- 428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2007/03/14(水) 12:50:08 ID:NvTU61+10]
- >>426の続きでっせ。
妖蚊高校における栄光の糾弾イベントは、ヨツの間では誇るべき歴史であり、 牛太郎も、ぜひ聖地に出向きたいと考え、負苦痴山に立ち寄る前に詣でることとしました。 「クソ裁判には負けたが、あらためて世間にヨツの怖さを知らしめた糾弾劇だったらしいな。」 市役所をクビにされた牛太郎としては、怪童の力が弱くなることを懸念していたのです。 腹が減ってきたので、牛太郎は聖地に訪れる前に、腹ごしらえすることとしました。 そして牛太郎の目に入ったのは「名物 出石そば」の看板でした。 牛太郎は蕎麦屋の駐車場に車を斜めに停め、車を降り、のれんをくぐりました。 「おい!ネコソバの大盛りを食わしてくれるか!?それと、かすをトッピングしてくれ。」 車の停め方を注意しようと考えていた店員は、牛太郎の一言にうろたえました。 「ヨ・・・・ヨツや。た、たいへんや・・・。」 このあたりの地域では、隣町の妖蚊高校事件以来、多くの人たちがヨツを恐れているのです。 警察もマスコミも、むろん役場もヨツの集団には圧倒されるので、全然頼りにならないのです。 「はよう、ネコソバをつくってくれや!それと、酒も一本つけてくれや!」 ヨツの持つ圧倒的な威圧感と大きな声で、完全に萎縮した店員は、 車で来た客の牛太郎であるにもかかわらず、お酒を出すこととしました、 「か・・・・かしこまりました。い、いますぐ、お持ちしますっ!」 フタツの読者には理解できないでしょうが、 関西の蕎麦屋の裏メニューには必ずといってててほど「ネコソバ」があり、 ふつうの人たちは口のする機会がないネコ肉が常備されているのです。
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