- 560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/02/03(日) 14:54:06 ID:ziMtoxj30]
- >>557
神社の例えは興味深い。日本の神社の総本山、伊勢神宮が式年遷宮を行うが、 費用は550億円と試算されているらしく、「式年遷宮奉賛金」という名目で、 全国の神社で募財活動が行なわれている。でも、これはネット経由ではなく、 「全国の神社」を経由するからこそ意味があるものだと思う。 ttp://www.sengu.info/qanda02.html 「お伊勢参り」の成り立ちとも関連するのだが、伊勢参拝は旅に出る口実で、 実際は見聞を広める観光の意味が大きい。かつて庶民は「講」という共同体を作り、 代表者をくじ引きで選んで旅費を工面した。伊勢に巡礼に行く途中の街道には、 地方ごとの珍しい特産品や食べ物があって、庶民は旅の途中で最新の情報に触れ、 温かいもてなしを受け、旅費を工面してくれた皆にお土産を持って帰ってくる。 たくさんの人がニコニコできるこの仕組みは、幕府も認めざるを得なかった。 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E8%94%AD%E5%8F%82%E3%82%8A ttp://portal.nifty.com/2007/02/19/b/ 音楽が手軽にmp3でダウンロードでき、漫画がpdfで流通できる時代になっても、 コミケが開かれるビッグサイトは聖地であって、各地から巡礼者を呼び寄せている。 そこには買い手と売り手だけでなく、買い手同士、作り手同士の緩やかな連帯があり、 帰りには秋葉原に巡礼して、紙袋いっぱいにグッズを買ったりすることもできる。 これは聖地への行き帰りのプロセスを含めて楽しむ、現代のお伊勢参りとも言える。 一方で、ネットでの投げ銭は、自分と送り先のデータのやり取りで「済んで」しまう。 ニコニコ動画のおかげで、作品の創作・製作・宣伝・販売・流通に関わる多くの部分を 個人が少ない負担で担当できるようになったけれど、結果としてニコニコできる人が 減るのなら、祭りの場はやがて寂れてしまうのではないか? >>558 部分的に意見が真逆だが参考になる。もう少し考えてみたい。
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