- 311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2007/02/06(火) 12:26:03 ID:OjV0/FK90]
- >>304のつづきでっせ。
牛太郎がヨツまつりの開催について事務所で話を盛り上げているとき、 ゴミ収集車のエタどもは、じゃんけん大会を終え、それぞれ愛車のゴミトラに乗り込みました。 「兄弟よ!ほなまたな!」 エタどもは、口々に事務所の窓から顔を出した牛太郎に声をかけ、去っていきました。 ゴミトラの中には、フラついてながら、ガードレールに車体を擦りながら、帰るものもいました。 ガクブル状態で物陰から見ていた野次馬たちは、ごみ収集車の去ったのを見て、 路上にぞろぞろと出てきて、口々にこう言いました。 「ほんまに怖かったな。それにしても、ここの路上、サイボシ臭いわ。ゴミも散乱しとるし。」 「ごみ収集車がごみ散らかして、もう、ほんまに死役所は何しとるねん。」 「あかんあかん。死役所の悪口は厳禁やで〜。」 しばらくすると、遠くのほうから、1台のゴミトラがやってきました。 「あかん。戻ってきたんや。」 野次馬たちは、再び、蜘蛛の子を散らすように、物陰に身を隠しました。
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