- 1 名前:吉貝梵 ◆I4R7vnLM4w [2007/04/05(木) 23:06:40 ID:Bu1Kg1Jv●]
- ここは、ちっちゃい妖精さんや、かわいい精霊さんたちを
こころゆくまで愛でるスレッドです。 前スレ 妖精・精霊総合スレV sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1154693251/-100
- 168 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 19:19:09 ID:IADT6RyX]
- >>164
なんという俺 お前とはうまい酒が飲めそうだ
- 169 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 20:11:46 ID:ODq5JQ36]
- 普通に呼び捨てにされる選択肢はないんだなw
人間なんてデカイだけの下等生物だと思ってる妖精さんとか。
- 170 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 20:20:10 ID:Ub8M1ywW]
- 最近エロゲーでこいつが気に入った。妖精じゃなくて女神だけどな。
ttp://www.a-kaguya.com/products_HP/delta/index.html
- 171 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 20:21:07 ID:pahld5Tp]
- >>169
いや、選択問題じゃないんだけど。 で、その妖精は、人間を完全に見下してるだけ? もしくは、見下してるけど、自分だけでは何も出来ない?
- 172 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 21:00:54 ID:EUewgVUK]
- に…人間のくせに生意気だぞ
- 173 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 21:28:35 ID:N6n5Ld/q]
- >>171
別に見下してる必要は無いと思うが。 妖精の立場から見たら飛べねえしデカくてノロマで不便だよなあ みたいに思われてるほうが自然じゃね? 妖精から見てペット程度に対等な友好関係みたいな。 しかし>>172も捨てがたいな…(*´Д`)
- 174 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 21:32:25 ID:RLc9QfMa]
- 一方的に見下されたらいくら妖精さんといえど握りつぶしちゃうぜ
- 175 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 21:44:47 ID:pahld5Tp]
- >>173
妖精の感覚からすれば、人間はかなり素早く動いているように見える。 1/10の大きさの妖精が、人間が1秒かけて1m歩進むのを見た時、 人間の感覚としては1秒で10m進んだように感じる。 もっとも、これは人間が1/10に縮んだ場合の想定であり、 妖精は生まれつき小さいので、人間は「そういう速度で動く生き物」と認識している可能性が高い。 ついでに、力も明らかに人間の方が強いので、 「人間は妖精に似ているけど、羽がなくて飛べない。でも、自分より強い」と認識していると思われる。 ちなみに、魔法とか魔術とか抜きにしてある。
- 176 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 22:11:36 ID:Cmfxl6MK]
- 妖精さんにならペット扱いされてもかまわんぜ
- 177 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 23:03:53 ID:D2JoZLMy]
- CV釘宮
ベル?
- 178 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/10(木) 23:44:26 ID:jAisXVHb]
- ここの住人はキスダムってアニメ知ってる?主人公が新しい力を手に入れる度に
妖精(みたいなの)が増えていくんだけど。 参考画像 a-re-ya.ddo.jp/~areya/up/200705/01/04/20070501074.jpg (頭巾を被ってる女の子は人間です)
- 179 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/11(金) 00:04:29 ID:x9UMqxWi]
- ( ゚д゚ )
( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ ) って人間と同じサイズですか?
- 180 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/11(金) 00:28:08 ID:yD5crIma]
- キスダムは監督逃亡が最高
むしろ瀬戸の花嫁のまきちゃんが出ない事が不思議 貝だけど手の平サイズだよ
- 181 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/11(金) 22:10:00 ID:K8VoFu88]
- 見下して呼び捨てじゃなくてフレンドリーに呼び捨て希望
- 182 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/11(金) 22:26:52 ID:U+M7DiuR]
- >>181
口調はどんな感じ?
- 183 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/11(金) 23:39:00 ID:5pqOEjJu]
- >>169
俺の(脳内の)妖精さんは人間のことを ・無駄に図体がでかくて ・無駄に欲望が多くて ・無駄に知能が発達している 奴らだとおっしゃっておられました。 さっさと駆逐してしまった方が、この世界にとって良いそうで。 まあ、一部を除いてだが。
- 184 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/12(土) 00:29:25 ID:5kyyvgG+]
- >>179
小柄な女性ぐらいの体格です。 ちなみに性格は冷淡でありながらもセリフにトゲがある。 好きな言葉は「失格」。
- 185 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/12(土) 01:49:15 ID:iPjS9mOT]
- Mな人が多いのはわかった
- 186 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/12(土) 01:54:14 ID:tV0iWq1j]
- >>185
なにをいまさら
- 187 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/12(土) 03:01:33 ID:KPEG/IHO]
- あるじと呼ばれたい俺は希少人種
>>183 妖精さんに駆除されるなら本望
- 188 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 00:02:46 ID:CdK0xddK]
- 性格は素直なのがいい。
- 189 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 00:55:17 ID:pWgalWvt]
- 割と対等に友達やれたほうがいいわ、俺としては。
主従ってあんまりイメージできないし。 身長40cm前後、体重625g周囲に耐抵抗防御幕を張り、 目にも写らぬ速さとハチドリ並みの機動性で飛び回り、 相手の首筋を掠めてナイフで切り落とす妖精ってのは このスレでは論外なんだろうか。
- 190 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 03:25:10 ID:kZo6Hw5s]
- >>189
仲良し兄妹のような関係が理想。
- 191 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 18:38:21 ID:g5fbNZS5]
- >>182
タメ語で馴れ馴れしい普通の女の子口調で
- 192 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 19:11:30 ID:1wxmqQWD]
- 親しみをこめて兄貴とか親分とか旦那とか呼ばれるのもいいなあ
- 193 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 19:24:41 ID:gnzUEfFF]
- 皆それぞれ脳内に鮮明にイメージしてるんだろうな
和風で浴衣が似合う黒髪妖精さんに「その方」とか「お主」とかよばれてえ 一人称は勿論「わらわ」
- 194 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 20:53:53 ID:1L4tjIXH]
- 今週のリイン
shichi 32646
- 195 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 22:11:34 ID:7He/3dWJ]
- 声は釘宮みたいなのが良いなぁ
ツンデレ風味で
- 196 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/13(日) 22:15:18 ID:Xw+q8VAB]
- >>195
つ ベル
- 197 名前:1/2 mailto:sage [2007/05/14(月) 12:45:37 ID:GeI0ujpW]
- 「ご主人、朝ですよー」
顔をぺしぺしと叩かれる感覚で目が覚めた。 非常に忌々しい目覚めの時間だが、目覚ましの無機質な電子音で起こされるよりはマシに思えてくる。 「今何時だ?」 「7時47分……って、わたしは時報じゃないですって何度言えばわかるんですか! 時計あるんですからそっち使ってくださいよ!」 「ごめんごめん、昔からの癖はなかなか取れなくて……」 彼女の名は千影。俺の家族でも彼女でもない。 20センチ程の小さな体、半透明の羽。いわゆる妖精である。幼児体型だが。 俺が中学生だった頃、帰り道で小さな木箱を見つけた。 その中に入っていたのがこの千影で、かれこれ10年ほどの付き合いになる。 言いふらすクラスメイトもいなかったし、今も千影のことは誰にも話していない。話したところで、誰も俺の言うことを信じないだろうし。 千影いわく「心のきれいな人にしか妖精は見えない」らしい。
- 198 名前:2/2 mailto:sage反省はしない [2007/05/14(月) 12:49:09 ID:GeI0ujpW]
- 気づいたら俺は社会人になっても携帯どころか腕時計も持たず、いつも時間を千影に聞くようになっていた。
「どうしたんですかご主人?変な顔して…」 「昔のことを思い出してた。嘘は言ってないぞ」 あーそうでしたか、と納得を漏らしながらご飯を頬張る千影。 妖精だからといって特殊なものを食べる必要はなく、人間が食べているもので大丈夫とのこと。ただし、味付けが濃すぎると体を壊してしまう。 そして、千影は人の心を読む能力を持っており、嘘を見抜く。ババ抜きで勝ったためしがない。 「ご飯食べないで時間大丈夫ですか?」 「今何……ああ、確かにまずいかも」 「今から自転車飛ばしていけば22分です」 車やバイクでは渋滞でかえって時間がかかる。 8時30分までに出勤しなけば俺の首が飛ぶだろう。 肩に千影を乗せ、玄関の扉を開く。
- 199 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 15:44:07 ID:uAr3fjU0]
- 神キタよコレ
- 200 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 17:51:41 ID:5SVT2ZIe]
- 続きマダー
- 201 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 21:48:11 ID:4RCi+Roi]
- ワッフルqffuru
- 202 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 22:00:34 ID:ti5bDE4j]
- 超久々のSS神光臨ktkr
しかも呼ばれ方がご主人ときた 俺の中の小さな俺達も全員スタンディングマスターベーションです
- 203 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 22:09:59 ID:rkMD6RRt]
- なんか知らんが、SSを書けばいいのか?
- 204 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 23:11:34 ID:ti5bDE4j]
- 昔は絵の投下と並んで
結構妄想SSや短小説の投下も多かったんだぜ
- 205 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 23:28:22 ID:GeI0ujpW]
- エンコ中に書き出した妄想でこんなにレスが…
大丈夫だったんだ、書いて大丈夫だったんだね…多分エロないけど… 個人的には「ご主人」より「ごしゅじん」のほうが萌える
- 206 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/14(月) 23:29:55 ID:GeI0ujpW]
- 階段を全力疾走し、速度を落とさずに曲がる。
見慣れたオフィスが見えた。そして、飛び込んだ。 「おらっしゃあああああああ!!」 ピッ。 タイムカードの示した時間は8時59分41秒……ギリギリで間に合った。 「(危なかったですね、ご主人)」 「(本当だよ……後20秒で遅刻だった……)」 「おはよう。今日は遅かったじゃないか。いつもは30分前に来る君が」 「社長、おはようございます。……今日は渋滞がひどくて……」 嘘は言ってないぞ嘘は。確かに渋滞が発生してたが俺は自転車ということを隠しただけで。 「にしては、汗がすごいぞ?」 「あははははは……」 苦笑いするしかない。嘘をつけば千影に叩かれる。
- 207 名前:2/2 mailto:sage [2007/05/14(月) 23:37:18 ID:GeI0ujpW]
- 朝礼が終わり、今日の仕事を伝えられた。
「我が社の開発したイーストの素晴らしさをクライアントに説明して来い」……要は営業だ。 この会社はブルーオーシャンを意識しすぎていつも勘違いな商品ばかり作っている。倒産しないのが不思議なくらいだ。 電話でアポを入れていく。歩くルートは千影に書いてもらう。 営業の時はいつもこんな感じだ。蛍光ペンを持って地図の上を走る千影がまた可愛い。 「(これだと時間余りそうだな……千影、どっか寄ってくか?)」 「(時間あるならここに……)」 千影が立った場所は、「蔵書数に定評のある池上書店」という場所だった。 「(その場所なら午前中の営業終わった後にちょうどいいな。それでいい?)」 「(はいっ)」 地図の上で小動物のように跳ねる千影。よほどうれしかったのだろうか。 そういえば俺は千影の趣味を知らなかった。 ちなみに、この会話は俺が念じて千影が話し掛けているものだ。オフィス内はうかつに喋れない。 「(千影は本が好きだったのか……)」 「(ええ、ファンタジーものとかが特に)」 千影が先導する形でオフィスを出る。いつもの営業の始まり。
- 208 名前:1/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:17:40 ID:EFG1Ngoc]
- SS投下。長くなってしまった。
朝の七時。学生寮の一室。 「起きろ、ミィ。朝だぞ」 朝食を作り終わり、俺は声を上げた。 俺が作ったミニベッドで眠っているミィ。見た目十二歳ほどの妖精。手の平サイズの身体と二対の透明な羽、赤いロングの髪には派手な寝癖がついている。草色のナイトキャップとネグリジェという格好で、抱き枕を抱きしめていた。 うっすらと目を開けて、俺を見る。赤い瞳。 「んー……。マスター……あと一時間……」 小声で答えてから、目を瞑って再び寝息を立て始めた。 妖精であるから――ではないだろうが、ミィは朝に弱い。起きるのはいつも八時頃で、九時頃まではぼんやりしている。休日は昼まで眠っていることもある。ちなみに、就寝は十時頃。ようするによく寝るのだ。 しかし、今日は八時から学長との会談がある。遅れるわけにはいかない。かといって、ミィ一人を部屋に残しておくわけにもいかない。 「ほら、起きろ。昨日も言っただろ? 今日は朝早いって」
- 209 名前:2/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:19:19 ID:EFG1Ngoc]
-
俺はハンカチのような布団をめくり、ミィを掴み上げる。 硬貨数枚ほどの重さ。ふにゃふにゃに脱力した身体で、だがしっかりと抱き枕を抱えている。起きる気はないらしい。 「嫌だぁ。もっと寝るぅ……」 「頑固だな。いつものことだけど」 俺はミィを左手に乗せ、人差し指で脇腹をくすぐる。 爪の先でひっかくように優しく、しかし無視できないほどの力を込めて。 「ほら、起きろー」 「んん……」 もごもごと動きながら、指から逃れようとする。 だが、飛んで逃げることもない。左手の上で身体を動かすだけ。 「ほれほれー」 俺は脇腹や脇の下、足の裏をくすぐる。 だが、起きない。
- 210 名前:3/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:20:14 ID:EFG1Ngoc]
-
くすぐったそうに身体を動かしはするものの、起きない。頑なに目覚めを拒否するミィ。いつもは素直なのだが、起床に関しては非常に頑固である。 正直、俺もこんなことしている場合ではない。 「起きないなら、勝手に着替えさせて連れてくぞ」 「はぃ。どうぞ……」 目を瞑ったまま、こくこくと頷く。 眠ったまま他人と会話する。意味不明な技術であるが、ミィの特技である。もっとも、起きた時には会話の内容を忘れているのだが。 俺はミィを机に下ろし、椅子に座った。 ベッドの横のタンスからミィの普段着を取り出す。 緑色の簡素なワンピースと、三角帽子。アクセントとして縁に赤い刺繍が施されている。織り目が見えないほどに細かな繊維で、手触りは上等な絹。小さな妖精が着るには、これほどの細かさでないと粗く感じるのだろう。 さておき。 「後で文句言うなよ」 俺の問いにこくりと頷くミィ。 ため息をついてから、ひょいと抱き枕を抜き取る。横に倒れかけたミィの身体を左手で支えて、右手でナイトキャップを外した。
- 211 名前:4/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:21:53 ID:EFG1Ngoc]
- ネグリジェに手をかけて、一度手を止める。
「……物凄く危ないことしてない、俺?」 誰へとなく問いかけてみるが、答えはない。 深くは考えないことにする。 俺はミィの両腕を上げて、人形から服を脱がすようにネグリジェを脱がした。思いの外あっさりと脱げるネグリジェ。羽は引っかからない。妖精の身体は、そうできている。 「………」 机に座ったまま、寝息を立てるミィ。 透明な羽、赤い瞳と髪の毛。それ以外は人間と変わらない。飛んでいることが多いので、手足にはさほど筋肉がついていない。細身というより、単純に華奢に見える。 身体の起伏は少なく、胸の膨らみは辛うじて分かる程度。身につけているモノは、両脇を紐で留める白いショーツのみ。 倒れないように支えた左手には、微かな体温が伝わってくる。 完全に無防備な状態で、安らかに寝息を立てていた。
- 212 名前:5/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:24:02 ID:EFG1Ngoc]
- 「むぅ」
俺はミィの両手を持ち上げ、ワンピースを手に取り頭から被せる。そのまま下に引っ張り、両腕を通し、しっかりと足下まで下ろした。羽は勝手に生地をすり抜けている。 続いて、派手に跳ねた赤い髪を櫛で何度か梳かした。それだで、跡形もなく消える寝癖。こういう体質は人間として時々羨ましくなる。 最後に帽子を被せて終わり。 「さて、飯にするか」 俺はいまだ眠り続けるミィを右手で掴み上げ、テーブルに向かった。
- 213 名前:6/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:25:30 ID:EFG1Ngoc]
-
昼過ぎの学生食堂。学生は少ない。 時々、俺とミィのことを興味深げに眺める学生もいる。妖精と契約しいてる大学院生として、学内でも俺は結構な有名人なのだ。 「ねえ。マスター」 食べていたサンドイッチから口を離し、ミィは俺を見上げた。 スプーンを置いて、俺はテーブルに座ったミィを見つめ返す。 「何だ? 疲れてるから手短に頼む」 「わたし、眼が覚めたらいつもの服に着替えてあったんだけど、どうして? 着替えた記憶がないんだけど……。昨日はちゃんと寝間着に着替えて眠ったのに」 赤い眉を寄せ、自分の身体を見下ろす。 学長との面談が終わってから、ミィは目を覚ました。早くに起そうとしたからだろう。きっちりと目を覚ましたのは、ついさっきである。ミィに着替えた記憶はない。 「今朝方、俺が『着替えてくれ』と頼んだら、眠ったまま着替えた。眠ったまま質問に答えるから、レベルアップしらたらしい。寝ながら動ける原理は知らないけど」 俺は平然と言い放った。
- 214 名前:7/7 mailto:sage [2007/05/15(火) 01:28:04 ID:EFG1Ngoc]
- ミィはふわりと浮き上がり、俺の眼前まで飛んでくる。腰に手を当てて、ぐっと眉を斜めにしていた。本人は怒っているつもりなのだが、迫力はない。
「マスター。わたしの着替え見たんですか?」 「いや。服脱ごうとする気配を見せたから、俺は部屋を出たぞ。朝食食べてから戻ったら、着替え終わってベッドに寄りかかって寝てた」 再び、言い切る。 睨み合うこと約十秒。 ミィは訝しげに首を傾げながら、テーブルに降りた。当たり前であるが、眠っている間の記憶はない。ミィに俺の言葉を確かめる術はない。 やがて、追求を諦めたのか、ミィは再びサンドイッチを食べ始めた。 以上です。 ご精読ありがとうございました。
- 215 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 01:33:37 ID:ZrJSEmbV]
- 何でこのスレにSSが・・・
- 216 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 02:19:34 ID:EFG1Ngoc]
- >>215
>>197に触発されて書いてみた。
- 217 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 02:28:28 ID:8/Ch9irs]
- まさか、またここでSSを見ることができるとは
>>206>>208GJ
- 218 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 12:24:59 ID:1lJbNfFy]
- とてもいいじゃないか!
俺にもお供の妖精さんがいる日常をくれ!
- 219 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 12:42:37 ID:i+B5hC6r]
- てん
ttp://zammel.kir.jp/lesles/src/1176471605183.jpg
- 220 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 18:50:41 ID:vEGt4sxG]
- >>218
物語は、自分で創るものだ
- 221 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 19:26:56 ID:xv3AacIB]
- >>219
そのページ絵が綺麗でツボッタ(´д`*)ハァハァ アンダーヘアーもあるし。
- 222 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 21:55:05 ID:0BYSDuB/]
- なんだか昔の流れを思い出してジーンとした
つうか俺にも妖精k(ry
- 223 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 22:30:11 ID:CFAZ51mP]
- なんとなく,いちまい.イメージと違ったらスマソ.
ttp://akm.cx/2d2/src/1179235682071.png > なんだか昔の キノコちんちん妖精とか好きだったよ-
- 224 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 22:39:13 ID:mVCW8Lrg]
- イメージどおり
- 225 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 23:16:38 ID:EJDElGMU]
- かわいいぜかわいいぜ
- 226 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/15(火) 23:19:23 ID:+S25Z27/]
- >>223
おお、凄い。 でも、寝癖をつけて欲しかった。 あと、妖精の髪は羽の後ろに来ると思う。
- 227 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/16(水) 00:15:20 ID:xjq3BAhA]
- >キノコちんちん妖精
何だその心ときめくフレーズは! 詳細kwsk
- 228 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/16(水) 00:21:50 ID:oghPK9Zj]
- もしかしてルミナスアークのスレか?
- 229 名前:1/4 mailto:sage [2007/05/16(水) 01:05:44 ID:3Xrnq+Va]
- >>223
素晴らしい…妄想が具現化された… ── 「11時38分、次は13時30分だから……」 「時間はありますね」 先ほど買ったジャムパンを頬張る。 どのパン屋でもジャムパンで外れることはないと言える。外れを引く確立は宝くじで当たるのと等しい。 反対に外れが多いのがカツサンドだ。確立は半々だし、地味に高いので外れを引いたときの経済的リスクは大きい。 ある時、千影に先に食べさせたら数秒で倒れてしまったことがあるのもカツサンド……正直、あまりいい思い出はない。 午前中の営業は予定通りの時間に進んだ。 時間の余裕は1時間少々。予定よりも少し長い。 千影が物欲しそうな視線を送ってきたので、パンを一口サイズにちぎりジャムをつける。 俺が食べて大丈夫ならほとんど大丈夫だ。「甘いものは別腹」らしいし。 「ほい」
- 230 名前:2/3 mailto:sage [2007/05/16(水) 01:07:23 ID:3Xrnq+Va]
- 「ありがとうです。むぐ……ご主人、これ妙に甘くないですか?」
「確かに甘いが、あの時みたくトラウマ味じゃないからいいだろう。ちゃんとした飯は家帰ったら作るからさ」 「と言っても最近ちゃんとしたご飯食べてないですよね。たまには洋食じゃなくて日本食食べましょうよ」 しまった。ここ一週間トーストだけだ……食費をケチりすぎた。 俺一人なら問題ないとしても千影が飽きてしまうじゃないか。ただでさえ千影はグルメだというのに。 「日本食はあんまり得意じゃないんだがな……考えておこう」 「あまりご主人に無理はさせられませんからね。ところで、本は?」 「そろそろじゃない?」 ちょうど目の前に黄色い本屋があった。 「すごい……」 店に入った直後、本の数に驚かされた。 噂には聞いていたが、その辺の図書館より蔵書数あるのではないかと思ってしまう。 「あれ?千影?」 「(ちょっと本を探してきます。近くで待っててください)」
- 231 名前:3/3 mailto:sage [2007/05/16(水) 01:09:10 ID:3Xrnq+Va]
- 念が送られてくる。念の届く距離は300メートル前後、それ以上離れると千影は俺の居場所がわからなくなってしまう。千影はいちおう飛ぶことができるが、持続時間は短い。
読むような本はないし、立って待つことにする。 「(飽きた……)」 「(ご主人は本読まないんですか?)」 「(あんまり。かさばるから余程面白い本でもない限りは)」 千影が肩に戻ってきた。体で二冊の本を抱えている。 「希望の羽」、「最新自作PC事情〜今アツいのはMendocinoだ!〜」。 「前者はなんとなくわかる。結構話題になった小説だし。。 だが、後者はなんなんだ……俺は自作パソコンできな─」 「もしかしてご主人、自作に興味ないんですか!?パソコンはそれなりにできると言ってたのに……」 「仕事としてはできるだけで、趣味ではない」 というか、千影に機械いじりの趣味があったなんて……妖精というものに抱いていた固定観念が一つ崩れ落ちた。 「……休みの日にどっか出かけるか。千影が喜びそうな場所」 「はいっ」 目を輝かせている。週末は忙しくなりそうだ。
- 232 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/16(水) 12:45:42 ID:Waf7VDWa]
- × 確立
○ 確率
- 233 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/16(水) 13:36:26 ID:3Xrnq+Va]
- >>232
やっぱりIMEに頼っちゃダメなのね… 誤字脱字に気づかないなんて…
- 234 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/16(水) 18:46:25 ID:iVDYcWNw]
- >>233
IMEでもATOKでも手書きでも、誤字脱字は必ず出てくる。 念入りに推敲しか、対処法はない。
- 235 名前:ひさしぶりのちんちん妖精さん mailto:sage [2007/05/17(木) 01:20:45 ID:y84udbS7]
-
「イエーィ イエーィ ちんこイエーイ」 我が家にはもう長いこと、うっかり変な物を食べて ちんちんの生えてしまった小さな妖精さんが住み着いている。 「ちんこちんこちんこー プーワー」 妖精さんは今日も、ゲームをしながら調子よく歌っている。 もちろんこんな、おぼっちゃまくんの歌より品の無い歌が世に存在するはずもなく、 適当にBGMに合わせたアドリブの産物である。 結構良い声なだけに、なおタチが悪い。 もしかしたら隣近所にまで聞こえてしまっているのかもしれないが、確かめる度胸は無い。
- 236 名前:ひさしぶりのちんちん妖精さん mailto:sage [2007/05/17(木) 01:23:56 ID:y84udbS7]
- 「テケテ テケテーッ ちんこ デンドン ちんこー」
それにしても、小学校低学年男子に匹敵する「ちんこ」使用率である。 あまりにいつまでもちんちんが外れないので、女としてヤケクソ気味なのだ。 このままではさすがに女の子としてどうかと思うので、 以前、「俺的にはちんこ生えてるキミもステキだと思うゼ?」と 男らしく慰めてみたら ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「あンたにエレクチオンするおンなの気持ちがわかるっていうの──ッッ!! わ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」 と小池一夫調でキレられて怖かった。とても。
- 237 名前:ひさしぶりのちんちん妖精さん mailto:sage [2007/05/17(木) 01:27:02 ID:y84udbS7]
- さて、妖精さんは何のゲームをプレイしているのでしょう。
妖精らしく、不思議いっぱいの冒険ファンタジーゲーム? それともロマンチックな女性向け恋愛シミュレーションゲーム? いいえ。 モニター内では蜀五虎将・関羽雲長がなぜか素手で 武装した敵兵の群れを右に左に撲殺しまくっています。 そう、これは最近見なくなったジャンル、ベルトスクロールアクションゲームの一つ…… 要するにファイナルファイトの三国志版「天地を喰らうU 赤壁の戦い」です。 本宮ひろ志原作もあいまって非常に暑苦しく漢臭いグラフィックですね。 張飛なんか天地じゃなく人肉喰らってそうです。 ええ、この女は「一番格好いいゲームキャラは?」と言われたら マイク"マッチョ"ハガーを連れてくる女ですとも。
- 238 名前:ひさしぶりのちんちん妖精さん mailto:sage [2007/05/17(木) 01:29:17 ID:y84udbS7]
- 「『 敵将、淳干導(じゅんうどう)、討ちとったりーー 』」
ああ、ゲーム中のボイスと完璧なまでにハモっていやがる。 いかに毎日ゴロゴロとゲームばかりしているか伺い知れると言うものだ。 「ん」 ステージ間のデモの合間に、俺にコントローラーを示す妖精さん。 乱入しろというご命令だ。 「黄忠」 使用キャラまで指図された。 妖精さんは筋肉男だけでなく老人キャラも大好きだが、 黄忠は必殺技がボタン連打で疲れるので自分では使いたくないのだ。
- 239 名前:ひさしぶりのちんちん妖精さん mailto:sage [2007/05/17(木) 01:31:43 ID:y84udbS7]
- 隣り合って黙々とゲームを続ける俺たち。
妖精さんもいつの間にか鼻歌を止めていて、耳に届くのはゲームのBGMと効果音、 それに彼女の微かな息づかいだけ。 ……ああ、後、「ゔぅ〜〜〜りゃあ」等の漢ボイス。 会話は無いが、不思議と気まずさはない。 攻撃を受けないよう敵と軸をずらしつつ突っ込む妖精さん。 弓をぺひぺひと撃って、その背面と討ちもらしをフォローする俺。 援護、ライフ回復アイテムの割り当て、全てを無言のうちに了承しあう。 なんだか悪友どもと汚いゲームセンターに入り浸っていた、学生の頃に戻ったようだ。 ――時々、ふと不安になることがある。 これは本当に現実なのだろうか。 自分にだけ見える女の子と同居、というのは、かなりポピュラーなアレではなかろうか。
- 240 名前:ひさしぶりのちんちん妖精さん mailto:sage [2007/05/17(木) 01:35:28 ID:y84udbS7]
- それどころか、悪くすれば、現実の俺は白い病室で独り
「ちんこちんこイエーィ」などと呟いたりなんかしているのではないだろうか。 そして、年老いた両親が 「あなた、今日はこの子、少し具合が良いみたい……歌なんか歌って……うっ」 とか介護疲れの泣き笑いを浮かべたりしているのではあるまいか。 しかし、「瀕死のボスに残虐行為手当なとどめ(首切り、上半身爆砕など)を狙って 無謀に大技を繰り出し返り討ち、無駄に残機を減らしてしまい真っ赤な顔で コントローラーをバァンバァン叩いているちんちん生えてる小妖精」 などという珍妙な生物が、俺の貧弱な脳から生み出せるとはとても思えない。 だから俺は、安心して今日もいつもどおり、貴重な余暇を妖精さんとダラダラ過ごすのだ。 ―おしまい―
- 241 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 03:13:12 ID:F1ptZQ+A]
- ちょwww天地IIかよ! 当然SS版かアケ版エミュだよな?
>以前、「俺的にはちんこ生えてるキミもステキだと思うゼ?」と >男らしく慰めてみたら そういうのは言葉じゃなく行動で示さないと。
- 242 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 09:49:24 ID:Na7mF7Df]
- ttp://www.kissdum.com/images/chara/chara12_1.gif
ttp://www.kissdum.com/images/chara/chara15_1.gif ttp://www.kissdum.com/images/chara/chara14_1.gif キスダムの妖精が増えてアニメの崩壊も安定してきたが、 大きさが人間と同じ大きさだからここの人向けじゃないのかな
- 243 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 14:10:59 ID:/qPb+x8j]
- 相変わらずりんこ妖精さんはゲームの趣味が渋いな
>>242 正直 翅もない エルフ耳でもない ちっちゃくもない なキャラでは 何処に妖精萌えを見出していいのやらだぜ・・・
- 244 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 14:12:44 ID:U0V4V8p9]
- 妖精といわれてるだけの人間に見える
- 245 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 14:35:08 ID:qybmIWCf]
- そのフサフサしたのが耳ならよかったのに
- 246 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 18:08:34 ID:t2Iftkne]
- >>242
首の下に赤い線引いてるせいで、どうしても生首に見える
- 247 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/17(木) 19:11:06 ID:XWiTaSGR]
- フサフサは生えているものか?
生えているなら、人外っぽくていいが、それでも地味な特徴だな。
- 248 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 00:04:26 ID:Uvx3LLH1]
- >>246
生首にか見えなくなったじゃないか、 謝罪と賠償を要求する。 賠償はよさげな妖精さんの絵で頼む。
- 249 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 01:55:45 ID:7iv9CeV9]
- 今週のリイン
ichi 90523 小さいことしか妖精の条件に当てはまらないけど このまま貼り続けて良いのだろうか>リインキャプ
- 250 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 01:59:11 ID:bQGlb1Yi]
- デュエルマスターズのスノーフェアリー
- 251 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 02:29:21 ID:1bCzzfj7]
- >>249
面倒だからリンクしてくれよ ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi90523.zip.html
- 252 名前:1/2 mailto:sage [2007/05/18(金) 02:54:28 ID:5/hb33Df]
- 「……わたしがイメージしてたのと違います。
もっとこう、副菜が多いものだと……」 「これでもだいぶ手をこめたつもりなんだがな」 テーブルに並べられたものは、確かに「日本食」。 帰ってからすぐにスーツのままエプロンをつけ、キッチンに走った。居間のテーブルに千影を置いて。 そして、そこでサクッと作り上げたのが今テーブルにあるものである。 緑茶、白米、鯖の塩焼き、具の少ない味噌汁。味は多少薄くした。 「いえ、これはこれで美味しそうなので……いただきます」 千影が最初に手をつけたのは鯖の塩焼きだった。 「……なんですか、これ……」 「見たとおり鯖の塩焼きだよ。もしかして、しょっぱすぎたか?」 「いや、味は問題ありません。でも、これ妙に美味しくないですか?」 「俺もよく焼けたと思った。人に誉められるくらいの完成度ではないが」 実際、焼き魚は火加減一つで味が豹変する。 火が通ってないと生臭くて食べられたものじゃないし、焼きすぎても焦げて食べられない。
- 253 名前:2/2 mailto:sage [2007/05/18(金) 02:57:08 ID:5/hb33Df]
- 「ご馳走様でした……」
30分後、ノックアウトした千影が。 おかわり回数10回超。8合炊いたはずのご飯が底をついた。あの小さな身体のどこにあれだけのものが入るのか。 「あの鯖の塩焼きがおいしすぎて、つい……」 俺の明日の朝ご飯がなくなってしまった…… 食器洗いが一段落し、居間に戻る。 「千影、風呂どうすんだ?」「今日は一緒に入りましょうよご主人」「ふぇ?」 突然の申し出に素っ頓狂な声を上げてしまう。 「いや、一緒に入るって……俺は男だし……」「性別なんて関係ないですよ」 「わー、大きいお風呂ですー」「深いから気をつけろよ」 俺はのこのこと千影に言われるがままに服を脱ぎ風呂場までついてきてしまったのだ。 湯船に浮いたアヒルにしがみつく千影。長く伸びた黒髪、とがった耳、平坦な胸。 「性別なんて関係ない」の根拠はここからきているのだろうか。 もう10年近くになるのに、まったく成長していない。やばい、マイサンにパワーが充填され始めてる。ええい、千影がアヒルに気を取られているうちに身体を洗ってしまえ。
- 254 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 03:48:41 ID:Y/CNK06O]
- なんという無垢なる積極性 純粋故の大胆さ
これぞ妖精さんの醍醐味 俺もこんなドキドキ生活をしてみたいぜ・・・
- 255 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 12:53:47 ID:/gCnx8ZG]
- この流れは歓迎せざるを得ない
- 256 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 14:03:21 ID:zMLw2Ypn]
- だれか映画化して
- 257 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 16:40:40 ID:w4xDve/W]
- こんにちわ甜菜です
ttp://xera.dip.jp/usrbbs/moeren/files/moeren36773.jpg
- 258 名前:1/3 mailto:sage [2007/05/18(金) 22:03:52 ID:qK+mz8ut]
- 自作小説の二次創作を連投するわけにはいかず、新しい設定考えた。
窓際に置かれた植木鉢の上。 「もしもし」 カイは声をかけた。 植木鉢の上に座って、ぼんやりと外を眺める妖精。 腰の辺りまで伸ばした、どこか細長い植物の葉を思わせる緑色の髪。身長は十七センチほどで、外見は十六歳ほどだろう。背中から透明な四枚の羽が生えている。 身につけているものは、緑色のワンピース。深緑の縁取りが施され、胸元には水色のリボンを付けている。頭には赤いリボンが巻かれたカンカン帽を被っていた。 「え……」 妖精が振り向いてくる。 カイの姿を見つめ、驚いたように目を丸くした。きれいな翡翠色の瞳。 「あなた、誰?」 訊いてくる。小さいものの、よく通る透き通った声。 「オレはカイ。新進気鋭の画家だ」 自分を指差し答える。 短く刈った焦げ茶色の髪と、額に巻いたバンダナ。絵の具で汚れた白衣と前掛けという格好。この格好を見れば、画家と想像がつくだろう。年は二十歳。プロの画家としてそこそこの収入を持っている。
- 259 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 22:03:54 ID:ZkvKXjMC]
- ttp://adult.agesage.jp/contentsPage.html?mcd=IXMCTPwZZVWa3W0h
- 260 名前:2/3 mailto:sage [2007/05/18(金) 22:05:04 ID:qK+mz8ut]
- 妖精はこくりと頷いた。
「カイ、画家。あたしは……」 言いかけて、口を閉じる。 首を傾げて訊いてきた。 「あたし、誰? 何でここにいるの? あたし、どこから来たの?」 「オレに訊くなよ」 そう言って、カイは腰に手を当てる。 起ったことを正直に告げた。 「昨日の夕方、美術委員会の副会長から珍しい植物の種を貰った。手近な鉢に植えて、作業部屋の窓辺に置いて、朝になったらお前が座っていた」 絵の師匠でもある美術委員会副会長から貰った種。面白いものが生えると教えられた。翌朝であるつい先刻、植木鉢に座って窓を眺めている妖精を見つけた。 「あたし、植物なのかな?」 妖精は羽を伸ばして飛び上がり、植木鉢を見つめる。 カイは植木鉢の土に手を突っ込んだ。掘り返してみるが、昨日植えた種はなくなっている。指先ほどもある大きな種なので、見失うことはない。 種から妖精が生えた。不条理であるが、そう結論付けるのが、妥当だろう。
- 261 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 22:06:08 ID:qK+mz8ut]
- 「お前、名前は何て言うんだ?」
「分からない」 妖精は首を振った。 「ねえ、カイ。あたしに名前つけて」 「名前って……」 頭をかきつつ、カイは首を捻った。 深く考えもせずに、思いついた名前を口にする。 「ミドリでいいか」 「うん。あたし、ミドリ」 妖精は何度か頷いてから、嬉しそうに微笑んだ。 「いい名前。ありがとう、カイ」
- 262 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/18(金) 22:46:18 ID:qUxjO8KI]
- 「よ・う・せ・いですとwwwwフヒヒwww」
「ムハーwwドキがムネムネですなぁwwwww」
- 263 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/19(土) 02:50:22 ID:cMSSOt7/]
- 「あたしミドリ」
「あたしヤマダ」 「あたしコジマ」
- 264 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/19(土) 13:44:17 ID:KdJBGSiW]
- みなぎってきた
- 265 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/20(日) 14:45:53 ID:51dH6gPy]
- みえる みえるぞ
脳内にミドリたんのビジョンが
- 266 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/20(日) 18:11:59 ID:7vL/q7hI]
- やってみますの
- 267 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/20(日) 18:57:53 ID:31Ur+nGd]
-
,'\ ________ /', i ____|ニニニニ|____ ノ \. ノ ィルリル〉/ \ ノ!リ.゚ ー゚ノ 続けないとまずい? ノハ. iXi 〉 /ノ∪ lJ\ ∠___.. /,,,,,,,,,,| ._ヽ し'ノ
- 268 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2007/05/20(日) 21:16:59 ID:AupfEQq8]
- 絵をくれ
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