- 513 名前:名刺は切らしておりまして mailto:sage [2009/12/25(金) 21:47:38 ID:a14V/JOs]
- やばいぞ、って言ってる人の意見の9割は、破たんするぞ、とか消化できないぞ、って言ってるんじゃないよ。
国債を消化できるか、破たんするか、って言ったら、最終的に日銀が買い取りを増やせば消化できるし、 破たんもしない。 そういうことではなく、破たんや消化不能を回避するための政策は、恐ろしいくらいに、日本の経済は国民に 想像を絶する負担をかけるってことを心配してるんだよ。 たとえば、日銀が超大量買取を発表したとする。 日本にはすでに1000兆円の以上の負債があって、一回大量買取をやるってことは、これから何度も必要に応じて やるって言ったのと同じ。 そうすると通貨の価値の低下、長期金利上昇、企業の設備投資減少、新規住宅減少、国債価格低下、 銀行や郵貯の資産が劣化し貸し出し低下、既存の住宅ローンの破たんが続出、住宅をなくし借金だけ 払い続ける人たちの拡大、個人資産の劣化、年金の信頼の低下、大増税不安などなど、そういうものが まとめてやってくる。 個人が老後のために貯めてる資産も劣化し、年金の信頼もなくなり、国民の不安は急激に拡大する。 しかもマーケットっていうのは、1年後、3年後にどうなるか、ってことを予想して動いてしまう。 お金を平気で輪転機で大量に印刷して、それを政治家がばら撒いてしまう国のお金を持ってたら、不安になるでしょ。 国債の信頼の低下、価値の低下も織り込むから、あたりまえだが、生保や年金、銀行の資産は海外に流出。 個人資産も海外に流出。 そもそも、市中で流れるお金を増やすために、国債を発行したのに、設備投資低下、消費低下、資産の海外への 流出で、さらに資金量が減ってしまう可能性すらある。 つまり、紙幣をするかすらないか、破たんか破たんじゃないか、って議論は無意味で、金融政策は、経済政策、 景気対策、老齢化対策、社会保障対策、年金への信頼などと、全部セットでやらない限り意味がない。 あと、5年単位で消化がやばくなるってのは、事実だよ。 これは、個人資産の統計、個人の世代別人口統計、個人資産の投資先がどのくらいすでに国債を買ってるか、そういう 数字を全部チェックしても、かなりやばいよ。だから、5年単位では日銀の買取が必須になる。
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