- 693 名前:名無しさん@ソウルいっぱい。 [2008/11/02(日) 07:45:40 ID:MQge/Hv/.net]
- 続きです。
自信もって出来る曲、好きな曲を50曲くらいリストにして持って行った のでジガブーとギターの彼がその中から順次選んでいった。 「俺たちだって過去の曲全部出来る訳じゃないからよ、お互いできる曲を やっていこう」バリバリの南部訛りの英語でジガブーが言った。 一曲目からパワー全開!CDで聞き馴染んだあのタメの効きまくったリズムだった。 特にバスドラとスネアのタイミングやアクセントの強弱、絶妙なところで スコッと抜けるグルーブのうねり、最高です。 最初は胃が痛くなるくらい緊張してたんだけど、演奏し始めたら笑いが込み上げて 来るくらい気持ちよくなって来た。 彼のソロや昔のMetersなど、15曲くらいかな?知っている曲でもアレンジが 変ってるのでそれに付いて行くのに集中した。 最初の予定だと一時間のオーデション、ってことだったのに三人で夢中になって ソロを回したり延々とインプロヴァイズしているうちに二時間経過。 マネージャのお姉さんが「もうそろそろやめたら?次の人まってるよ」 ってことで終了。 スタジオの外では友達や次のオーデションを待つベース弾きなどが 「凄かったじゃん!良かったー!」って盛り上がって様子。嬉しかったな。 ジガブーのドラムの凄いところは音を入れるよりも抜く感じでグルーブ してるんですよね。休符なのに音が聞こえててそれがアクセントになってる。 音だって下手なハードロックドラマーよりも強力でその強い打音の間に微妙な 音が鳴っていたり、あれは演奏技術ってよりも本能に近いじゃないかな。 なんだか夢心地な2時間だった。ベースの神様が降りてきて笑いながら一緒に 演奏しているみたいだったよ。 で、オチですけど、オーデションの結果は不採用でした(涙)彼らが探してるのは今風の5,6弦ベース に派手なスラップ系のベースだったらしくて、そう人達の対極にいるような僕は無理な ようでした。 それにしても楽しめた演奏だった。上手い人をやると自分が上手くなったように引っ張られ るんだね。 長文しつれいしました。
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