- 988 名前:無名草子さん mailto:sage [2022/09/09(金) 21:01:21.25 .net]
- 紙が茶色くなるから日焼けと言っているけど、本は光に当てなくても紙が酸化して茶色くなる。
もう少し細かく言うと、インクの定着剤として紙に添加された硫酸アルミニウムが酸化して紙の変色が起きる。 そのため、硫酸アルミニウムを使わず、紙が劣化しにくい中性紙が本にも多く使われるようになった。 *国会図書館の調査によると,出版物の中性紙化率は現在80%を超えているという. (1980年代は50%以下だった) また、昔は本の刊行ペースが緩やかで書店の新旧本の入れ替えも遅かったため、長いあいだ書棚に置かれた本は立ち読みの手垢や手脂のついた本も見かけたものの、最近はそんなふうに小口の汚れた本を見なくなった。 そもそも、最近の日本人にそんなに手の汚い人は少ないし、この数年はコロナ対策のためアルコールで手を拭いたり手洗いする機会も増えたから、ますます本の小口は汚れも減っているはず。 出版業界もゴミのような本で一発当てようなんてギャンブルばかりしてないで、少しは真面目に市場調査した方がいい。 ・返品された本に研磨しなければならないほど汚れた本が何%くらいあるのか? (つまり、小口研磨をやめたら本当に本が売れなくなるのか?) ・研磨本は買わないというお客が何%くらいいるのか? 上の2項目めなどは、本に挟んだアンケートはがきに下の質問を追加するだけで簡単に調べられる。 小口研磨した本についてどう思いますか? □ 気にならない □ 買いたくない □ どちらとも言えない
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