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ただ一つ、近代日本文学での最高傑作を選ぶなら



411 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2015/11/08(日) 09:00:50.52 .net]
士・農・工・商と言う身分制度があった。制度自体は江戸時代に確立したと考えられる
けれど、職業的には例えば武力を生業とするものを武士というくくりで通史的に考えておく。
そこから漏れた、穢(え)多(た)・非(ひ)人(にん)なんて呼ばれる階級らしきものも存在
したが、日本は日本以外の国々と異なり、奴隷と言うものは存在しなかった。
何しろ、仁徳天皇の御世から「民のかまど」の逸話のように、西欧の民主主義とは異なる、
「日本式民主主義」が存在していたから。
えた、と言うのは、字を見れば明らかなように、穢れ仕事の従事者である。これには諸説
あると思うが、自虐史観から生み出されたへんてこりんな解釈を除けば、日本古来の神道観
と仏教が融合した、日本独自の宗教観から生み出された階級認識と言っていいだろう。
因みに、この日本独特の宗教観は最高位に一応は位置する武士階級にも影響を与えて
来た。その代表的な、驚くべき事例が「検非違使」である。これは「令外の官」である。
令とは今で言う法律だ。法律の外に官職を設けているわけだ。法律の外に規定された正式な
役職。これを「ヘンだな」と思わなければならない。平安時代の昔から、武力=権力、であった
のは世界共通として、違法を検べる正式な役職を令外と言っていたわけだ。法律から忌み
嫌われているつまはじき者、みたいなイメージが、武人には与えられてしまうではないか。
それはなぜか?武士は鎧(よろい)を着用したが、昔のよろいは皮で作ったらしい。金属
加工の技術がなければ鎧は作れないのはわかる。この皮のよろいを作るための皮をなめす
仕事を、えた、と呼ばれていた人々がやっていたわけ。だから、武士はけがれをまとうものであり、
令外、なわけだ。この風潮は制度ができたときには、すでにわが国全体で受け入れられる下地
ができていただろうことを考えれば、単純に武士が階級の最上位で被搾取者を搾取していた、
みたいな単純な二極構造で日本を見ることができないのがわかるだろう。
したがって、近世から近代と言っても、文明はともかく、日本の文化の変遷を西欧の考え方で
単純に眺めてはならない、と思わなければならない。
世界中のありとあらゆる権力者と違って、わが国の天皇の御所には濠がない、なんてのも
ヘンなことのひとつ。調べてみると面白い。






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