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【奈良の】中川昌史【部落民】



312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2007/02/06(火) 12:43:26 ID:OjV0/FK90]
>>311のつづきを。連投スマソ。

やってきた1台のゴミトラは、なんか様子が変でした。
そして、車から降りると、ほうきとチリトリで周辺のゴミを片付け始めたのです。
その2人は、いずれも真面目そうで、おとなしそうな人でしたので、
野次馬たちは、さっきの仕返しとばかり、罵声のひとつでも浴びせようと、物陰から出てきました。
「おい、エタ。お前らは無試験で役所に入って、いい思いしてるなあ。」
すると、ゴミトラから降りたうちの一人が、こういいました。
「私は、エタでも無試験採用でもありません。今日は、道路が散らかっているので、掃除に来たのです。」
すると、野次馬の一人がこう言いました。
「あんたらは真面目でも、さっきの連中はあんたらの同僚やん。いい加減にせえゆうとけや。」
それに対し、ほうきを片手に掃除している一人がこう言いました。
「彼らに物を申せるほど、私には勇気がありません。それに、さっきの連中の大半は見知らぬ顔です。」
話をきくと、奈○市役所での牛太郎と同様に、1年に数えるほどしか出勤していない職員がいるようでした。
そして、役所の中でも、無試験採用の彼らは恐れられている存在であり、誰も手をつけられないようでした。

1時間かけて、2人は道路をきれいに清掃し、野次馬たちに頭を下げて、帰って行きました。
野次馬たちは、互いに顔を合わせてホッとした表情を見せましたが、すぐその顔は恐怖でひきつりました。
そうです。
事務所から、牛太郎が姿を現したのです。。






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