- 558 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2008/06/18(水) 11:32:15 ID:vu1txPjH]
- >>555
> 幽霊が出てくるとかUFOが飛ぶとかは不在が証明不可能なので、信じることも信じないこともできる。 SFやホラー映画のリアリティは、そういうこととは無関係だよ。 「身長50m〜100mの、口から放射能を吐く爬虫類型生物」なんてものがこの世に存在すると 信じている人間はほとんどいないが、それでも初代ゴジラにはリアリティがある。 そもそも、一般人が持つヤクザやマフィアのイメージだって、任侠やマフィア映画などにおける 「過剰にスタイリッシュ&暴力的に戯画化された存在」であって、本物のヤクザやマフィアが観れば 「これは作り物だ」と思うようなものなんだし。 フィクショナルな「かぶく」演技を唐沢寿明からダメ出しを食らうシーンからもわかる通り、この映画は 「大時代なフィクションへの愛情を描くコメディ」であるとも言えるので、それを否定したら成り立たない。 大時代でフィクショナルなギャングだったからこそ、大時代でフィクショナルな殺し屋演技が「その場にハマってしまう」 という出来事が発生し、双方がそれ(本物のギャングかも?本当にデラ富樫なのか?)に気づかないことになるんだから。 「なんで死にかけてる奴が歌うんだよ。リアリティないだろ」という言葉でミュージカル映画を否定しても 意味が無いということと同じだと思うよ。
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