- 657 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/22(火) 14:21:42 ID:Nhi0ilKC]
- 「そうか、ならばまず、こちらへ来てもらおうか。」
なによ!リリモンを苦しめるやつは、このミミちゃんが許さないんだから! そう心に秘めてミミはヴァンデモンに歩み寄る。 「さぁ来たわよ。早くリリモンを放して!」 「ククク、そうだな。」 「!?」 そして次の瞬間ミミは頭の中が真っ白になった。 いきなりヴァンデモンがミミの唇を奪ったのだ! キス自体を未経験の上、唐突に唇を奪われ、 さらに自身の口の中にヴァンデモンの舌(と呼んでいいのだろうか、ミミにとってはなにか恐ろしい蠢くもの) がいきなり侵入してきて、ミミは完全に考えることができなくなった。そして 「ミミ・・・」 なんと、リリモンがパルモンに退化してしまった! そのままその行為は数十秒間(ミミにとってはその何倍もの時間に感じられたが)続き そしてヴァンデモンが唇を離したとき、ミミは理解した。 自分は純真を失ってしまったのだと。 「ククク、どうやら初めてだったらしいな。どうだ?私にファーストキスを奪われた感想は?」 「そんな・・・、ひどい・・・。」 「どんな言うことでも聞いてもらう約束だ。まだまだお楽しみはこれからだぞ。」 今やミミの中は怒りも失われ、ただ絶望に満たされているだけだった。 彼女の本当の地獄は、まだ始まったばかりだった・・・・。
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