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VOCALOID 議論隔離スレ part142



720 名前:自治スレにてLRおよび名無し名変更改正論議中 mailto:sage [2009/08/31(月) 18:51:25 ID:OLt3KLy10]
原作漫画の未読者がついていけない話はこの辺にして、この3作目の
公開日2009年8月29日(土)は、偶然にも、日本の未来を変える衆議院選挙の投票日(8/30)の前日。

オウム真理教がかつて選挙に挑戦したエピソードを基にしたとされる「ともだち」教団の物語は、
時代を超え、形を変えて再び現実とリンクする。新興宗教団体=幸福実現党の大規模出馬や、
相変わらず強力な選挙基盤を持つ公明党の台頭など、トンデモと評される本作に負けぬほど、
現実もぶっ飛んできている様子は興味深い。

また、現実世界をシニカルに表現したといえば、この3作目から復帰するケンジ(唐沢寿明)に
対する大衆の熱狂ぶりなどはまさにそれだ。

あたかも感動的なクライマックスのように演出されてはいるが、とんでもない。ともだちに
熱狂する国民が、次は別のカルトに熱狂するようになっただけの話であり、考えようによっては
ここは背筋が凍る恐ろしい場面だ。

日本人は流されやすいとよく言うが、その国民性をこれほど簡潔に表した場面はない。
そして重要なことは、私たちは8月30日の開票結果で、現実にそれを目撃することになるのだ。

監督も原作者も、自ら生み出した作品がこれほどタイムリーな形で世に出ることは
予測できなかっただろう。私としても、よもや1作目の映画版を見たとき、こんなことになるとは考えもしなかった。

芸術作品はときに作り手の意図を逸脱し、暴走することがある。本作がそれかどうかはともかく、
その資質は十分に備えているといえる。これだから映画は面白い。

movie.maeda-y.com/movie/01340.htm






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