- 356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2007/02/20(火) 12:37:28 ID:gbLP8qx00]
- >>351の続きでおま。
鞍馬山のてっぺんに着いた牛太郎は、カゴを下り、雲助に代金を払おうとしました。 しかし、雲助は代金を受け取らず、牛太郎にこう言いました。 「牛太郎はん。あんたから個人的に代金は受け取らん。その代わりにお願いがある。」 牛太郎はそう言われ、「何や。遠慮なくゆうてみい。同じヨツやんか。」と答えました。 すると、雲助は、涙ながらにこう言いました。 「昔と違って、役所からの生活補助が減り、マイカーもベンツに乗れんのや。」 これを聞いた牛太郎は驚いて、こう言いました。 「エタが贅沢でけへんとは、きっと役所がまちがってるんや。恫喝せなあかんわ。」 雲助は、さらにこうつけ加えました。 「ウチのヨメはんも、ブランド物の服が買えず、ストレスたまるゆうねん。」 エタ関連の補助金を減らそうとしていく今の世の中の風潮に対し、 牛太郎は怒りが収まりませんでした。 「怪童は俺を必要としているはずや。鬼退治のあとは、奈良県連に戻ろう。」 牛太郎は、心に深く誓いました。
|
|