- 966 名前:だつお ◆t0moyVbEXw [2009/07/12(日) 07:53:00 ID:Pzyb5YK1]
- >>963
アホすぎる説を開陳したのが、今井勉という放送業界出身の男。 以下、『検証・真珠湾の謎と真実』のp112-114をそのまま引用する。 (米軍情報部暗号解読班副主任だった)J・W・ヘニングは次のように書いている。 「日本の無電交信分析により、1941年11月から日本の大艦隊が千島列島、膨湖列島、三亜(海南島南岸) に集結しつつあると結論づけることができた」 (後にこれらの地点から、真珠湾やマレー半島への攻撃が始まったことが判明した) ふしぎなのは、ヘニングが千島列島への「大艦隊」の集結を言いあてていることである。 九州で訓練や打合せをすませた南雲機動部隊は、11月18日から19日にかけて順次出港し、 千島列島エトロフ島の単冠湾をめざしたが、出港と同時に電波戦闘管制に入り、厳重な無電封止を行っている。 千島列島集結を示すような大量の交信を傍受できるような状況ではなかったはずだ。 多数の艦船が急に無電交信をやめれば、かえって怪しまれるので、機動部隊が無電封止に入ると同時に、 九州周辺の陸上基地や艦船が、機動部隊の各艦船を装って偽交信を開始したのだが、 ヘニングが傍受したという交信はもしや、その偽交信だったのではあるまいか、と私は思い及んだ。 方向探知機の精度の悪さと偶然が生んだ幸福 オランダ領東インド軍の方向探知機は、バタビアとスラバヤ(ジャワ島東部)にあった。 もし、二ヵ所の方向探知機が現在のように精度の高い装置であれば、発信地を正確に特定しえたろう。 膨湖列島や海南島の日本軍は、無電封止をしていなかったので、キャッチされたのはわかる。 だがヘニングの分析した電波が九州の偽電だったとすれば、それがなぜ、千島列島になったのか。 地図上で見ていた時は気づかなかったのだが、ある日、地球儀を眺めていて、謎が解けた思いがした。 バタビアとスラバヤから引いた二本の線を九州で交差させる。その九州のまっすぐ北に千島列島があるではないか。 方向探知機の精度の低さが、真の発信他の九州ではなく、千島列島を発信地と誤認させたのではないか。 そして、オッグの場合と同じように、結果的に、機動部隊が集結していた位置と測定の位置が重なりあった としか言いようがない。ふしぎな暗合といえばいえる。
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