1 名前:白夜φ ★ mailto:sage [2010/05/22(土) 00:53:33 ID:???] 金大が器官の構造解明 磁場感知する細菌 2010年5月18日 独自開発の顕微鏡使う 『投薬に応用期待』 金沢大は十七日、地球の磁場を感知する細菌の器官の構造を世界で初めて明らかにしたと 発表した。研究論文は既に米科学誌「米科学アカデミー紀要」電子版(三日)に掲載済み。 理工研究域自然システム学系の福森義宏教授は「新たな投薬に応用できるかもしれない」 としている。(山本真士) 一部の細菌は、磁気を帯びた微粒子(一粒五十ナノメートル程度、 一ナノメートルは十億分の一メートル)が連なる細胞小器官(オルガネラ)を持つ。 一部細菌はこの器官を方位磁石のように使い、体の向きを調整する。 この器官の存在は知られていたが、細かな構造は不明だった。 同大によると、同研究域数物科学系の安藤敏夫教授が開発した生きた状態で細菌を見られる 原子間力顕微鏡で器官を観察。スキャンの速さや解像度が通常の原子間力顕微鏡に比べて 格段に向上したため、微粒子がタンパク質の殻に覆われていることなどが明らかになった。 研究に携わった福森教授は「鳥や魚が地球の磁場を感じる仕組みの解明に前進した」 と意義を強調。さらに「薬を付けたオルガネラを人体に投与し、磁石で患部へ集める治療法が 開発されるかもしれない」と期待する。 ▽記事引用元 www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010051802000143.html 中日新聞(www.chunichi.co.jp/ ) 【上】電子顕微鏡で見た磁性細菌【下】原子間力顕微鏡で見た磁性細菌の器官 =いずれも金沢大提供 www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/images/PK2010051802100058_size0.jpg ▽関連リンク PNAS Visualization and structural analysis of the bacterial magnetic organelle magnetosome using atomic force microscopy www.pnas.org/content/107/20/9382.abstract
11 名前:名無しのひみつ mailto:sage [2010/05/22(土) 16:08:56 ID:KJq0Z1aq] 嬉しいな。安藤先生はAFMのとっても偉い先生だよ。