- 684 名前:名無し名人 mailto:sage [2018/11/14(水) 10:04:01.21 ID:Izugmh2u0.net]
- 強さの秘訣を聞かれて大山の答えはいつも同じだった
盤面全体をよく注意すること 大勝負の場数を踏むこと 強い相手は間違えそうな局面でも間違えてくれない だから勝つまでは根気よく先に間違えないように指さないといけない そうした大勝負の経験が局面を正しく認識する能力を鍛えてくれる 間違えやすい局面で間違えても、自分より強くない相手なら相手もその手が間違えだと気付かないので難を避けられる こうした相手とばかり対局しても強くならないというのが大山の口癖だった 今なら強いソフトがあるから大勝負の経験がなくとも強くなれると錯覚しやすいが、どうもそうではないらしい ソフトと人間では盲点が違うからだ ある程度互いの読み筋が一致しながら細部の違いで優劣がつくような対局を繰り返すことで力がつく ハナから読み筋が合わなかったり、強すぎる相手と対局してもダメなのだ 「大勝負の場数を踏むこと」という訓示は今でも生きている
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