- 706 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/08(金) 00:00:28 ID:INtHpq/a]
- 「遅い」
ルキは白い息を吐きながら、肩で息をするタカトを睨んだ。 久しぶりにあったルキはなんだかちょっと大人びていて、 前にもまして迫力のある目で睨んでくるので、タカトは思わず尻込みした。 「ご、ごめん。それで、どうしたの?」 思わず謝って、でもなんで謝るんだいきなり呼び出したのルキじゃないかと心の中でつぶやくが、口には出さない。 「・・・」 ルキは黙ってタカトのことを睨んでいた(少なくともタカトは睨まれてると思った)。 「あ、あのほんとごめん。寒かった、よね・・・。」 タカトは再び謝って、どうにか機嫌を直してもらおうと思ったが(すでにルキが悪いとかそういう考えはどこかに飛んでいった) 「・・・べつに怒ってないわよ。」 とルキは小さくつぶやいて、そっぽを向いた。 タカトはルキが何を考えているのかはわからなかったが、とりあえず怒ってはいないようなので一安心して 「あ、そう。。で、えっと、どうしたの?急に呼び出して」 と尋ねた。 「・・・あんた、チョコとか食べんの?」 「え?チョコ?えっと、チョコって、あのお菓子の?」 「そうよ。それ以外にどんなチョコがあるのよ。」 「あ、いや、ないです。。」 いきなりルキに尋ねられて戸惑ってしまたっが、 でもタカトは男のわりにはわりとチョコは好きなほうなので(余談だが、和博はチョコ等の甘いものは苦手らしい)
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