- 185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [04/09/10 15:00:25]
- 統一 UNIX 仕様というと普通 Single UNIX Specification を指す
んだが、SunOS4 当時はそんなものはなかったから、それだけでも 誤解を招くな。当時のことだから、たぶん SUS の前身だった X/Open Portability Guide (XPG) のことか、あるいは System V Interface Definition (SVID) に互換になったと言いたいんじゃ ないかと思うが。 どっちにしても SunOS4 は BSD の上に SysV 互換の皮を被せた だけで、紛れもない BSD 派生システムだったから、それを 4.2BSD派生システムではなくSystem V 互換と書くのは、勘違い する奴を増やすだけでまずそうだな。 SVR4 になると、POSIX.1 と SysV 互換が主で、BSD のみに互換 な部分はメインとなる部分 (libc や /usr/bin) から追い出さ れたが、SunOS4 の頃は libc などにも BSD 系関数がそのまま 残っていたわけだし。 もちろん NFS (と vfs 機構), NIS, それに SunOS4 で実装された UBC, mmap, PICベースの共有ライブラリなど、今では常識となって る UNIX の機能の多くが BSD でなく Sun によって開発されたから、 SunOS を単に 4.2BSD派生 と呼ぶのも誤解があって SunOS は SunOS なんだが。 まあ細かいことを言い出すと、SVR4 は SVR3 派生の部分より むしろ SunOS4 派生の部分の方が多いから、BSD系なんだなんて 言い方までできるわけで、UNIX の血筋はそれだけ入り乱れて るってこった。
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