
後でルキに家に帰ったら、またお風呂に入ろう、と言われてしまったぐらいだ。
「俺は風呂とかより美味いメシが食いてーぜ」
あまりにもらしい言い草。小さな体だがインプモンはかなりの大食いなのだ。

「旅館に泊まったが料理も中々のものだった。ルキのつくる料理には劣るがな」
何度か食べさせて貰ったが、私にはそちらのほうがずっと美味い。
ルキは多分言っても信じてくれないと思うけど。
ちょっと不器用につくりだされる料理は、魔法がかけられたように素晴らしく美味いのに。

728 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:26:03 ID:Q26wLMrw]
…そう言えば、以前タカトの家で皆と一緒にパンをつくった記憶がフト蘇る。
粉まみれになったが、皆で出来立てのパンを食べたんだった。
私は記憶力はいい方だ。作りかたはほぼ完全に覚えている。
多分ルキの家の設備でもパンは焼けると思う。

材料はタカトに頼めば分けて貰えるだろう。いざとなったら自力で調達してもいい。
……頑張って、みよう、かな。
「……なぁ、インプモン。もし良かったら―――――」

私が作ったもので良ければ、食べてみないか?

そう言葉を続けようとして、続きを言う事は、叶わなくなった。
少し遠くから感じる。このリアルワールドを脅かす存在が現れたという事を。
「デジモンか」「みてーだな」
何故、こんな時に、現れるのだっ。顔には表さないが、内心怒りが満ちた。

だが私の怒りなど、この際後回しだ。
「私はルキの所に行く」
恐らく今頃、ルキのデジヴァイスにデジモンの反応が出ているだろう。
そして急いでそこへと向かう筈。危なっかしいところは、相変わらずだ。

「来るなら、早く来いよ。俺がさっさと終わらせちまう前に」
「ああ」
苦笑する私に、多分同じ事を考えていただろうインプモンが言った。

そう言ってインプモンは私に背を向け、空へと跳んだ。
「―――――インプモン進化!」
風を切って、黒い羽で彼は飛ぶ。

ベルゼブモンへと進化した彼は、みるみる私の手の届かぬ場所へといってしまった。




余談だが、この後すぐさまルキと一緒に究極進化してサクヤモンになった私は、
ベルゼブモンが到着するのとほぼ同時にデジモンを倒してしまって、彼を呆れさせてしまった。

……どうしよう。彼はあまり戦わない者の方が好みなのだろうか。

729 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/11(月) 02:29:40 ID:Q26wLMrw]
よく分からない電波を受信して書いた。
書くのは難しかったけど結構楽しかった。
でも書いてから気付いたけど、これってインプ×レナモンじゃなくて、
インプ←レナモンの一方通行なかんじだよなぁ。

730 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 02:37:37 ID:1fzsefMw]
>>729
ツンデレと素直クールの組み合わせは可愛いなGJ!

レナモンはムラムラを募らせた末にサクヤモン巫女モードに進化して
ベルゼブモンに乗っかっちゃえばいいよという電波を今いきなり受信したが、
その場合同化しているルキをどうするかというのが一番の問題だ

731 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 02:42:48 ID:DZ7di16W]
話かわるが賢と京ってやっぱり体の相性が良かったんだろうな。

732 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 15:03:15 ID:08I+8Qoe]
>>722 >>729
どっちもGJ!!

733 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/12(火) 02:51:12 ID:dEU0f0nL]
>>701に期待


734 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/12(火) 11:47:31 ID:k7wAwAPY]
遅くなってすみません。それでは輝二x泉のバレンタイン

デジタルワールドでの冒険を終え、人間界に戻ってきた子供たちは、
それぞれ充実した日々を送っていた。
そしてもうすぐバレンタイン。織本泉もチョコをつくった
テーブルの上には5つのラッピングされたものがある。
どれも繊細に丁寧に包まれていることには変わりないが一つだけ
他のよりさらに可愛く包まれている。
「輝二・・喜んでくれるかな・・」
泉の瞳から雫が零れ落ちる。
輝二と連絡が取れないのだ、元々父親の仕事の関係で転校が多かった彼。
今どこにいるかも分からない、彼の双子の兄の輝一に聞くも
『こちらから電話番号が分からないようにセットされてる』
ただ、輝一の話によるとは輝二は元気らしい
「そ・・よかった・・」
とりあえず、泉は輝一にバレンタインのプレゼントを渡した

「泉さん??」
「友樹!久しぶりね〜どうしたの」
「ママと買い物、泉さんは??」
「あなたが泉さんね、友樹がおせわになりした」
友樹の母親は泉に深々と頭を下げる
「初めまして、お世話になんてそんな大げさですよ。そうだこれ友樹に」
それをみて友樹が無邪気な笑顔を浮かべる
「ありがと、泉さん」
「どうもすみません」

「なんだそれ?」
こういうことには無縁(・・ということは無いだろう)の拓也は
泉からバレンタインのプレゼントをもらってもなんだ〜??と言う顔をしさらに
「おい・・これって毒入りじゃ・・」
「た〜く〜や〜・・」
泉は器用に逆立ちをし脚を左右に開き
バキィ!!ドゴォ!!ゲシィ!!
フェアリモンに進化していたことで体が自然と覚えたのだろう
泉はなんと逆立ちからの高速回転蹴りを拓也の顔に何発も喰らわせる
勿論、生身の拓也にはかなりのダメージとなった
「し・・信じらんね・・・・・・・(気絶)」

「泉ちゃんが俺にチョコをvv」
「純平、開けてみて」
チョコレートにかかれてた文字は『義理』
純平崩壊・・そりゃそうだ幾らなんでもそれはひどい
「いずみちゃァァァァん・・(号泣)」


泉は日が暮れてもう人もほとんどいない公園のベンチに座り込んでいた。
「やっぱり渡せないのかな・・」
泉はポツリとこぼした


735 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/12(火) 12:02:53 ID:k7wAwAPY]
頑張って作ったって居場所が分からなかったら渡せられないじゃない
ねぇ、輝二・・どこにいるの??輝一君にも居場所を伝えないで・・
逢いたい・・逢いたいよ・・
「輝二・・・」
そんな事しても逢えるわけない、なのに
「輝二ぃ・・・」
「俺が何だって??」
「輝二!?本物・・・輝一君の変装じゃなくって?」
「はぁ?んなわけあるかよ、何なら確認しろ」
輝二は携帯電話を取り出し輝一に電話をかける
「輝二!!泉さんがお前を探し回っていたぞ!!!!!」
電話の向こうから輝一の(デジタルワールドで共に冒険をした時には想像もつかない)怒鳴り声
「ああ、ちゃんと逢えたよ」
ピッ
「本当に??本物なのね!!」
「ああ、それよりなんで俺の名前呼んでたんだ・・・?」
泉はそれに対しては答えない代わりににこっと笑い
「これ、輝二に・・これは特別だから」
特別・・・その言葉に輝二も心が温かくなった・・



一応、フロンティア全員参加です







736 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/12(火) 18:07:40 ID:NPYLFLsY]
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com

737 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/12(火) 20:33:58 ID:oHCAWtDJ]
乙。
泉ぞっこんだなw

738 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 11:19:44 ID:hr0pdQJo]
↑↑ブラクラ注意

739 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 22:42:26 ID:ZBuGuQ2n]
バレンタインネタじゃないけどタカルキ+αを今考えてます

740 名前:ヴァンデモン mailto:age [2008/02/13(水) 23:25:44 ID:5YpWV4tp]
red.ribbon.to/~aruni/xero2/angel.html
どうよ

741 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 00:24:47 ID:zTJaDpj5]
輝二泉萌えー(*´Д`*)

742 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 01:29:32 ID:qDtxmXic]
>>739
タカルキ好きなんで全裸で待ってますw

743 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 12:23:57 ID:p1mQXVLd]
部活終りの、夕方の帰り道。
オレンジ色の道を歩いていると、ふと、通りがかった公園で見知った男性を見かける。
公園にあるベンチに腰掛けた、20代前半の若い男性。
整った端整な顔に、男性にしてはやや長めのサラリとした明るい茶髪が吹く風で揺らいでいた。
私はそっと彼に近づき、声をかける。

「こんばんわ、啓人さん」
「…ああ、小春か。こんばんわ」

私の声に、瞳を閉じてジッと風を感じていた彼は、やっと私に気付いて…
ニッコリと、昔と同じ笑みを浮かべてくれた。
彼は松田啓人。私の兄の友人で、昔一緒にデジタルワールドを冒険し…
あの戦いで、誰よりも強く頑張った人。

「久しぶりだね。学校帰り?」
「はい。さっき、部活が終わりましたから。啓人さんは、ここで何を?」
「ちょっとした散歩かな。この公園に来たら…色々思い出して来ちゃって……」

フッと、笑みのまま啓人さんは公園を懐かしそうに眺める。
あれからもう10年以上…あの中で一番幼かった私も、いまはもう中学生になりました。
…まあ、私が一番小さいのは何年経とうが変わらない事なんですけどね。
啓人さんの笑顔…昔と同じ、明るくて優しい微笑み。
でも、全部が同じというわけでもなく…あの頃の子供っぽさや、
あどけなさの少なくなった、大人びた静かな…そして温かな笑み。
男の人に言うのもちょっと失礼かもしれませんが…一言で言うなら……綺麗でした。
啓人さんも兄さんも、皆それぞれ成長して…大人になって……そして…

「たしか、来月でしたね…留姫さんとの結婚式」
「…うん…」

私の出した話題に、啓人さんは少し照れたように笑みを浮かべて、夕焼け色の空を見上げた。
長い時間の間に生まれた感情。仲間から恋人へ、そして恋人から…更に、もう一段上へ…

744 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 12:26:45 ID:p1mQXVLd]
けど、初めて彼が留姫さんと付き合ってることを知った時は、私だけじゃなく他の皆もかなり驚いてました。
だって、あの時の戦いから、誰もが啓人さんは樹莉さんを選ぶと思ってたから……
…でも、啓人さんはずっと自分の気持ちを考えて…そして、気付いて答えを出しました。
気弱で押しの低い啓人さんですけど、やっぱり大切なことは真剣に考えて、
そして気付いたからには、その思いは真っ直ぐに、決して揺るがせずに伝える。
多分、そんな啓人さんだからこそ、留姫さんも彼の気持ちに応えて…
……樹莉さんも、素直にそれを認めたんだと思います。
皆が二人の関係を知った時、あの人だけは、驚かず、それどころか、とても良い顔をしていたのを覚えています。
…………逆に兄さんはしばらくの間平静を装ってなんとなく沈んでましたが。
まあこれはそう気にしなくても良いですね。


そんな兄さんに、樹莉さんがかける言葉が、見せる笑顔が、前よりずっと増えたのも…
それが単なる慰めの意味だけじゃないのも………ちゃんと見えてますから。

「そういえば、この公園で啓人さんと留姫さんが初めて会ったんですよね」
「うん…まあ、あの時はギルモンを狙って襲ってきたってカンジだったから、
あんまり良い出会い方とは言えなかったけどね」

苦笑しながらそう答えるが、すぐにまた懐かしむように微笑む。

「けど…あの出会いがあったから、今がある……本当に感謝してるよ。あの時、この場所で彼女に出会えた事を」

ハッキリと、留姫さんと出会ったその場所を見つめて言う。
…って、そこまで迷いなく言われちゃうと流石に聞いてる側は少し恥ずかしいんですが…

それからまたしばらく話していると、吹く風が急に冷たく感じてきた。
気付けば、夕方色だった空がもう随分と暗くなっていた。

「そろそろ寒くなってきたね。暗くもなってきたし、今日はもう帰ったほうがいいよ」
「わかりました。それじゃあ、また…結婚式、ちゃんと招待してくださいよ?」
「大丈夫。言われなくても、そのつもりだから。というか、招待し忘れでもしたら
留姫になに言われるかわかんないし」
「あは、確かにそうかもしれませんね」

短いやり取りで、私はゆっくりと公園の出口へと歩いていく。
そして、出口に近づいたそのときに、振り返って私はやや声を上げて一言言った。

「本当におめでとう御座いますっ、幸せになってください!」

私の声に啓人さんは一瞬驚いたような顔をしたけど、
…すぐにまた笑顔で「ありがとう…」と返してくれました。

745 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 12:28:17 ID:p1mQXVLd]
…………………。

…啓人さん、今日は話さなかったけど……私も…好きな人が出来たんです。
同じクラスの、普段は余り目立たない大人しい人。
けど、とても優しくて、真っ直ぐで、純真で。…顔、少しだけ…啓人さんに似てるんです。
あの頃の私は、当たり前ですけどこういった感情は全然知らなくて…啓人さんと留姫さんが
付き合ってると知った時も、それなりに知識はあっても羨ましいと言ったくらいでした。
けど…自分も好きな人が出来て、なんとなくその気持ちがわかった気がします。
好きな人が出来て…その人と一緒になれたら…結ばれることが出来たら……
それはすごく素敵で…幸せなことなんだと、なんとなくですが、わかりました。
だから、言わせてください。

おめでとう御座います。 どうか、どうか…お幸せに―――



746 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 12:33:08 ID:p1mQXVLd]
あえてルキの出てこないタカルキも
アリかなぁと思って書いてみたけどどうなんだろ…
小春は成長したら礼儀正しいけどどこか
抜け目無い少女だといいなというのは完全な妄想。

747 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/14(木) 23:08:22 ID:s/TzvpWI]
インプモン×れなもんが読めるなんて!

嬉しすぎて困る。ぜひまた書いてください

748 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/15(金) 00:29:36 ID:oGNgRccS]
>>746
GJ!こうゆう第三者?から見たカップルの様子って好きですw
あと、成長した礼儀の正しい小春は他の作品にはないので新鮮でしたw


749 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/15(金) 00:38:52 ID:lXYpW2ck]
輝二泉か賢京をそのうち投下したいかも。

750 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/15(金) 22:56:16 ID:UVIJeNBq]
>>749
どっちも好きだけど余り見かけない賢京が見てみたいです!

751 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/16(土) 21:05:03 ID:fBJYsJ/A]
ヤマミミと太ミミの話
読んで見たいー

752 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/16(土) 21:10:16 ID:h7i1neGg]
太ミミは読んでみたいかも。
ただどっちかって言うとミミ太かな
若干ミミ攻め気味の。

753 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/17(日) 06:53:22 ID:n3LAZyon]
出来事は正午を少し回った時だった。
「レナモン、あれ見てっ!」
「あれは…デジタルゾーン」
ルキの言葉で空を見た私は、出現する白い霧のフィールドを捉えた。

たまたま町を歩いていたルキと私からかなり近い地点にそれは発生している。
道行く人間たちもその発生に気付いてざわざわと喧騒が広がった。
このような街中でデジモンが現れれば大変な被害となるだろう。

そしてすぐ向こう側から、こちら側へとリアライズしてくる存在を感じる。
「ルキ、デジモンが現れる」
「うん、そういう事だから…………。タカトとジェンには連絡しといた。じゃあいくよ、レナモン!」
携帯の通話を切ってルキが走り出し、私もそれに続いた。

「―――――レナモン進化!」

ルキと私。二つの存在が重なり、究極の進化が誕生する。



サクヤモンへと進化を果たし、とあるビルの屋上に発生していた、
デジタルゾーンへ入った私が目撃したのは、何とも言えぬ微妙な光景だった。
「あれは一体何なの?」
まず見えたのは、マイクだった。

マイクだ。歌をうたうためのマイク。
それを握って気持ち良さそうに歌っているデジモンが一体。

754 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/17(日) 06:54:45 ID:n3LAZyon]
「ルキ、あのデジモンは何だか分かる?」
『あれは、確かボルケーモンよ。完全体だったはず』
ルキはあのデジモンを見ただけで名前と世代まで答えてくれた。
人型だが体中を金属のアーマーで覆い、背中に火山をのせ、腰に瓶を吊るしたデジモン。

そうか、奴はボルケーモンというのか。
完全体とはいえ、どうやらパワータイプのデジモンらしいから戦闘能力は高いだろう。
しかし奴は何をしているんだ。

『何か歌ってるみたいだけど、ヘタな歌ねぇ』
ルキ、ヘタとはいえそういう事は言ってはいけない。
と心の中で思いつつ私も同じ感想を抱いた。

『とりあえず暴れまわるとかそういう感じじゃなさそうだし、戦うのは話を聞いてみてからでいいんじゃない?』
多少ルキも困惑しているようだ。
さすがに今まで現実世界にあられたデジモンが、気持ち良さそうに歌をうたっている所に出くわした事はない。
「そうね、まず話だけでもしてみましょう」

ここまで私が近づいても気付いていない様子のボルケーモンに声を掛けてみる。
「あなた…ボルケーモンというのかしら?」
「あ〜〜〜〜♪……あ?あ!?お前いつの間に現れやがった!」
音程の外れた歌声を止めたボルケーモンは、やはり私には気付いていなかったらしい。

「私はサクヤモン。ここにゾーンが出来ていたから様子を見に来たの。あなたはここで何をしているの?」
「こ、この感じ。お前は究極体だな!俺をロードしにきやがったんだろう!そうだろう!?」
「いや、だから私は……」
「うるせえ!こうなったらロードされる前にロードしてやるっ!」

755 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/17(日) 06:56:04 ID:n3LAZyon]
全く私の話を取り合わずボルケーモンは距離をとって、戦闘態勢に入った。
「くらえぇ!ビッグバン・ボイスッ!」
マイク片手にボルケーモンは、ただ叫んだ。
いや、これは叫びというレベルではない。これはもはや音の塊だ!

私は宙へと舞い上がり、目に見えない声の攻撃を回避した。
ビリビリと大気が震えているのが分かる。
そして私が先ほどまでいた場所はみるみる砕け、粉砕された。

『やれやれ、せっかく話し合いで解決してあげようと思ったのに』
「それもしょうがない事よ!」
再び宙を舞う私に放たれた声の衝撃波。
それを迎撃するため、使役する4匹の管狐をあらわす。

「飯綱!」
見えないが私向かって、一直線に飛んでくる衝撃波を打ち落とすのは容易い。
管狐たちは衝撃波を簡単に霧散させてしまった。

「ううっ。ちきしょう、このままじゃヤベエ!一旦逃げるぜ!!」
自分の必殺技を簡単に打ち破られて実力差を思い知ったのだろう。
ボルケーモンは素早く身を翻してビル屋上のを走り出す。

「待ちなさい!」
パワータイプなのでそこまで速くは無いが、よほどロードされるのがいやなのだろう。
かなりのスピードで全力疾走している。でもこのまま逃がす訳にはいかない。



756 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/17(日) 06:57:18 ID:n3LAZyon]
ボルケーモンを追う私。しかしそこで予想外の事が起きた。
背を向けるボルケーモンの背中の火山が、突然火を噴いたのだ!
突然の炎に私たちは目をくらまされ、一瞬ボルケーモンの姿を見失ってしまう。
それが不味かった。

その一瞬の内に火山の噴火で加速したボルケーモンは、私から距離を稼いでしまい、もう捉えられない。
しまった、と舌打ちしそうな衝動が満ちる。これは完全な失策だった。
だがそれでも、まだ悪魔は、私たちを見捨ててはいなかったようだ。

突如ビルの外からデジタルゾーンに突入してきた黒い影。
同時に突き出された鋼の二連銃が火を吹いた。
「何だとぉ!」
弾丸はボルケーモンの足元へと炸裂し、その余波で体は吹き飛ぶ。

「珍しいな。これぐれーのデジモンに手こずってるなんてよ」
いつも通りの笑い声と共に、彼が完全に白い霧の中から現れた。
「ベルゼブモン」『たまたま運が悪かっただけよ!』
ルキが意地を張ってベルゼブモンに言った。

彼がまたいつも通りに苦笑する。
「ありがとう、助かったわ」
「気にすんな。さっさと終わらせんぞ」
そう言ってベルゼブモンは2丁のショットガンを構えた。

「待って。戦闘不能にするだけでいい」
「あぁ、任せろ!」
さすがに人を傷つけようとしている訳ではないらしいデジモンを、データに帰すのは躊躇われる。
ベルゼブモンもそこは弁えているようで、多少弾丸の軌道を計算して撃った。

757 名前:名無しさん@ピンキー mailto:saga [2008/02/17(日) 06:58:34 ID:n3LAZyon]
しかしボルケーモンも、ただ黙っている訳ではなかった。
弾丸から逃げるように、身を捩って逃げ出そうとする。
そのため弾丸はボルケーモンの腰の辺りをかすめ、吊るしてあった瓶の紐を撃ち抜くにとどまる。
だけど元より破壊力の高い、ベルゼブモンのショットガン「ベレンヘーナ」で捕らえるつもりはない。

「飯綱!」
狙いはこっち。管狐たちに動きを止めさせる。
「くそうっ!こんなちっこいのに、動けねぇ!!」
狙い通り弾丸を避けて、足元がふらついていたボルケーモンは管狐たちにあっさりと捕まった。

―――――だけど私はこの時、気が付かなかった。
ベルゼブモンの放った弾丸が、ボルケーモンの瓶の吊り紐を撃ち抜き、
その衝撃で宙に舞った瓶の栓は開いて、私の頭上から中身が降り注いできた事を。

ばしゃりっ!

そんな音と共に私たちは少々の冷たさを感じた。
「え?」『きゃっ』
私は液体をかぶったのだと気付いたのは数秒後。
そして更に数秒掛かって、鼻をつく匂いを感じた。

「お、おい。大丈夫かっ?」
「ええ、まぁ。けどこれ何かしら、凄くキツイ匂いがするのだけれど」
ベルゼブモンが傍に飛んで来たが、一体これは何かしら。
初めてかいだ匂いだけれど、少しクラクラするような………え?






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