- 226 名前:名無シネマ@上映中 [2010/12/18(土) 02:46:35 ID:4ARZeuuo]
- 前作をもっと絡めてくれると嬉しかったが、未見の人には意味不明になってしまうからしょうがないかな。
なんか続編としては間が空きすぎたせいで、LEGACYだけで内容を収めようと気を使った後がみられた。 興行的にはしょうがないんだろうけど。 前作知ってる人ならニヤリとする小ネタは結構あったがw 「トロン」を冠する割にはトロンの絡みが少なかったのがなんでだよとw 脚本がトロンではなくてISOとかそっちの方を中心に描きたかったけど、一応タイトルだし入れておくか的なものを感じた。本当のところはわからんけど。 そしてケビン・フリンのキャラの変わり様…(奥さんは早くに亡くすわ、グリッド内に閉じ込められ息子と生き別れるわで苦労した後がうかがえた、とも取れるがw) でもあの暗めの世界観は嫌いじゃないなぁ…ISOの概念はピンと来ない人の方が多いかも。 世界(会社)を拒絶したサムと世界(クルーが支配するグリッド)から拒絶されたクオラって組み合わせは好き。 そして珍しくラブシーンらしいラブシーンがない硬派さは気に入ったw 一番かわいそうなのはクルーだと思うんだがどうだろ。 彼の価値観を決定したのはケビンなのに、その本人から否定されてしまったクルーの胸中は如何ばかりか。 前作でも描かれたように、「プログラム」が「ユーザー」に寄せる信頼や畏敬の念はかなりのもんだったわけで、クルーにとってのケビンも、共に志した仕事を 完遂する最良のパートナーだったはずなんだよ。 クルーがクーデターを起こした最大の理由は、ISOの存在そのものより、彼らと接した事によるケビンの心変わりで、クルーから見れば「裏切り」だった。 あんまり書きすぎるとネタバレになるからあれだけど、最後の方のクルーは本当にかわいそうだった。 人類なんてどうでもよくて、ユーザーにただ一言自分の仕事をほめてもらいたかった、一人のプログラムのなれの果て、って感じだった。 だからケビンにあんな風に言われてさぞ辛かったろう、と思ったり。 ダフトパンクの音楽は最高。 本人達が出てたのもみられたしw 前作とは別物だし評価は分かれるだろうが、自分は何度か観てもうちょっと噛みしめたいと思った。 しかし、目が疲れたわ。
|
|