- 250 名前:日出づる処の名無し [2008/08/09(土) 03:06:48 ID:LmIIIIza]
- オリンピックの開会式を眺めながら 【陰謀王国】
ほんの十年ほど前まで、 日本人にとって、オリンピックといえば、 国家と国家が威信をかけて闘う『代理戦争』の場だった。 そうした雰囲気というのが、 今大会のわが国の選手団からは、まったくといっていいほど感じられない。 日本人選手たちは、 自分のため、チームのため、身近な大切な人々のために、 そして応援してくれる無数の人々のために、このオリンピックに参加している。 『日本代表』という肩書きは、 応援してくれる無数の人々との繋がりの、代表的なものに過ぎないのだろう。 このような変化は、 おそらく、そう悪いことではないのだと思う。 途上国や貧困国の選手団からは、 いまでも国家の威信を背負って闘うという意志が強く感じられる。 貧困を、即座に解決するのは不可能だ。 だから途上国や貧困国では、 『仮想敵』や『なぐさめ』が求められ、 その矛先が他国の代表選手や自国の選手団にまで向かう。 ここ数年のオリンピックを見ていると、日本は豊かになり、 『外敵』を必要としないほど、充分に満たされているのだと実感させられる。 《必要最低限の豊かさ》さえあれば、もはや『外敵』などいらないところまで、 人類の意識は進んできているのではないだろうか。 tirmun.net/prince+index.htm
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