出口さんのサイトも指摘しているとおり、 最初の it は、「(you are) (to) know about the real world」を指していると思います。 該当箇所: 「§85 人称代名詞の一般用法、[3] it と they の一般用法、【4】 前に出た句や節,文の内容をさす」
また、ここでの be は、広い意味では「存在する」ということになりますが、 「(出来事・行為などが)行われる、起こる、生じる」(=happen, occur, take place) という意味になると思います。 この用法は、ジーニアスでは、【2】[存在を示す] の中に含まれていますが、 ランダムハウスでは、【1】[存在の be]、【2】[連結語の be]、【3】[出来事の be]、 として独立しています(研究社大英和も同様)。 The meeting was last month.(会合は先月あった)(ジーニアス) The wedding was last week.(結婚式は先週行われた)(ランダムハウス) 参考: 「§169 be, do, have の用法、[1] be の用法」
似た用例として、「安藤 p.164」に以下の文がありました。 I had hoped to go to Paris, but it was not to be. (パリへ行きたいと思っていたが、そうはならなかった)(be = happen)