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若手国税専門官雑談スレ第41部門



922 名前:非公開@個人情報保護のため [2017/04/08(土) 17:23:05.96 .net]
21世紀初頭。中学でグレず、普通科高校にて、受験勉強し、それなり以上の大学でゼミ・サークル・アルバイト・就職活動にて人生勉強をしてきた人間たち(大卒)は 宇宙空間をさまよった末、何の因果か、
中学でヤンキー化し商業高校へしか行けなかった猿が人間を支配する惑星「コクゼイ」に漂着する。そこでは猿が徒党を組み、人間たちが驚くような世界を築いていた。我々は猿惑の疑問を解決するため、東北
地方の山村に向かった。 「まだ日本にこんなところがあったのか…」 思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。 小人が住むような小さな舎、ツギハギだらけの服を着る老人、そして
彼らは余所者で身なりのいい我々を、監視する様に見詰めている。アベノミクスだの、トランプ相場だの、2020東京オリパラだの豊洲問題だので浮かれていた我々は改めてこの山村の現状を噛み締めていた。
言っておくがここは被災地ではない内陸地方である。ボロ屑のような掘立小屋に居た老人 我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらにお役所に身売りした孫娘や近所の男の子は元気でやっていますか? と聞き
無くばかりだった。我々はこの時初めて猿達を許そうと思った。 誰が悪い訳ではない、猿達の出自が全て悪かったのだ。我々は、この我が職場の原点とも言うべき寒村の景色を後に 打ちひしがれながら帰路につ
いた。






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