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おにゃのこが改造されるシーン 素体6人目



1 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2006/10/02(月) 11:13:04 ID:HEsG9O+t0]
美しい女性(女子高生、人妻、ょぅι゙ょ問わず)が拉致されたり洗脳されたり操られたり、
女戦闘員や女怪人に強制改造されたり、手術台の上であんなことやこんなことをされたりする
シーンに萌えるスレです。SSの発表や、雑談の場などに。sage進行推奨。 その他テンプレは>>2-10辺りに。

前スレ 「おにゃのこが改造されるシーン 5スレ目」
tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1139205739/

「女子高校生位の子が改造されるシーン」(初代スレ)
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/threadlog.html
「うら若き女性が改造されるシーン」(2スレ目)
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/threadlog2.html
「おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog3.html
「おにゃのこが改造されるシーン 4スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog4.html

関連サイト
「蜂女の館」 初代・2スレ目までのまとめサイト。SS職人諸氏の作品が保管。
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/
「女性改造人間物語」 初代スレSSが保管されているまとめサイト(現在移転?)。
remodeledwoman.myfws.com/
「おにゃのこ改造 BY アダルト2」18禁の話題、SS発表などはこちらで。
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148670186/

600 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:14:52 ID:WGo94l3X0]
琉歌は脱兎のごとく駆け出した。路地の壁に沿って死にもの狂いで走った。早く、早くここから逃げなきゃ!
怪物にされるなんて嫌だ! あんな姿にされるくらいなら、死んだほうがマシだ!
だが琉歌の目の前に、真っ黒な人影が幾つも現われた。影はイイーッ!という奇声を上げながら琉歌の前に
飛び出し、通せんぼするように一列に並んで行く手をふさいだ。
追い詰めされた琉歌は腰が抜け、その場にへたり込んだ。両手で顔を覆い、必死に顔を振りながら泣き叫んだ。
「助けて! 誰か! 誰か助けてぇ!・・・ 誰か! 誰か来てぇ!! お願いッ!!」
「・・・うるさいお嬢さんだ。少し静かにしてもらおうか。」
再生アリガバリが鉤爪で琉歌の襟元を引っかけ、力の抜けた彼女の身体を無理矢理吊り上げた。
「さあ、アジトまで来てもらおうか。改造手術台がお前の到着を待っている。」
「・・・い、イヤだ、イヤだぁ・・・ 改造人間なんてイヤだぁ!・・・」宙ぶらりんにされながらも、
琉歌は泣きじゃくりながら激しく首を振る。
「最初は誰しもそう思う! 俺も改造される前はそうだった。だがお前もやがてショッカーの一員となった
ことを、心から感謝するように、なる!」
琉歌はもはや、ガクガクと痙攣するばかりで、口をきくことすらできなかった。
「・・・イヤ・・・イヤよ・・・改造人間なんて・・・イヤ!・・・」
「さあ綺麗なお嬢さん、今からショッカーのアジトに案内してやるぜ。」
ガマギラーが、角の根元からプシュウウウッ、と真っ赤なガスを吹き出した。ガスを吸った琉歌の意識は
急速に薄れ、そのまま動かなくなった。
「安心しな。ただの催眠ガスだ。大事なお仲間を傷つけたりはしないさ。・・・あと数時間もすれば、
お前さんも晴れて俺たち改造人間の仲間入りをするんだからな。クワックワックワッ!」
黒い全身タイツの男たちが、気を失った琉歌の身体をかつぎ上げた。ガマギラーとアリガバリは、琉歌の
愛くるしい顔を見つめて、嬉しそうに奇声を上げて笑った。

601 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:15:25 ID:WGo94l3X0]
話は、これより少し遡る・・・

「大佐殿。キメイドス核の起動がいよいよ成功段階に近づきました。」
赤と黒の奇怪な色彩で彩られた得体の知れない空間。ここは秘密結社ショッカーの地下アジトであった。
漆黒の全身タイツを身にまとい、覆面レスラーのような不気味なマスクをかぶった男が入室し、ナチス式の
敬礼とともに上官らしい男に用件を告げた。
「うむ。いよいよ首領(ボス)に俺の秘密兵器を見せる時が来たか。」
濃いグレーの軍服に白いスカーフを伊達に着こなし、隻眼に威圧的で酷薄そうな眼光をたたえた精悍な男が、
カイゼルひげをたくわえた口元に満足そうな笑みを浮かべ、覆面の男に指示を与えた。
「キメイドス核の起動実験をボスにお見せする。ただちに準備をせよ!」
「イーッ!」覆面の男は再び敬礼して退室した。

『何だ? ゾル大佐。一体何を始めると言うのだ?』
アジトの真っ赤な壁に掲げられた巨大な鷲のエンブレムが明滅し、深い地獄の底から聞こえてくるような
不気味な声がアジト全体に響き渡った。
ここはショッカーアジトの中枢とも言える改造手術室。罪も無い多くの男女がこの手術台の上で改造手術を
施され、悪の尖兵へと造り変えられていったおぞましい場所だ。ついこの間も、ボーイッシュな女子水泳選手が
拉致されてこの手術台に身体を固定され、泣き叫びながら電気人間クラゲダールへと改造されたばかりであった。
だがこの日、不気味な光が内側からともされた円形の改造手術台の上には、いつもとは異なり、改造されよう
とする哀れな犠牲者のかわりに、角状の突起が幾つも生えた、直径1.5メートルほどの、真っ赤な心臓を
思わせる巨大な物体が置かれていた。手術台の周囲に並んだ機械から、ビクン、ビクンと脈動を続ける
この不気味な物体に向けて、無数の電極が繋がれている。

602 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:15:45 ID:WGo94l3X0]
「ボス! 私がショッカー中近東支部から日本に持ってきた二つのみやげのうちの、一つをお見せする時が
いよいよやって来たのです!」
隻眼に軍服の男がエンブレムに敬礼し、冷たい笑いを浮かべながら右手に持った鞭で奇怪な物体を指差した。
「ボスもご存じのとおり、我がショッカーの人体改造技術は古代エジプトに端を発します。エジプト人が
崇拝した、鷹の頭部を持つホルス神や、ジャッカルの頭部を持つアヌビス神などが、実は古代の改造人間で
あったことは闇の科学に造詣が深い者なら周知の事実! しかし、謎の災厄により古代エジプト王朝は滅び、
その技術の多くは失われ、一部が闇の信徒によって細々と伝えられたに過ぎません。コンゴ奥地の暗黒教団
ゲルダムが伝える秘術や、ラーの葦船によって南米に伝えられたとおぼしきアマゾンのゲドン教団が持つ
秘術などが、その名残りであると言われております。しかし、私が指揮していたショッカー中近東支部では、
古代エジプトの技術の完全再現を目指して、地道な研究を行っておりました。」
軍服の男は誇らしげに鞭を握り締めた。
「トトメス3世の秘法と呼ばれるその改造技術を知る者として、トトメス王に仕えた邪悪なエジプトの魔術師、
イムホテップ・アイギュプトゥムプス、通称エジプタスのミイラを王家の墓より掘り起こし、現在蘇生作業
を行っております。ですがこちらのみやげを披露するには、まだ時間がかかる予定です。ですがもう一つ!」
男は鞭をヒュッ、と鋭く振るった。ゲートの両脇を警護していた覆面の男たちがビクッ!と肩をすくめた。
「古代エジプトの人体改造技術の中核部分は、アラビアの暗黒錬金術師たちによって継承され、その一部は
現代まで伝えられることになりました。第二次大戦前夜にバグダッドを制圧したナチス・ドイツがその技術を
手に入れ、アウシュビッツの強制収容所で若い女と昆虫を合成する人体改造実験を行ったのは周知の通り!
我がショッカーの人体改造技術の、直接のルーツですからな。・・・フッフッフ!」

603 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:16:03 ID:WGo94l3X0]
ゾル大佐はニヤリと意味ありげな笑みを浮かべた。なぜならアウシュビッツ収容所で3人の哀れなユダヤ人の
娘たちにアゲハ蝶や蜂の生体組織を移植し、観賞用の昆虫人間に仕立ててゲッベルス宣伝相への手土産にする
改造手術を指揮したのは、他ならぬナチス軍人バカラシン・イイノデビッチ・ゾル大佐自身だったからだ。
バグダッドの遺跡の研究から人体改造技術を手に入れたナチスは当初、改造手術により屈強な獣人兵士を
製造する計画を立てた。だが当時の未熟な改造技術では、人間の力を改造により倍加することはかなわず、
なんら戦闘能力を持たない、鑑賞用かつ慰安用の女性改造人間を造るのが精一杯であった。
悪魔に魅入られた3人の娘たちは、その美しい顔をメスで切り裂かれて、特殊な液体で巨大に培養された
昆虫の複眼や触覚を顔面に移植された。皮膚を剥ぎ取られ、昆虫のしなやかな外骨格組織で全身を覆われた。
背中には透明な羽根が移植され、切除された乳房の代わりに、蠕動する巨大な蜂の腹部が双つ移植された。
異形の妖精のような姿の昆虫人間に改造された哀れな娘たちは、ナチス高官たちの好奇の目に晒され、
一夜の慰みものにされたあげく、みな早々と狂い死にしていった。
「しかし! 現代に伝えられた人体改造技術は、我らが同志ドクトル・イワン・タワノビッチ、通称死神博士の
手によって改良が加えられたとはいうものの、現代の電子機械工学の力を借りた、いわば不完全なものにしか
過ぎません。機械の手を借りない純粋な生体合成技術! 人間と他生物の完全な融合! その復活こそが
我がショッカー組織の結党以来の悲願でした。そしてつい半年前、私の指揮していたショッカー中近東支部は、
サハラ砂漠の地底深くに埋もれていた、アラビア暗黒錬金術の遺物を発掘いたのです! その再起動のための
研究がいよいよ実を結び、今日! その遺産が目を覚ます記念すべき瞬間がやって来たのです!」

604 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:16:26 ID:WGo94l3X0]
ゾル大佐は、手術台の上でビクン、ビクンと脈動を続ける、巨大な心臓のような奇怪な物体を指差した。
「この物体こそ、13世紀の闇の錬金術師アフマーン・アルラッシードが生み出した邪悪な被造物! 2種類の
生物を内部に取り込み、完全な合成生物に仕立てるという魔法合成核です! アルラッシードはこの物体を、
キメラ(合成生物)とエイドス(かたち作るもの)という単語を合わせて、アル・キメイドスと呼んでおりました。」
(注:「アル」はアラビア語の定冠詞)
「残念ながらこのアルキメイドス核は砂漠の底に眠っている間に、砂漠に住む狂暴な軍隊蟻の一匹を誤って
取り込んでしまい、もはや蟻との合成生物しか生み出すことができなくなっております。だがそれでも充分!
蟻は集団で襲いかかれば象やライオンすらもたちまち倒し、骨だけにする、地上最強の生物ですからな。
拉致した人間どもをこの魔法核に取り込ませれば、軍隊蟻の能力を持った蟻人間へと次々と生まれ変わり、
無敵の怪人軍団が誕生するというわけです。そうなれば、憎っくき仮面ライダーなどものの数ではありまずまい。
ウワッハッハッハ!!」
軍服の男は豪快に笑った。明滅する鷲のエンブレムも、それに応えて満足そうな声を上げた。
『よろしい、ゾル大佐。それでは貴様の自慢するアラビアみやげの成果とやらを、とくと見せてもらおう。』
ゾル大佐はうなずき、白い全身タイツの覆面の科学者たちに命令を下した。
「アルキメイドス核の起動を開始せよ!」
「イイーッ!!」

605 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:16:44 ID:WGo94l3X0]
白い全身タイツの科学者たちはてきぱきと動き、脈動を続けるアルキメイドス核に向けて、光線銃のような
ものを幾つもセットした。
「ベクタイル線照射、スタンバイ。」「出力確認。照準よし。」「3・・2・・1・・・発射ッ!」
光線銃から放たれた虹色のまばゆい光が、アルキメイドス核を包み込んだ。不気味な物体の脈動が一瞬
止まったかと思うと、今度はバクン、バクンと凄まじい勢いで膨張し、収縮する運動が始まった。無数の角の
ような突起がムクムクと膨らみ、生き物の頭部のように激しく痙攣した。核は七色に染まり次々と色を変え、
その表面に血管のような不気味な模様が、いくつもいくつも浮かび上がった。
「ベクタイル線、出力最大!・・・おおっ!?」
まばゆい光線に包まれたアルキメイドス核の表面に、上端から下端に向けて大きな亀裂が現われた。亀裂は
ゆるゆると口を開き、ぶ厚い肉襞に囲まれた、驚くほど女性器に酷似した開口部を露わにした。亀裂の中央に
見える暗い穴の奥からは、粘液にまみれた真っ白な触手が幾つも顔を覗かせ、不気味に淫らに蠢いていた。
「ゾル大佐、お喜び下さい! アルキメイドス核の起動は成功です!」
科学者の報告を受けて、ゾル大佐は満足そうに頷いた。
「よし! 続いて素体取り込み実験を開始せよ。テスト用の奴隷を連れて来い!」
ほどなく黒覆面の戦闘員が、ボロ服をまとった一人の男を連行してきた。
「や、やめろ!・・・俺を一体どうする気だ・・・あ、あれは何だ?・・・や、やめてくれえッ!」
バクン、バクンと不気味に蠕動を繰り返すアルキメイドス核を目のあたりにして、男は半狂乱になった。
戦闘員たちは男を無理矢理引きずって、改造手術台の上に勢いよく放り出した。
「た、助けてくれぇ!・・・お願いだ!・・・助けて、助けてくれえッ!」

606 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:17:03 ID:WGo94l3X0]
アルキメイドス核の上部の角から、触角のようなものが伸び、手術台の上の男を興味深そうにまさぐった。
「・・・や、やめろ・・・やめてくれ・・・・やめ・・ああッ!」
女陰を思わせる亀裂がグワッ!と開き、中から無数の白い触手が勢いよく伸びて、男に襲いかかった。
「う、うわあああッ!!」
男は無数の触手に包まれたまま、亀裂の中に呑み込まれてゆく。「た、た、助けてくれえッ!!」
男の姿は亀裂の中に消え、アルキメイドス核の蠕動がいったん収まった。だがしばらくすると、無数の角が
痙攣を始め、核の表面に血管のようなものがムクムクと盛り上がり、核全体がガタガタと激しく振動し始めた。
「ギャアアアアアアッ!!!」
核の内部から、凄まじい断末魔の悲鳴が響いた。無数の角の先端が口を開き、そこから真っ赤な血しぶきが
ブシャーーーッ!と噴水のようにほとばしり出た。
ドピュッ! ドピュッ! 吐き出された大量の血が、改造手術台の周囲を真っ赤に染めてゆく。
「な、何だこれは! どういうことだ一体!?」
予想もつかない事態に、さすがのゾル大佐も声を荒げた。科学者のひとりがあわてて報告する。
「大佐殿! どうやらアルキメイドス核は、取り込むべき素体の選別を自ら行うものと思われます!!」
「・・・何だと!? では、どんな人間でも無差別に蟻人間に変えてしまえるわけではないのか?」
冷静を装ってはいても、ゾル大佐の顔面は蒼白だった。何しろあの恐ろしいショッカー大首領の目の前で、
はからずも大失態を演じてしまったのだから。
『ゾル大佐! いったいこれはどういうことだ!』
「おそれながらボス! アルキメイドス核の使用には適合した素体が必要と思われます。ただちにショッカーが
誇るコンピュータを駆使して適合素体を見つけ出し、今度こそ必ずや、蟻人間に改造してご覧に入れます!」
そう誓いながら、ゾル大佐は自分の脇に冷たいものが流れるのを感じていた。

607 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:18:29 ID:WGo94l3X0]
そして3日後、コンピュータが7千万人のデータの中から、アルキメイドス核に適合する素体を見つけ出した。
「大佐殿。素体候補がようやく見つかりました。有沢琉歌(ありさわ・るか)、19歳。身長158センチ、体重
44キロ。知能指数145。身体状態は健康。東京都港区在住の女子大生です。」
「・・・何と、女か!? それも、ただの小娘ではないか! ・・・だが待てよ。蟻という生物は、少数のオスを
除いては、全てメスの群れだったな。・・・なるほど、女王蟻人間というのもいいだろう。女も使い方に
よっては役に立つ。確か、クラゲ人間を造る時もそうだったな。」

608 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:18:45 ID:WGo94l3X0]
ゾル大佐は、つい数週間前、クラゲダールを改造した時のことを思い出していた。5万ボルトの電圧に耐える
電気クラゲ人間の改造素体としてショッカーのコンピュータに選ばれたのは、屈強な男ではなく、水泳の
インターハイ記録を持つ、17歳の女子高校生だったのだ。
プールの底に仕掛けた穴に吸い込まれ、競泳用水着を身につけたまま拉致されたその美少女・鮎川麻耶は、
何人もの男たちが黒コゲになった高電圧テストにみごと耐え、改造手術台の上に運ばれる栄誉に浴したのだ。
《・・・やだ!・・・そんなもの被せないで!・・・やだッ!・・・ボクを元の人間に戻してッ!・・・》
麻耶は発電装置を体内に埋め込まれて、真っ青な全身タイツをまとったかのようなボディに改造された。
そして改造人間拘束用の椅子に縛られたまま、特殊な培養によって巨大化した改造電気クラゲの体組織を、
白覆面の科学者たちによって頭部からすっぽりと被せられたのだった。
《ギャアアッ!・・・外してッ・・・このクラゲを外してッ!・・・ボクは、ボクは!・・・アアアッ!》
麻耶の美しい素顔は、奇怪な電気クラゲですっかり覆われた。やがて彼女は電気クラゲの発する電気パルスに
よって意識をコントロールされ、身も心もショッカーの改造人間、クラゲダールへと生まれ変わっていった。
《ヒィヒヒヒッ!・・・ボクは、いやオレ様は、ショッカーの改造人間クラゲダール!・・・ヒィヒヒヒッ!》

ゾル大佐はクラゲダールの、華奢なボディに似合わぬ戦闘能力を思い出して、ニヤリと微笑んだ。そして
椅子から立ち上がり、戦闘員たちに指令を下した。
「よし! ただちにこの娘を拉致して来い! 今度こそ、改造蟻人間を無事に誕生させるのだ。・・・いや待て、
万全を期すため、拉致は戦闘員ではなく、再生怪人を使え。それも二体だ!」
「イーッ!」
戦闘員が退出して2時間後、二体の再生怪人が無事、素体を捕獲したとの連絡がゾル大佐の元に届けられた。



609 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:19:05 ID:WGo94l3X0]
琉歌は、戦闘員によって後ろ手に拘束されたまま、改造手術室に連行されて来た。催眠ガスの効果で、まだ
意識がぼんやりとしている。
「・・・ここは・・・ここは、どこなの?」
赤と緑の不気味な照明に照らされた室内を、琉歌はガタガタと震えながら見渡した。軍服に隻眼の酷薄そうな
男が、琉歌に向かって近づいてきた。男は手にした鞭で、琉歌の顎をぐい!と突き上げた。
「キャッ!」
「ようこそ、若い娘。ここは秘密結社ショッカーの改造手術室。お前はここで、我がショッカーの改造人間
として生まれ変わるのだ。」
その言葉が、琉歌の心に恐怖を再び呼び起こした。改造人間! あのおぞましい化け物! わたしが、化け物の
仲間にされてしまう!! 琉歌は半狂乱になり、髪をふり乱して大声で泣き叫んだ。
「い、イヤアッ! ヤだ! ヤだあ! 放して! 放してよォ! ・・・わたしを家に帰して!お願いだから帰して!
改造人間なんていやだ! いやだ! イヤだああッ!! ・・・・ウワアアアアッ!!! ウワアアアアン!」
ゾル大佐の鞭がピシィッ!と唸った。琉歌の頬に真っ赤な筋が走り、一筋の血が顎を伝って流れた。
「・・・ひイッ!」琉歌の愛らしい顔は、恐怖で真っ白にこわばった。
「わめくな女! 痛い目に合いたくなければ、その口をしっかり閉じておれ! いいか? お前は選ばれたのだ。
栄光あるショッカーの一員、それも幹部として選ばれたのだぞ。感謝するがいい!」
琉歌はもはや泣き叫ぶこともできなかった。だが身体はガクガクと震え、力無くあえぎながら嗚咽した。
「・・・やめて・・・・やめて下さい・・・・お願い・・・・改造人間なんてイヤだ・・・・イヤだぁ・・・」
琉歌に背を向け、ゾル大佐は戦闘員たちに命令を下した。
「その娘の衣類をすべて剥ぎ取り、アルキメイドス核の前に連れて行け!」
「イーッ!」

610 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:19:24 ID:WGo94l3X0]
戦闘員が二人、琉歌の両腕を広げるようにして身体を拘束した。別の戦闘員がハサミを使って、琉歌の衣服を
少しずつ切り裂いていった。
「きゃあッ!」恐怖と恥ずかしさに琉歌の全身はこわばり、声を出すことも出来ない。
赤いボレロが、お気に入りのオレンジ色のワンピースブラウスが切り裂かれ、スルリと床に落ちた。
「・・・あ・・・あ・・・あ・・・」
19歳の若くまぶしい、白い裸身が露わになった。琉歌は目を固く閉じ、震えながらその恥辱に耐えた。
戦闘員のハサミが、今度は純白のブラを切り裂いた。バスト83センチの豊満な乳房がプルン、とこぼれ出た。
そして水色の縞のショーツが真っ二つに裂かれ、勢いよく腰部から剥ぎ取られた。
「いャッ!」琉歌の大切な部分を隠す、淡い若草の翳りが露わになった。
ヒップ85センチ。そしてウェスト52センチ。蟻のように腰のくびれた、見事なプロポーションだった。
琉歌は本能的に身を固くよじらせ、両の脚を固く閉じて股間を必死に守ろうとした。
「さあ、歩け!」戦闘員に後ろから小突かれて前のめりになり、琉歌は目を固く閉じたまま前に進んだ。
「・・・イヤ・・・イヤだ・・・ママ・・・助けて・・・」
もはや乳房も股間も、隠すことはできなかった。恥辱と恐怖のあまり、琉歌の心は真っ白になった。
しばらく歩くと琉歌の脚が、何か大きな台のようなものに突き当たった。
「靴を脱いで、その台の上に上がれ。・・・何をしている! 早くしろ!」
戦闘員に無理矢理、腕をかつぎ上げられるようにして、琉歌は台の上に乗せられた。うっすらと目を開けると、
そこは内部から緑色の不気味な光を放つ、直径2.5メートルほどの円形の台だった。その台の中央、琉歌のすぐ
目の前に、布を被せられた巨大な物体があるのがわかった。物体はまるで呼吸するかのように、ゆっくりと
ふくらみつつ蠢いている。
「・・・何、何なのこれ!?」
その正体不明の物体を見た瞬間、琉歌は理由もわからぬまま、本能的な恐怖を感じた。
逃げなきゃ。早くここから逃げなきゃ! 琉歌は台の上にへたり込んだまま、じりじりと反対側に後ずさった。
だが戦闘員によって、彼女は無理やり奇妙な物体の方へぐい!と押しやられた。
「い、イヤああッ!」

611 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:19:43 ID:WGo94l3X0]
「アルキメイドス核を起動させろ!」
隻眼の男の命令で、科学者が物体に被さっていた布をバサッ!と勢いよく取り除けた。琉歌の目の前に現われた
のは、不気味に脈動する巨大な心臓のような奇怪な物体だった。
「きゃあああッ!!」
そのおぞましい物体を目にするや、琉歌は絶叫し、はじけるように飛びのいて台から転がり落ちた。
だが先回りをした戦闘員によって逃げる琉歌は拘束され、奇怪な物体の方へと再び身体を突き出された。
「・・・や、やめて!・・・何!?・・・何なのこれ!?」
「娘よ、よく見るのだ。これはアルキメイドス核。お前を改造人間へと変える、魔法科学の結晶だ。」
ゾル大佐の言葉が、琉歌が本能的に感じた恐怖を裏づけた。改造人間!? この不気味な物体が、わたしを改造
人間に変えてしまうというの!? じゃあ、いよいよ化け物にされてしまうの!?
琉歌は半狂乱になって泣き叫んだ。
「イヤあああああッツ!!!・・・やめてえ!! 助けてえ!・・・お願いッ! 誰かあッ! うああああっ!」
科学者たちが、光線銃のようなものを一斉に物体に向けた。
「ベクタイル線、照射!」
光線銃からほとばしり出たまばゆい光が、琉歌の目の前の奇怪な物体を包み込み、物体は光に刺激されたのか
ように、凄まじい勢いでバクン、バクンと膨張・収縮を開始した。無数の角がムクムクと伸び、激しく痙攣した。
物体の表面に、血管のような模様が網の目のように浮かび上がった。
「・・・う・・・あ・・・あ・・・」琉歌はすっかり腰が抜け、ガクガクとただ身体を震わせるばかりだ。
やがて物体の縦方向に巨大な亀裂が現われ、女性器に酷似した肉襞がパックリと口を開いた。その奥には、
真っ白な触手が幾つも蠢めいているのが見える。もはや琉歌は、恐怖のあまり身じろぎすらできなかった。
物体の上部の角から、細長い触角のようなものが幾つも現われ、スルスルと琉歌の方に伸びてきた。
「ひいッ!」触角が琉歌の身体に触れた。そして美しいボディラインに沿って、その身体をまさぐった。
「・・・い、イヤあっ!!・・・あ・・・あ!・・・あ!・・・」
不気味な触角の群れが、わたしの身体中を這い回っている。助けて! 誰か助けて! 琉歌の脳裏は激しい恐怖と
おぞましさと恥辱が入り交じり、嵐のように混乱していた。

612 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:20:01 ID:WGo94l3X0]
やがて触角は、満足したかのように角の中に吸い込まれて消えていった。そして次の瞬間、女陰のような亀裂が
グバアアッ!と開いた。中から無数の太い真っ白な触手が、ピシャアアッ!!と勢いよくほとばしり出た。
触手の群れは、琉歌の全裸の身体目がけて襲いかかった。
「い、いやああああッ!!」
粘液に包まれた無数の触手が、琉歌の美しい白い裸身をたちまち包み込んだ。生暖かい触手が琉歌の素肌の上を
這いずりまわり、なめ回し、そしてもみくちゃにする。
「やめて! やめてお願いッ!!・・・やめてェッ!!」
二本の触手が豊満な乳房をぐるぐる巻きにするように刺激し、その先端がチロチロと愛らしい乳首を刺激した。
「・・・あッ・・・・あうッ・・・・イヤッ!」
別の触手が琉歌の口をまさぐり当て、必死に閉じた唇を強引に割いて、琉歌の口腔内に侵入してきた。
「むぐゥ・・・うッ!・・・うッ!」
琉歌は必死に口に潜り込んだ触手を両手で掴み、抜き抜こうとしたが、強い力でぐいぐいとねじ込まれる
触手は、華奢な女性の力ではびくともしない。やがて触手は喉の奥へとどんどん深く入り込み、その表面から
甘く刺激的な粘液を分泌して、喉から体内深くへと注ぎ込んでいった。
「・・・ううッ・・・・うぐッ・・・・ム・・・ムムム・・・・」
粘液が喉の奥に流れ込んだとたん、何か熱いものが込み上げ、カーッと身体がほてり、気が遠くなってゆく。
複数の触手が、今度は琉歌の股間をまさぐり始めた。脚をよじり合わせる必死の抵抗も虚しく、琉歌の股間の
スリットがこじ開けられ、クリトリスが露わにされた。触手はその小さな豆状の器官に対し、優しく舐めるように、
弾くように何度も何度も刺激を加えてゆく。
《・・・ん!・・・ん!・・・や、やめてェ・・・そんなところ・・・やめてェ・・・お願いだから・・・》
口腔をふさがれているため、琉歌の悲鳴は声にならない。涙目まじりでうめき声をあげることしかできなかった。
触手による辱めは、まだ序の口だった。別の触手が、今度は琉歌の肛門をまさぐり当て、粘液をなすり付けて
広げた菊門の中に、誰にも見せたことがない恥ずかしい孔の中に、ブスッ、ズブリ!と潜り込んできた。
《い、イヤっ!・・・そんなところ! イヤだ、イヤだあッ!》

613 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:21:03 ID:WGo94l3X0]
直腸の内部をズブッ、ズブッとピストン運動しながら、触手は刺激性の粘液を琉歌の体内に注ぎ込んでいった。
熱いものがこみ上げ、今まで味わったことのないような微妙な快感が、琉歌の身体を電気のように駆け巡った。
《・・・あうッ!・・・やめて!・・・あうッ!・・・あうッ!》
口腔を、直腸を、ピストン運動しながら粘液を注ぎ込む触手によって、琉歌の性感は次第に覚醒していった。
そしてついに、ひときわ太い触手が、まさぐり当てた琉歌の膣孔を、琉歌の身体で最も女性らしい部分を、
秘裂に沿って優しく撫でるように、舐めるように刺激し始めた。
《・・・そこは・・・そこだけはやめて!・・・・やめて!・・・お願い・・・・いやあああッ!!》
琉歌は処女であった。19歳という年齢にしては意外なことに、男をまったく知らなかった。
厳格なミッション系の女子校をエスカレーター式に進学した彼女は、恋人はおろか、恋の経験すら無かった。
さすがにオナニーの快楽は知ってはいたが、それと恋愛を結びつけることは、彼女にはまだできなかった。
その神聖な処女の肉体が、いま、異形の物体が吐き出した不気味な触手の群れによって、破られようとしていた。
《・・・むン・・・くふぅ・・・はぁ・・・いや・・・やめて・・・・そこは・・・はぁ・・・はぁ・・・》
生まれて始めて味わう不思議な快感に、琉歌の頭は激しく混乱していた。やがて琉歌の秘孔は愛液で濡れ始め、
秘裂の口が少しずつ広がっていった。その隙き間めがけて、太い白い触手が、ねじ込むように潜り込んでゆく。
《ダメえ! そこはダメよ! ダメだったら! 》
秘裂を押し広げ、のたうつ触手は容赦なく、琉歌の胎内へと潜り込んでゆく。
《こんな、こんな触手に、わたしの大事なものが奪われてしまう! ダメよ!ダメだったら! イヤあああ!》
触手の先端が、ついに琉歌の膣内に侵入した。
《・・・あッ・・・痛いッ!・・・痛い痛い、痛いッ!!・・・ああッ!!・・・ああッ!!》
琉歌は、とうとう処女を失った。
破瓜の血がほとばしり、触手を伝わって手術台の上に真っ赤な花のように散らばった。

614 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:21:30 ID:WGo94l3X0]
《わたし・・・とうとう・・・とうとう処女を失ったんだわ。》
悲しさと口惜しさ、そしてあきらめにも似た感情が琉歌を満たし、抵抗の意思を今度こそ完全に奪い去った。
琉歌の処女膜を引き裂いて侵入した触手は、ついに汚れなき膣組織の最奥部に達した。そして、表面を蠕動
させながら、始めはゆっくりと、だが徐々に早く、琉歌の胎内で淫らなピストン運動を開始した。
《・・・あッ・・・いやッ・・・はあッ・・・あふぅ・・・はうッ!・・・はうッ!・・・》
触手の表面から分泌される粘液のせいだろうか。破瓜の痛みはすぐに収まり、身体の内部をこね回される
奇妙な不快感は、やがて凄まじいまでの快感へと変わっていった。生まれて初めて味わう至高の快楽に、
琉歌はいまの状況を忘れた。奇怪な物体に犯されているということを忘れ、凄まじい快楽の嵐に身を投じた。
《・・・何?・・・何なのこれ!?・・・気持ちいい!・・・何て気持ちいいの!・・・・はうッ!はうッ!》
琉歌の膣に潜り込んだ触手は、ブヂュッ!ブヂュッ!という淫らな音を立てて往復を繰り返し、琉歌の子宮に
刺激性の粘液を際限なく注ぎ込んでゆく。その感覚が、この上なく堪らない。
つい先ほどまで処女であったことが信じられないほど、琉歌は凄まじい性の悦びに全身を支配されていた。
《・・・はうッ!・・・はうッ!・・・あうッ!・・・あうッ!・・・あン!・・・あン!・・・》
琉歌は、とうとう女としての悦びに目覚めた。彼女は全身全霊で快楽にあえぎよがった。一匹の牝となり、
身体を電撃のように貫いて走る快楽を、夢中になってむさぼった。腰を動かすと、快感は爆発的に増大した。
琉歌は夢中になって腰を振った。かたちのよい尻を、くいッ、くいッとリズミカルに振った。
《・・・もっと!・・・もっとよ!・・・もっとォ!・・・あうッ!あうッ!・・・はうッ!はうッ!》

615 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:21:58 ID:WGo94l3X0]
琉歌の身体は、蠢く真っ白な触手の群れによって、巨大な繭のようにすっぽりと包まれていた。
男を知らぬ肉体のまま触手に犯され、至高の快楽を味わったことによって、今や琉歌の「受け入れ準備」は
完全に整っていた。アルキメイドス核は、取り込んだ素体に心的な拒絶反応が少しでもあれば、逆に素体を
破壊してしまうという特性を持っている。だが今の琉歌には、“それ”を拒む気持ちは微塵もなかった。
アルキメイドス核はそれを知ってか、触手を少しずつたぐり寄せ、女性器のような亀裂の中に琉歌の
身体を飲み込もうとしはじめた。そう、彼女を別の生き物と合成し、新たな生命体へと造り変えるために。
無数の触手の群れが、花びらが開くように広がってゆく。その中央には、白い裸身を露わにした恍惚の表情の
琉歌が、股間に太い触手を飲み込んだまま、自らの豊満な乳房を揉みしだき、甘いあえぎ声をあげていた。
「・・・はうッ!はうッ!・・・あン!あン!・・・・・・はうッ!はうッ!はうッ!」
つい先ほどまでまぎれもない処女だった娘は、今では全身を性欲に支配された、性の権化であった。

触手の群れが、琉歌の身体から離れ、スルスルと縮んでいった。琉歌の股間に刺し込まれた一本を除いて、
すべての触手が亀裂の中に吸い込まれ消えていった。
そして手術台の上に横たわった琉歌は、何者かに命じられたように立ち上がった。ブヂュッ!ブヂュッ!と
淫らな音を立ててピストン運動を繰り返す触手を股間に飲み込み、自分の乳房を両手で揉みしだきながら、
琉歌は恍惚の表情を浮かべ、ゆっくり前へと歩みはじめた。
自分が何をすべきか、琉歌にはちゃんとわかっていた。ひとつになるのだ。ひとつになって生まれ変わるのだ。
パックリと口を広げたアルキメイドス核の亀裂の前に立つと、琉歌は妖しく微笑み、両手を大きく広げた。
そして女性器に酷似した亀裂の、中央の穴をめがけて、勢いよく、その身を投げだした。
少女を内部に飲み込むや否や、亀裂は固く口を閉じた、そして、七色に発光しながら激しい蠕動を開始した。
「おおっ・・・始まるぞ!」
ゾル大佐や科学者たちが見守る中、アルキメイドス核はいよいよ、飲み込んだ少女を蟻人間へと改造する
本来の活動を始めたのだった。

616 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:22:15 ID:WGo94l3X0]
アルキメイドス核の内部で、琉歌の肉体は、別の生き物へと造り変えられていった。全身の穴から侵入した
遺伝子操作糸が、彼女の細胞のひとつひとつに、別の生物の遺伝子を組み込んでゆく。それはサハラ砂漠に
住む、狂暴な軍隊蟻の遺伝子だった。それもただの蟻ではない。女王蟻だ。琉歌の白い裸身は、蟻のような
黒光りした外骨格へと変わり、身体のあちこちに昆虫の体節のようなものが形成されていった。
外観だけではなく、琉歌の内臓も変化していった。こねくり回され、昆虫の内臓組織へと変化していった。
自らの身体が、人間ではないものにかわってゆくのを、琉歌は夢見心地で感じていた。苦痛はまるでなく、
むしろ天国のような陶酔感と、母の胎内にいるかのような心地よい充実感が彼女の心を満たしていた。
「・・・わたし・・・改造されているんだ・・・もう、人間じゃなくなるんだ・・・」
琉歌は、あきらめにも似た達観した境地で、改造されてゆく自分を受け入れていた。

617 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:22:31 ID:WGo94l3X0]
アルキメイドス核が琉歌を完全に取り込んで、30分が経過した頃、核の蠕動が突然停止し、七色の光が消えた。
物体の上端に、裂け目が幾つも現われた。アルキメイドス核は、まるでつぼみが花開くように、その内部に
眠っているものを少しずつ露わにしていった。
「おお、現われたぞ!」
それは、差し渡し120センチほどの、巨大な黒い、蛆虫のような物体だった。頭も足もない蛆虫のような
その物体はピクピクと痙攣し、頭があるべき部分を大きくもたげた。そして、その表皮に縦の亀裂が走り、
ムクムクと押し出されるようにして、中から今度は別のものが現われた。
「見ろ、改造蟻人間の誕生だ!」
最初に現われたのは、琉歌の頭部だった。夢見るように目を閉じたそれは、人間だった時と同じ、愛くるしい
琉歌のままの顔だった。セミロングの美しい黒髪もそのままだった。だが彼女の額からは、蟻と同じ形状の
黒光りする太い触覚が二本、ピクピクと蠢きながら伸びている。
「・・・意外だ。思ったよりも、人間に近い姿だな。これまでの改造人間とはずいぶん違う。」
「蟻と人間との、完全な融合を果たしたせいだと思われます。」
そして頭部に続いて、蛆虫のような物体の中から、琉歌の胴体が少しずつせり出して来た。そう。改造人間と
なった琉歌は、蟻がサナギから成虫に羽化するように、幼虫の皮膚を破ってこの世に再び誕生したのだ。
琉歌の全身を覆っているのは、もはや人間の皮膚ではなく、真っ黒な全身タイツをまとったかのような、
なめらかな美しいボディだった。よく見ると、関節部分にうっすらと昆虫のような体節が見える。
生まれ変わった琉歌の全身は、しなやかで適度な弾力を持った、外骨格組織でくまなく覆われているのだ。
胸から腰にかけて、まるでSM女王のボンデージ衣装のようにラバー質の組織が覆っている。
ハイレグTバックのレオタードを身に着けたように見える股間中央には、うっすらとスリットが走っていた。
そして琉歌のふくよかな胸は、まるで別の生き物であるかのようにムクムクと膨張、収縮を繰り返している。
胸の隆起に沿って同心円模様の体節が入っていて、まるで蟻の腹部が胸から双つ生えているかのようだった。
そして乳首の先端には、生き物の口のようにヒクヒクと開閉する、小さな穴があった。

618 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:23:13 ID:WGo94l3X0]
やがて琉歌の背中から、徐々に透明な美しい、二枚の翅が伸びてきた。働き蟻にはない、女王蟻のしるし。
空を飛ぶことができる巨大な翅だった。
翅をゆっくりと広げ終わると、琉歌は今度は、幼虫の皮膚から手足を引き出し始めた。二の腕から先は
長手袋のようなラバー質の組織で覆われ、脚もオーバーニーのロングブーツ状の組織で覆われている。
足先はエナメルのヒールをはいたように固くなり、足指は消失し、踵はピンヒール状に変形していた。
羽化が終わり、全身をすっかり引き出し終わると、琉歌は大きく翅を広げて手術台の上に舞い降りた。
真っ黒なボディのSM女王のような肢体に、愛くるしい少女の頭部を併せ持った、女王蟻人間の誕生であった。
だが、羽化という大事業を終え緊張が解けたせいか、琉歌は着地するや否や、バタリと倒れて気を失った。
「イイッ!」戦闘員たちがあわてて手術台の上によじ登り、琉歌を助け起こした。

「な、これはどうしたことだ!? ア、アルキメイドス核が!」
琉歌が離れたとたん、アルキメイドス核に異変が現われた。表面がしなび始めたかと思うと、みるみるうちに
小さく縮んでゆき、ついには30センチほどの黒い塊りになって動かなくなった。
ゾル大佐はあせって、活動が止まった理由を科学者たちに激しい口調で問いただした。改造蟻人間を次々と
生み出すはずのアルキメイドス核が、たった一体の改造人間を生み出しただけで活動を停止してしまうとは、
決してあってはならない非常事態だったからだ。
「大佐殿、ひょっとしたらアルキメイドス核は、無限に改造を行えるわけではないのでは? コンピュータで
適合素体を探した時も、7千万人のサンプル中、この娘一人しか改造手術の適合者は見つかりませんでした。
この娘を蟻人間に改造し終えたことで、アルキメイドス核はその使命を終え、停止してしまったのでは?」
ゾル大佐はブルブルと震え、いらだたしく鞭を宙にふるった。
「ええい! 何ということだ。無限に改造人間を生み出せるという古文書の言葉に、偽りがあったというのか!?」



619 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:23:31 ID:WGo94l3X0]
別の科学者が、震えながらゾル大佐に新たな仮説を述べた。
「いえ、古文書によればアルキメイドス核は“ふたつの生命を融け合わせ、そこから生まれ出た新たな生命が
さらに無限に数を増やす”となっています。ひょっとしたら無限に改造人間を生みだすのは、アルキメイドス核
ではなく、そこから生まれた改造生命体、すなわちこの娘自身なのではないでしょうか?」
「・・・何? この娘がか!?」
「はい。先ほどからのモニターで、アルキメイドス核のエネルギーのほとんどが、改造されたこの娘の身体に
移ってしまったことが判明しています。この娘はもはや単なる改造蟻人間ではなく、アルキメイドスそのもの
と言ってもよいほどのエネルギーを内封した、特別な存在なのです。」
「ふむ・・・成る程、この娘がアルキメイドスそのものになったというわけか。ではこの娘は、人間を次々と
蟻人間に変えてしまう改造能力を備えていると言うのだな?」
「・・・はい。おそらくは。」
ゾル大佐はニヤリ、と笑いながら口ひげをしごいた。
「よろしい。それでは改造人間となったこの娘の肉体テストを行うとしよう。戦闘員ども! 娘を起こせ!」
「イーッ!」
二人の戦闘員が琉歌をかかげ起こし、改造人間用の気付け薬スプレーを彼女の顔面に吹きつけた。
「さあ起きろ!」
「・・・ん・・・ああ・・・ここは、どこ・・・?」
琉歌が、うっすらと目を開けた。ぼんやりとした目で周囲を見渡し、足元に目を向けると、自分の身体が
視界に飛び込んできた。見慣れない、蟻のような真っ黒なボディが。
「・・・キャあああッ!!」
琉歌はすさまじい力で、自分をかかげ起こしていた戦闘員をふり払った。震えながら、自分の全身を確認する。
「・・・な、何これ?・・・この身体は・・・いったい何なの!?」

620 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:23:49 ID:WGo94l3X0]
最初は、SM女王のようなエロチックなボンデージ衣装を無理やり着せられているのかと思った。だが指で
触れた触感は、衣服ではなく。まぎれもない自分の皮膚そのものだった。そして何より琉歌を驚かせたのは、
自らの乳房だった。同心円模様の体節が幾重にも入り、まるで別の生き物であるかのように膨張、収縮を
繰り返している。まるで蟻の腹部のようだ。琉歌は半狂乱になって、自らの身体を何度も、何度も確かめた。
間違いない。これが、この奇妙なボディが、いまの自分の身体なのだ。
「・・・いやああああッ!!」
琉歌は両手で顔を押さえてへたり込んだ。信じられない。信じたくない。これが、自分の身体だなんて。
「・・・イヤだ!・・・イヤだ!・・・こんなのイヤだッ!・・・こんな身体、イヤだああぁ!!」
「わめくな娘! お前はもう人間ではない。ショッカーの改造人間、女王蟻女として生まれ変わったのだ。」
ゾル大佐のその言葉が、アルキメイドス核に取り込まれる直前の記憶を呼び醒ました。そうだ。自分は
改造されたのだ。拉致されて、改造人間にされてしまったのだ。自分はもう、人間ではなくなったのだ。
「・・・イヤあああッ!・・戻してェ!・・わたしを元の人間に戻してェ!・・こんなのイヤだァッ・・・」
琉歌はむごい現実を否定するかのように首を激しく振りながら、ただただ泣きじゃくった。
「うるさい! お前はもう、二度と人間には戻れん! これからは、ショッカーのために働くしかないのだ!
戦闘員! この娘を静かにさせろ!」
「イーッ!」二人の戦闘員が、琉歌の腕を持って立たせようとした。だが琉歌の力は人間の数十倍。へたり
込んだ琉歌を立たせるだけで、たいへんな作業であった。
「いいかげんに泣きやめッ!」戦闘員の独りが、琉歌の頬を平手打ちした。琉歌は驚いて泣くのをやめ、
自分をぶった戦闘員の方を、恐怖に満ちた目でまじまじと見つめた。そして、激しく絶叫した。
「イヤアアアアアッ!!!」

621 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:24:11 ID:WGo94l3X0]
その瞬間! 琉歌の両の乳房がピクピク、と動き、乳首の先端の穴から真っ赤な液体が勢いよく、ビュッ!と
吹き出して戦闘員めがけて降りかかった。
「・・・ウぎやああああああッ!!!」
頭から真っ赤な液体をかぶった戦闘員は、凄まじい悲鳴を上げ、骨も残さずズブズブに溶けていった。
溶けたのは戦闘員だけではなかった。琉歌の乳首から断続的にピュッ!ピュッ!とほとばしり出た液体は
手術台の上に降りかかり、ジュワワワッという音とともに、特殊金属と強化ガラス製の台の上に大きな穴を
あけた。あまりの出来事に、戦闘員や当の琉歌だけでなく、ゾル大佐までもが一瞬呆然となった。
「す・・・素晴らしい! 女王蟻女の蟻酸の威力が、これほどまでとは!・・・アルキメイドスの能力を別に
しても、この力はきっと我がショッカーの役に立つ!・・・戦闘員! 何をしている! 早くこの娘を捕らえろ!
脳改造を施して完全なショッカーの一員に仕上げるのだ! ええい! 後ろから襲えば蟻酸はかからん!
早くその娘を捕まえろ!」
「・・・い、いやッ!・・・やめてッ!・・・キャアアッ!」
半狂乱になって逃げまどい、乳房から蟻酸を吹き出して抵抗する琉歌を、戦闘員たちがようやく拘束した。
「さあ! 早く第二手術室に運べ! 脳改造を施して、ショッカーの忠実なしもべにするのだ!」
「・・・いやああ!・・・助けて!・・・誰かァ!・・・誰か助けてェ!!」
人間離れした凄まじい力で必死に抵抗する琉歌を、改造人間用の拘束ベルトでぐるぐる巻きに捕らえた戦闘員
たちが、5人がかりで引きずってゆく。
そして拉致改造された哀れな少女の姿は、脳改造専用の第二手術室の扉の中へと、消えていった。

622 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:24:30 ID:WGo94l3X0]
次の日の夜遅く。有沢琉歌の親友、水城弓絵は、妙な胸騒ぎを感じて自宅のベッドから上体を起こした。
弓絵は琉歌と同じ女子大に通う20歳。ミスコンで優勝したこともある、ちょっと大人びた美女だ。
すでに時刻は午前2時。だが弓絵は、まだ一睡もしていなかった。一昨日の夜、親友の琉歌が約束をすっぽかした
だけでなく、自宅にも帰って来ないというので、昨日はまる一日深夜まで行方の確認に追われていたからだ。
琉歌の行方は残念ながらまだわからない。一体どうしたというんだろう。律義に10時の門限を守っていた
箱入りお嬢の琉歌が、家族にも連絡せずに一日以上も姿を消すなんて。弓絵は、娘の行方を心配する琉歌の
母親と、二つ違いの姉・怜未(れみ)が警察で見せた悲痛な表情を思い出して、暗い気持ちになった。
弓絵がベッドから起き上がったのは、窓の外に妙な気配を感じたからだ。コンコン、と窓を叩くような音。
誰かが窓をノックしているのか?
だがここは、マンションの17階だった。窓は彼女の部屋の単なる出窓で、外に人がいるはずなどない。
コンコン。またあの音が聞こえた。そして今度は、囁くような女の声も。
「・・・弓絵。・・・わたしよ。・・・親友のわたしよ。」
「琉歌っ!?」弓絵はベッドからはね起き、そんなはずはないと自分にいい聞かせながらおそるおそる出窓に
近づき、震える手でカフェカーテンをそっと開けた。そして、息を飲んだ。
「・・・る・・か・・・!?」
出窓の外には、琉歌がいた。SM女王のような真っ黒でビザールなコスチュームに身を包んだ、親友の琉歌が。
「・・・琉歌!?・・・・なんでこんなところに!?・・・・その格好は、い、いったい・・・!?」
マンションの17階の窓の外に、琉歌は浮いていた。背中から伸びた透明な二枚の翅をプーンという音とともに
羽ばたかせて、宙に浮いていた。琉歌は、弓絵の顔を見るとニッコリと笑った。
「弓絵。ちょっと窓のそばから離れていて。」
琉歌はラバーの長手袋に覆われたような両の手で、自分の乳房をつかみ、ゆっくりと揉みしだいた。

623 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:24:46 ID:WGo94l3X0]
琉歌の乳房は同心円状の模様で覆われ、まるで別の生き物であるかのように蠕動を繰り返していた。琉歌は
恍惚の表情を浮かべながら両の手で乳房をわし掴みにし、ペースを上げながら激しく揉み続けた。
「・・あ・・はン!」甘い吐息とともに、琉歌の乳房がピクピクと動き、乳首の先端に開いた小さな穴から、
真っ赤な液体がピピュッ!と吹き出した。
赤い液体はマンションの壁と出窓に降りかかり、ジュワワワッ!という音とともにコンクリートも鉄骨も
みるみる溶かして、弓絵の部屋にパックリと大きな穴を開けた。
「キヤアアアッ!!」
琉歌が微笑みながら、翅をはばたかせて穴をくぐり、弓絵の部屋に入ってきた。
「ウフッ。こんばんわ弓絵?」
弓絵は激しく混乱し、アウアウとうなるばかりであった。そしてようやく、尋ねるべき言葉が見つかった。
「・・・るか!?・・・な、何なの!?・・・あなた・・・い、いったい、どうなったというの!?・・・」
琉歌はクススッ!と悪戯っぽく笑い、クルリと回転しながら自分の身体を親友に見せつけた。
「わたし、改造されたの。さらわれて、改造手術を施されたの。」
「・・・か、改造手術!?」
「・・・そうよ。わたしはもう、人間じゃない。今のわたしはショッカーの改造人間、女王蟻女!」
場違いなほど明るい声音で告げられた琉歌の言葉は、しかし冗談には聞こえなかった。確かに琉歌の身体は
人間のものとは思えなかった。でも、改造人間だなんて!? 信じられない! 本当に!? 本当なの!?
「ねえ、見て! ステキでしょう。改造されたわたしの身体! わたしはもう人間じゃないの。改造人間なのよ!」
混乱した弓絵は半狂乱になって耳をふさぎ、首を激しく降りながら叫んだ。
「やめてッ!・・・お願いッ!・・・嘘だって言って、琉歌!・・・お願いだから、嘘だって・・・」
琉歌は優しく微笑み、親友の肩にそっと手を乗せた。
「弓絵? 怖がらなくてもいいのよ。わたしは今でも、あなたを一番の親友だと思ってる。だからあなたを、
今からわたしと同じ身体にしてあげる!」

624 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:25:02 ID:WGo94l3X0]
その言葉に、弓絵はギョッ!となって琉歌の目を見た。微笑んではいても、その瞳に嘘はなかった。
「さあ弓絵。あなたも、わたしと同じ改造人間に生まれ変わるのよ。」
「・・・や・・・やめてよ琉歌・・・いや!・・・来ないで!・・・こっちに来ないでッ!」
弓絵は琉歌の腕を振り払い、ガタガタ震えながら後ずさった。だが琉歌は、微笑みながら近づいてくる。
「さあ、わたしと同じ、改造人間になるのよ!」
「イヤッ! イヤだッ!・・・やめて、やめて琉歌!・・・改造人間なんてイヤだ、イヤだあッ!」
部屋の隅に追い詰められた弓絵は、両腕で身体をきつく抱きしめ、ガクガクと震えながら琉歌を拒絶した。
「最初はね、誰でもそう思うのよ。わたしもさらわれて、改造される前はそうだった。でもあなたにもすぐに
わかるわ。改造人間になれたことを、ショッカーの一員に選ばれたことを、とても素晴らしいことだって。」
琉歌はもはや、微笑んではいなかった。ガタガタと震える親友を、真剣なまなざしで見つめている。
そして琉歌は、弓絵の顔をめがけて、ピンク色の霧のようなものを口からふうっ、と吐き出した。甘く狂おしい
香りが弓絵を包み込み、弓絵の全身から力と抵抗の意思を奪っていった。
「・・・あ・・・あ・・・やめて・・・るか・・・」
弓絵が床にへたり込むと、琉歌は、自らの乳房を再び揉みしだいた。すると乳首の先から、真っ赤な液体が
今度はシューッ!とスプレーのように吹き出した。液体は弓絵の上に降り注ぎ、彼女の衣服だけをジュウウッ!
と見事に溶かしていった。数秒後、弓絵はその白く輝くように美しい裸身を、親友の前に晒していた。
身長164センチ。体重49キロ。バスト86、ウェスト58、ヒップ88。見事なまでのナイスバディだった。
琉歌は、弓絵の腕を取って立ち上がらせた。そして必死に顔をそむける弓絵の頬を両手ではさむように掴んで
その愛らしい唇に、自分の唇を重ねた。

625 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:25:58 ID:WGo94l3X0]
「・・・むうッ・・・・ん!・・・・ん!・・・・むふぅッ!」
琉歌の舌が弓絵の口腔をまさぐり、弓絵の舌にからまる。琉歌は自分の唾液を弓絵の口の中に口移しで
注ぎ込み、無理やり飲み込ませた。琉歌の唾液を飲み込むと、弓絵の顔は熱くほてり、息づかいが荒くなった。
そう。改造された琉歌の唾液は強力な媚薬であり、そしてアルキメイドス核の触手から分泌された粘液と同じく、
改造を行う相手を心身ともに“受け入れ状態”に変えてしまう力を持っていたのだ。
「・・・いや・・・やめて・・・るか・・・おねがい・・・」
弓絵はもはや、抵抗する気を完全に失っていた。夢の中のような陶酔感が、弓絵の全身を押し包み支配していた。
「さあ、弓絵・・・あなたを今から・・・改造人間に・・・してあげる!」
琉歌は、自分の股間に手のひらを当て、指先でそっと撫でさすった。ハイレグTバックのボンデージ衣裳のような
ラバー質の組織で覆われた股間には、細いスリットが縦に通っていた。琉歌がスリットに沿って指を這わせると
スリットが次第に開いてゆき、中から肉質の襞が現われた。襞の中央にある膣孔がもぞもぞと蠢いたかと思うと
膣の奥深くから、真っ白な巨大な触手がニュッ!と顔を覗かせた。
アルキメイドス核の触手、あるいは男性の陰茎にも酷似したその触手は、女王蟻だけが持つ生殖器官、すなわち
輸卵管であった。輸卵管の先端には、小さな穴が開いており、そこから白い粘液のようなものがにじみ出ていた。
真っ白な輸卵管は表面を淫らに波打たせて、琉歌の膣壁を刺激しながら伸びてゆく。それとともに、琉歌の股間に
激しい快楽の嵐が走った。
「・・・うッ!・・・あうン!・・・・あッ!・・・はうッ!・・・はうッ!はうッ!はうッ!」
そう。輸卵管が琉歌の膣内を少しでも動くたびに、琉歌は凄まじいワギナセックスの快楽に襲われるのだった。
まるで男の陰茎のように琉歌の股間から伸びた輸卵管は、淫らにうねりながら周囲をうかがった。
そして弓絵の股間にある、淡い翳りの中央部分目がけて、蛇のように首を伸ばした。

626 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:26:51 ID:WGo94l3X0]
「・・・あッ!」
琉歌の触手が、弓絵の股間に触れた。触手は弓絵の淡い下草をかき分け、スリットに沿って這うように動き、
膣孔の位置をまさぐり当てた。そして刺激性の粘液で大切な部分を湿らせ、固く閉じた門を開いていった。
弓絵の身体でもっとも女性らしい部分は、自ら分泌した愛液と、触手の粘液とで、びしょびしょに濡れていた。
「・・・あ・・・やだ・・・やめて・・・そこは! やだ!・・やだ!・・・イヤだあッツ!!」
愛液で濡れそぼった弓絵の膣孔を押し広げて、琉歌の股間から伸びた輸卵管が、いま、弓絵の胎内に侵入してゆく。
「・・・ひいッ・・痛いッ!・・痛い痛いッ!!・・・ああッ!!・・・ああッ!!」
水城弓絵は、琉歌のように処女ではなかった。好奇心の強い娘であった弓絵は、合コンで知り合った同じ年の
大学生と意気投合し、求められるままホテルで一夜を共にしたのだ。だが男は、ミスコン優勝の弓絵の美貌と
豊満な肉体だけが目当てであった。弓絵もまた、男を愛していたわけではなかった。セックスがどんなものか、
ちょっと試してみたかっただけに過ぎなかった。
愛もなく、乱暴に処女の花を散らされた初体験の思い出は、弓絵にとって苦痛と屈辱以外の何物でもなかった。
あんな苦しいことを、なぜみんな夢中になってするんだろう? それ以来弓絵は、男たちの誘いをすべてはねつけ、
かたくなに自分の肉体を閉ざしてきた。弓絵の女性器は、琉歌同様に、ほとんど未使用のままだったのだ。
「・・・あ・・・あ・・・ああッ!!・・・ああッ!!」
その秘裂を引き裂いて、琉歌の輸卵管は強引に内部に侵入し、やがて最奥部へと達した。琉歌は自分の股間を、
弓絵のそれに押しつけ密着させた。二人の膣孔は向かい合い、その間を白い触手がひとつに結んでいる。
琉歌は弓絵の腰を抱きしめたまま、弓絵を押し倒した。二人はからまり合ったまま、床の上に転がった。
弓絵の白い豊満な乳房が、琉歌の改造された黒々とした蟻の乳房に重なって、むぎゅっ、と押しつぶされた。
長い脚を弓絵のそれとからませ、互いの性器を密着させたまま、琉歌は輸卵管のピストン運動を開始した。

627 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:27:14 ID:WGo94l3X0]
「・・・やめて・・・やめて琉歌・・・いやッ・・・ああッ!・・・あああッ!・・・ああッ!!」
「・・・弓絵! 改造人間になるのよ! なりなさい!・・・あうッ!あうッ!・・・はうッ!はうッ!」
凄まじいエクスタシーが、人間と改造人間の二人の少女を、ひとつに結びつけた。
ピストン運動を繰り返すごとに、琉歌の輸卵管は蠕動しながら、琉歌の胎内で生まれた大きめの卵状のものを
弓絵の子宮の奥めがけて次々と送り届けていった。それは輸卵管の先端の孔から弓絵の子宮の中に入り込むと、
はじけて糸状になり、子宮内壁から血管内に入り込んだ。そして弓絵の全身を駆け回って彼女の肉体を、
人間ではない別のものに造り変えてゆくのだった。
最初に変化が現われたのは、弓絵の豊満な乳房だった。白い弾力に富んだ乳房の表面に、乳首を中心にした
同心円模様が幾つもあらわれ、それを昆虫の腹部のように蠕動する奇妙な器官へと変えていった。
ついで頭部を除く全身の毛が抜け落ちたかと思うと、弓絵の真っ白な裸身は徐々に黒く染まってゆき、
黒い全身タイツをまとったかのような姿へと変貌していった。
腕には長手袋のような、脚にはオーバーニーのロングブーツのようなラバー質の組織が現われ、額からは
真っ黒な二本の触覚がニュッ!と生えてきた。
もはや、琉歌に組み敷かれて性の快楽にもだえよがっているのは、人間の少女ではなかった。弓絵はもう、
琉歌と同じ、蟻の遺伝子を全身に組み込まれた改造人間に生まれ変わっていた。
「・・はあっ・・はあっ・・・琉歌ッ・・イッちゃう・・琉歌ッ・・あンッ!・・あンッ!・・・ああンッ!!」
「・・はうッ!はうッ!はうッ!・・弓絵ッ!弓絵ッ!・・はうッ!はううッ!・・・うッ!・・・ううッ!!」
琉歌と弓絵は同時に絶頂に達した。「ア、ア、アウウウッ!!」「はッ、はッ、はううッ!!」
二人は同時に悦楽の絶頂のうめき声をあげ、それと同時に弓絵の肉体改造は終了した。

628 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:27:38 ID:WGo94l3X0]
琉歌は激しく息をつぎながら、改造されたばかりの親友の胸に身を預け、改造人間の女性だけが味わえる、
人間女性の数千倍に及ぶ強烈な刺激をもった、至高の快楽の余韻に浸っていた。
弓絵の膣内には、まだ琉歌の輸卵管が挿入されたままであった。その結合感が、一体感が、ふたりの
心にこの上ない幸福感をもたらしていた。
「・・・弓絵・・・ねえ弓絵?・・・あなた、自分が何者か、わかる?」
「・・・ああ・・・・わたし・・・一体どうなったの?・・・・どうして・・・身体が、こんなに熱いの?」
「・・・心配しないで。いま、みんな教えてあげる。」
琉歌は自分の触覚をピクリピクリと動かして、弓絵の触覚をまさぐった。
「・・・ウッ!・・・・あ・・・ああ・・・」
触覚を重ね合うことによって、脳改造を施された琉歌の精神が、弓絵の心を徐々に侵食していった。
弓絵の人間としての心はたちまち消え去り、かわりに改造人間としての誇りと使命感が、弓絵の心に満ちていった。
そしてすべてが終わると、琉歌は輸卵管を自分の子宮内に引っ込めた。
¥琉歌は、弓絵の身体から身を離して立ち上がった。弓絵もまた、改造されたばかりの自分の肉体を不思議そうに
確かめながら、琉歌に続いて立ち上がった。
琉歌のような女王の翅を持っていないことを除けば、弓絵の肉体は琉歌とまったく同じ、完全な蟻人間だった。
二人は無言のまま、お互いの顔を見合わせて満足そうに頷きあった。
「どう、弓絵?改造人間に生まれ変わった気分は?」
「・・・ステキ・・・素晴らしいわ・・・これが、わたしの新しい身体なのね! ありがとう、琉歌!」
「そうよ。これからあなたの仲間を、わたしがもっともっと増やしてあげるわ。茉奈美も、美紗都も、粧子も、
みんなわたしたちと同じ、改造人間に生まれ変わるのよ!」



629 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:27:55 ID:WGo94l3X0]
向かい合ったマンションの屋上で、ショッカーの戦闘員たちがその一部始終を記録していた。
「大佐殿! 女王蟻女アルキメイドスによる、改造増殖実験は大成功です。改造終了までにかかった時間は31分。
改造後の素体の状態も、マインドコントロールも、ほぼ完璧であると思われます。」
地下アジトでその報告を聞きながら、ゾル大佐は満足そうに笑った。
「よろしい! それではこれより女王蟻計画、即ちアルキメイドスを使った日本人女性の大量改造計画に着手する。
まずは予定通り、女王蟻女の素体となった娘の同級生たちを、一人残らず蟻女に改造するのだ。改造が一体
終わるたびに記録を分析し、改造にかかる時間の短縮と、効率化を目指せ! 特に女子大生を重点的に改造し、
日産30体、半年間で5千体の蟻女の製造を目指すのだ!」
「イーッ!」
戦闘員たちは、無線の向こうにある鷲のエンブレムめがけて、一斉に敬礼をした。

630 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 00:29:48 ID:sBMdeKci0]
以上です。お目汚し失礼いたしました。
ご覧の通り、アリキメデスの改造SSです。ただ今回はBeeFさんがよくやっていた「設定で大判風呂敷を広げる」
というのに挑戦し、アリキメデスという名前から色々と構想を広げてみたのですが、慣れないことはするもので
はありませんね。最初だけで尻すぼみになり、改造ノズルによる遺伝子改造→レズセックスによる仲間増殖という
いつものワンパターンで終わってしまいました。
つくづく自分の筆力のなさと、オリジナリティの欠如に呆れてしまいます。

それでも、感想などいただけましたらば、とても嬉しいです。

631 名前:ショッカー代理人 mailto:sage [2007/05/06(日) 01:02:13 ID:tLBV9Cyv0]
名無し様こんばんは。
ROM専門になっちゃっていますショッカー代理人です。

女王蟻女の改造手術お疲れ様でした。
実に楽しませていただきました。
BeeFさんテイストということでしたが、正統的に引き継いでいるという感じで、私はとても好感が持てましたです。
私も妄想が刺激されました。
何とかまた創作したいと思います。
名無し様もこれからも素敵な改造SSのご執筆頑張って下さいませ。
勝手ながら楽しみにさせていただきますです。

632 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 05:10:17 ID:zBx2ygN90]
>>608
>クラゲダール

こっちも執筆を。

633 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 07:30:57 ID:k1mh2BOf0]
アリガバリとガマギラーは、出す意味があったのか?
そもそも女一人拉致するのに、なんでわざわざ怪人を2体も使うんだ?

634 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 14:37:22 ID:mdHT22kk0]
こんどカクレンジャーのカマイタチの回のようなSS作ってください

635 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/06(日) 23:16:26 ID:M28ffBbX0]
次回はギリーラあたりが登場か?
てか>630氏はショッカー女怪人のSS限定なの?

636 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 01:18:10 ID:NqxiPlv90]
昨夜、女王蟻女のSSを投下した者です。皆さま、感想どうもありがとうございます。
今回はエロ分が強いので心配だったのですが、どうやら拒否反応は少ないようで安心いたしました。
スレ住人の数が減っているような気がするのが、ちょっと気掛かりではありますが・・・

>>631 ショッカー代理人さま
もったいないお褒めのお言葉、本当にありがとうございます。
しかしわたしなどがBeeFさんの後継者のように言われるのは、あまりにも分不相応で恥ずかしい限りです。
BeeFさんとは、筆の早さと引き出しの多さが違い過ぎます。それでも、少しでも皆さまのご期待に沿えるよう
頑張ってみたいと思いますので、ショッカー代理人さまも再び筆をお取りになられますよう、お願いいたします。
ショッカー代理人さまの視点で書かれた、アリキメデスやバラランガの話も、ぜひ読んでみたいものです。
お互いに研鑽し合い、ともに良い影響を与えることができるような関係になれれば嬉しく思います。

>>632さま
クラゲダールはただのおまけネタのつもりだったのですが(w
もっとも、じっくり練り直してみれば、何とか普通のSSでも書けそうな気がしてきました。
遅筆なのでいつになるかわかりませんが、挑戦してみようと思うので気長にお待ちいただければ幸いです。

637 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 01:18:39 ID:NqxiPlv90]
>>633さま
すみません。やっぱり唐突過ぎましたか(><)。
実は拉致のくだりは最初の原稿には無かったのですが、いきなりゾル大佐が長々と演説を始めるのも興ざめかと
思い、急遽、以前書き飛ばした別のSSから借用するかたちで拉致シーンを付け加えたのです。
だから怪人が登場するのはあの場面だけになっています(怪人も元はさそり男と死神カメレオンでした)。

>>634さま
よくわからなかったのでググりました。シュシュトリアンがゲスト出演の回ですか。
実際に見ていないわたしには荷が重そうなので、ぜひ他の職人の方にお願いいたしたいと思います。

>>635さま
別にショッカー限定のつもりはありません。ただわたしは、BeeFさんの蜂女に出会って人生を変えられた人間なので、
蜂女そのものを書くのはおそれ多いものの、できるだけ蜂女に近い立場の怪人をモチーフにしているのです。
ギリーラがわたしが書くと、きっと香山滋の「妖蝶記」のような雰囲気の話になってしまいそうですが、
そのうち挑戦してみたいと思います。その際はよろしくお願いいたします。

638 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 17:07:27 ID:dPigD4cf0]
せっかく改造の話題で盛り上がっていたのに、SSで冷めた。



639 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 17:11:31 ID:PGF9mxOv0]
ならばお前がこのスレを出てゆけばいいだけのこと

640 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 17:25:23 ID:QL2HQlSj0]
>>638
盛り上がっていたか?
SS投下までにほぼ一日間があるんだが。

641 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 17:29:08 ID:QL2HQlSj0]
スマソ。
596と597の間は一日も無かったわ。
595と596の間が開いていたので、そう思ってしまった。

642 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 17:58:26 ID:PGF9mxOv0]
ここはSSの投下がないと2ヶ月かけて100レスもいかない過疎スレだからな
盛り上がっていたとはお世辞にも言えない
>>1に「SSの発表や雑談の場に」と書いてある以上、SSの投下そのものは非難の対象にはならん

643 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 18:36:30 ID:wS5O9R6o0]
>>637
>>634ですが
カクレンジャーじゃなくていいので響鬼の香須実さんが九尾の狐(魔化魍の設定)に襲われて
狐人間になってしまうみたいな感じのSSを作っていただけたらありがたいです
改造ではないんですけどもぜひお願いします

644 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 21:50:00 ID:FXv9jqjK0]
作品そのものは良かったと思う。
ただ、良すぎた反面、読むのに疲れた。
一編に投下しろと言ってる人間の意味が分からない!!
連載感覚で、次どうなるんだろう?と思いながらチョットずつ読むのが好きってのはオレだけ?

645 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/07(月) 22:05:56 ID:QL2HQlSj0]
わくわくしながら待つのも悪くないんだが、待っていても次の投下があると限らないことが問題なのかもな。
来週の日曜日にはほぼ間違いなく投下されるとかというなら、連載ノベル感覚にもなれるだろうが、そうではない以上いっぺんに落としてもらったほうががっかりしなくてすむ。

646 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [2007/05/07(月) 23:57:33 ID:pH1WYdGZ0]
貧乳にコンプレックスを持っている(と思われる)仲間由紀恵を妖怪チチナシに改造してみたい。

647 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/08(火) 00:03:19 ID:E3njDUFE0]
いや、それって改造の意味がないから・・・w

648 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/08(火) 01:44:00 ID:+mus3IFc0]
>>636
MC関連スレ保管庫の画像掲示板。
いいものが載っていたよ。



649 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/08(火) 07:13:31 ID:NlkOMlD30]
蜂女と聞くと名前の響きだけで萌えまくれるのに
蟻女だと今イチ萌えないのはなぜなんだぜ

650 名前:名無しより愛をこめて [2007/05/08(火) 20:52:12 ID:Cle6ltZq0]
琉歌の身体で最も女性らしい部分を

651 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/09(水) 00:29:07 ID:uLrpnb5T0]
>>631
ショッカー代理人さん、別に期限を切らなくてもいいから、SSを仕上げる約束をして下さい。
できれば、構想中のSSのあらすじか、どんな女怪人の改造を想定しているか、さわりだけでも
教えてもらえればありがたいです。それを糧に、俺らはwktkしながら待つことができます。
ぜひ、お願いします。

652 名前:ショッカー代理人 mailto:sage [2007/05/09(水) 02:21:47 ID:1UQJWgeA0]
>>651
お約束はいたしかねますが、何とか改造ネタでSSは書いていきたいですね。
ただ、現状では特にあたためているネタというのはありません。
蜂女ネタもあらすじは考えたのですが、どうにも物になりそうになくて放棄しました。
ということで、お寒い限りで申し訳ございませんです。

653 名前:名無しより愛をこめて [2007/05/09(水) 03:56:17 ID:TOIqMFeE0]
555の世界でオルフェノクにされるのも広い意味で改造に入るよな?
 
オルフェノクに襲われた少女がオルフェノク化してしまい、人間として生きて
いこうとするも本能に従って人間を襲ってしまい、苦悩している所をSB社
につけこまれてSB側の人間になってしまう話しとかを書いてくれる職人さんは
いないかな?
 単純に脳改造とかで洗脳されるよりこの方が心理的な葛藤がみられると
思うんだけど。
 
 

654 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/09(水) 08:12:19 ID:2M6l+DBt0]
>>652
あらすじだけでも、うp!
他の職人さんの刺激になるかも知れないし

655 名前:ショッカー代理人 mailto:sage [2007/05/09(水) 12:18:25 ID:1UQJWgeA0]
>>654
あらすじですか?
うーん・・・
まあ、以下のようなものです。

第二次世界大戦中期、ドイツの若い女性がナチスに入隊、ユダヤ人収容所に看守として配属。
最初はユダヤ人が人間扱いされないことに戸惑うものの、同僚の娘や上官などの指示に従っているうちにそれが当然のように思うようになる。
やがてドイツは敗戦に近づき、収容所へもソ連軍が迫る。
次の世界に向け有能な人材を探していたゾル大佐の目に止まった彼女は、ドイツ敗北の前に冷凍保存。
ショッカーによって目覚めさせられると同時に蜂女へと改造。
邪悪さに磨きをかけて女王として君臨。

というようなものです。

ただ、どうしても悪女改造になってしまい、改造によって邪悪になるというギャップを感じられないので、私には気に入るものではないんです。
と、いうことでどなたかお書きになるのであれば、ネタはお渡しいたします。
あと、私自身はドイツのユダヤ人虐殺について是非を論じたりするつもりは無く、あくまでもフレーバーの一端としてしか捕らえておりませんので、誤解なきよう申し上げます。

656 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/09(水) 13:56:58 ID:ifdmawxH0]
mimizun.com/search/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby7.2ch.net/occult/kako/1091/10916/1091641786.dat
ここの741のサデって女改造したらすさまじい怪人出来そう・・・。

657 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/09(水) 14:09:07 ID:oIEcNh/cO]
ショッカー代理人さん。そういうことなら名案が。

ドイツの映画監督フォルカー・シュレンドルフに、ジョン・マルコビッチ主演の「魔王」という作品があるのですが(原作はミシェル・トゥルニエ)、
この映画の主役アベルは、子供のように純粋な心を持った根っからの善人で、フランス軍に従軍してナチスドイツに捕らえられるものの、
その裏おもての無い性格がゲーリングに気に入られて、やがてドイツの村々を回っては子供たちをさらい、ナチスの一員に仕立てるという大役をもらいます。
子供をさらってゆくため、ドイツの人々には「魔王」と呼ばれて恐れられるのですが、アベル自身は「自分は正しいことをしている」と信じて疑いません。
アベルにさらわれた子供たちは特殊な寄宿舎に入れられて英才教育を施され、やがてナチスのエリートになってゆくのです。

この設定を借りて、善良な聖女がナチスに騙されて、「ユダヤ人や有色人種の女性たちを、ゲルマン民族のような優れた人種に改造する」ために
それを正義と信じて次々と拉致してゆく、というストーリーにすればいかがですか?
拉致された女性たちは、名無しさんが女王蟻女SSで書かれていたような鑑賞慰安用改造人間(人魚とか猫人間とか)にされて、
ナチス高官たちのなぐさみものにされるようにすれば、悲惨なストーリーになってくれると思いますよ。

女看守ではなくなるけど、ショッカー代理人さんのご趣味を生かしながらリクエストに応えるには最適の方法ではないかと思うので、ちょっと検討してみてはいただけませんか?

658 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/09(水) 18:29:58 ID:3It9WqJ90]
悪女改造が好きな人と、善良な人間の悪堕ち・洗脳が好きな人とは、はっきり別人種なんだから
両者を同時に満足させるのはどだい無理な話だろう

ショッカー代理人氏が後者の人間だと言うのなら、無理して悪女改造の話を書く必要はない
自分が萌えられる素体を、萌えられる改造方法で書いてくれるのが一番だと思う

無理を請うことによって、結果的にSS発表の機会を奪っているのだとしたら、残念なことだ



659 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/10(木) 12:19:04 ID:aU0goXYVO]
ハイレグTバック、イイ!
悪女達のローレグをもっと鋭くしてほしい

660 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/10(木) 12:27:17 ID:agqDo/gr0]
>>648
女怪人というより、悪の女幹部といったふいんき(ry になってるな
まあ、特撮初期においてはショッカー蜂女のようなかたちで元々同居していたものが
時代とともに、グロテスクな着ぐるみ女怪人と、顔出しでセクシーな女幹部の2つに
分離していったのだろうから
蜂女の延長線上に登場する、女幹部のようないでたちのセクシー女怪人というのも
進化の可能性としてはじゅうぶんアリだと思う

661 名前:ショッカー代理人 mailto:sage [2007/05/10(木) 21:15:24 ID:hChsB0m/0]
>>657
「魔王」ですね。
あの作品は私も拝見しました。
自分が善だと信じての行動が、結果的に悪を利するというのもいいものですよね。
ただ、この場合ですと、何もナチスである必要ないですよね。
ショッカーそのものが、シスターを利用して・・・というのも良さそうです。
少し考えて行きたいですね。

>>658
ありがとうございます。
蜂女ネタはあらすじを考えた時には、何とかなるかなと思ったんですが、やはり嗜好に合わずに放棄しました。
自分が書いて楽しくなければ、貴重な時間を割いて読んで下さる方が楽しいはずがないですもんね。
やはり自分の嗜好に合った、書いて楽しい作品を作ろうと思います。
いま少しお時間を下さいませ。

662 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/10(木) 21:23:45 ID:FfjBgH6e0]
ショッカー代理人さん、頑張れ!
女王蟻女の作者さんに負けないような痛快で邪悪なSSを期待しています

個人的には女性怪人の枠にこだわらず、既存の男性怪人を女性化してSS化して
くれた方が、話に広がりが出て面白いと思う。キノコモルグみたいに

あるいは「綾小路律子物語」とか「マヤ物語」とか

663 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/10(木) 23:10:08 ID:yKqDmnCq0]
>>661
ショッカーがシスターを騙して改造する話をきぼん
聖母マリアの象徴がユリだからユリ女なんてのがいいな。百合展開もきぼん
ユリは実は毒草らしいから、ショッカーが怪人の素材に使ってもおかしくないと思う

664 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [2007/05/11(金) 01:44:50 ID:hQgus8q60]
若い女装美女をショッカーの女戦闘員みたいなコスチュームの戦闘員に改造するってのはこのスレではあり?

665 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/11(金) 05:11:23 ID:d328CY5B0]
>>664
矢木沢まりのBlogでも見てろ。若いかどうか、美女かどうかは疑問だがw

666 名前:ショッカー代理人さん、頑張れ! [2007/05/11(金) 08:10:01 ID:fV6gPSfm0]
SSSSの投下のおかげで、このスレも久しぶりに盛り上がってきた。
この火を消してはいけない。
ショッカー代理人さん、ぜひSSを投下して!
きつい言い方をすれば、それが常連さんの仕事でもあると思う。

667 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/13(日) 12:31:40 ID:4tuEY9zy0]
>>664
女装の2文字が余計だ。却下


668 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/13(日) 13:05:48 ID:BP/64dD50]
>>667
でも逆に「男装の麗人を男戦闘員(風)に改造とか、男怪人(風)に改造する」のは(・∀・)イイ! と思うぞ

「俺はショッカーの刺客、蜘蛛男だ!(だが実は女)」とか

「私の名は、仮面ライダーを抹殺するために造られた、蟷螂男!(だが実は女)」とか

男怪人と同様のデザインで、本人もすっかり男のつもりだけど、乳がある。尻もデカい。っての



669 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:30:01 ID:zNe7P72S0]
皆さまお久しぶりです。先日このスレに、女王蟻女のSSを投下した者です。

>>644さま
おっしゃられることはもっともだと思います。けれどもわたし自身が、一気に読み切ってしまわないと満足
できないたちなのです。申し訳ありませんが、どうか私の流儀にお付き合い下さいませ。

>>648さま
ありがとうございます。自分の設定で他の方が別の作品を生み出すなんて、とても不思議な気持ちです。


さて、先日>>632さまのカキコに触発されて執筆を試みた「競泳水着女子高生のクラゲダール改造SS」ですが、
代休を利用して一気に書き上げてみました。当初は前回の女王蟻女のSSくらいの長さに抑えるつもりでした。
ところが書いているうちに、わたし自身がどんどん主人公に感情移入してしまい、この子のためにあれも
書かなきゃ、これも書かなきゃ、と思い始めて、気がついたら2倍近い長さになってしまっていました。
BeeFさんの長編並みの長さです。でも中身は比べようもなく薄いです。トホホ(><。。。
しかも中盤に、意味もなくエロ展開があります。悩んだのですが、どうしても切ってしまうことができません
でした。両端にマークをつけてありますので、改造SSに直接的エロなど不要!と思われる方はどうか飛ばして
読んで下さい。また一部、BeeFさんのSSの設定を流用した部分があります。これも同様に切れませんでした。
BeeFさま、勝手なことをいたしまして本当に申し訳ございませんでした。お許し下さい。m(__)m

それでは。多少なりとお楽しみいただければ幸いです。

670 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:30:18 ID:zNe7P72S0]
ここは世界征服を計画する、秘密組織ショッカーの秘密基地。地下深くに設けられた実験室でいま、中近東
支部から赴任した大幹部ゾル大佐の指揮のもと、血も凍るような恐ろしい人体実験が行われようとしていた。
「や、やめろ! やめてくれ!やめろォ!」
人間がすっぽり収まる巨大なガラス貼りのカプセルの中に、建設作業員らしき屈強な男が縛られている。
カプセルの周囲には黄色と黒の電線を巻きつけた巨大なコイルが幾つも並び、時折り放電の火花を散らしている。
「・・・予備注射、完了。心臓保護電極のセットも終了しました。」
カプセルの周囲で奇怪な装置を操作していた、全身タイツの上から白衣をまとった不気味なマスクの男たちの
ひとりが、隻眼に鋭い酷薄そうな眼光をたくわえた、カイゼルひげに軍服の男に報告した。
「よし。ではこれより、改造電気人間の適性テストを行う。このテストに耐えられた者に改造手術を施し、
政府要人暗殺用の電気人間に仕立てるのだ。まずは、通常の人間の限界と言われる、交流300ボルトからだ。」
ゾル大佐の指令にマスクの男たちはうなずき、機械のスイッチを入れ、ダイヤルをひねった。
「・・・う、うわああああッ!!」
キーーーン、というカン高い音が部屋に響き、カプセルに縛られた男の身体に電流が流された。
男は目を剥き出し、身体はビクビクと激しく痙攣する。
「うむ。この程度なら耐えられるようだな。よし。続いて1000ボルトまで徐々に電圧を上げてゆけ。電気人間に
改造するためには、最終的に5000ボルトもの高電圧に耐えられる身体を持っていることが必要なのだ。」

671 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:30:36 ID:zNe7P72S0]
ダイヤルがさらにゆっくりと回された。カン高い高周波音はさらに大きくなり、コイルの先端から火花が散った。
「・・・ぐわあああ!!・・・・ぎぃえええッ!!」
縛られた男の痙攣はさらに激しくなり、口から泡を吹き、そり返った身体がカプセルの中をガクンガクンと跳ねた。
「よし。2000ボルトだ。」
「・・・ぐヴぁアアアッ!! ぐヴぉオオオッ!! ・・・・うぐ、ぐ、ぐぎゃあああああッ!!」
男の目や口から、火花がバチバチと吹き出した。やがて、断末魔の悲鳴を上げ、男の身体はピンとそり返ったまま
動かなくなった。右目が眼窩から飛び出し、パチンとはじけてドロッとした液体が流れだした。
「・・・キャアアアアッ!!」
女の悲鳴が部屋にこだました。部屋の片隅には、両手両足を鎖で縛られた何人もの男女が固まって震えていた。
「くそッ! 失敗か。わずか2000ボルトで死ぬとはな。まあよい! 被検体を交換しろ! 次は・・・お前の番だ!!」
ゾル大佐に指名されたのは、OLらしき若い女だった。
「い、いやアアアアッ!!」
激しく抵抗する女を、黒いマスクの戦闘員が引っ立ててゆき、カプセルに寝かせて両手両足を拘束した。
「やめて!! やめて下さい!! やめてェッ!!」女は泣きじゃくり、拘束された手足をバタつかせて必死に抵抗した。
「・・・まずは、予備注射からだ。」
白衣の男が、女の二の腕をまくり上げ、巨大な注射針を突き刺した。哀れな女の悲鳴がアジトにこだました。

672 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:31:09 ID:zNe7P72S0]
《どうしたことだ、ゾル大佐!! 貴様の提案した政府要人暗殺計画。肝心の暗殺用電気人間の製造が、一向に
進んでいないそうではないか!!》
アジト司令室の巨大な鷲のエンブレムが明滅し、地獄の底から聞こえてくるような威圧的な声が響いた。
神妙な面持ちでそれを聞いているのは、ゾル大佐ともうひとり、禿鷲のように痩せた眼光の鋭い長身の男。
戦闘員と同じ白の全身タイツの上から白衣を着ているところを見ると、ショッカーの科学者らしい。
「今しばらくの猶予を、大首領(ボス)!」ゾル大佐はエンブレムに向けてナチス式の敬礼をしながら弁明した。
「確かに無差別に捕らえた50名余りの男女による、適性テストはすべて失敗に終わっております。ですが、
このテストを通して、人間の高電圧耐性について多くの事実が判明いたしました。詳しいことは、ここにいる
ドクトル・アルブレヒト・ガイエルより説明いたします。」
ガイエル博士と呼ばれた痩せた陰気な男が歩み出て、鷲のエンブレムに向かって説明を始めた。
「大首領もよくご存じの通り、およそ生き物が持つ殺傷能力の中で、最も威力のあるのは“電撃”です。
デンキウナギが発する850ボルトの電撃は、巨大な水牛すら倒すことが可能です。我がショッカー組織でも、
デンキウナギ、デンキナマズ、シビレエイなどの発電能力を備えた、戦闘用改造人間の開発を目指して、
ずっと研究を重ねておりました。ですが人間をベースにしている関係上、どれだけ改造技術をアップしても
素体が耐えられる電圧には限界があり、デンキウナギの改造人間を造れる目処はまだ立っておりません。
現在のところ、いかなる改造人間と言えども、5万ボルト以上の電圧に耐えることは不可能なのです。
そこでとりあえず戦闘能力は度外視し、蓄えた電流を一度に放出するだけの暗殺用電気人間の製造を、今回は
優先させたというわけです。」
《そんなことはわかっておる! なぜ、その電気人間の製造がうまくゆかないのだ!?》
「はい大首領。通常の人間を素体に用いる限り、例え単なる暗殺用電気人間であっても、その実現は不可能に
近いというのが、我々研究班の出した結論です。」

673 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:31:31 ID:zNe7P72S0]
《愚か者!! そのような泣き言が、このショッカーで通用すると思っておるのか!! 役立たずどもめ! 今すぐ
お前たちは全員死刑だ!!》
「お待ち下さい大首領!! 私は“通常の人間ならば”と申し上げたのです。多くの素体を研究する中で、我々は
人間の中にもデンキウナギなどとも共通する、耐電遺伝子を持つ者が存在することを確信するに至リました。
この遺伝子を強く受け継いだ者を探し出し、改造すれば、暗殺用電気人間はおろか、電撃能力を持った強力な
改造人間の製造すら可能になるでしょう。」
「お聞きの通り、」ゾル大佐が話を引き取った。「目下ショッカーのコンピュータが全力を上げて、高電圧に
耐えられる耐電遺伝子を持った候補者の絞り込みを行っているところです。その結果が出るまで大首領、
今しばらくのご猶予を!」
《いいだろう。いま一度お前たちにチャンスを与えよう!》
「はッ!!」ゾル大佐とガイエル博士は、エンブレムに深く敬礼した。
その時、一人の戦闘員が一枚のデータディスクを持って司令室に入室した。
「ゾル大佐殿!! コンピュータが求めていた人材の情報をキャッチいたしました。」
「よろしい。見せてみろ。」「イーッ!」
戦闘員はディスクを再生装置にセットした。司令室の巨大なディスプレイに映像が写し出される。
「マイクロフィルムに残されていた、今から11年前の地方新聞の記事です。K県滑磯郡鷲ヶ崎村で催された
納涼花火大会において、クレーンの落下により高圧線が切断され、直下にいた22名が死亡するという事故が
起こっておりますが、この記事によると、直下にいたにもかかわらず生存した者がおります。近くに住んでいた
当時6歳の娘であり、6600ボルトの高圧線の直撃を受けながら、奇跡的に一命を取り止めたとのことです。」
ゾル大佐とガイエル博士は、顔を見合わせた。
「・・・よし! きっとその娘こそ、耐電遺伝子の持ち主に違いない。さっさとアジトに連行して来るのだ!」
「イーッ!」ゾル大佐の命を受けて、黒マスクの戦闘員たちがアジトから一斉に散っていった。

674 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:31:50 ID:zNe7P72S0]
「こーくん! もう朝だゾ! さあ起きろ〜ッ!」
布団を頭から被って眠りをむさぼっている少年の枕元で、セーラー服の少女が大声を上げた。
「この寝ぼすけめ、さっさと起きろ〜ッ!」
それは快活で利発そうな長身の少女。短く切り揃えた髪のせいか、隣り町の県立高校の制服を着ていなければ、
少年のように見えなくもない。だが悪戯っぽく笑うその顔は、大きな目が印象的なとびきりの美少女だ。
ミニスカートから覗く、白のオーバーニーソックスに包まれたひきしまった長い脚、そしてセーラー服に窮屈
そうに収まった豊満な胸も、ボーイッシュな雰囲気とはうらはらに、少女の女としての魅力を存分に伝えている。
心地よい眠りを妨げられ、少年は不機嫌な寝ぼけ面を、布団から覗かせた。まだ10歳くらいの小学生だ。
「・・・何だよ、まや姉ぇ・・・なんだよ、まだ5時半じゃんかよ・・・」
時計の針を不機嫌そうに確認した少年は、再び布団の中にモゾモゾと顔をうずめた。
「そ〜ら、いつまで寝てる! 起きないとぉ、こうだゾ!」
少女は少年が眠っているベッドの上に飛び乗り、頭から被った布団ごと少年をギューッと抱きしめた。
「・・・ぶはァッ!・・・やめろよまや姉! く、苦しいじゃんか!」
少年が布団から顔を出すと、少女は悪戯っぽい笑みを浮かべて、今度は少年の頭を自分の胸にわざと押しつけ
ながら両腕で緊く締めあげる。
「そ〜ら、そ〜ら、早く起きろ〜!」
少女の豊満な乳房の生々しいプニプニした感触に、少年は思わず真っ赤になって少女を突き飛ばした。
「やめろよ、まや姉! おまえ、恥ずかしくねえのかよ!」
赤くなった少年は息を荒くして目をふせつつ、年上の少女のはち切れんばかりの胸元をチラリと盗み見た。

675 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:32:07 ID:zNe7P72S0]
「ふ〜ん。こーくんも女のコのことが気になるんだ。」少女は誇示するかのようにわざと胸を張った。
「バ、バカ言うなって!」少年は顔を真っ赤にしながら、いまいましげに舌を打った。
「だいたいおまえ、朝練に行かなくていいのかよ。水泳部は着替えの時間がいるから練習の時間が足りなくて
大変だって、言ってたじゃんか!」
「もーんだいナッシング! 今日のボクは準備万端だからね。・・・ほらっ。ジャーン!!」
少女は両手でスカートの両端をつまんで、腰まで堂々とめくり上げた。下着の代わりに少女が身に着けていたのは、
ハイレグの競泳用水着であった。盛り上がった股間や、引き締まった腹に浮かび出る愛らしいおへそのくぼみが、
恥じらいもなく露わになり、少年をさらにドギマギとさせた。
「ゲッ! もう水着着てんのか!? おまえ、小学生かよォ!」
少女の名は鮎川麻耶。県立滑磯高校の2年生。訳あって、今は叔母である川本家にやっかいになっている。
少年の名は川本浩太。鷲ヶ崎小学校5年1組の悪戯坊主だ。7歳違いの麻耶とは生まれた時から一緒で
姉弟のように育てられてきた。だが最近は、従姉の度を過ぎたスキンシップ攻勢の前に戸惑う毎日だ。
だいたい5年生ともなれば、成長の早い女子は既に胸がふくらみ、ジュニアブラを着用している者もいる。
クラスの男子の間でも、あの娘の胸が大きい、あの娘がとうとうブラを着けたらしい、といったヒソヒソ話が
囁かれるようになっていた。そんなお年頃の浩太少年には、美しい従姉の開けっぴろげな挑発はあまりにも
刺激が強過ぎた。
「麻耶ちゃーん。早くしないとバスに間に合わないわよ。」
「今行くよ、叔母さん! ・・・こーくん、クラスの女のコには優しくしないと、駄目だゾ!」
「・・・もう!! いいから早く行けよ!!」
従弟のふくれっ面を背に、麻耶はクスクス笑いながら食堂に向かって階段を降りていった。

676 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:32:28 ID:zNe7P72S0]
麻耶たちが住んでいるK県滑磯郡鷲ヶ崎村は、特に観光資源もない小さな漁村である。最近は漁獲高も減り、
前知事が強引に誘致した原発の落とす金によって、かろうじて村の財政が成り立っている。
原発の是非については、今でも村の世論は二分している。特に、11年前に起こった送電線落下という不幸な
事故で家族を失った者たちの痛みと悲しみは、今もまだ癒えてはいない。
漁協に勤めていた麻耶の両親も、その事故の犠牲者であった。目の前で一瞬にして両親を失った6歳の麻耶は、
父の年の離れた妹である川本ふみえの元に引き取られ、川本家の一員として育てられることになった。ふみえの
夫である川本剛史もその事故で足を負傷し、漁船を降りなければならなくなった被害者のひとりである。現在は
補償を兼ねて、原発の変電施設で働いている。そんな複雑な事情もあり、川本家では事故の話は今もタブーである。
「叔母さん、行ってきま〜す!!」
「麻耶ちゃん、いくらバスに間に合いそうにないからって、この前みたいに走ってる漁協のトラックに飛び
乗ったらダメよ。」
「わかってるって。いくらボクでも、あんな危険なことはもうしないから。」
麻耶の父方の叔母・川本ふみえは27歳。活動的な麻耶とは対照的に、柔らかなウェーブヘアーが魅力的な
おっとりした美人だ。10歳の浩太少年の母親にしてはやけに年が若いが、それも11年前の事故に遠因がある。
たった一人の身寄りである兄・鮎川健一を事故で失ったふみえは、高校を中退して幼い姪を引き取って育てる
覚悟を決めたが、こんな田舎では16歳の娘に、そうそう働き口があるはずもなかった。そんな折、同じく事故で
人生を変えられた川本剛史に見初められて求婚され、めでたく16歳の若さで人妻となったのだ。
姪の麻耶を無事に育てるためには、何よりもしっかりした家庭が必要だと二人で判断したためであった。
姪の麻耶同様、ふみえも小さな漁村で埋もれさせるには惜しい美貌の持ち主だ。しかも95−60−93という
魅惑のボディライン。だが何より彼女は一人の女である前に、家庭を大切にする良き妻であり、良き母であった。

677 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:32:46 ID:zNe7P72S0]
麻耶が通う県立滑磯高校は、鷲ヶ崎村の隣、滑磯町にある。バスで1時間の距離であり、1日5往復しか便が
ないため、麻耶の朝はいつも、バス停までの登り阪を必死でダッシュするトレーニングの場と化している。
麻耶は中学以来、ずっと水泳部に所属していた。昨年は高校1年にして同校のエースとして400m自由形に
出場し、大会記録を出したほどの好選手だ。朝7時から始まる練習もずっと欠かしたことがない。
そんな麻耶にも、最近大きな悩みがあった。中学まではボーイッシュな性格にふさわしいスレンダーな体形
だったのが、ここ1年の間にみるみる胸が大きくなり、そのせいでタイムが目に見えて落ちてきているのだ。
15歳の時にB65だったブラのサイズは、今ではF65だ。飛び込みの際に胸を打つこともある。
叔母のふみえの、はちきれそうな胸を見ても、自分が巨乳の遺伝子を受け継いでいることは間違いない。
顧問の久保先生は「女の子だもの。あきらめるしかないわ」と言うのだが、悔しくて仕方がない。
麻耶は子どもの頃から、女の子らしい遊びにはあまり興味がなく、女友達もクラブ関係の数人しかおらず、
もちろん恋愛にも無頓着という、いわゆる「男おんな」な性格だった。一人称の「ボク」も気に入って使っている。
身体がどんどん女らしくなってゆくのに、精神がそれについていかないのが、我ながら歯がゆくてならない。
最近色気付いてきた従弟の浩太を、過剰なセックスアピールでからかうようになったのは、そのうっぷんを
晴らすためかも知れない。
今も、停留所に向かって全力で駆けながら、競泳用水着に包まれた胸がわっさわっさと揺れて痛くて仕方がない。
「あーあ。子供の頃に戻れたらなァ・・・」麻耶は嘆息した。

678 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:33:06 ID:zNe7P72S0]
その日の夕刻遅く。下校時間が過ぎ人気の無くなった高校の室内プールで、麻耶は憑かれたように泳いでいた。
100m自由形のタイムが、ついに1分台にまで落ち込んでしまったのだ。55秒フラットの記録を持つ麻耶に
とって、これは堪えがたい屈辱だった。部員がみな帰宅した後も、麻耶はひとり残り、疲れなど忘れたかの
ように幾度もターンを繰り返した。
「・・・クソっ! なんでボクは女なんだろう・・・」
麻耶は歯噛みし、何かを払い除けるかのように首を振って、再びプールサイドの壁を蹴った。
必死で水を掻きながら、麻耶は自分の胸の谷間を流れる水流が渦を作りブレーキになっているらしいことを
呪わしく感じ取っていた。水を掻けども掻けども、水の渦が自分の周囲を取り巻き、自分の速度を奪ってゆく。
『・・・ちくしょう!! なんでこんなにブレーキがかかるんだよ!!・・・』
気のせいか、足元にまで渦がまとわりつき、自分を前に進ませまいとしているように思えるではないか。
・・・いや、気のせいではない。確かに足に、渦のような水流がまとわりついている。
『・・・な、何だよ、これ!?』
麻耶は必死で前に進もうとした。だが水の渦は足ばかりでなく、自分の腰をも包み込み、彼女の身体を後方に
引きずってゆくではないか。
『・・・何これ!? 何よこれ!? おかしいよ絶対!? 身体が・・・前に・・・前に進まないッ!』



679 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:33:26 ID:zNe7P72S0]
螺旋状の水の渦は、ついに麻耶の身体全体を包み込んだ。身体が渦に巻き込まれてくるくるスピンし始めた。
すさまじい力で身体が後方へ、それも水中奥深くへ、どんどん引きずり込まれてゆく。
「・・・ぷはァ!!」麻耶は必死で水面に顔を出し、腕を伸ばして何か手の届くものにすがろうとした。
「・・誰・・か! 誰か・・・!! 助・・・け・・・!!・・・うぷッ・・・!」
必死で声を上げたが、もちろん放課後の日の暮れたプールには誰もいるはずがない。
『・・・い、いやぁあああああ・・・・!!!』
麻耶の身体は再び水中に引き込まれた。渦に包まれて回転しながら、プールの底に突然現われた暗い穴の中に
一目散に吸い込まれてゆく。視界が真っ暗になり、麻耶の意識はだんだん遠くなり・・・そして、途切れた。


水泳部のホープ、鮎川麻耶の突然の失踪は、現場検証をした刑事たちにも大きな謎を呼んだ。
彼女の制服はまだ更衣室に残っており、プールは内側から固く施錠されていた。泳いでる途中、突然どこかに
消えてしまったとしか考えられなかった。
行方を捜す手掛かりなどもちろんどこにもなく、警察も学校も、ただただ途方に暮れるばかりであった。

680 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:33:44 ID:zNe7P72S0]
麻耶が目を覚ました場所、そこは学校ではなかった。
「・・・え?・・・どこ? ・・・ここは、どこなの?」
身体を起こそうとしたが、手足が縛られているのか動かない。麻耶は驚いて、自分の状態を確かめた。
麻耶は、競泳用水着をきたまま、かまぼこ状の巨大なガラスケースに覆われた、円形の台の上に寝かされていた。
手足は鎖のようなもので緊く固定されていて、麻耶の力ではびくともしない。
「・・・何、何なのこれ! なんでボクが、縛られてるの!?」
その時、覆面レスラーのような奇怪なマスクを被った顔が幾つも、ガラスケースの中を一斉に覗き込んだ。
「キャアアッ!!」麻耶は恐怖に思わず叫んだ。
「・・・気がついたようだな、娘!」
軍服に隻眼の恐ろしげな男が、鞭を小刻みに振りながら、ガラスケースの麻耶に近づいてくる。
「貴様はショッカーによって選ばれた、貴重な被検体だ。今から耐電テストを受けてもらう。」
「・・・ショ・・・ッカー?・・」
「世界制覇を目的とする革命集団だ。テストに合格すれば貴様も改造手術を受け、我が軍団の一員となるのだ。」
何? いったい何を言っているのこの男は!? 世界制覇? 改造手術? そしてボクが、その仲間に!?
「・・・嫌だ! 嫌ったら嫌だ! ボクは決して、お前たちの仲間になんかなんない!!」
「うるさい娘! 貴様には選ぶ権利など無いのだ。ガイエル博士、さあやれ!」
禿鷲のような男はうなずき、麻耶が入れられたガラスのカプセルに近づいて、彼女の腕を掴んで巨大な注射器の
針をプスッ、と突きたてた。「・・・痛ッ!」
「これは予備注射だ。電気ショックによる急性心不全を最小限に抑える。」
博士は再び装置の元に戻り、ゾル大佐に目くばせしてから機械のスイッチを入れ、ダイヤルをひねった。

681 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:34:06 ID:zNe7P72S0]
キーーーン、というカン高い音が部屋に響き、麻耶の周囲に立ち並んでいた、コイルの群れが放電を始めた。
それとともに、麻耶の身体を貫いて、電気の激しいショックが駆け巡った。
「う、うわああああッ!!」麻耶の身体が、ビクビクと痙攣を始めた。
「現在300ボルト。これよリ徐々に、電圧を上げてゆきます。」
ガイエル博士は、装置の大きなダイヤルに右手をかけ、それをゆっくりと回し始めた。
麻耶の身体を貫くショックは、さらに激しく、堪えがたい痛みを伴ったものになってゆく。
「う、わわわわわ・・・・アアアアアアッ・・・・イヤあああああッ!!」
やめて! 早くこの拷問を止めて! 麻耶は必死に叫ぼうとするが、舌が痙攣して声がまったく出ない。
「現在、1000ボルト・・・・・2000ボルト・・・・3000ボルト・・・・」
部屋に響くキーーーン、という音が堪えがたいほどに大きくなり、コイルが激しく火花を吹き上げる。
麻耶の身体は大の字に縛られたまま、ガクン、ガクンと飛び跳ねるように実験台の上で激しい痙攣を繰り返した。
「・・・・4000ボルト・・・・5000ボルト! 大佐殿! ついに5000ボルトを突破いたしました!!」
「よし。まだ被検体には余裕があるようだ。注意を払いながら、もう少し電圧を上げてゆけ!!」
ゾル大佐もガイエル博士も、白覆面の戦闘員たちも、みな興奮した表情だ。無理もない。今までどんな被検体も
電圧が4000ボルトに達する前に絶命したのだから。
麻耶の口から、真っ白な泡が吹き出した。失禁したのか、競泳用水着の股間がみるみる濡れて水たまりができる。
「・・・・イヤイヤイヤイヤあああああッ!! うわうわうわああああああッ!!」
「・・・6000ボルト・・・6600ボルト! 送電線の電圧を突破しました! 事故の時に彼女が耐えた電圧です!」

682 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:34:26 ID:zNe7P72S0]
嵐のように掻き乱されている麻耶の脳裏に、忘れていた忌まわしい記憶がフラッシュバックのようにこだました。
6歳の時の花火大会。父親の肩に乗せられて眺めた大輪の打ち上げ花火。そして突然落ちてきた火の柱。
轟く爆音。つんざく悲鳴。目の前が真っ黄色になり、赤や青やいろんな光が交錯して何もわからなくなったこと。
気がつけば、周囲を包む白い蒸気。髪が焼けるような嫌な匂い。焼けただれた人々が水を求める力ないうめき。
地獄の底からただ一人生還した、忘れたくて忘れたくて無理やり記憶の底に封じ込めてきた悪夢の思い出が、
いま麻耶の脳裏にありありと甦り、彼女を肉体的、精神的に激しい恐怖で苛んでいた。
「・・・・8000ボルト!・・・・9000ボルトを超えました!」
麻耶の口から、激しい火花が吹き出した。全身が硬直し、顔面は表情を失い引きつったまま痙攣している。
「イヤあああああッ!! イヤあああああッ!! イヤあああああッ!! アアッ!! アアッ!! アアアアアアアッ!!!」
「・・・・10000ボルト、突破!!」
「もうよい!! それ以上は危険だ! 実験を停止しろ!!」
ガイエル博士がダイヤルを一気に絞り、キーンという高周波音が低く小さくなった。コイルの火花も治まった。
麻耶の硬直が解け、そり返った身体がガクンと実験台の上に落下した。
うつろな表情で口を呆然と開けたまま、麻耶はピクリとも動かなかった。だがピクピク痙攣する胸の動きが、
彼女の息がまだ続いていることを示している。
シュウウウと湯気が上がり、麻耶のまとっていた競泳用水着の肩ひもがブチッ!とはじけ飛んだ。生地が電圧に
耐えられなかったらしい。87センチの豊満な乳房が、ぷるん、と露わになった。
「・・・素晴らしい! 実に素晴らしい被検体だ!」ゾル大佐が興奮したおももちで、実験台に近寄った。
「電気人間に必要な5000ボルトの電圧を、2倍も上回るなんて! これなら、電気人間としても最高の性能を
発揮してくれるだろう。よし。さっそくこの娘を手術室に運び、暗殺用電気人間に改造しろ!」

683 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:34:50 ID:zNe7P72S0]
「お待ち下さい、ゾル大佐!」ガイエル博士が口をはさんだ。
「この娘ほどの逸材であれば、電気人間ではなく、電撃を武器とするショッカー初の改造人間に仕立てることも
不可能ではありません。しばらく私にお預け下さい。デンキウナギか、デンキナマズか、とにかく電撃が武器の
立派な改造人間に仕立ててご覧に入れましょう。」
「・・・改造人間!? ・・・この娘がか?」
ゾル大佐はわすかに眉をひそめた。別にゾル大佐は男尊女卑の差別主義者ではない。むしろ合理主義者らしく
適材適所という考えの持ち主で、現に中近東支部に赴任していた時は、20代の白人やアラブ人の美女を素体に
クジャク女、ケシ女、ヤマネコ女など6体もの女性改造人間を作り、石油利権で肥え太った大富豪たちを
篭絡する破壊工作に従事させていたほどだ。
だが17歳の麻耶は、改造人間の素体としてはまだまだ若すぎるようにゾル大佐の目には映った。過去の
改造人間はいずれも、成長の止まった20代の若者を素体にするのが通例だったからだ。
「大丈夫ですゾル大佐。必ずやこの私が、この娘を過去最高の改造人間に仕上げてご覧に入れます。」
ガイエル博士は、そう言って禿鷲のような顔にニヤリ、と醜悪な笑みを浮かべた。


ショッカーの改造手術室に運ばれて、麻耶は、3日3晩のあいだ改造手術を施された。
コンピュータが麻耶に適合する生物として選んだのは、なんと電気クラゲであった。もちろんデンキウナギなど
とは異なり、電気クラゲに刺された時のショックは刺胞という毒針によるものであって、電撃とは関係がない。
だが塩水が身体の90%を占めるという電導率の高さ、全身がゼラチン質であることによる組織の耐電性、
そして戦闘用怪人として理想的な、衝撃を吸収する軟体ボディなどは、ショッカー初の電撃怪人の素材として
このうえなくふさわしいものであった。その特性を120%活かすために、ガイエル博士たち改造手術班は
機械改造を伴わない、純粋な生体改造のみの技術で麻耶をクラゲ女に改造しようと考えたのだ。

684 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:35:12 ID:zNe7P72S0]
ショッカー中近東支部とは異なり、日本支部には女性改造人間の前例はわずか1例しかなかった。大幹部・
死神博士が直々に改造した、ショッカー全組織を通して初の女性改造人間、蜂女がそれである。
蜂女の改造は、蜂の生体組織を全身に移植する生体改造と、さらにそれをサイボーグ化する機械改造との、
二段構えで行われた。素体となったのは、騙されて連れて来られた、23歳の美貌の生化学研究者であった。
天才をうたわれた改造手術の専門家・死神博士が全精力を傾けて改造しただけあって、蜂女は女性ならではの
ボディと能力を生かした、会心の出来栄えに仕上がった。だが死神博士はそれ以降、女性素体の否定派となり、
二度と女性を改造しようとはしていない。それはいったい何故だったのか。
そもそもセックスアピールを武器とする特殊用途の改造人間でもない限り、男性の代わりにわざわざ女性を
改造することのメリットはない。むしろボディの小ささ、改造できる筋肉の非力さが災いして、内蔵できる
人工筋肉の量や武装の数が制限されてしまうため、女性改造人間の戦闘能力は男性改造人間に比べて、
大きく劣るのが当然のなりゆきであった。
女性戦闘員が組織の黎明期に量産されたにもかかわらず、その後放擲されたのも、同じ理由からであった。
ガイエル博士らはそれを逆手に取り、機械改造を行わないことによって女性改造のデメリットを相殺しようと
考えたのだ。野生生物の強さと身体の大きさが必ずしも比例してはいないことでもわかる通り、生体改造のみ
であれば、ボディが小さく体重の軽い女性が不利になるとは限らない。むしろ重量の軽さが身軽さに通じる。
同じ研究者として死神博士に対し敵愾心を燃やすガイエル博士は、麻耶を素体として、全ショッカー組織に
とっても初めての例となる、純粋な生体改造のみによる改造人間・クラゲ女の製造に着手したのであった。

685 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:35:32 ID:zNe7P72S0]
電気耐性テストによって意識を失ったまま、麻耶は改造手術室の円形の手術台に、大の字に身体を拘束された。
電気ショックでボロボロになっていた競泳用水着が、白覆面の戦闘員たちによって、丁寧に取り除けられた。
水泳選手らしい引き締まった肉体、細くくびれた腰、長いしなやかな脚、そして豊満な乳房。いずれをとっても
地方の一女子高校生とは思えない見事な肉体美であった。しどけなく広げられた両脚のつけ根には、柔らかい
春草に彩られて、ピンク色の肉の襞で覆われた秘裂が真っ赤な大輪の花を咲かせていた。電気ショックが
まだ残っているのせいか、時折ヒク、ヒクと痙攣しては、孔からトロリとした液体をにじみ垂らしている。
戦闘員が、麻耶の顔に気付けスプレーをシュッ!と噴霧した。麻耶は悪夢にうなされているかのように
朦朧とした意識で顔をしかめながら何度も身体をねじり、そして、疲労困憊した表情で目を覚ました。
「・・・ここは!? ・・・ボクは、ボクは一体、どうなったの・・・?」
「ここはショッカーの改造手術室。鮎川麻耶、よくぞ電気ショックの試験に耐えた。お前は今からここで
改造手術を受け、電撃能力を持った改造人間に生まれ変わるのだ!」
禿鷲のような顔の男が、冷たい声で麻耶に引導を渡した。
改造人間。その言葉は麻耶も知っていた。子供の頃TVの洋画劇場で、邪悪な博士に誘拐された美しい女性が
醜悪な怪物に改造されてしまうシーンを、何度か見たことがあったからだ。布団に潜り込んで震えながらも、
麻耶はそれらのシーンから目を離すことができなかった。
だがまさか自分が、その哀れな女性たちと同じ目に合うだなんて、今の今まで考えたことすらなかった。
「・・・やだッ! やめて!! やめてよォッ!!・・・嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だッ!! 改造人間なんて、絶対イヤだッ!!」
麻耶は必死で、拘束から逃れようと虚しい抵抗を試みた。だが、どれだけ暴れても拘束はびくともしなかった。

686 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:35:49 ID:zNe7P72S0]
気丈な少女が、とうとう声を上げて泣き始めた。
「・・・イヤだァァァァッ・・・改造人間なんて・・・イヤだァァァァァァッ・・・ボクは・・・ボクは・・・」
激しく泣きじゃくり嗚咽する麻耶に構わず、戦闘員の一人が麻耶の腰を持ち上げ、かたちの良い引き締まった
尻たぶを開いて、ローションのようなものが塗られた指を、肛門に強引に押し込んだ。
「・・・あッ!!」あまりの恥ずかしさに、麻耶の嗚咽が一瞬止まった。
戦闘員は構わずに、太さ3センチほどのノズルを取り上げ、麻耶の肛門にギリギリと強引にねじ込んでゆく。
「やめて!! そこはやめてっ!! やめてってば!!・・・・い、いや、イヤああああッ!!」
戦闘員が、ノズルにつながれた装置のスイッチを入れた。ぐおんぐおんぐおんという鈍い音が響き、ノズルは
勢いよく、麻耶の消化器内に残された食物をズブズブと外に吸引してゆく。凄まじい不快感が麻耶を襲った。
数分後、ようやく肛門からノズルを引き抜かれ、麻耶はぐったりとなった。
麻耶の頭は、すっかりパニックになっていた。ただただ、この辱めから一刻も早く解放されることを望んだ。
『どうして・・・どうしてボクがこんな目に合わなきゃならないんだ!? ・・・誰か・・・誰か助けて!』
だがそんな麻耶の願いを無視するかのように、さらなる地獄が彼女を待ち構えていた。
別の戦闘員が、刷毛のようなもので麻耶の全身に、刺激性のある真っ青な液体を塗り始めたのだ。
「・・・むッ・・・うぷッ・・・・あ・・あ・・やだ・・・・やだぁ!!」
青い液体が塗られた場所はカーッ!と火照るように熱くなり、ヒリヒリした不快な感覚で麻耶を苛み始めた。
「・・・ああッ! ・・・イヤっ・・・・何これ・・・気持ち悪い・・・あ・・あ・・・・」
乳房の上、へその上、そして女の大切な部分に至るまで、液体はたっぷりと塗り込められた。顔面すら例外では
なかった。背中を塗るときには、塗りやすいよう手術台がうまい具合にスライドして背面が露出した。

687 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:37:15 ID:Uld6kJVA0]
全身に液体を塗り終わると、今度は複数の戦闘員が、光線銃のようなものを手術台の周囲に設置した。
「遺伝子活性化光線、照射!」
光線銃から一斉に、まばゆい光線が放たれて、麻耶の全身を包み込んだ。
「うわーーッ!! いやッ!! ・・・・ああ・・・・うわあああ・・・・うああああああ・・・・いやっ、いやぁっ」
全身の細胞を激しくこね繰り回されるような、奇妙な不快感が麻耶の全身を壮絶に襲った。
「・・・やめてぇ・・・・やめてよぉ・・・・やだぁ・・・・やだぁ・・・・いやだよぉ・・・」
光線が照射されたのはたった10分程度のことであったが、麻耶にはそれが、永遠のことのように感じられた。
「よし。いよいよ素体を遺伝子プールの中に漬け込むのだ。」
戦闘員が、今度は白く細い管のようなものを2本、麻耶の鼻から挿入した。
「・・・むン・・・・むッ・・・・ぶはぁ!!」
鼻から挿入された細い管は、気管を通って肺の奥にまで達した。水中でも窒息しないようにするための気道だ。
管の挿入が終わると、戦闘員は機械のスイッチをひねった。手術台の真ん中がいきなり、グイイイイ・・インと
縦に二つに割れ始めた。両手両足を固定されているため、麻耶の身体は割れ目の上に宙吊り状態になってゆく。
「・・・あ・・・何これ?・・・・やだ・・・・やめてよ・・・・うわああああっ」
割れ目の下は、真っ青な液体が満たされた水槽だった。奇妙な匂いを放つ液体がたぷん、たぷんと揺れている。
両手両足の拘束部位を残して、麻耶の身体は完全に宙吊りになった。

688 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:37:33 ID:Uld6kJVA0]
いきなり、手足の拘束が外れた。「キャアアッ!!!」
・・・ドボォォん!!
麻耶の身体は、真っ青な液体の中に勢いよく落下した。それと同時に、水槽の蓋になっていた手術台の床が
再びグォォォ・・ォンと閉じてゆく。
『・・・助けて!! ・・・助けて誰か!! ・・・・助けてェ!!』
麻耶は必死で、水面に顔を出そうとした。だが蓋がしっかりと閉じ、水槽が完全に液体で満たされてしまうと
もうどうすることもできなかった。麻耶は液体の中で目を開けようとするが、視界は真っ青で何も見えない。
奇妙な粘性を持った液体の中では、満足に身体を動かすことすらかなわなかった。
ゴボッ・・・ゴボゴボッ・・・。やがて疲れて観念した麻耶の口の中に、痺れるような味の液体が入ってきた。
消化器の中が液体で満ち、抵抗する力がだんだん失われる。
『・・・もう・・・・どうでも・・・いいや・・・・ボクは・・・・もう・・・・ダメなんだ・・・・』
麻耶の力はすっかり抜け、もはや液体の中にたゆたうことしかできなかった。鼻から挿入された管のおかげで
呼吸は困難ではない。すっかり観念した麻耶は、もう何をするのも諦めた。意識が、次第に遠のいていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・

液体は、クラゲのDNAを組み込んだ特殊な溶液であった。2日2晩の間、麻耶は遺伝子プールに漬けられた。
遺伝子活性化光線の照射を受け、遺伝子プールに漬けられたことによって、麻耶の全身の細胞に少しずつ、
クラゲの遺伝子が組み込まれていった。最初は彼女の表皮から。そして全身奥深く、隅々に至るまで。
50時間後。遺伝子プールの液体がようやく抜かれ、水槽の底に横たわる麻耶の身体が取り出された。
麻耶の全身は、顔面、そして髪の毛にいたるまで、液体と同じ濃い青い色にすっかり染まっていた。



689 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:37:50 ID:Uld6kJVA0]
意識を失ったまま、再び円形の改造手術台に大の字に拘束されて、麻耶は総仕上げとなる組織移植手術を施された。
クラゲの遺伝子を全身に組み込まれたとはいえ、麻耶の内臓組織はまだ人間のものである。それをクラゲの組織と
入れ換えたり融合させたりすることによって、麻耶は初めて完全なクラゲ女として生まれ変わるのだ。
手術台の周囲に、大きめの水槽が幾つも運ばれてきた。水槽の中には、傘の直径が50cmほどの巨大なクラゲが
何匹もたゆたいながら泳いでいた。それはエチゼンクラゲのような、巨大なだけで無害なクラゲなどではない。
ショッカーが海底基地の警護用に作り上げた生物兵器、肉食性の狂暴な電気クラゲを、さらに改良して生まれた
改造素材用の新生物であった。クラゲ女・麻耶の改造用に特別に発注されたものだ。
保護手袋をした戦闘員たちによって水槽から取り出された巨大クラゲが、麻耶のすぐ脇に並べられた。
ここからは科学者戦闘員ではなく、コンピュータ制御のマニュピレータ、即ちロボットアームの出番である。
手術室の天井から、無数のロボットアームが麻耶に向かって降りてきた。ロボットアームは歯医者が使う工具の
ような形状の遺伝子操作光線銃を巧みに使って、麻耶の身体とクラゲを交互に光線で照らし、箸でつまむように
クラゲの組織を麻耶の肉体の中に組み込んでゆく。それは気の遠くなるような作業であった。
だが麻耶の肉体は少しずつ、着実に、人間ではないものへと変えられていった。
全身の筋肉が、蓄電細胞にとって変わられた。人間の脆弱な神経繊維が、導電性の強靱なものへと置き換えられた。
麻耶の人間の骨格はすべて取り除かれ、自分の意思で自由に固さを変えられる、軟体ボディへと変えられた。
首から下の全身の毛はすべて抜け落ち、透明感のあるゼラチン質の皮膚ですっかり覆い尽くされた。

690 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:38:06 ID:Uld6kJVA0]
青く半透明のボディは、身体の表層に近い部分は透明に近く、奥に進むほど不透明になっている。よく見ると
ボディを通してクラゲ女としての内臓がうっすらと透けて見える。
麻耶の華奢な両腕の下面に沿って、クラゲのポリプが帯状に移植された。ポリプは白いリング状に口を広げ、
パクパクと絶え間なく蠕動を繰り返している。そして麻耶の手のひらには巨大なクラゲのポリプがまるごと、
ふだんは手のひらに収納され、クラゲ女自身の意志で自由に伸び縮みする触手となるようにして移植された。
麻耶の肉体は、もはや人間とは言えないものに変貌していた。
だがその一方で、ショッカーの科学者たちは女性を改造することの意味を忘れたわけではなかった。
麻耶の見事なプロポーション、B87ーW55−H85というナイスバディは、改造後もそのまま維持された。
むしろ透明感のあるゼラチン質の青い皮膚で覆われた麻耶の新しい肉体は、エロチックな魅力に満ちた蠱惑的
なものに変化していた。全身の性感帯の感度は、人間だった時の数千倍に強化された。
股間の大切な部分は特に時間をかけて、念入りに、念入りに改造された。毛の生えていない、こんもりと
盛り上がった恥丘のまん中には、ヒクヒクと痙攣するスリットがはっきりと確認できる。半透明の青い恥丘の
奥には、ゆっくりと蠕動を繰り返すピンク色の膣組織がうっすら透けて見えている。
頭部にもクラゲの組織が次々と移植されていったが、麻耶の美しい素顔は、人間だった時そのままに残された。
青く染まっていた顔や髪の色も、再び元の自然な色へと調整された。
まる24時間かけて、麻耶の組織改造手術は終了した。改造手術台の上に大の字に寝かされているのは、かつて
鮎川麻耶という人間の少女だった存在、だが今は、クラゲの遺伝子と組織を全身に移植された異形の存在、
美しい女性の顔面とシルエットを持った、ショッカーの新しい改造人間・クラゲ女であった。

691 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:38:23 ID:Uld6kJVA0]
突然、スポットライトの光が顔をまるごと照らし出した。
その刺激で、長い、長い悪夢の底から、麻耶の意識は再び現実へと呼び戻された。
「・・・・ん・・・・・んん・・・・・」
まだ意識は朦朧としたままで、自分の置かれた状況がわからない。腕を動かそうとして、麻耶は自分の身体が
椅子のようなものに固く拘束されていることに気が付き、ハッと目を見開いた。
「・・・なに?なに?・・・一体どうなってるの?・・・ボクは・・・・いったい?・・・・」
目を射る強烈な光を避けながら、自分の身体に目をやった麻耶の視界に飛び込んできたのは、透明感のある
真っ青なゼラチン質のボディであった。
それは、どう見ても人間のものではなかった。半透明で、内臓が一部透けて見えてさえいる。
別の生き物のようにぷるんぷるんと震える豊満な胸には、ミズクラゲのようなリング状の模様が浮かび上がり、
水の中をたゆたうように、半透明の乳房の中でゆっくり動いていた。
「・・・・キャアアアッ!!」
麻耶は思わず絶叫した。そして、自分がプールから拉致されて、奇怪なアジトに運ばれたこと、恐ろしい
耐電実験を施されたあげく、手術台の上に運ばれて肉体を改造されていったことを、ありありと思い出していた。
「・・・何!? いったい何なのこの身体!? ボクは・・・ボクの身体は・・・いったい、どうなったの!?」
「お前はもう、人間ではない。改造手術を受けて、ショッカーの改造人間・クラゲ女に生まれ変わったのだ。」
ガイエル博士が、麻耶がいちばん聞きたくなかった真実を冷酷に突きつけた。
麻耶自身にも、とうにわかっていた。自分が人間ではなくなってしまったことが、自分でもはっきりわかるのだ。
そして、堰を切ったように、麻耶は大声で泣き始めた。
「・・・やだあ・・やだやだ・・・ボクを・・ボクを人間に戻して! 元の身体に戻してェ!! ウワアアアアッ!!」
だがどんなに泣き叫んでも、麻耶の改造された瞳からは、涙は一滴もこぼれなかった。その事実に悲しくなり、
麻耶はさらに激しく泣きじゃくった。「・・・帰して!・・・ボクを、家に帰して!」

692 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:38:45 ID:Uld6kJVA0]
「無駄だ。お前はもう、普通の人間に戻ることはできない。二度と元の暮らしに戻ることはできないのだ。
これからお前はショッカーの改造人間として、ショッカー組織のために生きるしかないのだ。」
ガイエル博士は冷たい声でそう告げると、顎をしゃくって後ろにいた戦闘員たちに合図をした。
「イーッ!」黒覆面の戦闘員たちが、台車に乗せた水槽をガラガラと運んで来た。
水槽の中には、傘のさしわたし50cmほどの、巨大なクラゲが一匹ゆらゆらと泳いでいた。透明のボディに、
赤と青の毒々しい対称形の模様が浮かび上がった、いかにも毒クラゲという感じの禍々しい生物であった。
「よく聞け、クラゲ女。この水槽のクラゲはお前のために特別に開発された、お前のオプションパーツだ。
このクラゲとひとつに合体することにより、お前は改造人間の完全体となるのだ。」
ガイエル博士の指示により、水槽の両側に脚立が建てられた。ぶ厚い手袋を厳重に幾重にも付けた戦闘員が2名、
脚立によじ登って水槽の中に腕を差し入れ、泳いでいる巨大クラゲを両側からはさみ込むように捕らえ、
ゆっくりと水槽の外に取り出し始めた。クラゲは特に抵抗するでもなく、ピクピクと蠕動している。
「さあ、このクラゲを頭から被るのだ。そうすれば、お前は完全な改造人間となる。」
麻耶は目を見開いた。目の前に、奇怪なクラゲがどんどん迫ってくる。このクラゲとひとつになるって言うの!?
ボクが、この、おぞましいクラゲと!?
「・・・イヤだァああああ!!」麻耶は恐怖の叫びを上げた。
戦闘員が、手に持ったクラゲの周縁の触手をたくり上げ、中央に開いた巨大な口を露出させた。半透明の襞が
幾重にも重なり合い、ジュルジュルと絶え間なく蠕動を続けるグロテスクなクラゲの腔腸部が露わになった。
戦闘員たちは、パックリと開いたクラゲの口を、麻耶の頭からすっぽりと被せようとしているのだった。
「・・・やめて!!・・・・そんなもの、被せないで!!・・・やだ!! ・・・イヤだ!! ・・・イヤだァあああッ!!」
麻耶は必死に、椅子の拘束から逃れようとした。だが改造人間拘束用の特殊ロープで縛られた麻耶の身体は
まったく動かすことができない。必死に顔をそむける麻耶のすぐ目の前に、グロテスクなクラゲの口が迫った。
「い、イヤあああああ!!」

693 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:39:02 ID:Uld6kJVA0]
ベタアッ! クラゲの腔腸部が、麻耶の頭部をすっぽりと包み込んだ。
ヌルヌルしたなま温いものが顔にベタリとへばり付き、そのおぞましい触感に麻耶は気が狂いそうになった。
必死で首を振り、頭に被せられたクラゲを振り払おうとするが、クラゲはピッタリと顔の皮膚にへばり付き、
緊く締め付けているためビクともしない。
「・・・うっ・・・むン!・・・取って!! 誰か取ってよォ!! ・・・このクラゲを、外してよォ!!・・・」
やがて、麻耶の脳髄を貫いて、ビリビリと電流のようなものが走った。「アアッ!!」
脳髄に津波のように侵入してくる、おぞましい意識、異形の思念。
麻耶の意識は、嵐に翻弄される落ち葉のように掻き乱された。
「・・・ウワアアアッ!! ・・・・ギヤアァァァッ!!・・・・助けて!! 誰か助けて!! ・・・うプッ!!」
消えてゆく。鮎川麻耶としての意識が、17年間の思い出が。ドス黒い何者かに飲み込まれるように消えてゆく。
麻耶の頭部にすっぽり被せられた改造クラゲは、外部からの誘導電波によって電気パルスを発しつつ、麻耶の
意識を完全にコントロールしようとしていたのだ。
やがて、麻耶の人間としての意識は、脳髄を貫く嵐のような電気パルスの海の中に、完全に溶けていった。
・・・・・・・・・
「さあ、目覚めよ、クラゲ女。ショッカーの完全なしもべとして生まれ変わった改造人間よ。」
麻耶は目を開けた。頭から奇怪なクラゲを被せられているにもかかわらず、視界がとても明瞭だ。
麻耶の身体を椅子に縛りつけていた拘束ロープが解けた。麻耶は自分の身体を確かめ、そしてゆっくりと
立ち上がった。自分が何者か、何をすべきか、麻耶にはもう、はっきりとわかっていた。
「さあ、お前はいったい、何者だ? 答えるがいい。」
ガイエル博士の問いに、麻耶は躊躇なく答えた。
「・・・ボクは、ショッカーの改造人間クラゲ女。改造されて生まれ変わった、ショッカーの忠実なしもべ!」
麻耶の答えを聞き、ガイエル博士はニヤリ、と醜悪な笑みを浮かべた。

694 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:39:18 ID:Uld6kJVA0]
鮎川麻耶の改造手術が終了したとの報せを受けて、ゾル大佐は改造人間実験場に赴いた。放擲された土木工事現場
のようなその場所で、生まれたばかりの改造人間・クラゲ女の性能テストが行われようとしていたからだ。
実験場に着いたゾル大佐を迎えたのは、醜悪な笑顔を浮かべたガイエル博士と、一人の美しい少女であった。
「さあ、大佐殿に挨拶するのだ。」
少女は、誇らしげに敬礼した。
「はじめましてゾル大佐。ボクは、改造人間クラゲ女! ボクを改造人間にしていただき、本当にありがとう
ございます。これからは、ショッカーに与えていただいたこのボディを駆使して、ショッカーのために、
世界征服と愚かな人類支配のために、力いっぱい働きます!!」
ゾル大佐は、少女らしい溌剌とした明るい声で答えたクラゲ女の身体を、笑みを浮かべながらまじまじと眺めた。
それは、改造人間と言っても他の男性怪人のような異形の怪物ではなく、見るからに女性を改造したとわかる、
美しいボディラインを持った異形の美少女だった。健康的にピチピチと引き締まった少女らしい体形と、
成熟した女のふくよかな体形のちょうど過渡期の、ある年代の少女だけが持つ蠱惑的なボディラインである。
「ほう、これがこの間の娘を素体に改造したという、クラゲ女か。よく見るとなかなかの美形だ。だがなぜ、
こいつの頭部は人間の娘のままなのだ?」
「その理由は、後でわかります。そう、後で。」ガイエル博士が意味ありげに笑った。

695 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:39:34 ID:Uld6kJVA0]
改造された麻耶の身体は、一見、青い全身タイツを身につけた人間の女性と大差ないように見える。
脚には絶縁性らしいハイヒールの黒いロングブーツを履いているが、それ以外は何ひとつ身につけていない。
身長165cm、体重46kg、B87ーW55−H85。水泳部の練習のおかげで引き締まった抜群のスタイルである。
だが近寄ってみると、彼女の肉体は人間のそれとはまったく異なっていることがわかる。なかば半透明の
皮膚には毛穴も皺もなく、ゼリーのようにプルンとした質感だ。表皮から内部に向かうにつれ不透明になって
ゆくが、よく見るとうっすらと内臓が透けて見える。骨はなく、全身がゼラチン質の軟体ボディなのだ。
だが軟体といっても不定形に崩れてしまうようなことはなく、ボディは常に適度な強度を保っていた。
特に前方に張り出した双つの乳房は、人間の乳房のように重力で垂れ下がることもなく、ブルンブルンと
絶えず別の生き物のように蠕動しながらも、しっかりした強度を保ってミサイルのようにそそり立っていた。
「それでは、これよりクラゲ女の性能テストを行う。」
博士の命令で、麻耶は実験場の中央に向かって歩いてゆく。引き締まったお尻を色っぽく左右に揺らしながら。
戦闘員が、目隠しをした三人の男を引きずるようにして連れてきた。三人とも力無く抵抗を続けるが、甲斐も
なく実験場に立てられた丸太に一人ずつ縛り付けられた。そのうち一人は、足が悪いらしくびっこをひいている。

696 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:39:51 ID:Uld6kJVA0]
「・・・廃棄処分用の奴隷だな?」
「はい大佐殿。クラゲ女のアジトとして鷲ヶ崎原子力発電所を制圧し、職員を戦闘員に改造していった際に、
身体能力に問題があって選別から漏れたクズどもです。クラゲ女の戦闘力テストを兼ねて処刑いたします。」
「やめろォ! やめてくれェ!!」「助けてくれェ!! 死にたくないよォ!!」
ガイエル博士の合図に麻耶はうなずき、奴隷たちの前に近づいた。戦闘員が、奴隷の目隠しを取った。
目を上げた奴隷たちは、青い全身タイツを着た美しい少女が立っているのを見て、思わずあっけに取られた。
足の悪い男が、声を絞り出すようにして、驚きの叫びを上げた。「・・・麻耶!! 麻耶なのか!?」
麻耶は、男の顔を見て一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐにニッコリと満面の笑みを浮かべた。
「うん。麻耶だよ、叔父さん!」
麻耶の義理の叔父、川本剛史は45歳。11年前に感電事故で足を負傷して漁師を引退後、新婚の妻・ふみえと
共に幼い麻耶を引き取って育ててきた、いわば父親代わりである。若い叔母・ふみえとは異なり、麻耶の父・
健一に近い年齢であったせいか、麻耶は剛史に非常になついていた。ほとんど父親と変わらないほどに。
「でも叔父さん。ボクが鮎川麻耶だったのは、つい3日間までのことだよ。ボクはショッカーにさらわれて、
無理やり改造手術を施されたんだ。今のボクは、もう人間じゃない。ボクは改造人間。ショッカーの改造人間
クラゲ女! ねえ見て! この身体! 素敵でしょう!? よく見て!」
麻耶は、嬉しそうにクルクルと回りながら、剛史に自分の生まれ変わった身体を見せつけた。
剛史は麻耶の身体を、驚きと恐怖に満ちた表情で見つめた。太陽の光に透ける半透明のボディ。別の生き物で
あるかのように蠢くミサイルのような乳房。そして振り上げた両腕の下面にびっしりと揃って見えるのは、
パクパクと口を広げている、白いリング状のクラゲのポリプ。それはどう見ても、人間の身体ではなかった。
「・・・麻耶! ・・・麻耶ッ!! ・・・いったい、何ということだッ!!」
姪が、可愛い姪が、人間ではないものにされてしまった。川本剛史は悲痛な表情でギリギリと歯噛みをした。

697 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:40:08 ID:Uld6kJVA0]
「クラゲ女よ。処刑を開始せよ!」
「・・・はいッ!」
麻耶は明るい声で答え、それから神妙な表情になって、丸太に縛られた3人の奴隷たちに向き合った。
麻耶はまず、剛史と反対側にいる男の前に立ち、右腕を思い切り前に伸ばした。麻耶の手のひらにはクラゲの
ポリプが口を広げ、パクパクと呼吸するように不気味な蠕動を続けている。
シュッ! 手のひらから、先端がグロテスクに膨らんだ、白い触手のようなものが飛び出した。触手はシュルシュル
と伸びて、奴隷の身体にグルグルと巻きついた。「・・・ひ、ひイッ!!」
「やれ。」
博士の声とともに麻耶はうなずいた。パアア・・ンッ!! つんざくような爆音がこだまし、奴隷の姿は縛られた
丸太ごと、この世から消え失せていた。後に残ったのは、黒こげになってシュウシュウと煙を上げる残骸のみ。
「・・・う、うわあああああッ!!」隣にいた奴隷が、半狂乱になって叫んだ。
「ご覧下さい。5万ボルトの高圧電流です。クラゲ女の身体は、通常時で20kWの発電能力を備えており、
この程度の電撃ならば連続で繰り出すことが可能です。」
麻耶の触手は、二人目の奴隷にからまりついた。「た、た、助けてくれェッ!!」
パア・・ン!! 二人目の奴隷もまた、一瞬で黒こげの消し炭と化した。
そして、いよいよ麻耶は、父代わりの叔父、川本剛史の前に立った。触手が、剛史の身体にからみついてゆく。
「・・・麻耶ッ!!」ヒクヒク蠕動する触手に巻かれながら、剛史は、悲痛な表情で変わり果てた姪の姿を見つめた。
「さよなら。叔父さん。」麻耶の表情が、ほんの一瞬曇った。
・・ビリッ・・バリバリッ!! ・・・ババ・・バアーーンッッ!!
麻耶の触手が、真っ黒な消し炭と化した叔父の身体から離れた。かつて川本剛史だった消し炭は、ボロボロに
崩れてシュウシュウと煙を上げる地面に落下し、やがて風に吹きさらされて散っていった。

698 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:40:30 ID:Uld6kJVA0]
「素晴らしい! 実に素晴らしい能力だ!」ゾル大佐が、手を叩いて麻耶の能力を誉め称えた。
「お待ち下さい大佐殿。クラゲ女の実力はまだこれからです。」
戦闘員が、台車に乗せた水槽を、麻耶のそばに運んできた。水槽の中に泳いでいるのは、巨大なクラゲだった。
「何だ? あのクラゲは!?」
「あれこそ、クラゲ女がその実力を発揮するために不可欠な、オプションパーツです。」
「オプションだと?」
麻耶は、水槽の中に両手を入れ、巨大なクラゲをさも愛しいもののように優しくつかみ上げた。プルプルと
震えるグロテスクなクラゲをうっとりとした目で眺め、クラゲの触手をたくし上げて口を露出させた。そして
クラゲを高く掲げ上げ、ヒクヒク蠕動するクラゲの腔腸部めがけて、自らの頭部を挿入した。
「・・・あ・・・あン!・・・はァあン!・・・あうン!・・・あン!・・・」
巨大クラゲは、麻耶の頭部をすっぽりと覆い尽くした。エクスタシーの声を上げて、麻耶は思わず膝をつき、
四つんばいになって大きく息をついだ。ブルブルふるえる豊満な麻耶の乳房、その内部にゆらめいていた
リング状の模様が虹色にキラキラと発光を始めた。「・・・ン!・・・ンン!・・・・あうぅぅン!!」
やがて、呼吸を整えた麻耶がフラフラと立ち上がった。大きく深呼吸をし、それから誇らしげに直立した。
「ご覧下さい。オプションのクラゲと合体することにより、クラゲ女は完全体“クラゲダール”になるのです。」
麻耶の姿は、完全に人間ではなくなっていた。宇宙人のようなクラゲの頭部を持った、異形の怪人であった。
グオオオオッ、と音を立てて、鉄球クレーン車が近づいてきた。どうやらリモコンで動いているらしい。
クレーンには5トンはありそうな巨大鉄球、モンケーンが吊り下げられている。一撃で鉄筋コンクリートの
ビルを粉々にしてしまう破壊力を持つ巨大重機である。クレーン車はクラゲダールから10メートルほど離れた
場所に停車し、クラゲダールめがけて勢いよく鉄球を振り出した。



699 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:40:47 ID:Uld6kJVA0]
鉄球はすさまじい勢いでクラゲダールの身体に激突した。この直撃で誰もが、華奢な少女はぺしゃんこに
なったと思ったことだろう。だが何とクラゲダールは、二、三歩後ずさりしただけで衝撃を受け流した。
クラゲの特性を持った軟体ボディには、なんと傷ひとつついていない。
「ご覧下さい! ライダーキックすら退ける、軟体ボディの威力を!」
クラゲダールの右手から、触手がシュルシュルと放たれた。触手は20メートル近くも伸び、鉄球だけでなく
クレーン本体までもぐるぐる巻きに縛り上げた。そして、凄まじい爆音が周囲の空気をつんざいた。
・・バ・・ア・・ア・・・ン・・・・!!!
クレーン車は凄まじい火花を吹き上げ、焔に包まれた。高熱でクレーンの腕がひしゃげ、鉄球が落下した。
キュラキュラキュラ・・・! 今度は装甲車が、クラゲダールに向かって突進して来た。火山の火砕流の直撃を
受けても平気な耐熱仕様車だ。
装甲車に搭載されたミサイルランチャーから、クラゲダールめがけて火炎弾の嵐が放たれた。クラゲダールの
肉体はもうもうとした煙に包まれたが、たがてその煙の中から、何事もなかったかのように姿を見せた。
クラゲダールは片膝をつき、地面に向かって拳を下ろした。次の瞬間。
シュ! シュ・・バア・・アア・・・ッッッ!!
大地から火柱の列が、クラゲダールから装甲車目がけて走るように吹き上がり、装甲車を焔の渦に包み込んだ。
バチバチと凄まじい火花が、あたり一面に降り注いだ。
「ご覧下さいゾル大佐。これが50万ボルトの超高圧電流の力です。クラゲ女は完全体クラゲダールになること
によって10倍の力、200kWを超える発電能力と、最大50万ボルトの電撃を繰り出す力を得るのです。」

700 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:41:05 ID:Uld6kJVA0]
ゾル大佐は、呆全とした表情で、クラゲダールの凄まじい戦闘能力に見とれていた。そして、手にした鞭を
両手でぐいぐいと握り締め、興奮した様子で口を開いた。
「素晴らしい! 実に素晴らしいぞ! これなら・・・これなら憎っくき仮面ライダーも、きっと倒せる!」
だが直後、クラゲダールは急に肩でハァハァと息をし始めた。小走りで台車に乗せられた水槽のもとに走り寄り、
頭部に被さっていた巨大クラゲを外して、そっと水の中に返した。頭部のクラゲを外し、元の美少女の顔を
取り戻した麻耶は、疲労困憊したようにその場に四つんばいでへたり込み、ハァハァと大きく息をついだ。
「・・・何だ? いったいどうしたと言うのだ?」
「限界が来たのです。残念ながら完全体の凄まじい能力に、クラゲ女の肉体は一日わずか10分程度しか
耐えられないのです。戦闘後はこうやってオプションのクラゲを切り離して体力回復を待たないと、肉体が
過負荷で崩壊してしまうのです。」
「何ィ!?・・・うむ、まあよい。戦闘はそうたびたびあるものではない。肝心の時に完全体になれさえすれば
問題なかろう。むしろ、人間の女の頭部を持っている方が、破壊工作の遂行には都合がいいかも知れん。」
だがそこで、ゾル大佐は少し首をひねった。
「待て・・・むしろ致命的なのは、あの大きな水槽でオプションを運ぶ必要があるということだ。これでは
どんな場所でも完全体になれるとは言えず、機動性に問題が生じる。博士、解決策を早急に講じろ!」
「ご安心下さい大佐殿。その欠点も既に対応策を練っている最中です。いましばらくお待ちを。」
ガイエル博士は、禿鷲のような顔に醜悪な笑みを浮かべた。

701 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:41:25 ID:Uld6kJVA0]
 【ここからエロ描写が始まります。気に入らない方は、再び同じ↓マークが現われるまでスルーして下さい】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

話し合うゾル大佐と博士の元に、体力を使い果たした麻耶が肩で息をしながらトボトボと近づいて来た。
「でかした。よく頑張ったな、クラゲ女。上出来だ!」
ゾル大佐の激励に、麻耶は嬉しそうに顔を赤らめた。だがその表情は、どこか苦しそうだ。
「大佐。クラゲ女は改造が終了してから今まで、まだ一度も“充電”と“捕食”を行っておりません。早く
アジトに戻ってその方法を教えてやる必要があります。ですが・・・ここにひとつ問題が・・・」
ガイエル博士は、ゾル大佐の耳にヒソヒソと耳打ちした。
「何? この娘はまだ処女なのか?」
「はい。改造前の身体検査により、完全な処女であったことが判明しております。ですから・・・」
「わかった。俺に任せておけ。」
ゾル大佐は麻耶に向き合い、その目を見つめ、肩に手を乗せて優しく言い聞かせるようにこう命じた。
「クラゲ女よ。お前に褒美をやろう。後で、俺の私室にひとりで来るがいい。」
「・・・あ、はい!・・・いえ、かしこまりました。大佐!」

702 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:41:42 ID:Uld6kJVA0]
大幹部であるゾル大佐はアジト内で執務室のほかに、3部屋からなる広い寝室を与えられている。その扉を、
緊張したおももちの麻耶がおそるおそる叩いた。
「・・・失礼します。クラゲ女、入室します。」
部屋の中は小奇麗に片づき、控えめだが趣味のいい調度が置かれている。ゾル大佐は軍服を脱ぎ、濃褐色の
虎柄のナイトガウンを羽織ったままソファでくつろいでいた。大佐のまわりには、奇妙な肉体を持った5人の
美女がかしづき、グラスにブランデーを注いだり、足指をほぐしたりしていた。
「お前たちはしばらく、別室に下がっていろ。」
5人の美女たちは名残り惜しそうに大佐のそばを離れた。すれ違いざまに麻耶の改造されたボディを複雑な
表情でしげしげと見つめていたが、ゾル大佐の目くばせを受けて別室に消えた。
「大佐。あの女(ひと)たちは?」
「俺専用のセクサボーグだ。お前が気にすることはない。」
「セクサボーグ?」
女たちは、揃って全裸だった。だがその肉体は、どう見ても人間のものではなかった。首から上は20代前半の
美しい女性のものだったが、首から下は、真っ青ななめし皮のような皮膚で覆われていた。乳房だけが、まるで
蜂の腹部を思わせる黄色と黒の同心円模様で覆われて、別の生き物のように淫らに蠕動していた。
そう、それはまさに“蜂女”だった。
蜂女は元々、死神博士がこのショッカー日本支部において、初めて製造した女性改造人間である。その素体と
なったのは、23歳の美貌の女性研究者・深町里沙であった。騙されてショッカー基地に連れてこられた里沙は、
女性ならではの美貌とボディを充分に生かした改造人間へと生まれ変わった。そのノウハウを元に、その後も
ショッカーは拉致した美女たちを素体として、特殊用途のための蜂女を量産し続けていたのであった。

703 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:42:00 ID:Uld6kJVA0]
その用途とは、男性改造人間たちの“性欲処理”である。
男性の攻撃性は性欲と不可分に結びついているため、改造人間たちは改造前の数十倍に性欲が高められている。
だがふつうの人間女性では、改造人間たちの途方もない性欲を一身に受けるのは無謀であった。数回の性行為で
発狂するか、肉体が使い物にならなくなってしまうのだ。
そのため、組織にとって初の女性改造例である蜂女の肉体データを元にして、性行為だけを目的とした女性改造
人間、セクサボーグが量産されることになった。優れた美貌とスタイルを持った女性ばかりを拉致改造した
セクサボーグ蜂女たちは、各男性改造人間に二〜三体ずつ与えられ、性機能を究極にまで高められたその肉体で
男性改造人間たちの尽きることない性欲を毎夜毎夜受け止めていた。
蜂女たちには脳改造の類は一切施されず、ただ性の快楽のみによって、ショッカーに従属させられている。
そのセクサボーグが、ゾル大佐には特別に5体も与えられていた。ふだん組織の規律に厳しいせいで、大佐は
ストイックな性癖を持っていると誤解されがちであるが、性に関してはむしろ放埒かつ絶倫であり、しかも
繊細でフェミニストでもあった。自分用に用意された5体もの蜂女たちを均等に可愛がり、朝晩2回、その肉体を
分け隔てなくむさぼり、責め立てるのが彼の日課であった。
人一倍好奇心の強い麻耶は、大佐から無理に彼女たちの正体について聞き出すと、その顔を思い出そうと勤めた。
5人のうち2人は金髪とブルネットのヨーロッパ人、2人はエキゾチックな美貌のアラブ人で、いずれもトップ
モデルばりの美貌とグラマラスなボディを誇る極上の美女だった。残る1人は東洋人らしかったが、つい3週間
ほど前に謎の失踪を遂げて巷を騒がせた人気絶頂の21歳のIカップアイドル、須堂みらと同じ顔を持っていた。
「3週間前、俺が日本支部に赴任した際に、科学者どもが俺を歓迎するつもりで用意してくれたものだ。」
「じゃあ、ボクと同じように、さらわれて改造されたんですね。ボクと同じ、女の改造人間なんですね。」
女性の仲間がいたことが、麻耶にはちょっぴり嬉しかった。

704 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:42:17 ID:Uld6kJVA0]
「そうだ。だがお前はあれらとは違う。まだ、一人前の“女”にはなっていない。」
ゾル大佐はブランデーグラスをテーブルに置いて立ち上がり、麻耶の肩を掴んで、ゆっくりと告げた。
「だから俺が、お前を女にしてやろう。」

麻耶は驚いた。改造されて洗脳までされているといっても、人間だった時の記憶と人格はそのまま残っている。
17歳の処女はしばらくゾル大佐の言葉を反芻し、その意味を理解して思わず顔を赤くした。
「・・・それは、ボクと、大佐が・・あの・・・・・・エッチ・・・するってことですよね?」
「そうだクラゲ女よ。お前は一人前の女にならなければ、その実力を発揮することはできない。俺がこれから
お前に、女の悦び、それも改造人間にされた女の悦びを、とくと教えてやろう。」
麻耶の顔は真っ赤になった。もちろん赤い血が上っているのではなく、赤い色素が顔面に集まってきたのだ。
麻耶はもじもじとしながら、ゾル大佐の精悍な、男らしい顔を、たくましいその身体をそっと見た。そして
自分の、とても人間とは言えない姿に改造された全裸のボディを、複雑な気持ちで眺めた。
常に全裸でいることは、恥ずかしいとは思わない。むしろ改造人間であることを誇示できるのは誇りだった。
だがまさか、改造人間になってまでセックスがついて回るなど、麻耶には思いもしなかったのだ。エッチという
言葉を口にした途端、麻耶の股間のスリットの内側がヒクヒクと動き、キューンと切なくうずき出した。
その事実が麻耶をさらに恥ずかしくさせた。麻耶はあわてて股間に手をあて、大佐の目から隠そうとした。
改造されたスリットの内側から、白い触手が何本も顔を覗かせては手のひらに吸い付いてくるのがわかる。
やがて、麻耶は決心を決めて大佐の顔をキッと見つめた。
「・・・はい。お願いします・・・ボクを・・・ボクを女にしてください!」

705 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:42:35 ID:Uld6kJVA0]
柔らかなマットが敷き詰められたキングサイズベッドの中央に横たわり、麻耶は立てた膝を少し開いて、
ゾル大佐が現われるのを待った。
ボクは・・・ボクはいよいよエッチをするんだ! 麻耶の改造された心臓組織が、不安と期待で高鳴る。
奥手な麻耶は、恋愛に関する知識も経験も乏しかった。
人一倍好奇心が旺盛なので、セックスの知識は人並み以上にあった。それが気持ちのいいものだということも
もちろん知っている。夏休みに初体験を済ませたクラスメートの体験談にも、みんなで聞き耳を立てた。
だがそれらと、自分を結び付けることは麻耶にはまだできなかった。自分とは縁のないものだと感じていた。
だいたい人間だった時には、自分の女らしく成長したボディをうとましく思いこそすれ、自慢に思ったことがない。
時折自分の胸元や、スラリと伸びた脚、引き締まったお尻などに痛いほどに男子生徒たちの視線が注がれるのを
感じても、麻耶にとっては煩わしいものでしかなかった。
そんな自分が、いま、こうして男に抱かれようとしている!
ゾル大佐がガウンを脱ぎ捨て、屈強な肉体を麻耶の前に晒した。そっと股間に目をやると、太さ5センチ、長さ
20センチはありそうな赤黒い怒張が、天に向かってそそり立っているのが視界に入り、麻耶は思わず目を伏せた。
大佐は優しく、麻耶の上に押し被さってきた。彼女の目をじっと見つめて、こう尋ねる。
「・・・クラゲ女よ、怖いか?」麻耶は、恥ずかしそうに身体をすくめて、小さくコクッと頷いた。
「ならば、俺の目を見るがいい。」
ゾル大佐の隻眼の瞳が、燃えるような赤い色に染まった。それを見た途端、麻耶の全身から力が抜けた。
「・・・あ・・・・あ!」
ゾル大佐が、いきなり麻耶の唇に自分のそれを重ねた。ハッと驚く暇もなく、大佐は息が止まるかと思える
くらい、強く激しく麻耶の唇を吸った。「・・・ん・・・んん・・・・むうん・・・!!」
生まれて初めてのキッスに戸惑った麻耶だったが、すぐに観念して、大佐の強引で手慣れた手管に身を委ねた。

706 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:43:26 ID:Uld6kJVA0]
唇を割って入ってきた大佐の舌が、自分の口腔の中を何か巨大な生き物のように暴れ回る。それと同時に
麻耶の乳房と股間が、大佐の両手によって同時に刺激を加えられた。麻耶の改造された右の乳房は、大佐の左手で
鷲掴みにされ、ちぎれんばかりに揉みしだかれた。親指の先が時折、改造された乳首をこね回すように刺激する。
「・・・あ・・・あ・・・あン・・・」
麻耶の股間に置かれた大佐の右手が、撫でさするように上下に動く。中指の先が割れ目に沿って何度も行き来し、
改造された麻耶の女性器の扉を、少しずつ、だが確実にこじ開けてゆく。やがて、麻耶の改造されたクリトリスの
在処を探り当てた中指は、周囲から先端に向かって渦を描くように動きながら、麻耶の一番敏感な部分を刺激する。
「・・・むふぅ・・・やだぁ・・・やだやだぁ・・・・あ・・・あン・・・あンッ・・・あンッ!」
左手を右の乳房、右手を股間、そして舌を麻耶の左の乳首に当て、ゾル大佐は麻耶の身体で最も敏感な3点を
同時に刺激し始めた。緩急を使い分けたテクニックで、麻耶に息をつく暇すら与えずに。
「・・・あン・・・あン・・・あンッ!・・・あンッ! あンッ!あンッ!あンッ!」
クラゲ女に改造された麻耶のボディは、ふだんはひんやりと冷たいゼリーのような触感をしている。
だが全身の性感帯を刺激され、人間女性の数千倍とされる性欲のスイッチを入れられた麻耶の肉体は熱く火照り、
全身がなめらかに波打ち始めた。両腕の下側に並んだクラゲのポリプも、パクパクと激しく口部を開閉する。
『・・・なに? ・・・何なの? ・・・何なのこれ?・・・』麻耶も、自分の肉体の変化に戸惑っていた。
性感が高まってゆくとともに、麻耶の改造された半透明の乳房の内部をたゆたうように動いている、
ミズクラゲを思わせるリング状の4つの模様が、虹色に煌めきながら発光を始めた。夜空に輝くオーロラの
ように、麻耶の肉体の興奮に合わせて、ほのかに揺らめきながら赤に青にと激しく明滅を始めた。

707 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:43:44 ID:Uld6kJVA0]
そして麻耶の、毛のまったく生えていない真っ青な恥丘、女としての最も大切な部分が二つに割れて、
中から鮮やかなピンク色をした、ゼラチン質の肉の孔が姿を現わした、肉孔の周囲からは短めの白い触手が
何本も現われては、出たり引っ込んだりを繰り返す。孔の中からはとろりとした液体が、じわじわにじみ出てくる。
「そろそろ・・・行くぞ。クラゲ女!」
麻耶の受け入れ準備は、既に整っていた。大きく息をつぎながら、麻耶は両手で恥ずかしげに顔を押さえ、
コクッ、と小さく頷いた。「・・・お願い・・・優しく・・・して下さいね。」
ゾル大佐は力がすっかり抜けた麻耶の両脚を広げ、その間に自分の腰をグッと入れた。太さ5センチはある
赤黒い怒張の先端が、麻耶の改造された秘部に、未だ男を受け入れたことがない神聖な場所に触れた。
「あ、熱いッ!」
大佐は、まさぐり当てた麻耶の秘唇を指で押し広げ、改造された肉の孔目がけて、自らの肉棒を突き入れた!
「・・・ア、アアッ!!」
麻耶は、身体を硬直させて思わず大佐の肩にしがみついた。処女の本能が、思わず腰を引こうとする。
ゾル大佐は構わずにそのまま腰をゆっくりと前に動かし、トロトロと粘液を分泌し続ける麻耶の秘芯の中へ、
自らの巨大な肉棒をズブズブと潜り込ませていった。
ああっ! ボクの中心を貫いて、ボクのいちばん大切な場所を引き裂いて、いま、男の人がボクの中へと入ってくる!
「・・・ア・・・ア・・・ア・・・アウッ! ・・・アウンッ! 」
こうして麻耶は、とうとう処女を失った。彼女の汚れなき乙女の花は、屈強な一人の男によって散らされた。
ゾル大佐のいきり立った肉茎は、麻耶の改造された膣組織の中をずんずん貫いて、根元まですっかり潜り込んだ。
「・・・ア・・・ア・・・アウッ!・・アウッ! アウッ! アウッ! 」

708 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:44:02 ID:Uld6kJVA0]
ゾル大佐が、麻耶に挿入した男根の抽送をピストンのように開始した。
青く半透明な麻耶の恥丘の内側に、ピンク色の膣が透けて見えている。男の腰の動きに合わせて波打つ下腹部の
内側に、陰茎を奥深くまで飲み込み、淫らに蠕動を続ける筒状の組織がうっすらと透けて見える。
肉孔の周囲からは白い触手が何本も顔を出しては、麻耶を貫いている肉茎にからまりつき、また引っ込んでゆく。
「・・・さあ、クラゲ女。今度はこっちだ!」
ゾル大佐はいったん、麻耶の秘部から肉茎を抜いた。そして麻耶を四つんばいにさせて、引き締まったかたちの
良いお尻を持ち上げ、さっきこじ開けられたばかりの麻耶の秘芯の中央に、再びいきり立った怒張を突き入れた。
「・・・アンっ!アンっ!アンっ!アンっ!アンっ!アンっ!!」
後ろから激しくピストン運動で突き上げられ、麻耶の改造された乳房はユッサユッサと大きく揺れながら、
オーロラのような光を内部にキラキラと明滅させる。ピリピリと、電気の火花が身体をかけ巡り、麻耶の
興奮と感度をさらに高めてゆく。
「・・アウンっ! アウンっ! アウンっ! アウウンッ! アウウンッ!!」
ああっ! 気持ちいい! 何て気持ちがいいの! これが、これが! 抱かれるということなのね!
改造された麻耶の肉体には、破瓜の痛みなどまったく無縁であった。処女を失ったばかりだというのに、麻耶は
性の果実を味わいつくした人間の熟女でもめったに味わえないほどの、すさまじいばかりの快感を満喫していた。
「・・・どうだクラゲ女。改造人間になった感想は?」
「・・・アンっ! 最高! 最高よ! アンっ! アンっ! これが、これがっ、改造人間っ、なのねッ!!」



709 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:44:18 ID:Uld6kJVA0]
ぴたンッ!ぴたンッ! 麻耶のかたちの良い尻が揺さぶられるたびに、ゾル大佐の腰にぶつかり音を立てる。
じゅポッ!じゅポッ! 大佐の陰茎に麻耶の愛液がからまりつき、突き入れるたびに淫らな音を立てる。
チュルッ!チュルッ! 陰茎を飲み込んだ麻耶の肉孔から無数の白い触手が現われ、まぐわう二人の股間を刺激する。
狂おしいまでの快感が、麻耶の華奢な肉体を嵐のように翻弄した。麻耶はもはや、我を忘れて快楽だけを求めた。
一匹の牝となってもだえよがり、生まれて初めて味わうセックスの快感を夢中になってむさぼり尽くした。
「・・・アウンっ! アウンっ! アウンっ! はうンっ! はううンっ! あう! あう! アウウウーーンっ!!」
麻耶が絶頂に達すると同時に、ゾル大佐はおう、おう、おうと狼のように高く吼えた。そして麻耶の改造された
膣の中いっぱいに、白濁した男の欲望の樹液をドピュッ!ととめどなく噴出した。
奥深くまで貫いている男の陰茎が、自分の中でピクピクと痙攣し、自分の中に生暖かい粘液を続々と放出して
いくのを夢見心地で感じながら、麻耶はひとりの女として、この上ない幸福感と陶酔感に包まれていた。
「・・・大佐・・・大佐! ・・・ありがとう、ボク、ボク!」
ついさっき処女を失ったばかりの若い娘が、たくましい男の胸に自分の身を預けて、安らかに目を閉じている。
大佐は麻耶の身体を自分の逞しい胸に優しく抱き寄せ、柔らかな髪をそっとなでた。
自分の股間にいまだ残る陰茎の感触、改造された膣組織の奥深くに注ぎ込まれた熱い粘液が、身体全体へと
広がってゆく感触にうっとりとなりながら、麻耶は、改造人間にしてもらえた幸運に、心から感謝していた。

710 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:44:37 ID:Uld6kJVA0]
ここはショッカーによって人知れず占拠され、クラゲ女の暗殺用電気人間計画のアジトとして改装された
鷲ヶ崎原子力発電所の、第一加圧水型炉の発電タービン室の前。ここでは常時50万kWもの莫大な電力が
生み出され、変電施設を経由して各地に送られてゆく。その送電線の一本が配線を変えられて、タービン室の
すぐ前に設置された、特設の変電装置へと向かって延びていた。変電装置の前には椅子に腰を下ろした、
クラゲ女麻耶がいた。
麻耶が手に握っているのは、変電装置から延びている、幾重にも束ねられた太い送電線。
その先端には、ちょうど男根を摸した形の奇妙な電極が被せられていた。
麻耶は両脚を広げて、女性の秘部をしどけなく露わにした。恥部の下端に、鮮やかなピンク色のゼラチン質
の肉の孔が、トロトロと粘液を分泌しながらヒクヒク口を開けている。
やがて覚悟を決めたかのように、麻耶は自分の大切な女の部分、改造された秘芯めがけて、男根を摸した
電極をぐイッ!と突き入れた。
「・・・むンッ!・・・・うッ! 」
麻耶はそのまま自分の膣の奥を目がけて、電極を押し込んでいった。つい数時間前に男に処女を捧げたばかりの、
まだ使い込まれていない女性器が、男根を摸した電極をズブズブと飲み込んでゆく。
電極が膣の最奥部まで達すると、麻耶はお付きの戦闘員に指示を与えた。変電装置のスイッチが入れられ、
20万ボルトに昇圧された高圧電流が、麻耶の胎内にセットされた電極目がけて、一気に流れ込んでゆく。
バ・・バ・・バリッ・・・バリッ・・・バリバリバリッ!!
「ア! ・・・アウッ! ・・・アウッ! ・・・アウンっ! ・・・アウンっ! ・・・アウウンッ!」
凄まじい電流が身体の奥深くに流れ込んでゆくのを感じ、麻耶はその痺れるような快楽に激しく悶えた。
麻耶が行っているのは、充電であった。いくら彼女が最大50万ボルトの電撃を繰り出せるといっても、その
エネルギーはどこかで補充しなければならない。クラゲ女は膣に挿入された電極から電気エネルギーを取り込み、
全身の蓄電細胞に貯えるという能力を与えられていたのだ。

711 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:44:56 ID:Uld6kJVA0]
何故、わざわざ膣から取り込むのか。およそクラゲの身体は、下部に中央にパックリ開いた腔腸を中心として、
触腕が放射状に並んでできている。腔腸こそがクラゲの身体体制の基本である。そしてクラゲの改造人間である
麻耶の肉体もまた、身体の中央から真下に向かって開かれた、筒状の組織を基本として構成されていたのだ。
そう。膣である。膣こそがクラゲ女にとっての腔腸、身体でもっとも大切な器官であり、食事を含むすべての
生体行為の要なのであった。
「・・・アウンっ! ・・・アウウンっ! ・・・はうンっ! ・・・はううンっ! 」
充電は、麻耶にとっては単なるエネルギー補給ではなく、セックス同様の快楽を伴う神聖な行為でもあった。
全身に電気が満ちてゆくとともに、麻耶の改造された身体は上下に激しく痙攣した。ミサイルのような乳房が
ゆさゆさと揺れながらオーロラのように明滅を繰り返し、電気の火花が表皮を伝って全身に走ってゆく。
「 あうン! あうン! あうン! あう! あう! あう! あう! アウウウーーンっ!!」
麻耶は絶頂に達し、その身体は反り返ったままピクピクと痙攣を繰り返した。
充電が完了したのを確認し、戦闘員の手で変電装置のスイッチが落とされた。麻耶は、はぁっ、はぁっ、と
肩で息をしながら、満足した表情で自分の膣から電極をじゅポッ! と引き抜いた。
電極には、膣孔の周囲から伸びる白い触手が何本も、逃すまいといったふうに吸盤でへばりついていたが、
麻耶が勢いよく電極を引き離すとともに、再びチュルッ!と縮んで秘裂の中へと消えていった。
麻耶は、フゥと息をつぎ、乱れた髪を直しながら立ち上がった。
電気は充分に吸収したが、まだ足りないものがある。
「・・・おなかすいたな・・・・そうだ。博士に言われた通り“捕食”をしなくちゃ。」
麻耶はそう言って、アジトの地下にある奴隷収容所へと向かった。

712 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:45:13 ID:Uld6kJVA0]
かつて鷲ヶ崎原子力発電所に勤務していた人間は、残らず洗脳され、一部は戦闘員として改造された。
だが通常の業務を行いつつ、ショッカーとしての破壊活動を行う以上、労働力はそれだけでは足りなかった。
戦闘員たちが毎日周辺の町村に“奴隷狩り”に出かけては、若者たちを次々と拉致していているのはそのためだ。
その中には拉致したものの、麻耶の叔父のように身体能力に問題があって、廃棄処分の烙印を押された者もいる。
彼らは、このアジトの責任者であるクラゲ女・麻耶の、“捕食”の対象にされる運命にあったのだ。

「さあ入れ!!」
戦闘員に小突かれて、衣服をすべて剥ぎ取られ全裸にされた若い男が、小さな部屋に入れられた。
痩せぎすの男は震えながら、おそるおそる部屋の中を見渡した。調度が何ひとつない薄暗い小部屋の中には、
ひとりの少女が待ち構えていた。少女は立ち上がり、興味深そうに男の方へゆっくりと歩み寄る。
「・・・ふうん・・・キミかぁ。ボクの最初の相手になってくれるのは。」
それは年の頃17歳ほどの、目のさめるような美少女であった。まだ子供らしさの残る顔に、妖艶で小悪魔っぽい
笑みを浮かべ、身体をセクシーにくねらせながら、恐怖で震える男に向かって近づいてくる。
少女は、身体の線がはっきりと浮き出る全身タイツのような青い衣裳をまとっていた。いや、衣裳ではなく
ボディペインティングなのか? 豊満な乳房、かたちの良い引き締まったお尻、そして股間に浮かび上がった
女の大切なスリット。どれをとっても、少女の身体は全裸でいるようにしか見えない。
蠱惑的な笑みを浮かべ、わざとセクシーに身体をくねらせながら、少女は男に迫ってきた。お尻を左右に振り、
両手で自分の乳房を掴んでは胸の谷間を強調するように、ゆっくりと揉みながら。

713 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:45:30 ID:Uld6kJVA0]
「・・・ねぇキミ。ボクの身体、ステキだろう? ・・・ボクの身体、抱いてみたくは、ない?」
絶世の美少女からの誘い。それは、普通ならばあまりにも甘美な誘惑だったろう。だが男は、少女の誘いに
なぜか本能的な危険を感じた。
男は、少女の身体をよく確かめてみた。美しい青い色に染まった全身はまるでゼリーのような質感で、内部が
少し透けて見えている。乳房の中には、オーロラのようにゆらめく模様さえ見える。どう見ても、人間じゃない。
男の脅えた視線に気付いた少女は、クスリと笑い、その愛らしい顔を男の顔にグッと接近させた。
「・・・気がついた? そう、ボクはもう、人間じゃないんだ。ショッカーにさらわれて改造手術を施されて、
今日、改造人間に生まれ変わったんだよ。今のボクの名前は、ショッカーの改造人間、クラゲ女!」
少女は腕をゆっくりと上げた。腕の下端にスラリと並んだクラゲのポリプが、一斉にパクパク口を広げた。
「ひ、ヒイイィッ!!」男は恐怖にかられ、少女から逃げだそうとした。
「た、助けてくれぇ! お願いだ! ・・・命だけは、命だけは助けてくれ!!」
男は腰が抜け、床にへたり込んだまま必死に後ずさる。
「ダメだよぉ。キミは今から、ボクと交わってひとつになるんだ。ボクの身体が、キミを欲しがってるんだよ。」
少女はゆっくりと男に歩み寄る。ニッコリと笑い、腕を前に突き出すと、手のひらに開いたクラゲのポリプが
触手となって伸び、男に向かってシュルシュルと襲いかかった。「うわぁぁああ!!」
うねうねと蠕動する不気味な触手は男にからみつき、その先端に開いた口部を、男の股間へ向かって這わせた。
恐怖で縮まった陰茎をさぐり当てると、触手の口部は大きく口を広げて、陰茎をズポッ、とまるごと呑み込んだ。
「ひゃあああッ!!」

714 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:45:46 ID:Uld6kJVA0]
蠕動する触手は、ツンとくる刺激性の粘液を男の陰茎に塗り込めつつ、チュパチュパと卑猥な音を立てて刺激する。
口部の周辺からは白い触手が無数に現われて、股間を舐めるようにのたくり回る。電気がピリピリと走る。
「・・・あ・・・あ・・・」
恐怖の表情で床に倒れ伏した、全裸の男の股間には、いきり立った肉茎が男の意志とは無関係にそそり立っていた。
少女の触手が、男から離れた。少女はニッコリと微笑み、恐怖に震える男の上にまたがるように立ち、二本の指で
自分の秘裂をそっと押し広げた。ピンク色の肉襞が露わになり、その周囲を蠢く白い触手の群れも見える。
少女は、もう一方の手でいきり立った男の陰茎を導きながら、自らの孔で包み込むようにゆっくり腰を下ろした。
「よし。・・・ん・・・あうン・・・」
少女の股間にパックリと開いた濡れた肉壷が、いきり立った男の肉茎をズブズブと飲み込んでゆく。つい数時間前に
処女を失ったばかりだというのに、少女の秘芯はそれが当たり前であるかのように、男を受け入れてゆく。
騎乗位になって陰茎を根元まですっかり飲み込んだ少女は、両手を地面に着け、腰をゆっくりと上下させ始めた。
「・・・むン・・・むン!・・うッ!・・うッ!・・あう!・・あう!・・あうッ!・・あうッ!」
男の陰茎を下の口で緊く締め上げつつ、少女は恍惚の表情を浮かべながら、だんだんとピッチを上げてゆく。
ユッサ、ユッサと豊満な乳房が揺れ、乳房の内部にはオーロラのような明滅する光が浮かび上がった。
「うわわわ・・あ・・・が・・・が・・・が!」
男は恐怖の表情で目を見開いたまま、声にならない叫びを上げている。
「・・あうッ! あうッ! あうッ! あンッ! あンッ! アンッ! アンッ! アンッ!アンッ!アンッ! 」
少女は恍惚とした表情で激しくあえぎよがりながら、両腕で自分の乳房を激しく揉みしだいた。すさまじい
ばかりのピッチで腰が上下する。腰の動きに合わせて、かたちの良いお尻がプルンプルンと震える。

715 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:46:56 ID:i56/yZEj0]
やがて、少女の股間から電気パルスが放たれ、顔面蒼白になった男の身体の上を火花になって走り始めた。
男は美しい少女と交わりながら、快楽を感じてなどいなかった。硬直したまま泡を吹き、半ば失神している。
やがて、男の身体が少しずつへこみ、みるみる痩せ衰え始めた。
それは男と女の性行為ではなかった。少女はいま、男と交わりながら陰茎の尿道を通して無数の触手を男の
身体内部へと送り込み、消化液を出して内部からドロドロに溶かし、吸収しているのだった。
これが“捕食”。人間の消化器を持たないクラゲ女が、蛋白質などの栄養を摂取する、唯一の方法だった。
「あうぅン! あうぅン! あうン! アウ! アウ! アウぅぅぅぅーーン!!」
たがて少女は絶頂に達した。ハァハァと激しく息をつぎ、骨と皮だけになった男からようやく身を離した。
無数の白い触手がからみついた陰茎が、少女の膣孔から引き抜かれた。それは、まるで細い枯れ枝だった。
干からびた陰茎から離れた触手の群れは、やがて少女の股間にチュルルン、と吸い込まれ消えていった。
クラゲ女・麻耶は、最初の“捕食”を終えると、満足そうな表情で小部屋を離れた。人間をまるごと一人
吸収したのだ。これであと数日間は、何も捕食しなくても活動できる。
少女が立ち去った後に残されたものは、干からびて紙クズのようになった、元・人間の残骸だけであった。

716 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:47:12 ID:i56/yZEj0]
こうして、麻耶は“充電”と“捕食”をおぼえることによって、完全なクラゲ女になった。
麻耶は自ら強く望んで、それからも毎日、ゾル大佐に身体を捧げて女の悦びを味わった。大佐は職務には
非常に厳しく、部下の失態には容赦なかったが、反面、自分の女たちにはとても優しかった。麻耶は5体の
セクサボーグ蜂女たちにまじって、朝晩2回、大佐に抱かれた。
野獣のような激しさで身体をむさぼられながら、麻耶は喜びのあまり何度も何度も泣きじゃくった。
3週間前に拉致されてセクサボーグに改造されたという21歳のグラビアアイドル・須堂みらが、麻耶の新しい
親友となった。Iカップ、96センチのミサイルのような蜂の乳房を持ったみらは、改造される時は激しく
泣き叫び抵抗したが、人間だった時のセックスとは比べ物にならない凄まじい快楽を知り、今ではすっかり
改造人間にしてもらえたことに感謝していた。朝晩2回、ほんの5分間ずつ。ゾル大佐に抱かれて精液を
たっぷりと注がれる。それが今のみらの人生のすべてだったが、彼女にはそれだけで充分であった。
「ああんもう! 人間のエッチなんて問題にならないわ。麻耶、あなたは幸せよ。処女のまま改造人間にして
もらえたんだから。人間のちゃちなエッチを知らずに、改造人間のエッチをいきなり楽しめたんだから!」
麻耶とみらは、互いの改造されたボディをフルに駆使してお互いを慰め合った。セックスの経験が乏しい麻耶に、
みらは“男を悦ばせるテクニック”を色々と教えてくれた。
処女を失って1週間。麻耶はもう、すっかり一人前の“女”になっていた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
       【エロ描写ここまで。以後も少しだけエロがありますが、気にしないで下さい】

717 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:47:31 ID:i56/yZEj0]
麻耶がクラゲ女に改造されて1週間たったある日、突然司令室からの招集が下った。
ガイエル博士への宿題となっていた、オプションパーツの画期的な輸送方法が、遂に完成したというのだ。
いよいよ麻耶の、改造人間としての初仕事が始まるのだ。


ここは東京・永田町の総理大臣官邸。
冷たい雨が降りしきる中、黒塗りの車が何台もやって来ては前に停まる。内閣官房長官が到着し、取材陣の
攻勢を避けながら官邸に足を踏み入れようとしているところだ。
押しかけた取材陣を黒服の屈強な男がさえぎって道を作り、秘書たちが傘を差し出す中、長官は車を降りた。
「長官! ここ数日の若者の大量失踪事件と爆発事件、政府としてはやはり関連があるとの見解ですか!?」
「何か一言! 長官! ねえ何か一言お願いします!!」
フラッシュが幾つもたかれる中、不機嫌な表情の官房長官は記者の質問を手で制して、官邸の入り口を
くぐろうとした。ちょうどその時であった。
官邸の門から少し離れた路上に、レインコートを着た少し小柄な人影が立っていた。傘をささず、顔は
フードに隠れていてよく見えないが、華奢なその体形からどうやら女性らしいとわかる。
レインコートの女性の袖口から、奇妙なものがスルスルと伸びてきた。まるでクラゲのポリプのような
グロテスクな触手だ。触手が雨に濡れた地面に接した、まさにその瞬間。
ビシィッ!! 水を伝わって電撃が輪のように広がった。
「わッ!」「きゃッ!」足元に強いショックを感じて、取材陣も政府の役人たちも、軽いパニックになった。
その隙をついて、レインコートの女が警備をすり抜けて、足早に黒いベンツに駆け寄り、その上に飛び乗った。

718 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:47:47 ID:i56/yZEj0]
「誰だ!?」「な、何者!?」
私服警官が一斉に銃を構えた。女はレインコートをパッ、と脱ぎ捨てた。真っ青な全身タイツに黒長ブーツの
ハッと目のさめるような美少女だった。意外な正体に人々があっけに取られる中、少女は腕を前に振り上げ、
それから胸の前に引き寄せてクロスさせながら、大声で叫んだ。「ショッカー、変・身!!」
少女はまばゆい光に包まれ、次の瞬間、少女の頭部は巨大なクラゲのような、奇怪なものに変貌していた。
「ば、化け物だ!!」「う、撃てっ!!」
クラゲの頭部を持った怪人は、両腕を前に突き出した。手のひらについた、クラゲのポリプのような口が
くわっ、と口を開いた。そして怪人は、しゃがみながらその口を足元のベンツの屋根に押しつけた。
・・ズ・・バ・・・ァ・・・ン・・・・・・・・!!!!!!
凄まじい爆音が響き渡り、周囲はもうもうとした煙に包まれた、やがて降りしきる雨が煙を晴らした時、
そこに広がっていたのは焼けこげた残骸の群れだけであった。髪の毛を焦がしたような強烈な匂いがたちこめ、
男とも女ともつかない、かつて人だった無数の消し炭が、雨に打たれてシュウシュウと湯気を発していた。

消防車のサイレンがけたたましく鳴り響く中、レインコートの人物は足早に官邸から遠ざかっていった。



719 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:48:02 ID:i56/yZEj0]
「なるほど。電送原理を利用したオプションパーツの転送か!!」
スパイカラスが送ってきたモニタースクリーンの映像を見ながら、ゾル大佐は関心したようにうなった。
「はい。本来なら電送を行うには、送り手・受け手の双方に巨大な電源が必要となるため、移動する対象に
物体を転送することは困難と考えられていました。ですが、自らが電源であるクラゲ女の場合は、当然ながら
それが不要なのです。もはやいつでもどこでも、クラゲ女は完全体へと自由に変身可能です。」
ガイエル博士が誇らしげに説明する。
ゾル大佐は嬉しくて仕方がないといったように、落ち着かぬ様子で司令室の中をウロウロと歩き回った。
「ともあれ、政府要人暗殺計画の、第一弾は成功だ。目撃者もおらず、馬鹿な人間共はこれが人為的なもの
とは気がつかず、落雷か、大規模な漏電事故と見なすだろう。この調子で、政府要人を次々と消していくのだ。」
大佐は、黒覆面の戦闘員たちに命じた。
「クラゲ女の製造のためにストップしていた、電気人間の量産計画も再開せよ。クラゲ女の改造データが、
電気人間の適性について多くの事実を教えてくれたはずだ。一刻も早く、量産体勢を実現させるのだ!」
「イーッ!!」戦闘員たちが一斉に敬礼した。

720 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:48:17 ID:i56/yZEj0]
クラゲ女に改造された鮎川麻耶の従弟、川本浩太少年は、いま悲痛な覚悟で物影に潜んでいた。
まや姉が学校のプールから突然姿を消して、既に10日が経っていた。警察が何度も家にやって来たが、むろん
手掛かりなどどこにもあるはずがなく、刑事たちも途方に暮れるばかりであった。実の娘のように思っていた
姪の突然の失踪に、母・ふみえの落胆は気の毒なほどだった。
そして追い打ちをかけるように、父・剛史が1週間前、謎の失踪を遂げた。
会社側の説明はとうてい納得のいくものではなく、ふみえは心労のあまり、とうとう病の床に伏してしまった。
浩太少年は蒸発した2人の行方をさぐろうと、子供なりにあちこちを調べてまわった。父の職場である原子力
発電所は、場所柄一般人の立ち入りを厳しく制限していたが、小学校の社会見学でも訪れる変電施設への立ち
入りは比較的容易であった。浩太少年は父の職場にこっそり忍び込み、人目を避けて手掛かりを探してまわった。
そして、3日前に、少年は見てしまったのだ。
「さあ、歩け!」
黒い全身タイツに覆面の奇怪な男たちが、悲鳴を上げる数名の若者を無理やり引っ立ててゆくところを。
ある建物の前まで来ると、ドアが開いて別の覆面の男たちが現われた。そして、その後ろから最後に現われた
ものを見て、浩太少年は思わず息を飲んだ。
それは、人間に酷似した真っ青なボディの上に、奇怪なクラゲのような頭部を持った、異形の怪物であった。
「・・・宇宙人だ! クラゲみたいな宇宙人だ!!」
クラゲのような怪物は、覆面の男たちよりも背が低く、胸や腰がふくよかな柔らかい曲線を描いている。
「・・・女だ。あの宇宙人は女なんだ。」

721 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:48:33 ID:i56/yZEj0]
浩太少年は、男たちに気付かれないよう注意して、そっとその場から逃れた。
「あいつは人間をさらってきてた。きっと、まや姉も父さんも、あいつにさらわれたんだ!」
少年は脇目も振らずに村の駐在さんのところに急いだ。さっき目撃したことをどもりながら説明するが、
ぬるま湯のような日常に慣れてしまった村の巡査は、少年の荒唐無稽な話をまったく取りあわなかった。
「こらこら、大人をからかうもんじゃない! 夢でも見たんだろう、おおかた!」
病床の母・ふみえに話しても、おそらく心配の種を増すだけだろう。もはや大人はあてにはならない。少年は
決心を固めた。どんなに怖くても、自分ひとりであいつらの正体を明かしてやる。そして、まや姉や父親を
取り戻してみせると。

翌日。浩太少年は物影に潜んで、昨日宇宙人が現われたドアの内部に侵入しようと機会をうかがっていた。
少年の手には父親のカメラが握られていた。今度こそ確固とした証拠写真を撮って、宇宙人の存在を暴くためだ。
少年のちょっぴり日焼けした鼻の頭や、半ズボンからまぶしく覗く絆創膏だらけの足には、まだまだ子供っぽさが
残っている。だが時折、少年は一人前の男のような表情を見せることがあった。今、人目を避けて侵入のチャンスを
窺っている少年の引き締まった顔も、漁師町に住むいっぱしの男のものであった。
発電所の制服を着た男がさっき、くだんのドアを開けてどこかに去っていった。鍵がかかっていないことは確かだ。
少年はこっそりとドアに近づき、音を立てないように用心して、そっとドアを開いた。

722 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:48:50 ID:i56/yZEj0]
「よし。」
薄暗い廊下が、延々と続いている。少年はじゅうぶんに注意しながら、長い殺風景な廊下を進んでいった。
ひた。ひた。ひた。少年が歩く足音だけが、長い廊下にこだまする。
「・・・だーれだ♪」
突然、誰かが後ろから少年に目隠しをした。
思わずワッ!と叫びそうになった少年の後頭部に、ぷにっと柔らかいものが双つ触れた。そのマシュマロのような
感触に、少年は覚えがあった。からかわれるたびに自分の顔にわざと押しつけられた、双つの胸のふくらみ。
「・・・まや姉!?」少年は思わず大声で叫んだ。
「ご名答〜!!」悪戯っぽく笑いながら、声の持ち主は目隠しを解いた。あわてて振り返った浩太少年の目に、
ずっと探し続けてきた懐かしい顔が飛び込んできた。
「こーくん。こんなところに一人で忍び込むなんて、駄目だゾ!」
「まや姉っ!!」
少年は思わず従姉に飛びつきそうになった。だがふと違和感を感じて、少年は無意識のうちにそれをためらった。
少年は後ずさりして、従姉の姿をまじまじと確かめた。・・・間違いない。人違いじゃない。確かにまや姉だ。
「まや姉! いったい今まで、どこにいたんだよ!! 母さんがどんなに心配してたと・・・!!」
従姉はそれには答えず、フンフンと小悪魔っぽい笑みを浮かべて少年の周囲をくるりと歩き、振り返って言った。
「せっかくここまで来たんだ。こーくん、ボクについておいで。・・・いいものを見せてあげる。」
そう言ってクルッ、と向こうを向いた従姉は、足早にスタスタと廊下を歩み去ってゆく。
「・・・おい! 待てよまや姉! いったいどこに行くんだよ!」
あわてて少年は、従姉の後を追った。

723 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:49:06 ID:i56/yZEj0]
後ろ姿を追いながら、少年はさっき自分が感じた違和感の正体に少しずつ気付き始めた。
最初少年は、まや姉は青い全身タイツを着ているんだと思った。ハイヒールの黒いロングブーツの他は、指先に
いたるまで全身が青い色に覆われていたからだ。だが今、かたちのよい引き締まったお尻を左右に振りながら歩く
まや姉の姿を見ていると、それが衣服だとはとうてい思えなくなってきた。お尻の割れ目がくっきりと見えている。
どう見ても従姉は、恥ずかしげもなく全裸でいるとしか思えない。少年は顔をあからめながら、チラチラと美しい
従姉の姿をぬすみ見た。そして徐々に、全裸にしても、何かがおかしい。何かが違うと感じ始めた。
そんな疑問をよそに、従姉はやがて非常階段のような鉄の階段を降り、天井の高い地下の廊下へと少年を導いた。
ダクトが幾つも天井を這い、壁に巨大な計器が幾つも立ち並ぶ、いかめしい空間だった。だが廊下の両側に置かれて
いるのは、幾つもの巨大な水槽だった。中には、巨大なクラゲがいっぱい、たゆたうように泳いでいる。
「まや姉?・・・なんでこんなところに、クラゲがいっぱいいるんだよ?」
「原子力発電所には、海水を吸い込むところにクラゲがいっぱいかかるんだ。そのクラゲをつかまえて、ここで
飼ってるんだよ。」
取水口のクラゲ問題のことは、少年もニュースで知っていた。でもなぜ、捕らえたものをわざわざ飼うのだろう?
少年はその疑問を口にしようとしたが、思わず飲み込んだ。目の前で従姉が急に立ち止まったからだ。
「さあついた。」
少女が立ち止まったのは、両側に脚立が立てられた、ひときわ大きい水槽の前だった。その中には、さっき見てきた
クラゲとはまったく異なる、毒々しいクラゲが泳いでいた。赤と青の模様が入った、見るからに有毒のクラゲだ。
「な、何なの、そのクラゲ?」
少年の問いには答えず、美しい従姉は意味ありげな笑みを浮かべながら、少年の方をまっすぐに見つめた。
「ここは、ボクの大切なものがある場所。こーくんにぜひ見てもらいたかったんだ。」

724 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:49:25 ID:i56/yZEj0]
「・・・大切なもの?」
美しい従姉は、腰を色っぽく左右に振り、腰から脇腹に沿って手をゆっくりと這わせながら、少年に近づいてきた。
「まや姉?・・・おいまや姉! いったいどうしたんだよ!」
少年は、従姉が全裸であることを確信した。豊満な胸には乳首が勃起して浮き上がり、股間には恥ずかしい割れ目が
クッキリと見えている。少年は恥ずかしさで真っ赤になった。だが少女は、さらに挑発的なセリフを口にした。
「こーくん? ・・・こーくんは女のコのカラダに、興味はない?」
「え・・ッ?」
従姉は両手で、自らの豊満な乳房をゆっくりと揉みしだき、小悪魔のような蠱惑的な表情で少年に近づいた。
7歳年上の美しい従姉の顔が、少年のすぐ目の前に迫った。ほんのり甘くいい香りがただよってくる。
「こーくんも、女のコに興味があるんだろう? ボクが、女のコのカラダを教えてあげようか?」
「・・・ま、まや姉!?・・・」
「ボクはもう、オトコを知った。一週間前にこのカラダを捧げて、オトコを知って一人前の女になったんだ。
とても・・・とても素晴らしかった! だから今度は、ボクがこーくんに、女のコの味を・・・教えてあげる。」
そう言って、少女は少年の手を取って、自分の乳房に重ねた。ぷにゅっ、とした感触の中に、ヒクヒクと動く
堅いものがある。手のひらに当たる、勃起した乳首だ。
「わッ!」思わず手を引っ込め、少年は従姉から後ずさった。少女は気にせずに、今度は二本の指を立てて
自らの恥ずかしいスリットを、そっと開いて見せた。「・・・ねえ? 女のコのあそこを、見てみたくない?」
少女の股間には、毛がまったく生えていなかった。盛り上がった青い丘の中央を縦に走る亀裂がこじ開けられ、
鮮やかなピンク色の肉の襞が現われた。そしてさらにその中から、白い触手のようなものがチョロッ、チョロッと
何本も顔を出すのが目に入った。

725 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:49:40 ID:i56/yZEj0]
それを見て、少年はなぜか強い恐怖を感じた。もちろん少年は女性の大切な部分など、今までよく確かめた
ことはない。だが、いま目の前の少女が露わにしているものが、普通の人間のものでないことだけは
はっきりと理解できた。
・・・そう言えばさっき触った、まや姉の手も、乳房も、ひんやりとゼリーのように冷たかった。人間の
それじゃないみたいに!
「・・・まや姉! まや姉! いったいどうしちまったんだよ!! なんかおかしいよ、そのからだ!!」
少年の言葉に、少女は驚いて股間から指を離した。驚いたような表情で、少年の顔をまっすぐ見つめる。
「こーくん。ボクとひとつになりたくないの?」
「やめろよ! まや姉! おまえ、ぜったいおかしいよ! その身体のこと、ちゃんと説明してくれよ!」
少年の抗議に、美しい従姉はしょうがない、といったふうに髪をかき上げ、今度は水槽に歩み寄って脚立を
登り始めた。毒々しいクラゲが泳ぐ水槽の上に立ち、水の中に腕を伸ばしてクラゲをすくい取ろうとする。
「な、何してんだよ、まや姉! そんなクラゲ触って、何ともないのかよ!?」
やがてクラゲをつかまえた少女は、妖しく笑いながら、少年にこう尋ねた。
「ねぇこーくん? こーくんは“改造人間”って、知ってる?」
「改造人間? 改造人間って、ショッカーの改造人間? 人間とほかの動物を合体させて造るやつか?」
「・・・ふうん。ショッカーのこと、ちゃんと知ってるんだ。」
「知ってるって、あ、あんなのデマじゃないか! 人面犬や口裂け女とおんなじだよ!!」

726 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:49:57 ID:i56/yZEj0]
ショッカーと仮面ライダー。それは、数ヶ月前から小学生の間で広まっている、都市伝説の類であった。
罪も無い人間を拉致し、グロテスクな怪物に改造して暗躍する悪の組織ショッカーと、それと闘う正義の味方、
バッタの力を持ったヒーロー、仮面ライダー。ショッカーに襲われても、仮面ライダーを信じていれば必ず
助けに来てくれる。その善悪二元論めいたお話は、ここ数ヶ月の間に全国の子どもたちの間で急速に広まり、
実際に仮面ライダーに会ったと称する子どもや、助けられたと名乗り出る者まで現われる始末であった。
もちろん良識のある大人は、そんな噂話など誰も信じてはいない。時折り評論家が、今の子供たちを取り巻く環境、
荒廃した教育や日常に潜む変質者の危険などとの関係をしたり顔で論評するか、悪ノリしたテレビ局とお笑い
タレントが「仮面ノリだぁ〜ッ!」などという、噂話をパロディー化した低俗な番組を作るくらいだ。
「・・・デマじゃないよ。」
少女は真顔になり、少年に強い口調で諭すように言った。
「ショッカーは本当にあるよ。この村にもちゃんと潜んでいるんだ。そして、人間をさらってきては今も次々と
改造人間にしている。そう、このボクみたいに。」
少女は、クラゲを両手にかかえたまま脚立を降りた。そして、妖しく微笑みながら少年のすぐ前に立った。
浩太少年は、従姉が何のことを言ってるのか、最初わからなかった。いや、わかりたくなかったと言った方が
いいだろう。だが、目の前の従姉の奇妙な肉体が、まぎれもない真実を告げていた。少年はおそるおそる、自分が
抱いていた疑問を口に出した。
「・・・まさか・・・まさかまや姉・・・改造人間にされちゃったのか!?・・・」

727 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:50:14 ID:i56/yZEj0]
麻耶は、ニッコリと微笑んだ。
「そう。ボクは10日前にショッカーにさらわれた。そして無理やり、改造手術を施されたんだ。ボクはもう
人間じゃない。二度と元の人間には戻れない。今のボクは、ショッカーの改造人間、クラゲ女!!」
麻耶は、クラゲを両手に持ったまま、両腕をゆっくりと持ち上げた。両腕の下端にズラリと並んだクラゲのポリプが
少年の目の前で、一斉にクワッ!と口を開いた。
「うわああああッ!!」
浩太少年は驚いて、手に持っていた父親のカメラを床に落とした。ガシャンと毀れる音がひびいた。
「う、嘘だろう、まや姉!? ・・・嘘だ!ぜったい嘘だ!! 嘘だと言ってよ!! ねえ!!」
少女は、少年の動揺をまるで意に介していないかのように、淡々と話を続けた。
「嘘じゃないよ。さあ、これで信じさせてあげる。」
少年の美しい従姉は、手にしたグロテスクなクラゲを高くかかげ、その下面中央に開いた巨大な口を、自らの
真上に広げた。そして、ジュルジュルと絶え間なく蠕動するクラゲの腔腸部を、自らの頭に勢いよく被せた。
「ショッカー、変・身!!」
少女の身体は、七色の光で包まれた。バリバリと電気の火花が散った。少女の半透明の乳房の中を漂う模様が、
オーロラのように激しく明滅した。
「ああン! ああン! あン! アン! あうン! アァァアーン!!」
エクスタシーの叫びをあげて、少女の姿は奇怪なクラゲの頭部を持った怪物に変貌した。
浩太少年は驚きのあまり、発するべき言葉を失った。あの姿! あれは昨日見た宇宙人だ。人々をさらっていた、
女の宇宙人だ。だがまさか、まさか、宇宙人の正体がまや姉だっただなんて!

728 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:50:33 ID:i56/yZEj0]
クラゲの怪人になった麻耶は、ヒィヒヒヒヒとカン高い奇妙な声で笑った。
「どう? こーくん。これがボクの新しい身体。ね、ステキだろう? ボクは50万ボルトの電気を自由に仕える、
電気人間なんだ。ボクの使命は、ショッカーに邪魔な人間をボクの電気で殺すこと。もう、何人も殺したよ。
叔父さん、つまりキミのパパみたいに。」
麻耶のその言葉に、少年は頭からハンマーを振り降ろされたかのようなショックを受けた。
「・・・まさか・・・まや姉・・・まや姉? ・・・父さんを・・・父さんを殺したのか!?」
「うん。叔父さんはショッカーにとって役立たずだった。だから、ショッカーの命令でボクが殺した。」
「うわあああああああ!!!」
少年は絶叫した。首をちぎれんばかりに横に振り、目の前の現実すべてを否定せんとして、あらん限りの声で。
「嘘だ! 嘘だ! 嘘だ! 嘘だ! 嘘だ!」
だが麻耶は、いや電気怪人クラゲダールは、冷たい声で少年に告げた。
「こーくん。キミはショッカーにとって、役に立つ人間かな? それとも叔父さんみたいな役立たずなのかな?
さあ、今からテストを受けてもらうよ。そうすれば、キミに生きる権利があるかどうか、すぐにわかるよ。」
少年はこわばった表情で顔を上げた。クラゲダールは、右腕の触手を少年めがけてシュルシュルと放った。
「うわあああああ・・・・!!」
ビリビリと軽い電撃が走った。シュウシュウという音とともに、少年の汗が蒸発して湯気になった。
触手が解かれ、気を失った少年を、どこからか現われた黒覆面の戦闘員たちがかつぎ上げて、アジトの奥へと
運んでゆく。クラゲダールは、大きく息をつぎながら、クラゲの頭部を脱いで愛くるしい麻耶の顔に戻った。
毒々しいクラゲを愛おしそうになでた後、麻耶はクラゲを元の水槽に戻し、戦闘員たちの後を追った。



729 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:50:49 ID:i56/yZEj0]
それから数時間の後。夜も更けた鷲ヶ崎村の駐在所の玄関に、声もかけずにスッと入ってきた者があった。
ボーダーシャツに半ズボンの、10歳くらいの少年である。茶を呑みながら野球中継を見ていた巡査は、少年に
気付いてテレビ越しに声をかけた。
「ん? なんだ坊主。警察に用があんのか? 用がないんなら、早く出てってくれ。」
少年は、巡査の声が聞こえなかったかのように無言で近づいてくる。少年の目の回りには、なぜか赤と青の
隈取りのような模様がある。
「ああっ、おまえ! 昨日宇宙人がどうとかこうとか、デタラメ言ってたガキだな。警察をからかうと
いいかげん承知しねえぞ。さあ、帰った帰った。もう夜も遅いぞ。パパやママが心配してっぞ。」
少年は、無言で巡査に手を差し出した。
「ん? なんだ坊主。握手でもしたいのか?」
少年はうなずき、さらに手をまっすぐに伸ばした。巡査は小首をかしげ、仕方なしに右手で少年の手を握った。
その瞬間。
ガシャーン!! と音を立てて、駐在所の蛍光燈がひとつ残らず粉々になった。
テレビがもうもうとした煙を吹き出した。真っ暗になった駐在所の中は、蒸気と煙と、髪が焦げるような嫌な匂い
で充満していた。
消し炭のようになった巡査の腕を放し、ボロボロに崩れた自分の衣服を手で払い落とした後、全裸の少年は
何事もなかったかのように駐在所を立ち去った。少年の後頭部には、赤と青の模様が入った不気味なクラゲが
一匹貼りついて、モゾモゾと蠢いていた。

730 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:51:06 ID:i56/yZEj0]
「素晴らしい! 暗殺用電気人間のテストは大成功だ!」
隻眼を輝かせ、鞭を握りしめながら、ゾル大佐がモニターの映像を見て嬉しそうに叫んだ。その後ろでは、
クラゲ女・麻耶が悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「クラゲ女の分身クラゲによる、遠隔コントロールも完璧のようだな。」
「だから言ったでしょ、大佐。こーくんならきっと、ショッカーの役に立ってくれるって。」
コンピュータから次々と出力されるデータを読みながら、ガイエル博士も興奮した面持ちで口を開いた。
「やはり思った通り、暗殺用電気人間に必要な耐電遺伝子は、血縁の者に強く受け継がれています。過去の
報道記事を何度もチェックして、このクラゲ女の素体となった娘の父親もまた、感電事故の後1週間も生きて
いたらしいことをつきとめて、それを確信いたしました。クラゲ女の従弟に当たるあの10歳の少年もまた、
耐電遺伝子を強く受け継いでおります。今後はクラゲ女の血縁を辿ることにより、耐電遺伝子の地域分布が
明らかになることでしょう。そうすれば、暗殺用電気人間の素体も芋蔓式に確保できるようになるはずです。」
ゾル大佐はほくそ笑み、クラゲ女の方を振り返った。
「クラゲ女よ。お前には改造されてショッカーの一員になる前、あの少年のほかにも血縁者がいたはずだな。
その者を今すぐ拉致してくるのだ。電気人間の適性テストを行ってやる。」
「はい、ゾル大佐! 命令のままに!」
麻耶は満面の笑みを浮かべて、ゾル大佐に敬礼した。

731 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:51:22 ID:i56/yZEj0]
麻耶の叔母・川本ふみえは夫の失踪後、気分がすぐれずに床にふせっていた。だが今夜は、いつもにも増して
息子の浩太の帰りが遅い。もうすぐ10時になろうというのに、何の連絡も無い。姪や夫のように、このまま息子
まで帰って来ないんじゃないかしら。そんな不安がムクムクと沸き上がってきて、ふみえはベッドの中で
落ち着かぬ時を悶々と過ごしていた。
ガッチャッ! 玄関の扉が開く音が聞こえた。ようやく浩太が帰ってきたのだ。ちょっと叱ってやらなきゃ。
ふみえは起き上がり、ネグリジェの上からローブを羽織って、玄関まで迎えに出た。
「浩太、お帰りなさ・・・い・・・??・・・」
ふみえは言葉をつまらせた。帰ってきた息子の浩太は、見慣れない黒い全身タイツをまとっていた。目の周囲に
毒々しい赤と青の隈取りが施されている。そして、無表情のまま無言で母親の方へと歩み寄ってくる。
「どうしたの浩太!? 何なのその格好は!? ・・・何か、何かおっしゃい!」
だが少年は母の質問には答えず、無言のまま母親に近づいてゆく。少年の後頭部には、蠢く奇妙なクラゲが
貼りついている。背筋に本能的に恐怖を感じて、ふみえは思わず後ずさった。
「浩太!? いったいどうしたっていうの!? ・・・浩太!? ねえ浩太ったら!!」
「無駄よ、叔母さん。こーくんはもう、ショッカーのしもべなの。」
聞き慣れた声がして、思わずふみえが振り返った。10日前に失踪した可愛い姪、麻耶がそこにいた。
「・・・麻耶ちゃ・・ん!? 」
行方不明の姪に会えたという喜びは、すぐに得体の知れない恐怖に置きかわった。薄暗い玄関先にほのかに
浮かび上がった姪の肉体は、人間とは思えないくらい奇妙なものだったからだ。
「・・・な、何なのあなた。その身体は、い、いったい!?」

732 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:51:39 ID:i56/yZEj0]
麻耶は明らかに全裸だった。全身は青くほのかに発光し、豊満な乳房の内部にはクラゲのようなリング状の
模様が浮かび上がり、オーロラのような虹色に明滅を繰り返している。そしてゼリーのような質感の身体には、
うっすらと内臓が透けて見える。
叔母のおびえた視線に気付いた麻耶は、悪戯っぽく微笑み、両腕を顔の前でクロスさせたまま、肱を持ち上げて
腕の下端を叔母に見せた。白いリング状にビッシリと貼り付いたクラゲのポリプが、ヒクヒクと口を開け、
短い触手をチュルチュルと一斉に伸ばした。
「・・・きゃあアアアアアッ!!」
「どう? 叔母さん。これが生まれ変わったボクの身体だよ。ボクはショッカーの改造人間、クラゲ女。10日前に
さらわれて改造されたんだ。ボクはもう、人間じゃないんだ。ほら、見てよこの身体。ねえ、見てってば!」
異形の肉体を晒しながら無邪気に笑う姪のそばに、無表情の息子・浩太がゆっくりと歩み寄った。
ふみえはガクガクと震えながら、異形の姿になった姪と、後頭部にクラゲを貼り付けたまま無言で立つ息子を
代わる代わる見比べた。そして、つんざくような悲鳴を上げた。
「いやああああああ!!」
ふみえは顔を覆って首を激しく横に振りながら。その場にへたり込んだ。
「やめて・・・やめて! もうお願い!・・・やめて!!」
麻耶は無邪気に笑いながら、半狂乱になった叔母のほうに腕を伸ばした。手のひらにパックリと口を開けた
クラゲのポリプが触手となって、叔母の身体に向かって伸びてゆく。「・・・ひ、ひイッ!」
壁に追い詰められたふみえの豊満な肉体に、不気味な触手が巻きついてゆく。
「・・・あ・・・あ・・・あ・・・」
恐怖におののくふみえの肉体の上を、ゆっくりと確かめるようにズルズルと這い回った後、触手の先端はふみえの
ナイトローブの重ね目から中へと潜り込んできた。ローブの下は薄いネグリジェ。そのスカート部分を持ち上げる
ようにして、触手の先端はふみえの薄紫色のショーツの内側へと自らをすべり込ませてゆく。

733 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:51:58 ID:i56/yZEj0]
「い、嫌ああッ!!」
さすがにふみえは激しく抵抗した。蠕動する不気味な触手を両手で掴み、必死で振りほどこうとする。だが
触手はふみえのささやかな抵抗など無視して、強力な媚薬効果を持つ刺激性の粘液を分泌しながら、柔らかな
毛に覆われた大切な部分の中央へと、27歳の成熟した女の秘所へと、ズブズブと強引に潜り込んでゆく。
「・・・い、いや! 麻耶ちゃん・・・やめて・・・やめて! ・・・そこは・・・だめ・・・あ、アアッ!!」
夫しか受け入れたことがない大切な部分に、いま、奇怪な触手が侵入してゆく。
結婚してから11年。毎日のように夫に抱かれて十分に使い込まれた叔母の女性器は、処女を失ってまもない
麻耶にとっては未知の驚きに満ちた世界であった。
「・・・凄ぉい。叔母さん。・・・これが・・・叔母さんのカラダなの?」
姪の触手に犯されているふみえの口から、明らかに苦痛とは別種のあえぎ声が漏れ始めた。
「・・・いやっ・・・やめてぇ・・・麻耶ちゃ・・・あふう・・・・あふうん・・・・あう!・・・あう!」
夫との間では味わったことがない、初めての快楽に身体を徐々に蝕まれてゆきながら、ふみえの頭は混乱し、
ウェーブのかかった美しいロングヘアーを振り乱して床の上をのたうち回った。
「・・・あふぅ!・・・あふぅ!・・・麻耶ちゃ・・・あふぅ!・・・やめ・・・あうッ!・・・アウッ!」
麻耶もまた興奮の面持ちで、叔母の胎内に挿入した自分の触手を、小刻みに蠕動させながら何度も往復させた。
「・・・叔母さんのカラダ、とってもスゴイ・・・叔母さんも、ボクと同じ、改造人間になれればいいのに。」
やがて、ふみえは身体を激しく痙攣させながら、口から泡を吹いて気を失った。麻耶は触手を引っ込め、気を
失った叔母のそばにかがみ込んで、その美しい横側をポリプが密生した手のひらでそっと撫でた。
そして麻耶の合図で、どこからか現われた黒覆面の戦闘員たちがふみえの身体を抱き上げ、どこかに連れていった。

734 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:52:16 ID:i56/yZEj0]
「・・・ああああああッ!・・・・いやああああああッ!」
「7000ボルト突破・・・8000ボルト突破!」
鷲ヶ崎原子力発電所の変電施設の地下に作られた、ショッカーのクラゲ女地下アジト。麻耶に拉致されたふみえは
全裸にされ、ガラスケースに覆われた円形の台の上に手足を拘束されて、恐ろしい耐電デストを受けていた。
95センチの豊満な乳房をぶるんぶるんと波打たせ、ふみえは台の上で暴れるように激しく身体を痙攣させる。
コイルが激しく火花を吹き上げ、部屋中にキーーーン、という耳ざわりな高周波音が響き渡る。
「ああああああッッッ!いやああああああッッッ!うわああああああッッッ!!」
「・・・10000ボルト突破! 凄い!これは凄いぞ!!」
ガイエル博士が興奮した子供のような表情で、装置のダイヤルを操作している。その後ろでクラゲ女・麻耶は
笑顔を浮かべながら、若く美しい叔母の耐電テストを見守っている。
全身を硬直させてそり返り、顔面を引きつらせたまま、ふみえは広げた口から激しい火花を吹き上げた。
「・・・14000ボルト!・・・・15000ボルト!! もういい。限界だ! テスト終了!!」
電圧を制御するダイヤルが一気に絞られ、キーンという高周波音が低く小さくなるとともに、ふみえの身体が
実験台の上にガクン、と落下した。薄目を開けて呆全とした表情を湛えたまま、ふみえはハァハァと大きく
息を切らしている。
「・・・素晴らしい! 実に素晴らしい素体だ! クラゲ女の1.5倍もの耐電性能を示して、まだ余裕がある。」
ガイエル博士は震える手で出力されたモニターデータを握り締め、ゾル大佐の方を振り向いた。
「大佐殿! この素体を私に再びお預け下さい。ただの暗殺用電気人間に改造するには、あまりにももったいない
逸材です。ぜひクラゲ女2号に改造し、その能力をショッカーのために役立たせたく思います。」

735 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:52:32 ID:i56/yZEj0]
ゾル大佐も、ふみえの試験データにたいへん満足した様子だった。
「よろしい博士。ではこの女を改造し、わがショッカーの忠実な改造人間に仕立て上げるがよい。」
「ははッ!」
麻耶の顔がパッ!と明るくなった。博士の命令で、戦闘員たちが全裸のふみえを実験台から外し、かかえ上げた。
「・・・ん・・・ううん・・・ハッ! ここは、ここはどこ!!」
ふみえが目を覚ました。不気味な赤い照明で照らされた室内。自分を抱きかかえる黒覆面の男たち。そして、
全裸にされた自分。状況を飲み込めないまま、ふみえは大声で絶叫した。
「・・・キャアアアアッ!! やめて!! やめて下さいッ!! やめてェ!! やめて下さいッ!! ・・・アアアッッ!!」
麻耶が微笑みながら、耐電テストで消耗した体力を必死に振り絞って抵抗する、叔母の元へと近づいた。
「叔母さん、暴れないで! ボク、とても嬉しいんだ。大好きな叔母さんが、ボクと同じクラゲ女に生まれ変わる
なんて! 改造手術は怖くなんかないよ。さあ、早く、改造してもらってきて!」
「・・・いやアアアッ!! 麻耶ちゃん・・・やめて!! やめてお願い!!・・・イヤぁああ!・・・イヤアアアア!!」
死に物狂いの抵抗もむなしく、美しいふみえの肉体はそのまま、改造手術室の中へと運ばれていった。

そして3日後。ガイエル博士が、麻耶ともうひとり、生まれたばかりの女性改造人間を連れて司令室に入ってきた。
身長160cm、B95−W60−H93。流れるように美しい栗色のウェーブヘアー。おっとりとした癒し系の美貌。
Gカップの爆乳をミサイルのように前方にそそり立たせたふみえは、麻耶と同じ、半透明の美しく青いボディに
全身を包まれたクラゲ女に生まれ変わっていた。
ふみえが歩くたびに、ゼリーのような質感の豊満な乳房がユサユサと揺れ、改造前が経産婦だったとは思えない
くらい引き締まった、ふくよかな形の良いお尻が、ぷるんぷるんと波打った。

736 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:52:50 ID:i56/yZEj0]
「ゾル大佐。クラゲ女2世の改造手術が無事成功いたしました。最大放電出力500kW、70万ボルト。クラゲ女
一号の性能を遥かに凌駕する、最高性能の女性改造人間に仕上がりました。あまりに高性能であったため、
オプションクラゲを用いての脳改造にはかなり手間取りましたが、もう大丈夫。クラゲ女1号の分身クラゲを
子宮内部に宿しているため、脳改造前のように抵抗することはもはやありますまい。・・・そのうえ、」
ガイエル博士は、ゾル大佐にそっと耳うちした。
「・・・クラゲ女2号は“オンナ”としての機能も、1号を上回る凄まじい性能を示しております。こちらの方は
ぜひ、後でごゆっくりお楽しみ下さいませ。」
「わかった。後で試させてもらおう。」
ゾル大佐は、クラゲ女2号となったふみえに近づき、その美しい頬を指でそっと撫でた。
「クラゲ女2号よ。これより貴様を正式なショッカーの一員に迎え入れる。貴様は選ばれた優秀な人材だ。
これからはその能力をショッカーのために生かし、世界を手中に収めるために働くのだ。」
《・・・良かったね、叔母さん・・・ボク、叔母さんが改造人間に選ばれて嬉しいよ・・・》
《・・・ええ、麻耶ちゃん。わたし、あなたと同じ改造人間にしていただいて、とても幸せ・・・》
お互いの分身クラゲを子宮に宿しているため、2体のクラゲ女はテレパシーで交信が可能なのだ。
「はい、ゾル大佐。このクラゲ女2号、ショッカーに与えていただいたこの素晴らしい肉体を駆使して、
ショッカーのために、そして世界制覇のために、誠心誠意ご奉仕させていただきます。」
クラゲ女2号・ふみえは、そう言ってゾル大佐に深く会釈をした。ユサユサと揺れる乳房の中をゆっくりたゆたう、
リング状の模様がキラキラと明滅した。クラゲ女1号・麻耶もそれを見て、自らの乳房を嬉しそうに明滅させた。

737 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/14(月) 16:53:13 ID:i56/yZEj0]
以上です。お目汚し失礼いたしました。無駄な長編にお付き合いいただいたようで、申し訳ございません。
無駄に長くなってしまったのは、わたしの大・暴・走のせいです。まさかクラゲ女にこんなに感情移入して
しまうなんて、我ながらまったくの不覚でした。ボクっ娘にしたせいもあるんですが、クラゲ女に改造されて
からの麻耶ちゃんが可愛くて可愛くて仕方がありません。麻耶ちゃんに幸せになってもらいたくて、色々
考えてたらこうなってしまいました。特にゾル大佐とのからみは、どうしても抜くことができませんでした。
ストイックなゾル大佐のイメージが毀れた、とお怒りの方も多いと思います。でもわたしの中では、ゾル大佐
のイメージは職務に厳しくて自分の女にだけは優しい、ダンディな色男というものなのです。すみません。

当初はBeeFさんの「真・蜂女物語」のように、TV本編当時の時代背景を踏まえつつ、TV版のストーリーと
微妙にシンクロしつつ展開してゆくような内容を目論んでいたのですが、こちらの方は力及びませんでした。
さすがに、自分が生まれるずっと前の田舎の漁師町などというものを再現するのは、わたしの狭い技量では
手に余ったようです。そのため、麻耶ちゃんがミニスカのセーラー服にニーソを履いていたり、原発取水口の
クラゲ問題のような現代のトピックスが入ってくるかと思えば、仮面ノリダーがさりげに放映されていたりと、
時代背景がむちゃくちゃなことになっています。orz

それから、川本浩太少年の母親がやけに若いです。ビデオで見ていても「セクシーなお母さんだなぁ」と思って
いたのですが、調べてみたら川本文江さんを演じていた上田みゆきさん(1944年6月生まれ)はクラゲダールの
回(1971年10月16日)で27歳。劇中とはいえ、てめえこの若さで10歳の子持ちかよー!と勝手に憤慨して
わたしの中での改造フラグが立ち、無理やりクラゲ女2号になっていただきました。

そんなこんなで全体としては駄作になってしまいましたが、部分的には読めるネタがあるかも知れません。
皆さまのご意見ご感想もお聞かせいただければ嬉しく思います。

738 名前:ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU mailto:sage [2007/05/14(月) 20:14:32 ID:FF1iXdF30]
名無しさま、拝見させていただきました。
なんと言うか、もう読んでいて嫉妬するほどの文章の上手さ。
楽しませていただきました。
私にはとてもここまでの文章は書けないし、自信喪失しちゃいそうです。

ですが、私もきっと何らかのSSを近いうちにモノにしたいと思います。
名無しさん、お互いに頑張りましょう。
GJでした。



739 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/15(火) 00:03:27 ID:WDGTxOY60]
力作乙、自分で書いてらっしゃるように、尺の問題はともかく大力作でした。
ところで、名無しさんは、前作のファンアートが保管庫に届いてるのは知ってるの?

740 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [2007/05/15(火) 00:55:11 ID:o3BWFgW+0]
名無しさん乙です。
浩太君はこの後どうなるのです?いっそ彼も改造してはいかがでしょう(^^;
>>667
それなら小学生の美少女をショッカーの女戦闘員風のコスチューム姿の女戦闘員に改造するってのはどう?


741 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/15(火) 06:46:17 ID:3AoPoJZR0]
>>670-736
乙です。今回もまたエロいですなw
クラゲダールの改造SSはショッカー代理人氏も4スレ目に書かれてたけど
視点が違うとまた新鮮に感じられるので、職人さんたちにはどんどん競作して欲しいものです
名無し氏はフェティッシュな細部の描写を執拗に突き詰めて書かれるタイプのようで
クラゲ女の身体の描写とかが妙にエロいのがよかったです

ところでBeeF氏のセクサボーグの設定をそのまま取り込んでいるということは
ショッカーのアジト内には、セックル専用の蜂女たちが大量にいるということですよね
パートナーの男怪人が仮面ライダーに蹴り殺された後は、彼女達はどうしてるんでしょうか?
別の男怪人に払い下げになるのか、それとも中古品は拒否されて戦闘員たちの慰み者になるのか
いずれにせよ、脳改造を施されず、ただセックルの快楽のみによってショッカーに従属してると
いうことは、パートナーが殺された後は悲惨な境遇が待ってそうで、妄想が広がりんぐですねw

>>739
>>669>>648氏の指摘に答えておられますよ

742 名前:名無しより愛をこめて [2007/05/15(火) 12:59:27 ID:fuJw0D4d0]
スレ住民に警告
特撮板のスレ容量制限は500KBだが、このスレは現在470KB使っている
あと数十レスでDAT落ちするはずなので、早めに次スレを立てられたし
以下天麩羅

「おにゃのこが改造されるシーン 素体7人目」
美しい女性(女子高生、人妻、ょぅι゙ょ問わず)が拉致されたり洗脳されたり操られたり、
女戦闘員や女怪人に強制改造されたり、手術台の上であんなことやこんなことをされたりする
シーンに萌えるスレです。SSの発表や、雑談の場などに。sage進行推奨。
その他テンプレは>>2-10辺りに。

前スレ 「おにゃのこが改造されるシーン素体6人目」
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/

「女子高校生位の子が改造されるシーン」(初代スレ)
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/threadlog.html
「うら若き女性が改造されるシーン」(2スレ目)
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/threadlog2.html
「おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog3.html
「おにゃのこが改造されるシーン 4スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog4.html
前スレ 「おにゃのこが改造されるシーン 5スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog5.html

本スレのお約束
・SSを投稿するときは、全部書き終えてから一気に投稿する。
・投稿するときは、名前欄は固定ハンドルネーム&トリップ付きで。
・SEX描写がメインのSSはエロパロ板で。
「おにゃのこ改造 BYアダルト7」
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175864672/

743 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/15(火) 20:39:59 ID:TDzlxYTg0]
>>742
天麩羅乙。やはりSSが順調に投下されると1000レス行かないな。いいことだ。
ところで、
「おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog3.html
「おにゃのこが改造されるシーン 4スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog4.html
前スレ 「おにゃのこが改造されるシーン 5スレ目」
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/updir/threadlog5.html
↑これらはBeeF氏のろだから落ちてしまって既に存在しない。
あと5スレ目の「前スレ」の一句は取り忘れじゃないか?

「蜂女の館」 初代・2スレ目までのまとめサイト。SS職人諸氏の作品が保管。
artofspirit.hp.infoseek.co.jp/
↑ここの扱いも問題だ。まとめサイトではなくなっているので、誘導する意味が薄いように思う。
逆に天麩羅作るなら↓の方があった方がよくはないか?
《関連サイト》
みーんな、なかーま
ttp://nakaama.web.infoseek.co.jp/
舞方雅人の趣味の世界
ttp://masatomaikata.blog55.fc2.com/
沙弥香の脳内妄想
ttp://blog.livedoor.jp/sayaka_saotome/
Kiss in the dark
ttp://blog.livedoor.jp/g_than33mixer/
蜂娘祭跡地
ttp://janubis.hp.infoseek.co.jp/bee.htm
E=MC^2
ttp://rose.zero.ad.jp/~zab50690/

744 名前:クラゲちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/15(火) 23:43:13 ID:dlXNIE4z0]
昨日このスレに、クラゲ女のSSを投下した者です。ついに観念してコテつけました(>_<)。
いいコテハンが思いつかないし、名乗るほどの者でも無いからいいや、と思っていたのですが、
何だか「名無し氏」で通されてしまいそうな雰囲気になってきたので、あわててつけました。クラゲちゃんです。
今回、クラゲちゃんSSを書いたおかげでようやくわたしも、BeeFさんの蜂女の呪縛から逃れられそうに
思えてきました。自分の中でトラウマになって、どうしても越えられなかったんですよね。蜂女さんたち。

>>738 ショッカー代理人さま
いつも真っ先に感想をお書き下さり、本当にありがとうございます。
文章が上手いなんてとんでもありませんが、これからもお互いに刺激し合い研鑽していけたら嬉しいです。
実を言うと今回のクラゲ女SS、ショッカー代理人さまが以前、希望ちゃんと美夏ちゃんというシンクロ選手を
クラゲダールに改造されてたのを思い出して、2体目が欲しいなとクラゲ女2号を出すことにしたんですよ。
(もっとも最初はふみえママじゃなく、浩太くんのクラスメートの御崎聖奈ちゃん11歳を改造するつもりでした)
良い意味でいろいろ影響を受けております。これからもよろしくお願いいたします。

>>739 さま
>>741さんのご指摘の通りです。あっさりした書き方でわかりにくくてごめんなさい。
ステキな蟻女さんでしたね。わたしの中のイメージとのギャップがとても面白かったです。
なんだか自分の産んだ子供が立派になって帰って来るって、こんな気分なのかなぁ、と思いました。

745 名前:クラゲちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/15(火) 23:43:40 ID:dlXNIE4z0]
>>740 さま
・・・うーん。浩太くんですか。
浩太くんは一応、電気人間として改造されています。でも怪人にしてしまわないのかという意味なら、そこまでは
考えてなかったですね。
わたし的には、浩太くんは電気人間のまま、麻耶ちゃんとふみえママとの間でひっぱりだこになるのかな、と
思っています。二人とも、実は独占欲が強そうだからこーくんを巡ってちょっとドロドロしちゃうかも。
ショッカーに限ってそれはないか。
でも怪人にするのなら、一体何がいいでしょうね? ひょっとしたら南米に渡ってナマズギラーになるのかもね(w

>>741 さま
そうですね。クラゲ女ちゃんのボディは、自分で考えておいてなんですが、異常にエロいように思います。
ブルーのボディにピンクの膣が透けて、エッチの際に繋がってる部分が蠢いて見えるなんて特に(´Д`;)ハァハァ。
999のガラスのクレアみたいに、コスプレでぜったい再現不可能というのが○です。
でも蜂女みたいに、気軽になりきり再現できないのはちと不満かなぁ。
セクサボーグ蜂女については、麻耶ちゃんをショッカーの中でひとりぼっちにしたくなかったのと、麻耶ちゃんが
ゾル大佐の寵愛を独り占めする状態にならないようにと、無理やりBeeFさんの設定から持ってきたものなので、
これも正直詳しいことは何も考えていませんでした。この辺のいい加減さがどうやら今のわたしの限界ですね。

とりあえず、皆さまこれからもどうかよろしくお願いいたします(*^.^*)。

746 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 00:05:59 ID:gO0fbBviO]
女王蟻女にカタルシスウエーブを浴びせて嫁にしたい

747 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 01:05:13 ID:Faq4mMAL0]
単純計算で、通常進行だとこのスレが落ちるのはレス番800くらいだな
あと1回くらい短かめのSSの投下を受けても大丈夫そうだ

748 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 06:48:40 ID:tTyBjfWf0]
電気人間となった浩太は、ストロンガーに改造され母姉と戦う。




749 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 08:19:40 ID:s7GGDz0w0]
浩太大人気w
やはりおまいら、年上の美人従姉妹の乳密着攻撃(´・ω・`)ウラヤマシス、なのかw

750 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 13:04:26 ID:J9LdLljc0]
>>740
> 小学生の美少女をショッカーの女戦闘員風のコスチューム姿の女戦闘員に改造するってのはどう?

ムカデラスやカブトロングの回で既に出てたやん >女戦闘員姿(黒レオタ)の女子小学生

751 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 21:31:46 ID:s7GGDz0w0]
そろそろこのスレでのSSも出尽くしたみたいなので、がいしゅつのもののURLをまとめておきます。
全部で12編。意外とたくさんあったなというのが正直な感想です。
これをそのまままとめサイトに移せたらいいのですが。BeeF氏のうpろだでは流れてしまうので
役に立ちません。どなたか新しいまとめサイト、作ってはくれませんかねえ。

なお、タイトルは職人さん自身からの申告があったものを除き、すべて「仮」のものです。

名無しIN東京ドーム氏
『神崎晴美改造』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/72
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/133

PRIME氏
『軍神、忠義の遺産』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/195-199
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/210-217

304氏
『赤い靴』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/304-306
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/309-311

752 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 21:32:06 ID:s7GGDz0w0]
The oneway ticket氏
『The oneway ticket 第3章』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/251-260
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/267-275
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/279-287
『intermezzo』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/295-299
『吉岡夏美の受難』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/338-347

ショッカー代理人氏
『キノコモルグ』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/405-410

殺戮王=雷電玉三郎氏
『イルデ・ミッテンマイヤー改造』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/431
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/469

クラゲちゃんぷるう氏
『バラランガ』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/447-463
『女王蟻女』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/598-629
『クラゲ女』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/670-736

SMの友人氏
『サソリヒメ』
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/492-502

753 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/16(水) 22:54:06 ID:Nh2olgnP0]
改造人間にされたおにゃのこを、本気で嫁に欲しいと思ってるやつはこの中にいるか?

ただし組織の洗脳は既に解けていて、別に組織から命を狙われてるというわけでもないことにする

改造おにゃのこの容姿が、単なる女戦闘員の場合と、ドクダリアン(人間体無し)の場合とでは
条件が違い過ぎると思うが、まあ好きな方で答えてくれや

754 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [2007/05/16(水) 23:29:39 ID:TRTANQjl0]
クラゲちゃんぷるうさんに>>69の設定をベースにしたSSを書いて欲しいな。
改造素材となる女の子は俺の妄想では以下の通り。

広末ふみ10歳。水泳とバレエを習っている。
親子3人でのドライブの帰りにショッカーに拉致され両親は奴隷労働者にふみは戦闘員に改造される。
ブルマー姿1枚で手術台に拘束されたふみは黒レオタードの女戦闘員23号(ふみだから^^)に改造。
まずは体を壊して役立たずとなった両親を処刑。両親はわが子に殺される。
その後ふみはショッカー女戦闘員部隊に配属され、東京壊滅作戦に従事するが仮面ライダーと戦い敗北。
ライダーはふみが行方不明の少女と知りつれて帰ろうとするがふみは目潰しを食らわせ基地に帰還。
基地では作戦失敗と敵前逃亡で処刑される。処刑方法は色っぽいやり方で行われ最後にふみは爆発四散し残ったのはブルマーとレオタードのみ。

ってな妄想をしてしまいました。
自分には文才がないので勝手なお願いで恐縮ですがクラゲちゃんぷるうさん、ぜひお願いしますm(__)m。

755 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/17(木) 01:27:47 ID:i1dUoPLl0]
>>753
自分も改造人間か戦闘員になるオマケ付きでないとw

756 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/17(木) 02:39:01 ID:zvrZJ6iH0]
中国人の嫁さんをもらう自衛官みたいなものか
本当に相手は自分を好いてくれているのか、それともスパイなのか・・

757 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/17(木) 05:37:06 ID:BhRVG9kG0]
>>755
自分が思いを寄せていたおにゃのこが悪の組織によって改造人間にされてしまったので
自分もそれにつきあって、進んで怪人に改造される、といったら
まんま富永浩史の「俺の脚には鰓がある」だな

で、やっぱり一番の問題は「そうやって改造された二人は、果たしてセックルできるのか?」
に尽きると思うんだがどうだろう?
あと、例えば蜂女×サラセニアン(蜂食うよ)とか、ギリーラ×ガマギラー(蝶食うよ)とか、
バラランガ×ドクガンダー毛虫(葉っぱ食うよ)とかのカップルにされてしまったら
セックル以前に食物連鎖になってしまいそうでイヤーンだと思うんだが、いかがなものか?

もっとも世の中には、ドクダリアンの彼女にだったら養分吸収されてもいい!って香具師も
いるだろうから、セックルがなくてもそれも一つの「愛のかたち」と見なしていいのかもね

>>756
そもそもおまえにスパイする価値があるのかどうかが問題だ

758 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/17(木) 12:58:28 ID:tkpKHZVj0]
セックスに興味津々な童貞が語り合うスレだと聞いて飛んできました



759 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/17(木) 15:04:25 ID:D2fSLcit0]
>>758
なら、おまいも同士だな! 嬉しいぞ仲間が増えて!

760 名前: ◆8Ru8pe7/bQ mailto:sage [2007/05/17(木) 18:13:44 ID:rs4Sv4vW0]
>>751
君のリクエストに答えて
ttp://www30.atwiki.jp/onyakai/
なんか変なとこがあったら勝手に修正してくれ

761 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/17(木) 21:46:28 ID:PIHLC0Og0]
>>760
激しく乙! だが贅沢を言えば、過去スレのSSもなんとかならんものか。
BeeF氏のあぷろだから、ファイルそのものが消えててどうにもならん。

762 名前:ブルマーちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/17(木) 23:58:10 ID:F1ndKqTp0]
こんばんわ。元・クラゲちゃんぷるうです(≧∀≦)
「○○○ちゃんぷるう」の「○○○」の部分は、実は毎回内容に応じて変わるんです。変なコテでごめんなさい。

>>754 さま
名指しでリクエスト、ありがとうございます。ただ私はBeeFさんのように器用ではないので、リクエストに
応じて自在にSSを書くという芸当はかなり大変です。けれどもせっかくのリクエスト、スキルを上げる機会で
あるので、何とかご期待に沿えるよう頑張ってみようかと思います。ただし、ここに問題が2つほど・・・

ひとつは、>>754さまや>>69さまが持ってらっしゃる「ブルマーに対するこだわり」が、わたしにはいまひとつ
掴みきれない(><)という点にあります。
親子でドライブの帰りに拉致されたんだから、元々ブルマーを履いていたわけではないですよね。でも改造時は
ブルマー1枚ということは、わざわざブルマーを履かせたわけ? もしかしてブルマーは改造アイテムなの?
しかも死んだ後にブルマーが残されるということは、普通の生地じゃないよね。ブルマーは戦闘服でもあったの?
しかも黒レオタードも一緒に残されるっていうけど、ブルマーとレオタードって同居できるものなの??
ブルマー自体の設定が飲み込めないので、疑問がいっぱいになるばかりで、状況を煮詰めることができません。

これはおそらく、ブルマーに対する“こだわり”の差だと思います。754さまや69さまにとってはおそらく、
ブルマーあっての改造ストーリーなんでしょう。でもわたし自身は、小学校がブルマーではなく半ズボンで
あったためブルマー初体験が遅かったせいか、ブルマーというものに対する思い入れがほとんどないんです。

763 名前:ブルマーちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/17(木) 23:58:28 ID:F1ndKqTp0]
履く側からすると、ブルマーは下着みたいなもので、確かに動きやすいんだけどレオタードやタイツみたいに
履いた自分に萌えられる、というものではないんですよね。さわさわした触感はわりと好きなんですけど。
むしろ体操服で隠そうとしても隠しきれない所在なさとかの方が、強烈に心に焼き付いちゃっています。
これがバレエレオタードなら、むかし自分が習ってたということもあって非常に思い入れがある(*ノ∀ノ)ので、
それこそいくらでもストーリーが出てきます。
まあ、ブルマーは黒色がふつうなので、たくさん女生徒が並んでいると戦闘員のように見えなくもありません。
ブルマー戦闘員というものに対するこだわりや憧れ、というのは、わたしもわからなくはないんです。
でも、こだわりの無い者がいくら頑張っても、こだわりのある者を満足させるのは困難ですよね。

それともうひとつ。わたしは無類の子ども好きなので、子どもを“殺す”という展開はゼッタイに書けません。
いや書きません。改造すること自体は平気なんですけどね。同様に、わたしは主人公に感情移入して書くので
女の子を醜悪な怪物に改造することと、改造される前の女の子が人間の男にレイプされることの2つも、
やはりゼッタイに書けないです。前者はともかく、後者は考えることすら無理です。
もっとも、改造された女の子が男を「犯して殺す」ことなら平気で書けますし、改造ノズルに女性が犯されて
蜂女とかに改造されてゆく、というのなら大大大歓迎です。つか自分が改造されたい(">∀<")

だから、戦闘員に改造された幼女が最後に処刑されるという展開は、わたしには辛くて書くことができません。
誤解が無いようにお断りしておきますと、これはわたしの個人的なこだわりで、他の方の作品をおとしめる
意図はありません。他の方の趣味趣向は尊重いたします。ただ“わたしは”書けないというだけのことです。

764 名前:ブルマーちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/17(木) 23:58:46 ID:F1ndKqTp0]
そんなようなわけで、わたしが>>754さまのリクエストに応えてSSを書いても、754さまを満足させるもの
を仕上げるのは非常に難しいと思います。
いっそ思うのですが、754さまご自身がSSを仕上げられる方が、素晴らしいものが出来上がると思いますよ。
文才がないなどと卑下なさらず、SS執筆に挑戦してみられてはいかがでしょうか。
>>754に書かれたくらい詳細にストーリーが出来上がっているのなら、あと一歩だと思いますよ。

SSを書くには、いきなりストーリーを書こうなどとは思わず、まず確実にイメージできているシーンを
詳細に描写してみるのが近道だと思います。たとえば広末ふみちゃんの改造シーンですが、
《ふみは、円形の手術台に身体を固定されていた。衣服を剥ぎ取られ、黒のブルマーをはかされていた。》
といった最低限の描写を行った後で、どんどん妄想を働かせて描写を増やしてゆくのです。
わたしの場合、言葉責めに弱いので
《不気味な声が告げた。「広末ふみ! お前は今から改造手術を受けてショッカーのしもべとなるのだ」》
といったセリフをどんどん追加してゆきます。あるいは書き手にとっての萌え描写、たとえば、
《ふみのドテはいつしか興奮してこんもりと盛り上がり、ブルマー越しにスジがはっきりと見えている。》
といったもの(内容は書き手によって異なると思います)をどんどん追加してゆくといいでしょう。

各シーンは必ずしも、順番通りに書く必要はありませんよ。わたしは書きやすいところから書いてます。
また、後でシーンをつなぐ際に大幅に加筆訂正するので、シーンを完全に仕上げようともしていません。
あくまで、気分の任せるままに、つらつらと書きなぐってゆくのが正解だと思います。

765 名前:ブルマーちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/17(木) 23:59:03 ID:F1ndKqTp0]
シーンの描写が苦手であれば、セリフ&ト書きのみで書いてみるのもひとつの手です。例えば、
《戦闘員AとB、ふみの衣服を乱暴に剥ぎ取り、全裸にしてから両手両足を手術台に固定する。
 ふみ「キャアアアア!」
 ふみの父「おい、やめろ!娘にいったい何をする気だ!」
 戦闘員A「うるさい。愚かな人間め! お前の娘は今から光栄あるショッカーの一員になるのだ。」
 ふみ「パパー!! 助けてパパーッ!!」 戦闘員AとB、全裸のふみに改造ブルマーを履かせる。》
といった感じです。抜けている描写は、後で読み返しながら少しずつ補ってゆくのです。

そうやってシーンが仕上がってきたら、今度はそれらをつないでゆく作業に入ります。シーンを時間順に
並べて、最初から読み通します。すると、どういうシーンが欠けているのかはっきり見えてきます。
わたしの場合、欠けているシーンに必要なものを単語レベルで列記し、それから勢いでつないでゆきます。
あまり難しいことを考えず、とにかくつなぐことを最優先に考えます。伏線とかをきれいに盛り込み、
回収される職人さんならば、この段階で計算ずくで作業されているのでしょうが、わたしにはそれは無理です。

とりあえず、つなぎ終わったらSSは形になると思います。後は読み返しながら、おかしい場所を修正します。
最初から満足できるものが書ける人なんていません。誰しも、経験を重ねつつ上達してゆくものです。
754さまだけでなく、SSの投下をただ待ってらっしゃる他の皆さまも、ぜひSS書きにチャレンジされてみたら
いかがでしょうか。最初は下手でも十分。きっとスレが盛り上がりますよ。
以上、へっぽこちゃんぷるうのSS書き講座でした(´∀`)。今回も出しゃばったカキコでごめんなさい。

766 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/18(金) 17:53:46 ID:9I+CqsEHO]
なんだかよくわからないが、ちゃんぷるう氏は女性の方?

767 名前:名無しより愛をこめて [2007/05/18(金) 19:01:52 ID:xI46uLGV0]
>>119
THE FIRSTの世界ではV3とスカイライダーがそうなりそうな気がする・・。
(ちなみに石ノ森本人が直に漫画版を執筆した仮面ライダーは初代とアマゾンとブラックしか無い)

768 名前:名無しより愛をこめて [2007/05/18(金) 19:38:21 ID:QkbmIHkSO]
「そう」ってどう?



769 名前:深酒ちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/18(金) 22:29:08 ID:RfGH3dOb0]
昨夜は長文のイタいΣ(≧◇≦(!!カキコで、スレ住民の方々をドン引きさせてしまい、誠に申し訳
ございませんでした。
いつになくお酒が入っていたせいで、つい調子に乗ってしまい、身のほどをわきまえずに「SS書き講座」
などという寒いことをしでかしてしまいました。酔いが醒めてから( ̄□ ̄;)真っ青になりました。
もうこのようなイタい真似は二度といたしませんので、どうかお許し下さいm(__)m

>>766 さま
皆さまとっくに知ってらっしゃって、ナマ暖かくスルーして下さってるのだと思ってました。

それにしても、スレの最後が近いというのに、一気に空気を冷え込ませてしまい、本当に恥ずかしいです。
あまりに恥ずかしいので、戒めのためにもこれからはカキコはSS投下の際のみとし、普段は沈黙を守らせて
いただきます。
ROMを続けながら、時折SS投下をいたしますので、どうかこのイタい子を見捨てないでくださいませ。

なお次回のSSは「ギリーラ」になる予定です。
でも九条みわさん(25歳)の改造ではありません。正統派のストーリーはショッカー代理人さまや
他の皆さまにお任せして、わたしは“からめ手”で挑戦させていただきます。
今のところ登場人物は、城北大学農学部昆虫学研究室の九条鱗太郎教授(39)と、新入り女子大生の
平河美羽(みわ)嬢(18)の予定です。あまり期待せずにお待ちいただければ幸いです。

770 名前:ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU mailto:sage [2007/05/18(金) 23:17:27 ID:+F2b1Exo0]
>>769
少なくても私は引いたりしませんでしたよ。
それどころか大変有意義なお話を聞けて嬉しかったです。
改造にもいろいろな思い入れがあり、またSSの書き方にもさまざまな手段があるのだなと思わされました。

私は大体最初から流れを追って書くタイプでして、好きなシーンからという手法はとっていません。
流れに任せて書いているうちにストーリーが変わってしまう場合があるのと、好きなシーンを書いてしまうとそれで満足してしまい、シーン間をつないで物語にするということができなくなってしまいそうだからなんです。
ですから、ちゃんぷるう様の書き方にこういう書き方もあるんだなぁって思わせられましたし、SSに対するスタンスもしっかりと感じさせていただきました。
沈黙するなどといわずに、これからもスレに顔を出してくださいませ。

私も久し振りに新作に取り掛かっております。
もう少しで形になりそうです。
近いうちに投下できると思いますので、その時はよろしくお願いいたします。m(__)m

771 名前:感涙ちゃんぷるう mailto:sage [2007/05/18(金) 23:46:58 ID:RfGH3dOb0]
>>770 ショッカー代理人さま
(T_T)ありがとうございます。新作期待しております。

772 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [2007/05/18(金) 23:58:52 ID:SwKd93Vk0]
初代スレの325氏の作品マグナサイバーだけど、香織役は辻希美にやらせてみたいなと妄想する俺。
でも辻みたいな軽薄な馬鹿じゃ香織みたいな悲劇の女性役は似合わんな…(^^;

773 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/19(土) 07:46:05 ID:dcZRf9mU0]
>>763
> 改造ノズルに女性が犯されて
> 蜂女とかに改造されてゆく、というのなら大大大歓迎です。つか自分が改造されたい(">∀<")

> つか自分が改造されたい(">∀<")
> つか自分が改造されたい(">∀<")
> つか自分が改造されたい(">∀<")

やべえ。ちゃんぷるう氏に禿しく萌えてきた漏れがいるwww

774 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/19(土) 23:21:14 ID:NpYp9tHo0]
次スレ
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1179584338/

775 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/19(土) 23:34:45 ID:NpYp9tHo0]
新スレの即死回避したいんで、みんな何でもいいからカキコしてね

776 名前:名無しより愛をこめて mailto:age [2007/05/20(日) 01:41:25 ID:QEIpTql20]
このスレ、後どのくらいでいっぱいになるのだろう?

777 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/20(日) 01:45:25 ID:LThBk1PT0]
いまこのスレは容量を494KB使ってるけど、501KBになるまで書き込めるよ

778 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/20(日) 03:03:37 ID:phBMcTJZ0]
新スレが立っているので、埋めついでにちょっと考察

> 58 名前:名無しより愛をこめて メェル:sage 投稿日:2006/10/08(日) 22:04:44 ID:wcainBHk0
> 俺が読みたい話。
> 1. ムカデラスに誘拐されジュニアショッカーに入れられたナミ江という女子小学生と、
>   その級友の少女たちがムカデ女に次々と改造される。めいめいがムカデの体節の
>   ひとつひとつになっていて、全員が合体して巨大ムカデ怪人になる。
> 2. イソギンジャガーに改造された桂木良助が人間に戻ってしまったので、激高した
>   ブラック将軍が娘のマキを代わりに拉致してイソギンジャガー2世に改造する。
>   希望を言わせてもらうと2世の全身はレーネフェルみたいなジャガー模様で、
>   イソギンチャクの吸着力は股間の(ry
> 3. デストロンに騙されてカメレオンの戦闘員にされてしまった田舎娘ジュン。こいつを
>   ぜひともV3に手傷を負わせるための捨て駒として、爆弾内蔵の改造人間にして欲しい。
>   ヨロイ軍団だから、女性=貝という発想でアワビの怪人はどうだ? V3に吸い付く。
> 4. 獣人ヘビトンボの部下としてアマゾンを騙そうとした赤ジューシャの名古屋美里、
>   ヘビトンボがガランダー入りした時に「ガランダーに赤ジューシャはいらん」とか
>   いった理由で、いやがるのを無理矢理獣人に改造してしまうのはどうか?
>   モチーフはなんでもいいや。

こんなカキコを見つけたのだが、このうちの2.はそのまんま、ちゃんぷるう氏がエロパロ板に
投下されていた「女イソギンジャガー」ではないか。
このカキコ主>>58氏がちゃんぷるう氏と同一人物なのか、単にちゃんぷるう氏がこのカキコに
インスパイアされてSSを仕上げられたのかだけなのか、あるいは単なる偶然の一致なのかは
不明だが、将来的にちゃんぷるう氏の手によって、1.3.4.がSSに仕上げられるという可能性が
あるような気がしてならない。



779 名前:ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU mailto:sage [2007/05/20(日) 17:49:03 ID:Cyqqij8/0]
皆さんこんにちはです。
ショッカー代理人です。
このたび新作がようやく出来上がりました。
こちらでは容量不足なので、新スレに投下しようと思います。

そこで皆さんにお聞きしたいのですが、一気に投下がよろしいのでしょうか?
それとも二回ぐらいに分けて日付をまたいだ方がよろしいのでしょうか?
ご意見をお聞かせ下さいませ。

780 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/20(日) 20:25:40 ID:+nwc60G30]
>>779
一気。

781 名前:ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU mailto:sage [2007/05/20(日) 21:06:48 ID:Cyqqij8/0]
スレの約束事に一気に投下と言うのがあることを失念しておりました。
新スレのほうに投下させていただきましたので、よろしくお願いいたします。
お騒がせいたしました。

782 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/21(月) 22:10:25 ID:Qr0n3gVk0]
埋めついでの考察。過去スレに投下されたSSから、過去にいったいどんな女怪人が登場したのか、
一覧表にしてみた。

【PRIME氏】 ヘビサソリ女(ヘビ+サソリ)、ローズジャマー(バラ)、ゼノビアシンカ(?)
【325氏】 アイヴィーサイバー(毒ヅタ)、マグナサイバー(マグナム銃のサイバーロボット)
【BeeF (508)氏】 蜂女、毒薔薇女、蛇姫メドウサ、クラゲ女、毒蛾女、蜘蛛女、サソリ女、蝶女ほか
【SM氏】 ゴキブリ女、ハエ女、毒毛虫女、女戦闘員、ムカデ女、ボウフラ女
【bWq6CgvhhE 氏】 猫女
【九条蘭子 (3スレ目407)氏】 チツゲルゲ(膣)、毒蝶女ギリーラ
【姫宮翼氏】 女王蟻女、白蟻女
【3スレ目878氏】 L3ソルジャー・レディーピラニーア(ピラニア)
【ショッカー代理人氏】 ドクダリアン(毒花)、クラゲダール(電気クラゲ)、
            サラセニアナ(食虫植物)、キノコモルグ(毒キノコ)
【5スレ目302氏】 蠍女
【5スレ目334氏】 ダブルガール・チョウダブラー(蝶)
【ブーツ人間氏】 サソリ人間
【The oneway ticket氏】 改造実験用サイボーグ、戦闘用サイボーグ
【5スレ目583氏】 水仙女(?)
【名無しIN東京ドーム氏】 蜂女、蝉女ほか
【舞方雅人 (あるSS書き)氏】 蜘蛛女
【5スレ目886氏】 蜘蛛怪人
【ちゃんぷるう氏】 バラランガ(バラ)、女王蟻女、クラゲ女
【SMの友人氏】 サソリヒメ(サソリ)

案外とバリエーションが少ないのは、女怪人のモチーフが限られているせいか?
蜂女が少ないのは、みなBeeF氏に遠慮しているせいだと思われるが、サソリ女が多いのは意外。
また職人さんごとの趣味の違いもあって興味深い。

この調子で、素体の素性(悪女か善女か)、改造の経緯(拉致されて強制改造か、志願改造か)、
改造方法(機械改造か生体改造か、あるいは疑似セックス改造か否か)、改造後の自意識の有無、
単なる傀儡か否か、人間体の有無、改造後の姿も人間の素顔のままなのか云々などについて調べて
表にしてみても、興味深い結果が出るような気がする。

783 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/22(火) 00:28:00 ID:2LKdGLG+0]
>>782
もともと女怪人のモチーフって限られてるからな
555のオルフェノクになって一気に増えたが、それ以前ではライダーに限って考えると

ハチ、アリ、チョウ、ムカデ、サソリ、クモ、カマキリ(以上昆虫やその仲間)
ダリア、バラ、ケイトウ、アネモネ、その他正体不明の花や木(以上植物)
クラゲ、サメ(以上水棲生物)
ヘビ、トカゲ、ウミヘビ(以上爬虫類)
タカ、カラス(以上鳥類)
サーベルタイガー、ヒョウ、ジャガー(以上哺乳類)

くらいじゃなかったか?(他にもいたかも知れないが)
それを考えると、一連のおにゃ改スレの職人さんは想像力的に健闘してると思うよ

で、虫系、植物系、爬虫類系、猫系に偏るのは、やっぱり女という生き物のイメージが
一般にそういうものなのかな

784 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [2007/05/22(火) 01:41:46 ID:GMWMiwRP0]
(旧1号さそり男編のオープニングナレーション風に)

不気味なライトが明滅する、円形の改造手術台。大の字に縛られた人間のシルエットが見える。
華奢で、ふくよかな身体の線を持った、髪の長いシルエットである。

「世界征服を計画する、秘密組織ショッカー。ここは、そのショッカーの秘密基地である」

奇怪なメイクをした白衣の男たちの顔が、何かを覗き込んでいるように次々と映し出される。

「ショッカーは、ナチス・ドイツで研究されたという移植手術などの手法で、人知れず誘拐した
 人間を素材に、昆虫や動物の能力を持つ改造人間を造っていた」

周囲にはランプが明滅する不気味な機械が並び、ダイヤルを回す何者かの手が映し出される。

「今日もまた罪もない人間がこの悪魔の手術台の上で、改造人間へと生まれ変わろうとしていた」

白衣の男たちがシルエットの両胸から、コードが繋がった円形のカバーのようなものをふたつ
取り除く。カバーの裏側には、同心円状の模様がくっきりと刻まれている。
奇怪なメイクの一人が身を乗り出して、シルエットの広げられた両脚の間から、蠕動する長い
パイプのようなものを、ゆっくりと引き抜く。シルエットの腰がピクピクと小刻みに震える。
蠕動するパイプの丸く膨らんだ先端から、粘液のようなものが糸を引いてこぼれ落ちる。

「この娘もそのひとり」

ウフフフフ、と妖しく笑いながら起き上がるシルエット。
緑色の昆虫の複眼と真っ赤な触覚を持った、若い女らしき顔のアップ。

「《蜂女》である」

ショッキングなSEとともに浮かび上がるタイトルバック
『怪異!蜂女』






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